JP2658415B2 - 電気掃除機の制御装置 - Google Patents

電気掃除機の制御装置

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JP2658415B2
JP2658415B2 JP1203309A JP20330989A JP2658415B2 JP 2658415 B2 JP2658415 B2 JP 2658415B2 JP 1203309 A JP1203309 A JP 1203309A JP 20330989 A JP20330989 A JP 20330989A JP 2658415 B2 JP2658415 B2 JP 2658415B2
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達夫 吉川
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭で用いられる電気掃除機、特に、そ
のファンモータの制御装置に関するものである。
従来の技術 一般家庭での電気掃除機を用いた掃除作業を見ると、
連続的作業は比較的少なく、例えば、後片付けを行いな
がらの断続的な作業となる場合が多い。また掃除速度、
すなわち、床ノズルの移動速度も千差万別である。この
ような掃除作業の実態に対して掃除機本体内のファンモ
ータは常時所定回転数で運転されるようになっていた。
発明が解決しようとする課題 ところで、上記これまでの電気掃除機では、後片付け
などで実質的な掃除作業を行っていない場合でもファン
モータが所定回転数で運転され続けるため、電力浪費と
なり、また掃除速度に関係なく所定のファンモータ回転
数に設定されていたため、掃除速度が速いときは掃除そ
のものが不確実となり、また逆に遅過ぎる場合は非効率
的な掃除作業となってしまう課題があった。
本発明はこのような従来の課題を解消したもので、そ
の目的の1つは経済的な掃除運転を可能としたところに
あり、今一つの目的は掃除作業の合理化を図ったところ
にある。
課題を解決するための手段 上記第1の目的を達成するために本発明の第1の手段
は、ファンモータ、フィルター装置などを内設した掃除
機本体と、この掃除機本体に空気通路系を介して連絡さ
れた床ノズルと、この床ノズルに設けられ、車輪の回転
を検知する状態検知手段と、上記状態検知手段からの信
号を受けて、床ノズルが実質的に静止状態のとき、ファ
ンモータの回転を停止するもしくは低下する制御手段を
具備したものである。
上記第2の目的を達成するために本発明の第2の手段
は、ファンモータ、フィルター装置などを内設した掃除
機本体と、この掃除機本体に空気通路系を介して連絡さ
れた床ノズルと、この床ノズルに設けられ、車輪の回転
により移動速度を検知する速度検知手段と、上記速度検
知手段からの信号を受けてファンモータの回転数を制御
する制御手段とを具備したものである。
作用 上記第1の手段では、床ノズルの移動を車輪を介して
状態検知手段がこれを検知して制御手段にその信号を送
り、ファンモータの回転を停止もしくは低下させる。フ
ァンモータの回転は完全に停止してもよいし、再度の回
転を考慮して低速まで落とすことも考えられる。
また、上記第2の手段では、床ノズルの移動速度が車
輪を介して速度検知手段によって検知され、上記速度に
応じた信号を制御手段へ出力する。制御手段は床ノズル
の移動速度に比例したファンモータの回転数を可変する
ものである。
実 施 例 以下その実施例を添付図面とともに説明する。
第1図,第2図において、ファンモータ1およびその
吸引側にフィルター装置2を内設した掃除機本体3の吸
気部にはホース4,延長管5などを介して床ノズル6が連
絡されている。そして、上記床ノズル6は、被掃除面上
の移動を容易とするための車輪7を有する。8は床ノズ
ル6に内設した状態検知手段で、上記車輪7と連係した
プーリ9の回転を検知するものである。
状態検知手段8の出力信号は延長管5およびホース4
に埋設したリード線(図示せず)を介して掃除機本体3
内の制御手段10に伝えられるようにしてある。この制御
手段10は状態検知手段8からの信号を受けてファンモー
タ1の回転−停止を行うものである。
上記の構成において、今、床ノズル6が被掃除面上を
移動しているとき、すなわち、掃除作業が行われている
ときは、車輪7に連係したプーリ9が回転し、状態検知
手段8はプーリ9の回転信号を出力する。この出力を受
けて制御手段10はファンモータ1に所定電力を入力し、
吸引作用を生起させる。逆に床ノズル6の移動を止める
と、プーリ9の回転も停止され、状態検知手段8が回転
停止信号を出力する。これにより、制御手段10はファン
モータ1の入力を停止し、その回転を止める。
第3図は車輪7の回転とファンモータ1の入力との相
関々係を示している。床ノズル停止時ファンモータ1を
完全に停止することも考えられるが、低回転数まで落し
てもよい。
したがって、本実施例では掃除作業が実質的に行われ
ていないときは、ファンモータ1への入力が制限される
ため、電力の浪費がなく経済的である。
次に本発明の他の実施例を第4図,第5図を用いて説
明する。
第4図,第5図において、ファンモータ11およびその
吸引側にフィルター装置12を内接した掃除機本体13の吸
気部にはホース14,延長管15などを介して床ノズル16が
連絡されている。そして、上記床ノズル16は、掃除除面
上の移動を容易とするための車輪17を有する。18は床ノ
ズル6に内設した速度検知手段で、上記車輪17と連係し
たプーリ19の回転速度を検知するものである。
速度検知手段18の出力信号は延長管15およびホース14
に埋設したリード線(図示せず)を介して掃除機本体13
内の制御手段20に伝えられるようにしてある。この制御
手段20は速度検知手段18からの信号を受けてファンモー
タ11の回転数を可変するものである。
上記の構成において、今、床ノズル16が被掃除面上を
ゆっくりしているとき、車輪17およびこれに連係したプ
ーリ19の回転速度が遅く、速度検知手段18は低速の信号
を出力する。この出力を受けて制御手段20はファンモー
タ11の入力電力を制限し、その回転数を低下させる。逆
に床ノズル16の移動を速めると、プーリ19の回転速度も
上昇し、速度検知手段18が高速信号を出力する。これに
より、制御手段20はファンモータ11への入力電力を増大
し、その回転速度を高める。
第6図は車輪17の回転速度とファンモータ11の入力と
の相関々係を示している。なお、床ノズル停止時には先
の実施例と同様ファンモータ11を実質的に停止すること
も考えられる。
したがって、本実施例では床ノズル16の操作速度と比
例してファンモータ11の回転数が制限されるため、確実
な掃除ができるとともに、電力の浪費もなく経済的であ
る。
発明の効果 このように本発明の第1の手段によれば、床ノズルが
被掃除面上を移動していないときにファンモータの回転
を停止もしくは低下させるので、効率的な掃除作業がで
きるものである。また第2の手段によれば、床ノズルの
移動速度に比例してファンモータの回転数が制御される
ところから、確実で、しかも、合理的な掃除作業が可能
となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す床ノズルの半截横断面
図、第2図は掃除機全体を一部断面にて示した側面図、
第3図は特性図、第4図は本発明の他の実施例を示す床
ノズルの半截横断面図、第5図は掃除機全体を一部断面
にて示した側面図、第6図は特性図である。 1,11……ファンモータ、2,12……フィルター装置、3,13
……掃除機本体、6,16……床ノズル、8……状態検知手
段、10,20……制御手段、18……速度検知手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファンモータ、フィルター装置などを内設
    した掃除機本体と、この掃除機本体に空気通路系を介し
    て連絡された床ノズルと、この床ノズルに設けられ、車
    輪の回転を検知する状態検知手段と、上記状態検知手段
    からの信号を受けて、床ノズルが実質的に静止状態のと
    き、ファンモータの回転を停止するもしくは低下する制
    御手段を具備した電気掃除機の制御装置。
  2. 【請求項2】ファンモータ、フィルター装置などを内設
    した掃除機本体と、この掃除機本体に空気通路系を介し
    て連絡された床ノズルと、この床ノズルに設けられ、車
    輪の回転により移動速度を検知する速度検知手段と、上
    記速度検知手段からの信号を受けてファンモータの回転
    数を制御する制御手段とを具備した電気掃除機の制御装
    置。
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JPH0366345A JPH0366345A (ja) 1991-03-22
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2720258B1 (fr) * 1994-05-26 1996-08-02 Moulinex Sa Aspirateur de poussières comportant une unité de commande à logique floue.
JPH10502556A (ja) * 1994-07-13 1998-03-10 ムーリネツクス ソシエテ アノニム ファジイ論理式制御装置を有するちり吸引器具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62277927A (ja) * 1986-05-27 1987-12-02 株式会社東芝 クリ−ナ−

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2929589B2 (ja) * 1987-07-09 1999-08-03 ソニー株式会社 情報信号の時差送出装置

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