JPH0524237A - ライン型サーマルプリントヘツドにおける反り寸法の設定方法 - Google Patents

ライン型サーマルプリントヘツドにおける反り寸法の設定方法

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JPH0524237A
JPH0524237A JP18253791A JP18253791A JPH0524237A JP H0524237 A JPH0524237 A JP H0524237A JP 18253791 A JP18253791 A JP 18253791A JP 18253791 A JP18253791 A JP 18253791A JP H0524237 A JPH0524237 A JP H0524237A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライン型サーマルプリントヘッドにおいて、
これに予め長手方向に沿って湾曲状の反りを付与する場
合に、その反り寸法を任意に設定できるようにする。 【構成】 発熱抵抗体2を備えたセラミック製のヘッド
基板1を、金属製の放熱板3に対して、その長手方向に
沿っての略中央に部分的に塗布した接着剤Aを介して接
着し、この接着にてサーマルプリントヘッドが長手方向
に沿って湾曲状に反り変形するときの反り寸法eを、前
記接着剤Aにおけるサーマルプリントヘッドの長手方向
に沿っての塗布長さ寸法Sを増減することによって設定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ又はプリ
ンタ等に使用されるサーマルプリントヘッドのうちライ
ン型サーマルプリントヘッドにおいて、これに予め長手
方向に沿って湾曲状の反りを付与する場合に、その反り
寸法を任意の値に設定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のライン型サーマルプリ
ントヘッドは、例えば、特開平2−292055号公報
又は特開平2−292056号公報等に記載され、且
つ、図4及び図5に示すように、上面に発熱抵抗体2を
一直線のライン状に形成したセラミック製のヘッド基板
1を、アルミ等の金属製の放熱板3の表面に対して接着
剤にて接着すると言う構成にしている。なお、図4にお
いて符号4は駆動用ICを、符号5はフレキシブル回路
基板を、符号6はカバー体を、符号7をプラテンを各々
示す。
【0003】ところで、この種のライン型サーマルプリ
ントヘッドは、その発熱抵抗体が発熱すると、セラミッ
ク製のヘッド基板1と金属製の放熱板3との間における
熱膨張差のために、当該サーマルプリントヘッドにおけ
る長手方向の両端部がプラテン7に接近しサーマルプリ
ントヘッドにおける長手方向の中央部がプラテン7から
離れる形態、つまり、プラテン7に対して凹型の湾曲状
に反り変形する傾向を呈することになる。
【0004】そこで、このことに加えて、このサーマル
プリントヘッドをファクシミリ等に対して装着したとき
において、サーマルプリントヘッドに対する押圧力及び
サーマルプリントヘッドにおける剛性等を考慮して、前
記ライン型サーマルプリントヘッドには、予め、図5に
示すように、当該サーマルプリントヘッドにおける長手
方向の両端部がプラテン7から離れサーマルプリントヘ
ッドにおける長手方向の中央部がプラテン7に接近する
形態、つまり、プラテン7に対して凸型の湾曲状を呈す
る形態の反りを付与し、この凸型の湾曲状を呈する反り
を付与した状態でファクシミリ等に装着するようにして
いる。
【0005】そして、従来、サーマルプリントヘッド
に、前記したように、凸型の湾曲状を呈する反りを予め
付与するには、金属製の放熱板3を、当該放熱板3に対
してヘッド基板1を接着する前において、プラテン7に
対して凸型の湾曲状となるように強制的に塑性変形する
ことによって、所定の反り寸法eに設定するようにして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このサーマル
プリントヘッドに、予め、凸型の湾曲状を呈する反りを
付与しておく場合において、その反り寸法eには、サー
マルプリントヘッドにおける長さ寸法及びファクシミリ
等の機種に応じて適性値が存在するものであり、換言す
ると、前記初期に付与するときの反り寸法eは、サーマ
ルプリントヘッドにおける長さ寸法及び当該サーマルプ
リントヘッドを使用するファクシミリ等の機種に応じて
変化するものである。
【0007】従って、従来のように、放熱板を強制的に
塑性変形する方法であると、凸型の湾曲状に塑性変形す
るときにおける湾曲率を変えた放熱板を、長さ寸法及び
機種が変わることに応じて幾種類も製作するようにしな
ければならず、その製造に多大の手数と、厳格な寸法管
理とを必要とするから、サーマルプリントに対して所定
反り寸法の反りを付与しておくことに要するコストが大
幅にアップすると言う問題があった。
【0008】本発明は、金属製の放熱板に対してセラミ
ック製のヘッド基板を接着剤によって接着して成るサー
マルプリントヘッドは、前記放熱板に対してヘッド基板
を接着剤にて接着することによって、プラテンに対して
凸型の湾曲状に反り変形するものであり、しかも、この
反り変形の度合いは、前記接着剤におけるサーマルプリ
ントヘッドの長手方向に沿っての塗布長さ寸法に比例す
るものである点に着目し、このことを利用して、前記の
問題を解消することを技術的課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、上
面に発熱抵抗体を一直線のライン状に形成したセラミッ
ク製のヘッド基板を、アルミ等の金属製の放熱板の表面
に対して、その長手方向に沿っての略中央に部分的に塗
布した接着剤を介して接着して成るライン型サーマルプ
リントヘッドにおいて、前記の接着にてサーマルプリン
トヘッドが長手方向に沿って湾曲状に反り変形するとき
の反り寸法を、前記接着剤におけるサーマルプリントヘ
ッドの長手方向に沿っての塗布長さ寸法を増減すること
によって設定することを特徴とするものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図3の図面に
ついて説明する。この図において符号1は、セラミック
にて長さLに形成したヘッド基板を示し、その上面には
発熱抵抗体2が一直線のライン状に延びるように形成さ
れている。
【0011】符号3は、アルミ製の放熱板を示し、この
放熱板3の上面に対して、前記ヘッド基板1を、これら
長手方向に沿っての略中央において長さSにわたって部
分的に塗布した加熱硬化型接着剤Aを介して接着する。
この加熱硬化型接着剤Aによる接着に際しては、前記ヘ
ッド基板1及び放熱板3のうちいずれか一方又は両方に
前記加熱硬化型接着剤Aを塗布して、その両者を常温で
貼り合わせたのち、適宜温度に加熱することによって、
前記加熱硬化型接着剤Aを硬化するのであるが、前記セ
ラミック製ヘッド基板1における熱膨張率と、アルミ製
放熱板3における熱膨張率との間に、アルミ製放熱板3
における熱膨張率の方が大きいと言う熱膨張差が存在す
るから、前記のように適宜温度に加熱することによって
加熱硬化型接着剤Aを硬化したあとにおいて常温まで冷
却したとき、サーマルプリントヘッドは、そのヘッド基
板1と放熱板3との間における熱膨張差のために、図2
に二点鎖線で示すように、その長手方向に沿って湾曲状
に反り変形することになり、しかも、その反り変形は、
プラテンに対して凸型になる。
【0012】この場合において、本発明者が、長さLが
230mmのサーマルプリントヘッドについて、前記加
熱硬化型接着剤Aの塗布長さ寸法Sが、前記の反り変形
に及ぼす影響について実験したところ、前記のように反
り変形するときの反り寸法eは、図3に曲線で示すよう
に、前記加熱硬化型接着剤Aの塗布長さ寸法Sに略比例
するものであることが判った。
【0013】従って、サーマルプリントヘッドが前記加
熱硬化型接着剤Aを使用しての接着によって図2に二点
鎖線で示すように、プラテンに対して凸型の湾曲状に反
り変形するときの反り寸法eは、前記加熱硬化型接着剤
Aの塗布長さ寸法Sを長くすると大きくなり、前記加熱
硬化型接着剤Aの塗布長さ寸法Sを短くすると小さくな
るから、前記反り寸法eを、前記加熱硬化型接着剤Aの
塗布長さ寸法Sの増減によって、任意の値に設定するこ
とができるのである。
【0014】また、本発明者の実験によると、セラミッ
ク製ヘッド基板1をアルミ製放熱板3に対して接着する
ときの接着剤として常温硬化型接着剤を使用した場合に
おいても、図6に示すように、前記加熱硬化型接着剤を
使用した場合と略同様の傾向を呈するものであったこと
から、本発明は、接着剤として加熱硬化型接着剤を使用
する場合に限らず、常温硬化型接着剤を使用する場合に
も適用できるのである。
【0015】
【発明の作用・効果】このように本発明によると、サー
マルプリントヘッドに、予め、プラテンに対して凸型に
湾曲する反りを付与することが、当該サーマルプリント
ヘッドにおけるヘッド基板を放熱板に対して接着剤を使
用して接着することによって達成できるものでありなが
ら、その反り寸法を、前記接着剤におけるサーマルプリ
ントヘッドの長手方向に沿っての塗布長さ寸法を増減す
ることによって、任意に設定することができ、換言する
と、前記接着剤の塗布長さの増減によって、任意の反り
寸法に設定することができ、前記従来のように、放熱板
を所定の反り寸法を有する湾曲状に塑性変形することを
必要としないから、サーマルプリントヘッドに予め所定
反り寸法の反りを付与することに要するコストを大幅に
低減できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるサーマルプリントヘッド
を分解した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例によるサーマルプリントヘッド
の斜視図である。
【図3】加熱硬化型接着剤の接着長さ寸法と反り寸法と
の関係を示す図である。
【図4】サーマルプリントヘッドをプラテンに対して装
着した状態の縦断正面図である。
【図5】図4の右側面図である。
【図6】常温硬化型接着剤の接着長さ寸法と反り寸法と
の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ヘッド基板 2 発熱抵抗体 3 放熱板 A 接着剤

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】上面に発熱抵抗体を一直線のライン状に形
    成したセラミック製のヘッド基板を、アルミ等の金属製
    の放熱板の表面に対して、その長手方向に沿っての略中
    央に部分的に塗布した接着剤を介して接着して成るライ
    ン型サーマルプリントヘッドにおいて、前記の接着にて
    サーマルプリントヘッドが長手方向に沿って湾曲状に反
    り変形するときの反り寸法を、前記接着剤におけるサー
    マルプリントヘッドの長手方向に沿っての塗布長さ寸法
    を増減することによって設定することを特徴とするライ
    ン型サーマルプリントヘッドにおける反り寸法の設定方
    法。
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DE2946614A1 (de) * 1979-02-16 1980-08-28 Kawasaki Kasei Chemicals Verfahren zur verhinderung von krustenbildung
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