JPH05237206A - ウッドクラブヘッド - Google Patents
ウッドクラブヘッドInfo
- Publication number
- JPH05237206A JPH05237206A JP4258526A JP25852692A JPH05237206A JP H05237206 A JPH05237206 A JP H05237206A JP 4258526 A JP4258526 A JP 4258526A JP 25852692 A JP25852692 A JP 25852692A JP H05237206 A JPH05237206 A JP H05237206A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- face
- head
- friction coefficient
- sweet spot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Golf Clubs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ボールをフェース面のスイートス
ポットを外れた位置でヒットしても、方向性のよいボー
ル弾道が得られ、飛距離を延ばすことのできる、ウッド
クラブヘッドを提供する。 【構成】 本発明のウッドクラブヘッドは、ヘッド40
のフェース面41がスイートスポットを包囲する中央領
域42と、中央領域42を包囲する外側領域43とを有
し、外側領域43の摩擦係数が中央領域42の摩擦係数
よりも大きくなるようにフェース面41にショットブラ
スト処理を施している。 【効果】 スイートスポットを外してボールをヒットし
ても、打球はさほど曲らず、飛距離も低下することが少
ない。フェース面の溝の間隔を変えて摩擦係数を変化さ
せるものに比べ、アドレス時にクラブの構えを正確に行
うことができる。
ポットを外れた位置でヒットしても、方向性のよいボー
ル弾道が得られ、飛距離を延ばすことのできる、ウッド
クラブヘッドを提供する。 【構成】 本発明のウッドクラブヘッドは、ヘッド40
のフェース面41がスイートスポットを包囲する中央領
域42と、中央領域42を包囲する外側領域43とを有
し、外側領域43の摩擦係数が中央領域42の摩擦係数
よりも大きくなるようにフェース面41にショットブラ
スト処理を施している。 【効果】 スイートスポットを外してボールをヒットし
ても、打球はさほど曲らず、飛距離も低下することが少
ない。フェース面の溝の間隔を変えて摩擦係数を変化さ
せるものに比べ、アドレス時にクラブの構えを正確に行
うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウッドゴルフクラブのヘ
ッドに関し、更に詳しくは、ヘッドのフェース面構造の
改良に関する。
ッドに関し、更に詳しくは、ヘッドのフェース面構造の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ウッドクラブにおいては、ヘッ
ドのフェース面の中央に打撃領域(スコアリング区域)
としてのフェースインサートが装着され、このフェース
インサートの表面にボールとの接触をよくするためのフ
ェースライン(溝)が設けられている。
ドのフェース面の中央に打撃領域(スコアリング区域)
としてのフェースインサートが装着され、このフェース
インサートの表面にボールとの接触をよくするためのフ
ェースライン(溝)が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のウッド
クラブを使用した場合、ボールをスイートスポットより
も高い位置でヒットすると、ヘッドの回転によりロフト
角度が大きくなり、ボールの飛出し角度が大きくなる。
また、ボールに対するヘッドのギア効果により、ボール
のバックスピンが少なくなり、揚力の小さいボールとな
る。したがって、飛距離の出ない所謂テンプラボールと
なる。
クラブを使用した場合、ボールをスイートスポットより
も高い位置でヒットすると、ヘッドの回転によりロフト
角度が大きくなり、ボールの飛出し角度が大きくなる。
また、ボールに対するヘッドのギア効果により、ボール
のバックスピンが少なくなり、揚力の小さいボールとな
る。したがって、飛距離の出ない所謂テンプラボールと
なる。
【0004】また、ボールをスイートスポットよりも低
い位置でヒットした場合には、ヘッドの回転によりロフ
ト角度が小さくなり、ボールの飛出し角度が小さくな
る。また、ボールのバックスピンはヘッドのギア効果に
より増加し、それ故、揚力のあるボールとなるが、ボー
ルの飛出し角度が小さいため、飛距離の出ないボールと
なる。
い位置でヒットした場合には、ヘッドの回転によりロフ
ト角度が小さくなり、ボールの飛出し角度が小さくな
る。また、ボールのバックスピンはヘッドのギア効果に
より増加し、それ故、揚力のあるボールとなるが、ボー
ルの飛出し角度が小さいため、飛距離の出ないボールと
なる。
【0005】更に、ボールをトウ寄りの位置でヒットし
た場合には、ウッドクラブではヘッドの重心深度が深い
ために、アイアンクラブとは逆にフックスピンとなる。
したがって、右に飛び出したボールは目標方向に戻る弾
道となる。しかしながら、ボールが極端に右方に飛び出
した場合には、目標方向に戻り切れず、方向性の悪い弾
道となる。
た場合には、ウッドクラブではヘッドの重心深度が深い
ために、アイアンクラブとは逆にフックスピンとなる。
したがって、右に飛び出したボールは目標方向に戻る弾
道となる。しかしながら、ボールが極端に右方に飛び出
した場合には、目標方向に戻り切れず、方向性の悪い弾
道となる。
【0006】また、ボールをヒール寄りの位置でヒット
した場合には、トウ寄りの位置でヒットした場合とは逆
にスライススピンが生じ、ボールが極端に左方に飛び出
した場合には同様に方向性の悪い弾道となる。
した場合には、トウ寄りの位置でヒットした場合とは逆
にスライススピンが生じ、ボールが極端に左方に飛び出
した場合には同様に方向性の悪い弾道となる。
【0007】上記問題点に鑑み、本発明は、ボールをフ
ェース面のスイートスポットから外れた位置でヒットし
た場合であっても、方向性の良いボール弾道を得ること
ができるとともに、飛距離を延ばすことができるウッド
ゴルフクラブヘッドを提供することを目的としている。
ェース面のスイートスポットから外れた位置でヒットし
た場合であっても、方向性の良いボール弾道を得ること
ができるとともに、飛距離を延ばすことができるウッド
ゴルフクラブヘッドを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
課題は、フェース面がスイートスポットを包囲する中央
領域と、該中央領域を包囲する外側領域とを有し、該外
側領域の摩擦係数が中央領域の摩擦係数よりも大きくな
るようにフェース面にショットブラスト処理を施したウ
ッドクラブヘッドとにより、解決される。
課題は、フェース面がスイートスポットを包囲する中央
領域と、該中央領域を包囲する外側領域とを有し、該外
側領域の摩擦係数が中央領域の摩擦係数よりも大きくな
るようにフェース面にショットブラスト処理を施したウ
ッドクラブヘッドとにより、解決される。
【0009】
【作用】本発明による上記手段によれば、フェース面に
おける部分的な摩擦係数の違いによりバックスピン或い
はサイドスピン等を調整することができるので、所望の
ボール弾道を得ることができるようになり、ボールの飛
びの方向性及び飛距離が向上することとなる。
おける部分的な摩擦係数の違いによりバックスピン或い
はサイドスピン等を調整することができるので、所望の
ボール弾道を得ることができるようになり、ボールの飛
びの方向性及び飛距離が向上することとなる。
【0010】
【実施例】図1及び図2は本発明の実施例を示す。この
実施例では、ヘッド40のフェース面41が、スイート
スポットを包囲する中央領域42とその回りを包囲する
外側領域43とからなっている。両領域にはそれぞれシ
ョットブラスト処理が施されているが、処理条件の相違
により、外側領域43は中央領域42よりも摩擦係数が
大きくなっている。
実施例では、ヘッド40のフェース面41が、スイート
スポットを包囲する中央領域42とその回りを包囲する
外側領域43とからなっている。両領域にはそれぞれシ
ョットブラスト処理が施されているが、処理条件の相違
により、外側領域43は中央領域42よりも摩擦係数が
大きくなっている。
【0011】この実施例の場合、ボールを上面48寄り
の領域43内でヒットすると、ヘッド40の回転により
ロフト角度が大きくなり、ボールの飛出し角度が大きく
なるが、ボールに強いバックスピンが生じるため、揚力
の大きいボールとなる。したがって、この強いバックス
ピンとウッドクラブ特有の重心深度が大きい構造とが相
俟って、飛距離の出る弾道が得られることとなる。
の領域43内でヒットすると、ヘッド40の回転により
ロフト角度が大きくなり、ボールの飛出し角度が大きく
なるが、ボールに強いバックスピンが生じるため、揚力
の大きいボールとなる。したがって、この強いバックス
ピンとウッドクラブ特有の重心深度が大きい構造とが相
俟って、飛距離の出る弾道が得られることとなる。
【0012】また、ボールをソール47寄りの領域43
内でヒットした場合には、ヘッド40の回転によりロフ
ト角度が小さくなり、ボールの飛出し角度が小さくなる
が、ヘッドのギア効果と領域43における大きな摩擦の
発生とによりボールに強いバックスピンが生じるので、
飛距離の出る弾道が得られることとなる。
内でヒットした場合には、ヘッド40の回転によりロフ
ト角度が小さくなり、ボールの飛出し角度が小さくなる
が、ヘッドのギア効果と領域43における大きな摩擦の
発生とによりボールに強いバックスピンが生じるので、
飛距離の出る弾道が得られることとなる。
【0013】更に、ボールをトウ45寄り又はヒール4
6寄りの位置でヒットした場合には、ボールに強いサイ
ドスピンが生じるため、ボールの飛びの方向性の良い弾
道が得られることとなる。
6寄りの位置でヒットした場合には、ボールに強いサイ
ドスピンが生じるため、ボールの飛びの方向性の良い弾
道が得られることとなる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ボールを
ヘッドの上面寄りの領域またはソール寄りの領域でヒッ
トした場合ボールに強いバックスピンが生じ、これがボ
ールに強い揚力を与え滞空時間が長くなり飛距離の出る
弾道が得られる。さらにボールをトウ寄りまたはヒール
寄りの領域でヒットした場合には、ヘッドは重心を中心
とした回転をするがボールにはヘッドと逆方向の強いサ
イドスピンが生じるため、ボールの飛びの方向性の良い
弾道が得られる。
ヘッドの上面寄りの領域またはソール寄りの領域でヒッ
トした場合ボールに強いバックスピンが生じ、これがボ
ールに強い揚力を与え滞空時間が長くなり飛距離の出る
弾道が得られる。さらにボールをトウ寄りまたはヒール
寄りの領域でヒットした場合には、ヘッドは重心を中心
とした回転をするがボールにはヘッドと逆方向の強いサ
イドスピンが生じるため、ボールの飛びの方向性の良い
弾道が得られる。
【0015】また、従来のようにフェース面の溝の間隔
を変えることにより摩擦係数を変化させる方法を採用し
た場合は、スイートスポットを包囲する中央領域と、該
中央領域を包囲する外側領域とで溝の間隔が変わるた
め、フェース面の溝がトウからヒールまでを通して一直
線にならなくなり、アドレス時にフェース面の溝が凹凸
状に見えて、クラブの構えを正確に行えなくなる欠点が
生じる。しかし本発明ではショットブラスト処理を用
い、粒状の窪みの荒さや深さを変えることによりフェー
ス面のスイートスポットを包囲する中央領域と該中央領
域を包囲する外側領域とで摩擦係数を変えるようにする
ため、フェース面の溝に関係なく摩擦係数を変化させる
ことができ、アドレス時のクラブの構えを正確に行うこ
とができる。
を変えることにより摩擦係数を変化させる方法を採用し
た場合は、スイートスポットを包囲する中央領域と、該
中央領域を包囲する外側領域とで溝の間隔が変わるた
め、フェース面の溝がトウからヒールまでを通して一直
線にならなくなり、アドレス時にフェース面の溝が凹凸
状に見えて、クラブの構えを正確に行えなくなる欠点が
生じる。しかし本発明ではショットブラスト処理を用
い、粒状の窪みの荒さや深さを変えることによりフェー
ス面のスイートスポットを包囲する中央領域と該中央領
域を包囲する外側領域とで摩擦係数を変えるようにする
ため、フェース面の溝に関係なく摩擦係数を変化させる
ことができ、アドレス時のクラブの構えを正確に行うこ
とができる。
【図1】本発明の実施例の正面図である。
【図2】図1の実施例の平面図である。
40…ヘッド 41…フェース面 42…中央領域 43…外側領域
Claims (1)
- 【請求項1】 フェース面がスイートスポットを包囲す
る中央領域と、該中央領域を包囲する外側領域とを有
し、該外側領域の摩擦係数が中央領域の摩擦係数よりも
大きくなるようにフェース面にショットブラスト処理を
施したことを特徴とするウッドクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4258526A JPH0671486B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | ウッドクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4258526A JPH0671486B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | ウッドクラブヘッド |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60284400A Division JPS62144674A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | アイアンクラブヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05237206A true JPH05237206A (ja) | 1993-09-17 |
JPH0671486B2 JPH0671486B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=17321440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4258526A Expired - Fee Related JPH0671486B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | ウッドクラブヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0671486B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6719644B2 (en) | 2001-06-11 | 2004-04-13 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head and face |
US20110218050A1 (en) * | 2009-02-27 | 2011-09-08 | Diamondback Group | Golf Club with High Friction Striking Surface |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP4258526A patent/JPH0671486B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6719644B2 (en) | 2001-06-11 | 2004-04-13 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head and face |
US7576298B2 (en) | 2001-06-11 | 2009-08-18 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Method for making a golf club face |
US8021245B2 (en) | 2001-06-11 | 2011-09-20 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Method for making a golf club face |
US8814721B2 (en) | 2001-06-11 | 2014-08-26 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Method for making a golf club face |
US20110218050A1 (en) * | 2009-02-27 | 2011-09-08 | Diamondback Group | Golf Club with High Friction Striking Surface |
US8961333B2 (en) * | 2009-02-27 | 2015-02-24 | Diamondback Group | Golf club with high friction striking surface |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0671486B2 (ja) | 1994-09-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |