JPH0523846Y2 - - Google Patents
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- JPH0523846Y2 JPH0523846Y2 JP1986091912U JP9191286U JPH0523846Y2 JP H0523846 Y2 JPH0523846 Y2 JP H0523846Y2 JP 1986091912 U JP1986091912 U JP 1986091912U JP 9191286 U JP9191286 U JP 9191286U JP H0523846 Y2 JPH0523846 Y2 JP H0523846Y2
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- direction vibration
- vibration absorbing
- cable support
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Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、自動車等のクラツチコントロール
用ケーブル、パーキングブレーキ用ケーブル等を
車体に振動遮断状態で支持するケーブル支持装置
に関する。
用ケーブル、パーキングブレーキ用ケーブル等を
車体に振動遮断状態で支持するケーブル支持装置
に関する。
例えば、自動車等の車両におけるクラツチコン
トロール用ケーブルやパーキングブレーキ用ケー
ブル等のコントロール用ケーブルは、アウタケー
ブル内にインナケーブルを挿通したもので構成さ
れており、インナケーブルを引つ張る等してコン
トロール操作が行われるものである。従来、例え
ば、パーキングブレーキ用ケーブルの車体への支
持は、第5図及び第6図に示されるケーブル支持
ブラケツトによつて行われている。
トロール用ケーブルやパーキングブレーキ用ケー
ブル等のコントロール用ケーブルは、アウタケー
ブル内にインナケーブルを挿通したもので構成さ
れており、インナケーブルを引つ張る等してコン
トロール操作が行われるものである。従来、例え
ば、パーキングブレーキ用ケーブルの車体への支
持は、第5図及び第6図に示されるケーブル支持
ブラケツトによつて行われている。
第5図及び第6図を参照して、パーキングブレ
ーキ用ケーブルについて概説する。第5図は斜視
図であり、第6図は第5図の長手方向断面図であ
る。パーキングブレーキ用のケーブル支持ブラケ
ツト40は、アルミダイキヤストで制作され、内
部に通孔48を有する筒状部41と車体に取り付
けるためのボルト孔44,44を有する取付板4
2から成り、通孔48にコントロール用ケーブル
のインナケーブルに相当するワイヤ47を通し、
筒状部41の一端に、スチールチユーブ49の外
側を合成樹脂チユーブ46で覆つたアウタケーブ
ル45を挿入し、筒状部41の一端をかしめて、
前記ブラケツト40にアウタケーブル45を固定
するかしめ部43を形成したものである。
ーキ用ケーブルについて概説する。第5図は斜視
図であり、第6図は第5図の長手方向断面図であ
る。パーキングブレーキ用のケーブル支持ブラケ
ツト40は、アルミダイキヤストで制作され、内
部に通孔48を有する筒状部41と車体に取り付
けるためのボルト孔44,44を有する取付板4
2から成り、通孔48にコントロール用ケーブル
のインナケーブルに相当するワイヤ47を通し、
筒状部41の一端に、スチールチユーブ49の外
側を合成樹脂チユーブ46で覆つたアウタケーブ
ル45を挿入し、筒状部41の一端をかしめて、
前記ブラケツト40にアウタケーブル45を固定
するかしめ部43を形成したものである。
また、他のブレーキケーブル支持装置として実
開昭59−195048号公報に開示されているものがあ
る。該ブレーキケーブル支持装置を第7図を参照
して概説する。第7図において、ブレーキケーブ
ル63の外周に合成樹脂ベアリング62を嵌装
し、この合成樹脂ベアリング62をゴムブシユ6
1を介して車体に支持するもので、取付用ボルト
穴64を有する金属製のブラケツト60がゴムブ
シユ61を囲むように設けられている。そして、
このブレーキケーブル支持装置は、車両の走行中
に発生する車輪の動きにより同車輪と一体の車輪
ブレーキの上下動、左右動に付随して付加避的に
生起する駐車ブレーキケーブルの揺動及び摺動変
位に対して合成樹脂ベアリング62とゴムブシユ
61との共働によつてケーブルの摩耗、損傷及び
異音の発生を効果的に防止するものである。
開昭59−195048号公報に開示されているものがあ
る。該ブレーキケーブル支持装置を第7図を参照
して概説する。第7図において、ブレーキケーブ
ル63の外周に合成樹脂ベアリング62を嵌装
し、この合成樹脂ベアリング62をゴムブシユ6
1を介して車体に支持するもので、取付用ボルト
穴64を有する金属製のブラケツト60がゴムブ
シユ61を囲むように設けられている。そして、
このブレーキケーブル支持装置は、車両の走行中
に発生する車輪の動きにより同車輪と一体の車輪
ブレーキの上下動、左右動に付随して付加避的に
生起する駐車ブレーキケーブルの揺動及び摺動変
位に対して合成樹脂ベアリング62とゴムブシユ
61との共働によつてケーブルの摩耗、損傷及び
異音の発生を効果的に防止するものである。
ところで、第5図及び第6図に示すような従来
のパーキングブレーキ用ケーブル支持ブラケツト
40にあつては、ブラケツト40の一方はトラン
スミツシヨン側に取付られ、他方のブラケツト4
0は車両室内側に取り付けられるために、トラン
スミツシヨン側のブラケツト40はトランスミツ
シヨン付近に発生している振動をケーブルのアウ
タケーブルを介して室内側のブラケツト40に伝
え、車両室内に振動を発生させ、不快感を与え、
騒音発生等の原因となつていた。
のパーキングブレーキ用ケーブル支持ブラケツト
40にあつては、ブラケツト40の一方はトラン
スミツシヨン側に取付られ、他方のブラケツト4
0は車両室内側に取り付けられるために、トラン
スミツシヨン側のブラケツト40はトランスミツ
シヨン付近に発生している振動をケーブルのアウ
タケーブルを介して室内側のブラケツト40に伝
え、車両室内に振動を発生させ、不快感を与え、
騒音発生等の原因となつていた。
また、第7図に示した前記ブレーキケーブル支
持装置は、ケーブルの中途で使用するものであ
り、ケーブルがその軸方向に摺動自在に構成され
たものであり、スラスト方向の荷重を支持し且つ
スラスト方向の振動を吸収するために適用するケ
ーブル支持装置として使用するものではない。
持装置は、ケーブルの中途で使用するものであ
り、ケーブルがその軸方向に摺動自在に構成され
たものであり、スラスト方向の荷重を支持し且つ
スラスト方向の振動を吸収するために適用するケ
ーブル支持装置として使用するものではない。
そこで、この考案の目的は、ケーブルへの振動
伝達、もしくはケーブルからの振動伝達をラジア
ル方向及びスラスト方向に対し、それぞれ別々に
効率的に吸収して減少させ、しかも振動伝達の変
化量を最小限にして騒音変化を少なくすると共
に、破損等の部品を容易に交換でき、更に耐久性
に富んだ構造に構成し、ケーブル末端のスラスト
方向を支持する必要のある支持構造体に適用でき
るケーブル支持装置を提供することである。
伝達、もしくはケーブルからの振動伝達をラジア
ル方向及びスラスト方向に対し、それぞれ別々に
効率的に吸収して減少させ、しかも振動伝達の変
化量を最小限にして騒音変化を少なくすると共
に、破損等の部品を容易に交換でき、更に耐久性
に富んだ構造に構成し、ケーブル末端のスラスト
方向を支持する必要のある支持構造体に適用でき
るケーブル支持装置を提供することである。
この考案は、上記の目的を達成するために、次
のように構成されている。即ち、この考案は、ア
ウタケーブルと該アウタケーブル内に挿通したイ
ンナケーブルから成るケーブルを支持するケーブ
ル支持装置において、前記アウタケーブルの端面
に当接するフランジ部とねじ部を有し且つ前記イ
ンナケーブルが挿通するブシユ、該ブシユが貫通
する筒状部と該筒状部と一体で車体側に固定され
る取付けプレートから成るケーブル支持ブラケツ
ト、前記筒状部の内周面と前記ブシユの外周面と
の間に配置されたラジアル方向振動吸収ラバー、
並びに該ラジアル方向振動吸収ラバーのラバー特
性と異なり且つ前記筒状部の端面と前記フランジ
部及び前記ねじ部に螺入するナツトとの間にそれ
ぞれ配置されたスラスト方向振動吸収ラバーを有
することを特徴とするケーブル支持装置に関す
る。
のように構成されている。即ち、この考案は、ア
ウタケーブルと該アウタケーブル内に挿通したイ
ンナケーブルから成るケーブルを支持するケーブ
ル支持装置において、前記アウタケーブルの端面
に当接するフランジ部とねじ部を有し且つ前記イ
ンナケーブルが挿通するブシユ、該ブシユが貫通
する筒状部と該筒状部と一体で車体側に固定され
る取付けプレートから成るケーブル支持ブラケツ
ト、前記筒状部の内周面と前記ブシユの外周面と
の間に配置されたラジアル方向振動吸収ラバー、
並びに該ラジアル方向振動吸収ラバーのラバー特
性と異なり且つ前記筒状部の端面と前記フランジ
部及び前記ねじ部に螺入するナツトとの間にそれ
ぞれ配置されたスラスト方向振動吸収ラバーを有
することを特徴とするケーブル支持装置に関す
る。
また、このケーブル支持装置において、前記ラ
ジアル方向振動吸収ラバーをブチルラバーから作
り、また、前記スラスト方向振動吸収ラバーをウ
レタンラバーから作つたものである。
ジアル方向振動吸収ラバーをブチルラバーから作
り、また、前記スラスト方向振動吸収ラバーをウ
レタンラバーから作つたものである。
また、このケーブル支持装置において、前記ケ
ーブル支持ブラケツトの前記筒状部と前記スラス
ト方向振動吸収ラバーとの間にはスチールワツシ
ヤが配置されている。
ーブル支持ブラケツトの前記筒状部と前記スラス
ト方向振動吸収ラバーとの間にはスチールワツシ
ヤが配置されている。
また、このケーブル支持装置において、前記ス
ラスト方向振動吸収ラバーはプレロードを加えら
れた状態に取り付けられている。
ラスト方向振動吸収ラバーはプレロードを加えら
れた状態に取り付けられている。
この考案によるケーブル支持装置は、上記のよ
うな構成を有し、次のように作用する。即ち、こ
のケーブル支持装置は、上記の構成を有するの
で、車体又はケーブルに発生している振動を、ラ
ジアル方向とスラスト方向とに別々に分けてそれ
ぞれラジアル方向振動吸収ラバーとスラスト方向
振動吸収ラバーとで吸収して、ケーブル又は車体
に振動が伝達されるのを少なくする。また、前記
ラバーのそれぞれは、それぞれに加わる振動特性
にあつたラバー特性を持つたものであるために、
それぞれの振動を効果的に吸収する。
うな構成を有し、次のように作用する。即ち、こ
のケーブル支持装置は、上記の構成を有するの
で、車体又はケーブルに発生している振動を、ラ
ジアル方向とスラスト方向とに別々に分けてそれ
ぞれラジアル方向振動吸収ラバーとスラスト方向
振動吸収ラバーとで吸収して、ケーブル又は車体
に振動が伝達されるのを少なくする。また、前記
ラバーのそれぞれは、それぞれに加わる振動特性
にあつたラバー特性を持つたものであるために、
それぞれの振動を効果的に吸収する。
また、前記スラスト方向振動吸収ラバーは、ナ
ツト等によつてプレロードが加わつており、ケー
ブルを引いた状態と、引かない状態での負荷の相
違からくる振動の変化量、ひいては騒音の変化量
を少なくすることができる。
ツト等によつてプレロードが加わつており、ケー
ブルを引いた状態と、引かない状態での負荷の相
違からくる振動の変化量、ひいては騒音の変化量
を少なくすることができる。
更に、ケーブル支持ブラケツトの筒状部と前記
スラスト方向振動吸収ラバーとの間にはスチール
ワツシヤが配置されているので、前記スラスト方
向振動吸収ラバーの受ける面圧が低下し且つ前記
筒状部とエツジ接触することがなく、前記スラス
ト方向振動吸収ラバーの耐久性が向上する。
スラスト方向振動吸収ラバーとの間にはスチール
ワツシヤが配置されているので、前記スラスト方
向振動吸収ラバーの受ける面圧が低下し且つ前記
筒状部とエツジ接触することがなく、前記スラス
ト方向振動吸収ラバーの耐久性が向上する。
以下、図面に基づいて、この考案によるケーブ
ル支持装置の実施例を説明する。第1図は、この
考案によるケーブル支持装置の一実施例の概略図
である。ケーブル支持ブラケツト1は円筒状等の
筒状部2と取付けプレート3から成る。取付けプ
レート3にはボルト孔4,4が設けられ、ケーブ
ル支持ブラケツト1は車体、キヤブ床板等に取付
けられる。また、筒状部2の両端には、スラスト
方向振動吸収ラバー5,6の一側面が当接し、一
方のスラスト方向振動吸収ラバー5の他側面には
ブシユ7のフランジ部8が、他方のスラスト方向
振動吸収ラバー6の他側面にはナツト10が当接
し、ナツト10をブシユ7のねじ部にねじ込むこ
とによつてスラスト方向振動吸収ラバー5,6及
び筒状部2がブシユ7と一体的に固定されるよう
に構成されている。コントロールケーブル11は
アウタケーブル12とインナケーブル13から構
成されているものである。
ル支持装置の実施例を説明する。第1図は、この
考案によるケーブル支持装置の一実施例の概略図
である。ケーブル支持ブラケツト1は円筒状等の
筒状部2と取付けプレート3から成る。取付けプ
レート3にはボルト孔4,4が設けられ、ケーブ
ル支持ブラケツト1は車体、キヤブ床板等に取付
けられる。また、筒状部2の両端には、スラスト
方向振動吸収ラバー5,6の一側面が当接し、一
方のスラスト方向振動吸収ラバー5の他側面には
ブシユ7のフランジ部8が、他方のスラスト方向
振動吸収ラバー6の他側面にはナツト10が当接
し、ナツト10をブシユ7のねじ部にねじ込むこ
とによつてスラスト方向振動吸収ラバー5,6及
び筒状部2がブシユ7と一体的に固定されるよう
に構成されている。コントロールケーブル11は
アウタケーブル12とインナケーブル13から構
成されているものである。
第2図は第1図の長手方向断面図であり、第3
図は第2図の線A−Aにおける断面図である。第
2図及び第3図において、ケーブル支持ブラケツ
ト1、ラバー5,6,14、ブシユ7及びコント
ロールケーブル11の形状及び関連構造が、一層
詳しく示されている。ケーブル支持ブラケツト1
の筒状部2内で且つブシユ7の外周との間に筒状
のラジアル方向振動吸収ラバー14を挿入されて
いる。言い換えれば、ラジアル方向振動吸収ラバ
ー14は、筒状部2の内周面とブシユ7の外周面
との間に配置されている。
図は第2図の線A−Aにおける断面図である。第
2図及び第3図において、ケーブル支持ブラケツ
ト1、ラバー5,6,14、ブシユ7及びコント
ロールケーブル11の形状及び関連構造が、一層
詳しく示されている。ケーブル支持ブラケツト1
の筒状部2内で且つブシユ7の外周との間に筒状
のラジアル方向振動吸収ラバー14を挿入されて
いる。言い換えれば、ラジアル方向振動吸収ラバ
ー14は、筒状部2の内周面とブシユ7の外周面
との間に配置されている。
また、ブシユ7は、一端にフランジ部8を有し
且つ他端外周にねじ部を形成している。更に、ブ
シユ7には、内部に通孔18が穿孔されている。
また、前述のように、筒状部2の両端にはドーナ
ツ状又は環状のスラスト方向振動吸収ラバー5,
6を当接して配置している。そして、ブシユ7の
外周には、スラスト方向振動吸収ラバー5,6及
びラジアル方向振動吸収ラバー14が嵌め込まれ
ており、更に、ブシユ7のねじ部にナツト10が
ねじ込まれている。言い換えれば、スラスト方向
振動吸収ラバー5,6は、筒状部2の端面とフラ
ンジ部8及びねじ部に螺入するナツト10との間
にそれぞれ配置されている。
且つ他端外周にねじ部を形成している。更に、ブ
シユ7には、内部に通孔18が穿孔されている。
また、前述のように、筒状部2の両端にはドーナ
ツ状又は環状のスラスト方向振動吸収ラバー5,
6を当接して配置している。そして、ブシユ7の
外周には、スラスト方向振動吸収ラバー5,6及
びラジアル方向振動吸収ラバー14が嵌め込まれ
ており、更に、ブシユ7のねじ部にナツト10が
ねじ込まれている。言い換えれば、スラスト方向
振動吸収ラバー5,6は、筒状部2の端面とフラ
ンジ部8及びねじ部に螺入するナツト10との間
にそれぞれ配置されている。
そして、ナツト10のブシユ7のねじ部へのね
じ込みによつて、スラスト方向振動吸収ラバー
5,6がフランジ部8側へ押し付けられ、それに
よつてスラスト方向振動吸収ラバー5,6とケー
ブル支持ブラケツト1の筒状部2とが互いに圧接
された状態になる。
じ込みによつて、スラスト方向振動吸収ラバー
5,6がフランジ部8側へ押し付けられ、それに
よつてスラスト方向振動吸収ラバー5,6とケー
ブル支持ブラケツト1の筒状部2とが互いに圧接
された状態になる。
また、第3図に示すように、ケーブル支持ブラ
ケツト1は1枚の板体にて成形して筒状部2と取
付けプレート3を形成したものであるために、取
付けプレート3に設けたボルト4,4に取付けボ
ルト、ナツト等(図示省略)を締め付けることに
より筒状部2とラジアル方向振動吸収ラバー14
とが圧接し、ラジアル方向振動吸収ラバー14に
対してプレロードをかけることができるように構
成されている。更に、ブシユ7の通孔18内に、
コントロールケーブル11のインナケーブル13
を貫通し、アウタケーブル12をブシユ7のフラ
ンジ部8に当接し、ケーブル11のスラスト方向
の荷重をフランジ部8にて受けるように構成され
ている。
ケツト1は1枚の板体にて成形して筒状部2と取
付けプレート3を形成したものであるために、取
付けプレート3に設けたボルト4,4に取付けボ
ルト、ナツト等(図示省略)を締め付けることに
より筒状部2とラジアル方向振動吸収ラバー14
とが圧接し、ラジアル方向振動吸収ラバー14に
対してプレロードをかけることができるように構
成されている。更に、ブシユ7の通孔18内に、
コントロールケーブル11のインナケーブル13
を貫通し、アウタケーブル12をブシユ7のフラ
ンジ部8に当接し、ケーブル11のスラスト方向
の荷重をフランジ部8にて受けるように構成され
ている。
第4図において、この考案によるケーブル支持
装置の別の実施例が示されている。このケーブル
支持装置は上記実施例の構造とほゞ同一であり、
同一の部品には同一の符号を付し、それらの説明
は省略し、相違する構造についてのみ説明する。
ケーブル支持ブラケツト1における円筒状等の形
状である筒状部2の端部とスラスト方向振動吸収
ラバー6との間に、スチールワツシヤ9を介在さ
せる。このスチールワツシヤ9を介在させている
ことによつて、ナツト10をブシユ7に螺入した
場合に、ケーブル支持ブラケツト1における筒状
部2の端のエツジとスラスト方向振動吸収ラバー
6とがエツジ接触することがなく、前記エツジで
スラスト方向振動吸収ラバー6を切断したり傷つ
けたりすることがなくなり、スラスト方向振動吸
収ラバー6の耐久性を大きく向上させることがで
きる。
装置の別の実施例が示されている。このケーブル
支持装置は上記実施例の構造とほゞ同一であり、
同一の部品には同一の符号を付し、それらの説明
は省略し、相違する構造についてのみ説明する。
ケーブル支持ブラケツト1における円筒状等の形
状である筒状部2の端部とスラスト方向振動吸収
ラバー6との間に、スチールワツシヤ9を介在さ
せる。このスチールワツシヤ9を介在させている
ことによつて、ナツト10をブシユ7に螺入した
場合に、ケーブル支持ブラケツト1における筒状
部2の端のエツジとスラスト方向振動吸収ラバー
6とがエツジ接触することがなく、前記エツジで
スラスト方向振動吸収ラバー6を切断したり傷つ
けたりすることがなくなり、スラスト方向振動吸
収ラバー6の耐久性を大きく向上させることがで
きる。
ところで、スラスト方向の振動とラジアル方向
の振動では、振動伝達と負荷の面から要求される
振動吸収ラバーの性能が異なるものが要求される
ことにより、スラスト方向振動吸収ラバー5,6
をウレタンラバーから作り、ラジアル方向振動吸
収ラバー14をブチルラバーから作つている。ま
た、スラスト方向振動吸収ラバー5,6は、イン
ナケーブル13を引いた状態と、引かない状態で
は、加わる負荷が異なるために、例えば、インナ
ケーブル13を引くと振動伝達特性が変化し、ケ
ーブル支持ブラケツト1を介して、例えば、床
板、車体等に伝わる振動が変化し、車内に発生す
る音が変化することとなる。人は音そのものの大
きさより音の変化に敏感であり、不快感を持つも
のであるため、前記ナツト10を少し強くねじ込
みスラスト方向振動吸収ラバー5,6にプレロー
ドを与えておき、インナケーブル13を引いた状
態と引かない状態とでのスラスト方向の振動伝達
特性の変化を最小限する。それによつて車内音の
変化を最小限にすることができる。
の振動では、振動伝達と負荷の面から要求される
振動吸収ラバーの性能が異なるものが要求される
ことにより、スラスト方向振動吸収ラバー5,6
をウレタンラバーから作り、ラジアル方向振動吸
収ラバー14をブチルラバーから作つている。ま
た、スラスト方向振動吸収ラバー5,6は、イン
ナケーブル13を引いた状態と、引かない状態で
は、加わる負荷が異なるために、例えば、インナ
ケーブル13を引くと振動伝達特性が変化し、ケ
ーブル支持ブラケツト1を介して、例えば、床
板、車体等に伝わる振動が変化し、車内に発生す
る音が変化することとなる。人は音そのものの大
きさより音の変化に敏感であり、不快感を持つも
のであるため、前記ナツト10を少し強くねじ込
みスラスト方向振動吸収ラバー5,6にプレロー
ドを与えておき、インナケーブル13を引いた状
態と引かない状態とでのスラスト方向の振動伝達
特性の変化を最小限する。それによつて車内音の
変化を最小限にすることができる。
以上のことより明らかなように、この考案のケ
ーブル支持装置は、ケーブル支持ブラケツトの筒
状部の内周面とブシユの外周面との間に配置され
たラジアル方向振動吸収ラバー、と該ラジアル方
向振動吸収ラバーのラバー特性と異なり且つ前記
筒状部の端面と前記ブシユのフランジ部及びねじ
部に螺入するナツトとの間にそれぞれ配置された
スラスト方向振動吸収ラバーとを介してケーブル
を支持するものであるため、これらのラバーがラ
ジアル方向及びスラスト方向の振動をそれぞれ吸
収し、ケーブルへの振動伝達、又はケーブルから
の振動伝達を少なくすることができる。
ーブル支持装置は、ケーブル支持ブラケツトの筒
状部の内周面とブシユの外周面との間に配置され
たラジアル方向振動吸収ラバー、と該ラジアル方
向振動吸収ラバーのラバー特性と異なり且つ前記
筒状部の端面と前記ブシユのフランジ部及びねじ
部に螺入するナツトとの間にそれぞれ配置された
スラスト方向振動吸収ラバーとを介してケーブル
を支持するものであるため、これらのラバーがラ
ジアル方向及びスラスト方向の振動をそれぞれ吸
収し、ケーブルへの振動伝達、又はケーブルから
の振動伝達を少なくすることができる。
また、ラジアル方向振動吸収ラバーをブチルラ
バーとし、スラスト方向振動吸収ラバーをウレタ
ンラバーとして、ラジアル、スラストのそれぞれ
の方向の異なる振動特性にあつたラバー特性を有
するように構成したものであるので、それぞれの
振動伝達を効果的に減少させることができる。
バーとし、スラスト方向振動吸収ラバーをウレタ
ンラバーとして、ラジアル、スラストのそれぞれ
の方向の異なる振動特性にあつたラバー特性を有
するように構成したものであるので、それぞれの
振動伝達を効果的に減少させることができる。
また、スラスト方向振動吸収ラバーをナツトで
締め付けプレロードを加え、ケーブルの引張りの
程度によつて変化が生じる振動伝達特性の変化の
程度を最小限とし、その結果、車内騒音の変化の
程度を最小とし、人に不快感を与えないようなも
のに構成することができる。
締め付けプレロードを加え、ケーブルの引張りの
程度によつて変化が生じる振動伝達特性の変化の
程度を最小限とし、その結果、車内騒音の変化の
程度を最小とし、人に不快感を与えないようなも
のに構成することができる。
また、ラジアル方向振動吸収ラバー及びスラス
ト方向振動吸収ラバーは、簡単に取外し可能なナ
ツト等の固着手段によつて取り付けられるもので
あるため、最も負荷が掛かり、破損し易いスラス
ト方向振動吸収ラバーの交換が容易なものとな
り、この破損部品を交換するのみで長期に使用可
能となる。
ト方向振動吸収ラバーは、簡単に取外し可能なナ
ツト等の固着手段によつて取り付けられるもので
あるため、最も負荷が掛かり、破損し易いスラス
ト方向振動吸収ラバーの交換が容易なものとな
り、この破損部品を交換するのみで長期に使用可
能となる。
更に、前記ケーブル支持ブラケツトの前記筒状
部と前記スラスト方向振動吸収ラバーとの間には
スチールワツシヤが配置されているので、前記ス
ラスト方向振動吸収ラバーの受ける面圧が低下し
且つ前記筒状部とエツジ接触することがなく、前
記スラスト方向振動吸収ラバーの耐久性が向上す
る。
部と前記スラスト方向振動吸収ラバーとの間には
スチールワツシヤが配置されているので、前記ス
ラスト方向振動吸収ラバーの受ける面圧が低下し
且つ前記筒状部とエツジ接触することがなく、前
記スラスト方向振動吸収ラバーの耐久性が向上す
る。
そして、ブラケツトでケーブルのスラスト方向
の荷重も受けるものであるため、特にケーブル末
端において使用できるケーブル支持装置として利
用でき、その構造も簡単なものとすることができ
る等、優れた効果を有するものである。
の荷重も受けるものであるため、特にケーブル末
端において使用できるケーブル支持装置として利
用でき、その構造も簡単なものとすることができ
る等、優れた効果を有するものである。
第1図はこの考案によるケーブル支持装置の一
実施例を示す概略図、第2図は第1図の断面図、
第3図は第2図の線A−Aにおける断面図、第4
図はこの考案によるケーブル支持装置の別の実施
例を示す断面図、第5図は従来のケーブル支持装
置を示す概略図、第6図は第5図の断面図、及び
第7図は従来の別のケーブル支持装置を示す断面
図である。 1……ケーブル支持ブラケツト、2……筒状
部、3……取付けプレート、5,6……スラスト
方向振動吸収ラバー、7……ブシユ、8……フラ
ンジ、9……スチールワツシヤ、10……ナツ
ト、11……コントロールケーブル(ケーブル)、
12……アウタケーブル、13……インナケーブ
ル、14……ラジアル方向振動吸収ラバー。
実施例を示す概略図、第2図は第1図の断面図、
第3図は第2図の線A−Aにおける断面図、第4
図はこの考案によるケーブル支持装置の別の実施
例を示す断面図、第5図は従来のケーブル支持装
置を示す概略図、第6図は第5図の断面図、及び
第7図は従来の別のケーブル支持装置を示す断面
図である。 1……ケーブル支持ブラケツト、2……筒状
部、3……取付けプレート、5,6……スラスト
方向振動吸収ラバー、7……ブシユ、8……フラ
ンジ、9……スチールワツシヤ、10……ナツ
ト、11……コントロールケーブル(ケーブル)、
12……アウタケーブル、13……インナケーブ
ル、14……ラジアル方向振動吸収ラバー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) アウタケーブルと該アウタケーブル内に挿通
したインナケーブルから成るケーブルを支持す
るケーブル支持装置において、前記アウタケー
ブルの端面に当接するフランジ部とねじ部を有
し且つ前記インナケーブルが挿通するブシユ、
該ブシユが貫通する筒状部と該筒状部に一体で
車体側に固定される取付けプレートから成るケ
ーブル支持ブラケツト、前記筒状部の内周面と
前記ブシユの外周面との間に配置されたラジア
ル方向振動吸収ラバー、並びに該ラジアル方向
振動吸収ラバーのラバー特性と異なり且つ前記
筒状部の端面と前記フランジ部及び前記ねじ部
に螺入するナツトとの間にそれぞれ配置された
スラスト方向振動吸収ラバーを有することを特
徴とするケーブル支持装置。 (2) 前記ラジアル方向振動吸収ラバーをブチルラ
バーから作り、また、前記スラスト方向振動吸
収ラバーをウレタンラバーから作つたことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
のケーブル支持装置。 (3) 前記ケーブル支持ブラケツトの前記筒状部と
前記スラスト方向振動吸収ラバーとの間にはス
チールワツシヤが配置されていることを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第1項に記載のケ
ーブル支持装置。 (4) 前記スラスト方向振動吸収ラバーはプレロー
ドを加えられた状態に取り付けられていること
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
記載のケーブル支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986091912U JPH0523846Y2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986091912U JPH0523846Y2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62203729U JPS62203729U (ja) | 1987-12-25 |
JPH0523846Y2 true JPH0523846Y2 (ja) | 1993-06-17 |
Family
ID=30953127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986091912U Expired - Lifetime JPH0523846Y2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523846Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH085367Y2 (ja) * | 1988-10-28 | 1996-02-14 | いすゞ自動車株式会社 | コントロールケーブル |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60150320U (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-05 | 中央発條株式会社 | コントロ−ルケ−ブルの端末固定装置 |
-
1986
- 1986-06-18 JP JP1986091912U patent/JPH0523846Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62203729U (ja) | 1987-12-25 |
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