JPH05234333A - 情報提供装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 指定した記事情報等の情報を音声信号として
提供する情報提供装置を提供する。 【構成】 入力部２から指定されたＩＤ情報に対応する
記事情報を制御部４の制御により記憶部１から読み出
し、この読み出した記事情報を音声処理部３で音声信号
に変換し、出力部５から音声で出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば新聞記事等の情
報を音声信号として提供する情報提供装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】新聞、雑誌、週刊誌、その他各種書き物
等は、種々の情報を提供してくれて、非常に便利なもの
であり、必要不可欠のものであるが、これらの記事情報
はすべて紙に印刷された情報である。従って、これらの
記事情報は自分で読むことが必要であるとともに、例え
ば混雑した電車の中、振動する自動車の中、照明の暗い
所、歩行中、自動車の運転中等では読むことができな
い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】新聞や雑誌等の記事情
報は、従来、紙に印刷された情報であるため、自分で読
まなければならないというように場合によっては非常に
煩わしいという問題があるとともに、また混雑した電車
の中、振動する自動車の中、照明の暗い所、歩行中、自
動車の運転中等では読むことができないし、更に記事情
報を印刷した新聞紙や雑誌等の紙が大量にたまり処分に
苦労したり、紙資源を大量に消費する等の問題がある。

【０００４】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、指定した記事情報等の情報を
音声信号として提供する情報提供装置を提供することに
ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の情報提供装置は、記事情報を含む各種情報
を識別番号とともに記憶する記憶手段と、前記識別番号
を指定する入力手段と、該入力手段で指定された識別番
号に従って前記記憶手段に記憶されている情報を読み出
す読み出し制御手段と、該読み出し制御手段で読み出さ
れた情報を音声信号として送出する出力手段とを有する
ことを要旨とする。

【０００６】

【作用】本発明の情報提供装置では、入力手段から指定
された識別番号に対応する情報を記憶手段から読み出
し、この読み出した情報を音声信号として送出する。

【０００７】

【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。

【０００８】図１は、本発明の一実施例に係わる情報提
供装置の構成を示すブロック図である。同図に示す情報
提供装置は、例えば新聞、雑誌、週刊誌等の記事情報を
その識別情報（以下、ＩＤ情報と略称する）に対応させ
て記憶する記憶部１と、前記ＩＤ情報を指定すべく入力
する入力部２と、該入力部２で指定されたＩＤ情報を受
け取り、この指定されたＩＤ情報に従って記憶部１に記
憶されている対応する記事情報を読み出す制御部４と、
該制御部４の制御によって記憶部１から読み出された記
事情報を音声信号に変換する音声処理部３と、該音声処
理部３で音声信号に変換された記事情報を音声として出
力する出力部５とから構成されている。また、前記入力
部２と制御部４とは回線６で接続され、制御部４と記憶
部１とは回線７で接続され、音声処理部３と出力部５と
は回線８で接続されている。

【０００９】図２は、図１に示す情報提供装置の動作手
順を示す説明図である。図２に示すように、記憶部１
は、ＩＤ情報に対応して記事情報の要約および記事情報
を記憶している。そして、このうち、要約情報のみがＩ
Ｄ情報とともに入力部２の利用者に提供されており、利
用者はこの要約情報から対応するＩＤ情報を入力し、所
望の記事情報を指定することができるようになってい
る。

【００１０】入力部２から利用者が指定したＩＤ情報
は、回線６を介して制御部４に供給される。制御部４
は、このＩＤ情報を回線７を介して記憶部１に供給し、
記憶部１から該ＩＤ情報に対応する記事情報を読み出
し、音声処理部３に供給する。音声処理部３は、この記
事情報を音声信号に変換し、回線６を出力部５に供給す
る。出力部５は音声処理部３から供給された音声信号を
音声として出力する。

【００１１】なお、記憶部１にＩＤ情報と対応して記憶
される記事情報の構成は、例えばキャラクタ情報で構成
する方法、ディジタル音声符号化情報で構成する方法、
アナログ音声情報で構成する方法等のいずれの方法でも
よい。

【００１２】そして、音声処理部３における記事情報の
音声信号への変換方法は、記憶部１に記憶されている記
事情報の構成に応じて、キャラクタ情報を基に音声合成
して送出する方法、ディジタル音声符号化情報をディジ
タル−アナログ変換して送出する方法、アナログ音声情
報を単に再生して出力する方法等のいずれの方法でもよ
い。

【００１３】また、記憶部１は特定の１社の記事情報を
記憶しておいてもよいし、複数社の記事情報を記憶して
おいてもよいし、更に各社の記事情報が記憶された複数
の記憶部を利用してもよい。

【００１４】入力部２からのＩＤ情報の指定方法として
は、記事情報の見出し、要約等とその記事情報のＩＤ情
報とを編集した要約記事を基にＩＤ情報をキーボードか
ら入力したり、ＩＤ情報をバーコード化しておいてバー
コードリーダで入力する等の種々の方法が可能である。

【００１５】更に、出力部５における記事情報の出力方
法は、端末への直接的出力、通信回線を介した遠隔地へ
の出力、磁気テープ・フロッピディスク等の記憶媒体へ
の出力等の種々の方法が可能である。

【００１６】回線６〜８は、それぞれ専用インタフェー
スによる接続でも、汎用インタフェースによる接続で
も、同一構内での接続でも、通信回線を介した遠隔接続
でもよいし、公衆回線で接続しても、専用回線で接続し
てもよい。

【００１７】本発明の情報提供装置が提供することので
きる情報は、新聞記事のみならず、週刊誌、雑誌、各種
書き物等の記事を含むことは勿論のこと、その他の各種
情報を含むこともできる。

【００１８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力手段から指定された識別番号に対応する情報を記憶
手段から読み出し、この読み出した情報を音声信号とし
て送出するので、例えば新聞記事等の情報を自分で読む
必要がなく、読み時間もかからないとともに、例えば出
力される音声信号をテープレコーダ等に録音しておけ
ば、混雑した電車の中、振動する自動車の中、照明の暗
い所、歩行中、自動車の運転中等でも記事情報を容易に
聞くことができる。更に、情報を印刷した新聞紙等の紙
がたまらず、処分に苦労しないとともに、紙資源を消費
しないため、省資源に寄与できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係わる情報提供装置の構成
を示すブロック図である。

【図２】図１に示す情報提供装置の動作手順を示す説明
図である。

【符号の説明】

１ 記憶部 ２ 入力部 ３ 音声処理部 ４ 制御部 ５ 出力部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 記事情報を含む各種情報を識別番号とと
   もに記憶する記憶手段と、前記識別番号を指定する入力
   手段と、該入力手段で指定された識別番号に従って前記
   記憶手段に記憶されている情報を読み出す読み出し制御
   手段と、該読み出し制御手段で読み出された情報を音声
   信号として送出する出力手段とを有することを特徴とす
   る情報提供装置。