JPH05238125A - 点字刻印方法、及びこれを用いた点字刻印器具 - Google Patents

点字刻印方法、及びこれを用いた点字刻印器具

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JPH05238125A
JPH05238125A JP4044166A JP4416692A JPH05238125A JP H05238125 A JPH05238125 A JP H05238125A JP 4044166 A JP4044166 A JP 4044166A JP 4416692 A JP4416692 A JP 4416692A JP H05238125 A JPH05238125 A JP H05238125A
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JP
Japan
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braille
dot
plate
pressing
attachment
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JP4044166A
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English (en)
Inventor
Akiyo Matsumoto
日世 松本
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HINODE KOKI KK
KOUIKI SHAKAI FUKUSHIKAI
Original Assignee
HINODE KOKI KK
KOUIKI SHAKAI FUKUSHIKAI
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機械的手段で通帳やカード等へ簡易確実に点字
情報を、随時即座に刻印できる点字刻印方法及び点字刻
印器具の提供。 【構成】各種点字の形成に必要なドット位置に貫通孔
(8)が形成されてなる一文字点字区画単位(9)が、
1又は2以上配列された板状のプレート(5)を形成
し、該プレートには、刻印目的である特定点字のドット
位置に対応した貫通孔内に、頭部をプレート上面に露出
させるようにしてドットピン(6)が装填固定される。
その後、かかる規定のドットピンが装填されたプレート
と、前記貫通孔に対応する位置に開口凹部(19h)が
形成された押圧面(19u)を有する押圧体(19)と
で、プレート上面に載置された紙、カード等の被刻印シ
ート材(28)を押圧することによって点字を刻印す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙、カード等のシート
材に、所定文字又は記号を点字によって刻印する点字刻
印方法、及びこれを用いた点字刻印器具に関する。
【0002】
【発明の背景】福祉の充実が叫ばれてきた昨今、社会活
動及び日常生活において盲人を配慮した社会システムの
拡充が問題化してきている。例えば、盲人のための行政
サービスの書類等、または盲人への障害者手帳や通帳、
さらにはテレホンカード、銀行カードなどには、一定の
情報を点字で表示すべきであるという機運が高まってき
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、点字の
刻印のほとんどは、点字板を用いて一つ一つ手作業によ
って行われており、非常に時間と手間のかかるものであ
った。また、これら点字情報(例えば、電話番号、口座
番号、等)を大量の書類、またはテレホンカードやCD
カードに刻印することは、労働コストがかさむ問題点が
あった。
【0004】また、近年は、点字の大量刻印に対して
は、一部機械化も可能であるが、費用がかかるばかりで
なく大型化してしまい、利便性に欠けるきらいがあっ
た。数枚から数十枚程度の比較的少量生産にあっては、
まだまだ個別的な手作業にたよるほかなかった。このこ
とが、点字刻印の普及を阻んでいた。そこで、本願発明
は、これら問題点の解決を目的とし、通帳やカード等へ
簡易確実に点字情報を、随時即座に刻印することのでき
る点字刻印方法を提供し、さらに個別、又大量の何れの
要求に対しても、これを簡易に機械的手段で刻印するこ
とのできる利便性に富んだ点字刻印器具を併せて提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明は、次のように構成される。まず、点字刻
印方法は、各種点字の形成に必要なドット位置に貫通孔
が形成されてなる一文字点字区画単位が、1又は2以上
配列された板状のプレートを形成し、該プレートには、
刻印目的である特定点字のドット位置に対応した貫通孔
内に、頭部をプレート上面に露出させるようにしてドッ
トピンが装填固定される。その後、かかる規定のドット
ピンが装填されたプレートと、前記貫通孔に対応する位
置に開口凹部が形成された押圧面を有する押圧体とで、
プレート上面に載置された紙、カード等の被刻印シート
材を押圧することによって点字を刻印することを特徴と
する次に、上記方法を用いた点字刻印器具は、以下のよ
うに構成される。
【0006】各種点字の形成に必要なドット位置に貫通
孔が形成されてなる一文字点字区画単位が1又は2以上
配列された板状のプレートと、所望の特定点字形成のド
ットに位置する貫通孔内に下方から装填され頭部が前記
プレート上面から露出する長さで略円柱状を成し底部に
は貫通孔縁に掛止するフランジが形成されたドットピン
と、前記プレート下面に着脱自在に取付けられドットピ
ンのフランジを挟持保持する略直方体状の保持基体と、
から点字アタッチメントを構成する。
【0007】この点字アタッチメントは、所定位置で係
合固定する係止手段を備えた基台上に慴動自在に保持さ
れる。かつ前記貫通孔に対応する位置に下方開口の凹部
が形成された押圧面を有する押圧手段が、前記基台上に
固定されて前記点字アタッチメント上方に所定の間隔を
持って配置されていることを特徴とする。
【0008】
【実施例】次に、上記構成にかかる本願発明の具体的実
施例の一つを、図面に従って詳細に説明する。図1は、
点字刻印器具1の全体を示した斜視図である。該点字刻
印器具1は、主に、点字アタッチメント2と、これを保
持する基台3と、及び基台3に固定された押圧手段4と
から構成されている。
【0009】点字アタッチメント2は、図2に示すよう
に、プレート5と、ドットピン6と、及び保持基体7と
から構成されている。プレート5は、板状に形成され、
各種点字の形成に必要なドット位置に貫通孔8が形成さ
れてなる一文字分の点字区画単位9が1又は2以上配列
されている。ドットピン6は、頭部6hが前記プレート
上面5uから露出する長さをもって略円柱状を成し、頭
部6hは球形にされ、かつ底部には前記貫通孔8より大
径のフランジ10が一体的に成形されている。かかるド
ットピン6は、プレート下面5dから貫通孔8へ頭部6
hを挿入するようにして装填され、前記フランジ10が
貫通孔縁8aに当接することによって掛止される。かか
るドットピン6の装填は、刻印目的である特定点字のド
ット位置に対応した貫通孔8内に対して行われ、これに
よって刻印する点字が規定される。また、プレート上面
5uには、点字区画単位9の配列に対応した表示面11
が設けられており、規定された点字を翻訳した通常文字
記号が表示されるようにされている。これによって、健
常者に面規定された点字が理解できるようにしている。
【0010】保持基体7は、略直方体状を成し、ネジ1
2によって、プレート下面5dに取付けられる。これに
よって、フランジ10が挟持され、貫通孔8に規定装填
されたドットピン6が固定保持される。また、保持基体
7の中央部側面には後述する係合手段と係合する係合凹
部13が形成されている。これにより、点字アタッチメ
ント2のドットピン6は、着脱自在になる。
【0011】次に、基台3は、矩形盤状の基体14に、
前記点字アタッチメント2が適合する慴動溝15が形成
された保持体16と、保持体16から後方にループ17
を描いて延び押圧手段4を支持する支持体18とを、一
体的に形成することによって構成されている。保持体1
6の慴動溝15の中央部には前記係合凹部13と係合す
る係合凸部(図示せず。)が形成されており、これによ
って、慴動溝15内を慴動してきた点字アタッチメント
2を、所定位置で停止固定させるようにしている。これ
により、点字アタッチメント2は、着脱自在となり、ま
た支持体18がループ状に形成されているため、紙、カ
ードの逃げの部分を多く採ることができ、点字刻印位置
の奥行きを深くすることができる。
【0012】次に、押圧手段4は、前記支持体18によ
って点字アタッチメント2の上方に配置され、図3に示
すように、押圧体19と、これをプッシュハンドル20
によって上下移動させる機構とによって構成されてい
る。押圧体19は、下面が点字アタッチメント2のプレ
ート上面5u全体を覆う矩形状の押圧面19dを成し、
該押圧面19dには、前記貫通孔8に対応する位置に下
方開口の凹部19hがそれぞれ形成されている。
【0013】押圧体19は、両端部付近て2本のロッド
21に固定され、該ロッド21によって支持体18に固
定されたケース22の下部22dに慴動自在に保持され
ている。2本のロッド21の上端21aは、それぞれケ
ース22内において、2部材がピン結合してなる懸垂ロ
ッド23と回動自在に連結(ピン連結)され、この懸垂
ロッド23を介して、ケース22内の上部22uにピン
連結によって懸垂支持されている。
【0014】プッシュハンドル20は、略T字状を成
し、ケース22の中央部を上下方向慴動自在に貫通して
配置されたプッシュロッド24のケース22外上端部に
取付けられている。プッシュロッド24のケース22内
中央部には、肩部材25が固定され、プッシュロッド2
4に従って移動するようにされている。この肩部材25
の下部25dと、ケース下部22dの間には、スプリン
グ26が取付けられ、これにより肩部材25は上方へ付
勢されている。また、この肩部材25の両肩部25s
と、前記の懸垂ロッド23のピン結合部23aとは、腕
ロッド27によってピン連結されている。
【0015】上記機構により、初期状態として、肩部材
25は、スプリング26の付勢力によって上方に位置
し、懸垂ロッド23は、腕ロッド27に引き付けられて
略くの字状に屈曲した状態にされる。この時、ロッド1
9が上方に引き付けられ、これに固定された押圧体19
は、点字アタッチメント2と一定の間隙(矢印a)をも
って上方に位置することになる。
【0016】次に、プッシュハンドル20を下方に押し
下げる(矢印b)ことにより、プッシュロッド24及び
肩部材25は、スプリング26を圧縮するようにして下
方に移動する。この過程で、腕ロッド27は、懸垂ロッ
ド23を押し、屈曲を真っ直ぐさせる方向に作用する。
かかる作用は、懸垂ロッド23の上端が移動しないた
め、ロッド21を押し下げる働きをする。これにより、
押圧体19は、点字アタッチメント2を押圧し、さらに
は、プッシュロッド24の下端部24dも下降し、これ
に加わることになる。
【0017】
【作用】上記のように構成することにより、本願発明は
次のようにして使用する。刻印目的の点字のドットに対
応した貫通孔8にドットピン6を装填して、点字アタッ
チメント2を作成する。これを基台3の保持体16の慴
動溝15に取付ける(矢印c)。次に、紙、カード等の
被刻印シート材28を、点字アタッチメント2に載置
し、プッシュハンドル20を押し下げることにより、押
圧体19が押圧することになり、プレート5に規定配置
されたドットピン6が下方から被刻印シート材28を押
上げ、この部分だけが押圧面19uの凹部19h内に押
し込まれ、点字構成のドットが形成されることになる。
そして、プッシュハンドル20を離すと、スプリング2
6の反発力で、押圧体19は上方に移動し、被刻印シー
ト材28を取り出して、作業は完了となる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記構成により、以下に列挙
する効果を奏する。 貫通孔へドットピンを装填配置することにより、目的
の点字ドットを形成するため、文字、数字を自由に構成
することができる。 また、各種の情報が点字規定された複数種類の点字ア
タッチメントを予め用意して置き、必要時に随時選択す
ることにより、個別的にも大量的にも即座に対応して刻
印することができる。さらに、該アタッチメントの向き
を換えて基台保持体に取付けることにより、上下どちら
の向きにも対応することができる。
【0019】点字アタッチメントにより一文字分をい
っぺんに刻印するため、ドット一つ々刻印する場合より
も均一なドットを構成することができる。 本発明の点字刻印器具を用いれば、押圧体に作用させ
た力がドットピンに集中するため、既成のテレホンカー
ドや銀行カード等の硬質な素材の磁気カードにも、簡易
容易に刻印することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願にかかる点字刻印器具の一実施例を示す全
体斜視図である。
【図2】点字アタッチメントを示す分解斜視図である。
【図3】押圧手段の内部構造を示す要部平面図である。
【図4】押圧過程を要部拡大して示す一部切欠断面図で
ある。
【図5】押圧過程を要部拡大して示す一部切欠断面図で
ある。
【符号の説明】
1・・・点字刻印器具 2・・・点字
アタッチメント 3・・・基台 4・・・押圧
手段 5・・・プレート 5d・・プレ
ート下面 5u・・プレート上面 6・・・ドッ
トピン 6h・・(ドットピンの)頭部 7・・・保持
基体 8・・・貫通孔 9・・・点字
区画単位 10・・・フランジ 19・・・押圧
体 19u・・押圧面 19h・・凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種点字の形成に必要なドット位置に貫通
    孔(8)が形成されてなる一文字点字区画単位(9)
    が、1又は2以上配列された板状のプレート(5)を形
    成し、 刻印目的である特定点字のドット位置に対応した貫通孔
    (8)内に、頭部(6h)をプレート上面(5d)に露
    出させるようにしてドットピン(6)を装填固定し、 かかる規定のドットピン(6)が装填されたプレート
    (5)と、前記貫通孔(8)に対応する位置に開口凹部
    (19h)が形成された押圧面(19u)を有する押圧
    体(19)とで、プレート上面(5u)に載置された
    紙、カード等の被刻印シート材(28)を押圧すること
    によって点字を刻印することを特徴とする点字刻印方
    法。
  2. 【請求項2】各種点字の形成に必要なドット位置に貫通
    孔(8)が形成されてなる一文字点字区画単位(9)
    が、1又は2以上配列された板状のプレート(5)と、 所望の特定点字形成のドットに位置する貫通孔(8)内
    に下方から装填され、頭部(6h)が前記プレート上面
    (5u)から露出する長さで略円柱状を成し、底部には
    貫通孔縁に掛止されるフランジ(10)が形成されたド
    ットピン(6)と、 前記プレート下面(5d)に着脱自在に取付けられ、ド
    ットピン(6)のフランジ(10)を挟持保持する略直
    方体状の保持基体(7)と、から点字アタッチメント
    (2)を構成し、 該点字アタッチメント(2)を、所定位置で係合固定す
    る係止手段を備えた基台(3)上に慴動自在に保持し、 前記基台(3)に固定され、前記貫通孔(8)に対応す
    る位置に下方開口の凹部(19h)が形成された押圧面
    (19d)を有する押圧手段(4)を、前記点字アタッ
    チメント(2)上方に所定の間隔を持って配置したこと
    を特徴とする点字刻印器具。
JP4044166A 1992-02-29 1992-02-29 点字刻印方法、及びこれを用いた点字刻印器具 Pending JPH05238125A (ja)

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JP (1) JPH05238125A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05246009A (ja) * 1992-03-06 1993-09-24 Kanazawa Seal:Kk 点字の形成方法
JP2007090523A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Jtr:Kk 点字刻印器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05246009A (ja) * 1992-03-06 1993-09-24 Kanazawa Seal:Kk 点字の形成方法
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