JPH05234865A - 複合位置決め装置 - Google Patents

複合位置決め装置

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JPH05234865A
JPH05234865A JP4070070A JP7007092A JPH05234865A JP H05234865 A JPH05234865 A JP H05234865A JP 4070070 A JP4070070 A JP 4070070A JP 7007092 A JP7007092 A JP 7007092A JP H05234865 A JPH05234865 A JP H05234865A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で装置自身が発生する振動の制振
作用を達成し、これにより床からの振動の除振作用を最
大限に発揮可能とする複合位置決め装置を提供する。 【構成】 除振手段に支持された定盤16と、該定盤上
に搭載された各々独立して駆動制御可能な複数台のステ
ージ8と、各ステージを駆動して速度および位置を制御
する速度位置制御装置23と、各ステージを駆動する際
加速減速の開始時を一致させかつ加速減速時間と駆動力
との積である力積の和がゼロとなるように各ステージを
同期運転させる同期制御手段24を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は除振装置に支持された定
盤に搭載されるステージの高速高精度位置決め装置に関
し、特にステージ自身が駆動されたときの定盤に及ぼす
反力を相殺し合うように構成した複合位置決め装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子ビームを応用した電子顕微鏡やステ
ッパ等のLSI製造装置では、除振装置上に位置決め装
置を搭載した構成が採用されている。通常、位置決め装
置としては水平の2軸方向に駆動されるXYステージが
一般的である。このような除振装置は空気バネ、コイル
バネ、防振ゴム等の振動吸収手段により振動を減衰させ
る機能を持っている。しかし、受動的除振装置において
は、床から伝達する振動はある程度減衰できても、それ
に搭載される位置決め装置自身が発生する振動は有効に
減衰できないという問題がある。つまり、位置決め装置
自身の高速移動によって生じる反力は除振装置を揺らせ
ることになり、この振動は位置決め装置の高速高精度位
置決めを阻害する外乱となっている。
【0003】例えば、図4は除振装置を備えた定盤上に
搭載された位置決め装置(ステージ)をステップ駆動し
たときの位置制御系における偏差信号である。同図のよ
うに、波形の初期の段階では位置制御系の固有周波数の
過渡振動が生じている。しかし、これは比較的速く減衰
しており、その後の波形には定盤の固有周波数の振動が
長く重畳している。したがって、位置整定時間を長引か
せる結果として著しく生産性を損なっていた。
【0004】この現象を、定盤上にステージが搭載され
た場合の力学モデルを使って定式化すると以下のように
なる。
【0005】図5は定盤2に搭載されたステージ1のX
あるいはY水平1軸方向の力学モデルである。図示した
ように、定盤2とステージ1とを含めた2自由度の力学
モデルになっている。ここで、運動方程式は図示の記号
を使って以下の数式で書き表される。
【0006】
【数1】 ただし、各記号の意味は次のとおりである。
【0007】m1:ステージ質量〔kg〕、m2:定盤質
量〔kg〕、b1: ステージの粘性摩擦係数〔Ns/
m〕、b2:定盤の粘性摩擦係数〔Ns/m〕、k1:ス
テ ージのバネ定数〔N/m〕、k2:定盤のバネ定数
〔N/m〕、x1:ステージ 変位〔m〕、x2:定盤変
位〔m〕、f1:駆動力〔N〕。
【0008】上式に基づいて、これをブロック表現する
と図6の破線で囲った部分3となる。すなわち、3は制
御対象を示す。破線以外の部分は位置制御系のブロック
である。同図において、4は位置検出変換手段、5は位
置制御系の特性改善用の補償器、6は電力増幅器、7は
アクチュエータである。ただし、位置検出変換手段4に
は、位置検出器としての例えばレーザ干渉計と偏差カウ
ンタが含まれるものとする。
【0009】以下、同図の動作説明をする。まず、位置
(x1−x2)を検出し目標位置x0との偏差であるx0
(x1−x2)に対して位置検出変換手段4の位置ゲイン
pが乗ぜられる。さらに、位置制御系の特性改善用補
償器5を通って電力増 幅器6を駆動する。最後に、位
置決め装置を駆動するアクチュエータ7の推力定数kt
による変換を経て駆動力f1を発生させるように構成さ
れている。
【0010】ここで、位置のフイードバック検出が(x
1−x2)である理由は、例えば位置検出手段であるレー
ザ干渉計が通常の場合は定盤2に設置されるからであ
る。また、図示の場合、位置制御系の特性改善用の補償
器はPID補償器となっており、P:比例動作、I:積
分動作、D:微分動作、を意味する。さらに、図示の記
号の意味と次元は以下のとおりである。
【0011】Kp:位置ゲイン〔V/m〕、Fx:P動作
ゲイン〔V/V〕、Fi:I動作ゲイン〔V/Vse
c〕、Fv:D動作ゲイン〔Vsec/V〕、Ki:ドラ
イバのゲイン〔A/V〕、Td:ドライバの時定数〔s
ec〕、Kt:推力定数〔N/A〕、s:ラプラス演算
子〔rad/sec〕。
【0012】従来、ステージ1の駆動による反力が位置
(x1−x2)に及ぼす影響を抑圧する方法として、定盤
2の加速度信号を検出してステージ1を駆動する電力増
幅器6の入力部へフィードバックする方法が知られてい
た。例えば、文献、精密工学会誌「空気浮上式高速XY
ステージの試作(JSPE−52−10、’86−10
−1713)」には、定盤加速度を検出して制御系にフ
ィードバックする構成が開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例では以下のような問題点があった。
【0014】第1に床の振動をステージ上に伝達させな
いようにするためには、除振装置は柔らかくしなければ
ならない。このようにすると、床振動の影響を軽減する
ことができる。しかしながらこのような柔らかい構成で
は除振装置上に搭載したステージ自身が発生する振動は
有効に減衰できない。反対に定盤を硬くすれば、ステー
ジの駆動反力があっても剛な定盤は動かなくなる。しか
しながら、この場合床振動は直接的に伝達してくるた
め、床振動に対する除振性能は犠牲になる。つまり、除
振と制振は互いにトレードオフの関係にある。従来、除
振と制振のバランスは、ステージが搭載された定盤の設
置場所ごとにとられる必要があった。したがって、調整
作業は繁雑であり、装置の立ち上げ期間を著しく長引か
せるという問題があった。
【0015】第2に、上述のトレードオフを制御的手段
によって回避する方法として、除振装置の加速度信号を
検出してステージのドライバ入力端にフィードバックす
る定盤加速度フィードバック法が知られている(精密工
学会誌「空気浮上式高速XYステージの試作(JSPE
−52−10、’86−10−1713)」)。しかし
ながら定盤加速度信号の検出には、例えば低周波数で高
検出感度を有するサーボ式加速度センサを使用しなけれ
ばならない。このサーボ式加速度センサは高価であり、
また些細な機械的ショックにより破壊する。また、この
ような加速度センサの設置とその最適調整は非常に面倒
なものであった。
【0016】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みなされ
たものであって、高価で壊れ易くまた検出設定調整が面
倒なサーボ式加速度センサを用いることなく、簡単な構
成で装置自身が発生する振動の制振作用を達成し、これ
により床からの振動の除振作用を最大限に発揮可能とす
る複合位置決め装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段および作用】前記目的を達
成するため、本発明では除振装置に支持された定盤上に
少なくともステージ2台を搭載し、しかも定盤に対する
反力を互いに打ち消し合うように同期的にそのステージ
が駆動されることを特徴とした複合位置決め装置を提供
する。すなわち、従来の位置決め装置では、ステージの
駆動力がそのまま反力として除振装置に支持された定盤
に印加されていたのであるが、除振装置に支持された定
盤と、定盤に搭載される少なくとも2台以上の位置決め
装置と、各位置決め装置のステージを駆動する速度位置
制御装置と、各ステージの駆動において加速・減速開始
時刻及び加速・減速時間と駆動力との積である力積とを
一致させ、かつ両者の力積の符号が互いに逆であるよう
な同期運転を行わせる同期制御器とを備えた複合位置決
め装置の構成として、ステージ駆動の反力を互いに打ち
消し合わせている。
【0018】上記作用を力学モデルに基づき数式を使っ
て説明する。いま、定盤に搭載されたステージの力学モ
デルを図2のようにする。図示のように、定盤2に搭載
されるステージは1aと1bの2台である。この運動方
程式は以下の数式のようになる。
【0019】
【数2】 したがって、上式のブロック図は図3となる。ここで、
ステージ1aと1bの駆動に原因した定盤2に対する全
反力は(2C)式右辺に示すようにそれぞれの反力がマ
イナス符号で加算されたものである。これが強制力とし
て定盤に作用し、定盤が動かされていたわけである。し
かし、以下の数式(3)
【0020】
【数3】 f1a =−f1b ・・・(3) の関係を満たすように駆動されれば、(2c)式の右辺
はゼロになる。つまり、定盤を駆動する強制力は存在し
なくなる。(3)式の条件とは、すなわち、ステージ1
aと1bが互いに逆方向に駆動されることを意味する。
【0021】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る複合位置決め装
置の構成図である。同図において、8aは位置決めされ
るステージであり、この上にはミラー9aが搭載されレ
ーザ干渉計10aによって位置計測がなされる。そし
て、タコジェネレータ14a付のDCモータ11aの回
転運動がボールネジ12aに伝達し、ナット13aを介
して運動変換されてステージ8aを直線方向に位置決め
駆動する。
【0022】したがって、DCモータ11a、タコジェ
ネレータ14a、ボールネジ12a、ナット13a、ス
テージ8aからなる運動機構はステージ定盤15aに搭
載される位置決め装置を構成している。さらにこの位置
決め装置は床振動を遮断するための除振装置17に支持
された本体の定盤16に搭載される。
【0023】次にステージ8aを駆動する制御装置の説
明を行う。まず、18aはレーザ干渉計10aと目標値
との偏差で動作するディジタルアナログコンバータ(以
下、DACと略記)である。この出力は位置制御器19
aとアンプ20aの両方に印加されている。そして、速
度モードで運転されているときにはアンプ20aの出力
が、また位置モードで運転される場合には位置制御器1
9aの出力が電子スイッチ25aによって各々選択さ
れ、電子スイッチ25a以降に接続された速度制御器2
1aと電流制御器22aを順次励振していく。すなわ
ち、DAC18a、位置制御器19a、アンプ20a、
電子スイッチ25a、速度制御器21a、電流制御器2
2aによって速度位置制御装置23aを構成している。
【0024】なお、図1に示すように、符号bを付けた
番号の意味は符号aの説明と同様である。
【0025】上述の構成において、ステージ8aの駆動
を行う速度位置制御装置23aとステージ8bの駆動を
行う速度位置制御装置23bとは共に同期制御器24に
よって管理されている。ここでは、ステージ8aと8b
を互いに逆方向に運転するような同期駆動の管理がなさ
れる。具体的に言うと、ステージ8aと8bは共にスト
ロークの大部分は速度モードで運転され、目標位置近傍
に入ると位置モードへ切換えられて最終的に目標位置に
位置決めされる。この動作モードの中で速度モードは加
速−等速−減速の3区間から成り、ステージ駆動の反力
が発生する区間は主に加速と減速区間である。したがっ
て、加速・減速の開始時刻を一致させてステージ8aと
8bを駆動し、かつ加速・減速の持続時間と電流制御器
22a、22bが発生する駆動力との積である力積の絶
対値を一致させ、かつ互いの力積の符号が逆であるよう
な同期運転が同期制御器24の機能となっている。
【0026】上記実施例では、ほぼ特性が揃った2台の
位置決め装置を定盤16の上に搭載し、これらを同期制
御器24の管理下で駆動している。すなわち、ステージ
8a、8bの質量、DCモータ11a、11bの機種、
ボールネジ12a、12b及びナット13a、13bで
構成される運動機構の粘性摩擦、静止摩擦、バネ定数、
駆動ピッチはほぼ等しい位置決め装置である。
【0027】しかし、(3)式に示したように、ステー
ジ駆動によって生じる反力が互いに相殺し合うことによ
って定盤16を揺らせないようにすれば他の構成でもよ
い。即ち必ずしも特性がほぼ揃った位置決め装置である
必要はない。ステージ8aと8bの質量が異なる位置決
め装置であってもかまわない。要は加速・減速の開始時
刻を一致させて2台のステージを駆動しかつ加速・減速
時の力積の絶対値を一致させ、かつ互いの力積の符号が
逆であるような同期運転がなされればよい。
【0028】さらに、図1に示した2台の位置決め装置
では、両者ともにDCモータ11a、11b、タコジェ
ネレータ14a、14b、ボールネジ12a、12b、
ナット13a、13b、ステージ8a、8bから成る運
動機構を有していたが、これに限定されないことは言う
までもない。例えば、1台の位置決め装置がボールネジ
とナットを運動変換機構に持つ位置決め装置であり、他
方の位置決め装置がリニアモータをアクチュエータとし
た運動変換機構を持たない位置決め装置であってもかま
わない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では定盤上
に少なくとも2台のステージを搭載し、それらの駆動反
力が互いに打ち消し合うように同期的に運転する複合位
置決め装置を提供している。したがって、定盤を揺らせ
ないという効果がある。すなわち、定盤機構の振動はも
はや励振されないので、ステージの位置決め波形上にそ
の振動が重畳しないことにより位置決め時間を短縮でき
るという効果がある。また、2台のステージが同一の定
盤上に搭載されるので、生産性が向上する。しかも、定
盤に搭載されたステージを1ユニットとする装置を複数
台並べる必要がないので装置の占有床面積は少なくて済
む。さらに、従来、ステージに搭載する物体のハンドリ
ングの為の搬送装置は1台毎に必要だったのであるが、
少なくとも2台のステージが搭載された複合位置決め装
置に対して1台の搬送装置を設置すればよいので、コス
トの低減が図られかつ設置面積の増大を招くことはな
い。
【0030】さらに、従来の位置決め装置では除振と制
振がトレードオフの関係にあったため、両者のバランス
をとる必要があった。すなわち、除振性能と制振性能は
どちらも最適には設定することができなかった。しか
し、本発明によれば、ステージ駆動に原因する制振の問
題は考慮する必要が無くなったため、除振性能のみを考
えて定盤を設計すればよい。従って、従来のように、除
振性能をある程度犠牲にする事態は回避され、除振性能
のみ追求した高性能除振装置と成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る複合位置決め装置の
構成図である。
【図2】 定盤に搭載された2台のステージの水平1軸
方向の力学モデル図である。
【図3】 定盤に搭載された2台のステージの水平I軸
方向のブロック図である。
【図4】 定盤に搭載されたステージのステップ応答波
形図である。
【図5】 定盤に搭載されたステージの水平1軸方向の
力学モデル図である。
【図6】 定盤に搭載されたステージに対するI制御系
の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1;ステージ、2;定盤、3;制御対象、4;位置検
出変換手段、5;補償器、6;電力増幅器、7;アクチ
ュエータ、8a、8b;ステージ、9a、9b;ミラ
ー、10a、10b;レーザ干渉計、11a、11b;
DCモータ、12a、12b;ボールねじ、13a、1
3b;ナット、14a、14b;タコジェネータ、15
a、15b;ステージ定盤、16;定盤、17;除振装
置、18a、18b;ディジタルアナログコンバータ、
19a、19b;位置制御器、20a、20b;アン
プ、21a、21b;速度制御器、22a、22b;電
流制御器、23a、23b;速度位置制御装置、24;
同期制御器、25a、25b;電子スイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除振手段に支持された定盤と、該定盤上
    に搭載された各々独立して駆動制御可能な複数台のステ
    ージと、各ステージを駆動して速度および位置を制御す
    る速度位置制御装置と、各ステージを駆動する際加速減
    速の開始時を一致させかつ加速減速時間と駆動力との積
    である力積の和がゼロとなるように各ステージを同期運
    転させる同期制御手段を備えたことを特徴とする複合位
    置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記ステージを2台搭載し、前記同期制
    御手段は、各ステージを駆動する際加速減速の開始時お
    よび加速減速時間と駆動との積である力積を一致させ、
    かつ両者の力積の符号が互いに逆となるように各ステー
    ジを同期運転させることを特徴とする請求項1の複合位
    置決め装置。
  3. 【請求項3】 各ステージの位置を計測するレーザ干渉
    計を備え、該レーザ干渉計出力と目標値との偏差で動作
    するDAコンバータを備え、該DAコンバータの出力側
    は電子スイッチにより選択的に切換え可能な位置制御器
    およびアンプに接続され、該位置制御器およびアンプの
    出力側はステージ駆動用DCモータのタコジェネレータ
    の出力とともに加減算器を介して速度制御器に接続さ
    れ、該速度制御器はさらに電流制御器に接続され、前記
    DAコンバータと、位置制御器とアンプと、電子スイッ
    チと、速度制御器と、電流制御器とにより、前記速度位
    置制御装置を構成したことを特徴とする請求項1の複合
    位置決め装置。
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