JPH05231626A - 焼却炉 - Google Patents

焼却炉

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JPH05231626A
JPH05231626A JP4072579A JP7257992A JPH05231626A JP H05231626 A JPH05231626 A JP H05231626A JP 4072579 A JP4072579 A JP 4072579A JP 7257992 A JP7257992 A JP 7257992A JP H05231626 A JPH05231626 A JP H05231626A
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furnace
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    • F23G5/00Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
    • F23G5/44Details; Accessories
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    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
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    • F23L1/00Passages or apertures for delivering primary air for combustion 
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F23MCASINGS, LININGS, WALLS OR DOORS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION CHAMBERS, e.g. FIREBRIDGES; DEVICES FOR DEFLECTING AIR, FLAMES OR COMBUSTION PRODUCTS IN COMBUSTION CHAMBERS; SAFETY ARRANGEMENTS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION APPARATUS; DETAILS OF COMBUSTION CHAMBERS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉内へ送気管で燃焼空気を送給して焼却を行
うセクショナル構造の焼却炉において、消耗品である送
気管の端部閉塞構造を改良して、その耐久性を向上し、
交換間隔を延長する。同時に、炉壁における送気管のシ
ール構造を改良して、管交換時の送気管の取り外しを容
易にする。 【構成】 送気管36の下端の開口43は、管内面に詰
めたキャスタブル耐火材からなる栓体44で塞ぎ、管壁
が酸化によって損耗しても、栓体44が脱落しない限り
は下端開口43を閉塞し続けられるようにする。炉壁に
送気管36より大径の取付孔46を設け、両者36・4
6間の隙間に易崩壊性のキャスタブル耐火材からなるシ
ール体47を詰める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、炉内に燃焼空気を圧
送する送気管を備えた焼却炉、とくに炉本体が投入口ブ
ロックおよび煙道口ブロックと、炉内容量に応じて両ブ
ロック間に介装される中間ブロックとからなるセクショ
ナル構造の焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】セクショナル構造の焼却炉において、少
なくとも投入口ブロックと煙道口ブロックとに送気管を
一体に設けることは、実公平3−30670号公報に公
知である。これでは、各ブロックに送気管を設けるの
で、中間ブロックの増設や交換によって炉内容積が増加
する場合にでも、燃焼用空気を炉内へ均等に送給でき、
有害な未燃焼ガスの発生を防止して効率良く焼却を行え
る。また、焼却炉を製造し、あるいは施工する立場から
見ると、炉外面での配管処理と、送風ファンの能力の変
更あるいは調整を行うだけで焼却能力の異なる複数種の
焼却炉を容易に構成できる特長を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の焼却炉の各ブロ
ックは、鋼板製の外郭壁と、その内部にライニングされ
た耐火材層とで構成されており、長期間にわたって支障
なく稼働できる。しかし、鋼管で形成した送気管は、常
に高温環境下に晒されるため、これのみが早期に酸化し
て損耗してしまう。とくに、端壁で塞がれた送気管の突
端部は、他の部分に比べて激しく損耗してしまう。他の
部分では、噴出する燃焼空気によって冷却作用を受ける
が、突端部ではまったく冷却作用が受けられないため
と、端壁を管端に溶接する際の溶接傷が酸化を誘発する
ためであると考えられる。
【0004】突端部の損耗は端壁の脱落によって決定的
となる。こうなると送気管の周面から燃焼空気を噴き出
すことが困難となり、送気管全体を交換する必要が生じ
る。しかし従来の焼却炉では、送気管を外郭鋼板に挿嵌
したのち、鋼板内面に耐火材をライニングして、送気管
を耐火材層で直接包み込む形態を採用している。そのた
め送気管を交換するには、堅固な耐火材層を破砕する必
要があり、交換作業に多くの労力を要する点に問題があ
った。
【0005】また、上記の焼却炉は加圧空気を炉内へ送
給する燃焼形態を採るため、運転途中に投入口の扉が開
き操作されると、直ちに送風ファンの運転が停止する。
火炎が投入口から噴き出すのを防ぐためである。しかし
上記の安全対策では、炉内の圧力が大気圧に降下するま
でに僅かなタイムラグがあるため、扉を開き終わるまで
の間に火炎が噴き出すことを避けられず、投入口に立つ
作業者の安全性を十分に確保しにくい点に問題があっ
た。
【0006】そこで本発明の目的は、送気管の端部の閉
塞構造を改良することによって、管端部の耐久性を向上
し、送気管の交換間隔を延長するにある。本発明の他の
目的は、炉壁における送気管の封止構造を改良して、管
端部が損耗した場合の送気管の交換作業を容易に行うに
ある。本発明の更に他の目的は、投入口の扉が開かれる
ときの燃焼空気の送給形態を変更することによって、焼
却物の追加投入を安全に行うにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、炉本体1が投
入口3および扉4を備えた投入口ブロック5と、煙道口
6を備えた煙道口ブロック7と、必要に応じて両ブロッ
ク5・7間に介装される中間ブロック8とを含んでお
り、上記の各ブロック5・7のそれぞれに、燃焼空気を
送給する直線状の送気管36が設けてある焼却炉におい
て、炉内に臨む各送気管36の周面に多数の噴気口42
を開口してあること、各送気管36の突端の開口43が
キャスタブル耐火材からなる栓体44で塞がれているこ
とを要件とする。具体的には投入口ブロック5、中間ブ
ロック8および煙道口ブロック7のそれぞれの炉壁が、
鋼板製の外郭壁14と、外郭壁14に内張りされた耐熱
断熱層15と、最内面のキャスタブル耐火材からなる耐
火ライニング層16とで構成されており、各送気管36
を炉内へ挿入するための取付孔46が炉壁を内外に貫通
する状態で形成されており、送気管36と、これより大
径の取付孔46との間の隙間が、易崩壊性を備えたキャ
スタブル耐火材からなるシール体47で密封されたもの
とする。また、煙道口ブロック7の煙道口6に連続し
て、サイクロン型の集塵器22とエゼクタ24と煙突2
3とが設けられており、送風ファン31と送気管36を
接続する送気路32の中途部から分岐送気路35を導出
して、その導出端がエゼクタ24の入口に臨んで開口さ
れており、分岐送気路35の分岐部に燃焼空気を送気管
36側と分岐送気路35側へと送給案内するダンパー3
3が設けられており、投入口3の扉4の開き動作に先行
して、燃焼空気が分岐送気路35側へ送給されるようダ
ンパー33を制御する制御装置49を備えたものとす
る。各送気管36は上部炉壁に設けた取付孔46から炉
内へ下向きに挿入し、各送気管36の下端に下すぼまり
テーパー状の栓受部45を形成し、この栓受部45を含
む管内面が栓体44で塞がれたものとする。
【0008】
【作用】送気管36の管突端の内面にキャスタブル耐火
材を詰めて、開口43を耐火性を有する栓体44で塞ぐ
と、たとえ管端が酸化によって損耗しても、栓体44が
脱落しない限りは開口43を閉塞し続ける。酸化による
管壁の損耗は、概ね管突端を始端にして進行するが、管
突端に下すぼまりテーパー状の栓受部45を設け、これ
を栓体44で塞ぐのは、栓受部45の全体が損耗するま
で栓体44の脱落を防止できるからである。
【0009】炉壁に送気管36より大径の取付孔46を
設けておき、送気管36と取付孔46との間の隙間を易
崩壊性のキャスタブル耐火材からなるシール体47で密
封するのは、シール体47の除去を容易化するためであ
り、シール体47を除去してしまえば、送気管36は速
やかに交換できる。
【0010】投入口3の扉4の開き動作に先行して、燃
焼空気の分岐送気路35の側へ送ると、エゼクタ24の
引き込み作用で、炉内ガスが集塵器22を介して煙突2
3の側へ強制的に吸引される。このことは、炉内の圧力
を大気圧以下まで速やかに降下できることを意味する。
従って、扉4を開く際に火炎や燃焼ガスが投入口3から
噴き出ることはない。なお、ダンパー33の切換え指令
信号は、例えば扉4の自動開閉機構を開き操作するため
の切換スイッチの操作信号を制御装置49に与えること
で得る。
【0011】
【発明の効果】本発明の焼却炉によれば、送気管36の
突端の開口43を耐火物からなる栓体44で塞いでいる
ので、たとえ開口43の周辺の管壁が酸化によって損耗
した場合でも、栓体44が脱落しない限りは管端を塞ぎ
続けて燃焼空気を適正に噴出供給できる。従って、従来
の送気管に比べて管端の閉塞構造の耐久性が向上し、送
気管36の交換間隔を延長できる。とくに、下すぼまり
テーパー状の栓受部45で栓体44を受け止めると、栓
受部45の全体が損耗するまでの間は栓体44の脱落を
防止して、交換間隔をさらに延長できる。
【0012】易崩壊性のキャスタブル耐火材からなるシ
ール体47で送気管36を炉壁に封止し支持するので、
シール体47を破壊して送気管36を取り外すについ
て、従来の焼却炉とは異なり耐火ライニング層16を破
砕処理する必要がなく、簡単にしかも速やかに送気管3
6の交換作業を行える。
【0013】燃焼空気をダンパー33を介して送気管3
6と煙突23に設けたエゼクタ24のいずれかへ送給で
きるようにし、投入口3の扉4の開き動作に先行してエ
ゼクタ24側へ燃焼空気を送給すると、エゼクタ24の
引き込み作用によって炉内の圧力を速やかに大気圧以下
まで降下させることができるので、扉4を開く際に火炎
や燃焼ガスが投入口3から噴き出ることを解消し、焼却
物の追加投入作業を安全に行える。
【0014】
【実施例】図1ないし図3は本発明に係る焼却炉の実施
例を示す。図2において、焼却炉はセクショナル構造の
炉本体1と排気装置2および空気供給装置などで構成す
る。炉本体1は、投入口3および扉4を備えた投入口ブ
ロック5と、煙道口6を備えた煙道口ブロック7、およ
び両ブロック5・7間に介装される中間ブロック8から
なる。3個のブロック5・7・8によって燃焼室10と
灰室11を形成し、両室10・11間の炉床にロストル
12を設けている。
【0015】図1に示すように、各ブロック5・7・8
の炉壁は、鋼板製の外郭壁14と、これに内張りされた
耐熱断熱層15、および最内面の耐火ライニング層16
とで形成する。但し、隣接するブロックどうしの接合部
については、耐火ライニング層16を接合面側へ回り込
ませている。耐熱断熱層15は厚さ100mmのシリカボ
ードからなり、耐火ライニング層16はキャスタブル耐
火材を150mm厚みでライニングして形成する。
【0016】上記の各ブロック5・7・8は、それぞれ
の接合部周縁に設けたフランジ17どうしをボルト18
で締結することによって一体化する。この接合部を封止
するために、接合面間にガスケット19を挟み込む。ガ
スケット19は、セラミックファイバー製のシート材を
二つ折りにしたものである。
【0017】排気装置2は、煙道口ブロック7に接続さ
れるケース21と、このケース21内に配置した前後一
組のサイクロン型の集塵器22と、ケース21の上部に
突設した煙突23、および煙突23の内面下端寄りに設
けたエゼクタ24などで構成する。集塵器22の入口は
それぞれ前後の煙道口6に接続してあり、遠心分離室の
中央から上方に導出した煙道25を煙突23に接続す
る。分離された煤塵は、集塵器22の下方の煤塵室へ落
下案内される。
【0018】図3において、投入口ブロック5に設けた
扉4は、パワーシリンダ27で操作されてヒンジ金具2
8まわりに揺動開閉する。パワーシリンダ27はモータ
29の回転動力をギヤを介して駆動ナットに出力し、駆
動ナットと噛み合うねじ軸を介して操作ロッド30を出
退操作する。操作ロッド30は一定速度で、しかも通常
の流体圧シリンダに比べてゆっくりとした速度で出退す
るので、扉4を開閉するのに都合がよい。
【0019】図2および図3において、炉内へ燃焼空気
を送給する空気供給装置は、図外のモータと、このモー
タで駆動される送風ファン31と、送風ファン31の吐
出口から連出される送気路32と、炉本体1の上部に配
置されるダンパー33と、このダンパー33から連出し
た分配管34および分岐送気路35と、投入口ブロック
5および煙道口ブロック7にそれぞれ装着した前後一対
の送気管36などで構成する。
【0020】ダンパー33は、中空箱状のケース内を送
気路32に連続する入口室と、分配管34または分岐送
気路35に連続する出口室との3室に区分して、各区分
壁に設けた通口37を弁板38で択一的に開閉すること
によって、燃焼空気を分配管34と分岐送気路35のい
ずれかへ送給する。弁板38はケース外面に設けたロー
タリソレノイド39で切換え操作する。分配管34と送
気管36はエルボ状の中継管40で接続する。分岐送気
路35の導出端は、煙突23内へ引き込んでエゼクタ2
4の入口に臨ませてある。
【0021】図1において、送気管36はステンレス製
の直線状の管材で形成してあり、炉内に臨む管周面に多
数の噴気口42を設けてあり、下端の開口43が栓体4
4で塞がれている。この栓体44は耐火ライニング層1
6と同じ材質のキャスタブル耐火材で形成する。この栓
体44を長期にわたって保持固定するために、送気管3
6の下端に下すぼまりテーパー状の栓受部45を形成す
る。実際には、栓受部46に粘土状のキャスタブル耐火
材を充填し、乾燥し固化することによって栓体44を形
成する。
【0022】送気管36は上部炉壁を貫通して炉内へ差
し込み装着する。そのために、上部炉壁に送気管36よ
り大径の取付孔46を開口する。送気管36と取付孔4
6との間は、易崩壊性を備えたキャスタブル耐火材から
なるシール体47で密封する。栓体44と同様に粘土状
に調整された、易崩壊性のキャスタブル耐火材を隙間に
充填し固化してシール体47を形成するのである。易崩
壊性を備えたキャスタブル耐火材としては、いわゆるフ
ァイバーキャスターなどを適用でき、これらは耐火ライ
ニング層16を形成するキャスタブル耐火材に比べて、
簡単に破砕できる特長を有する。このように、破砕の容
易なシール体47で送気管36の周面の封止を行うと、
交換時の送気管36の取り外しが速やかに行える。
【0023】焼却炉の運転に際しては,投入口3から炉
内へ焼却物を投入し、扉4を閉じた状態で燃焼空気を各
送気管36から噴出して、焼却物を燃焼させる。焼却に
よって生じた燃焼ガスは、煙道口6から集塵器22へ導
かれ、そこで煤塵を分離した後、煙道25を介して煙突
23へと流動する。燃焼時の送気管36内における空気
圧力は150mmAqであり、従って炉内の圧力は大気圧よ
り僅かに高い。そのため、運転途中に扉4を開くと、火
炎や燃焼ガスが投入口3から噴き出す。
【0024】こうした危険を避けるために、炉外に制御
装置49を設け、これでダンパー33とパワーシリンダ
27の動作を制御している。制御装置49には、送風フ
ァン31用の起動スイッチや停止スイッチと、扉4の開
スイッチと閉スイッチ、および制御回路などが設けられ
ている。扉4の開スイッチをオン操作すると、まずダン
パー33のロータリソレノイド39に駆動電流が供給さ
れ、弁板38を図3に想像線で示す側へ切り換える。こ
れにより、それまで炉内に送給されていた燃焼空気は、
全量が分岐送気路35を介してエゼクタ24へ噴出され
る。するとエゼクタ24の引き込み作用によって、集塵
器22および炉内の燃焼ガスが煙突23側へ吸引され、
炉内の圧力は空気の供給が停止された事も加わって急激
に低下する。
【0025】炉内の圧力が低下するのを待って、実際に
は前記開スイッチのオン操作から一定時間が経過したこ
とをタイマーで計時して、パワーシリンダ27のモータ
29に駆動電流を供給する。これにより扉4はゆっくり
と開き操作されて、図3に想像線で示す位置まで開き移
動する。扉4が開き始める段階で、炉内の圧力は大気圧
以下になっているので、火炎や燃焼ガスが投入口3から
噴き出ることはない。従って、作業者は焼却物の追加投
入を安全に行うことができる。噴き出す火炎によって、
炉外の焼却物に火が移ることもない。扉4を閉じるとき
は閉スイッチをオン操作して、まずパワーシリンダ27
を作動させ扉4を閉じる。次にロータリソレノイド39
を作動させて弁板38を切り換え、燃焼空気を送気管3
6を介して炉内へ供給する。
【0026】なお、弁板38を通口37の手前で停止さ
せて、燃焼空気の一部を分岐送気路35へ分配し、ある
いは送気管36の側へ分配することもできる。この場合
は、焼却運転時の煙突23内の排ガス温度を低下でき、
さらに焼却物を追加投入するときに、炉内で不完全燃焼
ガスが発生することを抑止できる。
【0027】(別実施例)図4(a)・(b)はそれぞ
れ送気管36の端部の閉塞構造を変更した別実施例を示
す。図4(a)では、送気管36の管壁の周囲数個所に
内向きの突起50を設け、この突起50で栓受板51を
支持し、栓受板51を内蔵する栓体44で開口43を塞
いだ。図4(b)では、送気管36の外面にもキャスタ
ブル耐火材をライニングして、管端を内外から覆う栓体
44を形成し、内外の肉壁を管壁に通設した複数の孔5
2を介して接続した。図4(a)・(b)の栓体44に
よれば、送気管36が炉壁の周側から水平姿勢で炉内に
差し込まれる場合にでも、栓体44を遊動不能に保持固
定できる。栓受板51は図1で説明した栓受部45と併
用することもできる。
【0028】図5はシール体47を変更した別実施例を
示す。これでは取付孔46を下すぼまりテーパー状に形
成した。このように取付孔46はストレート穴である必
要はなく、外郭壁14および耐熱断熱層15で大きく、
耐火ライニング層16で小さな段付孔とすることもでき
る。
【0029】上記以外に、扉4は手動で開く形態を採る
こともできる。この場合は、例えば扉4ないしはその近
傍に扉4を開くと危険であることを表示するランプと、
扉4を開いても安全であることを表示するランプと、扉
4を開く前に操作するスイッチとを設けておき、スイッ
チをオン操作した後、炉内の圧力が大気圧以下に低下し
た状態で後者ランプを点灯して、作業者の安全を確保す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送気管構造およびそのシール構造を示
す断面図である。
【図2】焼却炉の縦断面図である。
【図3】一部を破断した状態で示す焼却炉の平面図であ
る。
【図4】送気管の端部の閉塞構造の別実施例を示す断面
図である。
【図5】シール体の別実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 炉本体 3 投入口 4 扉 5 投入口ブロック 6 煙道口 7 煙道口ブロック 8 中間ブロック 14 外郭壁 15 耐熱断熱層 16 耐火ライニング層 22 集塵器 23 煙突 24 エゼクタ 27 パワーシリンダ 31 送風ファン 32 送気路 33 ダンパー 35 分岐送気路 36 送気管 43 開口 44 栓体 45 栓受部 46 取付孔 47 シール体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉本体1が、投入口3および扉4を備え
    た投入口ブロック5と、煙道口6を備えた煙道口ブロッ
    ク7と、必要に応じて両ブロック5・7間に介装される
    中間ブロック8とを含んでおり、 上記の各ブロック5・7のそれぞれに、燃焼空気を送給
    する直線状の送気管36が設けてある焼却炉において、 炉内に臨む各送気管36の周面に多数の噴気口42を開
    口してあり、 各送気管36の突端の開口43がキャスタブル耐火材か
    らなる栓体44で塞いであることを特徴とする焼却炉。
  2. 【請求項2】 投入口ブロック5、中間ブロック8およ
    び煙道口ブロック7のそれぞれの炉壁が、鋼板製の外郭
    壁14と、外郭壁14に内張りされた耐熱断熱層15
    と、最内面のキャスタブル耐火材からなる耐火ライニン
    グ層16とで構成されており、 各送気管36を炉内へ挿入するための取付孔46が、炉
    壁を内外に貫通する状態で形成されており、 送気管36と、これより大径の取付孔46との間の隙間
    が、易崩壊性を備えたキャスタブル耐火材からなるシー
    ル体47で密封されている請求項1記載の焼却炉。
  3. 【請求項3】 煙道口ブロック7の煙道口6に連続し
    て、サイクロン型の集塵器22とエゼクタ24と煙突2
    3とが設けられており、 送風ファン31と送気管36を接続する送気路32の中
    途部から分岐送気路35を導出して、その導出端がエゼ
    クタ24の入口に臨んで開口されており、 分岐送気路35の分岐部に、燃焼空気を送気管36側と
    分岐送気路35側へと送給案内するダンパー33が設け
    られており、 投入口3の扉4の開き動作に先行して、燃焼空気が分岐
    送気路35側へ送給されるようダンパー33を制御する
    制御装置49を備えている請求項1又は2記載の焼却
    炉。
  4. 【請求項4】 各送気管36が上部炉壁に設けた取付孔
    46から炉内へ下向きに挿入されており、 各送気管36の下端に下すぼまりテーパー状の栓受部4
    5を形成し、この栓受部45を含む管内面が栓体44で
    塞がれている請求項1、2又は3記載の焼却炉。
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