JPH05234645A - L型同軸コネクタ - Google Patents

L型同軸コネクタ

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Publication number
JPH05234645A
JPH05234645A JP4036078A JP3607892A JPH05234645A JP H05234645 A JPH05234645 A JP H05234645A JP 4036078 A JP4036078 A JP 4036078A JP 3607892 A JP3607892 A JP 3607892A JP H05234645 A JPH05234645 A JP H05234645A
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JP
Japan
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space
conductor
insulator
coaxial connector
center
Prior art date
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Pending
Application number
JP4036078A
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English (en)
Inventor
Shigeki Takahashi
繁己 高橋
Kazuya Sayanagi
和也 佐柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でL型同軸コネクタ内の中心導体
と外部導体との短絡を確実に防止する。 【構成】 L型同軸コネクタ1は、L字状に屈曲した中
空円筒状の外部導体2と、中心導体3と、絶縁体4とか
ら構成されている。また、前記絶縁体4は、上部に所定
厚を残して下面から軸中心に形成された第1の空間41
1と、前記所定厚を残して側面から径方向に少なくとも
前記第1の空間411を越えて形成された第2の空間4
12と、前記第2の空間の下方で軸に平行に形成された
第3の空間413を有する支持部41と、前記第3の空
間413と同一形状の充填可能な充填部42とから構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、L型同軸コネクタに係
り、特に中心導体と外導体間に設けられる絶縁体の構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のL型同軸コネクタの分解
斜視図を示したものである。同図に示す従来のL型同軸
コネクタ11は、一方端に嵌合部21が形成されたL字
状の中空円筒のハウジング(外部導体)2と、絶縁体か
らなるブッシング12を介して該嵌合部21の中心軸上
に支持されるセンターソケット(中心導体)3とから構
成され、例えば直径2mmの同軸ケーブル5に取り付けら
れる小型のL型同軸コネクタである。
【0003】前記ハウジング2は、前記嵌合部21の天
板部22と、該ハウジング2を同軸ケーブル5へ取り付
けるための取付部23と、該ハウジング2を同軸ケーブ
ル5の外導体53と電気的に接続するためのアーム部2
4とを有し、これら天板部22及び取付部23は、前記
嵌合部21の上端に該嵌合部21から上方に延設されて
いる。
【0004】また、前記アーム部24は、前記嵌合部2
1の外周面適所に外方向に突出させて設けられている。
【0005】前記L型同軸コネクタ11は、前記センタ
ーソケット3の基端部をアーム部24に沿って挿入され
た同軸ケーブル5の内導体51先端部に直交して接続さ
せた後、前記ハウジング2を所定の折曲位置25で同軸
ケーブル5側に折り曲げ、更に同軸ケーブル5の外導体
53及びシース54をその取付部23で挾み込んだ状態
でかしめて取り付けられるものである。そして、この一
連の組立作業において前記ハウジング2の嵌合部21の
上面は、前記ハウジング2の天板部22により遮蔽さ
れ、図8に示すように、前記センターソケット3と同軸
ケーブル5の内導体51との接続部6が該嵌合部21内
に密封されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
L型同軸コネクタ11は、組立時のセンターソケット3
と同軸ケーブル5の内導体51との接続の作業性を考慮
して、特別の部材を設けることなく、前記接続部6と天
板部22間は、図8に示すように、専ら空気の層により
絶縁されるようになっている。
【0007】また、センターソケット3は、外周面適所
を切り欠いて外向きに突出させて爪33が形成されてお
り、この爪33を前記ブッシング12にひっかけて軸方
向の位置ずれが防止されるようになっている。
【0008】このため、例えば前記L型同軸コネクタ1
1を不図示の同軸レセプタクルに嵌合する際、該同軸レ
セプタクルのセンターピンがL型同軸コネクタ11のセ
ンターソケット3に完全に嵌合せず、センターピンによ
ってセンターソケット3が前記爪33による固定力を越
えた力で上方に押された場合、上方に位置ずれして前記
接続部6と天板部22間の間隔が狭くなり、耐電圧性が
著しく劣化する可能性がある。また、前記接続部6が天
板部22に接触し、短絡してしまう可能性もある。
【0009】また、上記従来のL型同軸コネクタ11
は、前記接続部6と天板部22間は空気の層により絶縁
をされているので、所望の耐電圧性を得るには一定の間
隔を要し、嵌合部21の高さを低くして小型化を図るこ
とが困難となっている。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされもので
あり、ハウジング内の中心導体と外部導体との絶縁性を
確実し、かつ、小型化可能なL型同軸コネクタを提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、同軸ケーブル
の内導体の先端部を軸に対して直角方向に接続する中心
導体と、一方端に前記同軸ケーブルの外部導体への取付
部が形成されるとともに、他方端に嵌合部が形成され、
L字状に屈曲した中空円筒状の外部導体と、前記嵌合部
に嵌装され、該嵌合部の中心軸上に前記中心導体を支持
する弾性体からなる柱状の絶縁体とを備えたL型同軸コ
ネクタにおいて、前記絶縁体は、上部に所定厚を残して
下面から軸中心に形成された第1の空間と、前記所定厚
を残して側面から径方向に少なくとも前記第1の空間を
越えて形成された第2の空間と、前記第2の空間の下方
で軸に平行に形成された第3の空間を有する支持部と、
前記第3の空間と同一形状を有する充填可能な充填部と
からなるものである。
【0012】なお、好ましくは前記充填部の下端であっ
て、周方向となる両側と、前記支持部の第3の空間の下
端であって、周方向となる両側とは一体に繋げていると
よい。
【0013】また、本発明は、同軸ケーブルの内導体の
先端部を軸に対して直角方向に接続する中心導体と、一
方端に前記同軸ケーブルの外部導体への取付部が形成さ
れるとともに、他方端に嵌合部が形成され、L字状に屈
曲した中空円筒状の外部導体と、前記嵌合部に嵌装さ
れ、該嵌合部の中心軸上に前記中心導体を支持する弾性
体からなる柱状の絶縁体とを備えたL型同軸コネクタに
おいて、前記絶縁体は、上部に所定厚を残して下面から
軸中心に形成された第1の空間と、前記所定厚を残して
側面から径方向に少なくとも前記第1の空間を越えて形
成された第2の空間とを有し、前記第2の空間の下方が
周方向に2分割されているものである。
【0014】
【作用】L型同軸コネクタは、同軸ケーブルの内導体の
先端部に軸に対して直角方向に中心導体を接続した後、
該中心導体に絶縁体が取付けられ、更にこの絶縁体を外
部導体の嵌合部に嵌入した後、該外部導体の取付部を同
軸ケーブル先端に固着して取り付けられる。
【0015】請求項1記載の発明によれば、前記絶縁体
は、同軸ケーブルの内導体に接続された中心導体を支持
部の側面に開口している第2及び第3の空間から第1の
空間内に嵌入した後、該第3の空間に充填部を充填して
支持部の中心軸上に固定される。
【0016】また、請求項2記載の発明によれば、前記
充填部は、支持部との接続点を中心に上方に回転させる
ことにより支持部の第3の空間に充填される。
【0017】また、請求項3記載の発明によれば、同軸
ケーブルの内導体に接続された中心導体を絶縁体の第2
の空間の下方の側面に押し当てると、分割された部分が
開らいて中心導体は絶縁体の第1の空間内に収納され
る。一方、開いた部分は、弾性力で再び閉塞し、中心導
体は、絶縁体の中心軸上に固定される。
【0018】上記により同軸ケーブルの内導体に接続さ
れた中心導体の上部及び側面部は、絶縁体で覆われ、こ
れらの部分が外部導体に接触することがない。
【0019】
【実施例】本発明に係るL型同軸コネクタについて、図
1〜図6を用いて説明する。図1は、本発明に係るL型
同軸コネクタの一実施例の構造を示す分解斜視図であ
る。また、図2は前記L型同軸コネクタに同軸ケーブル
を取り付けた状態を示す断面図である。
【0020】同図に示すL型同軸コネクタ1は、外部導
体であるハウジング2と、中心導体であるセンターソケ
ット3と、該センターソケット3を前記ハウジング2の
嵌合部21内の中心軸上に絶縁状態で支持するブッシン
グ(絶縁体)4とから構成され、例えば直径2mmの同軸
ケーブル5に取り付けられる小型のL型同軸コネクタで
ある。
【0021】前記ハウジング2は、中空円筒状の嵌合部
21と、該嵌合部21の上面を遮蔽するための天板部2
2と、同軸ケーブル先端を固着するための取付部23
と、前記同軸ケーブル5の外導体53を電気的に接続す
るためのアーム部24とから構成されている。
【0022】前記嵌合部21の外周面適所には、側面の
一部を内側に切り起こして前記ブッシング4の離脱を防
止するための爪211が設けられている。また、嵌合部
21の下端には、開口部を変形可能にすべく適宜の数の
スリット212が形成されている。
【0023】また、前記アーム部24は、前記同軸ケー
ブル5の絶縁体52の外周面と略同一の曲率で内側に湾
曲された一対の突片241,241′からなり、前記嵌
合部21の外周面の上部適所に外向きに突設されてい
る。
【0024】また、前記天板部22は、前記嵌合部21
の開口部と略同一の断面積を有する円板状をなし、該嵌
合部21の上端であって、前記アーム部24と反対側の
位置に折曲部25を介して軸方向に延設されている。ま
た、天板部22の外周部であって、前記折曲部25に対
して直角方向の位置には、一対の爪部26が形成されて
いる。この爪部26は、対応するレセプタクルに嵌合さ
れたL型同軸コネクタ1を引き抜くための把持部材であ
る。
【0025】また、前記取付部23は、前記天板部22
の外周部であって、前記折曲部25と反対側の位置に延
設され、第1のカシメ部231と第2のカシメ部232
とを有している。そして、ハウジング2は、前記取付部
23の第1のカシメ部231と第2のカシメ部232と
を、それぞれ同軸ケーブル5の外導体53の部分とシー
ス54の部分とをかしめて同軸ケーブル5を固着するよ
うになっている(図2参照)。
【0026】なお、前記ハウジング2は、金属単板を所
定の形状に打ち抜いた後、折曲加工を施して上記各部を
形成することにより作成されている。
【0027】前記センターソケット3は、弾性力を有す
る筒状の金属薄板からなり、基端部の軸対称位置に同軸
ケーブル5の内導体51を接続するためのスリット31
が形成されている。また、先端部は、数条のスリット3
2を穿設して複数の接片33に分割され、これら接片3
3の先端を内側に寄せて先端先窄まり形状になされてい
る。
【0028】前記ブッシング4は、図3に示すように、
前記センタソケット3を支持する柱状の支持部41と、
後述する挿入切欠部413に充填される充填部42から
構成されている。
【0029】前記支持部41は、前記ハウジング2の嵌
入部21の内径と略同一外径を有する円柱状をなし、そ
の一部に支持穴(第1の空間)411、装着穴(第2の
空間)412及び挿入切欠部(第3の空間)413が穿
設されている。前記支持穴411は、支持部41の下面
41bから軸と平行に寸法L1だけ穿設され、これによ
り支持部41の上部に所定厚の中実の絶縁層414が形
成されている。
【0030】また、装着穴412は、側面41c側から
中心軸上の所定の位置に前記内導体51を導いて装着し
得るように、前記側面41cであって、前記支持穴41
1の上端に合わせて径方向に、少なくとも支持穴411
の空間を越えて設けられている。
【0031】また、挿入切欠部413は、センターソケ
ット3を前記側面41bから前記支持穴411に挿入可
能にするためのもので、前記装着穴412に続いて、そ
の下方部分を下面41bまで寸法L2だけ切り欠いて形
成されている。
【0032】なお、前記挿入切欠部413と前記装着穴
412とは、同時に穿設することも可能であるが、一体
成形品として製造することもできる。
【0033】また、前記充填部42は、前記挿入切欠部
413に嵌合可能な柱状をなし、内周面となる面42a
は前記センターソケット3の周面形状に等しい半円形状
となっている。
【0034】なお、前記挿入切欠き部413と充填部4
2の径方向の形状は、一致していればよく、所要のテー
パ状に設定することもできる。
【0035】図1に戻り、上記構成のL型同軸コネクタ
1への同軸ケーブル5の取付けは、以下の手順で行われ
る。
【0036】まず、同軸ケーブル5の先端部の内導体5
1、絶縁体52及び外導体53をそれぞれ所定の寸法ず
つ露出させた後、前記内導体51の先端をセンターソケ
ット3のスリット31に圧入し、該センターソケット3
を内導体51の軸に対して直角方向に接続する。
【0037】続いて、同軸ケーブル5の内導体51に接
続されたセンターソケット3をブッシング4の支持部4
1の支持穴411に装着穴412及び挿入切欠部413
から嵌入した後、前記充填部43を該挿入切欠部413
に圧入し、前記センターソケット3をブッシング4の中
心軸上の所定の位置に固定する。これによりセンターソ
ケット3及び該センターソケット3と同軸ケーブル5の
内導体51との接続部6の上部及び外周部は、支持部4
1の絶縁層414、側面41b及び充填部42により短
絡不能に被覆される。
【0038】次に、ハウジング3のアーム部24を同軸
ケーブル5の絶縁体52と外導体53間に挿入するとと
もに、前記ブッシング4をハウジング2の嵌合部21に
上方から嵌入する。そして、天板部22及び取付部23
を折曲部25で同軸ケーブル5側に折り曲げ、同軸ケー
ブル5の外導体53及びシース54を挾み込んで取付部
23をかしめる。
【0039】上記のように、ブッシング4を、支持部4
1と、該支持部41の挿入切欠部413充填される充填
部42とから構成し、これらを組み合わせて前記センタ
ーソケット3及び該センターソケット3と同軸ケーブル
5の内導体51との接続部6の周囲を短絡不能に保護す
るようにしているので、L型同軸コネクタ1内における
短絡が確実に防止される。
【0040】特に、前記接続部6とハウジング2の天板
部22間にブッシング4による絶縁層414を形成する
ようにしているので、耐電圧性が向上するとともに、こ
の間の間隔を狭くして嵌合部21の高さを低くすること
ができる。
【0041】また、支持部本体41の上部の絶縁層41
3によりセンターソケット3の上方への移動が規制さ
れ、該センターソケット3の位置ずれも防止することが
できる。
【0042】ところで、上記実施例では、ブッシング4
の支持部41と充填部42とを別部材で構成していた
が、好ましくは一体的に構成する方がよい。
【0043】図5は、支持部本体と充填部材とを一体に
形成したブッシングの一実施例の構造を示す斜視図であ
る。
【0044】同図に示すブッシング4′は、図3に示す
前記充填部42と略同一形状の充填部材42′の下面に
前記支持部41と略同一の直径を有する半円形かつ円板
状の接続部43が設けられ、該接続部43の側面の直線
部分431が支持部本体41′の下面の直径線上に接続
された構造をなしている。
【0045】前記充填部42′は、支持部41の挿入切
欠部413を開口した状態で取り付けられ、前記接続部
43は、絶縁体の有する弾力性より容易に回動できるよ
うになっている。そして、接続部43を上方に回動させ
ることにより前記充填部42′が支持部41′の挿入切
欠部413に充填されるようになっている。
【0046】従って、前記支持部41′の装着穴412
及び挿入切欠部413から同軸ケーブル5の内導体51
に接続されたセンターソケット3を支持穴411に嵌入
した後、前記接続部43を上方に回動することにより充
填部42′が前記挿入切欠部413に充填され、前記セ
ンターソケット3が絶縁体4′の中心軸上の所定の位置
に固定される。
【0047】この実施例では、支持部41′と充填部4
2′とを一体成形しているので、充填操作が容易になる
とともに、部品点数を低減することができる利点があ
る。
【0048】図6は、ブッシング4の他の実施例の構造
を示す斜視図である。図6に示すブッシング4″は、図
3において、支持部41に挿入切欠部413を設け、該
挿入切欠部413に充填部43を充填させる構造に代え
て、支持部41″の装着穴412の下方の側面部415
に周方向に切込み7を形成し、該下方側面部415を開
口可能に2分割したものである。
【0049】このブッシング4″では、同軸ケーブル5
の内導体51に接続されたセンターソケット3を前記側
面部415に押し当てると、側面部415が開き、該セ
ンターソケット3が前記支持穴411に装着される。そ
して、センターソケット3が前記支持穴411に装着さ
れると、前記下方側面部415は、絶縁体の弾性力によ
り元の状態に復帰し、センターソケット3と同軸ケーブ
ル5の内導体51との接続部6は、前記支持穴411に
固定され、該接続部6の上部及び外周部が絶縁体で被覆
される。
【0050】この実施例は、ブッシング4″の形状が簡
単で低コストになるとともに、組立作業もより簡単にな
る利点がある。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
L型同軸コネクタの中心導体と外部導体間に装着される
絶縁体を、上部に所定厚を残して下面から軸中心に形成
された第1の空間と、前記所定厚を残して側面から径方
向に少なくとも前記第1の空間を越えて形成された第2
の空間と、前記第2の空間の下方で軸に平行に形成され
た第3の空間とを有する支持部と、前記第3の空間と同
一形状を有する充填可能な充填部とから構成し、同軸ケ
ーブルが接続された中心導体の上部及び外周部が前記絶
縁体で被覆されるようにしたので、前記外部導体と中心
導体及びこれに接続された同軸ケーブルの内導体間に絶
縁層が形成され、L型同軸コネクタ内における短絡が確
実に防止される。
【0052】また、前記接続部と外部導体間に絶縁層を
介在させ、確実な絶縁を確保しているので、この間の間
隔を狭くして外部導体の嵌合部の高さを低くすることが
できる。
【0053】また、前記絶縁体の上部に形成された絶縁
層により中心導体の軸方向における上方への移動が規制
され、該中心導体の位置ずれを防止することができる。
【0054】また、前記充填部の下端を、前記支持部の
第3の空間の下端に充填可能に一体的に繋げているの
で、前記充填部を前記第3の空間にに簡単に充填するこ
とができる。また、部品点数が低減され、コストダウン
となる。
【0055】また、L型同軸コネクタの中心導体と外部
導体間に装着される絶縁体を、上部に所定厚を残して下
面から軸中心に形成された第1の空間と、前記所定厚を
残して側面から径方向に少なくとも前記第1の空間を越
えて形成された第2の空間とを有するとともに、前記第
2の空間の下方を周方向に2分割し、前記中心導体をこ
の2分割された下方部分に押し付けることにより前記第
1の空間に装着できるようにしたので、絶縁体の形状が
簡単で低コストになるとともに、絶縁体への中心導体の
取付作業がより簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るL型同軸コネクタの一実施例の構
造を示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係るL型同軸コネクタに同軸ケーブル
を取り付けた状態を示す断面図である。
【図3】ブッシングの構造を示す斜視図である。
【図4】充填部を支持部に充填した状態を示す断面図で
ある。
【図5】充填部と支持部を一体に形成したブッシングの
構造を示す斜視図である。
【図6】ブッシングの他の実施例の構造を示す斜視図で
ある。
【図7】従来のL型同軸コネクタの構造を示す分解斜視
図である。
【図8】従来のL型同軸コネクタに同軸ケーブルを取り
付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 L型同軸コネクタ 2 ハウジング(外部導体) 3 センターソケット(中心導体) 4,4′,4″ ブッシング(絶縁体) 5 同軸ケーブル 6 接続部 21 嵌合部 22 天板部 23 取付部 24 アーム部 25 折曲部 31,32 スリット 33 接片 41,41′,41″ 支持部 42,42′ 充填部 43 接続部 411 支持穴(第1の空間) 412 装着穴(第2の空間) 413 挿入切欠部(第3の空間) 414 絶縁層 415 側面部 41b 下面 41c 側面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブルの内導体の先端部を軸に対
    して直角方向に接続する中心導体と、一方端に前記同軸
    ケーブルの外部導体への取付部が形成されるとともに、
    他方端に嵌合部が形成され、L字状に屈曲した中空円筒
    状の外部導体と、前記嵌合部に嵌装され、該嵌合部の中
    心軸上に前記中心導体を支持する弾性体からなる柱状の
    絶縁体とを備えたL型同軸コネクタにおいて、前記絶縁
    体は、上部に所定厚を残して下面から軸中心に形成され
    た第1の空間と、前記所定厚を残して側面から径方向に
    少なくとも前記第1の空間を越えて形成された第2の空
    間と、前記第2の空間の下方で軸に平行に形成された第
    3の空間を有する支持部と、前記第3の空間と同一形状
    を有する充填可能な充填部とからなることを特徴とする
    L型同軸コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のL型同軸コネクタにおい
    て、前記充填部の下端であって、周方向となる両側と、
    前記支持部の第3の空間の下端であって、周方向となる
    両側とは一体に繋がっていることを特徴とするL型同軸
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 同軸ケーブルの内導体の先端部を軸に対
    して直角方向に接続する中心導体と、一方端に前記同軸
    ケーブルの外部導体への取付部が形成されるとともに、
    他方端に嵌合部が形成され、L字状に屈曲した中空円筒
    状の外部導体と、前記嵌合部に嵌装され、該嵌合部の中
    心軸上に前記中心導体を支持する弾性体からなる柱状の
    絶縁体とを備えたL型同軸コネクタにおいて、前記絶縁
    体は、上部に所定厚を残して下面から軸中心に形成され
    た第1の空間と、前記所定厚を残して側面から径方向に
    少なくとも前記第1の空間を越えて形成された第2の空
    間とを有し、前記第2の空間の下方が周方向に2分割さ
    れていることを特徴とするL型同軸コネクタ。
JP4036078A 1992-02-24 1992-02-24 L型同軸コネクタ Pending JPH05234645A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4036078A JPH05234645A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 L型同軸コネクタ

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JP4036078A JPH05234645A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 L型同軸コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05234645A true JPH05234645A (ja) 1993-09-10

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JP4036078A Pending JPH05234645A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 L型同軸コネクタ

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JP (1) JPH05234645A (ja)

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