JPH0523401Y2 - - Google Patents

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JPH0523401Y2
JPH0523401Y2 JP1986139205U JP13920586U JPH0523401Y2 JP H0523401 Y2 JPH0523401 Y2 JP H0523401Y2 JP 1986139205 U JP1986139205 U JP 1986139205U JP 13920586 U JP13920586 U JP 13920586U JP H0523401 Y2 JPH0523401 Y2 JP H0523401Y2
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JP
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holder
cup
movable bar
retainer
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JP1986139205U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車の室内においてジユースの
缶といつたカツプ類を保持するためのカツプホル
ダーに関するものである。
(従来の技術) この種のカツプホルダーの従来例を第7図に示
す。この例では、カツプホルダー本体30はイン
ストルメントパネルに組込まれるリテーナ31に
対し引出し自在に収納されている。つまり、ホル
ダーとして使用しない場合には、インストルメン
トパネル内に収納されているが、使用する場合に
は、引出してカツプ差込み孔32へカツプ等Cを
差込んでこれを保持するのである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、次の問題点がある。すなわち、
ホルダー本体30がカツプ差込み孔32をくり抜
くのに必要な大きさを必要とし、さらにリテーナ
31はこれを収納するに必要な収納空間を要する
結果、インストルメントパネルの内部には大きな
収納スペースが必要となつてしまう、という問題
である。
本考案はこの問題点に鑑み、収納スペースが小
さくてすむカツプホルダーを提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、自動
車の内装品に組込まれるリテーナと、このリテー
ナに対し前方へ引出し自在に収納され、その室内
側にはカツプ等に対する保持縁を円弧状に切り欠
き形成してなるホルダー本体と、このホルダー本
体の前側に対し引出し可能に収納され、かつ前記
保持縁と対向して同保持縁と共にカツプ等を差込
み可能なリングスペースを形成しうるフロントホ
ルダーと、前記ホルダー本体に対し引出及び回動
可能に組付けられる可動バーと、を備え、 前記可動バーは、該可動バーとともに前記フロ
ントホルダー及びホルダー本体を前方へ二段階に
引出すための引出しプレートを前側に有し、前記
可動バーとともにフロントホルダー及びホルダー
本体とが前方へ二段階に引出された状態で前記可
動バーが下向きに回動されることで前記引出しプ
レートがカツプ受けを兼務する構成にしてある。
(作用) 上記したように構成される自動車用カツプホル
ダーにおいて、可動バーを、その引出しプレート
によつてホルダー本体から引出しながらフロント
ホルダーを前方へ引出し、引続いて前記引出しプ
レートによつてリテーナからホルダー本体を前方
へ引出すことで、フロントホルダーとホルダー本
体とを前方へ二段階に引出す。ここで、可動バー
を下向きに回動することで、その引出しプレート
がカツプ受けを兼務する。
したがつて、ホルダー本体の保持縁とフロント
ホルダーにより構成されるリングスペースに対し
カツプを挿入することで、可動バーの引出しプレ
ートによつて前記カツプの底面を受承することが
できるため、カツプを安定よく保持することがで
きる。
上記とは逆の手順でホルダー本体とフロントホ
ルダーとを二段階に押込むことで、リテーナに対
し、ホルダー本体及びフロントホルダーを元の押
し縮めた状態で収納できる。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。
図面において1は金属製のリテーナで、インス
トルメントパネルP内に組込まれる。このリテー
ナ1は左右両側縁部をそれぞれ内向きにコの字状
に折り曲げることで、ホルダー本体2に対するガ
イド溝3を形成している。また、リテーナ1の上
面の室内寄りには、左右一対の角孔4が明けられ
ている。
ホルダー本体2は例えば合成樹脂材にて一体に
形成されている。そして、上記のリテーナ1内に
引出し可能に収納される。また、ホルダー本体2
の左右両側面には長手方向に沿つてガイド突片5
がそれぞれ一体に張出し形成されている。これら
は共に、リテーナ1のガイド溝3の内壁面に摺接
するが、接触幅が小さいため、スライド抵抗は小
さなものとなつている。ホルダー本体2の上面の
奥側には、ホルダー本体2を引出したときに、前
述した両角孔4に嵌り合つてホルダー本体2の抜
け止めをなす左右一対の弾性係止部6が設けてあ
る。詳しくは、その左右両側に切り込みを入れ
て、上下に撓むようにしてあり、対応する角孔4
に引掛かるような鉤型形状となつている。
また、ホルダー本体2上面の室内側は若干の間
隔をおいて左右が湾状に抉つてある。こうして形
成された両保持縁7は、後述のフロントホルダー
8とによつてカツプ等Cを差込みうるリングスペ
ース9を形成するためのものである。両保持縁7
は下向きに折り曲げてあり、このことによつて両
保持縁7,7の間に区画される間隙でもつて、フ
ロントホルダー8と可動バー10との連結部分が
嵌り込む逃し11としている。
上記の両ガイド突片5の内側には可動バー10
に対する引出し用のチヤンネル溝12がそれぞれ
下向きに開口して形成されている。また、この両
チヤンネル溝12におけるガイド突片5側の壁面
には、長さ方向に沿つてスライド溝13が所定範
囲に亘つて形成されている。そして、両スライド
溝13の室内側の端は下向きに屈曲して、屈曲部
13aが形成されている。
可動バー10は、カツプホルダーの引出しのた
めの把手としての機能とカツプ等Cの受けとして
の機能とを併せ持つている。
可動プレート10の前面に横向きに備えられた
引出しプレート14は、リテーナ1より若干幅広
に形成されている。この引出しプレート14の裏
面にはその左右両端寄りにおいて、支持アーム1
5が設けてある。そして、両アーム15は上記の
チヤンネル溝12に対し押込めたり、引出したり
することができるように差込まれる。また、両ア
ーム15の先端側には外向きにピン軸16が突出
している。そして、それぞれはスライド溝13に
対しスライドできるように嵌つており、屈曲部1
3aにおいては可動バー10を上下方向へ回動さ
せうるように嵌まり合う。さらに、両支持アーム
15の中間には接続アーム17が設けてある。こ
の接続アーム17の先端は、上向きに突出されて
接続部17aが形成され、ここにはフロントホル
ダー8を回動可能に取付けるための取付け孔18
が明けられている。また、上記の接続部17aか
ら引出しプレート14側は所定範囲だけ切り欠い
てある。
フロントホルダー8はその先端部に取付け孔1
8に差込まれる連結ピン19が突出されるととも
に、この連結ピン19の周囲は接続アーム17の
厚み分、薄肉に形成されている。そして、フロン
トホルダー8は上記した接続アーム17の切り欠
き部分17bの上に、相互の縁を重ね合されるよ
うにして配置される。そして、接続アーム17と
の接続状態で、前述したように、ホルダー本体2
の逃し11に嵌り込む。また、フロントホルダー
8の先端部は左右に枝別れして保持腕20が形成
されている。両保持腕20は円弧状に形成されて
おり、対応する保持縁7とでリングスペース9を
形成するようになつている。
引続き、上記のように形成された本例の作用と
効果を具体的に説明する。
カツプホルダーを使用する場合には、第4図の
収納状態から可動バー10の引出しプレート14
に引掛けてこれを引張る。すると、可動バー10
と共にこれと連結されているフロントホルダー8
が引出されてくる(第5図状態)。このときには、
両支持アーム15のピン軸16がホルダー本体2
のスライド溝13に沿つて変位する。そして、こ
のスライド溝13の終端(室内側の端)まで変位
すると、この位置で係止することになり、以後引
出しがなされると、ホルダー本体2もまた引出さ
れてくる。この場合には、ガイド突片5がリテー
ナ1のガイド溝3に摺接するため、がた付きなく
引出すことができる。また、接触幅が小さいた
め、スライド抵抗が小さいのは前述した通りであ
り、スムーズな引出しができる。一方、この引出
しの際には、両弾性係止部6はリテーナ1の内面
によつて押え付けられ、下向きに撓んでいるが、
対応する角孔4に適合すると、弾性復帰してここ
に嵌つて引掛かる。こうして、ホルダー本体2の
抜け止めがなされる。
そして、第6図のように引出した後、可動バー
10を下方へ回動させる。すなわち、両ピン軸1
6をスライド溝13の屈曲部13aに導いたもと
で、下向きに回動させる。こうして、カツプホル
ダーが組立てられる。そして、カツプ等Cはリン
グスペース9に差込まれて保持縁7および保持腕
20にて抱持され、可動バー10にて受承され
る。
カツプホルダーを収納する場合には、上記とは
逆順にて、ホルダー本体2、フロントホルダー8
および可動バー10をそれぞれリテーナ1内に収
納する。
ところで、可動バー10はホルダー本体2に収
納され、ホルダー本体2はリテーナ1に押込めら
れる、といつたように、本例のカツプホルダーは
2段階に収納される。つまり、本例カツプホルダ
ーは2段に伸ばしたり、逆にその奥行きを2段に
縮めて、収納状態をコンパクトなものとすること
ができるため、これを収納するリテーナ1を小さ
なものとすることができる。
なお、本例ではカツプ等Cを2列に収納する形
式のものを例示したが、単列のものであつてもよ
い。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、可動バ
ーの引出しプレートによつてフロントホルダーと
ホルダー本体とを前方へ二段階に引出して使用
し、元の状態に押し縮めて収納する構造であるか
ら、収納状態がコンパクトであり、これを収納す
るに必要なスペースを小さなものとすることがで
きる。この結果、奥行きの狭い箇所においても据
付けが可能となつた。
しかも、フロントホルダーとホルダー本体とを
前方へ二段階に引出した状態において、可動バー
を下向きに回動することで、その引出しプレート
がカツプ受けを兼務することができるため、専用
のカツプ受けを組付ける必要性を解消でき、この
分だけ部品点数や組付け工数を軽減してコスト低
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本例カツプホルダーの使用状態を示す
斜視図、第2図はカツプホルダーの分解斜視図、
第3図はホルダー本体、可動バーおよびフロント
ホルダーとの組付け関係を示す平断面図、第4図
は収納状態を示す斜視図、第5図は1段の引出し
状態を示す斜視図、第6図は2段の引出し状態を
示す斜視図、第7図は従来のカツプホルダーを示
す斜視図である。 1……リテーナ、2……ホルダー本体、7……
保持縁、8……フロントホルダー、9……リング
スペース、10……可動バー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車の内装品に組込まれるリテーナと、この
    リテーナに対し前方へ引出し自在に収納され、そ
    の室内側にはカツプ等に対する保持縁を円弧状に
    切り欠き形成してなるホルダー本体と、このホル
    ダー本体の前側に対し引出し可能に収納され、か
    つ前記保持縁と対向して同保持縁と共にカツプ等
    を差込み可能なリングスペースを形成しうるフロ
    ントホルダーと、前記ホルダー本体に対し引出及
    び回動可能に組付けられる可動バーと、を備え、 前記可動バーは、該可動バーとともに前記フロ
    ントホルダー及びホルダー本体を前方へ二段階に
    引出すための引出しプレートを前側に有し、前記
    可動バーとともにフロントホルダー及びホルダー
    本体とが前方へ二段階に引出された状態で前記可
    動バーが下向きに回動されることで前記引出しプ
    レートがカツプ受けを兼務する構成にしてあるこ
    とを特徴とする自動車用カツプホルダー。
JP1986139205U 1986-09-10 1986-09-10 Expired - Lifetime JPH0523401Y2 (ja)

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JP1986139205U JPH0523401Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10

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JP1986139205U JPH0523401Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10

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Publication Number Publication Date
JPS6344844U JPS6344844U (ja) 1988-03-25
JPH0523401Y2 true JPH0523401Y2 (ja) 1993-06-15

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JP1986139205U Expired - Lifetime JPH0523401Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2574753Y2 (ja) * 1992-02-26 1998-06-18 スズキ株式会社 自動車のカップホルダ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0312592Y2 (ja) * 1985-05-13 1991-03-25

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