JPH0523699A - 産業廃棄物の処理方法及びその処理剤 - Google Patents
産業廃棄物の処理方法及びその処理剤Info
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- JPH0523699A JPH0523699A JP23983191A JP23983191A JPH0523699A JP H0523699 A JPH0523699 A JP H0523699A JP 23983191 A JP23983191 A JP 23983191A JP 23983191 A JP23983191 A JP 23983191A JP H0523699 A JPH0523699 A JP H0523699A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 産業廃棄物の油成分を分解するとともに、重
金属類の値を低下させて安全な産業廃棄物として、その
廃棄処理を容易に行うことができる。 【構成】 ミキサー内に油成分を含有する汚泥を投入し
て撹拌しながら、同汚泥中に、粉末生石灰を主成分と
し、珪酸塩よりなる産業廃棄物処理剤を添加した後に、
汚泥中に水を混入し、同処理剤を添加した汚泥中に水を
加えた際に、石灰と水との水和反応によって発熱作用を
起こし、この場合、揮発性の油成分汚泥中より揮発させ
る。また、石灰と水との発熱作用によって、汚泥中の被
揮発性油成分である鎖状化合物を分解し、この油成分と
珪酸塩とを反応させ、炭素分子に、珪酸塩の珪素分子、
水中の水素等が化合して、鎖状化合物をシラノール化さ
せて、汚泥を無害化するとともに、珪素と、カルシウム
と、酸素とでシリカゲルを構成し、その中に重金属類を
包含して、その溶出を防止する。
金属類の値を低下させて安全な産業廃棄物として、その
廃棄処理を容易に行うことができる。 【構成】 ミキサー内に油成分を含有する汚泥を投入し
て撹拌しながら、同汚泥中に、粉末生石灰を主成分と
し、珪酸塩よりなる産業廃棄物処理剤を添加した後に、
汚泥中に水を混入し、同処理剤を添加した汚泥中に水を
加えた際に、石灰と水との水和反応によって発熱作用を
起こし、この場合、揮発性の油成分汚泥中より揮発させ
る。また、石灰と水との発熱作用によって、汚泥中の被
揮発性油成分である鎖状化合物を分解し、この油成分と
珪酸塩とを反応させ、炭素分子に、珪酸塩の珪素分子、
水中の水素等が化合して、鎖状化合物をシラノール化さ
せて、汚泥を無害化するとともに、珪素と、カルシウム
と、酸素とでシリカゲルを構成し、その中に重金属類を
包含して、その溶出を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業廃棄物の油成分を
分解するとともに、重金属類を低下させて、安全な産業
廃棄物として、その廃棄処理を可能とする産業廃棄物の
処理方法及びその処理剤に関する。
分解するとともに、重金属類を低下させて、安全な産業
廃棄物として、その廃棄処理を可能とする産業廃棄物の
処理方法及びその処理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化学工場等では、排水、土壌ある
いは汚泥等の産業廃棄物中に、タンク或いはパイプ等か
ら漏れた油成分が混ざっていた。そして、油を含んだ汚
泥等を産業廃棄物とすると、その後になって、廃棄物か
ら油成分が滲みでて、その環境を破壊するおそれがあ
り、有害性が高いものであった。
いは汚泥等の産業廃棄物中に、タンク或いはパイプ等か
ら漏れた油成分が混ざっていた。そして、油を含んだ汚
泥等を産業廃棄物とすると、その後になって、廃棄物か
ら油成分が滲みでて、その環境を破壊するおそれがあ
り、有害性が高いものであった。
【0003】そこで、上記の汚泥を焼却して、汚泥中よ
り油成分を揮発させる方法を利用しており、この方法
は、焼却炉内に、一定量の汚泥を投入して、高温で焼却
して、汚泥から油成分を揮発させるものである。
り油成分を揮発させる方法を利用しており、この方法
は、焼却炉内に、一定量の汚泥を投入して、高温で焼却
して、汚泥から油成分を揮発させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の処理方
法では、以下のような課題を有していた。
法では、以下のような課題を有していた。
【0005】汚泥成中には、揮発性の油成分と非揮発
性の油成分とが含まれており、揮発性のについては、焼
却処理によって、容易に汚泥中より揮発させることがで
きるが、非揮発性のものについては、焼却処理を行って
も、未だ汚泥中に残されており、上記の焼却方法では、
汚泥から効果的な油成分の除去を行うことができず、未
だ、安全な産業廃棄物にできなかった。
性の油成分とが含まれており、揮発性のについては、焼
却処理によって、容易に汚泥中より揮発させることがで
きるが、非揮発性のものについては、焼却処理を行って
も、未だ汚泥中に残されており、上記の焼却方法では、
汚泥から効果的な油成分の除去を行うことができず、未
だ、安全な産業廃棄物にできなかった。
【0006】上記の焼却方法では、焼却炉及びその付
帯設備等によって大型化した設備を要するとともに、汚
泥の焼却に多大の燃料を要することにより、費用が高額
となっていた。
帯設備等によって大型化した設備を要するとともに、汚
泥の焼却に多大の燃料を要することにより、費用が高額
となっていた。
【0007】産業廃棄物中には、重金属類を含んでお
り、この場合、上記の操作で産業廃棄物の油分処理を行
った後に、各重金属の除去操作にしたがって、各重金属
を除去していたが、各重金属によってそれぞれ操作が異
なることにより、その処理に長時間を要していた。
り、この場合、上記の操作で産業廃棄物の油分処理を行
った後に、各重金属の除去操作にしたがって、各重金属
を除去していたが、各重金属によってそれぞれ操作が異
なることにより、その処理に長時間を要していた。
【0008】本発明は上記の課題を解決できる産業廃棄
物の処理方法及びその処理剤を提供することを目的とす
る。
物の処理方法及びその処理剤を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決しようとする手段】本発明では、油成分を
含んだ産業廃棄物に、生石灰、珪酸塩を添加した後、水
を混入して、同生石灰の発熱反応を発生させて、同廃棄
物を燃焼し、揮発性の油成分を揮発させるとともに、同
処理物中に含まれた非揮発性の油成分である鎖状化合物
を分解し、さらに、同鎖状化合物中の炭素分子に珪酸塩
の珪素と、水中の水素とを化合させて、鎖状化合物をシ
ラノール化したことを特徴とする産業廃棄物の処理方法
を提供するものである。
含んだ産業廃棄物に、生石灰、珪酸塩を添加した後、水
を混入して、同生石灰の発熱反応を発生させて、同廃棄
物を燃焼し、揮発性の油成分を揮発させるとともに、同
処理物中に含まれた非揮発性の油成分である鎖状化合物
を分解し、さらに、同鎖状化合物中の炭素分子に珪酸塩
の珪素と、水中の水素とを化合させて、鎖状化合物をシ
ラノール化したことを特徴とする産業廃棄物の処理方法
を提供するものである。
【0010】また、本発明は、カドミウム、六価クロム
等の重金属類を含んだ産業廃棄物に、生石灰、珪酸塩を
添加した後、水を混入して、同生石灰の発熱反応を発生
させて、同廃棄物を燃焼して、珪素とカルシウムと酸素
によるマトリックス、シリカゲル状態とし、その中に重
金属類を包含することを特徴としている。
等の重金属類を含んだ産業廃棄物に、生石灰、珪酸塩を
添加した後、水を混入して、同生石灰の発熱反応を発生
させて、同廃棄物を燃焼して、珪素とカルシウムと酸素
によるマトリックス、シリカゲル状態とし、その中に重
金属類を包含することを特徴としている。
【0011】本発明は、生石灰を主成分として、珪酸塩
を混合したことを特徴とする産業廃棄物処理剤を提供す
るものである。
を混合したことを特徴とする産業廃棄物処理剤を提供す
るものである。
【0012】また、本発明は、生石灰を油脂等でコーテ
ィングしたことを特徴としている。
ィングしたことを特徴としている。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を参照しながら説明す
る。
る。
【0014】本実施例では、工場からの油成分を含有す
る汚泥等を分解して、廃棄処理を可能するものである。
まず、本発明の処理方法を詳説すると、ミキサー内に、
油成分を含有する汚泥を投入して撹拌しながら、同汚泥
中に、粉末生石灰(CaO)を主成分とし、その他、石
膏(CaSO4 )、炭酸石灰(CaCO3 )、珪酸ソー
ダ(Na2 SiO3 )、マグネシウム(Mg)、シリカ
(SiO2 )等よりなる油分解処理剤を添加し、その後
に、汚泥中に水を混入して、約2時間放置する。
る汚泥等を分解して、廃棄処理を可能するものである。
まず、本発明の処理方法を詳説すると、ミキサー内に、
油成分を含有する汚泥を投入して撹拌しながら、同汚泥
中に、粉末生石灰(CaO)を主成分とし、その他、石
膏(CaSO4 )、炭酸石灰(CaCO3 )、珪酸ソー
ダ(Na2 SiO3 )、マグネシウム(Mg)、シリカ
(SiO2 )等よりなる油分解処理剤を添加し、その後
に、汚泥中に水を混入して、約2時間放置する。
【0015】本実施例では、汚泥と油分解処理剤との割
合を1:1の割合で混合し、しかも、汚泥の量に対して
40% の水を加えるようにしている。
合を1:1の割合で混合し、しかも、汚泥の量に対して
40% の水を加えるようにしている。
【0016】かかる処理方法によって、油分解処理剤を
添加した汚泥中に水を加えた際に、石灰と水との水和反
応によって発熱作用を起こし、汚泥を70℃〜140 ℃と
し、この場合、揮発性の油成分(有機性油で、例えば、
シンナー系油、酢酸エチル、ベンザール、トルエン等)
をガス化させて、汚泥中より揮発させる。
添加した汚泥中に水を加えた際に、石灰と水との水和反
応によって発熱作用を起こし、汚泥を70℃〜140 ℃と
し、この場合、揮発性の油成分(有機性油で、例えば、
シンナー系油、酢酸エチル、ベンザール、トルエン等)
をガス化させて、汚泥中より揮発させる。
【0017】さらに、汚泥中に含まれる非揮発性の油成
分である鎖状化合物は、石灰と水との発熱作用によっ
て、燃焼されて、炭素分子との鎖状の結合を分解し、こ
の化合物と珪酸ソーダとが反応して、炭素分子に、珪酸
ソーダ、シリカの珪素分子、水中の水素等が化合して、
油成分をシラノールとする。また、炭素分子に珪素分子
等が連結されると、鎖状化合物の切断も促進されて、鎖
状化合物を単体化して、無害となり、汚泥を安全に投棄
することができる。
分である鎖状化合物は、石灰と水との発熱作用によっ
て、燃焼されて、炭素分子との鎖状の結合を分解し、こ
の化合物と珪酸ソーダとが反応して、炭素分子に、珪酸
ソーダ、シリカの珪素分子、水中の水素等が化合して、
油成分をシラノールとする。また、炭素分子に珪素分子
等が連結されると、鎖状化合物の切断も促進されて、鎖
状化合物を単体化して、無害となり、汚泥を安全に投棄
することができる。
【0018】また、本実施例では、汚泥中に水を加えた
際に、生石灰が水と化合して水酸化カルシウムに変化
し、そして、この水酸化カルシウムが、有害物質である
汚泥中の含まれた塩素を吸収して、塩化カルシウムとな
り、鎖状化合物の分解時に、塩素ガスの発生を防止し
て、安全な処理を行うことができる。
際に、生石灰が水と化合して水酸化カルシウムに変化
し、そして、この水酸化カルシウムが、有害物質である
汚泥中の含まれた塩素を吸収して、塩化カルシウムとな
り、鎖状化合物の分解時に、塩素ガスの発生を防止し
て、安全な処理を行うことができる。
【0019】また、石膏は、生石灰と反応する水を含ん
で、生石灰との反応を長時間持続させることができる。
マグネシウムは、生石灰と水とよりなる発熱作用を促進
する為の助成剤である。
で、生石灰との反応を長時間持続させることができる。
マグネシウムは、生石灰と水とよりなる発熱作用を促進
する為の助成剤である。
【0020】また、生石灰をパラフィン等でコーティン
グすることにより、生石灰と空気中の水分との反応を防
止するとともに、処理時において、生石灰と水分との反
応を少量ずつ行って、発熱反応を徐々に行うようにして
いる。
グすることにより、生石灰と空気中の水分との反応を防
止するとともに、処理時において、生石灰と水分との反
応を少量ずつ行って、発熱反応を徐々に行うようにして
いる。
【0021】本発明の他の実施例として、生石灰の添加
を最後に行い、その後に、水を加えることもできる。
を最後に行い、その後に、水を加えることもできる。
【0022】次いで、上記の油分解処理剤について、本
実施例で用いる産業廃棄物処理剤の成分組成を表1に示
す。
実施例で用いる産業廃棄物処理剤の成分組成を表1に示
す。
【0023】
【表1】
【0024】上記の産業廃棄物処理剤は、汚泥中に、汚
泥と同量添加するとともに、汚泥に加えて、汚泥中の油
成分を分解し、産業廃棄物として処理するものである。
泥と同量添加するとともに、汚泥に加えて、汚泥中の油
成分を分解し、産業廃棄物として処理するものである。
【0025】本実施例では、上記のように油成分を分解
処理された汚泥を安全に海等へ投棄するが、コンクリー
ト材として使用することができ、処理済の汚泥をセメン
トとよく水和混合を行って、二次製品とするものであ
る。
処理された汚泥を安全に海等へ投棄するが、コンクリー
ト材として使用することができ、処理済の汚泥をセメン
トとよく水和混合を行って、二次製品とするものであ
る。
【0026】また、上記の産業廃棄物の処理方法によっ
て産業廃棄物中に含まれる有害な重金属類の値を低下さ
せており、産業廃棄物中に、生石灰、珪酸塩を添加した
後に、水分を混入して、石灰の発熱反応を発生させて、
同廃棄物を燃焼して、珪素とカルシウムと酸素とで、水
ガラス状態としたシリカゲルを構成し、その中に重金属
類を包含して、その溶出を防止するものである。
て産業廃棄物中に含まれる有害な重金属類の値を低下さ
せており、産業廃棄物中に、生石灰、珪酸塩を添加した
後に、水分を混入して、石灰の発熱反応を発生させて、
同廃棄物を燃焼して、珪素とカルシウムと酸素とで、水
ガラス状態としたシリカゲルを構成し、その中に重金属
類を包含して、その溶出を防止するものである。
【0027】本実施例では、産業廃棄物の汚泥中に、90
〜95% の生石灰、5〜10% の珪酸塩(シリカ)を添加す
るとともに、産業廃棄物に対して40% の水分を混入する
ようにしている。
〜95% の生石灰、5〜10% の珪酸塩(シリカ)を添加す
るとともに、産業廃棄物に対して40% の水分を混入する
ようにしている。
【0028】そこで、上記の本発明の方法で産業廃棄物
の汚泥を処理した際の試験結果を表2に示す。
の汚泥を処理した際の試験結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】上記の表2に示すように、本発明によれ
ば、産業廃棄物中の油分の分解を行うとともに、産業廃
棄物中に含まれた重金属類の値を低下させることができ
る。
ば、産業廃棄物中の油分の分解を行うとともに、産業廃
棄物中に含まれた重金属類の値を低下させることができ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明では、汚泥に、生石灰を主成分と
する産業廃棄物処理剤を添加した後に、汚泥中に水を加
えると、石灰と水との水和反応によって発熱作用を起こ
し、この場合、揮発性の油成分をガス化させて、汚泥中
より揮発させるとともに、汚泥中の非揮発性油成分であ
る鎖状化合物 (油成分) を、石灰と水との発熱作用によ
って、燃焼して、鎖状化合物を分解し、さらに、鎖状化
合物と珪酸塩とを反応させて、炭素分子に、珪素分子、
水素等が化合して、鎖状化合物を無害なシラノールとし
て汚泥を廃棄処理可能とすることができる。
する産業廃棄物処理剤を添加した後に、汚泥中に水を加
えると、石灰と水との水和反応によって発熱作用を起こ
し、この場合、揮発性の油成分をガス化させて、汚泥中
より揮発させるとともに、汚泥中の非揮発性油成分であ
る鎖状化合物 (油成分) を、石灰と水との発熱作用によ
って、燃焼して、鎖状化合物を分解し、さらに、鎖状化
合物と珪酸塩とを反応させて、炭素分子に、珪素分子、
水素等が化合して、鎖状化合物を無害なシラノールとし
て汚泥を廃棄処理可能とすることができる。
【0032】また、本発明では、上記の処理の際に、珪
素とカルシウムと酸素とによりシリカゲルを構成して、
その中に重金属類を包含して、その値を低下させること
ができる。
素とカルシウムと酸素とによりシリカゲルを構成して、
その中に重金属類を包含して、その値を低下させること
ができる。
【0033】このように、本発明によれば、上記の方法
で産業廃棄物を処理して、油分をシラノールとして、無
害なものとするとともに、重金属類の値を低下させるこ
とにより、投棄処理の安全性を向上させて、また、生石
灰による発熱作用によって、汚泥を処理し、その設備及
び焼却燃料を不要とする為に、安価に汚泥を処理するこ
とができる。また、上記の方法で油分の処理と、重金属
類の処理を行うことにより、産業廃棄物を短時間で処理
することかできる。
で産業廃棄物を処理して、油分をシラノールとして、無
害なものとするとともに、重金属類の値を低下させるこ
とにより、投棄処理の安全性を向上させて、また、生石
灰による発熱作用によって、汚泥を処理し、その設備及
び焼却燃料を不要とする為に、安価に汚泥を処理するこ
とができる。また、上記の方法で油分の処理と、重金属
類の処理を行うことにより、産業廃棄物を短時間で処理
することかできる。
Claims (4)
- 【請求項1】 油成分を含んだ産業廃棄物に、生石灰、
珪酸塩を添加した後、水を混入して、同生石灰の発熱反
応を発生させて、同廃棄物を燃焼し、揮発性の油成分を
揮発させるとともに、同処理物中に含まれた非揮発性の
油成分である鎖状化合物を分解し、さらに、同鎖状化合
物中の炭素分子に珪酸塩の珪素と、水中の水素とを化合
させて、鎖状化合物をシラノール化したことを特徴とす
る産業廃棄物の処理方法。 - 【請求項2】 カドミウム、六価クロム等の重金属類を
含んだ産業廃棄物に、生石灰、珪酸塩を添加した後、水
を混入して、同生石灰の発熱反応を発生させて、同廃棄
物を燃焼して、珪素とカルシウムと酸素とでシリカゲル
を構成し、その中に重金属類を包含することを特徴とす
る産業廃棄物の処理方法。 - 【請求項3】 生石灰を主成分として、珪酸塩を混合し
たことを特徴とする産業廃棄物処理剤。 - 【請求項4】 生石灰を油脂等でコーティングしたこと
を特徴とする請求項3に記載の産業廃棄物処理剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23983191A JPH0523699A (ja) | 1991-05-13 | 1991-09-19 | 産業廃棄物の処理方法及びその処理剤 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10747091 | 1991-05-13 | ||
JP3-107470 | 1991-05-13 | ||
JP23983191A JPH0523699A (ja) | 1991-05-13 | 1991-09-19 | 産業廃棄物の処理方法及びその処理剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523699A true JPH0523699A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=26447499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23983191A Pending JPH0523699A (ja) | 1991-05-13 | 1991-09-19 | 産業廃棄物の処理方法及びその処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523699A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998024131A1 (en) * | 1996-11-27 | 1998-06-04 | Polystor Corporation | Lithium nickel cobalt oxides for positive electrodes |
EP1033349A1 (en) * | 1999-03-04 | 2000-09-06 | Kouyu Co., Ltd. | Composition for waste water treatment |
CN113145032A (zh) * | 2021-04-28 | 2021-07-23 | 华中科技大学 | 农业废弃物与污泥协同制备碳气凝胶和燃气的方法及系统 |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP23983191A patent/JPH0523699A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998024131A1 (en) * | 1996-11-27 | 1998-06-04 | Polystor Corporation | Lithium nickel cobalt oxides for positive electrodes |
EP1033349A1 (en) * | 1999-03-04 | 2000-09-06 | Kouyu Co., Ltd. | Composition for waste water treatment |
CN113145032A (zh) * | 2021-04-28 | 2021-07-23 | 华中科技大学 | 农业废弃物与污泥协同制备碳气凝胶和燃气的方法及系统 |
CN113145032B (zh) * | 2021-04-28 | 2022-04-29 | 华中科技大学 | 农业废弃物与污泥协同制备碳气凝胶和燃气的方法及系统 |
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