JP3918660B2 - 自動販売機の商品取出口 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶,びん,ペットボトル商品などを販売する自動販売機の商品取出口の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、本発明の実施対象となる自動販売機の構成を図3に示す。図において、1は自動販売機の本体キャビネット、2は外扉、3は外扉2の下部に設けた商品取出口、4は断熱内扉、5はキャビネット1の庫内に搭載したサーペンタイン式商品収納ラック、6は商品収納ラック5から払出した商品を断熱内扉4のフラッパ付き商品払出口7を通じて商品取出口3に導く商品搬出シュータである。
【0003】
かかる自動販売機の販売動作は周知であり、販売指令に基づいてサーペンタイン式商品収納ラック5から払出した商品は横倒し姿勢のままシュータ6を転動し、商品払出口7のフラッパを押し開いて商品取出口3の中に転がり落ち、ここに受容される。これにより、利用客は商品取出口3の前面に配した取出口扉を手前に開いて内部に手を差し入れ、商品を掴んで取り出すことができる。
【0004】
次に、商品取出口3の従来構造を図4に示す。図4において、商品取出口3は前後面を開放した箱体8で構成され、該箱体の内部には防盗フラッパ9(防盗フラッパは、その開放角度を制限して庫外側から手や棒などが庫内に入るのを防ぐようにしている)を配備し、さらに商品取出口3の前面側には利用客が手動で開く取出口扉10を備ている。なお、図中に表した矢印Pは庫内から商品取出口3に商品が搬出される方向、矢印Qは商品を外部に取出す方向を表している。
【0005】
また、前記の箱体8は、その底部を船底構造として庫内側から商品取出口3に転がり込む商品12をこの船底部8aに受け止めるようにしており、さらに前記船底部8aの内面には、前壁,後壁,底壁に分けて軟質な樹脂フォームで作られたシート状のクッション11を貼り付けて布設し、庫内側から矢印P方向に進入する商品(清涼飲料入り商品)12の落下衝撃を吸収して商品飲料の過剰なフォーミング(泡立ち現象)の発生を防ぐようにしている。なお、商品取出口の箱体底部にクッションを貼り付けて商品の落下衝撃を緩和する方法は、例えば特開平8−315230号公報に開示されいて公知である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記のように箱体8の船底部8aにクッション11を貼り付けて商品取出口に搬出された商品(清涼飲料入り商品)12の落下衝撃を緩和するようにした従来構造では、その緩衝効果に限界がある。
すなわち、自動販売機の外扉2に組付けた商品取出口の箱体8はその奥行き寸法に制約があることらか、この船底部内面に貼り付けるクッション11は比較的厚みが薄いものを採用している。しかしながら、クッション11の厚さが薄いとクッション材自身の緩衝性能が小さく、このために商品の衝撃荷重が箱体8(剛性体)の底壁に加わるようになって商品飲料のフォーミング発生を抑える効果が十分に発揮されない。また、逆にクッションを厚くすると、クッション材が占めるスペースが大きくなって商品取出口の内容積を狭め、このために商品取出口から商品が取り出し難くなるといった問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、クッション自身の厚みを増すことなく、商品取出口に搬出された商品の落下衝撃を効果的に緩和できるように改良した自動販売機の商品取出口を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、自動販売機の外扉に装備し、庫内の商品収納ラックから搬出した商品を受容して外部に取り出す商品取出口であり、前面および後面を開放した箱体の前面側に取出口扉を備え、かつ箱体の船底部内面には庫内から搬出した商品の落下衝撃を緩和するシート状のクッションを布設したものにおいて、前記船底部の壁面上で商品が衝突する部位に、商品外形よりも小開口面積の開口部を形成し、前記船底部内面に布設され、前記開口部を覆うクッションに商品が衝突した際に当該クッションが伸長変形するようにしたことを特徴とする(請求項1)。
【0009】
上記構成により、商品取出口に搬出された商品が箱体の船底部内面に貼り付けたクッションに衝突した際に、その衝撃荷重でクッションは圧縮されると同時に、船底部の開口部においてはクッションが壁面に阻止されることなく伸長変形して衝撃荷重を吸収する。この場合の緩衝効果は、船底部に開口部を設けずにクッションの圧縮変形のみで衝撃荷重を吸収させるようにした従来の緩衝方式と比べて大きく、これにより商品飲料の過剰なフォーミングを効果的に防げる。
【0010】
また、前記構成において、船底部の背面側に開口部と遊び間隙を隔ててバックアップ用の支え板を設ける(請求項2)ことにより、商品の衝撃荷重によるクッションの過剰な伸長変形を防ぎ、併せて商品が開口部にのめり込む(商品が開口縁に突き当たる)の防いで商品容器が変形するのを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1(a) 〜(c) および図2に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図4に対応する部材には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、図示実施例の商品取出口3は基本的に図4に示した従来構造と同様であるが、箱体8の船底部8aの壁面上で商品12が衝突する部位には、開口部8bとして開口面積が商品12の外形サイズよりも小さな角穴を形成した上で、船底部8aの内面には従来と同様にシート状のクッション11を貼り付けており、さらに船底部8aの背面側には、前記開口部8bを覆うように若干の遊び間隙を隔ててバックアップ用の支え板13を設けている。
【0012】
上記の構成において、商品取出口3に商品が搬出されていない状態(自動販売機の販売待機状態)では、クッション11は図2のように原形を保っている。
ここで、商品販売動作により、図1(a)で表すように庫内側から搬出された商品12が商品取出口3の中に矢印P方向から転がり込むと、商品12は船底部8aの前面壁に突き当たった後、跳ね返って底壁上に布設したクッション11に衝突する。この場合に、開口部8bの面域ではクッション11の変形自由度が大きくなることから、クッション11は商品12の衝撃荷重により圧縮および伸長変形して衝撃を効果的に吸収する。また、支え板13はクッション11が過剰に伸長しないようにバックアップするほか、商品12が開口部8bにのめり込まないように支え板13で受け止めて商品容器が変形するのを防ぐ役目を果たす。
【0013】
これにより、同じ厚さのクッション11を採用した場合でも、図4に示した従来構造(船底部の開口部無し)と比べて高い緩衝効果が得られ、これにより商品飲料の過剰なフォーミングを効果的に防ぐことができる。
【0014】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、前面および後面を開放した箱体の前面側に取出口扉を備え、かつ箱体の船底部内面には庫内から搬出した商品の落下衝撃を緩和するシート状のクッションを布設したものにおいて、前記船底部の壁面上で商品が衝突する部位に、商品外形よりも小開口面積の開口部を形成し、前記船底部内面に布設され、前記開口部を覆うクッションに商品が衝突した際に当該クッションが伸長変形するようにしたことにより、庫内から商品取出口に搬出された商品が箱体の船底部内面に貼り付けたクッションに衝突した際に、船底部の壁面に開けた開口部と協同してその衝撃荷重を効果的に緩和することができ、これにより従来と同程度な厚さのクッションでも商品飲料の過剰なフォーミング発生を防止できる。
【0015】
また、前記構成に加えて、船底部の開口部の背後にバックアップ用の支え板を設けた請求項2の構成により、商品の衝撃荷重によるクッションの過剰な変形防止と併せて、商品が開口部の縁に当たって容器が変形するのを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による商品取出口の構成図で、(a) は商品の搬出状態を表す縦断側面図、(b),(c) はそれぞれ(a) における船底部の平面図および断面図
【図2】図1(a) に対応する販売待機状態の要部断面図
【図3】サーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機の外観斜視図
【図4】従来における商品取出口の構成断面図
【符号の説明】
1 自動販売機の本体キャビネット
2 外扉
3 商品取出口
8 箱体
8a 船底部
8b 開口部
10 取出口扉
11 クッション
12 商品
13 支え板
Claims (2)
- 自動販売機の外扉に装備し、庫内の商品収納ラックから搬出した商品を受容して外部に取り出す商品取出口であり、前面および後面を開放した箱体の前面側に取出口扉を備え、かつ箱体の船底部内面には庫内から搬出した商品の落下衝撃を緩和するシート状のクッションを布設したものにおいて、前記船底部の壁面上で商品が衝突する部位に、商品外形よりも小開口面積の開口部を形成し、前記船底部内面に布設され、前記開口部を覆うクッションに商品が衝突した際に当該クッションが伸長変形するようにしたことを特徴とする自動販売機の商品取出口。
- 請求項1記載の商品取出口において、船底部の背面側に開口部と遊び間隙を隔ててバックアップ用の支え板を設けた特徴とする自動販売機の防盗装置。
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