JPH05237884A - 樹脂成形方法 - Google Patents

樹脂成形方法

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JPH05237884A
JPH05237884A JP7916692A JP7916692A JPH05237884A JP H05237884 A JPH05237884 A JP H05237884A JP 7916692 A JP7916692 A JP 7916692A JP 7916692 A JP7916692 A JP 7916692A JP H05237884 A JPH05237884 A JP H05237884A
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JP
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resin
opening
injection
closing
injection port
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JP7916692A
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English (en)
Inventor
Kiyonaka Ido
清仲 井戸
Tatsu Kai
達 甲斐
Yasuhiko Hayashida
保彦 林田
Koji Yamaoka
幸治 山岡
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/27Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
    • B29C45/28Closure devices therefor
    • B29C45/2806Closure devices therefor consisting of needle valve systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の噴射口を通じて、キャビティ等に予定
した量の溶融樹脂を正確に供給することができる樹脂成
形方法を提供する。 【構成】 射出成形機20のスクリュウ23を進出させ
ることにより、熱可塑性樹脂が樹脂導入通路43を通じ
て、各分岐通路45A〜45Dに圧送される。この射出
時に、開閉機構60A〜60Dが順次、駆動されて、噴
射口47A〜47Dが開かれることにより、樹脂溜まり
73A〜73Dに熱可塑性樹脂が供給される。すなわ
ち、開閉機構60A〜60Dの開閉駆動により噴射口4
7A〜47Dを開く時期の制御は、予め定められたタイ
ムスケジュールにより順次駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形用金型のキャビテ
ィや樹脂溜まりに複数のゲートから溶融樹脂を供給する
樹脂成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂成形方法として、長尺物や大
型の樹脂成形品等を成形するのに、成形用金型のキャビ
ティや樹脂溜まりに溶融樹脂を複数の噴射口から供給す
る方法が知られている。
【0003】すなわち、この樹脂成形方法を行なう樹脂
成形装置は、射出成形機の噴射口から複数に分岐した分
岐通路を設けると共に、各分岐通路の先端の噴射口に対
して、プランジャを進退させることにより、該噴射口を
開閉する開閉機構を備えている。この開閉機構は、上記
プランジャに対して常時、閉弁方向に付勢する油圧を加
える油圧手段を備えている。そして、射出成形時には、
射出成形機より、溶融樹脂が分岐通路に射出されると共
に、開閉機構の油圧手段によってプランジャに対して開
駆動する油圧を加えて該プランジャを開くことにより、
噴射口から溶融樹脂がキャビティまたは樹脂溜まりに供
給される。このとき、各プランジャが噴射口を開く時期
は、それぞれのプランジャに加わる油圧の大きさによっ
て定まる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各開閉機構の
プランジャに加わる油圧は、分岐通路の経路の形状等に
よって異なり、プランジャ毎に異なり易い。このため、
各プランジャの開閉時期が予定した時期にならず、各噴
射口からキャビティや樹脂溜まりに供給される樹脂量も
異なることになる。したがって、樹脂成形品に、部分的
に樹脂の不足や過剰が生じたりして、製品不良が発生す
るという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の問題点を解決
するものであり、複数の噴射口から予定した量の溶融樹
脂を成形型のキャビティまたは樹脂溜まりに供給するこ
とができる樹脂成形方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明は、射出成形機のスクリュウを進退さ
せ、該スクリュウの進出により射出される溶融樹脂を樹
脂通路に射出すると共に、該樹脂通路から分岐した複数
の分岐通路を通って、該分岐通路の先端の噴射口を通じ
て成形型のキャビティまたは樹脂溜まりに溶融樹脂を供
給することにより、樹脂成形品を形成する樹脂成形方法
において、各噴射口に対して閉塞可能な先端形状の開閉
部をそれぞれ有すると共に、該開閉部をそれぞれ駆動す
ることにより噴射口を独立して開閉する開閉駆動手段を
備えた樹脂成形装置を用いて、上記スクリュウの移動に
よる射出時に、各開閉駆動手段を、予め設定した所定時
間で順次、別個に開動作させて、溶融樹脂を噴射口から
キャビティまたは樹脂溜まりに注入する注入工程を行な
うことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、射出成形機のスクリュウを進出さ
せることにより、溶融樹脂を樹脂通路を通じて各分岐通
路に射出する。各分岐通路には、その先端に噴射口が設
けられており、さらに、各々の噴射口を開閉する開閉駆
動手段が設けられている。開閉駆動手段は、開閉部を開
閉駆動することにより噴射口を開閉するものであり、開
かれている噴射口から、キャビティまたは樹脂溜まりに
溶融樹脂が供給される。
【0008】こうした開閉駆動手段を有する樹脂成形装
置を用いて、複数の噴射口から溶樹脂が供給されるが、
開閉駆動手段の開閉時期の制御は、予め定められた時間
に基づいて行なわれる。すなわち、スクリュウの移動に
よる射出時に、1つの噴射口が開閉駆動手段により開か
れると、1つの噴射口から噴射される溶融樹脂量は、噴
射口が開かれている時間の長さで計られる量に等しくな
る。したがって、スクリュウの移動による射出時におい
て、順次、各噴射口を予め定めた時間で開くことによ
り、各噴射口から供給される樹脂量を予定した量だけキ
ャビティに供給することができる。その結果、樹脂成形
品の樹脂量に部分的な過不足を生じない。
【0009】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0010】図1は実施例にかかる樹脂成形装置を示す
概略構成図であり、表皮Hがセットされた状態を示す。
【0011】樹脂成形装置10は、水平方向に熱可塑性
樹脂を射出する射出成形機20と、樹脂注入機構40
と、成形用金型80と、電子制御装置100と、を主要
な構成要素としており、成形用金型80へ複数のゲート
にて熱可塑性樹脂を供給して樹脂成形品を成形するもの
である。
【0012】上記射出成形機20は、シリンダ21内に
回転及び摺動自在に貫挿されたスクリュウ23と、この
スクリュウ23を回転及び摺動駆動する回転・摺動駆動
装置25とを備えている。この射出成形機20の構成に
より、回転・摺動駆動装置25にてスクリュウ23が回
転及び摺動駆動されると、シリンダ21の側部に形成さ
れた導入口27から熱可塑性樹脂がシリンダ21内に導
入されて、さらにシリンダ21に付属した加熱装置(図
示省略)により溶融されて、シリンダ21の先端のノズ
ルゲート29から射出される。
【0013】上記樹脂注入機構40は、熱可塑性樹脂を
硬化させないように加熱装置(図示省略)により常時加
熱されている本体部50及びプランジャ70を備えてお
り、本体部50に上記ノズルゲート29に連通する樹脂
導入通路43を設けると共に、本体部50及びプランジ
ャ70にわたって該樹脂導入通路43から4経路に分岐
した分岐通路45A,45B,45C,45Dを設けて
いる。
【0014】各分岐通路45A〜45Dの先端部には、
成形用金型80側への噴射口47A,47B,47C,
47Dがぞれぞれ設けられ、これらの噴射口47A〜4
7Dは、開閉機構60A,60B,60C,60Dによ
り開閉される。各開閉機構60A〜60Dは、同一の構
成及び動作を行なうものであるから、開閉機構60Aに
ついて説明する。開閉機構60Aは、上記分岐通路45
A及び貫挿孔91A〜91Dに貫挿されたシャットオフ
ロッド61と、該シャットオフロッド61と一体のピス
トン62を油圧シリンダ63で駆動する油圧部64とを
備えている。この構成により、油圧シリンダ63内の油
圧室65,油圧室66にシリンダ油が制御弁67,制御
弁68を介して供給排出されると、シャットオフロッド
61が図中の矢印dの右方向に分岐通路45A内を移動
するから、そのテーパ状の先端部61Aが噴射口47A
から離れ、分岐通路45A内の熱可塑性樹脂が噴射口4
7Aから樹脂溜まり73Aに射出される。
【0015】上記成形用金型80は、メス型81と、こ
のメス型81の凹所に挿入されるコア部85を有するコ
ア型86と、3つのスライド型89A,89B(なお、
図示しない他のスライド型はロック用である)とを備え
ており、これらの型によりキャビティ87が形成されて
いる。上記コア型86は、その中央に水平方向に沿って
穿孔された貫挿孔91A,91B,91C,91Dを備
える。そして、これらの貫挿孔91A〜91Dに上記プ
ランジャ70の凸部72A,72B,72C,72Dが
摺動自在に嵌合されている。この凸部72A〜72Dの
端面とコア型86の貫挿孔91A〜91Dの周壁とによ
り上記樹脂溜まり73A〜73Dが形成されている。
【0016】また、プランジャ70及びコア型86のぞ
れぞれの側端面間には、コア型86を図中左方向に付勢
するスプリング93が配置されている。
【0017】成形用金型80のメス型81及びスライド
型89A,89Bが、それぞれ、矢印b,c方向に移動
するに当たっては、図示しない油圧シリンダ或いはボー
ルネジとその駆動モータ等を駆動するメス型駆動装置1
20及びスライド型駆動装置121が作動する。つま
り、これら各駆動装置120,121により油圧シリン
ダ等が所定の動きをなし、メス型81は矢印b方向に、
スライド型89A,89Bは矢印c方向に移動する。
【0018】次に、上記した樹脂成形装置10の制御を
司る電子制御装置100及びその入出力装置について説
明する。電子制御装置100には、メス型81の原点位
置や成形用金型80の密着位置及び型締め位置等を検出
するための図示しない位置検出センサ等のほか、表皮H
への樹脂一体化の開始等を指示する操作パネル150が
接続されており、これらの各センサの検出信号や操作パ
ネル150からの指令信号が入力される。なお、操作パ
ネル150には、スタートスイッチや、開閉機構60A
〜60Dの開弁時間を設定可能な時間設定部の入力スイ
ッチ等各種のスイッチが設けられている。
【0019】電子制御装置100は、CPU101,R
OM102,RAM103,タイマ104を中心に論理
演算回路として構成され、これらとコモンバス105を
介して相互に接続された入出力ポート107により外部
との入出力を行なう。そして、入出力ポート107に
は、上述した各センサの検出信号等が接続されていると
共に、上記メス型駆動装置120,スライド型駆動装置
121,回転・摺動駆動装置25等の各駆動装置や、油
圧部64の制御弁67,68等が接続されている。な
お、この電子制御装置100は、予め作成されたラダー
プログラムにより制御対象機器をシーケンシャルに駆動
させるいわゆるプログラマブルコントローラである。
【0020】次に、上記樹脂成形装置10によるスタン
ピング成形工程について図3及び図4も用いて説明す
る。図3は、樹脂一体化工程を表わすフローチャート、
図4はそのタイミングチャートである。
【0021】図1に示すように、成形用金型80のメス
型81及びスライド型89A,89Bが原点位置にある
際に、予め図示した形状に賦形された表皮Hをコア型8
6のコア部85にセットする(表皮セット工程)。この
場合、必要であれば表皮Hを加熱しておく。なお、表皮
Hは、コア部85との間に所定間隙の樹脂注入空間H0
が形成されるように、その形状を考慮して賦形されてい
る。
【0022】表皮セット工程の後に、操作パネル150
の図示しないスタートスイッチを押圧操作することによ
り、以下に説明する仮締め工程を行なう。すなわち、電
子制御装置100は、スタートスイッチの信号を受け
て、ROM102に記憶されているプログラムにしたが
って、まず、メス型駆動装置120に駆動信号を出力し
て、メス型81を図示右側へ移動させ(時点T1〜時点
T2)、次いで、スライド型駆動装置121に駆動信号
を出力して、スライド型89A,89B等を矢印c方向
に順次移動させる(時点T2〜時点T3)。これによ
り、メス型81は、コア型86に対してスライド型89
A,89B等を介在させて型締めされ、表皮Hをコア型
86との間で挟持する。このとき、メス型81の移動終
点位置は、メス型81とコア型86とで表皮Hを挟持し
た状態であって、僅かにスプリング93を押し縮める位
置に設定されている。
【0023】続いて、熱可塑性樹脂を射出する射出工程
を行なう。すなわち、電子制御装置100は、回転・摺
動駆動装置25及び油圧部64の制御弁67,制御弁6
8等に駆動信号を出力する。回転・摺動駆動装置25
は、電子制御装置100からの駆動信号を受けると、シ
リンダ21内のスクリュウ23を回転させながらノズル
ゲート29側へ移動させる。これにより、シリンダ21
の先端のノズルゲート29から溶融した熱可塑性樹脂が
樹脂導入通路43に射出される(時点T3〜時点T
7)。
【0024】また、電子制御装置100は、回転・摺動
駆動装置25の駆動開始と同時に、予め設定されたタイ
ムスケジュールに基づいたタイマ104からの指令によ
り、開閉機構60A〜60Dを順次、駆動して噴射口4
7A〜47Dから樹脂溜まり73A〜73Dに熱可塑性
樹脂を射出する。すなわち、回転・摺動駆動装置25の
駆動開始と同時に、まず、開閉機構60Aの油圧部64
の制御弁67,制御弁68が駆動されて、油圧室65へ
シリンダ油が供給される一方で油圧室65からシリンダ
油が排出される。これにより、各シャットオフロッド6
1が、矢印dの右方向に移動し、噴射口47Aが開く
(時点T3)。
【0025】そして、電子制御装置100は、タイマ1
04からの信号に基づいて、油圧部64の制御弁67,
制御弁68等に駆動信号を出力して、油圧シリンダ63
へのシリンダ油の供給排出に基づいて、シャットオフロ
ッド61を、矢印dの左方向へ移動して、噴射口47A
を閉じる(時点T4)。
【0026】この期間(時点T3〜時点T4)、ノズル
ゲート29から射出された熱可塑性樹脂が樹脂導入通路
43及び分岐通路45A内を加圧されつつ通り抜け、噴
射口47Aから樹脂溜まり73Aに射出される。この結
果、樹脂溜まり73Aには、射出された熱可塑性樹脂が
一時的に保持される。
【0027】そして、電子制御装置100は、タイマ1
04からの信号に基づいて、開閉機構60Aの閉動作と
同時に、開閉機構60Bを開駆動して、射出口47Bか
ら熱可塑性樹脂を樹脂溜まり73Bに供給する(時点T
4〜時点T5)。これを順次繰り返して、他の開閉機構
60C,60Dについても樹脂溜まり73C,73Dに
熱可塑性樹脂を供給する(時点T5〜時点T7)。
【0028】開閉機構60Dから熱可塑性樹脂の供給
は、時点T7にて終了するが、これと同時に射出成形機
20のスクリュウ23が停止して、熱可塑性樹脂の射出
も終了する。
【0029】続く工程では、型締め工程を行なう。すな
わち、電子制御装置100は、メス型駆動装置120に
駆動信号を出力して(時点T8)、メス型81をコア型
86と密着させた状態にて、矢印bの右方向へさらに移
動して型締めを行なう。
【0030】この型締め工程により、コア型86がスプ
リング93の付勢力に抗してプランジャ70の凸部72
A〜72Dに沿って型締め方向(矢印bの右方向)に摺
動するため、樹脂溜まり73A〜73Dに保持されてい
た熱可塑性樹脂は、プランジャ70の凸部72A〜72
Dの端面により反型締め方向に押し出されて表皮Hとコ
ア部85との間の樹脂注入空間H0 内に押し出される。
この結果、この樹脂注入空間H0 は、樹脂溜まり73A
〜73Dに保持されていた熱可塑性樹脂で充填される。
【0031】次に、熱可塑性樹脂を冷却する冷却工程が
行なわれる。すなわち、型締めが終了した旨の信号が位
置検出センサから電子制御装置100に入力されると、
電子制御装置100がタイマ104を起動させ、このタ
イマ104にて計測された所定時間、上記型締めの状態
を維持すると共に、図示しない冷却装置から冷水及び冷
却水を成形用金型80に送る(時点T8〜時点T1
1)。これにより、熱可塑性樹脂を硬化させる冷却が行
なわれ、表皮Hと樹脂注入空間H0 に充填された熱可塑
性樹脂とが一体化して樹脂成形品が成形される。
【0032】なお、冷却工程の間における時点T9から
時点T10の間では、スクリュウ23が戻されて、シリ
ンダ21内に熱可塑性樹脂が導入されて次の射出の準備
が行なわれる。
【0033】続く工程では、樹脂成形品を離型する離型
工程が行なわれる。すなわち、電子制御装置100から
スライド型駆動装置121に駆動信号が出力され、スラ
イド型89A,89B等が図1における原点位置に復帰
し(時点T11〜時点T12)、さらに、メス型駆動装
置120にも駆動信号が出力されて、メス型81が型締
め完了位置から図1に示す原点位置まで移動する(時点
T12〜時点T13)。
【0034】このとき、コア型86は、スプリング93
により矢印bの左側方向へ付勢されて、樹脂成形品をメ
ス型81との間で挟持したまま、メス型81に追従して
プランジャ70の凸部72A〜72Dに沿って摺動し、
所定位置まで移動したときに、メス型81から離れる。
【0035】こうして、メス型81及びコア型86がそ
れぞれ図1に示す原点位置に復帰してメス型81及びコ
ア型86が分離すると、ノックアウトピン(図示省略)
が駆動されて、樹脂成形品の離型が行なわれる(時点T
13〜時点T14)。
【0036】上記実施例において、射出成形機20のス
クリュウ23を進出させることにより、熱可塑性樹脂が
樹脂導入通路43を通じて、各分岐通路45A〜45D
に圧送されるが、この射出時に、開閉機構60A〜60
Dの1つが順次、開閉駆動されて樹脂溜まり73A〜7
3Dに熱可塑性樹脂が供給される。このとき、熱可塑性
樹脂が樹脂溜まり73A〜73Dに供給される時期は、
開閉機構60A〜60Dを開閉制御することを予め設定
したタイムスケジュールに従って行なわれる。ここで、
噴射口47A〜47Dのうち1つの噴射口が開かれる
と、その開かれた噴射口が射出成形機20のノズルゲー
ト29に直接接続されることになる。例えば、1つの噴
射口47Aが開閉機構60Aにより開かれた状態にて、
スクリュウ23が所定移動量だけ移動すると、噴射口4
7Aだけに射出成形機20から樹脂が供給される。ここ
で、スクリュウ23の移動速度は、一定に設定されてい
るから、噴射口の開かれている時間に比例した量の熱可
塑性樹脂が樹脂溜まり73A〜73Dに供給されること
になる。
【0037】したがって、スクリュウ23の移動による
射出時において、順次、各噴射口47A〜47Dを単独
で時系列的に開くことにより、各噴射口47A〜47D
から、予め定めた樹脂量を正確に供給することができ
る。このように、各噴射口47A〜47Dから予定した
樹脂量を正確に供給することができるから、樹脂成形品
の樹脂量に部分的な過不足を生じない。
【0038】また、上記実施例では、開閉機構60A〜
60Dの開閉駆動の制御は、操作パネル150の操作で
タイマ104に対して時間を設定することにより行って
いるので、種々の樹脂成形品の形状に合わせて、その操
作や調節が簡単であるという効果がある。
【0039】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0040】(1) 上記実施例では、スタンピング成
形方法、つまり、射出成形機20から射出される熱可塑
性樹脂を一旦、樹脂溜まり73A〜73Dに供給してか
ら、型締めにより樹脂溜まり73A〜73Dの熱可塑性
樹脂を表皮側へ充填して表皮と一体化する成形方法につ
いて説明したが、これに限らず、複数の噴射口から熱可
塑性樹脂を射出する方法であれば、成形用金型のキャビ
ティに直接、熱可塑性樹脂を射出する通常の射出成形法
に適用できることは勿論である。
【0041】(2) 上記実施例では、各開閉機構60
A〜60Dを駆動して各噴射口47A〜47Dから熱可
塑性樹脂を供給する時間を、等しい時間に設定したが、
これに限らず、樹脂製品の形状や樹脂の流れ等を考慮し
て、各噴射口を開く時間を異なった値に設定してもよ
い。すなわち、各開閉機構60A〜60Dの駆動時間
を、樹脂製品の形状や、熱可塑性樹脂の流れ等を考慮し
た時間設定とすることにより、複雑な樹脂成形品であっ
ても、樹脂量を正確に供給することができる。
【0042】(3) 上記実施例では、樹脂溜まり73
A〜73Dを独立したエリアに形成して、各エリアに樹
脂をぞれぞれ供給する実施例について説明したが、これ
に限らず、各樹脂溜まりを1つのポットエリアとして形
成し、該ポットエリアの所定の複数箇所に樹脂を供給し
てもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数の噴
射口から溶融樹脂を供給するのに、各噴射口に開閉駆動
手段を設け、この開閉駆動手段により予め定めた時間に
基づいて順次、噴射口を開くことにより、個々の噴射口
から噴射される溶融樹脂量を正確に調量することができ
る。したがって、各噴射口から樹脂が所定の量を正確に
供給することができ、樹脂成形品に部分的に樹脂の過不
足を生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る樹脂成形方法を実施す
るための樹脂成形装置を示す概略構成図。
【図2】樹脂成形装置の開閉機構60Aの要部を示す拡
大断面図。
【図3】樹脂成形工程を示すフローチャート。
【図4】樹脂成形工程を説明するタイミングチャート。
【符号の説明】
10…樹脂成形装置 20…射出成形機 23…スクリュウ 40…樹脂注入機構 43…樹脂導入通路 45A〜45D…分岐通路 47A〜47D…噴射口 60A〜60D…開閉機構 61…シャットオフロッド 64…油圧部 70…プランジャ 73A〜73D…樹脂溜まり 80…成形用金型 81…メス型 86…コア型 89A,89B…スライド型 100…電子制御装置 104…タイマ 150…操作パネル H…表皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林田 保彦 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 山岡 幸治 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機のスクリュウを進退させ、該
    スクリュウの進出により射出される溶融樹脂を樹脂通路
    に射出すると共に、該樹脂通路から分岐した複数の分岐
    通路を通って、該分岐通路の先端の噴射口を通じて成形
    型のキャビティまたは樹脂溜まりに溶融樹脂を供給する
    ことにより、樹脂成形品を形成する樹脂成形方法におい
    て、 各噴射口に対して閉塞可能な先端形状の開閉部をそれぞ
    れ有すると共に、該開閉部をそれぞれ駆動することによ
    り噴射口を独立して開閉する開閉駆動手段を備えた樹脂
    成形装置を用いて、 上記スクリュウの移動による射出時に、各開閉駆動手段
    を、予め設定した所定時間で順次、別個に開動作させ
    て、溶融樹脂を噴射口からキャビティまたは樹脂溜まり
    に注入する注入工程を行なうことを特徴とする樹脂成形
    方法。
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