JPH05238271A - 車両ルーフの可動部分のクランク駆動装置 - Google Patents

車両ルーフの可動部分のクランク駆動装置

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JPH05238271A
JPH05238271A JP32039692A JP32039692A JPH05238271A JP H05238271 A JPH05238271 A JP H05238271A JP 32039692 A JP32039692 A JP 32039692A JP 32039692 A JP32039692 A JP 32039692A JP H05238271 A JPH05238271 A JP H05238271A
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JP
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crank arm
crank
drive
boss
vehicle roof
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JP32039692A
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English (en)
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Arufuonso Rerio
アルフォンソ レリオ
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Daikyo Webasto Co Ltd
Original Assignee
Daikyo Webasto Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/057Driving or actuating arrangements e.g. manually operated levers or knobs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一方では、簡単且つ適確に作動でき、他方で
は、クランクアームを休止位置に置いた場合に、車両ル
ーフの可動部分が自動的にロックされるクランク駆動装
置を提供すること。 【構成】 作動位置と休止位置との間を旋回自在なよう
ボスに軸支され、クランクアームの休止位置ではルーフ
に固定の受容ニッチに貫入する作動要素を担持するクラ
ンクアームを有する形式の、駆動機構を介して可動の車
両ルーフ部分のためのクランク駆動装置において、クラ
ンクアームの作動位置および休止位置においてボスおよ
びシャフトを相互に空転しないよう結合し、クランクア
ームが解放位置を取った場合は上記駆動結合を断つよう
にしたクラッチは、クランクアームの回転・旋回運動に
追従する結合要素を有し、上記結合要素は、クランクア
ームの作動位置および休止位置では駆動シャフトまたは
このシャフトに結合された駆動部材の歯列に係合し、作
動位置と休止位置との間の旋回範囲にあるクランクアー
ムの中間位置では上記歯列から解離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動機構を介して調節
できる車両ルーフ部分のためのクランク駆動装置であっ
て、回転自在なボスに作動位置と休止位置との間を旋回
自在なよう軸支したクランクアームを有し、クランクの
休止位置ではルーフに固定の受容ニッチに貫入する作動
要素をクランクアームに設置し、クランクアームの旋回
位置に依存して作動されるクラッチを介して駆動機構の
一部である駆動シャフトにボスを結合し、上記クラッチ
によって、クランクアームの作動位置においても休止位
置においてもボスと駆動シャフトとを空転しないよう結
合し、クランクアームの解放位置では、ボスと駆動シャ
フトとの間の駆動結合を断つ形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】この種の
公知のクランク駆動装置(西ドイツ特許公開第2426
765号)の場合、クラッチは、駆動シャフトの下端に
構成した内歯列と、ボスに空転しないよう結合されてい
るがボスに関して軸線方向へ可動なピンの上端部分に設
けた外歯列とを有する。ピンは、内歯列と外歯列とが相
互に係合する方向へ弾性的に予圧され、クランクアーム
を旋回すれば、バネの予圧に抗して、外歯列が内歯列か
ら分離し、かくして、クラッチが解離される位置に下降
される。クラッチを解離すれば、車両ルーフの可動部分
の当該位置に関係なく、クランクアームの作動要素がル
ーフに固定の受容ニッチに貫入できるような位置にボス
およびクランクアームを置くことができる。
【0003】公知のクランク駆動装置の場合、外歯列を
備えたピンを下降し、かくして、クラッチを解離するた
め、クランクアームを作動位置から出発して休止位置へ
の旋回方向とは逆方向へ解放位置に旋回しなければなら
ない。次いで、クランクアームを、まず、受容ニッチに
直径方向へ対向する位置に置き、次いで、解放位置から
出発して作動位置を介して休止位置に旋回する。従っ
て、公知のクランク駆動装置の場合、操作が面倒で且つ
適確でない。受容ニッチ内に旋回する場合、まず、クラ
ンクアームを作動位置から出発して逆方向へ旋回し、次
いで、クランクアームの作動要素が受容ニッチに直径方
向へ対向する回転位置に置かなければならないので、操
作のため運転者の著しい注意が必要であり、運転者の注
意が、走路上の事象からそれる。公知のクランク装置の
場合、更に、クランクアームを解放位置から休止位置の
方向へ旋回する際にクラッチが引掛かる危険性が比較的
大きい。何故ならば、軸線方向へ可動のピンの外歯列が
シャフトの内歯列に係合できるのは、双方の歯列が回転
方向へ相互に正確に配列された場合に限られるからであ
る。
【0004】クランクアームを自由に 360゜回転できる
一方向クラッチをクランクアームと駆動シャフトとの間
または駆動シャフトと駆動ピニオンとの間に設けた別の
公知のクランク駆動装置の場合、クランクアームを作動
位置から休止位置に直接に移行できる(西ドイツ特許第
2657850 号)。この場合、クランクアームを折返した
際、ロック装置が、一方向クラッチを阻止し、駆動ピニ
オンの回転を阻止する。このクランク駆動装置の場合、
車両ルーフの可動部分を別の位置に置くためクランクア
ームを休止位置から作動位置に旋回する際、クランクア
ームと駆動シャフトとを駆動結合する前に、クランクア
ームを最大 360゜だけ空回転する必要がある。かくし
て、クランクアームの作動ストロークが望ましくなく延
長される。
【0005】更に、ボスにクラッチのレバーを旋回自在
に軸支したクランク駆動装置は公知である(ヨーロッパ
特許第0155410 号)。この場合、クラッチレバーは、ク
ラッチの解離位置に対応する位置へ予圧されている。ク
ラッチには、更に、車両ルーフの可動部分の駆動のた
め、駆動シャフトの外歯列が含まれる。作動位置と休止
位置との間を旋回自在なクランクアームは、クラッチレ
バーと共働する。クランクアームの休止位置では、クラ
ッチレバーは、解放され、バネの予圧の作用によって駆
動シャフトの歯列から分離された状態に保持される。一
方、クランクアームが作動位置にある場合、クランクア
ームは、バネの予圧に抗してクランクレバーを押して駆
動シャフトの歯列と係合させ、かくして、クランクアー
ムと駆動シャフトとが空転しないよう結合される。この
クランク駆動装置は、比較的簡単に適確に操作できる
が、クランクアームの休止位置にある場合は駆動シャフ
トがボスから外れると云う欠点を有する。従って、クラ
ンクアームの休止位置において、車両ルーフの可動部分
が外部作用(例えば、風圧)の作用を受けて望ましくな
い態様で移動する危険性がある。
【0006】従って、本発明の課題は、一方では、簡単
且つ適確に作動でき、他方では、クランクアームを休止
位置に置いた場合に、車両ルーフの可動部分が自動的に
ロックされるクランク駆動装置を創生することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、駆動機構を
介して調節できる車両ルーフ部分のためのクランク駆動
装置であって、回転自在なボスに作動位置と休止位置と
の間を旋回自在なよう軸支したクランクアームを有し、
クランクの休止位置ではルーフに固定の受容ニッチに貫
入する作動要素をクランクアームに設置し、クランクア
ームの旋回位置に依存して作動されるクラッチを介して
駆動機構の一部である駆動シャフトにボスを結合し、上
記クラッチによって、クランクアームの作動位置におい
ても休止位置においてもボスと駆動シャフトとを空転し
ないよう結合し、クランクアームの解放位置では、ボス
と駆動シャフトとの間の駆動結合を断つ形式のものにお
いて、クラッチが、クランクアーム12の回転運動および
旋回運動に追従し、クランクアームの作動位置および休
止位置では駆動シャフト16または駆動シャフトに結合さ
れた駆動部材 (ピニオン18) の歯列43と係合し、作動位
置と休止位置との間の旋回範囲にあるクランクアームの
中間位置では歯列から解放される結合要素 (結合レバー
38) を有することにより解放される。
【0008】
【作用】本発明に係るクランク駆動装置の場合、駆動シ
ャフトおよびクランクアームとボスとから成るユニット
は、クランクアームの作動位置においても休止位置にお
いても空転しないよう相互に結合される。クランクアー
ムが休止位置にある場合、クランクアームの作動要素が
ルーフに固定の受容ニッチに貫入し、従って、クランク
アームおよびボスの不測の回転が阻止されるので、結合
されたクラッチを介して、可動ルーフ部分は、外部作用
(例えば、風圧)の作用を受けてランダムな運動を行な
うことのないよう確保される。受容ニッチと合致させる
ためクランクアームを駆動シャフトに対して回転できる
解放位置は、休止位置と作動位置との間のクランクアー
ムの旋回位置にある。従って、はじめに、クランクアー
ムを休止位置から出発して逆方向へ旋回する必要はな
い。一方向クラッチは不要であるので、ルーフ部分の操
作時、クランクアームの空運動を行なう必要はない。
【0009】本発明の実施例を従属請求項に示した。結
合要素の一端の範囲に第1結合歯を設け、他端の範囲に
第2結合歯を設け、1つの結合歯は、クランクアームの
作動位置において、歯列と共働させ、別の結合歯は、休
止位置において、歯列と共働させれば、クランク駆動装
置の構造が特に簡単化される。この場合、クランクアー
ムを当該位置(休止位置または作動位置)に旋回した際
に、1つの結合歯が歯列の1つの端面およびまたは周面
から歯列に貫入し、別の結合歯が歯列の別の端面および
または図面から歯列に貫入するよう構成すれば合目的的
である。
【0010】クランクアームおよび結合要素の支持のた
め同一の支持要素(例えば、旋回シャフト)を使用でき
るよう、クランクアームおよび結合要素をボスに関して
共通の軸のまわりに旋回できれば合目的的である。結合
歯およびまたは歯列の歯の前端を刃状に構成するのが好
ましい。かくして、クラッチ作動時の引掛かりの危険性
が最少となる。
【0011】クランクアームと共働するバネ予圧装置を
設け、バネ予圧装置によって、クランクアームが1つの
旋回方向へ死点を越えて旋回された場合はクランクアー
ムを作動位置の方向へ弾性的に予圧し、クランクアーム
が別の旋回方向へ死点を越えて旋回された場合はクラン
クアームを休止位置の方向へ弾性的に予圧すれば、クラ
ンク駆動装置の作動が更に簡単となる。この場合、バネ
予圧装置は、ボスに支持され、直接にまたは中間部材を
介してクランクアームのカム路に当接し、クランクアー
ムの死点位置では緩和位置に対して最大に偏向される板
バネを有する。
【0012】クランクの回転中にクランクアームの本質
的折返しを排除するため、クランクアームを作動位置に
ロックするロック装置を設けるのが好ましい。この場
合、クランクアームの自由端の近傍に配設してあってク
ランクアームの作動時に容易に操作できる解放レバーに
よって解ロックできる。ロック装置は、クランクアーム
に可動に装着され、作動位置にあるクランクアームがボ
スに対して旋回されるのを阻止する位置へ弾性的に予圧
され、クランクアームを旋回させ得る位置に解放レバー
によって予圧力に抗して移動できる少なくとも1つのス
ライダを有することができる。
【0013】
【実施例】図面を参照して以下に本発明に係るクランク
駆動装置の実施例を詳細に説明する。図1は、駆動シャ
フトおよび駆動ピニオンを除去した状態のクランク駆動
装置の平面図である。
【0014】図2〜図5は、図1の線II−II、II
I−III、IV−IV、V−Vに沿う断面図である。
図6は、クランク駆動装置の下面図である。図7は、ク
ランクアームを休止位置に折返した状態を示す図2に対
応する断面図である。
【0015】図8、図9は、図3の線VIII−VII
I、IX−IXに沿う断面図である。図10,図11,
図12は、カバーが異なる位置にあるスライドチルトル
ーフの略断面図である。図1−図9に示したクランク駆
動装置10は、回転自在のボス11およびクランクアーム12
を含むクランクを有する。ボス11は、軸線13のまわりに
回転自在であるが軸線13の方向へ不動なよう軸支されて
いる。このため、ボス11は、ディスク14に形成され駆動
シャフト16の下部を挿入した頚部15を有する。駆動シャ
フト16の下部17には、ピニオン18の内スプラインと係合
する外スプラインが設けてあり、かくして、駆動シャフ
ト16およびピニオン18は相互に空転しないよう結合され
る。ピニオン18は、ボス11に頚部15に下方へ続いて頚部
に対して拡大して構成したチャンバ19に設けてある。チ
ャンバ19の下面は、はめ込んだカバー20によって被われ
ている。ワッシャ21は、駆動シャフト16の下端およびピ
ニオン18の半径方向へ接する部分に当接する。ワッシャ
21は、軸線13と同軸の駆動シャフト16の雌ネジと係合す
るネジ22にはめ込んであり、従って、ボス11は、駆動シ
ャフト16に取外し自在に結合される。
【0016】クランクアーム12は、枢動軸23を介してボ
ス11に結合され、枢動軸23によって定められる旋回軸線
24のまわりにボスに対して作動位置(図2,図3)と休
止位置(図7)との間を旋回させることができる。枢動
軸23は、ボス11に形成された受け26に挿入されネジ27に
よって保持された2つの軸受25に回転自在に軸支されて
いる (図1)。装置は、全体として、図1の線II−I
Iと一致する縦対称線28に関して対称である。クランク
アーム12の枢動軸23とは逆の側の端部には、クランクア
ーム12の作動位置では、合目的的には軸線13と同様に垂
直な軸線30のまわりに上記クランクアーム12に対して回
転できるクランクノブ29が設けてある。
【0017】板バネ31は、ボス11に固定されたバネ支持
ピン32と固定アングル34の直立端33,34 との間に挿入さ
れ、バネ左端 (図1,図2,図3,図6,図7)は、ボ
ス11に形成された段部分35上に載っている。板バネ31
は、頚部15を囲み、段部分35とは逆の側の下面に2つの
カム36を有する。カム36は、板バネ31によって、クラン
クアーム12のクランクノブ29とは逆の側の端部の両側に
構成されたカム路37に押圧される。カム36およびカム36
と共働するカム路37は、板バネ31が、クランクアーム12
の作動位置と休止位置との間の死点位置において、緩和
位置に対して最大に偏向されるよう、構成、配置されて
いる。従って、クランクアーム12を1つの旋回方向へ死
点を越えて旋回すると、クランクアーム12は、板バネ31
によって作動位置の方向へ予圧される。一方、クランク
アーム12を別の旋回方向へ死点位置を越えて旋回すれ
ば、板バネ31が、クランクアーム12を休止位置の方向へ
予圧する。
【0018】枢動軸23には、ピニオン18とともにクラッ
チを形成する結合レバー38が回転自在に軸支してある。
このクラッチは、クランクアーム12の旋回位置に依存し
て、ボス11と駆動シャフト16とを空転しないよう結合す
るか、この種の結合を断つ。結合レバー38は、バネ39に
よってクランクアーム12に関して (図2,図7で見て)
逆時計方向へ予圧される。結合レバー38の旋回運動は、
結合レバー38の突起40がこの突起に向くクランクアーム
12の面に当接することによって制限される。結合レバー
38は、枢動軸23によって定められる旋回軸線24のまわり
のクランクアーム12の旋回運動および軸線13のまわりの
クランクアーム12およびボス11の回転運動に追従する。
結合レバー38は、一端の範囲に第1結合歯41を有し、他
端の範囲に第2結合歯42を有する。クランクアーム12の
作動位置 (図2)では、第1結合歯41はピニオン18の外
周面の歯列43の2つの歯の間にある。一方、クランクア
ーム12が休止位置(図7)にある場合は、結合レバー38
の第2結合歯42がピニオン18の歯列43に係合する。従っ
て、クランクアーム12の作動位置でも休止位置でも、ボ
ス11と駆動シャフト16とが空転しないよう結合される。
【0019】一方、作動位置(図2)と休止位置(図
7)との間のクランクアーム12の中間位置では、結合レ
バー38の双方の結合歯41,42 は、ピニオン18の歯列43か
ら解離する。従って、この中間位置では、クランクアー
ム12は、ボス11とともに軸線13のまわりに自由に回転さ
せることができ、しかも、この場合、駆動シャフト16が
同時に駆動されることはない。
【0020】図示の実施例の場合、クランクアーム12が
休止位置(図7)に接近すると、結合レバー38の結合歯
42を備えた端部が、ピニオン18に1つの端面(下面)か
ら接近する。この場合、結合レバー38が、まず、歯間に
なく、ピニオン18の歯の端面にぶつかった場合には、結
合レバー38は、バネ39の力に抗して枢動軸23のまわりに
旋回することによって逃げることができる。次いで、更
にボス11を僅かに回転すると、結合歯42が歯列43の次の
歯間にすべり込む。この導入を促進するため、結合歯42
および歯列43の歯は、クランクアーム12を休止位置に置
いた際に歯列43の歯の間に結合歯42が入り込もうとする
前端において、図2,図6,図7に符号44,45 でそれぞ
れ示した如く刃状に構成されている。
【0021】一方、クランクアーム12が作動位置に接近
すると、結合歯41が歯列43の歯の間に側方および上方か
ら導入される。この場合も、結合歯41および歯列43の歯
の当該の前端の刃状構造によって、上記導入が促進され
る。対応する刃を、それぞれ、図2,図6,図7に46,4
7 で示した。図示のクランク駆動装置は、更に、クラン
クアーム12を作動位置にロックする解ロック可能なロッ
ク装置50(図3,図8,図9に詳細に示してある)を備
えている。ロック装置50には、縦対称線28に関して側方
へずらして配置した2つのスライダ51が含まれている。
スライダ51の一端には、解放レバー54のピン状突起53が
係合する開口52が設けてある。解放レバー54は、別の円
筒形突起55を介して、クランクアーム12を形成された受
け台56に旋回自在に軸支してある。突起55とは逆の側の
解放レバー54の端部には、クランクノブ29を介してクラ
ンクを作動する際に容易に把持できるよう配置した取手
57が設けてある。クランクアーム12に支持されたバネ58
は、解放レバー54およびスライダ51を図3の位置に予圧
する。この位置において、解放レバー54とは逆の側の端
部59は、ボス11に固定された当接ピン61に支持された固
定アングル34の折曲げたウエブ60に載る。スライダ51の
端部59には、長穴62が構成されている。長穴62には、ク
ランクアーム12に挿入されたピン63が係合する(図3,
図8)。取手57によって解放レバー54をバネ58の力に抗
してクランクノブ29の方向へ旋回すると、双方のスライ
ダ51の端部は図3で見て右方へ移動され、かくして、ス
ライダ51が固定アングル34から解放される。かくして、
クランクアーム12を休止位置の方向へ旋回できる。
【0022】駆動シャフト16には駆動ピニオン64が空転
しないよう結合されている。駆動ピニオン64は、公知の
態様で、2つの非伸縮性駆動ケーブル65と係合できる。
上記駆動ケーブルは、公知の態様で (例えば、図10〜
図12に示した態様で)、レバー機構67を支持する移送
ブリッジ66に結合できる。上記レバー機構は、1つの側
で、スライドチルトルーフのカバー68に結合され、別の
側で、連結ガイド (図示してない)に69において案内さ
れている。クランク駆動装置10を作動することによっ
て、駆動ケーブル65を介してカバー18を図11の閉鎖位
置から出発して選択的に固定ルーフ部分70の下方に後方
へ摺動させるか(図10)、図12に示した換気位置に
上昇させることができる。
【0023】クランク駆動装置10の作動態様を説明する
ため、カバー68は完全に引込まれた位置 (図10)にあ
り、クランクアーム12は図7の休止位置を取ると仮定す
る。この休止位置では、クランクアーム12は、ボス11に
構成されディスク14を2つの円セグメント14a,14b に分
割する横スリット71に貫入する。同時に、クランクノブ
29が、ルーフに固定のライニング73に構成された受容ニ
ッチ72に導入される。クランクノブ29および受容ニッチ
72の相互係合によって、クランクアーム12およびボス11
は軸線13のまわりに回転しないよう確保される。板バネ
31は、折返された休止位置にクランクアーム12を保持す
る。結合レバー38の結合歯42は、ピニオン18の歯列43に
係合する。かくして、ピニオン18、駆動シャフト16およ
び上記シャフトに結合されたカバー68は、望ましくない
運動を行わないよう確保される。
【0024】例えば、カバー68を図10の位置から図1
1の閉鎖位置に移動する場合は、クランクアーム12およ
び結合レバー38を枢動軸23のまわりに休止位置(図7)
から作動位置(図2,図3)に旋回する。この旋回運動
の最初の部分において、結合歯42に歯列43から解離す
る。クランクアーム12の旋回運動の終了時、結合レバー
38の結合歯41はピニオン18の歯列43に係合し、かくし
て、ボス11およびクランクアーム12から成るユニットと
駆動シャフト16とが空転しないよう結合される。板バネ
31は、クランクアーム12を作動位置に固定する。ロック
装置50は、クランクアーム12の不測の折返しを阻止する
ためスライダ51の端部59が固定アングル34に支持される
位置 (図3)を取る。軸線13のまわりのクランクアーム
12およびボス11の回転運動は、結合レバー38およびピニ
オン18から成るクラッチを介して駆動シャフト16および
駆動ピニオン64に伝達される。駆動ケーブル65は、移動
されてカバー68を駆動し、しかも、この場合、クランク
アーム12の回転運動と駆動ピニオン64の回転運動との間
に空転が生ずることはない。カバーの新しい目標位置
(例えば、図11の閉鎖位置)に達したならば、取手57
を押してロック装置50を外す。かくして、クランクアー
ム12を板バネ31の初期抵抗に抗して且つ─死点の越えた
後─板バネ31の支援によって作動位置から休止位置に折
返すことができる。この場合、クランクアーム12の旋回
範囲の大半の部分において、結合レバー38の結合歯41,4
2 はピニオン18の歯列と係合しない。従って、カバーの
新しい目標位置においてクランクノブ29が何れにせよ受
容ニッチ72と合致しない場合は、クランクアーム12を軸
線13のまわりに自由に回転できる。かくして、クランク
ノブ29が受容ニッチ72に対向する位置にクランクアーム
12を回転でき、この場合、しかも、駆動運動が駆動ピニ
オン64に伝達されることはない。クランクノブ29および
受容ニッチ72を相互に配列した後、クランクアーム12を
完全に旋回された休止位置 (図7)に旋回し、結合レバ
ー38およびピニオン18から成るクラッチを介してボス11
と駆動シャフト16とを空転しないよう結合する。
【0025】もちろん、上述の実施例は、任意の態様に
変更できる。例えば、駆動シャフトおよびピニオン18を
相互に一体に構成でき、即ち、駆動シャフト自体に歯列
43を構成できる。駆動シャフト16には、ピニオン18の代
わりに、結合レバー38の双方の結合歯41,42 の1つとそ
れぞれ共働する2つのピニオンを空転しないよう結合す
ることができる。クランクアームの作動位置および休止
位置においてクランクアーム12と駆動シャフト16を空転
しないよう結合するため、各結合歯41,42 の代わりに、
2つまたはより多数の結合歯を並置することができる。
場合によっては、板バネ31がカム路37に直接当接しても
よい。
【0026】
【発明の効果】本発明に係るクランク駆動装置は、駆動
シャフトおよびクランクアームとボスとから成るユニッ
トは、クランクアームの作動位置においても休止位置に
おいても空転しないよう相互に結合される。クランクア
ームが休止位置にある場合、クランクアームの作動要素
がルーフに固定の受容ニッチに貫入し、従って、クラン
クアームおよびボスの不測の回転が阻止されるので、結
合されたクラッチを介して、可動ルーフ部分は、外部作
用(例えば、風圧)の作用を受けてランダムな運動を行
なうことのないよう確保される。受容ニッチと合致させ
るためクランクアームを駆動シャフトに対して回転でき
る解放位置は、休止位置と作動位置との間のクランクア
ームの旋回位置にある。従って、はじめに、クランクア
ームを休止位置から出発して逆方向へ旋回する必要はな
い。一方向クラッチは不要であるので、ルーフ部分の操
作時、クランクアームの空運動を行なう必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動シャフトおよび駆動ピニオンを除去した状
態のクランク駆動装置の平面図である。
【図2】図1の線II−IIに沿う断面図である。
【図3】図1の線III−IIIに沿う断面図である。
【図4】図1の線IV−IVに沿う断面図である。
【図5】図1の線V−Vに沿う断面図である。
【図6】クランク駆動装置の下面図である。
【図7】クランクアームを休止位置に折返した状態を示
す図2に対応する断面図である。
【図8】図3の線VIII−VIIIに沿う断面図であ
る。
【図9】図3の線IX−IXに沿う断面図である。
【図10】カバーが異なる位置にあるスライドチルトル
ーフの略断面図である。
【図11】カバーが異なる位置にあるスライドチルトル
ーフの略断面図である。
【図12】カバーが異なる位置にあるスライドチルトル
ーフの略断面図である。
【符号の説明】
11 ボス 12 クランクアーム 16 駆動シャフト 18 ピニオン 24 旋回軸線 31 板バネ 36 カム 37 カム路 38 結合レバー 41 第1結合歯 42 第2結合歯 43 歯列 50 ロック装置 51 スライダ 54 解放レバー 72 受容ニッチ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動機構を介して調節できる車両ルーフ
    部分のためのクランク駆動装置であって、回転自在なボ
    スに作動位置と休止位置との間を旋回自在なよう軸支し
    たクランクアームを有し、クランクの休止位置ではルー
    フに固定の受容ニッチに貫入する作動要素をクランクア
    ームに設置し、クランクアームの旋回位置に依存して作
    動されるクラッチを介して駆動機構の一部である駆動シ
    ャフトにボスを結合し、上記クラッチによって、クラン
    クアームの作動位置においても休止位置においてもボス
    と駆動シャフトとを空転しないよう結合し、クランクア
    ームの解放位置では、ボスと駆動シャフトとの間の駆動
    結合を断つ形式のものにおいて、クラッチが、クランク
    アーム(12)の回転運動および旋回運動に追従し、クラン
    クアームの作動位置および休止位置では駆動シャフト(1
    6)または駆動シャフトに結合された駆動部材 (ピニオン
    (18)) の歯列(43)と係合し、作動位置と休止位置との間
    の旋回範囲にあるクランクアームの中間位置では歯列か
    ら解放される結合要素 (結合レバー(38)) を有すること
    を特徴とする車両ルーフの可動部分のクランク駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 結合要素 (結合レバー(38)) が、一端の
    範囲に第1結合歯(41)を有し、他端の範囲に第2結合歯
    (42)を有し、1つの結合歯が、結合アーム(12)の作動位
    置において歯列(43)と共働し、別の結合歯が、結合アー
    ム(12)の休止位置において歯列(43)と共働することを特
    徴とする請求項1記載の車両ルーフの可動部分のクラン
    ク駆動装置。
  3. 【請求項3】 クランクアーム(12)を当該位置に旋回し
    た場合、1つの結合歯(41)が歯列(43)の1つの端面およ
    びまたは周面から歯列に貫入し、別の結合歯(42)が歯列
    の別の端面およびまたは周面から歯列に貫入することを
    特徴とする請求項1および2記載の車両ルーフの可動部
    分のクランク駆動装置。
  4. 【請求項4】 クランクアーム(12)および結合要素 (結
    合レバー(38)) を共通の軸線(24)のまわりにボス(11)に
    関して旋回できることを特徴とする請求項1〜3の1つ
    に記載の車両ルーフの可動部分のクランク駆動装置。
  5. 【請求項5】 結合要素 (結合レバー(38)) が、結合レ
    バー(12)の休止位置において作用する結合歯42を歯列(4
    3)と係合させる方向へ予圧されていることを特徴とする
    請求項3または4に記載の車両ルーフの可動部分のクラ
    ンク駆動装置。
  6. 【請求項6】 結合要素(41),(42) およびまたは歯列(4
    3)の歯が、それぞれ前端において刃状に構成されている
    ことを特徴とする請求項2〜5の1つに記載の車両ルー
    フの可動部分のクランク駆動装置。
  7. 【請求項7】 クランクアーム(12)と共働し、クランク
    アームを1つの旋回方向へ死点を越えて旋回した場合に
    はクランクアームを作動位置の方向へ弾性的に予圧し、
    クランクアームを別の方向へ死点を越えて旋回した場合
    にはクランクアームは休止位置の方向へ弾性的に予圧す
    るバネ予圧装置(板バネ(31)、カム(36)、カム路(37))
    を特徴とする請求項1〜6の1つに記載の車両ルーフの
    可動部分のクランク駆動装置。
  8. 【請求項8】 バネ予圧装置が、ボス(11)に支持され、
    直接にまたは中間部材 (カム(36)) を介してクランクア
    ーム(12)の少なくとも1つのカム路37に当接し、クラン
    クアームの死点位置では緩和位置に対して最大に偏向さ
    れる少なくとも1つのバネ(31)を有する請求項7に記載
    の車両ルーフの可動部分のクランク駆動装置。
  9. 【請求項9】 クランクアーム(12)を作動位置にロック
    する解ロック可能なロック装置(50)を特徴とする請求項
    1〜8の1つに記載の車両ルーフの可動部分のクランク
    駆動装置。
  10. 【請求項10】 クランクアーム(12)の自由端の近傍に
    設けた解放レバー(54)によってロック装置(50)を解ロッ
    クできることを特徴とする請求項9に記載の車両ルーフ
    の可動部分のクランク駆動装置。
  11. 【請求項11】 ロック装置(50)が、クランクアーム(1
    2)に可動に装着された少なくとも1つのスライダ(51)を
    有し、上記スライダが、作業位置に置かれたクランクア
    ームがボス(11)に対して旋回するのを阻止する位置に弾
    性的に予圧され、解放レバー(54)によってバネ予圧力に
    抗してクランクアームの旋回可能位置に移動できること
    を特徴とする請求項9または10に記載の車両ルーフの
    可動部分のクランク駆動装置。
JP32039692A 1992-02-18 1992-11-30 車両ルーフの可動部分のクランク駆動装置 Pending JPH05238271A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE92102637:3 1992-02-18
EP19920102637 EP0556420B1 (de) 1992-02-18 1992-02-18 Kurbelantrieb für ein verstellbares Teil eines Fahrzeugdaches

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Publication Number Publication Date
JPH05238271A true JPH05238271A (ja) 1993-09-17

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ID=8209342

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32039692A Pending JPH05238271A (ja) 1992-02-18 1992-11-30 車両ルーフの可動部分のクランク駆動装置

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DE59204071D1 (de) 1995-11-23
EP0556420A1 (de) 1993-08-25
EP0556420B1 (de) 1995-10-18

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