JPH0523360B2 - - Google Patents

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JPH0523360B2
JPH0523360B2 JP28393185A JP28393185A JPH0523360B2 JP H0523360 B2 JPH0523360 B2 JP H0523360B2 JP 28393185 A JP28393185 A JP 28393185A JP 28393185 A JP28393185 A JP 28393185A JP H0523360 B2 JPH0523360 B2 JP H0523360B2
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JP
Japan
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fin
base
screw
radiator
tongue
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP28393185A
Other languages
English (en)
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JPS62142996A (ja
Inventor
Chuichi Takahashi
Takeo Kiuchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、半導体素子および集熱回路(IC)
の冷却に用いられる放熱器の製造方法に関する。
従来の技術 従来、例えばオーデイオ用増幅機およびOA機
器等のエレクトロニクス関連製品に使用せられる
半導体素子および集熱回路等は、アルミニウム
(アルミニウム合金を含む)製放熱器に取り付け
られているが、例えば第5図に示すように、半導
体素子等発熱物23は、板状ベース21の片面に
タツピンねじ24により固定され、同ベース21
の他面に舌状フイン22が切り起こし状に設けら
れていた。しかしこれでは、第6図左側に示すよ
うに、タツピンねじ24のねじ込み孔26が舌状
フイン22同志の間に位置すればよいが、舌状フ
イン22の基部に位置すれば、これがじやまにな
つてタツピンねじ24を充分ねじ込むことができ
ず、ねじ24の頭部24aが発熱物23より浮い
てしまい、発熱物23をベース21にしつかりと
固定することができないという問題があつた。
このような従来の放熱器は、第7図に示すよう
に、ベース形成用部分31とこれの片側のフイン
形成用部分32とよりなるアルミニウム押出型材
製放熱器素材30のフイン形成用部分32を薄く
切り起こして、第8図と第9図に示すように舌状
フイン22を形成することにより製造されるもの
である。そしてこの放熱器の板状ベース21に、
同図に示すように、下孔25をあけて、これにタ
ツピンねじ24をねじ込んでいたが、下孔26を
あけるのと同時に舌状フイン22の基部に小さい
切欠き25が形成され、この切欠き25の深さが
例えば1〜2mmと非常に浅いため、タツピンねじ
24の先端がフイン22の基部に当り、発熱物2
3をしつかりと固定することができないという問
題があつた。また下孔26をあけるさいドリルに
よつてフイン22の基部に大きい切欠き25をあ
けることも考えられるが、これでは舌状フイン2
2が薄いためいわゆるバリが発生し易く、このよ
うなバリから生じたアルミニウム破片がオーデイ
オ用増幅器等の各種機器内に入り込むと、機器の
トラブル発生の原因となり、また放熱器をオーデ
イオ等の機器に組み込むさい、このような破片に
よつて作業者が手を切るおそれがあるという問題
があつた。
発明の目的 この発明の目的は、上記の問題を解決し、半導
体素子等発熱物を板状ベースに確実に固定するこ
とができ、しかもバリを生じることなく、アルミ
ニウム破片による各種機器のトラブルの発生を未
然に防止し得るとともに、このような破片によつ
て作業者が手を切るおそれがないうえに、放熱器
の軽量化およびコスト・ダウンを果し得る放熱器
の製造方法を提供しようとするにある。
発明の構成 この発明は、上記の目的を達成するために、板
状ベースの片面に半導体素子等発熱物がねじによ
り固定され、同ベースの少なくとも反対面に舌状
フインが切り起こし状に設けられる放熱器の製造
方法であつて、ベース形成用部分とフイン形成用
部分とよりなるアルミニウム押出型材製放熱器素
材に、ベース形成用部分とフイン形成用部分との
境界面に沿いかつフイン形成用部分側位置におい
てねじの直径より大きい幅と所要の深さを有する
ねじ先端部逃し用切欠き形成用中空部を放熱器素
材の長さ方向に全長にわたつて設けておき、放熱
器素材のフイン形成用部分を薄く切り起こして、
ねじ先端部逃し用切欠きを有する舌状フインを形
成することを特徴とする放熱器の製造方法を要旨
としている。
実施例 つぎに、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
この発明による方法は、第1図と第2図に示す
ように、板状ベース1の片面に半導体素子等発熱
物3がタツピンねじ4により固定され、同ベース
1の反対面に舌状フイン2が切り起こし状に設け
られる放熱器の製造方法であつて、第3図に示す
ように、ベース形成用部分11とフイン形成用部
分12とよりなるアルミニウム押出型材製放熱器
素材10に、ベース形成用部分11とフイン形成
用部分12との境界面Lに沿いかつフイン形成用
部分12側位置においてタツピンねじ4の直径よ
り大きい幅Xと所要の深さYを有するねじ先端部
逃し用切欠き形成用中空部15を放熱器素材10
の長さ方向に全長にわたつて設けておき、放熱器
素材10のフイン形成用部分12を薄く切り起こ
して、第4図および第1図と第2図に示すよう
に、ねじ先端部逃し用切欠き5を有する舌状フイ
ン2を形成するものである。
この発明の方法により得られた放熱器に半導体
素子等発熱物3を取り付けるには、第4図に示す
ように、板状ベース1の中央部に舌状フイン2の
切欠き5に対応するように下孔6をあけ、板状ベ
ース1の片面に発熱物3を押し当てて、発熱物取
付用タツピンねじ4を下孔5にねじ込めばよい。
そしてこのとき、タツピンねじ4の先端部を切欠
き5内に逃すことができため、該ねじ4のねじ込
み長さを充分確保することができる。また各舌状
フイン2の切欠き5は放熱器素材10の中空部1
5より形成されたものであるため、その形成時に
バリを生じることは全くない。
なお、放熱器素材10に設ける中空部15の幅
Xは、タツピンねじ4の先端部をねじ込むため、
ねじ4の直径より大きなものである。また中空部
15の深さは、舌状フイン2の切り起こすさいの
切削加工機の刃の切削角度とも関連するものであ
り、要するに素材10のフイン形成用部分12よ
り舌状フイン2を切り起こしたさい、各フイン2
の基部にタツピンねじ4の先端部を充分逃し得る
深さの切欠き5が形成されるようなものであれば
よい。
なお、放熱器素材10の中空部15は、ベース
形成用部分11とフイン形成用部分12との境界
面Lに沿うように設けるのが望ましいが、中空部
15をこの境界面Lよりベース形成用部分11側
に幾分張り出して設けても良く、この場合には、
フイン2の切り起こしのさいにベース形成用部分
11まで刃を入れすぎた場合でも切欠き5を有効
に形成することができる。従つてこの明細書にお
いて、中空部15が境界面Lに沿うとは、中空部
15が境界面Lに完全に沿う場合だけでなく、境
界面Lよりベース形成用部分11側に若干張り出
すように沿う場合も含んで意味するものとする。
なお、上記各実施例においては、タツピンねじ
4を用いているが、これは小ねじであつても勿論
よい。
また上記各実施例においては、板状ベース1の
発熱物3を取り付けない片面に舌状フイン2が設
けられているが、発熱物3を取り付ける側の面で
あつても、発熱物3の固定箇所を除く部分には舌
状フイン2を設ける場合もある。
発明の効果 この発明による方法は、上記のように、板状ベ
ース1の片面に半導体素子等発熱物3がねじ4に
より固定され、同ベース1の少なくとも反対面に
舌状フイン2が切り起こし状に設けられる放熱器
の製造方法であつて、ベース形成用部分11とフ
イン形成用部分12とよりなるアルミニウム押出
型材製放熱器素材10に、ベース形成用部分11
とフイン形成用部分12との境界面Lに沿いかつ
フイン形成用部分12側位置においてねじ4の直
径より大きい幅Xと所要の深さYを有するねじ先
端部逃し用切欠き形成用中空部15を放熱器素材
10の長さ方向に全長にわたつて設けておき、放
熱器素材10のフイン形成用部分12を薄く切り
起こして、ねじ先端部逃し用切欠き5を有する舌
状フイン2を形成するもので、板状ベース1の半
導体素子発熱物取付面と反対側の面の舌状フイン
2の基部にねじ先端部逃し用切欠き5が設けられ
ているから、発熱物取付ねじ4を充分にねじ込む
ことができ、従つて半導体素子等発熱物3を板状
ベース1に確実に固定することができる。しかも
切欠き5は放熱器素材10の中空部15より形成
されたものであるから、バリが生じることなく、
アルミニウム破片による各種機器のトラブルの発
生を未然に防止し得るとともに、このような破片
によつて作業者が手を切るおそれがない。さら
に、放熱器素材10に中空部15を設けることに
より、放熱器の軽量化およびコスト・ダウンを果
し得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法により製造された放熱
器の部分拡大水平縦断面図で、半導体素子等発熱
物が取り付けられた状態を示している。第2図は
第1図−線に沿う部分拡大断面図、第3図は
この発明の方法に用いる放熱器素材の正面図、第
4図はこの発明の方法により製造された放熱器の
部分切欠き正面図である。第5図は従来の放熱器
の斜視図で、発熱物を取り付ける前の状態を示し
ている。第6図は従来の放熱器の部分拡大平面図
で、発熱物を取り付けた状態を示している。第7
図は従来の放熱器素材の正面図、第8図は従来の
放熱器の部分拡大横断面図、第9図は従来の放熱
器の部分切欠き正面図である。 1……板状ベース、2……舌状フイン、3……
半導体素子等発熱物、4……タツピンねじ、5…
…ねじ先端部逃し用切欠き、10……放熱器素
材、11……ベース形成用部分、12……フイン
形成用部分、15……中空部、L……境界面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 板状ベース1の片面に半導体素子等発熱物3
    がねじ4により固定され、同ベース1の少なくと
    も反対面に舌状フイン2が切り起こし状に設けら
    れる放熱器の製造方法であつて、ベース形成用部
    分11とフイン形成用部分12とよりなるアルミ
    ニウム押出型材製放熱器素材10に、ベース形成
    用部分11とフイン形成用部分12との境界面L
    に沿いかつフイン形成用部分12側位置において
    ねじ4の直径より大きい幅Xと所要の深さYを有
    するねじ先端部逃し用切欠き形成用中空部15を
    放熱器素材10の長さ方向に全長にわたつて設け
    ておき、放熱器素材10のフイン形成用部分12
    を薄く切り起こして、ねじ先端部逃し用切欠き5
    を有する舌状フイン2を形成することを特徴とす
    る放熱器の製造方法。
JP28393185A 1985-12-17 1985-12-17 放熱器の製造方法 Granted JPS62142996A (ja)

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WO2010066208A1 (en) 2008-12-08 2010-06-17 Hanzalova Jitka A catheter for measurement of electrochemical properties of bodily fluids

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WO2010066208A1 (en) 2008-12-08 2010-06-17 Hanzalova Jitka A catheter for measurement of electrochemical properties of bodily fluids

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JPS62142996A (ja) 1987-06-26

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