JP3029664U - 車両の接触警報兼緩衝装置 - Google Patents
車両の接触警報兼緩衝装置Info
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- JP3029664U JP3029664U JP1996003864U JP386496U JP3029664U JP 3029664 U JP3029664 U JP 3029664U JP 1996003864 U JP1996003864 U JP 1996003864U JP 386496 U JP386496 U JP 386496U JP 3029664 U JP3029664 U JP 3029664U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両が車庫前や混雑する駐車場内で後退又は
前進して定位置に停車させる場合、車両の後部又は前部
が壁や他車に接触した時、ランプやブザーにより警報を
発して運転者に接触を感知させると共に、接触による衝
撃を緩和して車両の損傷を防止する。 【構成】 車両14に装設してある前部又は後部のバン
バー13に装着する導電高分子スイッチ1と、この導電
高分子スイッチ1に接続されるランプ4やブザー5より
なる警報装置2と、その電源となる蓄電池3により構成
し、前記導電高分子スイッチ1は、絶縁性高分子材11
により外面を被覆した単層又は重層の内側導電高分子板
10と、絶縁性高分子材12により外面を被覆し、内側
導電高分子板10及びバンバー13と絶縁された外側導
電高分子板6の間に、貫通孔9を穿設した絶縁性弾力材
8を介在させ、前記内側導電高分子板10と外側導電高
分子板6のいずれか一方に、前記絶縁性弾力材8の貫通
孔9に嵌入する内側に向く凸起7を突設したことを特徴
としている。
前進して定位置に停車させる場合、車両の後部又は前部
が壁や他車に接触した時、ランプやブザーにより警報を
発して運転者に接触を感知させると共に、接触による衝
撃を緩和して車両の損傷を防止する。 【構成】 車両14に装設してある前部又は後部のバン
バー13に装着する導電高分子スイッチ1と、この導電
高分子スイッチ1に接続されるランプ4やブザー5より
なる警報装置2と、その電源となる蓄電池3により構成
し、前記導電高分子スイッチ1は、絶縁性高分子材11
により外面を被覆した単層又は重層の内側導電高分子板
10と、絶縁性高分子材12により外面を被覆し、内側
導電高分子板10及びバンバー13と絶縁された外側導
電高分子板6の間に、貫通孔9を穿設した絶縁性弾力材
8を介在させ、前記内側導電高分子板10と外側導電高
分子板6のいずれか一方に、前記絶縁性弾力材8の貫通
孔9に嵌入する内側に向く凸起7を突設したことを特徴
としている。
Description
【0001】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両の前部、後部に装設してあるバンバーに導電高分子スイッチ を装着し、車両が車庫入れや駐車場内で後退又は前進する場合、後部又は前部が 物体に接触した時、警報を発すると共に接触衝撃を緩和するもので、すべての車 両に利用することができ、特に運転初心者及び老齢者に有効である。
【0002】 [従来の技術] 車両には従来より大きな衝撃を受ける衝突、追突の際に、搭乗者の安全を計り 、かつ、車両を防護するための緩衝具としてバンバーが常設しているが、既設の バンバーは大きな衝撃を対象とした構造であるから、超低速で後退又は前進させ る、狭い車庫への車庫入れや混雑する駐車場内で物体や他車に接触した場合は、 緩衝及び防振効果が低く、人体で接触を感知するだけでなく、バンバー自体を損 傷することが多かった。
【0003】 [考案が解決しょうとする課題] 従来のバンバーは、主として大きな衝撃を対象にした構造であり、車庫入れや 駐車場内等における超低速時の接触衝撃に対しては、緩衝及び防振効果が少なく 、人体への影響とバンバー自体の損傷を防止するものでは無かった。また、後部 や前部が物体や他車に微接触したことを運転者が感知することは難しく、接触し た場合の殆どはバンバーを損傷する程の衝撃を受けていた。
【0004】 [課題を解決するための手段] 本考案は、通電作用と緩衝、防振効果を有するゴムや軟質樹脂を主材とする導 電高分子物質により構成した導電高分子スイッチを使用し、超低速時の車庫入れ や駐車場内における後退、前進の際の接触を光と音により運転者に警報すると共 に、接触による衝撃を緩和することによりバンバーは勿論、本装置の損傷も防護 するものである。
【0005】 即ち、車両に装設してある前部又は後部のバンバーに装着する導電高分子スイ ッチと、この導電高分子スイッチに接続されるランプやブザーよりなる警報装置 と、それらを作動させる電源となる蓄電池により構成する。この導電高分子スイ ッチは、絶縁性高分子材により外面を被覆した単層又は重層の内側導電高分子板 と、絶縁性高分子材により外面を被覆し、内側導電高分子板及びバンバーと絶縁 された外側導電高分子板の間に、貫通孔を穿設した絶縁性弾力材を介在させ、前 記内側導電高分子板と外側導電高分子板のいずれか一方に、前記絶縁性弾力材の 貫通孔に嵌入する内側に向く凸起を突設したことを特徴とするものである。
【0006】 [作用] 図4に示す通り車両14の前部と後部のバンバー13に装着した導電高分子ス イッチ1は、物体に接触すると、接触圧力により外側導電高分子板6が凹んで絶 縁性弾力材8を圧縮し、外側導電高分子板6又は内側導電高分子板10の内側の 凸起7が内側導電高分子板10に接触することによりスイッチ作用し、ランプ4 及びブザー5で構成される警報装置2が作動する。この場合、導電高分子スイッ チ1を構成する外側導電高分子板6と内側導電高分子板10と絶縁性弾力材8は 、すべて弾力性に富み、緩衝及び防振効果を有するので、接触による衝撃を緩和 し、搭乗者への影響を軽減して車両14のバンバー13の損傷を防護する。
【0007】 また、内側導電高分子板10に、弾力性の異なる複数の導電高分子板又は不導 電高分子板を積層して構成した内側重層導電高分子板10’を使用することによ り、緩衝及び防振効果を高めることができる。
【0008】 [実施例] 図1に示す実施例により説明する。車両14の前部と後部のバンバー13に装 着する導電高分子スイッチ1は、運転者が感知できる位置に設置されるランプ4 及びブザー5により構成した警報装置2に接続し、車両14に搭載してある蓄電 池3を電源とする警報回路を構成する。導電高分子スイッチ1のバンバー13へ の装着は、弾力性を利用して嵌着、又は粘着シートを利用して接着、あるいは図 2に点線図示する通り磁石15の磁力により吸着してもよい。
【0009】 前記導電高分子スイッチ1は、弾力性を有する導電ゴム、導電樹脂や絶縁性弾 力材で構成し、図2に示す通り車両14の前部及び後部のバンバー13側に装着 する絶縁性高分子材11に外面を被覆された内側導電高分子板10と、絶縁性高 分子材12ににより外面を被覆されて内側導電高分子板10及びバンバー13と 絶縁され、かつ、内側に向く凸起7を有する外側導電高分子板6の間に、前記凸 起7を嵌入させる貫通孔9を穿設した絶縁性弾力材8を介在させる。この絶縁性 弾力材8は凸起7よりも厚くして、貫通孔9を凸起7より深く形成する。この凸 起7は、外側導電高分子板6の内側に限定するものではなく、内側導電高分子板 10の内側に突設してもよい。このような構成において、外側導電高分子板6に 接触圧力が加わると絶縁性弾力材8が圧縮し、突起7により外側導電高分子板6 と内側導電高分子板10が接触して通電し、警報装置2は作動しランプ4が点灯 、ブザー5が鳴動する。外側導電高分子板6への加圧が無くなると、絶縁性弾力 材8は弾力により復元し、警報装置2の作動は停止する。
【0010】 また、導電高分子スイッチ1に接触圧力が加わった時、外側導電高分子板6、 内側導電高分子板10、絶縁性弾力材8は、弾力性を有するコムや樹脂を主材と して構成されるので、接触による衝撃を緩和する。
【0011】 図3は他の実施例を示し、内側導電高分子板10に、弾力性の異なる複数の導 電又は不導電の高分子板を積層して構成した重層導電高分子板10’を使用した 実施例である。弾力性を相違させることや重層して一体に構成することは、ゴム 、樹脂等の高分子技術で容易であり、内側導電高分子板を弾力性の異なる高分子 板を積層して重層構造にすることにより、周波数に対する緩衝及び防振効果が変 化するので、多周波振動により構成される接触衝撃の緩衝及び防振に対しては最 適となる。
【0012】 [考案の効果] 本考案は、車両が超低速で後退又は前進する車庫入れや混雑する狭い駐車場で の駐車の際、車両の前部又は後部が物体に接触した時、光や音で運転車に警報す るものであり、また、接触を感知するスイッチに緩衝及び防振効果に富む導電高 分子スイッチを使用することにより、接触による衝撃を吸収して緩衝し、人体へ の影響を無くすると共に、車両のバンバーを防護する実効を有するものである。
【図1】本考案の1実施例の構成図である。
【図2】本考案に係る導電高分子スイッチの1実施例お
ける縦断面図である。
ける縦断面図である。
【図3】本考案に係る導電高分子スイッチの他の実施例
おける縦断面図である。
おける縦断面図である。
【図4】本考案を車両に装備した場合の状態図である。
1. 導電高分子スイッチ 2. 警報装置 3. 蓄電池 4. ランプ 5. ブザー 6. 外側導電高分子板 7. 凸起 8. 絶縁性弾力材 9. 貫通孔 10. 内側導電高分子板 10’ 重層内側導電高分子板 11. 絶縁性高分子材 12. 絶縁性高分子材 13. 前部又は後部のバンバー 14. 車両 15. 磁石
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01H 13/52 4235−5G H01H 13/52 Z
Claims (2)
- 【請求項1】 車両14に装設してある前部又は後部の
バンバー13に装着する導電高分子スイッチ1と、この
導電高分子スイッチ1に接続されるランプ4やブザー5
よりなる警報装置2と、その電源となる蓄電池3により
構成し、前記導電高分子スイッチ1は、絶縁性高分子材
11により外面を被覆した内側導電高分子板10と、絶
縁性高分子材12により外面を被覆し、内側導電高分子
板10及びバンバー13と絶縁された外側導電高分子板
6の間に、貫通孔9を穿設した絶縁性弾力材8を介在さ
せ、前記内側導電高分子板10と外側導電高分子板6の
いずれか一方に、前記絶縁性弾力材8の貫通孔9に嵌入
する内側に向く凸起7を突設したことを特徴とる車両の
接触警報装置兼緩衝装置。 - 【請求項2】 請求項1の内側導電高分子板10は、導
電高分子板に弾力性の異なる複数の導電、不導電の高分
子板を重層した内側導電高分子板10’に構成したこと
を特徴とする請求項1の車両の接触警報兼緩衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996003864U JP3029664U (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 車両の接触警報兼緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996003864U JP3029664U (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 車両の接触警報兼緩衝装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3029664U true JP3029664U (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=43164681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996003864U Expired - Lifetime JP3029664U (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 車両の接触警報兼緩衝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3029664U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111952086A (zh) * | 2019-05-16 | 2020-11-17 | 安徽科瑞特模塑有限公司 | 一种前保险杠用触角式简易探头 |
-
1996
- 1996-04-01 JP JP1996003864U patent/JP3029664U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111952086A (zh) * | 2019-05-16 | 2020-11-17 | 安徽科瑞特模塑有限公司 | 一种前保险杠用触角式简易探头 |
CN111952086B (zh) * | 2019-05-16 | 2022-05-13 | 安徽科瑞特模塑有限公司 | 一种前保险杠用触角式简易探头 |
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