JPH05232027A - 試験片を用いる分析方法 - Google Patents

試験片を用いる分析方法

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JPH05232027A
JPH05232027A JP3202892A JP3202892A JPH05232027A JP H05232027 A JPH05232027 A JP H05232027A JP 3202892 A JP3202892 A JP 3202892A JP 3202892 A JP3202892 A JP 3202892A JP H05232027 A JPH05232027 A JP H05232027A
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JP3202892A
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Jiyunko Kuriyama
潤子 栗山
Kasumi Yoshida
霞 吉田
Yutaka Kimura
豊 木村
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Hitachi Ltd
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試験片を用いた分析方法において、試料自体
の着色による反射率の誤差を、特別な反射率補正紙片を
用いることなく補正する。 【構成】 呈色試験片10の反射率は、試料浸漬から一
定時間後に光度計6によって測定される。特定項目の被
検層を、濃度測定と共に試料の着色補正用として用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は試験片を用いる分析方法
に係り、特に、尿や血液などの生体試料をそれぞれ異な
る試薬が含浸されている複数の被検層を備えた試験片を
用いて分析し、試料自体の着色による反射率の誤差を補
正する分析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】病院の臨床検査では、尿試料や血液試料
中の複数の分析項目を簡便に検査するために、しばしば
試験片を用いる。この試験片は、プラスチック等からな
る細長い板状のスティックに、分析項目に対応した試薬
を含浸させた複数の被検層を備えた構成を有する。複数
の被検層は、試薬パッドとして形成され、粘着材でステ
ィックの同一表面に一列に配列して固定される。この分
析方法では、従来、呈色した被検層に対し試料自体の着
色による影響が問題視されている。
【0003】この問題点を解決した分析方法として、特
開昭51−114985号が知られている。この先行技
術では、試験片は、複数の被検層と、特別に設けられた
1つの反射率補正用紙片から構成される。この反射率補
正用紙片は、被検層と同一の特性を有する生地素材から
なり且つ試薬が含浸されていない呈色試験紙である。検
査を行うときには、反射率補正用紙片は、複数の被検層
と同時に試料中に浸漬される。各被検層の反射率は、反
射率補正用紙片の反射率に基づいて補正され、これによ
って試料中の各成分濃度は、試料自体の着色の影響を受
けることなく、求めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開昭51−
114985号に記載された方法では次のような問題を
有する。
【0005】複数の被検層のほかに反射率補正用紙片を
追加して設けているため、試験片の試験部分がその分長
くなり、且つ複雑になり、測定にも時間がかかるという
問題を有する。
【0006】最近では、分析項目が増加し、複数の被検
層の数も10前後の数になってきた。従って、従来の如
く分析項目が比較的に少ない場合には、特別に補正用の
紙片を備えることも問題にならない。しかし、分析項目
の数の増大化は顕著であり、このような場合に特別に反
射率補正用の紙片を特別に設けることは、使用しずらい
という問題を提起する。
【0007】本発明の目的は、反射率補正用紙片を特別
に設けることなく、分析項目の被検層のみの測定で試料
の着色による影響を補正する試験片を用いる分析方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る試験片を用いる分析方法は、次のよう
に構成される。
【0009】分析項目に対応してそれぞれ異なる試薬を
含浸させた複数の被検層を所定長さの支持板に配置して
なる試験片を用意し、試験片を試料に反応させ各被検層
の反射率を分光反射率測定器により測定する分析方法で
あり、試料に含まれる成分濃度を測定するための被検層
を用いて試料自体の着色を補正する。
【0010】前記の分析方法において、好ましくは、第
1の波長の反射率が試料中の成分濃度には影響されず試
料の着色のみを反映する第1の被検層を少なくとも1つ
支持板に設け、第1の被検層を用いて第1の波長の反射
率を測定し、第1の波長における試料の着色による影響
の補正値を求め、試料自体の着色を補正する。
【0011】前記の分析方法において、好ましくは、第
1の波長と第2の波長の補正反射率の間に相関関係があ
り、且つ第1の波長の補正反射率があらかじめ求められ
ている被検層を用いて、第1の波長の補正反射率に基づ
いて第2の波長における試料の着色による影響の補正値
を求め、試料自体の着色を補正する。
【0012】前記の分析方法において、好ましくは、第
1の波長及び第2の波長の試料の着色による影響の補正
値を求める方法を組み合わせることにより、試験片を用
いて同時に分析するために必要な少なくとも3波長にお
ける試料の着色による影響の補正値を求める。
【0013】前記の分析方法において、好ましくは、求
められた補正値を用い、同時に分析を行う分析項目中、
試料の着色による影響を補正する必要のある、全ての分
析項目の測定値の補正を行う。
【0014】前記の分析方法において、好ましくは、オ
ートサンプラ上で試験片を試料に浸漬する前に、簡素な
光度計で試料の色を測定し、補正値を求めた。
【0015】前記分析方法において、好ましくは、補正
値を求める波長の数を複数とし、複数の波長と同数以上
の実測値に基づき、連続方程式を用いて各補正値を求め
る。上記の如く、本発明では、分析項目の被検層をその
まま反射率補正用被検層として用いることを特徴とす
る。
【0016】
【作用】本発明では、プラスチック等で形成されたステ
ィックに複数の被検層を配列貼付してなる試験片を、尿
などの試料に浸漬した後、複数波長における反射率を測
定できる光度計を用い、各被検層のそれぞれ特定の波長
の反射率を測定して、複数の分析項目の定性又は定量を
行う自動分析装置において、次の第1又は第2の方法、
その両方を組み合わせることにより、試料の着色による
影響を除去するための補正値を求めるものである。
【0017】〔第1の方法〕波長λ1の反射率が試料中
の成分濃度には影響されず試料の着色のみを反映する被
検層A1の波長λ1の反射率を測定することにより、波
長λ1における試料の着色による影響の補正値を求め
る。
【0018】〔第2の方法〕波長λ1と波長λ2の補正
反射率の間に相関関係がありかつ波長λ1の補正反射率
があらかじめ求められている被検層A2を用いて、波長
λ1の補正反射率に基づいて波長λ2における試料の着
色による影響の補正値を求める。
【0019】本発明によれば、前記の手段によって得ら
れた補正値により、分析項目中、補正を必要とする全て
の項目の試料の着色による影響を補正し、分析成分の濃
度を正確に測定することができる。
【0020】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0021】本発明は、尿や血液等の如き生体試料の分
析に適用される。この実施例では、尿に適用される自動
分析計を説明する。
【0022】本発明の一実施例である尿自動分析装置の
概略全体構成を図1に示す。図1にいて、尿自動分析装
置は、試験片自動供給装置1、サンプル位置付け装置
2、試験片保持運搬装置3、測定装置4、制御演算部5
を備えている。制御演算部5は、各機構部の動作を制御
すると共に、光度計6で測定された試験片の各被検層の
測定データを演算して測定結果を出力する。
【0023】サンプル位置付け装置2は、ターンテーブ
ル7上にそれぞれ尿試料を収容した複数の試料容器8を
配列し、これらの試料容器8の一つずつを、ターンテー
ブル7の回転作用により、順次に、試験片浸漬位置Aに
移送する。
【0024】試験片自動供給装置1は、多数の試験片を
収容している筒状容器9から試験片10を所定の外部取
り出し位置Bに一枚ずつ供給する。外部取り出し位置B
への試験片10の供給は、尿自動分析装置の動作サイク
ルに同期してなされる。筒状容器9の上底又は下底に相
当する箇所には多数の試験片10を出入れできる蓋11
が取り付けられている。筒状容器9の最下層に位置され
る湾曲した壁には貫通溝12が形成されており、その貫
通溝12内に試験片が確実に入るのを助けるガイド部材
13が貫通溝12を覆うように配置されている。筒状容
器9は、試験片飛出し防止部材と外気遮断部材を兼ね備
えた容器支持台14上に、滑動可能に設置される。貫通
溝12から出た試験片10を外部取出し位置Bに移動す
るための試験片搬送ステージ15は、容器支持台14の
下方にあって、ガイド軸16、17上を移動でき、移動
の際に試験片搬送ステージ15の上面が容器支持台14
の下面に対し滑動し得る。
【0025】試験片保持運搬装置3は、旋回可能なアー
ム18と駆動機構19と、アーム18の先端付近に取り
付けられた試験片把持体20を備えている。この保持運
搬装置3は、外部取出し位置Bに供給された試験片10
を把持体20では把持して浸漬位置Aまで搬送し、把持
した状態のまま浸漬位置Aにある試料容器8の試料内に
試験片10の全被検層を浸漬する。試験片10を所定時
間浸漬した後、試験片10を試料から引き上げて、この
試験片を測定装置4の方へ搬送し、試験片載置位置C上
で把持体20から試験片を開放する。その後把持体20
は、試験片供給装置1の外部取り出し位置Bに戻るが、
この時までに次の試験片が外部取り出し位置Bに供給さ
れる。分析動作中このような動作が繰り返される。
【0026】測定装置4では、試験片保持運搬装置3か
ら受け取った反応中の試験片10aを移送するために、
ロール紙23を用いる。ロール紙23を巻き取り機構2
4によって所定の時間間隔で巻き取ることによって、最
初に所定の位置に置かれた試験片10aを測光位置Dの
方へ移送する。試験片10aは、試料浸漬から一定時間
後に光度計6による測光位置Dに配置される。光度計6
には、それぞれの分析項目に対応する特定の波長の光を
発する光源とシリコンホトダイオード受光素子からなる
小型の反射形検知器が、試験片10aの各被検層面の検
知位置に対応して複数個配列されており、反応して呈色
した各被検層面からの反射強度を測定する。測定結果は
A/D変換器26を経由して、制御部27内でデータ処
理され、液晶表示器28に表示されると共に、プリンタ
ー29に打ち出される。本装置のよる分析作業は、操作
パネル30からの入力により進行する。測定終了した試
験片は、巻き取り機構24によりロール紙と共に巻き取
られ、測定終了後にロール紙ごと取出し廃棄される。
【0027】試験片10の例を図2に示す。図2におい
て、(A)は平面図、(B)は正面図である。図示され
た試験片における平面形状と正面形状の位置関係は対応
している。試験片10は、参照番号31で示す所定の長
さを有する細長い板状のプラスチックからなるスティッ
ク22に、それぞれ分析項目に対応させて試薬を含浸さ
せた被検層21を複数個粘着して構成される。スティッ
ク22は複数の被検層を支持する部材である。図示され
る如く、スティック22の幅はW、厚みをhとする。被
検層21は、一例として10個設けられている。この1
0個の被検層21のそれぞれの分析項目の内容は、潜
血、ビリルビン、ウロビリノーゲン、ケトン体、グルコ
ース、タンパク質、PH、亜硝酸塩、白血球、比重であ
る。これらのすべての被検層21が、スティック22を
試料内に同時に浸漬されたときに同時に浸漬され、その
後、試料から引き上げて各被検層21における呈色反応
を進行させる。
【0028】個々の被検層21は、試料中の成分の一つ
に特異的に反応して当該成分の濃度に対応した強さで呈
色する。この呈色被検層の反射率を測定することによ
り、各成分の濃度が求まる。しかし、検査対象である試
料自体が着色している場合、成分濃度に対する呈色に試
料自体の呈色が加わって反射率が低くなり、正しい濃度
が得られないことがある。
【0029】ここで、上記の反射率が低減する現象を、
図3を参照して詳述する。図3は、色素を含まず着色し
ていない尿(試料の成分濃度0)に各種濃度の色素を一
定量添加して調製した複数の試料を測定し、その時の反
射率を示す図である。横軸は試薬を含浸させていない被
検層(従来方法の反射率補正用紙片に相当するもので、
試料の着色により呈色する被検層)の反射率を、縦軸は
32、33がそれぞれビリルビン(以下BILと略
す)、タンパク(以下PROと略す)の反射率を示す。
測定波長は555nmである。試料が無着色のとき、すな
わち試薬を含浸させていない被検層の反射率が64.8
%の時、BIL、PROはそれぞれ64.8%、62.
8%であるが、試料の着色が激しくなるにつれて反射率
は低くなり、例えば試薬を含浸させていない被検層の反
射率が50.6%の時、BIL、PROはそれぞれ4
9.1%、46.5%であった。本実施例では、この反
射率はそれぞれBIL、PROの濃度1.5mg/dl 、5
0mg/dl に相当する値である。従って、本試料はいずれ
も濃度0の溶液であるにもかかわらず、試料の着色の影
響により、BIL、PROの濃度がそれぞれ1.5mg/d
l 、50mg/dl であるという誤った結果が得られること
になる。
【0030】本発明による分析方法では、以下に述べる
方法で、従来の如く特別な反射率補正用紙片を用いるこ
となく、被検層の反射率を測定することにより、上記問
題を解決した。
【0031】本実施例による分析方法を説明する。図4
及び図5にウロビリノ−ゲン(以下UBGと略す)及び
PROの分光反射率曲線を示す。横軸は波長を示し、縦
軸は反射率を示す。参照符号34,35,36は、UB
G濃度がそれぞれ0mg/dl 、1mg/dl 、8mg/dl の反射
率曲線を示し、また参照符号37,38,39,40,
41,42は、それぞれ、PRO濃度が0mg/dl 、15
mg/dl 、30mg/dl 、100mg/dl 、300mg/dl 、5
00mg/dl の反射率曲線を示す。図1に示した尿自動分
析装置では、660nm、620nm、555nmの3波長で
測定を行う。UBGは、図4から明らかな如く、660
nm及び620nmで試料中の成分濃度の影響を受けないた
め、この2波長について、UBGを含む被検層は、反射
率を補正するための被検層と使用とすることができる。
UBG被検層を用いて2つの波長の補正係数Kを次式に
より算出する。
【0032】
【数1】
【0033】ここで、K660 は660nmの補正係数、U
BGave.660 は平均的な着色試料のUBG被検層での6
60nmの反射率(既知)、UBGsample.660は試料測定
時のUBG被検層での660nmの反射率、K620 は62
0nmの補正係数、UBGav e.620 は平均的な着色試料の
UBG被検層での620nmの反射率(既知)、UBG
sample.620は試料測定時のUBG被検層での620nmの
反射率を表す。PROの被検層の660及び620nmで
の測定反射率をPROsample.660、PROsa mple.620
すると、PROの補正反射率RPRO.660 及びRPRO.620
は次式で算出できる。
【0034】
【数2】
【0035】一方、PROは3波長とも成分濃度の影響
を受けるため単独の波長では補正用被検層とは成り得な
い。しかし、620nmの反射率とと555nmの反射率の
間の特性領域おいて相関関係が認められるため、2つの
波長の反射率を活用することで補正用被検層として利用
することができる。UBGの被検層で求めた620nmの
補正反射率を用いて555nmの補正係数が次式により求
まる。
【0036】
【数3】
【0037】ここでK555 は555nmの補正係数、PR
sample.555は試料測定時のPRO被検層での555nm
の反射率、Fは、PRO被検層において620nmの補正
反射率から555nmの補正反射率を導くための係数を示
す。
【0038】上記の各補正式を用いて実際に測定した結
果を図6に示す。この実験は、BILを0mg/dl 及び
1.5mg/dl 含む無着色の尿を基に、各種濃度の色素を
添加して調製した複数の試料を用いて行った。図6で、
横軸は試料の着色のみを反映した試薬を含浸していない
被検層での反射率、縦軸は上記による補正方法で補正し
た後の反射率を示す。参照番号43,44は、それぞ
れ、BIL濃度が0mg/dl、1.5mg/dl の場合の反射
率を示す。2つの濃度の補正後の反射率は、激しく着色
している尿においても、着色していない尿と同様の結果
が得られ、実施例による補正方法の有効性が証明され
た。本補正方法による分析方法を用いれば、着色尿にお
いても、試料自体の色の影響は受けず、精度良く成分濃
度の測定を行うことができる。
【0039】前述の補正方法を実行する手段は、前記制
御演算部5の記憶部に用意された補正実行用のプログラ
ムによって構成される機能手段である。
【0040】以上説明した実施例において、反射率補正
用被検層としてUBG、PROの被検層を用いたが、本
発明のよる分析方法は、必ずしもこれらの項目の被検層
に限定するものではない。前記実施例では、660n
m、620nmの反射率が試料中の成分濃度には影響さ
れず、試料の着色のみを反映する被検層の例としてUB
Gを取り上げたが、これに用いる項目は他の項目、例え
ば亜硝酸塩でも良い。また620nmと555nmの補
正反射率の間に相関関係があり、且つ620nmの補正
反射率があらかじめ求められている被検層の例としてP
ROを取り上げたが、これに用いる項目は他の項目、例
えばケトン体でも良い。
【0041】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、各分析項目に対応して多数の被検層を備えた試
験片に特別に反射率補正用試験紙を付加することなく、
所定の被検層自体の特性を利用して、又は少なくとも2
つの被検層の特性間の相関関係を利用して、所定の波長
に関し試料の着色が補正できるので、試験片のコストの
低減、分析時間の短縮が図れる。また、この補正方法を
使用する分析方法に従えば、分析項目が増大し、スティ
ックに取り付けられる被検層の数が増加した場合にステ
ィックの長さを増すことなく、使用する試料の量を増す
ことなく、分析を行うことができ、極めて好都合であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による分析装置の一実施例を示す概略全
体構成図である。
【図2】試験片の例を示す平面図及び正面図である。
【図3】成分濃度が等しく試料自体の色が異なる複数の
試料を測定した時の測定グラフを示す図である。
【図4】ウロビリノーゲンの分光反射率曲線を示す図で
ある。
【図5】タンパクの分光反射率曲線を示す図である。
【図6】本発明による補正方法を用いた測定グラフを示
す図である。
【符号の説明】
1 …試験片自動供給装置 2 …サンプル位置付け装置 3 …試験片保持運搬装置 4 …測定装置 5 …制御演算部 6 …光度計 7 …ターンテーブル 8 …試料容器 10 …試験片 21 …被検層 22 …スティック 27 …制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分析項目に対応してそれぞれ異なる試薬
    を含浸させた複数の被検層を所定長さの支持板に配置し
    てなる試験片を用意し、前記試験片を試料に反応させ前
    記各被検層の反射率を分光反射率測定器により測定する
    分析方法において、前記試料に含まれる成分濃度を測定
    するための前記被検層を用いて試料自体の着色を補正す
    ることを特徴とする試験片を用いる分析方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分析方法において、第1
    の波長の反射率が試料中の成分濃度には影響されず試料
    の着色のみを反映する第1の被検層を少なくとも1つ前
    記支持板に設け、前記第1の被検層を用いて前記第1の
    波長の反射率を測定し、前記第1の波長における試料の
    着色による影響の補正値を求め、試料自体の着色を補正
    することを特徴とする試験片を用いる分析方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の分析方法において、前記
    第1の波長と第2の波長の補正反射率の間に相関関係が
    あり、且つ第1の波長の補正反射率があらかじめ求めら
    れている被検層を用いて、前記第1の波長の補正反射率
    に基づいて前記第2の波長における試料の着色による影
    響の補正値を求め、試料自体の着色を補正することを特
    徴とする試験片を用いる分析方法。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の分析方法におい
    て、前記第1の波長及び前記第2の波長の試料の着色に
    よる影響の補正値を求める方法を組み合わせることによ
    り、前記試験片を用いて同時に分析するために必要な少
    なくとも3波長における試料の着色による影響の補正値
    を求めることを特徴とする試験片を用いる分析方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の分析方法において、求め
    られた前記補正値を用い、同時に分析を行う分析項目
    中、試料の着色による影響を補正する必要のある、全て
    の分析項目の測定値の補正を行うことを特徴とする試験
    片を用いる分析方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の分析方法において、オー
    トサンプラ上で前記試験片を前記試料に浸漬する前に、
    簡素な光度計で前記試料の色を測定し、前記補正値を求
    めたこと特徴とする試験片を用いる分析方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の分析方法において、補正
    値を求める波長の数を複数とし、前記複数の波長と同数
    以上の実測値に基づき、連続方程式を用いて前記各補正
    値を求めることを特徴とする試験片を用いる分析方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012518180A (ja) * 2009-02-18 2012-08-09 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー 体液を分析するための検査方法及び検査器具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012518180A (ja) * 2009-02-18 2012-08-09 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー 体液を分析するための検査方法及び検査器具

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