JPH0523392A - 超音波処置装置 - Google Patents

超音波処置装置

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JPH0523392A
JPH0523392A JP3186362A JP18636291A JPH0523392A JP H0523392 A JPH0523392 A JP H0523392A JP 3186362 A JP3186362 A JP 3186362A JP 18636291 A JP18636291 A JP 18636291A JP H0523392 A JPH0523392 A JP H0523392A
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suction
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Koji Koda
好司 幸田
Tatsuya Kubota
達也 久保田
Katsumi Sasaki
勝巳 佐々木
Tomohisa Sakurai
友尚 櫻井
Hitoshi Karasawa
均 唐沢
Mitsumasa Okada
光正 岡田
Yuichi Ikeda
裕一 池田
Hideo Nagasumi
英夫 永住
Yukimine Kobayashi
至峰 小林
Yukiko Nagaoka
由希子 長岡
Kenji Yoshino
謙二 吉野
Hiroaki Kagawa
裕昭 加川
Kazuya Hijii
一也 肘井
Tetsumaru Kubota
哲丸 窪田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】比較的簡単な構成でありながら、吸引路および
リーク管路を通じての吸引物が外へ流出してしまうこと
を防げるとともに、吸引管路途中での吸引物の詰りを防
止できる超音波処置装置を提供することにある。 【構成】プローブの吸引路に連通する吸引チューブ35
の途中に設けた吸引瓶36の上部空間38に連通して一
端が接続され他端が外気に連通するリーク管路41を設
けた。吸引物がリーク管路41を通じて外へ流出してし
まうことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体組織や結石等を破
砕、切除または乳化するなどの超音波処置によって生じ
た血液や組織片等を含む不要物を吸引除去するための吸
引管路を有した超音波処置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の超音波処置装置における
吸引システムの概略的な構成を示す。術部1にて超音波
プローブ(ハンドピース)2を通じて吸引された血液や
組織片等の不要な吸引物は、吸引ポンプ3の作る負圧に
よって吸引管路4を通じて吸引瓶5に導き入れられる。
このとき、超音波プローブ2と吸引瓶5の間にあるスト
ップ弁6は開かれ、超音波プローブ2とストップ弁6と
の間で吸引管路4の途中から分岐するリーク路7の途中
にあるリーク弁8は、閉じた状態にある。リーク路7に
は分岐部9よりリーク弁8側上流に位置して逆止弁10
が介挿されている。
【0003】このようなリーク用系路を設けた理由は、
吸引を停止した後も、それまでの吸引の際の負圧によっ
て術部1が超音波プローブ2の先端に吸い付いたままに
なることを防ぐためのものであり、吸引を停止した後、
リーク弁8を開放することにより、リーク路7の先端の
大気開放口7aからの大気を、そのリーク路7を通じて
分岐部9から吸引管路4内へ導入し、超音波プローブ2
内の吸引路を大気圧に戻し、超音波プローブ2の先端に
吸い付いたままの術部1を解放する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように吸引管
路4から分岐してリーク路7を設けたものでは、その分
岐部9において吸引管路4の中を流れる吸引物の流れが
阻害され易い。また、その分岐路9からリーク路7へ吸
引中の吸引物が流れ込み易い。さらには、その吸引物の
移動による慣性によって分岐部9からリーク路7の内部
へ入り込むことがないわけではない。そして、この僅か
な物がリーク路7を通じて次第に逆止弁10のあるとこ
ろまで進む。
【0005】前記リーク路7には逆止弁10を設けてい
るものの、この逆止弁10は、弁の慣性があるため、急
激な逆流には対応することができず、多少の吸引物の漏
れが生じてしまうのが現状である。1回の動作での漏れ
は、ごく僅かであるが、長時間での超音波治療での吸引
動作がかさむと、逆止弁10を通過した僅かな吸引物が
次第に溜まり、いずれはリーク路7の大気開放口7aか
ら外へ漏れる不衛生な事態も考えられる。
【0006】一方、リーク路7のリーク弁8を開放する
ことにより行う上述したような吸着解放動作は、吸引動
作を停止した直後、通常、数分の1秒のオーダの早さで
瞬間的に行われるものであるが、吸引動作を止めて吸引
管路4内に大気を導入しても、その吸引管路4内の圧力
は吸引物の詰り等、吸引状況によって比較的圧力が高い
ときもあり、このときは、吸引中の吸引物が分岐部9か
らリーク路7内に入り込み易い。また、吸引物の移動に
よる慣性で、侵入する大気に打ち勝って分岐部9からリ
ーク路7内に入り込み、これが大気開放口7aへ向かう
ことも考えられないではない。
【0007】この種の吸引物は、血液、肉片等の生体組
織であり、不潔なものであり、これに触れると場合によ
っては病気の感染を引き起こす虞れもある。したがっ
て、このような吸引物が外部へ流れ出すことは極力避け
なければならない。
【0008】また、吸引管路4の途中の分岐路9からリ
ーク路7を分岐して設けるから、吸引管路4での吸引物
の流れを阻害し、特に、その分岐部で吸引物の詰まりを
起し易い。
【0009】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、比較的簡単な構成であり
ながら、吸引管路およびリーク管路を通じての吸引物が
外へ流出してしまうことを防げるとともに、吸引管路途
中での吸引物の詰りを防止できる超音波処置装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】前記課題を解
決するために本発明の超音波処置装置は、超音波処置用
プローブの吸引路に通じた吸引管路を設け、この吸引管
路を通じて前記プローブの吸引路に吸引ポンプを接続
し、前記吸引管路の途中には吸引物を取り除く吸引容器
を介挿し、この吸引容器内の上部空間に連通して一端が
接続され他端が外気に連通するリーク管路を設け、この
リーク管路にはリーク時に開放するリーク弁を設けたも
のである。
【0011】吸引容器内の上部空間に連通してリーク管
路を設けたから、吸引管路の途中にリーク管路を設ける
方式に比べて吸引物が外へ流出してしまうことを極力防
げる。さらに、吸引途中での吸引物の詰りを防止でき
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例に係る超音波処
置装置のシステムの概略的な構成を示すものである。1
1はその超音波処置装置の装置本体である。この装置本
体11には、コントロール部12、駆動回路13、表示
・操作パネル14およびソケット15が設けられてい
る。ソケット15には、超音波処置用ハンドピース16
のコード17に取り付けられたコネクタ18を着脱自在
に接続し、駆動回路13からの駆動信号をハンドピース
16に伝送するようになっている。ハンドピース16に
は、図示しない超音波振動子が組み込まれている。駆動
回路13には駆動信号の電圧Vと電流Iを検出する検出
回路22を接続してなり、さらに、駆動回路13は切換
えリレー23を介して出力トランス24の一次側に接続
されている。
【0013】また、ソケット15には、これに接続する
コネクタ18の識別素子19に接続する端子20を有
し、識別回路21でそのソケット15に接続したハンド
ピース16の種類を判別し、その信号をコントロール部
12に伝送する。コントロール部12は前記駆動回路1
3にその使用するハンドピース16に適した駆動を行わ
せる。発振動作を行わせる操作は、表示・操作パネル1
4のスイッチ25またはフットスイッチ26によって選
択的に行われる。
【0014】超音波処置用ハンドピース16には、異な
る複数種の超音波プローブ27a,27bが、その使用
部位の種類や状況等に応じて選択されて取り付けられ
る。ハンドピース16および超音波プローブ27a,2
7bには、その両者にわたり連通するとともに超音波プ
ローブ27a,27bの先端に開口する図示しない送水
路と吸引路が形成されている。前記送水路には可撓性チ
ューブからなる送水チューブ28が接続され、この送水
チューブ28の他端側はその途中を前記装置本体11に
設けたローラポンプ30を経由して送水タンク31に接
続されている。
【0015】そして、ローラポンプ30を駆動すること
により送水チューブ28を通じて送水タンク31から生
理食塩水等の還流液をハンドピース16および超音波プ
ローブ27a,27bの送水路に送り、さらに術部また
は前述した吸引路へ戻して灌流させるようになってい
る。
【0016】ハンドピース16および超音波プローブ2
7a,27bの吸引路には、可撓性チューブからなる吸
引管路としての吸引チューブ35の一端が接続され、吸
引チューブ35の他端側部分はその途中に吸引容器とし
ての吸引瓶36を介して吸引ポンプ37に接続されてい
る。吸引チューブ35の途中は吸引瓶36内の上部空間
38において開放し、この上部空間38を通じてその上
流側と下流側とが連通しており、吸引物39を溜める底
部を通らないように設定されている。吸引ポンプ37の
駆動は前記コントロール部12によって制御される。
【0017】吸引瓶36と吸引ポンプ37の間で吸引チ
ューブ35の途中にはストップ弁40が設けられ、超音
波処置動作終了後、あるいは後述するピンチバルブ42
がリーク管路41のチューブを解放してその流路を開放
する際、そのストップ弁40を閉じて吸引チューブ35
を通じての吸引動作を遮断するようになっている。
【0018】さらに、吸引瓶36にはその上部空間38
において開放してこの上部空間38に連通するリーク管
路41の一端が接続されている。このリーク管路41の
途中部分は前記装置本体11に設けたピンチバルブ42
を通り、リーク管路41の他端は装置本体11の内部に
導かれている。
【0019】前記ピンチバルブ42はそのリーク管路4
1を形成する可撓性のチューブを選択的に挟み込む受け
台43とプランジャ44とからなり、ソレノイド45を
選択的に励磁することによりプランジャ44を移動し、
その受け台43とプランジャ44との間で前記チューブ
を押し潰してリーク管路41の流路を遮断するものであ
る。ピンチバルブ42のソレノイド45は、前記コント
ロール部12の指令によって駆動される。
【0020】さらに、装置本体11内に導かれたリーク
管路41の他端部には吸引瓶36側からの流れを遮断す
る逆止弁46が設けられている。また、リーク管路41
の他端は装置本体11内において大気に開口した大気開
放端47となっている。
【0021】なお、吸引瓶36の上部空間38において
それぞれ開放するリーク管路41の一端および吸引チュ
ーブ35の途中の2つの開放端は、いずれも下方へ向か
っており、さらに、その各端部はその吸引瓶36の蓋体
48に取り付けられ、その蓋体48とともに吸引瓶36
から取り外せるようになっている。
【0022】次に、この構成の超音波処置装置を使用す
る場合、まず、ハンドピース16に選択した超音波プロ
ーブ27a,27bを接続し、ソケット15にその超音
波処置用ハンドピース16のコネクタ18を接続する。
表示・操作パネル14においてコントロール部12にス
タンバイ動作の開始を指示し、ローラポンプ30を駆動
させて送水タンク31から送水チューブ28を通じて還
流液をハンドピース16および超音波プローブ27a,
27bの送水路に送り、同時に吸引ポンプ37を駆動し
て吸引チューブ35を通じてハンドピース16および超
音波プローブ27a,27bの吸引路に対する吸引を行
って灌流を行う。
【0023】このスタンバイ動作が完了した後で、表示
・操作パネル14のスイッチ25またはフットスイッチ
26を操作し、発振動作を行うと、前記灌流動作が再び
開始されるとともに、ハンドピース16の超音波振動子
が約23.5ZHZ の周波数で発振し、この振動が超音
波プローブ27a,27bへ伝達され、その超音波プロ
ーブ27a,27bの先端を術部の生体組織に当てるこ
とで、その生体組織を破砕または乳化されて切除するこ
とができる。
【0024】この超音波処置によって除去された組織片
や、その際に生じる血液等の吸引物は、吸引チューブ3
5を通じてその途中の吸引瓶36内へ取り込まれ、吸引
ポンプ37までは達しない。この際、ピンチバルブ42
は閉じられ、リーク管路41の流路は遮断されているた
め、そのリーク管路41を通じて大気が導入することも
ない。この処置終了後、ローラポンプ30を停止し、ス
トップ弁40を遮断して送水および吸引による灌流を止
める。
【0025】このような処置を行った際、吸引したとき
の負圧によって超音波プローブ27a,27bの先端に
術部が吸い付くと、その後、吸引を停止しても、そのま
ま吸着したままになることが多い。これを防止するた
め、吸引を停止した直後、ピンチバルブ42で押し潰し
ていたリーク管路41のチューブを解放してその流路を
開放する。このピンチバルブ42の解放により、リーク
管路41の先端の大気開放口47からの大気を、そのリ
ーク管路41を通じて吸引瓶36内まで導入し、さら
に、吸引チューブ35を通じて超音波プローブ27a,
27bの先端にまで大気圧に戻す。これによって超音波
プローブ27a,27bの先端に吸い付いたままの術部
を解放することができる。一定時間後または次の処置動
作時においてピンチバルブ42がリーク管路41のチュ
ーブを押し潰して次の処置動作に備える。
【0026】しかして、前記構成によれば、吸引瓶36
の上部空間38を通じて吸引管路としての吸引チューブ
35にリーク管路41を接続するようにしたため、吸引
物は吸引瓶36によって取り除かれ、リーク管路41に
入り込むことがない。また、吸引チューブ35の途中か
ら分岐してリーク管路41を接続しない構成、つまり、
吸引瓶36の上部空間38を通じてリーク管路41を接
続する構成としたため、吸引するときの流れを全く阻害
しない。また、管路構成も一般に簡単になる。
【0027】図2は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。この実施例は、前記実施例の構成においてのリー
ク管路41に設ける逆止弁46を吸引瓶36の蓋体48
に取り付け、その吸引瓶36と蓋体48を一緒、または
蓋体48のみを使い捨て方式としたものである。
【0028】図3ないし図5は本発明の第3の実施例に
係り、この実施例では、特にハンドピース50とこれに
連結される超音波プローブ51の変形例を示すものであ
る。図5の(d)はその全体的な構成を示し、図3はそ
のハンドピース50における超音波振動子52の構成を
示している。超音波振動子52は図4で示すように複数
のリング状圧電素子(PZT)53と複数のリング状電
極板54をボルト55の外周に順次交互に重ね合わせて
積層し、これを振動を拡大するためのホーン56と裏打
板57で挟み込み、前記ボルト55に螺合するナット5
8で強固に締め付けてランジュバン式振動子部を構成し
ている。各電極板54はそれに対応する圧電素子53の
分極方向毎に配置されている。
【0029】さらに詳述すれば、前記各電極板54の内
周端には突出部61が一体に形成されている。ボルト5
5の外周と圧電素子53の内周との間に形成される内腔
には前記圧電素子53の配列と同様にリング状の弾性部
材62が配設されている。これらの各弾性部材62はそ
の間に位置する前記電極板54の突出部61を挟み込む
ようになっている。
【0030】さらに、前記各電極板54は交互にその突
出部61の位置を上下に変えて配置し、その突出部61
を通じて圧電素子53をその分極毎に導電位になるよう
に接続するため、前記弾性部材62は導通する突出部6
1に対応したそれぞれの一部を導電性の弾性材63a,
63b,63c,63dで形成している。例えば図3で
示すように6枚の圧電素子53を用い、前記ホーン56
に接する面をマイナス側とした場合、そのマイナス側と
なるべき電極板54の突出部61にだけ伝わるようにす
べく図5の(a)で示すようにその上側部分だけを導電
性の弾性材63aで構成した弾性部材62を設ける。
【0031】また、裏打板57はプラスの電位で構成さ
れるように絶縁板64を圧電素子53との間に設け、こ
の部分に隣接する前記弾性部材62は、図5の(c)で
示すように前記ホーン56に接する前記弾性部材62と
は逆の電位が、つまり、プラス側だけが伝わるようにそ
の上片側だけを導電性の弾性材63bで構成している。
さらに、中間の弾性部材62はプラス側とマイナス側と
の電極板54の突出部61にそれぞれが導通するように
その突出部61を別々に介在させながら重ね合わせられ
るように導電性の弾性材63c,63dが上下に設けら
れている。
【0032】なお、前記弾性部材62の内外両面は各部
からの絶縁のための絶縁層65が設けられている。さら
に、裏打板57とナット58との間にも絶縁板66が介
在され、裏打板57に電源コード67のマイナス側、ナ
ット58に電源コード67のプラス側をビス68,69
によって接続するようになっている。
【0033】しかして、この超音波振動子52の構成に
よると、裏打板57とナット58に電源コード67を強
固に接続して各電極板54のマイナス側とプラス側に確
実に発振電力を供給することができるとともに、電力供
給部の強度を高めることができる。したがって、各電極
板54ごとにリード端子を設け、この各リード端子にリ
ード線をはんだ付けする必要がない。したがって、薄い
リード端子の破損やはんだの剥離等の原因がなく、断線
の発生を少なくできるとともに、その組立て作業の容易
化を図ることができる。
【0034】このような超音波振動子52は、図5の
(d)で示すように、ハンドピース50のケース71内
に収納されており、ホーン56はその周辺のリブ56a
をケース71の把持部ケース72とカバー部73との間
に挟み込むことにより固定されている。また、ホーン5
6からボルト55の全長にわたりその中心部には吸引孔
75が形成されている。この吸引孔75の後端には前記
把持部ケース72の後端壁を水密的に貫通する吸引口金
77にOリング76を介して接続され、また吸引口金7
7には前述したような吸引ポンプ37に通じる吸引チュ
ーブ35に接続されている。
【0035】ホーン56の先端には前記超音波プローブ
51が着脱自在に接続されている。超音波プローブ51
に形成された中空孔78には前記吸引孔75に連通する
第1の吸引路81を形成している。また、この超音波プ
ローブ51の途中周壁にはリーク孔82が1個以上設け
てある。
【0036】カバー部73の先端には2重のシース83
が取り付けられている。このシース83は内シース83
aと外シース83bとからなり、その内シース83aと
外シース83bとの間で送水路84を形成している。こ
の送水路84の先端は内シース83aの先端を外シース
83bの先端より僅かに短く形成することによって送水
路84を内シース83aと超音波プローブ51との間に
形成される第2の吸引路85に連通させている。
【0037】さらに、シース83の送水路84は前記ケ
ース71におけるカバー部73の内部空間に連通し、さ
らに把持部ケース72に形成した第2の送水路86を通
じて把持部ケース72の後端壁に水密的に貫通して設け
た吸引口金87に接続した前述したような送水チューブ
28に連通している。第2の送水路86は超音波振動子
52を覆う筒状のカバー88と把持部ケース72との間
に形成されており、カバー88の先端はホーン56のリ
ブ56aに水密的に連結されている。カバー88の後端
は把持部ケース72の後端壁に水密的に連結されてい
る。ホーン56のリブ71aには第2の送水路86に連
通用孔89が形成されている。
【0038】しかして、送水チューブ28から供給され
る送水液は、把持部ケース72内の第2の送水路86、
カバー88内の空間を通じて、シース83の送水路84
に送り込まれる。送水路84に送り込まれた送水液の一
部は、シース83の先端から流出し、残りの送水液は、
第2の吸引路85から吸引孔75を通じて第1の吸引路
81に流れ込み、さらに吸引チューブ35を通じて吸引
ポンプ37側に吸引される。また、送水量を少なく、あ
るいは吸引量を多くする調節をすれば、シース83の先
端からも第2の吸引路85を通じて吸引することもでき
る。
【0039】また、この構成において、シース83の先
端においての外シース83bと超音波プローブ51の外
周との間の開口にはフイルタ90を設けてもよい。この
フイルタ90を通じてシース83から外への送水または
吸引を行うことができる。また、このフイルタ90を設
ければ、超音波プローブ51で破砕や乳化する処置をす
ることにより生じた組織が第2の吸引路85の負圧によ
ってその第2の吸引路85内に混入することがなく、ま
た、組織等で吸引孔75を詰まらせることがないため、
処置作業を損なうことを防止できる。
【0040】なお、前記フイルタ90の代わりにシール
部材を設けて詰りを防止すれば、送水による超音波プロ
ーブ51の冷却作用を損なうことがなくなる。また、こ
の場合、シース83の内シース83aと外シース83b
および超音波プローブ51の先端間を封止し、内シース
83aの先端壁部に内シース83aの内外を連通する連
通孔を設けるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、プローブ
の吸引路に連通する吸引管路の途中に設けた吸引容器の
上部空間に連通して一端が接続され他端が外気に連通す
るリーク管路を設けたから、吸引管路の途中にリーク管
路を設ける方式のものとは異なり、吸引物がリーク管路
を通じて外へ流出してしまうことを防ぐことができる。
さらに、吸引途中での吸引物の詰りを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る超音波処置装置
のシステムの概略的な構成を示す説明図。
【図2】 本発明の第2の実施例に係る超音波処置装置
の要部を概略的に示す構成説明図
【図3】 本発明の第3の実施例に係る超音波振動子の
断面図。
【図4】 同じく本発明の第3の実施例に係る超音波振
動子の分解斜視図。
【図5】 (a)ないし(c)は弾性部材の正面図、
(d)は超音波処置プローブの断面図。
【図6】 従来の超音波処置装置のシステムの概略的な
構成を示す説明図。
【符号の説明】
11…装置本体、16…ハンドピース、27a,27b
…超音波プローブ、35…吸引チューブ、36…吸引
瓶、37…吸引ポンプ、38…上部空間、42…ピンチ
バルブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 友尚 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 唐沢 均 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岡田 光正 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 池田 裕一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 永住 英夫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小林 至峰 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 長岡 由希子 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉野 謙二 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 加川 裕昭 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 肘井 一也 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 窪田 哲丸 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 吸引路を有した超音波処置用プローブ
    と、この超音波処置用プローブの吸引路に通じた吸引管
    路と、この吸引管路を通じて前記プローブの吸引路に接
    続される吸引ポンプと、前記吸引管路の途中に介挿され
    吸引物を取り除く吸引容器と、この吸引容器内の上部空
    間に連通して一端が接続され他端が外気に連通するリー
    ク管路と、このリーク管路をリーク時に開放するリーク
    弁とを具備したことを特徴とする超音波処置装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012063655A1 (ja) * 2010-11-08 2012-05-18 オリンパス株式会社 超音波治療装置
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