JPH05241230A - カメラのファインダー内表示装置 - Google Patents

カメラのファインダー内表示装置

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JPH05241230A
JPH05241230A JP4044913A JP4491392A JPH05241230A JP H05241230 A JPH05241230 A JP H05241230A JP 4044913 A JP4044913 A JP 4044913A JP 4491392 A JP4491392 A JP 4491392A JP H05241230 A JPH05241230 A JP H05241230A
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movable mirror
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JP4044913A
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Kimio Uematsu
君夫 植松
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ファインダー光路内に透過率可変
型表示素子を備えたカメラのファインダー内表示装置に
関し、ミラーアップ時およびミラーダウン時におけるフ
ァインダー内の光のちらつきを確実に解消することを目
的とする。 【構成】 ファインダー光路内に透過率可変型表示素子
を備えたカメラのファインダー内表示装置において、撮
影光路内に位置し、撮影レンズ透過光をファインダーに
反射するダウン位置と、該撮影光路から退避し、ファイ
ンダー光路を遮蔽するアップ位置とを往復する可動ミラ
ーと、レリーズスイッチがオンされた後、前記可動ミラ
ーが前記アップ位置に至る前に、前記透過率可変型表示
素子を不透明状態とし、前記ダウン位置に至ってから少
なくとも所定時間、該不透明状態を維持する制御手段と
を備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファインダー光路内に
透過率可変型表示素子を備えたカメラのファインダー内
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のカメラを示すもので、こ
のカメラでは、図示しない撮影レンズを通過した撮影レ
ンズ透過光の一部は、ミラーボックス11内に配置され
る可動ミラー13の透光部15を通過して、可動ミラー
13に固定される副ミラー17で下方に反射され、焦点
検出部19に入射される。
【0003】一方、可動ミラー13で反射された撮影レ
ンズ透過光の一部は、ミラーボックス11の上開口部2
1からファインダースクリーン23を通過して、ファイ
ンダー24のペンタプリズム25に導かれ、ペンタプリ
ズム25で折曲された後、接眼レンズ27を通り、撮影
者の眼球に導かれる。
【0004】そして、可動ミラー13は、保持枠29に
より保持されており、保持枠29の一端が、ミラーボッ
クス11の側面に軸31により回動自在に支持されてい
る。ミラーボックス11の上開口部21の下端には、モ
ルトプレーン33が配置され、また、上開口部21と可
動ミラー13との間には、遮光布35が配置されてい
る。
【0005】なお、図において符号37はシャッター
を、符号39はフィルムを示している。上述したカメラ
では、撮影動作に入る前には、可動ミラー13は、図に
実線で示すように、撮影光路内に位置して撮影レンズ透
過光をファインダースクリーン23側に反射するダウン
位置に位置されている。
【0006】すなわち、この状態では、可動ミラー13
は、撮影光路に対して、例えば、45度の角度で傾斜し
て位置されている。一方、レリーズ釦が押され撮影動作
に入ると、可動ミラー13は、撮影光路から退避し、図
に二点鎖線で示すように、ファインダースクリーン23
側への光路を遮蔽するアップ位置に位置される。
【0007】すなわち、この状態では、可動ミラー13
は、モルトプレーン33に当接し、このモルトプレーン
33,保持枠29,遮光布35等により、ファインダー
スクリーン23側からの逆入光が遮蔽されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカメラでは、レリーズ釦を押してシャッター
37を切った時のファインダー24の見えが、可動ミラ
ー13をダウン位置からアップ位置にした時(以下ミラ
ーアップ時という)、およびアップ位置からダウン位置
にした時(以下ミラーダウン時という)に、可動ミラー
13のバウンドによる振動のためにちらつき、シャッタ
ー37の切れ味が悪いという印象を撮影者に与える虞れ
があった。
【0009】すなわち、従来のカメラでは、図示しない
ミラー駆動機構と可動ミラー13との間は、バネ結合さ
れており、ミラーアップ時には、可動ミラー13が、バ
ネ力によりモルトプレーン33に押圧された状態になる
が、可動ミラー13の上昇による可動ミラー13自体の
運動量の大きさにより、バネ力に抗して可動ミラー13
がバウンドし振動する。
【0010】一方、ミラーダウンは、ミラー駆動機構が
ミラー上昇工程から反転して、ダウン位置に戻る際に、
可動ミラー13を直接付勢するダウンバネにより行われ
るが、可動ミラー13の下降による可動ミラー13自体
の運動量の大きさにより、バネ力に抗して可動ミラー1
3がバウンドし振動する。
【0011】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、ミラーアップ時、および、ミラー
ダウン時におけるファインダー内の光のちらつきを確実
に解消することができるカメラのファインダー内表示装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1のカメラのファ
インダー内表示装置は、ファインダー光路内に透過率可
変型表示素子を備えたカメラのファインダー内表示装置
において、撮影光路内に位置し、撮影レンズ透過光をフ
ァインダーに反射するダウン位置と、該撮影光路から退
避し、ファインダー光路を遮蔽するアップ位置とを往復
する可動ミラーと、レリーズスイッチがオンされた後、
前記可動ミラーが前記アップ位置に至る前に、前記透過
率可変型表示素子を不透明状態とする制御手段とを有す
るものである。
【0013】請求項2のカメラのファインダー内表示装
置は、ファインダー光路内に透過率可変型表示素子を備
えたカメラのファインダー内表示装置において、撮影光
路内に位置し、撮影レンズ透過光をファインダーに反射
するダウン位置と、該撮影光路から退避し、ファインダ
ー光路を遮蔽するアップ位置とを往復する可動ミラー
と、レリーズスイッチがオンされた後、前記可動ミラー
が前記ダウン位置に至ってから少なくとも所定時間、前
記透過率可変型表示素子を不透明状態とする制御手段と
を有するものである。
【0014】請求項3のカメラのファインダー内表示装
置は、ファインダー光路内に透過率可変型表示素子を備
えたカメラのファインダー内表示装置において、撮影光
路内に位置し、撮影レンズ透過光をファインダーに反射
するダウン位置と、該撮影光路から退避し、ファインダ
ー光路を遮蔽するアップ位置とを往復する可動ミラー
と、レリーズスイッチがオンされた後、前記可動ミラー
が前記アップ位置に至る前に、前記透過率可変型表示素
子を不透明状態とし、前記ダウン位置に至ってから少な
くとも所定時間、該不透明状態を維持する制御手段とを
有するものである。
【0015】請求項4のカメラのファインダー内表示装
置は、請求項2または3において、所定時間は、前記可
動ミラーが完全に静止するのに必要充分な時間であるも
のである。
【0016】
【作用】本発明のカメラのファインダー内表示装置で
は、レリーズスイッチがオンされた後、可動ミラーがア
ップ位置に至る前に、透過率可変型表示素子が不透明状
態とされ、透過率可変型表示素子により、撮影光路側か
らファインダー側への入光が阻止される。
【0017】また、可動ミラーが、ダウン位置に至って
から少なくとも所定時間、透過率可変型表示素子が不透
明状態とされ、透過率可変型表示素子により、撮影光路
側からファインダー側への入光が阻止される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は、本発明のファインダー内表示装置の
一実施例を備えたカメラを示すもので、このカメラで
は、図示しない撮影レンズを通過した撮影レンズ透過光
の一部は、ミラーボックス41内に配置される可動ミラ
ー43の透光部45を通過して、可動ミラー43に固定
される副ミラー47で下方に反射され、焦点検出部49
に入射される。
【0019】一方、可動ミラー43で反射された撮影レ
ンズ透過光の一部は、ミラーボックス41の上開口部5
1からファインダースクリーン53を通過して、ファイ
ンダー54のペンタプリズム55に導かれ、ペンタプリ
ズム55で折曲された後、接眼レンズ57を通り、撮影
者の眼球に導かれる。
【0020】そして、可動ミラー43は、保持枠59に
より保持されており、保持枠59の一端が、ミラーボッ
クス41の側面に軸61により回動自在に支持されてい
る。ミラーボックス41の上開口部51の下端には、モ
ルトプレーン63が配置されている。
【0021】しかして、この実施例では、ミラーボック
ス41の上開口部51には、ファインダー内表示装置6
5が配置されている。すなわち、ミラーボックス41の
上開口部51には、透過率可変型表示素子71とファイ
ンダースクリーン53とペンタプリズム55とを一体的
に固持(部組化)しているプリズムボックス67が配設
されている。
【0022】詳しくは、可動ミラー43側から、ファイ
ンダースクリーン53、スペーサー69、透過率可変型
表示素子71、スペーサー69、ペンタプリズム55の
順序で配置されている。
【0023】この透過率可変型表示素子71は、例え
ば、負の誘電異方性を有するゲスト・ホスト型であると
ともにコレステリック・ネマティック相転移型の液晶表
示素子、あるいはエレクトロクロミック表示素子(E
C)等により形成されている。
【0024】この透過率可変型表示素子71は、透過率
可変型表示素子71の図示しない電極部に結合されたF
PCにより、制御部に電気的に接続されている。また、
この実施例では、支持体67の接眼レンズ57側には、
シャッタースピード,絞り値,露出補正値,撮影モード
等を、後述するようにファインダー視野の下部に表示す
るTN型の液晶表示素子73が配置されている。
【0025】この液晶表示素子73の接眼レンズ57側
には、発光素子75が配置され、反対側には、液晶表示
素子73の表示内容をペンタプリズム55内に導く導光
プリズム77が配置されている。
【0026】なお、図において符号79はシャッター
を、符号81はフィルムを示しており、さらに、符号8
3は被写体輝度測定用のレンズを、符号85は測光用受
光素子を示している。
【0027】図2は、上述したファインダー内表示装置
65の表示パターンを示すもので、符号87は、ファイ
ンダー枠を示しており、ファインダー枠87内には、透
過率可変型表示素子71に表示された測距エリア89が
表示されている。
【0028】また、符号91は、ファインダー視野の下
部の表示部を示しており、この表示部91には、液晶表
示素子73により表示されたシャッタースピード,絞り
値,露出補正値,撮影モード等が表示される。
【0029】上述したカメラでは、撮影動作に入る前に
は、可動ミラー43は、図に実線で示すように、撮影光
路内に位置して撮影レンズ透過光をファインダー54に
反射するダウン位置に位置されている。
【0030】すなわち、この状態では、可動ミラー43
は、撮影光路に対して、例えば、45度の角度で傾斜し
て位置されている。一方、レリーズ釦が押され撮影動作
に入ると、可動ミラー43は、撮影光路から退避し、図
に二点鎖線で示すように、ファインダー54への光路を
遮蔽するアップ位置に位置される。
【0031】すなわち、この状態では、可動ミラー43
は、モルトプレーン63に当接されている。図3は、こ
の実施例の制御系を示すブロック図であり、符号101
は、カメラの全体的な制御を行うCPUを示している。
【0032】このCPU101には、以下述べる各種の
検知回路あるいは駆動回路が接続されている。すなわ
ち、符号103は、レリーズスイッチであり、レリーズ
釦の半押しで半押しスイッチがオンし、全押しで全押し
スイッチがオンになる。
【0033】符号105は、フィルム給送モータ駆動回
路であり、CPU101からの指示により、フィルム給
送モータ107を駆動する。符号109は、フィルム送
り検知回路であり、撮影フィルムの送り状態を検知す
る。
【0034】符号111は、シーケンスモータ113の
駆動回路であり、CPU101からの指示により、シー
ケンスモータ113を駆動する。シーケンスモータ11
3は、逆転で可動ミラー43をアップさせ、正転で可動
ミラー43をダウンさせるが、それぞれの作動終了段階
で、シーケンスモータ停止スイッチ115が閉じるよう
に構成されており、シーケンスモータ停止スイッチ11
5からの信号によりシーケンスモータ113が停止され
る。
【0035】符号117は、シャッター79の後幕の走
行の完了により露光が完了したことを示す後幕走行完了
信号を出力する後幕走行完了スイッチである。符号11
9は測距回路を、符号121は測光回路を、符号123
は液晶表示素子駆動回路を示している。
【0036】すなわち、CPU101は、焦点検出部1
25の検出信号を、測距回路119で処理して得られた
距離信号、および、測光検出部127の検出信号を測光
回路121で処理して得られた被写体輝度信号を入力
し、図示しない絞り,シャッター等の駆動機構に制御信
号を出力する。
【0037】そして、同時に、液晶表示素子駆動回路1
23に、測距エリア,シャッタースピード,絞り値等の
表示信号を出力する。液晶表示素子駆動回路123は、
スタティック駆動部129とデューティダイナミック駆
動部131とからなり、スタティック駆動部129は、
測距エリア89パターンを表示する透過率可変型表示素
子71を駆動し、一方、デューティダイナミック駆動部
131は、シャッタースピード,絞り値等を表示する液
晶表示素子73を駆動する。
【0038】図4ないし図6は、この実施例のファイン
ダー内表示装置65の動作を示すフローチャートであ
る。先ず、レリーズ釦の半押しスイッチがオンされ、こ
れにより測光,測距等の各検出部および演算,制御部に
給電が行われ、CPU101による制御が行われる(ス
テップS1)。
【0039】この後、液晶表示素子駆動回路123によ
り、透過率可変型表示素子71および液晶表示素子73
に所定の表示が行われる(ステップS2)。次に、レリ
ーズ釦の全押しスイッチがオンされ(ステップS3)、
この後、所定時間ディレイの計数が行われる(ステップ
S4)。
【0040】所定時間経過後に、透過率可変型表示素子
71および液晶表示素子73の表示が消灯され、同時に
透過率可変型表示素子71が、不透明状態にされる(ス
テップS5)。
【0041】この後、チャージ完了状態にあるシャッタ
ー79の先幕,後幕を係止するためのマグネットに通電
が行われ、ミラーアップに伴ってチャージ状態を保持し
ていた保持部材が、退避した後の両幕の保持を開始する
(ステップS6)。
【0042】次に、シーケンスモータ113が逆転を開
始し、可動ミラー43が上昇され、同時に図示しないレ
ンズ内絞りも設定絞りまで駆動される(ステップS
7)。この後、ミラーアップ完了時にオンするシーケン
スモータ停止スイッチ115のオン,オフが判断される
(ステップS8)。
【0043】そして、ミラーアップの開始から終了まで
の時間がカウントされ、ミラーアップのための作動時間
が求められる(ステップS9)。次に、シーケンスモー
タ113が停止され、ミラーアップが完了する(ステッ
プS10)。
【0044】この後、先幕を係止するマグネットがオフ
され、先幕が開放され、露光が開始される(ステップS
11)。次に、シャッタースピード用タイマーがカウン
トされ(ステップS12)、後幕を係止するマグネット
がオフされ、後幕が開放され、露光が完了される(ステ
ップS13)。
【0045】この後、後幕走行完了時にオンし、後幕走
行完了信号を出力する後幕走行完了スイッチ115のオ
ン,オフが判断される(ステップS14)。後幕走行完
了スイッチ115がオンになった時には、シーケンスモ
ータ113が正転を開始し、可動ミラー43が下降さ
れ、ミラーダウン工程に入る(ステップS15)。
【0046】この後、フィルム給送モータ107が作動
され、フィルムの給送が開始される(ステップS1
6)。次に、ミラーダウン完了時にオンするシーケンス
モータ停止スイッチ115のオン,オフが判断される
(ステップS17)。
【0047】シーケンスモータ停止スイッチ115がオ
ンされた時には、シーケンスモータ113が停止され、
ミラーダウンが完了する(ステップS18)。そして、
ミラーダウン後、可動ミラー43が完全に静止するのに
充分な時間が経過したかが判断される(ステップS1
9)。
【0048】なお、可動ミラー43が完全に静止するの
に必要な時間は、電源電圧にも依存しており、このた
め、この実施例では、ステップS9においてカウントさ
れたミラーアップのための作動時間に、予め実験により
求められた可動ミラー43のバウンド時間を加えて求め
られる。
【0049】この後、液晶表示素子駆動回路123によ
り、透過率可変型表示素子71が透明状態にされ、同時
に、透過率可変型表示素子71および液晶表示素子73
に所定の表示が行われる(ステップS20)。
【0050】この後、フィルム送り検知回路109によ
りフィルム給送量が検知され(ステップS21)、例え
ば38mm等の所定の送り量が検知されると、フィルム給
送モータ107が停止され撮影動作が終了する(ステッ
プS22)。
【0051】次に、撮影動作の終了から所定の設定時
間、レリーズ釦の半押しのオン状態が保持され、所定時
間経過後に、オフされる(ステップS23)。そして、
最後に、液晶表示素子駆動回路123により、透過率可
変型表示素子71および液晶表示素子73が消灯される
(ステップS24)。
【0052】以上のように構成されたカメラのファイン
ダー内表示装置では、レリーズスイッチ103がオンさ
れた後、可動ミラー43がアップ位置に至る前に、透過
率可変型表示素子71が不透明状態とされ、透過率可変
型表示素子71により、撮影光路側からファインダー5
4側への入光が阻止され、また、可動ミラー43が、ダ
ウン位置に至ってから少なくとも所定時間、透過率可変
型表示素子71が不透明状態とされ、透過率可変型表示
素子71により、撮影光路側からファインダー54側へ
の入光が阻止されるため、ミラーアップ時およびミラー
ダウン時におけるファインダー54内の光のちらつきを
確実に解消することが可能となる。
【0053】そして、上述したカメラのファインダー内
表示装置では、図5のステップS19において、可動ミ
ラー43が完全に停止するのに必要な時間を、図4のス
テップS9でカウントされたミラーアップのための作動
時間に、予め実験により求められた可動ミラー43のバ
ウンド時間を加えて求めるようにしたので、電源電圧の
変動による依存性を解消し、ミラーアップ時およびミラ
ーダウン時におけるファインダー54内の光のちらつき
をより確実に解消することができる。
【0054】なお、以上述べた実施例では、可動ミラー
43が完全に停止するのに必要な時間を、ミラーアップ
のための作動時間に、予め実験により求められた可動ミ
ラー43のバウンド時間を加えて求めるようにした例に
ついて説明したが、本発明はかかる実施例に限定される
ものではなく、例えば、可動ミラー43が完全に停止す
るのに必要な時間を、予め実験により求められた可動ミ
ラー43のバウンド時間の最長時間(電圧限界)に対し
て、多少の余裕を見込んだ時間に設定するようにしても
良いことは勿論である。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように本発明のカメラのファ
インダー内表示装置では、レリーズスイッチがオンされ
た後、可動ミラーがアップ位置に至る前に、透過率可変
型表示素子が不透明状態とされ、透過率可変型表示素子
により、撮影光路側からファインダー側への入光が阻止
され、また、可動ミラーが、ダウン位置に至ってから少
なくとも所定時間、透過率可変型表示素子が不透明状態
とされ、透過率可変型表示素子により、撮影光路側から
ファインダー側への入光が阻止されるため、ミラーアッ
プ時およびミラーダウン時におけるファインダー内の光
のちらつきを確実に解消することができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファインダー内表示装置の一実施例を
備えたカメラを示す断面図である。
【図2】図1のカメラのファインダー内表示を示す説明
図である。
【図3】図1のカメラの制御系を示すブロック図であ
る。
【図4】図1のカメラの制御系の作動の前部を示す流れ
図である。
【図5】図1のカメラの制御系の作動の中間部を示す流
れ図である。
【図6】図1のカメラの制御系の作動の後部を示す流れ
図である。
【図7】従来のカメラを示す断面図である。
【符号の説明】
43 可動ミラー 54 ファインダー 71 透過率可変型表示素子 101 CPU 103 レリーズスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファインダー光路内に透過率可変型表示
    素子を備えたカメラのファインダー内表示装置におい
    て、 撮影光路内に位置し、撮影レンズ透過光をファインダー
    に反射するダウン位置と、該撮影光路から退避し、ファ
    インダー光路を遮蔽するアップ位置とを往復する可動ミ
    ラーと、 レリーズスイッチがオンされた後、前記可動ミラーが前
    記アップ位置に至る前に、前記透過率可変型表示素子を
    不透明状態とする制御手段と、を有することを特徴とす
    るカメラのファインダー内表示装置。
  2. 【請求項2】 ファインダー光路内に透過率可変型表示
    素子を備えたカメラのファインダー内表示装置におい
    て、 撮影光路内に位置し、撮影レンズ透過光をファインダー
    に反射するダウン位置と、該撮影光路から退避し、ファ
    インダー光路を遮蔽するアップ位置とを往復する可動ミ
    ラーと、 レリーズスイッチがオンされた後、前記可動ミラーが前
    記ダウン位置に至ってから少なくとも所定時間、前記透
    過率可変型表示素子を不透明状態とする制御手段と、を
    有することを特徴とするカメラのファインダー内表示装
    置。
  3. 【請求項3】 ファインダー光路内に透過率可変型表示
    素子を備えたカメラのファインダー内表示装置におい
    て、 撮影光路内に位置し、撮影レンズ透過光をファインダー
    に反射するダウン位置と、該撮影光路から退避し、ファ
    インダー光路を遮蔽するアップ位置とを往復する可動ミ
    ラーと、 レリーズスイッチがオンされた後、前記可動ミラーが前
    記アップ位置に至る前に、前記透過率可変型表示素子を
    不透明状態とし、前記ダウン位置に至ってから少なくと
    も所定時間、該不透明状態を維持する制御手段と、を有
    することを特徴とするカメラのファインダー内表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記所定時間は、前記可動ミラーが完全
    に静止するのに必要充分な時間であることを特徴とする
    請求項2または3記載のカメラのファインダー内表示装
    置。
JP4044913A 1992-03-02 1992-03-02 カメラのファインダー内表示装置 Pending JPH05241230A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020459A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Denso Corp レンジ切換装置

Cited By (2)

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JP2014020459A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Denso Corp レンジ切換装置
US8942898B2 (en) 2012-07-18 2015-01-27 Denso Corporation Range switchover apparatus

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