JPH1137639A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫

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JPH1137639A
JPH1137639A JP20709797A JP20709797A JPH1137639A JP H1137639 A JPH1137639 A JP H1137639A JP 20709797 A JP20709797 A JP 20709797A JP 20709797 A JP20709797 A JP 20709797A JP H1137639 A JPH1137639 A JP H1137639A
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JP
Japan
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breaker
box
heat insulating
inner box
cooling storage
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Withdrawn
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JP20709797A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fujii
猛 藤井
Nobumitsu Imai
宣充 今井
Fumio Mizuno
文夫 水野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビール樽などの寸法・重量の大きい物品を収
納する際の種々の不都合を解消した冷却貯蔵庫を提供す
る。 【解決手段】 冷却貯蔵庫1は、外箱3と内箱4を開口
部のブレーカ6にて接続し、これら両箱及びブレーカ間
に断熱材7を充填して成る断熱箱体2を備えたものであ
って、内箱4の底面4Aは、開口部にて隆起した後、ブ
レーカ6に連結する形状を呈しており、この底面4A上
にはブレーカ6まで覆う底敷41が設けられ、その状態
で底敷41上面は略平坦面となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばホテルやレ
ストランなどの厨房に設置される所謂業務用の冷却貯蔵
庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種業務用の冷却貯蔵庫は、
前面に開口する横長の断熱箱体から構成されており、当
該断熱箱体は、鋼板製の外箱と内箱とを開口部にて硬質
樹脂製のブレーカにより連結し、これら両箱及びブレー
カ間に断熱材を発泡充填して構成されていた。
【0003】また、近年レストランなどにおいては、夏
場などに生ビールを提供するサービスが一般化して来て
おり、例えば特開平5−229597号公報(B67D
1/08)に示される如きビール樽が内箱内の貯蔵室に
収納される場合が多くなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】係るビール樽は通常2
0リットル程の容量があり、他の飲料や食品に比較して
寸法及び重量が共に大きくなるため、通常は内箱の底面
上に並べられるかたちとなる。一方、従来の冷却貯蔵庫
の断熱箱体は、内箱底面が開口部において一旦隆起した
後、ブレーカに連結される形状を呈しているため、係る
ビール樽を出し入れする際、この隆起部分に引っかかる
ため極めて作業が煩雑となる。
【0005】また、ビール樽を出し入れする際の衝突に
よってブレーカが破損したり、内箱が変形してしまう問
題も生じていた。更に、ビール樽を内箱底面上に載置さ
れると、通常の網棚仕様に比較して冷気循環が滞り、冷
却能力も悪化してしまう問題もあった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、ビール樽などの寸法・重
量の大きい物品を収納する際の種々の不都合を解消した
冷却貯蔵庫を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の冷却貯
蔵庫は、外箱と内箱を開口部のブレーカにて接続し、こ
れら両箱及びブレーカ間に断熱材を充填して成る断熱箱
体を備えたものであって、内箱の底面は、開口部にて隆
起した後、ブレーカに連結する形状を呈しており、この
底面上にはブレーカまで覆う底敷が設けられ、その状態
で底敷上面は略平坦面となるものである。
【0008】請求項1の発明によれば、外箱と内箱を開
口部のブレーカにて接続し、これら両箱及びブレーカ間
に断熱材を充填して成る断熱箱体を備えた冷却貯蔵庫に
おいて、内箱の底面が、開口部にて隆起した後、ブレー
カに連結する形状を呈している場合、この底面上にブレ
ーカまで覆う底敷を設け、その状態で底敷上面は略平坦
面となるように構成したので、ビール樽などの寸法・重
量の大きい物品を取り出す際、開口部に引っかかる危険
性が無くなると共に、収納する際にも底敷上を滑らせて
円滑に押し込むことが可能となるので、総じて物品の納
出作業性が著しく向上する。
【0009】特に、底敷はブレーカをも覆っているの
で、物品を納出する際に物品がブレーカに衝突してブレ
ーカが破損してしまうことも無くなるものである。
【0010】請求項2の発明の冷却貯蔵庫は、外箱と内
箱を開口部のブレーカにて接続し、これら両箱及びブレ
ーカ間に断熱材を充填して成る断熱箱体を備えたもので
あって、外箱と内箱の開口縁には、断熱材側に折曲され
た階段状の段差部が形成され、ブレーカは、これら段差
部にて構成される凹所内に配置された状態で、両箱に連
結されているものである。
【0011】請求項2の発明によれば、外箱と内箱を開
口部のブレーカにて接続し、これら両箱及びブレーカ間
に断熱材を充填して成る断熱箱体を備えた冷却貯蔵庫に
おいて、外箱と内箱の開口縁に、断熱材側に折曲された
階段状の段差部を形成し、ブレーカを、これら段差部に
て構成される凹所内に配置した状態で、両箱に連結する
構成としたので、ブレーカは内箱より内方に突出しなく
なる。
【0012】従って、ビール樽などの寸法・重量の大き
い物品を納出する際に、ブレーカに引っかかる危険性が
無くなるので、物品の納出作業性が著しく向上すると共
に、物品の衝突によるブレーカの破損も未然に回避する
ことができるようになるものである。
【0013】請求項3の発明の冷却貯蔵庫は、上記にお
いて内箱の底面は、開口部にて隆起した後、ブレーカに
連結する形状を呈しており、この底面上にはブレーカま
で覆う底敷が設けられ、その状態で底敷上面は略平坦面
となるものである。
【0014】請求項3の発明によれば、上記に加えて内
箱の底面が、開口部にて隆起した後、ブレーカに連結す
る形状を呈している際、この底面上にブレーカまで覆う
底敷を設け、その状態で底敷上面が略平坦面となるよう
に構成したので、ビール樽などを取り出す際、開口部に
引っかかる危険性が無くなると共に、収納する際にも底
敷上を滑らせて円滑に押し込むことが可能となるので、
総じて物品の納出作業性が著しく向上する。
【0015】特に、底敷はブレーカをも覆っているの
で、物品を納出する際に開口下部のブレーカに物品が衝
突する不都合も回避されると共に、ブレーカは内箱より
内方に突出しないので、底敷も安定的に載置できるよう
になるものである。
【0016】請求項4の発明の冷却貯蔵庫は、請求項1
又は請求項3において、底敷とブレーカ間に緩衝材を介
設したものである。
【0017】請求項4の発明によれば、請求項1又は請
求項3に加えて、底敷とブレーカ間に緩衝材を介設した
ので、底敷上に重量の重い物品を収納する場合に、ブレ
ーカに加わる衝撃や重量を緩和できるようになり、ブレ
ーカの破損を一層効果的に防止することができるように
なるものである。
【0018】請求項5の発明の冷却貯蔵庫は、外箱と内
箱間に断熱材を充填して成る断熱箱体を備えたものであ
って、内箱の側面及び後面には、所定寸法で内方に突出
する補強材を左右に渡って取り付けたものである。
【0019】請求項5の発明によれば、外箱と内箱間に
断熱材を充填して成る断熱箱体を備えた冷却貯蔵庫にお
いて、内箱の側面及び後面には、所定寸法で内方に突出
する補強材を左右に渡って取り付けたので、ビール樽な
どの寸法・重量の大きい物品を納出する際に、物品は内
箱に衝突する以前に補強材に当接して停止することにな
る。これにより、内箱に物品が衝突して変形する不都合
を回避することができるようになるものである。
【0020】請求項6の発明の冷却貯蔵庫は、上記にお
いて補強材の少なくとも上下面には通気孔を形成したも
のである。
【0021】請求項6の発明によれば、上記に加えて補
強材の少なくとも上下面に通気孔を形成したので、ビー
ル樽などの寸法の大きい物品を内箱底部に多数収納する
場合にも、補強材の通気孔を上下に通過する冷気の流れ
を内箱内側に確保することができるようになるので、物
品の冷却効果の低下を未然に回避することが可能となる
ものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の冷却貯蔵庫1の透視正
面図、図2は冷却貯蔵庫1の平断面図、図3は図2のA
−A線断面図、図4は図3の円C部及び円D部の拡大
図、図5は断熱箱体2底部の拡大縦断側面図、図6は断
熱箱体2開口部の拡大平断面図、図7は図2の円B部の
拡大図である。
【0023】実施例の冷却貯蔵庫1は例えばホテルやレ
ストランの厨房に設置され、ビール樽T(20リット
ル)を収納するアンダーカウンター型の業務用冷蔵庫で
あり、前面に開口する横長の断熱箱体2から本体を構成
されている。この断熱箱体2は、ステンレスなどの鋼板
製の外箱3、内箱4と、これら両箱3、4を前面の開口
縁にて連結する硬質塩化ビニル製のブレーカ6と、これ
ら両箱3、4及びブレーカ6にて囲繞される空間に現場
発泡方式にて充填されたウレタン断熱材7とから構成さ
れている。
【0024】この場合、外箱3の開口縁は前面3Aから
後方に折曲された後、外側(断熱材7側)に階段状に折
曲され、そこに段差部3Bが形成されている。また、内
箱4の開口縁も外側(断熱材7側)に階段状に折曲さ
れ、そこに段差部4Bが形成されており、これら段差部
3Bと4Bは離間した状態で相互に対向し、両者によっ
て断熱材7側に窪んだ凹所8が開口周囲に構成されてい
る。
【0025】そして、この凹所8内に断面矩形状の前記
ブレーカ6が収納され、ネジ9、9にて各段差部3B、
4Bに螺着される。これによって、外箱3と内箱4とは
ブレーカ6を介して連結されると共に、ブレーカ6は凹
所8内に位置し、内箱4或いは外箱3より内方に突出し
ていない。
【0026】また、断熱箱体2の底壁2Eを構成する内
箱4の底面4Aは、段差部4B手前の開口部にて階段状
に隆起した形状を呈している。そして、係る内箱4内に
貯蔵室11が構成される。この貯蔵室11の開口縁には
縦仕切部材12、12が二カ所取り付けられ、この縦仕
切部材12、12にて仕切られた開口は三枚の断熱扉1
3・・にて開閉自在に閉塞される。
【0027】係る断熱箱体2の向かって左側方には機械
室16が構成されている。この機械室16内下部には冷
却装置の周知の冷凍サイクルを構成する圧縮機17、凝
縮器18や凝縮器用送風機19が設置されると共に、そ
の上方には冷却器箱体21が断熱箱体2の左側壁2Aに
取り付けられ、この冷却器箱体21内には前記圧縮機1
7などと共に冷凍サイクルを構成する冷却器22と送風
機23が収納されている。
【0028】尚、20は機械室16の前面を閉じるパネ
ルである。また、断熱箱体2の天壁2B上から機械室1
6に渡っては、ステンレス製のトップテーブル25が取
り付けられ、そこを作業台としている。また、30・・
・は台脚である。
【0029】一方、断熱箱体2の左側壁2A上部には矩
形状の開口24が形成され、この開口24を介して冷却
器箱体21内の断熱箱体2内は連通される。開口24は
下部の吸込口26と上部の吐出口(図示せず)を備えた
仕切板27にて塞がれ、吸込口26にはワイヤーガード
28が取り付けられる。また、前記吐出口には断熱箱体
2の天壁2Bを構成する内箱4の天面4Eを右方に延在
し、端部にて開口するダクト部材29が連通接続されて
いる。
【0030】断熱箱体2の後壁2C及び右側壁2Dを構
成する内箱4の後面4C及び右側面4Dには、鋼板製の
補強材36が左右(水平方向)に渡ってネジ50により
取り付けられている。また、左側面4Fの吸込口26の
下側にも同様の補強材36が取り付けられ、更に上側に
も補強材45が取り付けられている。
【0031】各補強材36、45は縦断面略門型を呈し
て内箱4の各面から所定寸法で内方に突出しており、各
補強材36、45の上下面には通気孔37・・がそれぞ
れ複数形成されている。また、左右側壁2A、2Dの補
強材36の前端は図6に示す如くブレーカ6の後部を覆
っている。
【0032】更に、断熱箱体2の底壁2Eを構成する内
箱4の底面4Aには底敷41が設けられる。この底敷4
1は縞鋼板或いはステンレス板から成り、裏面には桟4
2が複数ネジ55にて止めらている。また、底敷41の
前部にはシリコンゴム製の緩衝材43が貼付されてお
り、後端には直角に起立折曲された固定部44が形成さ
れている。
【0033】この底敷41を取り付ける際には先ず底敷
41を底面4A上に載置し、後端の固定部44を図5に
示す如くネジ46にて内箱4の後面4Cに固定する。こ
のとき、桟42は底面4Aの隆起部から後方の低い部分
に対応し、底面4Aに当接すると共に、緩衝材43はブ
レーカ6上に載置され、底敷41との間に介設されるか
たちとなる。そして、その状態で底敷41上面は略平坦
面となる。
【0034】以上の構成で、圧縮機17及び各送風機1
9、23が運転されると、圧縮機17や凝縮器18には
パネル20のグリル20Aから外気が吸引され、図1及
び図2中矢印の如く機械室16内に通風される。これに
よって、圧縮機17や凝縮器18は空冷される。
【0035】一方、冷却器22が冷却作用を発揮し、こ
の冷却器22と熱交換した冷気は送風機23により吹き
出され、ダクト部材29を経て貯蔵室11内の上部に吐
出される。そして、冷気は貯蔵室11内を循環した後、
吸込口26から冷却器22に帰還する循環を行う。
【0036】ここで、貯蔵室11内には各図に示す如く
ビール樽Gが底敷41上に載置収納されるが、底敷41
上面は略平坦面とされているので、ビール樽Gなどの寸
法・重量の大きい物品を取り出す際にも、開口部の隆起
部分に引っかかる危険性が無くなると共に、収納する際
には底敷41上を滑らせて円滑に押し込むことが可能と
なるので、総じてビール樽Gの納出作業性が著しく向上
する。尚、ビール樽Gの大きさによっては複数段積みの
状態で収納しても良い。
【0037】特に、底敷41はブレーカ6をも覆ってい
るので、ビール樽Gを納出する際にビール樽Gがブレー
カ6に衝突してブレーカ6が破損してしまうことも無く
なる。
【0038】また、ブレーカ6を段差部3B、4Bにて
構成される凹所8内に配置し、その状態で、両箱3、4
に連結される構成としたので、ブレーカ6は内箱4より
内方に突出しない。従って、ビール樽Gなどの寸法・重
量の大きい物品を納出する際に、天壁2Bなどのブレー
カ6に引っかかる危険性が無くなるので、これによって
も納出作業性が著しく向上すると共に、ビール樽Gの衝
突による天部のブレーカ6の破損も未然に回避すること
ができるようになる。
【0039】更に、ブレーカ6が内箱4より内方に突出
しないことにより、底敷41も安定的に載置できるよう
になる。また、底敷41とブレーカ6間には緩衝材43
を介設したので、底敷41上に重量の重いビール樽Gな
どを収納する場合に、ブレーカ6に加わる衝撃や重量を
緩和できるようになり、ブレーカ6の破損を一層効果的
に防止することができるようになる。
【0040】ここで、ビール樽G・・を図2の如く貯蔵
室11内に略一杯に収納すると、ビール樽Gは内箱4の
各面4C、4D、4Fに衝突しようとするが、各面には
補強材36、45が突出して取り付けられているので、
ビール樽Gは内箱4に衝突する以前に補強材36、45
に当接して停止することになる。これにより、内箱4に
ビール樽Gが衝突して変形する不都合を回避することが
できるようになる。
【0041】また、図2の如くビール樽Gを貯蔵室11
内に一杯に収納しても冷気は補強材36、45の図1、
図7、図8に矢印で示す如く通気孔37・・・を通過し
て上下に流れるので、内箱4内側の冷気流通は確保され
る。従って、ビール樽Gの冷却効果の低下を未然に回避
することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、外箱と内箱を開口部のブレーカにて接続し、これら
両箱及びブレーカ間に断熱材を充填して成る断熱箱体を
備えた冷却貯蔵庫において、内箱の底面が、開口部にて
隆起した後、ブレーカに連結する形状を呈している場
合、この底面上にブレーカまで覆う底敷を設け、その状
態で底敷上面は略平坦面となるように構成したので、ビ
ール樽などの寸法・重量の大きい物品を取り出す際、開
口部に引っかかる危険性が無くなると共に、収納する際
にも底敷上を滑らせて円滑に押し込むことが可能となる
ので、総じて物品の納出作業性が著しく向上する。
【0043】特に、底敷はブレーカをも覆っているの
で、物品を納出する際に物品がブレーカに衝突してブレ
ーカが破損してしまうことも無くなるものである。
【0044】請求項2の発明によれば、外箱と内箱を開
口部のブレーカにて接続し、これら両箱及びブレーカ間
に断熱材を充填して成る断熱箱体を備えた冷却貯蔵庫に
おいて、外箱と内箱の開口縁に、断熱材側に折曲された
階段状の段差部を形成し、ブレーカを、これら段差部に
て構成される凹所内に配置した状態で、両箱に連結する
構成としたので、ブレーカは内箱より内方に突出しなく
なる。
【0045】従って、ビール樽などの寸法・重量の大き
い物品を納出する際に、ブレーカに引っかかる危険性が
無くなるので、物品の納出作業性が著しく向上すると共
に、物品の衝突によるブレーカの破損も未然に回避する
ことができるようになるものである。
【0046】請求項3の発明によれば、上記に加えて内
箱の底面が、開口部にて隆起した後、ブレーカに連結す
る形状を呈している際、この底面上にブレーカまで覆う
底敷を設け、その状態で底敷上面が略平坦面となるよう
に構成したので、ビール樽などを取り出す際、開口部に
引っかかる危険性が無くなると共に、収納する際にも底
敷上を滑らせて円滑に押し込むことが可能となるので、
総じて物品の納出作業性が著しく向上する。
【0047】特に、底敷はブレーカをも覆っているの
で、物品を納出する際に開口下部のブレーカに物品が衝
突する不都合も回避されると共に、ブレーカは内箱より
内方に突出しないので、底敷も安定的に載置できるよう
になるものである。
【0048】請求項4の発明によれば、請求項1又は請
求項3に加えて、底敷とブレーカ間に緩衝材を介設した
ので、底敷上に重量の重い物品を収納する場合に、ブレ
ーカに加わる衝撃や重量を緩和できるようになり、ブレ
ーカの破損を一層効果的に防止することができるように
なるものである。
【0049】請求項5の発明によれば、外箱と内箱間に
断熱材を充填して成る断熱箱体を備えた冷却貯蔵庫にお
いて、内箱の側面及び後面には、所定寸法で内方に突出
する補強材を左右に渡って取り付けたので、ビール樽な
どの寸法・重量の大きい物品を納出する際に、物品は内
箱に衝突する以前に補強材に当接して停止することにな
る。これにより、内箱に物品が衝突して変形する不都合
を回避することができるようになるものである。
【0050】請求項6の発明によれば、上記に加えて補
強材の少なくとも上下面に通気孔を形成したので、ビー
ル樽などの寸法の大きい物品を内箱底部に多数収納する
場合にも、補強材の通気孔を上下に通過する冷気の流れ
を内箱内側に確保することができるようになるので、物
品の冷却効果の低下を未然に回避することが可能となる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却貯蔵庫の透視正面図である。
【図2】本発明の冷却貯蔵庫の平断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図3の円C部及び円D部の拡大図である。
【図5】断熱箱体底部の拡大縦断側面図である。
【図6】断熱箱体開口部の拡大平断面図である。
【図7】図2の円B部の拡大図である。
【図8】ビール樽を収納した状態の断熱箱体底部の拡大
縦断側面図である。
【符号の説明】
1 冷却貯蔵庫 2 断熱箱体 3 外箱 4 内箱 6 ブレーカ 7 断熱材 8 凹所 36 補強材 37 通気孔 41 底敷 43 緩衝材 G ビール樽

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱と内箱を開口部のブレーカにて接続
    し、これら両箱及びブレーカ間に断熱材を充填して成る
    断熱箱体を備えた冷却貯蔵庫において、 前記内箱の底面は、開口部にて隆起した後、前記ブレー
    カに連結する形状を呈しており、この底面上には前記ブ
    レーカまで覆う底敷が設けられ、その状態で底敷上面は
    略平坦面となることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 外箱と内箱を開口部のブレーカにて接続
    し、これら両箱及びブレーカ間に断熱材を充填して成る
    断熱箱体を備えた冷却貯蔵庫において、 前記外箱と内箱の開口縁には、前記断熱材側に折曲され
    た階段状の段差部が形成され、前記ブレーカは、これら
    段差部にて構成される凹所内に配置された状態で、前記
    両箱に連結されていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  3. 【請求項3】 内箱の底面は、開口部にて隆起した後、
    ブレーカに連結する形状を呈しており、この底面上には
    前記ブレーカまで覆う底敷が設けられ、その状態で底敷
    上面は略平坦面となることを特徴とする請求項2の冷却
    貯蔵庫。
  4. 【請求項4】 底敷とブレーカ間には緩衝材を介設した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項3の冷却貯蔵庫。
  5. 【請求項5】 外箱と内箱間に断熱材を充填して成る断
    熱箱体を備えた冷却貯蔵庫において、 前記内箱の側面及び後面には、所定寸法で内方に突出す
    る補強材を左右に渡って取り付けたことを特徴とする冷
    却貯蔵庫。
  6. 【請求項6】 補強材の少なくとも上下面には通気孔を
    形成したことを特徴とする請求項5の冷却貯蔵庫。
JP20709797A 1997-07-15 1997-07-15 冷却貯蔵庫 Withdrawn JPH1137639A (ja)

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