JPH05242547A - 磁気光学ヘッド - Google Patents

磁気光学ヘッド

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JPH05242547A
JPH05242547A JP25794892A JP25794892A JPH05242547A JP H05242547 A JPH05242547 A JP H05242547A JP 25794892 A JP25794892 A JP 25794892A JP 25794892 A JP25794892 A JP 25794892A JP H05242547 A JPH05242547 A JP H05242547A
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敏久 出口
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賢司 太田
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明 高橋
Hideyoshi Yamaoka
秀嘉 山岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気光学情報を損なうことなく、かつ、光ス
ポットの制御用信号をも精度よく得ることができる磁気
光学ヘッドを提供する 【構成】半導体レーザ11、集光レンズ12、偏光子1
3、楕円レーザ光を円形に変換する成形プリズム14、
ビームスプリッタ15、対物レンズ16、光磁気ディス
ク17、磁気光学回転角を増大させかつ反射情報光を制
御用と情報用とに分割するビームスプリッタ18、各光
検出器21、22上に反射光を集光するためのスポット
レンズ19、検光子20、制御信号用光検出器21、情
報信号用光検出器22で構成される。また、23は記録
あるいは消去時にレーザ光照射領域に所定の磁界を印加
する永久磁石である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ビームを用いて情報の
記録・再生・消去を行う光磁気記憶装置の磁気光学ヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、垂直磁化膜を記憶媒体とし、He
−Neレーザ、Arレーザ、半導体レーザ等のレーザ光
を用いて光学的に記録、再生、消去を行う装置の研究開
発が活発である。この方式を磁気ディスク、磁気ドラ
ム、磁気テープ等の装置に利用した場合、従来の磁気ヘ
ッドによる記録、再生、消去方式に比較して、ヘッドの
先端と記憶媒体との間に約1mm程度の間隔を設けるこ
とができるので、塵埃等によるヘッドの汚染あるいはヘ
ッドクラッシュの心配がないという大きなメリットがあ
る。
【0003】さて、一般に高密度記憶が可能な光メモリ
装置における記録ビット寸法は1μm程度である。その
ため、光ビームを微小スポットに絞り込むと同時に光ス
ポットの大きさを一定に保ち、かつ、該光スポットを情
報ビット上に正確にトレースさせるためのサーボシステ
ムが必要になる。
【0004】図5は従来の情報ピットによる光ビームの
回折効果を利用して情報を再生する再生専用の光学式ビ
デオディスクにおける光ヘッド部の基本的な構成の一例
を示すものである。同図において、符号1はレーザ装
置、2は偏光ビームスプリッタ、3は1/4波長板、4
は対物レンズ、5は記憶ディスク、6はスポットレン
ズ、7は光検出器であり、この光検出器7は光スポット
の位置を制御するための信号を得るために種々の素子構
成がとられる。またこの光検出器7は上述の制御用信号
を得るとともに情報信号をも得るようになっている。
【0005】以上のような従来型光学式ビデオディスク
用光学ヘッドを光磁気記憶装置用の磁気光学ヘッドに応
用することは可能である。図6にその一例を示す。図5
と同等の光学素子は同一番号にて示した。光学式ビデオ
ディスクと異なる点は情報の再生原理の違いにより、ス
ポットレンズ6と光検出器7との間に検光子8が設けら
れる点と、1/4波長板3の代わりに偏光子9が入る点
と、偏光ビームスプリッタ2の代わりにハーフミラー的
な機能をもつビームスプリッタが用いられる点である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構成にお
ける問題点は、光磁気再生では反射情報光の偏光の微小
角の回転を検知しなければならないことにある。つま
り、情報信号を得る場合には検光子8の透過軸が反射情
報光の偏光方位に対して直角に近い状態で設定されるた
め、光検出器7に到達する光量は、前記光学式ビデオデ
ィスクに比較してはるかに少なくなる。このため、光検
出器7より得られる制御用信号(フォーカスエラー信
号、トラッキングエラー信号)を精度よく得ることが著
しく困難になるという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、上記のごとき磁気光学
ヘッドに関する問題点を改善すべく考えられたものであ
って、磁気光学情報を損なうことなく、かつ、光スポッ
トの制御用信号をも精度よく得ることができる磁気光学
ヘッドを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は垂直磁気異方性を有する磁性薄膜を記録媒
体とし、該記録媒体へのレーザビームの照射により情報
の記録・再生・消去を行う磁気光学記憶装置の磁気光学
ヘッドにおいて、前記記録媒体へレーザビームの偏光を
導くとともに前記記録媒体で影響を受けた後のレーザビ
ームの偏光を2つの光路に分岐するとともに、磁気光学
回転角を増大させる偏光特性をもった光学的手段と、該
光学的手段によって2つの光路に分岐された光の光路上
に配置された2つの光検出器を備え、前記2つの光検出
器によって前記記録媒体に記録された情報の検出及びレ
ーザビームを前記記録媒体の所定の位置に導くための制
御信号の検出を行うように成したことを特徴とする磁気
光学ヘッドである。
【0009】
【作用】情報信号用と制御信号用の光検出器を分離し、
かつ、反射情報光を2分する素子として特別な偏光特整
をもつビームスプリッタを用いれば、情報信号の劣化を
伴わないで制御用信号の品質の改善を行うことができ
る。一方、検光子を上記分離に用いた場合には、再生光
学系を複雑にすることなく、品質の良い制御用信号が得
られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る磁気光学ヘッドの実施例
を図面をもとに説明する。
【0011】図1は本発明に係る一実施例を示す構成図
である。図において符号11は記録、再生、消去時に射
出するレーザ光を強度変調できる半導体レーザ、12は
集光レンズ、13は偏光子、14は楕円レーザ光を円形
に変換する成形プリズム、15はビームスプリッタ、1
6は対物レンズ、17は光磁気ディスク、18は磁気光
学回転角を増大させかつ反射情報光を制御用と情報用と
に分割するビームスプリッタ、19は各光検出器21、
22上に反射光を集光するためのスポットレンズ、20
は検光子、21は制御信号用光検出器、22は情報信号
用光検出器である。また、23は記録あるいは消去時に
レーザ光照射領域に所定の磁界を印加する永久磁石であ
り、該磁石23は図示しない駆動機構により磁界を反転
できる。上記対物レンズ16は上記制御信号用光検出器
21で得られる信号により、フォーカス方向・トラック
方向に図示しない機構により駆動制御され、光スポット
を所定位置に結ばせるものである。
【0012】次ぎに図1のヘッド構成による光学的作用
について説明する。図2は情報光の偏光状態を示すベク
トル図である。半導体レーザ11から射出されたビーム
はP偏光の状態で光磁気ディスク17に照射される。そ
して該光磁気ディスク17より反射されたビームは光磁
気ディスク17上の微小状態の磁化状態に応じて磁気光
学効果を受ける結果、磁気媒体のカー回転角±αだけ回
転したR+あるいはR-のいずれかの偏光となる。いま、
ビームスプリッタ18の偏光特性をRS>RP(RS:S
偏光に対するエネルギ反射率、RP:P偏光に対するエ
ネルギ反射率)とすると、情報信号用光検出器22側に
反射される偏光はそれぞれ磁気光学回転角はβに増大さ
れて、R+´、R-´となることは明らかである。一方、
制御信号用光検出器21の側に透過する光量は、ビーム
スプリッタ18に到達する光量の約TP倍(TP:P偏光
エネルギ透過率)になる。
【0013】一例として、RP=0.4、RS=0.99
7、TP=0.6、TS=0.03の偏光特性を有するビ
ームスプリッタ18によれば磁気光学回転角は約1.5
倍に増大され、また、制御用信号は検出系側に反射され
てくる光量の約60%を利用することができる。この結
果、情報信号の品質が改善されるとともに制御信号用光
検出器21には十分な光量が与えられるため品質のよい
制御信号が得られる。また、情報信号用光検出器22に
微弱光検出用のAPD(AvalanchePhoto
Diode)を用いることにより本発明の効果がさら
に強調される。
【0014】なお、本発明による効果は図1に示した実
施例に限定されるものではなく利用するレーザ装置の特
性により偏光子13、成形プリズム14を略することが
可能な場合には、光磁気ディスクに入射する偏光の主成
分がS波となるような構成も採れる。この場合に本発明
による効果を得るには情報信号用光検出器22をビーム
スプリッタ18の透過側に制御信号用光検出器21を反
射側に配置すれば上述と同様な効果が得られる。
【0015】図3は、本発明に係る他の実施例を示す構
成図である。なお図中、図1と同一のものは同一符号で
示した。この構成によれば従来の磁気光学再生において
廃棄されていた検光子の反射光を制御信号に用いること
ができ、構成部品を減少させ得ること並びに制御信号光
の光強度をさらに大きくできて品質のより制御信号が得
られるものである。図中に示した符号24は1/2波長
板であり情報光を検波する場合に検光子を回転させると
制御信号用光検出器21を同様に回転させる必要がない
ように設置されたものであり、検光子20に入射する偏
光を任意に設定できる。この構成において検光子20の
反射側に情報信号用光検出器22を、透過側に制御信号
用光検出器21を配置しても差し支えない。
【0016】次に、上記磁気光学ヘッド及び磁気ディス
クを用いて画像情報を記録・再生するシステムについて
説明する。図4はそのシステム構成図である。白黒の画
像データを入力するのに白黒テレビカメラCを使用す
る。カメラCの映像信号を1フレーム分実時間でA−D
変換してフレームメモリRAMに記憶する。解像度は5
12画素/ライン(サンプリング周波数約10MH
z)、480ライン/フレームとし、階調は8ビット/
画素でフレームメモリRAMに入力する。こうしてフレ
ームメモリRAMに記憶されたデータはテレビ画面上の
x方向の同期を水晶発信子によるクロックで、y方向の
同期をディスク駆動用モータMに直結した周波数発生器
FGから得られるクロックを用いて読み出されMFM方
式で変調される。この信号によって磁気光学ヘッドPの
半導体レーザを直接変調して光磁気ディスクDに情報記
録される。ディスクDと磁気光学ヘッドPとの位置制御
はフォーカスサーボと凹凸ガイドトラックによるトラッ
クサーボによる。
【0017】一方、磁気光学ヘッドPにて再生された信
号はMFMで復調され復調信号がフレームメモリRAM
に記憶される。このフレームメモリRAMに記憶された
データを連続的に繰り返して読み出してD/A変換しテ
レビモニタに表示する。以上のようにして画像情報の再
生が行われる。
【0018】以上のシステムで敢えてフレームメモリR
AMを介して画像情報の記憶・再生を行ったのは、光磁
気ディスクでは高速の記録・再生が行えないので周波数
変換のために用いたものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明した磁気光学ヘッドによれば情
報信号用と制御信号用の光検出器を分離し、かつ、反射
情報光を2分する素子として特別な偏光特整をもつビー
ムスプリッタを用いれば、情報信号の劣化を伴わないで
制御用信号の品質の改善を行うことができる。一方、検
光子を上記分離に用いた場合には、再生光学系を複雑に
することなく、品質の良い制御用信号が得られるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気光学ヘッドの一実施例の構成
図である。
【図2】情報光のベクトル図である。
【図3】本発明に係る磁気光学ヘッドの他の実施例の構
成図である。
【図4】光磁気ディスクを用いた画像情報記録再生シス
テムの構成図である。
【図5】従来の光学式ビデオディスク用光ヘッドの構成
図である。
【図6】従来の磁気光学ヘッドの構成図である。
【符号の説明】
1 レーザ装置 2 偏光ビームスプリッタ 3 1/4波長板 4、16 対物レンズ 5 記憶ディスク 6、19 スポットレンズ 7 光検出器 8、20 検光子 9、13 偏光子 10 ビームスプリッタ 11 半導体レーザ 12 集光レンズ 14 成形プリズム 15 ビームスプリッタ 17 光磁気ディスク 18 ビームスプリッタ 21 制御信号用光検出器 22 情報信号用光検出器 23 永久磁石 24 1/2波長板
フロントページの続き (72)発明者 山岡 秀嘉 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直磁気異方性を有する磁性薄膜を記録
    媒体とし、該記録媒体へのレーザビームの照射により情
    報の記録・再生・消去を行う磁気光学記憶装置の磁気光
    学ヘッドにおいて、 前記記録媒体へレーザビームの偏光を導くとともに前記
    記録媒体で影響を受けた後のレーザビームの偏光を2つ
    の光路に分岐するとともに、磁気光学回転角を増大させ
    る偏光特性をもった光学的手段と、 該光学的手段によって2つの光路に分岐された光の光路
    上に配置された2つの光検出器を備え、 前記2つの光検出器によって前記記録媒体に記録された
    情報の検出及びレーザビームを前記記録媒体の所定の位
    置に導くための制御信号の検出を行うように成したこと
    を特徴とする磁気光学ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58128037A (ja) * 1982-01-22 1983-07-30 Sharp Corp 磁気光学ヘツド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58128037A (ja) * 1982-01-22 1983-07-30 Sharp Corp 磁気光学ヘツド

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