JPH0523272A - 電気掃除機の床面検知装置 - Google Patents

電気掃除機の床面検知装置

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JPH0523272A
JPH0523272A JP15486191A JP15486191A JPH0523272A JP H0523272 A JPH0523272 A JP H0523272A JP 15486191 A JP15486191 A JP 15486191A JP 15486191 A JP15486191 A JP 15486191A JP H0523272 A JPH0523272 A JP H0523272A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床面の種類を誤検知しにくい電気掃除機の床
面検知装置を提供する。 【構成】 駆動輪回転検出回路45で検出された駆動輪の
回転速度と、従動輪回転検出回路50で検出された従動輪
の回転速度とから、回転差検知回路で駆動輪および従動
輪の回転速度の差を検知する。回転差検知回路により検
知された回転速度の差により床面の種類を検知する。摩
擦係数の小さいじゅうたんでは、駆動輪が空回りし易く
従動輪が回転し難いので回転数の差は大きくなる。摩擦
係数の大きい板の間では、駆動輪が空回りしにくく従動
輪が回転しやすくなるので、回転数の差に基づき床面の
種類を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床面の種類を検知する
電気掃除機の床面検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、床面の種類を検知する電気掃除
機の床面検知装置としては、たとえば特開昭58−61
719号公報記載の構成が知られている。この特開昭5
8−61719号公報記載のものは、集塵フィルタの前
部の圧力を半導体圧力センサで検知して、じゅうたんの
場合はじゅうたんに吸込口体が吸着することにより真空
度が上昇することによりじゅうたんを検出する。また、
反対に板の間などの場合は吸込口体が板の間に吸着しな
いことにより真空度が上昇せず、真空度の違いにより、
床面を検知するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成のように、半導体圧力センサで真空度を検出す
る場合は、真空度は掃除する床面の種類に限らず、集塵
フィルタの目詰まりなど他の要素にもより変化するの
で、掃除面の種類を誤検知するおそれがある問題を有し
ている。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、床面の種類を誤検知しにくい電気掃除機の床面検知
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電気掃除機の床
面検知装置は、本体と、この本体に設けられこの本体を
走行させる駆動輪と、前記本体に設けられ前記本体の走
行に従動する従動輪と、前記駆動輪の回転速度を検出す
る駆動輪回転検出手段と、前記従動輪の回転速度を検出
する従動輪回転検出手段と、前記駆動輪検出手段および
従動輪検出手段で検出された回転速度の差を検知する回
転差検知手段とを備え、この回転差検知手段により検出
された回転速度の差により床面の種類を検知するもので
ある。
【0006】
【作用】本発明は、駆動輪回転検出手段で検出された駆
動輪の回転速度と従動輪回転検出手段で検出された従動
輪の回転速度とから、駆動輪および従動輪の回転速度の
差を回転差検知手段で検出し、この回転差検知手段によ
り検知された回転速度の差により床面の種類を検知す
る。すなわち、たとえば床面の摩擦係数の小さいもので
は、駆動輪が空回りし易く従動輪が回転し難いので回転
数の差は大きくなり、反対に摩擦係数の大きいもので
は、駆動輪が空回りしにくく従動輪が回転しやすくなる
ので、回転数の差に基づき床面の種類を検出する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に示す電気掃
除機を参照して説明する。
【0008】まず、図2を参照して電気掃除機本体1に
ついて説明する。
【0009】この電気掃除機本体1は、電動送風機2が
内蔵され、下部には走行用の車輪3が設けられている。
【0010】また、電気掃除機本体1の前面には電動送
風機2に連通するホース体4が接続され、このホース体
4の先端は手許操作部5を有している。さらに、ホース
体4の先端には、延長管6を介して吸込口本体11が取り
付けられている。
【0011】次に、図3および図4を参照して吸込口本
体11について説明する。
【0012】吸込口本体11は下側ケース体12と上側ケー
ス体13とにて形成されている。そして、下側ケース体12
の前方には、略左右方向に設けられた区画壁14にて吸込
室15が区画形成され、この吸込室15内には、円筒状の清
掃ブレード16が回転自在に支持され、この清掃ブレード
16の一端にはプーリ17が形成されている。
【0013】また、後方の一端側には、電動機収納室18
が形成され、清掃用電動機19が収納され電動機19の駆動
軸20には駆動プーリ21が設けられ、清掃ブレード16のプ
ーリ17とこの駆動プーリ21との間には駆動ベルト22が掛
けられ、清掃用電動機19により清掃ブレード16が走行方
向とは逆方向に回転されるようになっている。
【0014】さらに、下側ケース体12の略中央には、吸
込室15および電気掃除機本体1に連通する連通する連通
路23が区画形成され、この連通路23には連通管24が上下
方向回動自在に接続されている。
【0015】さらに、連通路23の両側には、下面が開口
された駆動輪室25がそれぞれ形成され、この走行輪室25
には駆動輪26がそれぞれ収納される。そして、これら駆
動輪26,26と同軸の駆動軸27に設けられたプーリ28が駆
動ベルト29により駆動用電動機30の駆動軸31で走行方向
に対して正転させ、すなわち、清掃ブレード16とは逆回
転に駆動される。
【0016】またさらに、吸込口本体11の四隅には、従
動前輪室32,32および従動後輪室33,33が設けられてい
る。そして、これら従動前輪室32,32および従動後輪室
33,33には、従動輪としての従動前輪35,35および従動
後輪36,36が回転自在に配設されている。
【0017】また、図5および図6に示すように、駆動
輪26にはスリット体41が駆動輪26の回転に伴い回転する
ように回転自在に取り付けられ、このスリット体41には
放射状に等角度の4つのスリット42が形成されている。
このスリット42の両側には、間隙を介して発光手段とし
ての発光ダイオード43および受光手段としてのフォトト
ランジスタ44が対向して取り付けられ、これら発光ダイ
オード43およびフォトトランジスタ44にて、駆動輪26の
回転速度を検出する駆動輪回転検出手段としての駆動輪
回転検出回路45を構成している。
【0018】一方、図7および図8に示すように、従動
後輪36にはスリット体46が従動後輪36の回転に伴い回転
するように回転自在に取り付けられ、このスリット体46
には放射状に等角度の2つのスリット47が形成されてい
る。このスリット体46の両側には、間隙を介して発光手
段としての発光ダイオード48および受光手段としてのフ
ォトトランジスタ49が対向して取り付けられ、これら発
光ダイオード48およびフォトトランジスタ49にて、従動
後輪36の回転速度を検出する従動輪回転検出手段として
の従動輪回転検出回路50を構成している。
【0019】なお、駆動輪26の直径は従動後輪36の2倍
であるため、等距離の走行に対して同回数のパルスを出
力するためスリット42,47の数は、駆動輪26用のスリッ
ト体41の4つに対して、従動後輪36用のスリット体46は
2つになっている。
【0020】また、回路は図1に示すようになってい
る。
【0021】図1において、Eは商用交流電源で、この
商用交流電源Eには、電動送風機2、清掃用電動機19お
よび駆動用電動機30が並列に接続され、これらの電動送
風機2、清掃用電動機19および駆動用電動機30には、そ
れぞれ直列にトライアック51,52,53が接続されてい
る。また、商用交流電源Eの両端子間には、制御回路54
が接続され、この制御回路54はそれぞれのトライアック
51,52,53のゲートに接続され、各トライアック51,5
2,53を制御するようになっている。
【0022】一方、制御回路54には、手許操作部5およ
び表示部55が接続されている。
【0023】さらに、制御回路54には、駆動輪回転検出
回路45および従動輪回転検出回路50が接続され、これら
駆動輪回転検出回路45および従動輪回転検出回路50は制
御回路54内に形成され、駆動輪回転検出回路45で検出さ
れた回転数と従動輪回転検出回路50で検出された回転数
との差を検出する回転差検知手段としての回転差検知回
路56に接続されている。
【0024】そして、この回転差検出回路56は、図10
に示すように、オペアンプからなるコンパレータにて形
成され、それぞれ従動輪回転検出回路50のフォトトラン
ジスタ49および駆動輪回転回路45のフォトトランジスタ
44からのパルスを比較して、従動後輪36および駆動輪26
の回転数を比較している。すなわち、従動後輪36および
駆動輪26のうち、回転数の高いほうがパルスを多く出力
するので、回転差検出回路56は、従動後輪36の回転数が
高いと反転出力し、反対に駆動輪26の回転数が高いとき
は非反転出力する。
【0025】次に、上記実施例の動作を説明する。
【0026】まず、床面の種類と駆動輪26および従動後
輪36の回転数との関係を図9を参照して説明する。
【0027】床面としては、板の間、たたみおよびじゅ
うたんを考える。これらの床面の種類は、操作力を一定
とすれば、板の間では摩擦係数が大きく、たたみでは中
間で、じゅうたんでは摩擦係数が小さい。したがって、
図9に示すように、駆動輪26の回転数Aが低く従動後輪
36の回転数Bが高い場合は回転差が小さく板の間、駆動
輪26の回転数Aが高く従動後輪36の回転数Bが低く回転
差が大きい場合はじゅうたん、駆動輪26の回転数Aおよ
び従動後輪36の回転数Bの差が中間の場合はたたみとな
る。
【0028】次に、上記実施例の動作について、図11
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0029】まず、駆動輪26の回転数Aと従動後輪36の
回転数Bとの回転差が設定値a1より小さい場合は板の
間と設定し、設定値a1以上で設定値b1より小さい場
合はたたみと設定し、設定値b1以上で設定値c1より
小さい場合はじゅうたん毛短と設定し、設定値c1以上
で設定値d1より小さい場合はじゅうたん毛長と設定
し、設定値d1以上の場合は吸込口本体11が浮いている
状態と設定する。なお、設定値a1<設定値b1<設定
値c1<設定値d1である。
【0030】そして、板の間の場合は、電動送風機2の
出力を弱にし、清掃ブレード16の回転を停止させるよう
に各トライアック51,52,53で位相制御する。たたみの
場合は、電動送風機2の出力を中にし、清掃ブレード16
の回転を停止させるように各トライアック51,52,53で
位相制御する。じゅうたん毛短の場合は、電動送風機2
の出力を強にし、清掃ブレード16を回転させるように各
トライアック51,52,53で位相制御する。じゅうたん毛
長の場合は、電動送風機2の出力を最強にし、清掃ブレ
ード16を回転させるように各トライアック51,52,53を
位相制御する。吸込口本体11が浮いている場合は、電動
送風機2の出力を最低にし、清掃ブレード16を停止させ
るように各トライアック51,52,53で位相制御する。
【0031】まず、駆動輪26の回転数Aと従動後輪36の
回転数Bとの回転差が設定値a1より小さいか否かを判
断し(ステップ1)、回転差が設定値a1より小さい場
合は板の間処理する(ステップ2)。ステップ1で駆動
輪26の回転数Aと従動後輪36の回転数Bとの回転差が設
定値a1以上と判断された場合、回転差が設定値b1よ
り小さいか否かを判断し(ステップ3)、回転差が設定
値b1より小さい場合はたたみ処理する(ステップ
4)。ステップ3で駆動輪26の回転数Aと従動後輪36の
回転数Bとの回転差が設定値b1以上と判断された場
合、回転差が設定値c1より小さいか否かを判断し(ス
テップ5)、回転差が設定値c1より小さい場合はじゅ
うたん毛短処理する(ステップ6)。ステップ5で駆動
輪26の回転数Aと従動後輪36の回転数Bとの回転差が設
定値c1以上と判断された場合、回転差が設定値d1よ
り小さいか否かを判断し(ステップ7)、回転差が設定
値d1より小さい場合はじゅうたん毛長処理する(ステ
ップ8)。ステップ7で駆動輪26の回転数Aと従動後輪
36の回転数Bとの回転差が設定値d1以上と判断された
場合は吸込口本体11浮き処理する(ステップ9)。
【0032】さらに、たたみの中でも摩擦力が大きい湿
ったたたみと摩擦力が小さい乾いたたたみなどの区別を
してもよい。
【0033】次に、他の実施例を図12および図13を
参照して説明する。
【0034】これは、図9に示す駆動輪26の回転数Aと
従動後輪36の回転数Bとの回転差のみならず、駆動輪26
の回転数をも検出するものである。このように駆動輪26
の回転数をも検出するために、回転差検知回路56は図1
2に示すように、駆動輪回転検出回路45のフォトトラン
ジスタ44の出力を直接取り出せるようになっている。
【0035】この実施例の動作について、図13に示す
フローチャートを参照して説明する。
【0036】まず、駆動輪26の回転数Aと従動後輪36の
回転数Bとの回転差が設定値a2より小さい場合は板の
間と設定し、設定値a2以上で設定値b2より小さい場
合あるいは設定値b2以上で設定値c2より小さく駆動
輪26の回転数がαより小さい場合はたたみと設定し、設
定値b2以上で設定値c2より小さく駆動輪26の回転数
がαより大きくβより小さい場合あるいは設定値c2以
上で設定値d2より小さく駆動輪26の回転数がβより小
さい場合はじゅうたん毛短と設定し、設定値c2以上で
設定値d2以下で駆動輪26の回転数がβより大きい場合
あるいは設定値d2以上で設定値e2より小さい場合は
じゅうたん毛長と設定し、設定値e2以上の場合は吸込
口本体11が浮いている状態と設定する。なお、設定値a
2<設定値b2<設定値c2<設定値d2<設定値e
2、回転数α<回転数βである。
【0037】まず、駆動輪26の回転数Aと従動後輪36の
回転数Bとの回転差が設定値a2より小さいか否かを判
断し(ステップ11)、回転差が設定値a2より小さい場
合は板の間処理する(ステップ12)。ステップ11で駆動
輪26の回転数Aと従動後輪36の回転数Bとの回転差が設
定値a2以上と判断された場合、回転差が設定値b2よ
り小さいか否かを判断し(ステップ13)、回転差が設定
値b2より小さい場合はたたみ処理する(ステップ1
4)。ステップ13で駆動輪26の回転数Aと従動後輪36の
回転数Bとの回転差が設定値b2以上と判断された場合
は、回転差が設定値c2より小さいか否かを判断し(ス
テップ15)、駆動輪26の回転数がαより小さいか否かを
判断し(ステップ16)、αより小さい場合はステップ14
の処理を行なう。ステップ15で駆動輪26の回転数Aと従
動後輪36の回転数Bとの回転差が設定値c2以上と判断
された場合は、回転差が設定値d2より小さいか否かを
判断し(ステップ17)、回転差が設定値d1より小さい
場合あるいはステップ16で駆動輪26の回転数がαより大
きいと判断された場合は、駆動輪26の回転数がβより小
さいか否かを判断し(ステップ18)、駆動輪26の回転数
がβより小さい場合はじゅうたん毛短処理する(ステッ
プ19)。ステップ17で駆動輪26の回転数Aと従動後輪36
の回転数Bとの回転差が設定値d2以上と判断され、回
転差が設定値e2より小さいか否かを判断し(ステップ
20)、回転差がe2より小さい場合あるいはステップ18
で駆動輪26の回転数がβより大きい場合はじゅうたん毛
長処理する(ステップ21)。ステップ20で駆動輪26の回
転数Aと従動後輪36の回転数Bとの回転差が設定値e2
以上と判断された場合は吸込口本体11浮き処理する(ス
テップ22)。
【0038】このように、駆動輪26の回転数Aと従動後
輪36の回転数Bとの回転差のみならず、駆動輪26の回転
数をも検出すると、吸込口本体11の床面に対する操作力
を考慮することができるので、床面の種類の誤検知を防
止することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、駆動輪回転検出手段で検出さ
れた駆動輪の回転速度と従動輪回転検出手段で検出され
た従動輪の回転速度とから、駆動輪および従動輪の回転
速度の差を回転差検知手段で検知し、この回転差検出手
段により検出された回転速度の差により床面の種類を検
出するので、正確に床面の種類を検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】同上電気掃除機の外観を示す斜視図である。
【図3】同上吸込口本体を示す横断面図である。
【図4】同上吸込口本体を示す縦断面図である。
【図5】同上駆動輪回転検出手段を示す説明図である。
【図6】同上スリット体を示す説明図である。
【図7】同上従動輪回転検出手段を示す説明図である。
【図8】同上スリット体を示す説明図である。
【図9】同上従動輪および駆動輪の回転数と床面の種類
の関係を示すグラフである。
【図10】同上回転差検知回路を示すブロック図であ
る。
【図11】同上動作を示すフローチャートである。
【図12】他の実施例の回転差検知回路を示すブロック
図である。
【図13】同上動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 吸込口本体 26 駆動輪 36 従動輪としての従動後輪 45 駆動輪回転検出手段としての駆動輪回転検出回路 50 従動輪回転検出手段としての従動輪回転検出回路 56 回転差検知手段としての回転差検知回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 本体と、 この本体に設けられこの本体を走行させる駆動輪と、 前記本体に設けられ前記本体の走行に従動する従動輪
    と、 前記駆動輪の回転速度を検出する駆動輪回転検出手段
    と、 前記従動輪の回転速度を検出する従動輪回転検出手段
    と、 前記駆動輪検出手段および従動輪検出手段で検出された
    回転速度の差を検知する回転差検知手段とを備え、 この回転差検知手段により検出された回転速度の差によ
    り床面の種類を検知することを特徴とする電気掃除機の
    床面検知装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1547506A2 (en) * 2003-12-22 2005-06-29 LG Electronics Inc. Robot cleaner and operating method thereof
DE102004010827A1 (de) * 2004-02-27 2005-09-15 Alfred Kärcher Gmbh & Co. Kg Bodenbearbeitungsgerät und Verfahren zu dessen Steuerung

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