JPH05237738A - 安全装置 - Google Patents
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- JPH05237738A JPH05237738A JP4155592A JP4155592A JPH05237738A JP H05237738 A JPH05237738 A JP H05237738A JP 4155592 A JP4155592 A JP 4155592A JP 4155592 A JP4155592 A JP 4155592A JP H05237738 A JPH05237738 A JP H05237738A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 35
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
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- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 機種によりプログラムを書き直すような手間
が要らず、且つ故障が生じても安全な装置。 【構成】 操作パネル3からPMC22へ指示される自
動運転指令をオンオフできる第1スイッチ31と、PM
C22から主軸モータ用アンプ5へ指示される回転指令
をオンオフできる第2スイッチ32と、開閉検出手段2
0からの検出信号を入力して出力し、また自動運転中信
号及び回転検知信号を入力して、駆動中信号として出力
する第1条件判別制御手段33及び第2条件判別制御手
段34と、条件判別制御手段33、34から出力された防
護ドア開閉信号を入力し、双方の信号とも防護ドア7が
閉じられている場合以外の場合は、第1、第2のスイッチ
31、32を制御して、自動運転指示及び回転指令指示を
停止させる指令停止手段15、16と少なくともいずれ
かの条件判別制御手段から駆動中信号が入力されるとロ
ック機構21を動作させるロック指示手段19とを備え
る。
が要らず、且つ故障が生じても安全な装置。 【構成】 操作パネル3からPMC22へ指示される自
動運転指令をオンオフできる第1スイッチ31と、PM
C22から主軸モータ用アンプ5へ指示される回転指令
をオンオフできる第2スイッチ32と、開閉検出手段2
0からの検出信号を入力して出力し、また自動運転中信
号及び回転検知信号を入力して、駆動中信号として出力
する第1条件判別制御手段33及び第2条件判別制御手
段34と、条件判別制御手段33、34から出力された防
護ドア開閉信号を入力し、双方の信号とも防護ドア7が
閉じられている場合以外の場合は、第1、第2のスイッチ
31、32を制御して、自動運転指示及び回転指令指示を
停止させる指令停止手段15、16と少なくともいずれ
かの条件判別制御手段から駆動中信号が入力されるとロ
ック機構21を動作させるロック指示手段19とを備え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数値制御工作機械な
ど、制御部を備えた機械に適用される安全装置に関する
ものである。
ど、制御部を備えた機械に適用される安全装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の数値制御工作機械の主軸
制御関係及び安全装置を中心とするブロック図である。
図に於て、防護ドア7は、工作機械が稼働していると
き、作業者が不用意に工作機械の可動部に接触すること
を防ぐためのものである。そのため、この防護ドア7は
閉状態でロックされ、不用意にドアが開かないように
し、また、ドアが開いている場合は、機械可動部が動か
ないように、機械可動部をインターロックしている。以
下にその具体的内容を説明する。
制御関係及び安全装置を中心とするブロック図である。
図に於て、防護ドア7は、工作機械が稼働していると
き、作業者が不用意に工作機械の可動部に接触すること
を防ぐためのものである。そのため、この防護ドア7は
閉状態でロックされ、不用意にドアが開かないように
し、また、ドアが開いている場合は、機械可動部が動か
ないように、機械可動部をインターロックしている。以
下にその具体的内容を説明する。
【0003】操作パネル3上の自動運転開始ボタン、停
止ボタン、主軸回転始動ボタン、停止ボタンを押すと、
それらの信号は機械制御部2へ入力される。また、機械
制御部2からは、自動運転中という状態を示す信号が操
作パネル3へ入力される。4は、それら信号の信号線で
ある。機械制御部2からは、主軸モータ用アンプ5へ回
転指令信号が出力される。また、主軸モータ用アンプ5
からは、回転状態を示す回転検知信号が機械制御部2へ
出力される。6は、それら信号の信号線である。
止ボタン、主軸回転始動ボタン、停止ボタンを押すと、
それらの信号は機械制御部2へ入力される。また、機械
制御部2からは、自動運転中という状態を示す信号が操
作パネル3へ入力される。4は、それら信号の信号線で
ある。機械制御部2からは、主軸モータ用アンプ5へ回
転指令信号が出力される。また、主軸モータ用アンプ5
からは、回転状態を示す回転検知信号が機械制御部2へ
出力される。6は、それら信号の信号線である。
【0004】また、機械制御部2からの自動運転開始信
号と、停止信号は数値制御部1へ出力され、また、数値
制御部1の自動運転状態信号が機械制御部2へ出力され
る。
号と、停止信号は数値制御部1へ出力され、また、数値
制御部1の自動運転状態信号が機械制御部2へ出力され
る。
【0005】防護ドア7には、アクチュエータ8が取り
付けられ、ドアが閉じられている状態で、アクチュエー
タ8が、ドアスイッチ9のドア閉検出用接点20に作用
し、接点20を閉じさせ、閉信号を出力できるようにな
っている。その閉信号は、機械制御部2へ出力されてい
る。また、ドアスイッチ9には、機械制御部2から送ら
れて来るドアロック信号を受けて、アクチュエータ8を
ロックしてしまい、防護ドア7を開かなくする、ソレノ
イド21などからなるロック機構が設けられている。
付けられ、ドアが閉じられている状態で、アクチュエー
タ8が、ドアスイッチ9のドア閉検出用接点20に作用
し、接点20を閉じさせ、閉信号を出力できるようにな
っている。その閉信号は、機械制御部2へ出力されてい
る。また、ドアスイッチ9には、機械制御部2から送ら
れて来るドアロック信号を受けて、アクチュエータ8を
ロックしてしまい、防護ドア7を開かなくする、ソレノ
イド21などからなるロック機構が設けられている。
【0006】次に、このような従来の工作機械の動作を
説明する。
説明する。
【0007】防護ドア7が開いている時は、ドアスイッ
チ9の接点20にアクチュエータ8が作用しないので、
閉信号は機械制御部2に出力されてない。そこで、機械
制御部2は、そのシーケンス制御プログラムにより、防
護ドア7が開状態となっていることを認識し、その際、
操作パネル3から機械制御部2へ自動運転指令が入って
きたとしても、数値制御部1への自動運転指令をオフと
する。また、同様に、主軸回転指令が入ってきたとして
も、主軸モータ用アンプ5への回転指令をオフとする。
チ9の接点20にアクチュエータ8が作用しないので、
閉信号は機械制御部2に出力されてない。そこで、機械
制御部2は、そのシーケンス制御プログラムにより、防
護ドア7が開状態となっていることを認識し、その際、
操作パネル3から機械制御部2へ自動運転指令が入って
きたとしても、数値制御部1への自動運転指令をオフと
する。また、同様に、主軸回転指令が入ってきたとして
も、主軸モータ用アンプ5への回転指令をオフとする。
【0008】他方、防護ドア7が閉じていた時は、操作
パネル3からの自動運転指令は、数値制御部1へ、ま
た、主軸回転指令は、主軸モータ用アンプ5へそのまま
送られる。
パネル3からの自動運転指令は、数値制御部1へ、ま
た、主軸回転指令は、主軸モータ用アンプ5へそのまま
送られる。
【0009】また、その際、数値制御部1から自動運転
状態信号が、また、主軸モータ用アンプ5からは、回転
中信号が機械制御部3へ送り込まれると、機械制御部3
はロック指令信号をドアスイッチ9のロック手段21へ
送り込む。それによって、防護ドア7は、閉じたままロ
ックされ、開くことが出来なくなる。
状態信号が、また、主軸モータ用アンプ5からは、回転
中信号が機械制御部3へ送り込まれると、機械制御部3
はロック指令信号をドアスイッチ9のロック手段21へ
送り込む。それによって、防護ドア7は、閉じたままロ
ックされ、開くことが出来なくなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
数値制御工作機械にあっては、機械制御部3のシーケン
ス制御プログラム中に、ドアの開閉を認識する部分と、
ドア開状態に於て、自動運転と回転に対して停止(イン
ターロック)させる部分と、ドアをロックするかどうか
判定する部分と、ドアロック指令を行う部分とを含めな
くてはならないが、これらの信号の仕様、ドアロック条
件などは、機械に関係なく一定であるが、機械制御を行
うシーケンスプログラムは、機械によって内容も記述形
式も異なる。そのため、機械に応じて作成し直さなくて
はならないという課題がある。
数値制御工作機械にあっては、機械制御部3のシーケン
ス制御プログラム中に、ドアの開閉を認識する部分と、
ドア開状態に於て、自動運転と回転に対して停止(イン
ターロック)させる部分と、ドアをロックするかどうか
判定する部分と、ドアロック指令を行う部分とを含めな
くてはならないが、これらの信号の仕様、ドアロック条
件などは、機械に関係なく一定であるが、機械制御を行
うシーケンスプログラムは、機械によって内容も記述形
式も異なる。そのため、機械に応じて作成し直さなくて
はならないという課題がある。
【0011】また、機械制御部2内のシーケンス制御プ
ログラムのレシーバなどに故障があると、ドアが開いて
いても、閉状態と認識されてしまうことがあり危険であ
るという課題がある。
ログラムのレシーバなどに故障があると、ドアが開いて
いても、閉状態と認識されてしまうことがあり危険であ
るという課題がある。
【0012】本発明は、このような従来の数値制御工作
機械の課題を考慮し、機械によりシーケンスプログラム
を書き直すような手間が要らない安全装置を提供するこ
と目的とする。
機械の課題を考慮し、機械によりシーケンスプログラム
を書き直すような手間が要らない安全装置を提供するこ
と目的とする。
【0013】また、本発明は、制御部分などに故障が生
じても安全な安全装置を提供することを目的とするもの
である。
じても安全な安全装置を提供することを目的とするもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、防
護ドアと、その防護ドアの開閉状態を検出する開閉検出
手段と、その防護ドアをロックするロック手段と、操作
パネルと、制御部と、駆動モータ用アンプと、前記操作
パネルから前記制御部への自動運転指令回路を開閉出来
る第1スイッチと、前記制御部から前記駆動モータ用ア
ンプへのモータ回転指令回路を開閉できる第2スイッチ
とを有する機械に対する安全装置であって、前記開閉検
出手段からの検出信号を入力し、前記防護ドアが閉じら
れている場合以外の場合は、前記第1、第2のスイッチ
を制御して、自動運転指示及び回転指令指示を停止させ
る指令停止手段と、前記制御部から出力される自動運転
中信号及び前記駆動モータの回転状態を示す回転検知信
号を入力して、運転中或は回転中である場合は前記ロッ
ク機構を動作させるロック指示手段とを備えた安全装置
である。
護ドアと、その防護ドアの開閉状態を検出する開閉検出
手段と、その防護ドアをロックするロック手段と、操作
パネルと、制御部と、駆動モータ用アンプと、前記操作
パネルから前記制御部への自動運転指令回路を開閉出来
る第1スイッチと、前記制御部から前記駆動モータ用ア
ンプへのモータ回転指令回路を開閉できる第2スイッチ
とを有する機械に対する安全装置であって、前記開閉検
出手段からの検出信号を入力し、前記防護ドアが閉じら
れている場合以外の場合は、前記第1、第2のスイッチ
を制御して、自動運転指示及び回転指令指示を停止させ
る指令停止手段と、前記制御部から出力される自動運転
中信号及び前記駆動モータの回転状態を示す回転検知信
号を入力して、運転中或は回転中である場合は前記ロッ
ク機構を動作させるロック指示手段とを備えた安全装置
である。
【0015】請求項2の本発明は、防護ドアと、その防
護ドアの開閉状態を検出する開閉検出手段と、その防護
ドアをロックするロック手段と、操作パネルと、制御部
と、駆動モータ用アンプと、前記操作パネルから前記制
御部への自動運転指令回路を開閉出来る第1スイッチ
と、前記制御部から前記駆動モータ用アンプへのモータ
回転指令回路を開閉できる第2スイッチとを有する機械
に対する安全装置であって、前記開閉検出手段からの検
出信号を入力して出力し、また、前記制御部から出力さ
れる自動運転中信号及び前記駆動モータの回転状態を示
す回転検知信号を入力して、運転中或は回転中である旨
の駆動中信号として出力する条件判別制御手段と、その
条件判別制御手段から出力された防護ドア開閉信号を入
力し、前記防護ドアが閉じられている場合以外の場合
は、前記第1、第2のスイッチを制御して、自動運転指
示及び回転指令指示を停止させる指令停止手段と、前記
条件判別制御手段から駆動中信号が入力されると前記ロ
ック機構を動作させるロック指示手段とを備えた安全装
置である。
護ドアの開閉状態を検出する開閉検出手段と、その防護
ドアをロックするロック手段と、操作パネルと、制御部
と、駆動モータ用アンプと、前記操作パネルから前記制
御部への自動運転指令回路を開閉出来る第1スイッチ
と、前記制御部から前記駆動モータ用アンプへのモータ
回転指令回路を開閉できる第2スイッチとを有する機械
に対する安全装置であって、前記開閉検出手段からの検
出信号を入力して出力し、また、前記制御部から出力さ
れる自動運転中信号及び前記駆動モータの回転状態を示
す回転検知信号を入力して、運転中或は回転中である旨
の駆動中信号として出力する条件判別制御手段と、その
条件判別制御手段から出力された防護ドア開閉信号を入
力し、前記防護ドアが閉じられている場合以外の場合
は、前記第1、第2のスイッチを制御して、自動運転指
示及び回転指令指示を停止させる指令停止手段と、前記
条件判別制御手段から駆動中信号が入力されると前記ロ
ック機構を動作させるロック指示手段とを備えた安全装
置である。
【0016】請求項3の本発明は、防護ドアと、その防
護ドアの開閉状態を検出する開閉検出手段と、その防護
ドアをロックするロック手段と、操作パネルと、制御部
と、駆動モータ用アンプと、前記操作パネルから前記制
御部への自動運転指令回路を開閉出来る第1スイッチ
と、前記制御部から前記駆動モータ用アンプへのモータ
回転指令回路を開閉できる第2スイッチとを有する機械
に対する安全装置であって、前記開閉検出手段からの検
出信号を入力して出力し、また、前記制御部から出力さ
れる自動運転中信号及び前記駆動モータの回転状態を示
す回転検知信号を入力して、運転中或は回転中である旨
の駆動中信号として出力する第1条件判別制御手段及び
第2条件判別制御手段と、そのそれぞれの条件判別制御
手段から出力されたそれぞれの防護ドア開閉信号を入力
し、双方の信号とも防護ドアが閉じられている場合以外
の場合は、前記第1、第2のスイッチを制御して、自動
運転指示及び回転指令指示を停止させる指令停止手段
と、前記それぞれの条件判別制御手段から出力された前
記駆動中信号を入力し、少なくともいずれかの条件判別
制御手段から、駆動中信号が入力されると前記ロック機
構を動作させるロック指示手段とを備えた安全装置であ
る。
護ドアの開閉状態を検出する開閉検出手段と、その防護
ドアをロックするロック手段と、操作パネルと、制御部
と、駆動モータ用アンプと、前記操作パネルから前記制
御部への自動運転指令回路を開閉出来る第1スイッチ
と、前記制御部から前記駆動モータ用アンプへのモータ
回転指令回路を開閉できる第2スイッチとを有する機械
に対する安全装置であって、前記開閉検出手段からの検
出信号を入力して出力し、また、前記制御部から出力さ
れる自動運転中信号及び前記駆動モータの回転状態を示
す回転検知信号を入力して、運転中或は回転中である旨
の駆動中信号として出力する第1条件判別制御手段及び
第2条件判別制御手段と、そのそれぞれの条件判別制御
手段から出力されたそれぞれの防護ドア開閉信号を入力
し、双方の信号とも防護ドアが閉じられている場合以外
の場合は、前記第1、第2のスイッチを制御して、自動
運転指示及び回転指令指示を停止させる指令停止手段
と、前記それぞれの条件判別制御手段から出力された前
記駆動中信号を入力し、少なくともいずれかの条件判別
制御手段から、駆動中信号が入力されると前記ロック機
構を動作させるロック指示手段とを備えた安全装置であ
る。
【0017】
【作用】請求項1の本発明では、防護ドアが開いている
と、開閉検出手段がそれを検出し、指令停止手段は、そ
の開信号によって、第1スイッチ、第2スイッチを開
き、たとえ操作パネルから自動運転指令がでていても遮
断し、また、制御部から回転指令が駆動モータ用アンプ
へ出ていても、遮断する。それによって、ドアが開いて
いるときは、可動部が稼働する心配がない。
と、開閉検出手段がそれを検出し、指令停止手段は、そ
の開信号によって、第1スイッチ、第2スイッチを開
き、たとえ操作パネルから自動運転指令がでていても遮
断し、また、制御部から回転指令が駆動モータ用アンプ
へ出ていても、遮断する。それによって、ドアが開いて
いるときは、可動部が稼働する心配がない。
【0018】他方、防護ドアが閉じていると、開閉検出
手段がそれを検出し、指令停止手段は、閉信号が確実に
入力されていれば、第1スイッチ、第2スイッチを閉
じ、操作パネルから自動運転指令がでている場合はそれ
を制御部へ入力させ、また、制御部から回転指令が駆動
モータ用アンプへ出ていればそれを駆動モータ用アンプ
へ入力させる。それによって、ドアが閉じているとき
は、可動部が稼働する。
手段がそれを検出し、指令停止手段は、閉信号が確実に
入力されていれば、第1スイッチ、第2スイッチを閉
じ、操作パネルから自動運転指令がでている場合はそれ
を制御部へ入力させ、また、制御部から回転指令が駆動
モータ用アンプへ出ていればそれを駆動モータ用アンプ
へ入力させる。それによって、ドアが閉じているとき
は、可動部が稼働する。
【0019】また、可動部が駆動中の場合は、その駆動
中信号がロック指示手段へ入力され、ロック手段を駆動
して、閉状態のドアをロックする。
中信号がロック指示手段へ入力され、ロック手段を駆動
して、閉状態のドアをロックする。
【0020】このようにすることによって、従来の課題
であった機械によりプログラムを書き直すような手間が
要らないようにできる。
であった機械によりプログラムを書き直すような手間が
要らないようにできる。
【0021】請求項2の本発明では、防護ドアが開いて
いると、開閉検出手段がそれを検出し、条件判別制御手
段へ入力する。条件判別制御手段は、開信号を指令停止
手段へ出力する。指令停止手段は、開信号によって、第
1スイッチ、第2スイッチを開き、たとえ操作パネルか
ら自動運転指令がでていても遮断し、また、制御部から
回転指令が駆動モータ用アンプへ出ていても、遮断す
る。それによって、ドアが開いているときは、可動部が
稼働する心配がない。
いると、開閉検出手段がそれを検出し、条件判別制御手
段へ入力する。条件判別制御手段は、開信号を指令停止
手段へ出力する。指令停止手段は、開信号によって、第
1スイッチ、第2スイッチを開き、たとえ操作パネルか
ら自動運転指令がでていても遮断し、また、制御部から
回転指令が駆動モータ用アンプへ出ていても、遮断す
る。それによって、ドアが開いているときは、可動部が
稼働する心配がない。
【0022】他方、防護ドアが閉じていると、開閉検出
手段がそれを検出し、条件判別制御手段へ入力する。条
件判別制御手段は、閉信号を指令停止手段へ出力する。
指令停止手段は、閉信号が確実に入力されていれば、第
1スイッチ、第2スイッチを閉じ、操作パネルから自動
運転指令がでている場合はそれを制御部へ入力させ、ま
た、制御部から回転指令が駆動モータ用アンプへ出てい
ればそれを駆動モータ用アンプへ入力させる。それによ
って、ドアが閉じているときは、可動部が稼働する。
手段がそれを検出し、条件判別制御手段へ入力する。条
件判別制御手段は、閉信号を指令停止手段へ出力する。
指令停止手段は、閉信号が確実に入力されていれば、第
1スイッチ、第2スイッチを閉じ、操作パネルから自動
運転指令がでている場合はそれを制御部へ入力させ、ま
た、制御部から回転指令が駆動モータ用アンプへ出てい
ればそれを駆動モータ用アンプへ入力させる。それによ
って、ドアが閉じているときは、可動部が稼働する。
【0023】また、可動部が駆動中の場合は、その駆動
中信号が条件判別制御手段に入力され、ロック指示手段
へ出力され、ロック指示手段は、条件判別制御手段から
駆動中信号が入力されると、ロック手段を駆動して、閉
状態のドアをロックする。
中信号が条件判別制御手段に入力され、ロック指示手段
へ出力され、ロック指示手段は、条件判別制御手段から
駆動中信号が入力されると、ロック手段を駆動して、閉
状態のドアをロックする。
【0024】このようにすることによって、従来の課題
であった機械によりプログラムを書き直すような手間が
要らないようにできる。
であった機械によりプログラムを書き直すような手間が
要らないようにできる。
【0025】また、請求項3の本発明では、防護ドアが
開いていると、開閉検出手段がそれを検出し、第1条件
判別制御手段と、第1条件判別制御手段へ入力する。そ
れぞれの条件判別制御手段は、開信号を指令停止手段へ
出力する。指令停止手段は、双方の開信号によって、第
1スイッチ、第2スイッチを開き、たとえ操作パネルか
ら自動運転指令がでていても遮断し、また、制御部から
回転指令が駆動モータ用アンプへ出ていても、遮断す
る。それによって、ドアが開いているときは、可動部が
稼働する心配がない。
開いていると、開閉検出手段がそれを検出し、第1条件
判別制御手段と、第1条件判別制御手段へ入力する。そ
れぞれの条件判別制御手段は、開信号を指令停止手段へ
出力する。指令停止手段は、双方の開信号によって、第
1スイッチ、第2スイッチを開き、たとえ操作パネルか
ら自動運転指令がでていても遮断し、また、制御部から
回転指令が駆動モータ用アンプへ出ていても、遮断す
る。それによって、ドアが開いているときは、可動部が
稼働する心配がない。
【0026】他方、防護ドアが閉じていると、開閉検出
手段がそれを検出し、第1条件判別制御手段と、第1条
件判別制御手段へ入力する。それぞれの条件判別制御手
段は、閉信号を指令停止手段へ出力する。指令停止手段
は、双方の閉信号が確実に入力されていれば、第1スイ
ッチ、第2スイッチを閉じ、操作パネルから自動運転指
令がでている場合はそれを制御部へ入力させ、また、制
御部から回転指令が駆動モータ用アンプへ出ていればそ
れを駆動モータ用アンプへ入力させる。それによって、
ドアが閉じているときは、可動部が稼働する。なお、も
し、条件判別制御手段の一方に故障が生じ、指令停止手
段に一方の閉信号しかない場合は、第1、第2スイッチ
を閉じさせることはない。
手段がそれを検出し、第1条件判別制御手段と、第1条
件判別制御手段へ入力する。それぞれの条件判別制御手
段は、閉信号を指令停止手段へ出力する。指令停止手段
は、双方の閉信号が確実に入力されていれば、第1スイ
ッチ、第2スイッチを閉じ、操作パネルから自動運転指
令がでている場合はそれを制御部へ入力させ、また、制
御部から回転指令が駆動モータ用アンプへ出ていればそ
れを駆動モータ用アンプへ入力させる。それによって、
ドアが閉じているときは、可動部が稼働する。なお、も
し、条件判別制御手段の一方に故障が生じ、指令停止手
段に一方の閉信号しかない場合は、第1、第2スイッチ
を閉じさせることはない。
【0027】また、可動部が駆動中の場合は、その駆動
中信号が第1、第2条件判別制御手段に入力され、ロッ
ク指示手段へ出力され、ロック指示手段は、いずれか一
方の条件判別制御手段から駆動中信号が入力されると、
ロック手段を駆動して、閉状態のドアをロックする。
中信号が第1、第2条件判別制御手段に入力され、ロッ
ク指示手段へ出力され、ロック指示手段は、いずれか一
方の条件判別制御手段から駆動中信号が入力されると、
ロック手段を駆動して、閉状態のドアをロックする。
【0028】このようにすることに依って、制御手段な
どに故障が生じても安全な安全装置となる。
どに故障が生じても安全な安全装置となる。
【0029】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0030】図1は、本発明にかかる一実施例の数値制
御機械の安全装置を中心とする略示ブロック図である。
なお、図3と同じ手段には、同じ符号を付している。
御機械の安全装置を中心とする略示ブロック図である。
なお、図3と同じ手段には、同じ符号を付している。
【0031】すなわち、防護ドア7は、工作機械が稼働
しているとき、作業者が不用意に工作機械の可動部に接
触することを防ぐためのものである。そのため、この防
護ドア7は閉状態でロックされ、不用意にドアが開かな
いようにし、また、防護ドアが開いている場合は、機械
可動部が動かないように、機械可動部をインターロック
している。以下にその具体的内容を説明する。
しているとき、作業者が不用意に工作機械の可動部に接
触することを防ぐためのものである。そのため、この防
護ドア7は閉状態でロックされ、不用意にドアが開かな
いようにし、また、防護ドアが開いている場合は、機械
可動部が動かないように、機械可動部をインターロック
している。以下にその具体的内容を説明する。
【0032】図3での説明と同じように、操作パネル3
上の自動運転開始ボタン、停止ボタン、主軸回転始動ボ
タン、停止ボタンを押すと、それらの信号は機械制御部
22へ入力される。また、機械制御部22からは、自動
運転中という状態を示す信号が操作パネル3へ入力され
る。24は、それら信号の信号線である。なお、自動運
転指令を伝える信号線には、第1スイッチ31が接続さ
れ、その自動運転指令をオンオフできるようになってい
る。
上の自動運転開始ボタン、停止ボタン、主軸回転始動ボ
タン、停止ボタンを押すと、それらの信号は機械制御部
22へ入力される。また、機械制御部22からは、自動
運転中という状態を示す信号が操作パネル3へ入力され
る。24は、それら信号の信号線である。なお、自動運
転指令を伝える信号線には、第1スイッチ31が接続さ
れ、その自動運転指令をオンオフできるようになってい
る。
【0033】また、機械制御部22からは、主軸モータ
用アンプ5へ回転指令信号が出力される様になってい
る。また、主軸モータ用アンプ5からは、回転状態を示
す回転検知信号が機械制御部22へ出力されるようにな
ている。26は、それら信号の信号線である。なお、回
転指令を伝える信号線26は、第2スイッチ32によっ
て、その回転指令がオンオフできるようになっている。
用アンプ5へ回転指令信号が出力される様になってい
る。また、主軸モータ用アンプ5からは、回転状態を示
す回転検知信号が機械制御部22へ出力されるようにな
ている。26は、それら信号の信号線である。なお、回
転指令を伝える信号線26は、第2スイッチ32によっ
て、その回転指令がオンオフできるようになっている。
【0034】また、機械制御部22からの自動運転開始
信号と、停止信号は数値制御部1へ出力され、また、数
値制御部1の自動運転状態信号が機械制御部22へ出力
される。
信号と、停止信号は数値制御部1へ出力され、また、数
値制御部1の自動運転状態信号が機械制御部22へ出力
される。
【0035】防護ドア7には、アクチュエータ8が取り
付けられ、防護ドアが閉じられている状態で、アクチュ
エータ8が、ドアスイッチ9のドア閉検出用接点20に
作用し、接点20を閉じさせ、開信号を出力できるよう
になっている。その開信号は、第1条件判別制御回路3
3及び第2条件判別制御回路34へ出力されている。そ
の第1条件判別制御回路33は、その入力した開信号を
停止指示手段であるAND回路15と、AND回路16
のそれぞれの一端子に出力するように接続されている。
同時に、第2条件判別制御回路34は、その入力した開
信号を停止指示手段であるAND回路15と、AND回
路16のそれぞれの残る一端子に出力する様に接続され
ている。
付けられ、防護ドアが閉じられている状態で、アクチュ
エータ8が、ドアスイッチ9のドア閉検出用接点20に
作用し、接点20を閉じさせ、開信号を出力できるよう
になっている。その開信号は、第1条件判別制御回路3
3及び第2条件判別制御回路34へ出力されている。そ
の第1条件判別制御回路33は、その入力した開信号を
停止指示手段であるAND回路15と、AND回路16
のそれぞれの一端子に出力するように接続されている。
同時に、第2条件判別制御回路34は、その入力した開
信号を停止指示手段であるAND回路15と、AND回
路16のそれぞれの残る一端子に出力する様に接続され
ている。
【0036】このAND回路15は、第1スイッチ31
に接続されている。また、AND回路16は、第2スイ
ッチ32に接続されている。
に接続されている。また、AND回路16は、第2スイ
ッチ32に接続されている。
【0037】また、機械制御部22の自動運転中信号
は、第1条件判別制御回路33、第2条件判別制御回路
34に入力されている。また、主軸モータ用アンプ5か
らの回転検知信号は、第1条件判別制御回路33、第2
条件判別制御回路34に入力されている。そして、それ
ら自動運転中信号と回転検知信号とは、駆動中信号とし
て、それぞれの第1条件判別制御回路33と第2条件判
別制御回路34から出力され、ロック指示手段としての
OR回路19へ入力されている。さらに、OR回路19
の出力信号は、ロック手段としてのソレノイド21へ入
力されている。ソレノイド21は、防護ドア7のアクチ
ュエータ8をロックするための機構である。また、その
ソレノイド21のロック状態を接点29が検出できるよ
うになっている。接点29と、ソレノイド21と、ドア
閉検出用接点20でドアスイッチ9を構成している。
は、第1条件判別制御回路33、第2条件判別制御回路
34に入力されている。また、主軸モータ用アンプ5か
らの回転検知信号は、第1条件判別制御回路33、第2
条件判別制御回路34に入力されている。そして、それ
ら自動運転中信号と回転検知信号とは、駆動中信号とし
て、それぞれの第1条件判別制御回路33と第2条件判
別制御回路34から出力され、ロック指示手段としての
OR回路19へ入力されている。さらに、OR回路19
の出力信号は、ロック手段としてのソレノイド21へ入
力されている。ソレノイド21は、防護ドア7のアクチ
ュエータ8をロックするための機構である。また、その
ソレノイド21のロック状態を接点29が検出できるよ
うになっている。接点29と、ソレノイド21と、ドア
閉検出用接点20でドアスイッチ9を構成している。
【0038】その接点29が検出したロック確認信号
は、第1条件判別制御回路33と第2条件判別制御回路
34へ入力されるようになっている。そして、第1条件
判別制御回路33と第2条件判別制御回路34は、駆動
中としてロック指示をしているにもかかわらず、ロック
状態を確認しない場合は、それぞれOR回路18へ異常
状態信号を出力するようになっている。従って、OR回
路18はいずれかの条件判別制御回路33、34から異
常状態信号が入力されると異常表示器13を駆動して作
業者に異常を知らせるようになっている。
は、第1条件判別制御回路33と第2条件判別制御回路
34へ入力されるようになっている。そして、第1条件
判別制御回路33と第2条件判別制御回路34は、駆動
中としてロック指示をしているにもかかわらず、ロック
状態を確認しない場合は、それぞれOR回路18へ異常
状態信号を出力するようになっている。従って、OR回
路18はいずれかの条件判別制御回路33、34から異
常状態信号が入力されると異常表示器13を駆動して作
業者に異常を知らせるようになっている。
【0039】また、17はロック状態が確認された場
合、条件判別制御回路33、34からの信号を入力し、
双方が合致した場合、ロック状態信号を出力するAND
回路であり、12はそのロック状態信号を受けてドアが
ロックされている状態を表示するための表示器である。
合、条件判別制御回路33、34からの信号を入力し、
双方が合致した場合、ロック状態信号を出力するAND
回路であり、12はそのロック状態信号を受けてドアが
ロックされている状態を表示するための表示器である。
【0040】また、インターロック状態を解除するため
の信号を出力するインターロック解除指示手段11は、
その信号を第1条件判別制御回路33と第2条件判別制
御回路34へ出力している。
の信号を出力するインターロック解除指示手段11は、
その信号を第1条件判別制御回路33と第2条件判別制
御回路34へ出力している。
【0041】なお、ドアスイッチ9や第1条件判別制御
回路33と第2条件判別制御回路34で安全装置14を
構成している。
回路33と第2条件判別制御回路34で安全装置14を
構成している。
【0042】次に、本実施例の動作を説明する。
【0043】防護ドア7が閉じている場合は、アクチュ
エータ8が接点20をオンする。それによって、接点2
0から閉信号が第1条件判別制御回路33と第2条件判
別制御回路34に入力される。第1条件判別制御回路3
3と第2条件判別制御回路34は、その閉信号を受け
て、AND回路15とAND回路16へそれぞれ閉信号
を出力する。閉信号が双方から入力されるとAND回路
15は閉信号を第1スイッチ31へ出力し、閉鎖する。
また、閉信号が双方から入力されるとAND回路16は
閉信号を第2スイッチ32へ出力し、閉鎖する。従っ
て、故障が生じて、いずれかの信号が閉となっていない
場合、双方とも閉となっていない場合は第1スイッチ3
1、第2スイッチ32ともにオフのままとなる。従っ
て、その際、操作パネル3から機械制御部22へ自動運
転指令が出されていても、第1スイッチ31で遮断さ
れ、また、機械制御部22から主軸モータ用アンプ5へ
回転指令が出ていても第2スイッチ32で遮断される。
従って、第1条件判別制御回路33と第2条件判別制御
回路34のいずれかに故障が生じても、安全が確保され
る。
エータ8が接点20をオンする。それによって、接点2
0から閉信号が第1条件判別制御回路33と第2条件判
別制御回路34に入力される。第1条件判別制御回路3
3と第2条件判別制御回路34は、その閉信号を受け
て、AND回路15とAND回路16へそれぞれ閉信号
を出力する。閉信号が双方から入力されるとAND回路
15は閉信号を第1スイッチ31へ出力し、閉鎖する。
また、閉信号が双方から入力されるとAND回路16は
閉信号を第2スイッチ32へ出力し、閉鎖する。従っ
て、故障が生じて、いずれかの信号が閉となっていない
場合、双方とも閉となっていない場合は第1スイッチ3
1、第2スイッチ32ともにオフのままとなる。従っ
て、その際、操作パネル3から機械制御部22へ自動運
転指令が出されていても、第1スイッチ31で遮断さ
れ、また、機械制御部22から主軸モータ用アンプ5へ
回転指令が出ていても第2スイッチ32で遮断される。
従って、第1条件判別制御回路33と第2条件判別制御
回路34のいずれかに故障が生じても、安全が確保され
る。
【0044】故障が無いと、自動運転指令が機械制御部
22から数値制御部1へ送られ自動運転が行われ、自動
運転中信号が、機械制御部22から操作パネル3及び第
1条件判別制御回路33と第2条件判別制御回路34へ
出力される。また、回転指令が機械制御部22から主軸
モータ用アンプ5へ送られ主軸回転が行われ、回転中信
号が、主軸モータ用アンプ5から機械制御部22及び第
1条件判別制御回路33と第2条件判別制御回路34へ
出力される。
22から数値制御部1へ送られ自動運転が行われ、自動
運転中信号が、機械制御部22から操作パネル3及び第
1条件判別制御回路33と第2条件判別制御回路34へ
出力される。また、回転指令が機械制御部22から主軸
モータ用アンプ5へ送られ主軸回転が行われ、回転中信
号が、主軸モータ用アンプ5から機械制御部22及び第
1条件判別制御回路33と第2条件判別制御回路34へ
出力される。
【0045】第1条件判別制御回路33と第2条件判別
制御回路34は、その回転中信号あるいは自動運転中信
号が入力されると、駆動中信号として、OR回路19へ
出力する。OR回路19は、第1条件判別制御回路33
又は第2条件判別制御回路34から駆動中信号が入力さ
れると、ソレノイド21を駆動して、防護ドア7のアク
チュエータ8をロックする。これによって、防護ドア7
は開かなくなる。従って、第1条件判別制御回路33と
第2条件判別制御回路34のいずれかに故障が生じて
も、安全が確保される。さらに、接点29はこのロック
状態を検出して、第1条件判別制御回路33と第2条件
判別制御回路34へそのロック確認信号を送り込む。そ
こで、上述したように、第1条件判別制御回路33と第
2条件判別制御回路34は、駆動中としてロック指示を
しているにもかかわらず、ロック状態を確認しない場合
は、それぞれOR回路18へ異常状態信号を出力する。
従って、OR回路18はいずれかの条件判別制御回路3
3、34から異常状態信号が入力されると異常表示器1
3を駆動して作業者に異常を知らせる。
制御回路34は、その回転中信号あるいは自動運転中信
号が入力されると、駆動中信号として、OR回路19へ
出力する。OR回路19は、第1条件判別制御回路33
又は第2条件判別制御回路34から駆動中信号が入力さ
れると、ソレノイド21を駆動して、防護ドア7のアク
チュエータ8をロックする。これによって、防護ドア7
は開かなくなる。従って、第1条件判別制御回路33と
第2条件判別制御回路34のいずれかに故障が生じて
も、安全が確保される。さらに、接点29はこのロック
状態を検出して、第1条件判別制御回路33と第2条件
判別制御回路34へそのロック確認信号を送り込む。そ
こで、上述したように、第1条件判別制御回路33と第
2条件判別制御回路34は、駆動中としてロック指示を
しているにもかかわらず、ロック状態を確認しない場合
は、それぞれOR回路18へ異常状態信号を出力する。
従って、OR回路18はいずれかの条件判別制御回路3
3、34から異常状態信号が入力されると異常表示器1
3を駆動して作業者に異常を知らせる。
【0046】他方、防護ドア7が開いている場合は、ア
クチュエータ8が接点20をオンしない。それによっ
て、接点20から開信号が第1条件判別制御回路33と
第2条件判別制御回路34に入力される。第1条件判別
制御回路33と第2条件判別制御回路34は、その開信
号を受けて、AND回路15とAND回路16へそれぞ
れ開信号を出力する。開信号が双方から入力されるとA
ND回路15は開信号を第1スイッチ31へ出力し、オ
フとする。また、開信号が双方から入力されるとAND
回路16は開信号を第2スイッチ32へ出力し、オフと
する。
クチュエータ8が接点20をオンしない。それによっ
て、接点20から開信号が第1条件判別制御回路33と
第2条件判別制御回路34に入力される。第1条件判別
制御回路33と第2条件判別制御回路34は、その開信
号を受けて、AND回路15とAND回路16へそれぞ
れ開信号を出力する。開信号が双方から入力されるとA
ND回路15は開信号を第1スイッチ31へ出力し、オ
フとする。また、開信号が双方から入力されるとAND
回路16は開信号を第2スイッチ32へ出力し、オフと
する。
【0047】従って、その際、操作パネル3から機械制
御部22へ自動運転指令が出されていても、第1スイッ
チ31で遮断され、また、機械制御部22から主軸モー
タ用アンプ5へ回転指令が出ていても第2スイッチ32
で遮断される。従って、防護ドア7が開いているとき
は、可動部が駆動されず安全である。
御部22へ自動運転指令が出されていても、第1スイッ
チ31で遮断され、また、機械制御部22から主軸モー
タ用アンプ5へ回転指令が出ていても第2スイッチ32
で遮断される。従って、防護ドア7が開いているとき
は、可動部が駆動されず安全である。
【0048】また、インターロック解除手段11からイ
ンターロック解除信号が出力されると、第1条件判別制
御回路33と第2条件判別制御回路34は、たとえ、ド
ア7が開いていても、第2スイッチ32を閉鎖する。従
って、段取り作業などでドア開状態にて主軸を回転させ
ることが必要な場合、このインターロック解除信号を出
力させたままで、手動による主軸の回動駆動が可能にな
る。
ンターロック解除信号が出力されると、第1条件判別制
御回路33と第2条件判別制御回路34は、たとえ、ド
ア7が開いていても、第2スイッチ32を閉鎖する。従
って、段取り作業などでドア開状態にて主軸を回転させ
ることが必要な場合、このインターロック解除信号を出
力させたままで、手動による主軸の回動駆動が可能にな
る。
【0049】図2は、本発明の他の実施例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【0050】図1の実施例と異なるところは、数値制御
部1と主軸モータ用アンプ5との接続状態を切り替える
ことによって、直接接続又は制限回路40を介して接続
させることができる切り替えスイッチ23を備えた点で
ある。制限回路40は、主軸回転速度指令値の大きさを
所定の大きさに制限するための回路である。
部1と主軸モータ用アンプ5との接続状態を切り替える
ことによって、直接接続又は制限回路40を介して接続
させることができる切り替えスイッチ23を備えた点で
ある。制限回路40は、主軸回転速度指令値の大きさを
所定の大きさに制限するための回路である。
【0051】そこで、第1条件判別制御手段及び第2条
件判別制御手段は、インターロック解除信号を入力し
て、ドアを開いたまま主軸を回転させる場合、第1条件
判別制御回路33と第2条件判別制御回路34のそれぞ
れから制限信号をOR回路25へ出力し、OR回路25
は、いずれかの信号が入力されるとその旨の信号を切り
替えスイッチ23へ送る。切り替えスイッチ23はそれ
を受けて、数値制御部1と主軸モータ用アンプ5との間
の接続を制限回路40を介するようにして、回転数の大
きさを所定の大きさ以上にならないようにして安全を確
保する。
件判別制御手段は、インターロック解除信号を入力し
て、ドアを開いたまま主軸を回転させる場合、第1条件
判別制御回路33と第2条件判別制御回路34のそれぞ
れから制限信号をOR回路25へ出力し、OR回路25
は、いずれかの信号が入力されるとその旨の信号を切り
替えスイッチ23へ送る。切り替えスイッチ23はそれ
を受けて、数値制御部1と主軸モータ用アンプ5との間
の接続を制限回路40を介するようにして、回転数の大
きさを所定の大きさ以上にならないようにして安全を確
保する。
【0052】なお、本発明の第1条件判別制御手段、第
2条件判別制御手段はいずれか一方だけでもかまわな
い。
2条件判別制御手段はいずれか一方だけでもかまわな
い。
【0053】あるいは、それら条件判別制御手段を省略
し、指令停止手段や、ロック指示手段によって、直接指
令の停止や、ロック指示を行うようにしてもよい。
し、指令停止手段や、ロック指示手段によって、直接指
令の停止や、ロック指示を行うようにしてもよい。
【0054】また、本発明の駆動モータ用アンプは、主
軸モータ用アンプに限らず、他の駆動モータ用アンプも
含む。
軸モータ用アンプに限らず、他の駆動モータ用アンプも
含む。
【0055】また、本発明の第1条件判別制御手段、第
2条件判別制御手段又はロック指示手段等は、コンピュ
ータを用いてソフトウェア的に実現し、あるいはそれら
各機能を有する専用のハード回路を用いて実現してもか
まわない。
2条件判別制御手段又はロック指示手段等は、コンピュ
ータを用いてソフトウェア的に実現し、あるいはそれら
各機能を有する専用のハード回路を用いて実現してもか
まわない。
【0056】また、本発明は、数値制御工作機械に限ら
ず、他の数値制御される機械にも適用可能である。ある
いは更に、シーケンス制御される機械にも適用可能であ
る。
ず、他の数値制御される機械にも適用可能である。ある
いは更に、シーケンス制御される機械にも適用可能であ
る。
【0057】また、本発明の回転検知信号は、上記実施
例のようにアンプから出力されても良いし、モータの回
転を検出する別の機器からの出力信号であってもよい。
例のようにアンプから出力されても良いし、モータの回
転を検出する別の機器からの出力信号であってもよい。
【0058】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明の安全装置を用いれば、機械制御部のシーケンス
制御プログラムの中に、ドアロックの条件判別、インタ
ーロックの制御部等を組み込む必要がなくなるので、ド
アロック機能が付いていない機械へのドアロックの取り
付けが容易になるという長所を有する。
本発明の安全装置を用いれば、機械制御部のシーケンス
制御プログラムの中に、ドアロックの条件判別、インタ
ーロックの制御部等を組み込む必要がなくなるので、ド
アロック機能が付いていない機械へのドアロックの取り
付けが容易になるという長所を有する。
【0059】また、異なった機械に対しても同一のドア
ロック装置を用いることが出来るため、機械別に構成を
変更する必要がなくなり、機械によりプログラムを書き
直すような手間が要ら無いという長所を有する。
ロック装置を用いることが出来るため、機械別に構成を
変更する必要がなくなり、機械によりプログラムを書き
直すような手間が要ら無いという長所を有する。
【0060】条件判別制御手段を2重に構成した場合
は、いずれかに故障が生じても、確実に安全を確保する
ことが出来る。
は、いずれかに故障が生じても、確実に安全を確保する
ことが出来る。
【図1】本発明にかかる一実施例の安全装置を中心とす
る略示ブロック図である。
る略示ブロック図である。
【図2】本発明にかかる別の実施例の安全装置を中心と
する略示ブロック図である。
する略示ブロック図である。
【図3】従来の数値制御工作機械に用いられている安全
装置の略示ブロック図である。
装置の略示ブロック図である。
1 数値制御部(CNC) 22 機械制御部(PMC) 3 操作パネル 5 主軸モータ用アンプ 7 防護ドア 11 インターロック解除指示手段 14 安全手段 15,16 AND回路(指令停止手段) 19 OR回路(ロック指示手段) 20 接点(開閉状態検出手段) 21 ソレノイド(ロック手段) 23 切り替えスイッチ 29 接点 31 第1スイッチ 32 第2スイッチ 33 第1条件判別制御回路(手段) 34 第2条件判別制御回路(手段)
Claims (6)
- 【請求項1】 防護ドアと、その防護ドアの開閉状態を
検出する開閉検出手段と、その防護ドアをロックするロ
ック手段と、操作パネルと、制御部と、駆動モータ用ア
ンプと、前記操作パネルから前記制御部への自動運転指
令回路を開閉出来る第1スイッチと、前記制御部から前
記駆動モータ用アンプへのモータ回転指令回路を開閉で
きる第2スイッチとを有する機械に対する安全装置であ
って、前記開閉検出手段からの検出信号を入力し、前記
防護ドアが閉じられている場合以外の場合は、前記第
1、第2のスイッチを制御して、自動運転指示及び回転
指令指示を停止させる指令停止手段と、前記制御部から
出力される自動運転中信号及び前記駆動モータの回転状
態を示す回転検知信号を入力して、運転中或は回転中で
ある場合は前記ロック機構を動作させるロック指示手段
とを備えたことを特徴とする安全装置。 - 【請求項2】 防護ドアと、その防護ドアの開閉状態を
検出する開閉検出手段と、その防護ドアをロックするロ
ック手段と、操作パネルと、制御部と、駆動モータ用ア
ンプと、前記操作パネルから前記制御部への自動運転指
令回路を開閉出来る第1スイッチと、前記制御部から前
記駆動モータ用アンプへのモータ回転指令回路を開閉で
きる第2スイッチとを有する機械に対する安全装置であ
って、前記開閉検出手段からの検出信号を入力して出力
し、また、前記制御部から出力される自動運転中信号及
び前記駆動モータの回転状態を示す回転検知信号を入力
して、運転中或は回転中である旨の駆動中信号として出
力する条件判別制御手段と、その条件判別制御手段から
出力された防護ドア開閉信号を入力し、前記防護ドアが
閉じられている場合以外の場合は、前記第1、第2のス
イッチを制御して、自動運転指示及び回転指令指示を停
止させる指令停止手段と、前記条件判別制御手段から駆
動中信号が入力されると前記ロック機構を動作させるロ
ック指示手段とを備えたことを特徴とする安全装置。 - 【請求項3】 防護ドアと、その防護ドアの開閉状態を
検出する開閉検出手段と、その防護ドアをロックするロ
ック手段と、操作パネルと、制御部と、駆動モータ用ア
ンプと、前記操作パネルから前記制御部への自動運転指
令回路を開閉出来る第1スイッチと、前記制御部から前
記駆動モータ用アンプへのモータ回転指令回路を開閉で
きる第2スイッチとを有する機械に対する安全装置であ
って、前記開閉検出手段からの検出信号を入力して出力
し、また、前記制御部から出力される自動運転中信号及
び前記駆動モータの回転状態を示す回転検知信号を入力
して、運転中或は回転中である旨の駆動中信号として出
力する第1条件判別制御手段及び第2条件判別制御手段
と、そのそれぞれの条件判別制御手段から出力されたそ
れぞれの防護ドア開閉信号を入力し、双方の信号とも防
護ドアが閉じられている場合以外の場合は、前記第1、
第2のスイッチを制御して、自動運転指示及び回転指令
指示を停止させる指令停止手段と、前記それぞれの条件
判別制御手段から出力された前記駆動中信号を入力し、
少なくともいずれかの条件判別制御手段から、駆動中信
号が入力されると前記ロック機構を動作させるロック指
示手段とを備えたことを特徴とする安全装置。 - 【請求項4】 前記制御部は、数値制御機能を有し、前
記機械は、数値制御される機械であることを特徴とする
請求項1、2、又は3の安全装置。 - 【請求項5】 さらに、インターロック解除指示手段を
備え、前記条件判別制御手段は、そのインターロック解
除指示手段からの指示を入力し、解除指示があると、前
記第2スイッチを強制的に閉鎖することを特徴とする請
求項2、又は3の安全装置。 - 【請求項6】 前記制御部は数値制御機能を有する数値
制御部を有し、また、その数値制御部と前記駆動モータ
用アンプとの接続状態を切り替えることによって、両者
を直接接続し又は制限回路を介して接続させることがで
きる切り替えスイッチと、インターロック解除指示手段
とをさらに備え、前記条件判別制御手段は、そのインタ
ーロック解除指示手段からの指示を入力し、解除指示が
あると、前記第2スイッチを強制的に閉鎖するととも
に、前記切り替えスイッチを制限回路側へ切り換えるこ
とを特徴とする請求項2、又は3の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4155592A JPH05237738A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4155592A JPH05237738A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05237738A true JPH05237738A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=12611681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4155592A Pending JPH05237738A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05237738A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010052056A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Star Micronics Co Ltd | 工作機械 |
JP2014113669A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Disco Abrasive Syst Ltd | 切削装置 |
JP2019136836A (ja) * | 2018-02-14 | 2019-08-22 | Dmg森精機株式会社 | 制御装置および工作機械 |
CN113741345A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-12-03 | 安徽新诺精工股份有限公司 | 一种数控铣床安全检测控制系统 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4155592A patent/JPH05237738A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010052056A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Star Micronics Co Ltd | 工作機械 |
JP2014113669A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Disco Abrasive Syst Ltd | 切削装置 |
JP2019136836A (ja) * | 2018-02-14 | 2019-08-22 | Dmg森精機株式会社 | 制御装置および工作機械 |
CN113741345A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-12-03 | 安徽新诺精工股份有限公司 | 一种数控铣床安全检测控制系统 |
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