JP2654550B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明はメッセージポストを備えるファクシミリ装置
に関し、 メッセージポスト内のメッセージの目次を自動編集し
てメッセージポスト受信で受信させることを目的とし、 識別コードとメッセージとともに該メッセージの内容
を表す題名データを該メッセージポストに登録する登録
部と、登録された該題名データに基づき該メッセージポ
ストに収納されたメッセージの目次を編集し文字パター
ンに展開された目次画データを生成する目次編集部と、
メッセージポスト受信で該メッセージの目次が要求され
たとき前記目次画データを送信する目次送信処理部とを
設け、メッセージポスト内のメッセージの目次を自動編
集してメッセージポスト受信で受信させるように構成す
る。

〔産業上の利用分野〕

本発明はメッセージポスト機能を備えたファクシミリ
装置の改良に関する。

メッセージ送信終了後もそのメッセージを消去せず保
持するように構成されたデータ収納部（メッセージポス
トと称する）を備えたファクシミリ装置の利用方法の一
つとして顧客に対する広告がある。

例えばデパート等において、催し物，安売り情報等の
各種案内のメッセージ（画データ）をメッセージポスト
にファイルしておき、顧客からメッセージポスト受信
（親展ポーリング受信）で発呼せしめて指示された画デ
ータを送信するものであるが、メッセージの名称（以下
題名と称する）および識別コードを予め顧客に通知して
おかねばならない。

しかし、メッセージの題名が変わったとき迅速に顧客
に通知することは困難であり、従ってメッセージの題名
が固定化されて融通性のある広告ができないという問題
点がある。

このため、広告の題名を顧客に通知する簡易なファク
シミリ装置が求められている。

〔従来の技術〕

第６図はメッセージポスト機能説明図である。

ファクシミリ装置１は、例えばデパートに設けられた
メッセージポスト機能付きファクシミリ装置であって、
広告等のメッセージ（画データ）50は識別コードIDとと
もにメッセージポスト15に登録されている。

このファクシミリ装置１に対し、顧客はファクシミリ
装置２により親展ポーリング受信でメッセージのIDを指
定して発呼すると、送信権がファクシミリ装置１に委譲
され指示したメッセージが送信される。

メッセージポスト15のメッセージ50は送信されても消
えることがなく、多数の顧客にその日のメッセージ（広
告）を受信させることができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上のようなメッセージポストの利用方法において、
顧客にメッセージの題名，識別コードを通知しておく必
要があるが、変更がある場合迅速に通知することは困難
であり、従ってメッセージの内容が固定化されて運用上
融通性に欠けるという問題点があった。

本発明は上記問題点に鑑み、メッセージポストに収納
されているメッセージの目次を編集しメッセージポスト
受信で受信せしめるファクシミリ装置を提供することを
目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明のファクシミリ装置
は、第１図本発明の原理図に示すように、 識別コード（70）とメッセージ（50）とともに該メッ
セージ（50）の内容を表す題名データ（71）を該メッセ
ージポスト（15）に登録する登録部（８）と、 登録された該題名データ（71）に基づき該メッセージ
ポスト（15）に収納されたメッセージの目次を編集し文
字パターンに展開された目次画データ（60）を生成する
目次編集部（12）と、 メッセージポスト受信で該メッセージの目次が要求さ
れたとき前記目次画データ（60）を送信する目次送信処
理部（16）とを設ける。

〔作用〕

メッセージ50を登録するとき、識別データ70とともに
題名データ71をメッセージポスト15に登録する。

目次編集部12はこの題名データ71をすべてのメッセー
ジ50より抽出し、目次に編集して目次画データ60（文字
パターン）に展開する。

メッセージポスト受信電文に目次要求項目を設けるか
または目次識別コードを設け、受信側より目次が要求さ
れたとき、目次送信処理部16は編集した目次画データ60
を送信する。

なお、目次が要求されたときにメッセージポスト15内
を検索して題名データ71を収集し目次に編集して送信し
てもよく、またメッセージ50が登録されるごとに目次画
データ60に展開しファイルしておいてもよい。

以上のごとく目次編集機能をメッセージポスト機能を
備えるファクシミリ装置に持たせることにより目次作成
の手間が省けるとともに、顧客はメッセージの題名を簡
単に知ることができる。

〔実施例〕

本発明の実施例を図を用いて説明する。

本実施例は目次を要求されたときメッセージポストに
登録された題名データ71を検索して目次を編集し送信す
る例を示したもので、第２図は実施例のファクシミリ装
置ブロック図、第３図は編集処理説明図、第４図は目次
伝送手順説明図、第５図は電文例を表す図である。

第２図はメッセージポスト機能を備えた実施例のファ
クシミリ装置を示すもので、 ５は原稿を読取る読取部、 ６は記録部、 ７はメッセージ登録時に識別コード70と題名データ71
とを入力する入力部、 ８はメッセージ50を識別コード70と題名データ71とと
もに登録処理する登録部、 10は通信制御部で、データメモリ11に格納された画デ
ータを所定の伝送制御手順で相手先に送信し、また送信
された画データをデータメモリ11に受信するもの、 11はデータメモリで、送受信データを格納する送受信
バッファ、 12は文字コードで登録された題名データ71および後述
する見出しデータを画データに展開しつつ目次を編集す
る目次編集部、 13は文字パターン発生部CG、 14は目次の見出し等固定部分の文字コード、例えば
「メッセージポスト目次」の見出しデータを記録した見
出しデータメモリで、ROMで構成されるもの、 15は複数のメッセージ（広告の画データ）50が登録さ
れるメッセージポストで、それぞれのメッセージ50はフ
ァイルとして登録されるもの、 ９は主制御部で、上記各部を制御してファクシミリ通
信を制御するとともに、目次の送信処理を行う送信処理
部16を備えるものである。

以上のメッセージポスト機能を備えた送信側ファクシ
ミリ装置Ｓにおいて以下に示す目次処理が行われる。

（メッセージの登録） メッセージ50を登録するとき、識別コード70と目次に
使用される題名データ71とを入力し、メッセージの原稿
を読取部５にセットして図示省略したメッセージポスト
ボタンを押下すると、メッセージ原稿が読取られて識別
コード70と題名データ71とメッセージ50とが第３図に示
すようにメッセージポスト15に登録される。

なお、題名データ71の内容は、例えば「本日の安売り
情報」のごときものである。

（目次要求および送信手順） 目次画データ60は他のメッセージと同様にメッセージ
ポスト受信（親展ポーリング受信）で受信される。

第４図は目次の伝送制御手順、第５図は電文例をそれ
ぞれ示したもので、他のメッセージ受信のときと同じも
のである。

まず、受信側Ｒでは目次要求として設定された目次識
別コードを入力しメッセージポスト受信操作を行う。こ
れにより送信側Ｓに発呼され、送信側Ｓは、第５図
（Ｉ）に示すように、非標準機能識別NSF信号によって
メッセージポスト機能、即ち「メッセージポスト送信有
り」情報，「親展ID有り」情報を受信側Ｒに通知し、受
信側ＲはNSC信号によって目次送信要求、即ち、第５図
（II）に示すように、「メッセージポスト受信有り」情
報，「メッセージポスト目次有り（要求）」情報ととも
に、親展IDとして目次識別コードを送信側Ｓに応答す
る。

以上の電文の交換により送信側Ｓはメッセージポスト
15の目次送信要求を認識し、送信権が委譲された後目次
送信処理部16が目次編集部12に目次を編集せしめて受信
側Ｒに目次画データ60（第４図PIX）を送信する。

（目次画データの編集処理） 第３図は目次の編集処理例を示したもので、それぞれ
のメッセージ50は前述のごとく識別コード70と題名デー
タ71とともに登録されており、受信側Ｒより目次が要求
されたとき、目次編集部12は、見出しデータメモリ12よ
り「メッセージポスト目次」の見出しデータを、メッセ
ージポスト15より識別コード70および対応する題名デー
タ71を検索し、文字パターン発生部CG13を参照しつつ目
次画データ60に展開し、データメモリ11に格納する。

このデータメモリ11に格納された目次画データ60は目
次送信処理部16により、図示省略したデータ圧縮部，通
信制御部10を介して受信側Ｒに送信される。

以上の実施例では目次要求ごとに目次を編集する例を
示したが、メッセージ50が登録されるごとに目次を編集
しファイルしておく方法でもよい。

以上によりメッセージの目次が顧客に送信され、顧客
は当日の目次を知ることができる。

なお、目次にはそれぞれのメッセージの識別コード70
が表示されており、この識別コード70を入力してメッセ
ージポスト受信操作を行うことにより、目次受信と同じ
伝送手順が行われて所定のメッセージを受信することが
できる。

〔発明の効果〕

本発明はメッセージポスト機能付きファクシミリ装置
にメッセージポストの目次を編集する機能を持たせたも
ので、目次編集の手間を省くとともに、顧客に対してタ
イムリーな目次を通知することができるため、メッセー
ジポスト機能が幅広く利用できる効果は多大なものがあ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、 第２図は実施例のファクシミリ装置ブロック図、 第３図は編集処理説明図、 第４図は目次伝送手順説明図、 第５図は電文例を表す図、 第６図はメッセージポスト機能説明図、 である。図中、 ７は入力部、８は登録部、９は主制御部、10は通信制御
部、11はデータメモリ、12は目次編集部、13は文字パタ
ーン発生部CG、15はメッセージポスト、16は目次送信処
理部、50はメッセージ，画データ、60は目次画データ、
70は識別コード、71は題名データである。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】メッセージポスト（15）に収納されている
   複数のメッセージ（50）のうち指示されたメッセージを
   要求元に送信するファクシミリ装置において、 識別コード（70）と該メッセージ（50）とともに該メッ
   セージ（50）の内容を表す題名データ（71）を該メッセ
   ージポスト（15）に登録する登録部（８）と、 登録された該題名データ（71）に基づき該メッセージポ
   スト（15）に収納されたメッセージ（50）の目次を編集
   し文字パターンに展開された目次画データ（60）を生成
   する目次編集部（12）と、 メッセージポスト受信で該メッセージの目次が要求され
   たとき前記目次画データ（60）を送信する目次送信処理
   部（16）とを設けることを特徴とするファクシミリ装
   置。