JPH05241743A - プリンタデータ送受信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字データの通信に要するホストマシンのＣ
ＰＵ時間の占有をなくし、ホストマシンをその他の作業
に使用できるようにする。 【構成】 ホストマシン２はアクセスＩ／Ｏ域１３にプ
リンタ装置１からの外部記憶装置３に対するアクセスを
禁止しするフラグを書き込んだ後に印字データ１２と印
字データファイル域１１に印字ファイル名および所在デ
ータを作成し、その後、アクセスＩ／Ｏ域１３にプリン
タ装置１からの外部記憶装置３に対するアクセスを許可
するフラグを書き込む。外部記憶制御部１４はアクセス
Ｉ／Ｏ域１３にホストマシン２からの外部記憶装置３に
対するアクセスを禁止するフラグを書き込んだ後に所在
データを読み出してこの所在データを外部記憶データ読
出し部１５に教える。外部記憶データ読出し部１５は所
在データを基にして印字データ１２を読み出して印字出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はプリンタデータ送受信方
式に関し、特に印字データを外部記憶装置を介して送受
信するプリンタデータ送受信方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のプリンタデータ送受信方
式では、プリンタ装置が印字データを受信する際にホス
トマシンが介入してホストマシンがデータを順次送信処
理するようになっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような従来のプリ
ンタデータ送受信方式では、印字データをプリンタ装置
に転送している間、ホストマシンが印字データの通信に
ＣＰＵ時間を占有され、その他の作業にホストマシンが
使用できないという欠点があった。

【０００４】本発明の目的は、上述の点に鑑み、印字デ
ータの通信に要するホストマシンのＣＰＵ時間の占有を
なくし、ホストマシンをその他の作業に使用できるよう
にしたプリンタデータ送受信方式を提供することにあ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のプリンタデータ
送受信方式は、ホストマシンおよびプリンタ装置からア
クセス可能な外部記憶装置と、この外部記憶装置内に作
成され印字データの所在場所を特定するデータを格納す
る印字データファイル域と、前記外部記憶装置内に作成
されホストマシンまたはプリンタ装置に対するアクセス
条件を表すフラグを格納するアクセスＩ／Ｏ域と、前記
アクセスＩ／Ｏ域のフラグに基づいて前記外部記憶装置
に格納されている印字データを読み出す指示を出力する
外部記憶装置制御部と、前記外部記憶装置制御部からの
指示に基づいて前記外部記憶装置内に格納されている印
字データを読み出す外部記憶データ読出し部とを有す
る。

【０００６】

【作用】本発明のプリンタデータ送受信方式では、外部
記憶装置がホストマシンおよびプリンタ装置からアクセ
ス可能であり、印字データファイル域が外部記憶装置内
に作成され印字データの所在場所を特定するデータを格
納し、アクセスＩ／Ｏ域が外部記憶装置内に作成されホ
ストマシンまたはプリンタ装置に対するアクセス条件を
表すフラグを格納し、外部記憶装置制御部がアクセスＩ
／Ｏ域のフラグに基づいて外部記憶装置に格納されてい
る印字データを読み出す指示を出力し、外部記憶データ
読出し部が外部記憶装置制御部からの指示に基づいて外
部記憶装置内に格納されている印字データを読み出す。

【０００７】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。

【０００８】図２は、本発明のプリンタデータ送受信方
式が適用される印字システムの構成を示すブロック図で
ある。この印字システムは、外部記憶装置制御部１４，
外部記憶データ読出し部１５，解析部１６，データ展開
部１７，印字制御部１８，描画メモリ１９およびプリン
タエンジン２０からなるプリンタ装置１と、ホストマシ
ン２と、外部記憶装置３と、外部記憶装置４とから構成
されている。

【０００９】ホストマシン２は、外部記憶装置３に対し
て印字データ１２（図１を参照）および制御データを送
る（詳細は、後述する）。

【００１０】外部記憶装置３は、２以上のインターフェ
ースを持つ記憶装置でホストマシン２およびプリンタ装
置１に接続され、プリンタ装置１が印字するホストマシ
ン２から送られてくる印字データ１２を格納する。

【００１１】外部記憶装置４は、ホストマシン２に接続
され、プリンタ装置１が印字する印字データ１２を格納
する場合を除き、ホストマシン２がアプリケーションプ
ログラム等を処理するために使用される。

【００１２】外部記憶装置制御部１４は、外部記憶装置
３から印字データ１２を読み出すタイミグを外部記憶デ
ータ読出し部１５に指示する（詳細は、後述する）。

【００１３】外部記憶データ読出し部１５は、外部記憶
装置３から印字データ１２を読み出す（詳細は、後述す
る）。

【００１４】解析部１６は、読み込んだ印字データ１２
を解析する。

【００１５】データ展開部１７は、解析部１６で解析さ
れた印字データ１２を描画メモリ１９に書き込む。

【００１６】印字制御部１８は、描画メモリ１９の印字
データ１２をプリンタエンジン２０に送出してプリンタ
エンジン２０に印字出力させる。

【００１７】描画メモリ１９は、印字出力するために整
えられた印字データ１２を格納する。

【００１８】プリンタエンジン２０は、印字制御部１８
の制御に基づいて描画メモリ１９に格納された印字デー
タ１２を紙に印字する。

【００１９】図１は、本発明の一実施例に係るプリンタ
データ送受信方式の構成を示すブロック図である。本実
施例のプリンタデータ送受信方式は、ホストマシン２
と、外部記憶装置３の中の印字データファイル域１１，
印字データ１２およびアクセスＩ／Ｏ域１３と、プリン
タ装置１の中の外部記憶装置制御部１４および外部記憶
データ読出し部１５とから構成されている。

【００２０】ホストマシン２は、印字データ１２を外部
記憶装置３に作成するとき、アクセスＩ／Ｏ域１３にプ
リンタ装置１からの外部記憶装置３に対するアクセスを
禁止するフラグを書き込み、外部記憶装置３内に印字デ
ータ１２を作成するとともに外部記憶装置３内の印字デ
ータファイル域１１に印字ファイル名および印字データ
１２の所在場所を特定するデータ（以下、所在データと
いう）を作成する。その後、ホストマシン２は、印字デ
ータ１２を作成してしまうと、アクセスＩ／Ｏ域１３に
プリンタ装置１からの外部記憶装置３に対するアクセス
を許可するフラグを書き込む。

【００２１】印字データファイル域１１は、印字ファイ
ル名および所在データを格納する。

【００２２】印字データ１２は、プリンタ装置１に出力
する印字データである。

【００２３】アクセスＩ／Ｏ域１３は、ホストマシン２
またはプリンタ装置１からの外部記憶装置３に対するア
クセスが可能か否かのフラグを格納する。

【００２４】外部記憶装置制御部１４は、アクセスＩ／
Ｏ域１３を逐次監視していて、プリンタ装置１に対する
アクセスが許可されていると、ホストマシン２のアクセ
スを禁止する。そのとき、外部記憶装置制御部１４は、
印字データファイル域１１に印字ファイル名および所在
データが格納されていたならば、印字データファイル域
１１からこの印字ファイル名および所在データを読み出
して外部記憶データ読出し部１５に教える。また、外部
記憶装置制御部１４は、印字データ１２のすべてを印字
出力し終えたならば、印字ファイル名および所在データ
を消去した後、アクセスＩ／Ｏ域１３にホストマシン２
からの外部記憶装置３に対するアクセスを許可するフラ
グを書き込む。

【００２５】外部記憶データ読出し部１５は、所在デー
タに基づいて印字データ１２を読み出し、読み出した印
字データを解析部１６に逐次送る。

【００２６】次に、このように構成された本実施例のプ
リンタデータ送受信方式を用いたプリンタ装置１の印字
動作について図１および図２を参照しながら説明する。

【００２７】まず、ホストマシン２は、アクセスＩ／Ｏ
域１３にプリンタ装置１からの外部記憶装置３に対する
アクセスを禁止するフラグを書き込み、外部記憶装置３
内にプリンタ装置１に合った言語または制御コードを用
いて印字データ１２を作成するとともに、外部記憶装置
３内の印字データファイル域１１に印字ファイル名およ
び所在データを作成する。その後、ホストマシン２は、
印字すべき印字データ１２を外部記憶装置３に作成し終
わったならば、アクセスＩ／Ｏ域１３にプリンタ装置１
からの外部記憶装置３に対するアクセスを許可するフラ
グを書き込む。

【００２８】この時点で、ホストマシン２は、外部記憶
装置３以外の外部記憶装置４を使用して他のアプリケー
ションプログラム等を実行できるようになる。

【００２９】外部記憶装置制御部１４は、アクセスＩ／
Ｏ域１３のフラグを逐次監視していて、プリンタ装置１
からの外部記憶装置３に対するアクセスが許可されたと
認識すると、アクセスＩ／Ｏ域１３にホストマシン２か
らの外部記憶装置３に対するアクセスを禁止しするフラ
グを書き込んで、印字データファイル域１１から印字フ
ァイル名および所在データを読み出す。ここで、外部記
憶装置制御部１４は、所在データが入っていたならば、
外部記憶データ読出し部１５に印字データ１２に対する
読出し指示を出し、この所在データを教える。

【００３０】外部記憶データ読出し部１５は、所在デー
タを基にして印字データ１２を外部記憶装置３から読み
出し、読み出した印字データ１２を解析部１６に逐次送
る。

【００３１】解析部１６は、読み込んだ印字データ１２
をページ単位の印字データ１２として処理し、データ展
開部１７に渡す。

【００３２】データ展開部１７は、受け取ったページ単
位の印字データ１２を描画メモリ１９に書き込み、この
印字データ１２の描画メモリ１９への書込みが終わった
ならば、印字制御部１８に描画メモリ１９への書込みの
終了を伝える。

【００３３】書込み終了を伝えられると、印字制御部１
８は、描画メモリ１９に格納された印字データ１２をプ
リンタエンジン２０に送出してプリンタエンジン２０を
用いて印字出力する。

【００３４】プリンタ装置１が外部記憶装置３の印字デ
ータ１２のすべてを印字出力し終えたならば、外部記憶
装置制御部１４は、外部記憶装置３の印字データファイ
ル域１１の印字ファイル名および所在データを消去した
後にアクセスＩ／Ｏ域１３にホストマシン２からの外部
記憶装置３に対するアクセスを許可するフラグを書き込
む。

【００３５】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、外部記憶
装置を介して印字データの転送を行うことにより、ホス
トマシンから見て実質上の印字データの転送時間をゼロ
にし、ホストマシンを有効に使えるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係るプリンタデータ送受信
方式の構成を示すブロック図である。

【図２】本発明のプリンタデータ送受信方式が適用され
る印字システムの構成を示すブロック図である。

【符号の説明】

１ プリンタ装置 ２ ホストマシン ３ 外部記憶装置 ４ 外部記憶装置 １１ 印字データファイル域 １２ 印字データ １３ アクセスＩ／Ｏ域 １４ 外部記憶装置制御部 １５ 外部記憶データ読出し部 １６ 解析部 １７ データ展開部 １８ 印字制御部 １９ 描画メモリ ２０ プリンタエンジン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ホストマシンおよびプリンタ装置からア
   クセス可能な外部記憶装置と、 この外部記憶装置内に作成され印字データの所在場所を
   特定するデータを格納する印字データファイル域と、 前記外部記憶装置内に作成されホストマシンまたはプリ
   ンタ装置に対するアクセス条件を表すフラグを格納する
   アクセスＩ／Ｏ域と、 前記アクセスＩ／Ｏ域のフラグに基づいて前記外部記憶
   装置に格納されている印字データを読み出す指示を出力
   する外部記憶装置制御部と、 前記外部記憶装置制御部からの指示に基づいて前記外部
   記憶装置内に格納されている印字データを読み出す外部
   記憶データ読出し部とを有することを特徴とするプリン
   タデータ送受信方式。