JPH05236916A - 加熱殺菌機における温度制御方法および装置 - Google Patents

加熱殺菌機における温度制御方法および装置

Info

Publication number
JPH05236916A
JPH05236916A JP3919392A JP3919392A JPH05236916A JP H05236916 A JPH05236916 A JP H05236916A JP 3919392 A JP3919392 A JP 3919392A JP 3919392 A JP3919392 A JP 3919392A JP H05236916 A JPH05236916 A JP H05236916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
cooling water
time
heat
calculated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3919392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3056318B2 (ja
Inventor
Yoji Sonoki
洋二 園木
Akihito Adachi
昭仁 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hisaka Works Ltd
Original Assignee
Hisaka Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hisaka Works Ltd filed Critical Hisaka Works Ltd
Priority to JP4039193A priority Critical patent/JP3056318B2/ja
Publication of JPH05236916A publication Critical patent/JPH05236916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3056318B2 publication Critical patent/JP3056318B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Temperature (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な制御で随意の温度降下を達成する。 【構成】 加熱殺菌装置にて冷却時の温度降下を制御す
る方法であって、設定した温度Taから、時間A後に目
標温度Tbへ直線的に降下させるとき、時間Aをn個の
時間帯に分割し、各時間帯の終了時刻(A1、A2、…)お
ける各温度(T1、T2、…)を求め、熱収支式に基づき、
始点温度Taから終点温度T1に下降するのに要する冷
却水量Q1、この終点温度T1を始点温度として次の終点
温度T2へ下降するのに要する冷却水量Q2、以下順次各
時間帯毎に求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レトルト食品等を加熱
殺菌する装置において所定温度への加熱後の冷却温度を
制御する方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱殺菌装置としては一般的に図1に示
すような噴霧式レトルト殺菌機が知られている。タンク
1内に設けたスプレー部4より、トレー2上のレトルト
食品3に対して噴霧され、タンク1底部に溜まった水は
循環ポンプ6により再びスプレー部4へ循環供給される
ようになっている。ポンプ6の出口側の配管経路5には
熱交換器7が設けられており、この熱交換器7の一次側
に、食品加熱時であれば、蒸気バルブ8の開により加熱
蒸気が供給され、一方、加熱後の冷却であれば、冷却水
バルブ9の開により冷却水が供給される。
【0003】ところで、レトルト食品の加熱に際して
は、各食品毎に、加熱時間、加熱温度および加熱時の圧
力等が厳格に決められており、そのため、加熱時の温度
を正確に制御できる温度制御装置が提供されている。し
かるに、加熱殺菌した後のレトルト食品に対する冷却に
ついては特に規定はないため、従来では、適当に冷却水
バルブ9を開にして熱交換器7に冷却水を一定流量で通
水するのが一般的である。
【0004】ここで図2に示すように、一定流量の冷却
水を通水することで加熱終了時の温度130℃から5分
後に115℃まで降下させる場合について検討する。こ
の場合に通水すべき水量Qは、熱交換器入口温度Ta
(=130℃)、目標温度Tb(=115℃)、冷却水温
t、被加熱物を含む循環経路全体の熱容量Vより、熱交
換器7における熱収支を示す式より求めることができ
る。冷却水量Qが求まれば、毎分Q/5の一定流量で冷
却することにより曲線L1で示すような温度降下が得ら
れる。
【0005】図2でわかるように、一定流量の冷却水で
冷却した場合、冷却開始直後では降下速度が大きく、そ
の後降下速度は次第に小さくなる。このように、温度降
下が指数関数的に変化するのは、循環水温度と冷却水温
度との温度差が冷却開始直後では大きく(それ故、熱交
換器での熱授受量が大きく)、循環水温度が低下するに
従い前記温度差が小さくなるためである。又、ここで示
された温度降下は、あくまで熱収支を理想的とみなした
場合であって、現実には種々の誤差要因、例えば冷却水
も一般には循環させて用いるために、冷却運転に伴い冷
却水温度tも上昇する等の要因が影響して、曲線L2
しくはL3で示したように5分後に115℃になるとは
限らない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、食品の多様化に
伴いレトルト食品の種類が増え、それ故、レトルト食品
の容器も種々雑多に増加している。例えばプラスチック
容器にあっては、図2の曲線L1、L2、L3のごとく冷
却開始後に急激に温度を降下させた場合、加熱温度が1
00℃以上ともなれば容器自体が軟化しているために、
容器内の圧力が急激に低下することにより容器にへこみ
もしくは破損が生じたりすることがある。このような容
器変形の恐れがない場合でも、各食品に対しては、各々
に適した一定の降下速度を決めておき、その速度に従っ
て温度を降下させることが、均一な品質の食品を提供す
る上で重要となる。本発明は、上述した課題を解決する
ためになされたものであり、簡単な制御でもって随意の
温度降下を達成することのできる温度制御方法および装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明の加熱殺菌機に
おける温度制御方法は、レトルト食品等を加熱殺菌する
装置にて冷却時の温度降下を制御する方法であって、検
出した熱交換器入口温度もしくは設定した温度Taか
ら、所望の時間A後に目標温度Tbへ直線的に降下させ
るとき、時間Aをn個の時間帯に分割するとともに、分
割した時間帯の終了時刻(A1、A2、…An-1)おける各
温度(T1、T2、…Tn-1)を比例式により求め、冷却水
温t、被加熱食品等を含む循環経路全体の熱容量Vの条
件で熱交換器における熱収支式に基づき、始点温度Ta
から終点温度T1に下降するのに要する冷却水量Q1、こ
の終点温度T1を始点温度として次の終点温度T2へ下降
するのに要する冷却水量Q2、以下順次各時間帯毎に求
め、各時間帯で求めた冷却水量Q1、Q2、…を供給する
ことを特徴とする。
【0008】第2発明の加熱殺菌機における温度制御方
法は、請求項1記載の加熱殺菌機における温度制御方法
において、計算により求めた始点温度T1、T2、…に替
えて時刻A1、A2、…で検出した熱交換器入口温度
1'、T2'、…を用いて温度補正するとを特徴とする。
【0009】第3発明の加熱殺菌機における温度制御方
法は、請求項2記載の加熱殺菌機における温度制御方法
において、各時間帯において、実際の降下温度差ΔTp
と、計算により得られる降下温度差ΔTqとの比(ΔTp
/ΔTq)を求め、次の時間帯に対して求めた冷却水量Q
にこの比(ΔTp/ΔTq)を乗じて得た補正水量Q'を供
給することを特徴とする。
【0010】
【作用】図3に示すように、加熱終了時(時刻0とする)
の熱交換器入口での温度TaからA時間後に目標温度T
bまで降下させる場合、時間Aをn個の時間帯に分割
(等分割でなくてもよい)し、分割した各時間帯における
終了時刻(A1、A2…An-1)を求めると共に、それらの
各時刻における各温度(T1、T2、…Tn-1)を比例式に
より求める。ここで元の温度をTx、目標温度をTy、
冷却水温をt、冷却水量をQ、被加熱食品等を含む循環
経路全体の熱容量をVとしたとき、熱交換器における熱
収支式により、次の関係式が成り立つ。
【0011】
【数1】Q=V(Tx−Ty)/(Ty−t) 従って、時刻0から時刻A1の時間帯で始点温度Taか
ら終点温度T1へ降下するために供給すべき水量Q1は、
時刻0での冷却水温をt0として、 Q1=V(Ta−T1)/(T1−t0) 時刻A1から時刻A2の時間帯で始点温度T1から終点温
度T2へ降下するために供給すべき水量Q2は、時刻A1
での水温をt1として、 Q2=V(T1−T2)/(T2−t1) 同様に、時刻An-1から時刻Aの時間帯で供給すべき水
量Qnは、時刻An-1での冷却水温をtn-1として、 Qn=V(Tn-1−Tb)/(Tb−tn-1) となる。各水量Qを単位時間当たりの流量Qvで示せ
ば、Qv1=Q1/(A/n)、Qv2=Q2/(A/n)、…Qvn
=Qn/(A/n)となり、このような流量が得られるよう
に、冷却水バルブ9の開度を制御すればよい。この制御
では、各時間帯毎に検出した冷却水温tを用いているの
でより正確な水量Qが得られる。
【0012】図3においても、温度降下が直線L4のよ
うになるのは熱収支が理想的な場合であって、通常は例
えば直線L5のごとく温度降下し、時刻Aにおいて目標
温度Tbとはならない。しかし、前述したように、冷却
開始直後を一定の割合(直線的に)で温度降下させるのが
肝要であり、到達温度における数℃の誤差は一般には問
題にならない。尚、例えば時刻0から時刻A1の時間帯
においても図2に示したように指数関数的に温度降下し
ているが、時間帯を短く設定したためほぼ直線的に降下
しているとみなせる。
【0013】指定した温度降下ラインL4に対して正確
に温度降下させたい場合には請求項2で示したように、
数式1における始点温度Txとして、計算により求めた
温度T1、T2…ではなく、それらの時刻A1、A2…での
実測温度値T1'、T2'…を代入して、各時間帯毎に始点
温度を補正すればよい。
【0014】温度降下をより正確に温度降下ラインL4
に合致させて品質の均一化を図る場合には、請求項3で
示してように、各時間帯において、実際の降下温度差Δ
Tp(この値は熱交換器7で奪うべき熱量に比例)と、計
算により得られる降下温度差ΔTq(この値は熱交換器7
で実際に奪われた熱量に比例)との比(ΔTp/ΔTq)を
求め、次の時間帯に対して求めた冷却水量Qにこの比
(ΔTp/ΔTq)を乗じて得た補正水量値Q'を供給すれ
ばよい。
【0015】
【実施例】図4は、本発明の加熱殺菌機における温度制
御方法に基づく装置の一実施例を示す制御ブロック図で
あり、図1と同一の部分については共通の符号を付して
いる。S1およびS2は、熱交換器7における入口および
出口の流水温度を検出する温度センサであり、S3は冷
却水温を検出する温度センサである。11は、これらの
温度センサSよりの検出信号をアナログからデジタルに
変換するA/D変換器である。12は、キーボードであ
り、図5に示すように、加熱終了時を時刻0として、5
分後に130℃から115℃に冷却し、更に5分後に8
0℃まで冷却する場合、このキーボード12により例え
ば、 (1) 130,115,5,1 (2) 115, 80,5,1 のごとく各温度降下ラインL6、L7毎に、最初の温度T
x、目標降下温度Ty、冷却時間A、該時間Aに対す
る、時間帯を順に入力する。この時間帯は共に1分とし
たが、比較的正確な温度制御が必要な降下ラインL6
対しては1分とし、それ程正確さが要求されない降下ラ
インL7に対しては2分として冷却水バルブ9の動作頻
度を抑えるようにしてもよい。
【0016】13は、CPU(中央演算処理装置)であ
り、内部には、温度センサSよりの検出温度およびキー
ボード12よりの設定データに基づき、各時間帯におけ
るめ始点温度(図3におけるT1、T2…)を演算する温度
演算部13aと、前述の数式1に基づき各水量Qを演算
し、又、必要に応じ請求項3で記載した方法により、次
の時間帯での水量Qを補正する水量演算部13bとを備
える。14は、前記温度演算部13aおよび水量演算部
13bで行う制御プログラムを格納するROMであり、
15は、キーボード12により入力したデータ等を一時
的に記憶するRAMである。
【0017】16は、CPU13で求められた水量Qの
データをデジタルからアナログに変換するD/A変換器
である。17は、バルブ開度指示器であり、入力された
水量Qに対して、冷却水バルブ9を開閉するための駆動
部18に対して開度の値を送出する。19は、必要に応
じて外部から接続されるプリンタであり、20は、この
プリンタ19に対するインタフェイスである。
【0018】最初に、本第1発明による温度制御につい
て述べる。まず、図5に示すように、温度演算部13a
により、冷却開始時刻0分より1分の時間帯毎の温度T
1(=127℃)、T2(=124℃)、T3(=121℃)、T4(=118
℃)が、温度降下ラインL6から求められ、その温度に対
して水量演算部13bにより、数式1を用いて水量
1、Q2、Q3、Q4が求められる。又、同様に、冷却開
始時刻5分より1分の時間帯毎の温度T11(=108℃)、
12(=101℃)、T13(=94℃)、T14(=87℃)が、温度
降下ラインL7から求められ、その温度に対して水量演
算部13bにより、数式1を用いて水量Q11、Q12、Q
13、Q14が求められ、各時間帯にて対応する水量Qが供
給されるよう、冷却水バルブ9の開度が制御される。
【0019】この場合の実測による温度降下ラインを図
5のL9に示している。尚、レトルト食品が80℃程度
まで冷却されれば、その後は急冷しても食品の容器に変
形を起こす恐れはないのと、加熱殺菌の工程時間の短縮
のために80℃に至れば、冷却水バルブ9を全開して急
冷している。図5でわかるように、第1発明の制御で
は、直線的に温度が降下するものの誤差も直線的に増加
する。
【0020】次に、各時間帯での始点温度として実際の
検出温度を用いる第2発明の制御を述べる。この制御で
は、図5で示したような、1分の各時間帯における始点
温度T1、T2、…T4、T12、T13、…を演算する必要
はなく、温度センサS3で検出した熱交換器7出口の配
管経路5の水温T1'、T2'、…T4、T12'、T13'、…
を始点温度として用い数式1により水量Q1'、Q2'、Q
3'、Q4'及びQ11'、Q12'、Q13'、Q14'が求められ、
これらの水量Qに基づき冷却水バルブ9の開度が制御さ
れる。
【0021】この場合の実測による温度降下ラインを図
6のL9にて示している。この制御では、温度降下ライ
ンL6において、最初の時間帯が終了する時刻1分で温
度誤差(T1−T1')が生じる。この時刻で次の時間帯に
対して、始点温度が計算によるT1ではなく実測温度
1'が採用されるためこの時点での誤差はなくなるがこ
の時間帯が終了する時刻2分で再び前記の温度誤差と同
程度の誤差が生じる。従って本制御によれば、温度降下
ラインL9で示されるように、指定した温度降下ライン
6,L7と平行のラインとなる。
【0022】最後に、今回の時間帯での実際の降下温度
差と計算による降下温度差との比により、次の時間帯で
の冷却水量を補正する第3発明の制御について述べる。
図7に示すように、前実施例と同様に、最初の時間帯に
対して水量Q1が供給され、この時間帯が終了する時刻
1分で温度誤差(T1−T1')が生じたとする。この時点
で、次の時間帯に対する水量Q2が前実施例と同様に求
められると同時に、実際の指定した温度降下ラインL6
における降下温度差ΔTq(=130−T1)と、実際の降下
温度差ΔTp(=130−T1')とが求められ、水量演算分1
3bにおいて、 Q2'=Q2×(ΔTp/ΔTq) により補正した水量Q2'が求められる。以下同様に補正
した水量Q3'、Q4'、…が求められ、これらの水量Q'
に基づき冷却水バルブ9の開度が制御される。
【0023】この制御の場合の温度降下ラインをL10
示している。この図では、温度降下ラインL6では2回
目の時間帯終了時で誤差が0に収束し、又、温度降下ラ
インL7では3回目の時間帯終了時に誤差が0に収束し
た例を示している。
【0024】尚、図6及び図7では、解りやすくするた
めと各補正法による制御の差異を明確にするために誤差
を誇張して示した。又、第1ないし第3発明による制御
を示した図5ないし図7では、誤差が出た場合の制御を
示したまてで、誤差が全く生じない場合も当然あり得
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ある温
度TaからA時間後に温度Tbへ降下させるに際して、
n個の時間帯に分割し、各時間帯毎に冷却水量Qを計算
するようにしたので、温度誤差を少なくでき、かつ一定
の速度で温度を降下させることができる。又、本第2発
明によれば、各時間帯における始点温度として検出温度
を用いて補正するようにしたので、温度誤差を低減でき
る。更に、本第3発明によれば、今回の時間帯における
冷却結果に基づき次回の温度帯における水量Qを補正す
るようにしたので温度誤差をほぼ無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 加熱殺菌機の概略構成を示した図
【図2】 図1の装置において、冷却のために冷却水バ
ルブを開にした時の温度降下を示した図
【図3】 本第1発明による温度制御方法に基づく温度
降下ラインを示した図
【図4】 本発明の温度制御方法を実施するのに適した
温度制御装置の一実施例を示した制御ブロック図
【図5】 図4の装置において、本第1発明による温度
制御方法を実施した場合の温度降下ラインを示した図
【図6】 図4の装置において、本第2発明による温度
制御方法を実施した場合の温度降下ラインを示した図
【図7】 図4の装置において、本第3発明による温度
制御方法を実施した場合の温度降下ラインを示した図
【符号の説明】
1 タンク 2 トレー 3 レトルト食品 4 スプレー部 5 配管経路 6 ポンプ 7 熱交換器 8 蒸気バルブ 9 冷却水バルブ 11 A/D変換器 12 キーボード 13 CPU 13a 温度演算部 13b 水量演算部 14 ROM 15 RAM 16 D/A変換器 17 バルブ開度指示器 18 駆動部 19 プリンタ 20インタフェイス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レトルト食品等を加熱殺菌する装置にて
    冷却時の温度降下を制御する方法であって、 検出した熱交換器入口温度もしくは設定した温度Taか
    ら、所望の時間A後に目標温度Tbへ直線的に降下させ
    るとき、時間Aをn個の時間帯に分割するとともに、分
    割した時間帯の終了時刻(A1、A2、…An-1)おける各
    温度(T1、T2、…Tn-1)を比例式により求め、 冷却水温t、被加熱食品等を含む循環経路全体の熱容量
    Vの条件で熱交換器における熱収支式に基づき、始点温
    度Taから終点温度T1に下降するのに要する冷却水量
    1、この終点温度T1を始点温度として次の終点温度T
    2へ下降するのに要する冷却水量Q2、以下順次各時間帯
    毎に求め、各時間帯で求めた冷却水量Q1、Q2、…を供
    給することを特徴とする加熱殺菌機における温度制御方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の加熱殺菌機における温度
    制御方法において、計算により求めた始点温度T1
    2、…に替えて時刻A1、A2、…で検出した熱交換器
    入口温度T1'、T2'、…を用いて温度補正するとを特徴
    とする加熱殺菌機における温度制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の加熱殺菌機における温度
    制御方法において、各時間帯において、実際の降下温度
    差ΔTpと、計算により得られる降下温度差ΔTqとの比
    (ΔTp/ΔTq)を求め、次の時間帯に対して求めた冷却
    水量Qにこの比(ΔTp/ΔTq)を乗じて得た補正水量
    Q'を供給することを特徴とする加熱殺菌機における温
    度制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の加熱殺菌機における温度
    制御方法に基づく温度制御装置であって、 検出した熱交換器入口温度もしくは設定した温度Taか
    ら、所望の時間A後に目標温度Tbへ直線的に降下させ
    るとき、時間Aをn個の時間帯に分割するとともに、分
    割した時間帯の終了時刻(A1、A2、…An-1)おける各
    温度(T1、T2、…Tn-1)を比例式により求める温度演
    算部(13a)と、 冷却水温t、被加熱食品等を含む循環経路全体の熱容量
    Vの条件で熱交換器における熱収支式に基づき、始点温
    度Taから終点温度T1に下降するのに要する冷却水量
    1、この終点温度T1を始点温度として次の終点温度T
    2へ下降するのに要する冷却水量Q2、以下順次各時間帯
    毎に求める水量演算部(13b)と、 各時間帯で求めた冷却水量Q1、Q2、…を供給すべく、
    冷却水バルブを制御するバルブ開度指示器(17)とを備
    えたことを特徴とする加熱殺菌機における温度制御装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の加熱殺菌機における温度
    制御装置において、 水量演算部(13b)は、更に、計算により求めた始点温
    度T1、T2、…に替えて時刻A1、A2、…で検出した熱
    交換器入口温度T1'、T2'、…を用いて温度補正すると
    を特徴とする加熱殺菌機における温度制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の加熱殺菌機における温度
    制御装置において、水量演算部(13b)は、更に、各時
    間帯において、実際の降下温度差ΔTpと、計算により
    得られる降下温度差ΔTqとの比(ΔTp/ΔTq)を求
    め、次の時間帯に対して求めた冷却水量Qにこの比(Δ
    Tp/ΔTq)を乗じて得た補正水量Q'を供給することを
    特徴とする加熱殺菌機における温度制御装置。
JP4039193A 1992-02-26 1992-02-26 加熱殺菌機における温度制御方法および装置 Expired - Fee Related JP3056318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4039193A JP3056318B2 (ja) 1992-02-26 1992-02-26 加熱殺菌機における温度制御方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4039193A JP3056318B2 (ja) 1992-02-26 1992-02-26 加熱殺菌機における温度制御方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05236916A true JPH05236916A (ja) 1993-09-17
JP3056318B2 JP3056318B2 (ja) 2000-06-26

Family

ID=12546286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4039193A Expired - Fee Related JP3056318B2 (ja) 1992-02-26 1992-02-26 加熱殺菌機における温度制御方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3056318B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1340433A1 (de) * 2002-02-28 2003-09-03 Maschinenbau Scholz Gmbh & Co. Kg Verfahren und Autoklav zum Konservieren von Produkten
JP2009201400A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Sanyo Electric Co Ltd レトルト食品の加熱殺菌装置
JP2012116560A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Miura Co Ltd レトルト装置
JP2012223106A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Samson Co Ltd 加熱殺菌装置
JP2014124094A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Miura Co Ltd 殺菌装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1340433A1 (de) * 2002-02-28 2003-09-03 Maschinenbau Scholz Gmbh & Co. Kg Verfahren und Autoklav zum Konservieren von Produkten
JP2009201400A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Sanyo Electric Co Ltd レトルト食品の加熱殺菌装置
JP2012116560A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Miura Co Ltd レトルト装置
JP2012223106A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Samson Co Ltd 加熱殺菌装置
JP2014124094A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Miura Co Ltd 殺菌装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3056318B2 (ja) 2000-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4902454A (en) Process of tempering plastic injection molding tools
US5283033A (en) Process for sterilizing the contents of a sealed deformable package
EP1321836B1 (en) Controller, temperature controller and heat processor using same
US5164161A (en) Proportional temperature control of a sterilizer
EP0409989A1 (en) Method of controlling temperature of machine tool and apparatus for practicing same
JPH04119814A (ja) 射出成形機の温度制御方法
EP0221415B1 (en) Steam injection process
US5130920A (en) Adaptive process control system, especially for control of temperature of flowing fluids
JPH04105915A (ja) 射出成形機の温度制御方法
CN107816793A (zh) 一种智能坐便器瞬时加热系统、装置及控制方法
CN112594936A (zh) 即热式加热体预热控制方法
AU767765B2 (en) Method and apparatus for optimizing environmental temperature for a device under test
JPH05236916A (ja) 加熱殺菌機における温度制御方法および装置
US5324111A (en) Steam flow meter
CN113721671A (zh) 流速控制方法及其冲泡机台
RU2629645C1 (ru) Способ регулирования температуры в термокамере
JPH0353674Y2 (ja)
JP2003318172A (ja) 成膜方法、成膜処理時間補正式の導出方法、成膜装置、およびプログラム
EP2951657B1 (en) Systems and methods for mitigating undesired temperature changes during food processing
JP2974575B2 (ja) 流体粘度測定方法および装置
CN107817209A (zh) 阻垢缓蚀剂性能测试动态模拟装置及其控制方法
JPH0329791A (ja) 液体充填装置における計量制御方法及び装置
JP2000070344A (ja) F値制御付きレトルト殺菌方法及びレトルト殺菌装置
JP2002182750A (ja) 間欠式粉面又は液面制御装置
JPH05313707A (ja) 制御パターン設定器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080414

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090414

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090414

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees