JPH052355U - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器Info
- Publication number
- JPH052355U JPH052355U JP4808091U JP4808091U JPH052355U JP H052355 U JPH052355 U JP H052355U JP 4808091 U JP4808091 U JP 4808091U JP 4808091 U JP4808091 U JP 4808091U JP H052355 U JPH052355 U JP H052355U
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- JP
- Japan
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- contact
- piece
- movable contact
- electromagnetic relay
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可動接点を固定接点に対して十分にワイピン
グさせることにより、大電流に適用した場合であっても
接点溶着を起こすことのない電磁継電器を提供すること
を目的とする。 【構成】 可動接点9aを、可動接触片9の自由端部側
縁から延在する舌片7bに設けることにより、前記可動
接点9aを固定接点10aに接触片10の幅方向にワイ
ピングさせるものである。また、可動接触片9の背面縁
部のうち、いずれか一方を作動片11で押圧することに
より、前記可動接点9aを固定接点10aに接触片10
の幅方向にワイピングさせるものである。
グさせることにより、大電流に適用した場合であっても
接点溶着を起こすことのない電磁継電器を提供すること
を目的とする。 【構成】 可動接点9aを、可動接触片9の自由端部側
縁から延在する舌片7bに設けることにより、前記可動
接点9aを固定接点10aに接触片10の幅方向にワイ
ピングさせるものである。また、可動接触片9の背面縁
部のうち、いずれか一方を作動片11で押圧することに
より、前記可動接点9aを固定接点10aに接触片10
の幅方向にワイピングさせるものである。
Description
【0001】
本考案は電磁継電器、特に、接点開閉機構に特徴を有する電磁継電器に関する
ものである。
【0002】
従来、電磁継電器としては、図8に示すように、ベース1に電磁石部2,可動
接触片9および固定接触片10を立設したものがある。
前記電磁石部2は、鉄心3にスプール4を介してコイル5を巻回し、前記鉄心
3の上端部に断面略逆L字形を有するヨーク6の水平部6aをかしめ固定し、こ
のヨーク6の垂直部6b下端に略く字形の可動鉄片7を回動自在にヒンジ支持し
たものである。この可動鉄片7の水平端部7aは前記鉄心3の下端部3aに接離
可能に対向し、垂直端部7bには作動片8が設けられている。
【0003】
前記可動接触片9および固定接触片10は、互いの接点9a,10aが接離可
能に対向しており、可動接触片9の上端部には前記可動鉄片7の作動片8がかし
め固定されている。
したがって、前記電磁石部2を励磁,消磁して可動鉄片7を回動させると、作
動片8を介して可動接触片9が駆動し、可動接点9aが固定接点10aに接離す
る。
【0004】
しかしながら、前記電磁継電器では、図9の2点鎖線で示すように、可動接触
片9の駆動で、可動接点9aが固定接点10aに上下方向にワイピングするだけ
であるため、接点表面に付着する酸化物等を十分に除去できず、例えば、大電流
を流す接点機構に適用した場合、接点溶着を起こしやすいという問題点があった
。
【0005】
本考案は前記問題点に鑑み、可動接点を固定接点に対して十分にワイピングさ
せることにより、大電流を流す接点機構に適用した場合であっても接点溶着を起
こさない電磁継電器を提供することを目的とする。
【0006】
本考案は前記目的を達成するため、電磁石部の励磁,消磁に基づいて往復移動
する作動片で可動接触片の背面を押圧して駆動し、可動接点を固定接点に接離す
る電磁継電器において、前記可動接点を、前記可動接触片の自由端部側縁から延
在する舌片に設けたものである。
また、舌片を設ける代わりに、可動接触片の背面縁部のうち、いずれか一方を
前記作動片で押圧するようにしてもよい。
【0007】
請求項1に記載の電磁継電器によれば、作動片が可動接触片の背面を押圧する
と、可動接点が固定接点に圧接し、舌片に押圧力と曲げモーメントが作用するの
で、舌片がたわんで固定接触片に対する傾斜角度が変化する。
【0008】
請求項2に記載の電磁継電器によれば、作動片が可動接触片の背面を押圧する
と、可動接点が固定接点に圧接し、可動接触片に押圧力と曲げモーメントが作用
するので、可動接触片の自由端部が捩れ、前記固定接触片に対する可動接触片の
傾斜角度が変化する。
【0009】
次に、本考案に係る電磁継電器の実施例について図1ないし図7を参照して説
明する。
この電磁継電器は前述の従来例と接点開閉機構の構成のみが異なり、他は同一
であるので、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0010】
図2に示す第1実施例では、可動接触片9の上端部側縁から延在し、かつ、固
定接触片10側に折り曲げられた舌片9bが設けられており、この舌片9bには
可動接点9aがかしめ固定されている。そして、作動片8の先端部が、図3に示
すように、前記可動接触片9の舌片9bの基部を押圧するようになっている。
【0011】
したがって、電磁石部2を励磁して可動鉄片7を回動させると、作動片8が図
1の左方向に移動して可動接触片9の自由端部背面を押圧し、図3に示すように
、可動接点9aが固定接点10aに当接する。さらに、前記作動片8が左方向に
移動して可動接触片9を押圧すると、図4に示すように、前記舌片9bが弾性変
形し、可動接点9aが固定接点10aにワイピングする。
【0012】
つまり、前記舌片9bが固定接触片10に対してほぼ平行になるまでたわむこ
とにより、従来のように固定接触片10の長手方向のみならず、幅方向にも可動
接点9aがワイピングするので、接点表面に付着した酸化物は完全に除去される
ことになる。
【0013】
また、図5に示す第2実施例では、可動接触片9は固定接触片10に対して斜
めに設けられており、作動片8によって可動接触片9の側縁部が押圧されるよう
になっている。
したがって、電磁石部2を励磁して可動鉄片7を回動させることにより、作動
片8を移動させると、可動接触片9は上端部を捩られながらたわみ、図5に示す
ように、可動接点9aが固定接点10aに傾いた状態で当接する。
そして、作動片8の移動によって前記可動接触片9の上端部が更に捩られ、可
動接点9aは固定接点10aの表面を固定接触片10の幅方向にワイピングする
(図6および図7参照)。
【0014】
なお、前記第1実施例では、可動接点9aを設けた舌片9bを折り曲げて固定
接触片10に対して傾斜させるようにしたが、折り曲げずに真横に延在させても
よい。
また、前記第2実施例では、可動接触片9を固定接触片10に対して斜めに設
けるようにしたが、平行であってもよく、また、固定接触片10の方を斜めに設
けるようにしてもよい。
【0015】
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る電磁継電器によれば、可動接
触片の自由端の側縁部から延在した舌片によって、また、請求項2に係る電磁継
電器によれば、可動接触片自身の捩れによって、固定接点の表面に可動接点を接
触片の幅方向にワイピングさせることができる。この結果、接点表面に付着した
酸化物等を十分に除去でき、接点の接触信頼性が向上するという効果がある。
【図1】 請求項1に係る電磁継電器の正面図である。
【図2】 請求項1に係る実施例を示す接点開閉機構の
部分斜視図である。
部分斜視図である。
【図3】 図2の可動接点が固定接点に当接した状態を
示す部分平面図である。
示す部分平面図である。
【図4】 図2の可動接点が固定接点に圧接した状態を
示す部分平面図である。
示す部分平面図である。
【図5】 請求項2に係る実施例を示す接点開閉機構の
接点当接時の状態を示す部分平面図である。
接点当接時の状態を示す部分平面図である。
【図6】 図5の可動接点が固定接点に圧接した状態を
示す部分平面図である。
示す部分平面図である。
【図7】 図5の接点閉成時の状態を示す部分平面図で
ある。
ある。
【図8】 従来例に係る電磁継電器の正面図である。
【図9】 図7の接点開閉機構を示す部分正面図であ
る。
る。
2…電磁石部、7…可動鉄片、7b…舌片、9…可動接
触片、9a…貫通孔、11…作動片。
触片、9a…貫通孔、11…作動片。
Claims (2)
- 【請求項1】 電磁石部の励磁,消磁に基づいて往復移
動する作動片で可動接触片の背面を押圧して駆動し、可
動接点を固定接点に接離する電磁継電器において、前記
可動接点を、前記可動接触片の自由端部側縁から延在す
る舌片に設けたことを特徴とする電磁継電器。 - 【請求項2】 電磁石部の励磁,消磁に基づいて往復移
動する作動片で可動接触片の背面を押圧して駆動し、可
動接点を固定接点に接離する電磁継電器において、前記
可動接触片の背面縁部のうち、いずれか一方を前記作動
片で押圧することを特徴とする電磁継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4808091U JPH052355U (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4808091U JPH052355U (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 電磁継電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052355U true JPH052355U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=12793357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4808091U Pending JPH052355U (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 電磁継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052355U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5617B2 (ja) * | 1976-09-28 | 1981-01-06 | ||
JPS6338810A (ja) * | 1986-08-05 | 1988-02-19 | Toa Nenryo Kogyo Kk | 燃焼器の超音波霧化方法 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP4808091U patent/JPH052355U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5617B2 (ja) * | 1976-09-28 | 1981-01-06 | ||
JPS6338810A (ja) * | 1986-08-05 | 1988-02-19 | Toa Nenryo Kogyo Kk | 燃焼器の超音波霧化方法 |
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