JPH0523284U - 自動販売機の商品搬出機構 - Google Patents
自動販売機の商品搬出機構Info
- Publication number
- JPH0523284U JPH0523284U JP7136291U JP7136291U JPH0523284U JP H0523284 U JPH0523284 U JP H0523284U JP 7136291 U JP7136291 U JP 7136291U JP 7136291 U JP7136291 U JP 7136291U JP H0523284 U JPH0523284 U JP H0523284U
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- Pending
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コラムから搬出された商品がシュ−ト板に当
たる際の衝撃を和らげた自動販売機の商品搬出機構を提
供すること。 【構成】 コラム5からの商品の搬出位置に対応してシ
ュ−ト板11の上面に制振部材12を貼り付けると共
に、制振部材12の上面に滑り部材13を貼り付けた。 【効果】 シュ−ト板11と商品との間の衝撃が制振部
材12によって吸収され、商品が跳ねることが無いの
で、商品がコラム5とシュ−ト板11との間に引っ掛か
ることがなくなり、搬出不良を防止することができると
共に、大きな衝撃音を発することが無い。また、ビ−ル
或いは炭酸飲料等の商品を扱った場合でも、搬出時にお
いて商品にかかる衝撃が低減され、商品の開封時におけ
る泡が出にくくなり、顧客に不快感を与えることがな
い。
たる際の衝撃を和らげた自動販売機の商品搬出機構を提
供すること。 【構成】 コラム5からの商品の搬出位置に対応してシ
ュ−ト板11の上面に制振部材12を貼り付けると共
に、制振部材12の上面に滑り部材13を貼り付けた。 【効果】 シュ−ト板11と商品との間の衝撃が制振部
材12によって吸収され、商品が跳ねることが無いの
で、商品がコラム5とシュ−ト板11との間に引っ掛か
ることがなくなり、搬出不良を防止することができると
共に、大きな衝撃音を発することが無い。また、ビ−ル
或いは炭酸飲料等の商品を扱った場合でも、搬出時にお
いて商品にかかる衝撃が低減され、商品の開封時におけ
る泡が出にくくなり、顧客に不快感を与えることがな
い。
Description
【0001】
本考案は、自動販売機の商品搬出機構の改良に関するものである。
【0002】
従来、商品搬出時の騒音を低減する商品搬出機構を備えた自動販売機として、 特開平1−306986号公報に開示される自動販売機が知られている。 この自動販売機の正面図を図2に、また商品搬出機構の要部を表す一部破断側 面図を図3にそれぞれ示す。図において、1は断熱箱からなる自動販売機本体( 以下、本体と称する)で、その前面には扉2が設けられ、この扉2の下部には商 品取出し口3が形成されると共に、商品取出し口3には蓋3aが設けられている 。また、本体1の内部には商品貯蔵室4が設けられ、商品貯蔵室4の内部には、 商品を収容すると共に搬出するコラム5及び貯蔵商品を冷却する冷却装置(図示 せず)が設けられている。さらに、商品貯蔵室4の前面下部には搬出口4aが形 成され、この搬出口4aには上縁部に回動軸を有する開閉自在な断熱小扉4bが 設けられている。
【0003】 また、コラム5の下方には前方へ下り勾配に傾斜したデリバリシュ−ト板(以 下、シュ−ト板と称する)6が設けられ、コラム5から搬出された商品はシュ− ト板6に案内され、搬出口4aを介して商品取出し口3の内側に設けられた受け 箱7に搬送されるようになっている。
【0004】 この受け箱7は二枚の鋼板の間に樹脂を充填したサンドイッチ鋼板で形成され ている。さらに、受け箱7の上部には、同様のサンドイッチ鋼板によって形成さ れた防盗板8が設けられている。この防盗板8は、上縁部に水平な回動軸を有し 、商品取出し口3の蓋3aと平行して開閉自在に取り付けられている。
【0005】 前述の構成によれば、コラム5から搬出された商品9はシュ−ト板6によって 受けられると共に、シュ−ト板6の上面を滑り、断熱小扉4bを押し開き、防盗 板8に当たって受け箱7に落下する。このとき、受け箱7及び防盗板8のそれぞ れは前述したサンドイッチ鋼板によって形成されているので、商品9が当たった 際の衝撃及び衝撃音が低減される。
【0006】
しかしながら、前述した従来の自動販売機の商品搬出機構においては、受け箱 7及び防盗板8のそれぞれにおける衝撃及び衝撃音は低減されるが、コラム5か ら搬出された商品9がシュ−ト板6に当たったときに衝撃音が発生する。さらに 、このときの衝撃によって商品9が跳ねてシュ−ト板6とコラム5との間に商品 9が引っ掛かり、商品9が搬出されないことがあった。また、商品9がビ−ル或 いは炭酸飲料等の場合、商品9が引っ掛かること無く受け箱7に搬送されたとし ても、シュ−ト板6で跳ねるので、泡が出易くなり、顧客に不快感を与えること があった。
【0007】 本考案の目的は上記の問題点に鑑み、コラムから搬出された商品がシュ−ト板 に当たる際の衝撃を和らげた自動販売機の商品搬出機構を提供することにある。
【0008】
本考案は上記の目的を達成するために、商品取出し口に配置された商品受け箱 と、商品貯蔵室内のコラムから搬出される商品を受けて前記商品受け箱に案内す るシュ−ト板とを備えた自動販売機の商品搬出機構において、少なくとも前記コ ラムからの商品の搬出位置に対応する所定範囲の前記シュ−ト板の上面に所定の 厚さを有する制振部材を固定すると共に、前記制振部材の上面に密着した所定の 摩擦係数を有する滑り部材を設けた自動販売機の商品搬出機構を提案する。
【0009】
本考案によれば、コラムから所定の姿勢にて搬出された商品はシュ−ト板によ って受けられる。前記商品が前記シュ−ト板に受けられたときのこれらの間の衝 撃は制振部材によって吸収され、前記商品は跳ねること無く、前記コラムからの 搬出時に設定された安定した姿勢に保持される。さらに、前記商品は前記姿勢を 保持した状態で滑り部材或いはシュ−ト板の上を滑って受け箱に案内され、前記 受け箱に至った商品は取出し口から取出される。
【0010】
以下、本考案の第1の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は第1の実施例の要部を示す側面断面図である。図において、前述した従 来例と同一構成部分は同一符号をもって表す。また、第1の実施例における自動 販売機の正面図は図2に示すものと同一である。
【0011】 図1において、1は断熱箱からなる自動販売機の本体で、その前面には扉2が 設けられ、この扉2の下部には商品取出し口3が形成されると共に、商品取出し 口3には蓋3aが設けられている。また、本体1の内部には商品貯蔵室4が設け られ、商品貯蔵室4の内部には、商品9を収容すると共に商品9の搬出を行うコ ラム5及び貯蔵商品を冷却する冷却装置(図示せず)が設けられている。さらに 、コラム5の底面後部には商品の搬出口5aが、また商品貯蔵室4の前面下部に は商品9を搬出する搬出口4aがそれぞれ形成され、この搬出口4aには上縁部 に回動軸を有する開閉自在な断熱小扉4bが設けられている。
【0012】 一方、コラム5の下方には、前方へ下り勾配に傾斜すると共に、所定径の複数 の貫通孔11aが形成された鋼板からなるシュ−ト板11が設けられている。こ のシュ−ト板11は、その後端部11bが商品貯蔵室4の背壁4cに固定され、 前端部11cは搬出口4aの下端部に対応するように固定されている。また、コ ラム5からの商品9の搬出位置に対応する所定範囲のシュ−ト板11の上面には 、例えば所定の厚さのゴムからなる制振部材12が貼り付けられ、さらにこの制 振部材12の上面には、上面が商品9を滑らせるに適した摩擦係数を有する滑り 部材13が貼り付けられている。滑り部材13は、例えば鋼板からなり、商品9 が当たった際にその表面の形状が変形しないようになっている。また、制振部材 12及び滑り部材13のそれぞれにもシュ−ト板11の貫通孔11aに対応して 複数の貫通孔14が形成されている。シュ−ト板11によって受けられた商品9 はシュ−ト板11に案内されて、商品取出し口3の内側に設けられた受け箱7に 搬送されるようになっている。
【0013】 受け箱7は、前述した従来例と同様に、二枚の鋼板の間に樹脂を充填したサン ドイッチ鋼板で形成されている。さらに、受け箱7の上部には、同様のサンドイ ッチ鋼板によって形成された防盗板8が設けられ、この防盗板8は、上縁部に水 平な回動軸を有し、商品取出し口3の蓋3aと平行して開閉自在に取り付けられ ている。
【0014】 前述の構成よりなる本実施例によれば、コラム5から所定の姿勢にて搬出され た商品9はシュ−ト板11によって受けられる。商品9がシュ−ト板11に受け られたとき、シュ−ト板11と商品9との間の衝撃は制振部材12によって吸収 されると共に、シュ−ト板11及び滑り部材13の振動は各貫通孔11a,14 によって分断されて収束され、商品9は跳ねること無く、また大きな衝撃音を発 すること無く、コラム5からの搬出時に設定された安定した姿勢に保持される。 さらに、商品9は前記姿勢を保持した状態でシュ−ト板11の上面を滑り、断熱 小扉4bを押し開き、防盗板8に当たって受け箱7に落下する。このとき、受け 箱7及び防盗板8のそれぞれは前述したサンドイッチ鋼板によって形成されてい るので、商品9が当たった際の衝撃及び衝撃音が低減される。
【0015】 従って、前述したようにシュ−ト板11と商品9との間の衝撃が制振部材12 によって吸収され、商品9が跳ねることが無いので、商品9がコラム5とシュ− ト板11との間に引っ掛かることがなくなり、商品9の搬出不良を防止すること ができる。さらに、大きな衝撃音を発することが無いので、自動販売機設置場所 の周囲の民家に迷惑をかけることがなくなる。さらにまた、ビ−ル或いは炭酸飲 料等の商品9を搬出する場合でも、搬出の際に商品9にかかる衝撃が低減される ので、これらの商品9の開封時における泡が出にくくなり、顧客に不快感を与え ることがない。
【0016】 次に、本考案の第2の実施例を説明する。 図4は第2の実施例の実施例の要部を示す側面断面図である。図において、前 述した第1の実施例と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する 。また、第1の実施例と第2の実施例との相違点は、制振部材12及び滑り部材 13をシュ−ト板11の上面全範囲に設けたことにある。この様にすることによ り、前述した第1の実施例の効果に加えて、製造上の簡略化を図ることができる という効果を奏する。
【0017】 尚、第1及び第2の実施例では、制振部材12としてゴムを、また滑り部材1 3として鋼板をそれぞれ用いたがこれに限定されることはない。例えば、制振部 材12としてフェルト等の布類、滑り部材13として硬質樹脂板等を用いてもほ ぼ同様の効果が得られる。
【0018】
以上説明したように本考案によれば、シュ−ト板と商品との間の衝撃が制振部 材によって吸収され、前記商品が跳ねることが無いので、前記商品がコラムとシ ュ−ト板との間に引っ掛かることがなくなり、搬出不良を防止することができる 。さらに、大きな衝撃音を発することが無いので、自動販売機設置場所の周囲の 民家に迷惑をかけることがなくなる。さらにまた、ビ−ル或いは炭酸飲料等の商 品を搬出する場合でも、搬出の際に商品にかかる衝撃が低減されるので、商品の 開封時における泡が出にくくなり、顧客に不快感を与えることがないという非常 に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の要部を示す側面断面図
【図2】従来例の自動販売機を示す正面図
【図3】従来例における商品搬出機構の要部を表す一部
破断側面図
破断側面図
【図4】本考案の第2の実施例の要部を示す側面断面図
1…本体、2…扉、3…取出し口、3a…蓋、4…商品
貯蔵質、4a…搬出口、4b…断熱小扉、5…コラム、
5a…搬出口、7…受け箱、8…防盗板、9…商品、1
1…シュ−ト板、11a…貫通孔、12…制振部材、1
3…滑り部材、14…貫通孔。
貯蔵質、4a…搬出口、4b…断熱小扉、5…コラム、
5a…搬出口、7…受け箱、8…防盗板、9…商品、1
1…シュ−ト板、11a…貫通孔、12…制振部材、1
3…滑り部材、14…貫通孔。
Claims (1)
- 【請求項1】 商品取出し口に配置された商品受け箱
と、商品貯蔵室内のコラムから搬出される商品を受けて
前記商品受け箱に案内するシュ−ト板とを備えた自動販
売機の商品搬出機構において、 少なくとも前記コラムからの商品の搬出位置に対応する
所定範囲の前記シュ−ト板の上面に所定の厚さを有する
制振部材を固定すると共に、 前記制振部材の上面に密着した所定の摩擦係数を有する
滑り部材を設けた、ことを特徴とする自動販売機の商品
搬出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7136291U JPH0523284U (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 自動販売機の商品搬出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7136291U JPH0523284U (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 自動販売機の商品搬出機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523284U true JPH0523284U (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=13458316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7136291U Pending JPH0523284U (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 自動販売機の商品搬出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523284U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010198254A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Kaoru Umeno | 滑落補助板 |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP7136291U patent/JPH0523284U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010198254A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Kaoru Umeno | 滑落補助板 |
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