JPH0523297U - 電波送信型温度センサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器内部に温度センサーを設定する際、ケー
ブル類の引き回し等のセッティング作業を容易にし、ま
た機器と温度表示部が個々に移動可能となり、温度セン
サーが測定ポイントから外れるのを防止する。 【構成】 機器内部の局部温度を感知する感知部２と、
感知部２での情報を表示部７に送出する電波送信部３と
を設け、感知部２での情報を表示部７に電波送信部３に
より電波送信することにより、従来温度センサー１と表
示部７との間に設けられていたケーブル類を排除する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、温度センサーに関し、特に機器の内部温度を測定する温度センサー に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の温度センサーは、ケーブル類により各測定ポイントの温度を表 示する表示部に連結されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前述した従来の温度センサーは、ケーブル類によって表示部に連結されている ため、被測定機器の測定ポイントに温度センサーを設定（固定）する際、被測定 機器内部でのケーブル類の引き回しや、被測定機器外部へのケーブルルート等の セッティング作業が容易でない。

【０００４】 また被測定機器が小型で内部部品が高密である場合、ケーブル類のルートが確 保できない恐れがある。

【０００５】 また、被測定機器の測定ポイントに温度センサーを設定（固定）した後は、被 測定機器と表示部が連結した状態となる。このため、被測定機器を移動する際、 表示部も同時に移動させなければならず、かつ温度センサーが測定ポイントから 外れるなどの不便がある。

【０００６】 本考案の目的は、前記課題を解決した電波送信型温度センサーを提供すること にある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するため、本考案に係る電波送信型温度センサーにおいては、 温度を感知する感知部と、 該感知部での情報を表示部に送る電波送信部と、 測定ポイントに設定可能な固定部とを有するものである。

【０００８】

【作用】

本考案では、温度センサーから表示部に向けて温度データを電波で送信するこ とにより、ケーブル類を排除したものである。

【０００９】

【実施例】

次に本考案について図面を参照して説明する。

【００１０】 図１は、本考案の一実施例に係る温度センサーの構成を示すブロック図である 。

【００１１】 図１において、本実施例に係る温度センサー１は、被測定機器の局部温度を感 知する感知部２と、感知部２での情報を表示部７に送信する電波送信部３とを有 している。

【００１２】 図２は、本考案の一実施例を示す外観斜視図である。

【００１３】 図２において、本実施例に係る温度センサー１は、測定ポイントに容易に設定 できるように形状が円形であり、しかも薄型化されている。

【００１４】 また、温度センサー１の裏面には、接着力をもつ固定部４が設けられている。 温度センサー１は、被測定機器の測定ポイントに固定部４の接着力をもって貼付 け固定される。

【００１５】 図３は、本考案の一使用例を示すもので、機器のカバーを外した状態での外観 斜視図である。図に示すように温度センサー１は、被測定機器５内部の測定ポイ ントに設定（貼り付け）する。

【００１６】 図４は、本考案の一実施例において被測定機器にカバーを取り付けて測定する 状態を示す外観斜視図である。

【００１７】 温度センサー１は、被測定機器５の測定ポイントに設置される。一方、被測定 機器５は、電波放射に支障とならない素材のカバー６が取り付けられる。温度セ ンサー１は、被測定機器５の温度を測定し、電波送信部３は、温度センサー１に よる温度データを表示部７に向けて電波により送信する。

【００１８】 表示部７は、電波送信部３からの温度データを受信し、その受信した温度デー タを画面７ａ上に表示する。

【００１９】 したがって、温度センサー１と表示部７との間は、信号ケーブルで接続する必 要がなくなる。

【００２０】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、温度センサーにケーブル類が付いておらず、温 度センサーから送信される電波を表示部が受信することから、被測定機器内部の 測定ポイントに温度センサーを設定（固定）さえすれば測定可能状態となり、被 測定機器内部でのケーブル類の引き回し、及びケーブルルート等を考慮する必要 がない。

【００２１】 また、被測定機器が小型であり内部部品が高密であっても、温度センサーを設 定（固定）するスペースさえあれば測定可能であるという効果がある。

【００２２】 また、被測定機器に温度センサーを設定（固定）しても、ケーブル類で表示部 と連結していないため、被測定機器を移動する際、個々に移動することが可能で あり、移動時に温度センサーが測定ポイントから外れることがないという効果が ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係る構成を示すブロック図
である。

【図２】本考案の一実施例に係る外観を示す斜視図であ
る。

【図３】本考案の一使用例に係る外観を示す斜視図であ
る。

【図４】本考案の一実施例に係る外観を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ 温度センサー ２ 感知部 ３ 電波送信部 ４ 固定部 ５ 被測定機器 ６ カバー ７ 表示部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 温度を感知する感知部と、 該感知部での情報を表示部に送る電波送信部と、 測定ポイントに設定可能な固定部とを有することを特徴
   とする電波送信型温度センサー。