JPH05238336A - バンパー内衝撃緩和装置 - Google Patents

バンパー内衝撃緩和装置

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JPH05238336A
JPH05238336A JP7933192A JP7933192A JPH05238336A JP H05238336 A JPH05238336 A JP H05238336A JP 7933192 A JP7933192 A JP 7933192A JP 7933192 A JP7933192 A JP 7933192A JP H05238336 A JPH05238336 A JP H05238336A
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JP
Japan
Prior art keywords
bumper
electromagnets
front plate
electromagnet mounting
mounting member
Prior art date
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Pending
Application number
JP7933192A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Kaneko
利昭 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のバンパー表板に加わる衝撃力を電磁
石を利用して緩和し、バンパー表板の変形を防ぐ。 【構成】 バンパー表板7の裏側に、前・後電磁石取付
用メンバ9,11を間隔を開けてそれぞれ、バンパー表板
7およびフロントサイドメンバ4に取付け、前・後電磁
石取付用メンバ9,11に複数の電磁石12を対向させて設
け、前電磁石取付用メンバ9の電磁石12間に衝突検出器
14を配設し、衝突検出器14に直列にタイマー装置21を設
ける。バンパー表板7に衝撃力が加わると、衝突検出器
14が作動する。これにより、互いの電磁石12に電流が流
れて反発力が発生し衝撃力を緩和する。タイマー装置21
が作動して所定時間のみ電磁石12を働かせる。バンパー
表板7に局部的に力が加わってもその箇所の反発力が大
きくなるので変形を防止することができ、複数の電磁石
12を配置して衝撃力を車体に分散するので、バンパー表
板7の復元も可能で外観が良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の前後位置に配
設したバンパーに障害物が衝突したときに、衝撃力を緩
和するようにしたバンパー内衝撃緩和装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、自動車1の前後位置
にあるバンパー2は、衝突したときの衝撃力を緩和する
ように設けられたものである。バンパー2の内部を車体
前部について説明すると、図7および図8に示すよう
に、車体3の両側のフロントサイドメンバ4にステー5
を介してバンパーメンバ6が取付けられており、車体3
に支持されたバンパー表板7との間に発泡材8が挿入さ
れている。バンパーメンバ6は剛性が高く衝突時の衝撃
力に対して変形しにくいようにされており、発泡材8に
よって衝撃力を緩和させるようにしている。
【0003】また、このように外力に対しての緩衝装置
として磁石の反発力を利用することが提案され、スプリ
ングとしたもの(特開昭55-119542 号公報参照)や、駐
車場の壁と自動車とに取付けるようにしたもの(特開昭
64-75782号公報参照)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7お
よび図8に示すものでは、自動車1と障害物とが弱い力
で衝突したときには発泡材8によってバンパー表板7の
形状が保たれるが、バンパーメンバ6の中央部は支えが
ないため変形し易く、強い衝撃力が加えられると、図9
および図10に示すように、バンパーメンバ6の中央部な
どが局部的に変形することになる。このため、発泡材8
の復元力が十分に作用せず、バンパー表板7が変形した
ままの状態になり、再度、衝突がある場合には機能低下
となり、また、外観も悪いものである。
【0005】バンパー表板7を復元させる発泡材8の代
りに前述した磁石を利用する場合には、電磁石を使用す
るなら電源の供給が問題であり、また、対応するもう一
方の磁石をどのように設置するかが問題になっていた。
【0006】本発明は、自動車が衝突したときの衝撃力
を電磁石を利用して緩和するようにしたバンパー内衝撃
緩和装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、車体のバンパー表板の裏側に前電磁石取付
用メンバを取付け、該前電磁石取付用メンバに間隔を開
けて後電磁石取付用メンバを車体フレームに取付け、該
前・後電磁石取付用メンバに複数の電磁石を対向させて
設け、前記前電磁石取付用メンバ側に、前記電磁石を作
動させる衝突検出器を配設し、前記電磁石の作動を規制
するタイマー装置を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は上記のように構成するものであるの
で、バンパー表板に衝撃力が加わると、バンパー表板が
前電磁石取付用メンバに接近し、衝突検出器が作動す
る。これにより、互いの電磁石に電流が流れて反発力が
発生し衝撃力を緩和する。また、衝撃力の大きさにした
がって前電磁石取付用メンバと後電磁石取付用メンバと
の間隔が狭くなり反発力も強くなる。衝撃力が弱まる
と、反発力によってバンパー表板が復元し、衝突検出器
の作動が停止するか、またはタイマー装置が作動して電
磁石に流れる電流の供給を停止することになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1および図2に示すように、車体3に設け
たバンパー2には、バンパー表板7の裏側に前電磁石取
付用メンバ9がブラケット10を介して間隔を開けて取付
けられている。前電磁石取付用メンバ9に対向して対を
なす後電磁石取付用メンバ11がステー5を介してフロン
トサイドメンバ4に固定されている。前・後電磁石取付
用メンバ9,11には複数の電磁石12がそれぞれ対向して
ブラケット13を介して取付けられており、前電磁石取付
用メンバ9には隣接した電磁石12,12の間に衝突検出器
14が設けられている。
【0010】衝突検出器14は図3に示すようにスイッチ
構造にされており、前電磁石取付用メンバ9にスイッチ
箱体15を取付け、ばね16を介装した可動部17がバンパー
表板7に向けて突出されている。可動部17に対して固定
部18がスイッチ箱体15の裏側に配した絶縁体19に設置さ
れ、図4に示すように、可動部17がバンパー表板7に押
されて固定部18に当接することによってリード線20が導
通する。また、図5に示すように、衝突検出器14はタイ
マー装置21の駆動部と直列に接続され、タイマー装置21
の作動部がリレー22の駆動部と接続されている。リレー
22はタイマー装置21の作動部が導通している間のみ作動
し、リレー22をONにして電磁石12に電流を流すように
なっている。23はバッテリである。衝突検出器14は他の
センサを使用しても良い。
【0011】次に作用を説明する。自動車1のバンパー
表板7に外部より力が加わると、バンパー表板7が変形
して図4に示すように衝突検出器14の可動部17を押し、
タイマー装置21およびリレー22が働いて電磁石12に電流
が流れるようになる。これにより対向する電磁石12間に
反発力が働き、衝撃力を緩和する。また、前電磁石取付
用メンバ9と後電磁石取付用メンバ11の間隔が近くなる
ほど反発力が増すという特性が得られる。したがって、
局部的に衝撃力が強く作用しても反発力が大きくなるの
で、バンパー表板7の変形は少なくなる。
【0012】また、衝撃力が弱くなると、電磁石12の反
発力によって前電磁石取付用メンバ9が前方に移動し衝
突検出器14がOFFになって電流の供給が停止される。
あるいは、一定時間経過後、タイマー装置21が働いてリ
レー22への電流の供給が停止され電磁石12に流れる電流
を遮断する。このようにして、必要な時だけ電流を流す
ようにしている。なお、衝突検出器14によって同時にエ
アバッグ機構を作動させるようにしても良い。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるから、磁石の反発力によって衝撃力が緩和されると
共に、磁石の特性上、局部的な変形を防止することがで
き、バンパー表板の復元も可能で外観が良くなる。ま
た、複数の電磁石が配置されているので、バンパー表板
の局部的な衝撃を車体側に分散することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の自動車前部のバンパー内
衝撃緩和装置の要部平面図である。
【図2】図1に示す自動車前部のバンパー内衝撃緩和装
置の側断面図である。
【図3】実施例のバンパー内衝撃緩和装置の衝突検出器
の断面図である。
【図4】実施例のバンパー内衝撃緩和装置の衝突検出器
の作動時の断面図である。
【図5】実施例のバンパー内衝撃緩和装置の電気回路図
である。
【図6】従来のバンパーを有する自動車の側面図であ
る。
【図7】従来の自動車前部のバンパー内衝撃緩和装置の
側断面図である。
【図8】従来の自動車前部のバンパー内衝撃緩和装置の
要部平面図である。
【図9】従来のバンパーを有する自動車前部の平面図で
ある。
【図10】図9に示す自動車前部に衝撃力を加えたとき
の平面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 バンパー 3 車体 4 車体フレーム 7 バンパー表板 9 前電磁石取付用メンバ 11 後電磁石取付用メンバ 12 電磁石 14 衝突検出器 21 タイマー装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のバンパー表板の裏側に前電磁石取
    付用メンバを取付け、該前電磁石取付用メンバに間隔を
    開けて後電磁石取付用メンバを車体フレームに取付け、
    該前・後電磁石取付用メンバに複数の電磁石を対向させ
    て設け、前記前電磁石取付用メンバ側に、前記電磁石を
    作動させる衝突検出器を配設し、前記電磁石の作動を規
    制するタイマー装置を設けたことを特徴とするバンパー
    内衝撃緩和装置。
JP7933192A 1992-02-29 1992-02-29 バンパー内衝撃緩和装置 Pending JPH05238336A (ja)

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