JPH052311A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH052311A
JPH052311A JP3154336A JP15433691A JPH052311A JP H052311 A JPH052311 A JP H052311A JP 3154336 A JP3154336 A JP 3154336A JP 15433691 A JP15433691 A JP 15433691A JP H052311 A JPH052311 A JP H052311A
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signal
driving
phase
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JP3154336A
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Kenichi Komiya
研一 小宮
Jiro Egawa
二郎 江川
Koichi Izawa
浩一 井沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】たとえば、カラーレーザプリンタなどの転写形
のカラー画像形成装置において、出力画像の副走査方向
の色ずれを最少限におさえ、色ずれの累積を無くす。 【構成】感光体ドラム1および転写ドラム7を1つのモ
ータ34によって同期駆動する。そして、感光体ドラム
1および転写ドラム7を駆動するモータ34の速度制御
を行なうドラムモータ制御回路36に、位相比較基準信
号に対してFG信号の位相差が所定の範囲を越えても速
やかに上記位相差が所定の範囲に定まるようなモータの
回転送り機構を実現するモータ制御回路を用いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばカラーレーザ
プリンタやカラーデジタル複写機などの転写形のカラー
画像形成装置に係り、特に、その像担持体および転写材
支持体の駆動技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、カラーレーザプリンタなどの
転写形のカラー画像形成装置にあっては、感光体ドラム
などの像担持体と、転写ドラムなどの転写材支持体とを
接触させて、それらを同期回動し、像担持体上にビーム
光を走査して潜像を形成し、形成した潜像をカラートナ
ー像に現像し、現像された各色トナー像を転写材支持体
で支持搬送される転写材上に順次重ねて転写し、転写材
上のカラートナー像を熱定着するようになっている。
【0003】このようなカラー画像形成装置において、
従来、感光体ドラムなどの像担持体と、転写ドラムなど
の転写材支持体の同期回動には、たとえば図6に示すよ
うなPLL制御を用いたモータ制御回路が使用されてい
た。
【0004】図6において、像担持体あるいは転写材支
持体を回転駆動するモータ201には、たとえば機械的
なエンコーダ202が結合され、モータ201の回転位
置と回転速度を検出するFG信号(周波数信号)がエン
コーダ202から出力される。この出力されるFG信号
は、周波数/電圧変換器(F/V変換器)203に入力
され、ここでモータ201の回転速度に対応するFG信
号の周波数に応じた制御信号に変換される。
【0005】また、エンコーダ202から出力されるF
G信号は、位相比較器204に入力され、ここで位相比
較基準信号と位相差が比較され、さらに、ローパスフィ
ルタ(L.P.F)205を介して位相差に応じた制御
信号に変換される。
【0006】そして、上記周波数に応じた制御信号と位
相差に応じた制御信号とが加え合わされて、モータ駆動
回路206に供給されることにより、モータ201の入
力電圧または電流を可変して、モータ201の速度制御
を行なっている。
【0007】位相比較器204は、位相比較基準信号の
立上り(LレベルからHレベルへ移行するとき)に対し
てFG信号の立上りの位相差を比較するもので、たとえ
ば図7に示すように、フリップフロップ回路211,2
12、オア回路213、およびバッファ回路214によ
って構成される。すなわち、FG信号でセット、位相比
較基準信号でリセットされるフリップフロップ回路21
1が位相比較基準信号対してFG信号が位相の進んでい
ることを検出して、FG信号でリセット、位相比較基準
信号でセットされるフリップフロップ回路212が位相
比較基準信号に対してFG信号が位相の遅れていること
を検出する。
【0008】そして、オア回路213とバッファ回路2
14の出力は、フリップフロップ回路211,212の
状態によってハイレベル(Hレベル)、ローレベル(L
レベル)、ハイインピーダンス(Zレベル)となる位相
比較出力を供給する。
【0009】前述の位相比較の結果、位相比較器204
は、位相比較基準信号に対してFG信号が位相の進んで
いる期間はHレベル、位相比較基準信号に対してFG信
号が位相の遅れている期間はLレベル、その他の場合に
はZレベルの信号を出力することになる。そして、位相
比較の結果、位相比較出力をローパスフィルタ205を
通すことにより、図8(A)に示すように、位相差が−
πから+πの範囲では位相比較基準信号とFG信号との
位相差に比例した位相制御信号が供給される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、モータに対
する急激な負荷の変動などの異常があった場合、たとえ
ば図8(B)に示すように、位相比較基準信号の5周期
目では5周期目のFG信号が入力されず、6周期目で5
周期目のFG信号が入力されるような状態が考えられ
る。
【0011】このような状態において、5周期目の位相
比較基準信号と5周期目のFG信号との位相差は+π以
上になるはずであるが、6周期目の位相比較基準信号と
5周期目のFG信号とが比較され、2πだけ位相がずれ
た状態で位相比較の結果が出力される。つまり、図8
(A)に示すように、ある位相差に対して2πの整数倍
だけずれたところでも、−πから+πの位相範囲と同じ
出力が得られてしまう。
【0012】したがって、前記したような従来の位相比
較器を用いたPLL制御によるモータ制御回路を、転写
形のカラー画像形成装置における像担持体と転写材支持
体の同期回動に適用した場合、1色目の画像形成が理想
的に行なわれたとしても、2色目に何らかの負荷変動に
よって像担持体、転写材支持体の回転速度に変動が生
じ、モータのFG信号と位相比較基準信号との位相差が
±πの範囲を越えると、位相比較基準信号から2πの整
数倍だけ進んだ(遅れた)位相で、換言すると回転位置
がずれた状態でモータが制御されてしまい、その進み
(遅れ)を取り戻すことはできないまま画像形成を行な
う。したがって、その出力画像には速度変動が生じた部
分以降、副走査方向の色ずれが生じる。
【0013】図8(C)で概念的に説明すると、図中A
点で速度変動が起り始め、B点まで速度が遅くなり、モ
ータのFG信号と位相比較基準信号との位相差が±πの
範囲を越えると、位相比較基準信号から2πの整数倍だ
け遅れた位相(C点)で、モータが制御されてしまい、
その遅れ分(図中のグラフのへこみ)を取り戻すことは
できない。
【0014】そこで、本発明は、たとえば、カラーレー
ザプリンタなどの転写形のカラー画像形成装置に適用し
た場合、出力画像の副走査方向および主走査方向の色ず
れを最少限におさえ、色ずれの累積を無くすことができ
る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る画像形
成装置は、ビーム光を走査することにより像担持体上に
潜像を形成する潜像形成手段と、この潜像形成手段で形
成された像担持体上の潜像を現像する現像手段と、この
現像手段で現像された像担持体上の現像剤像を転写材支
持体で支持搬送される転写材上に転写する転写手段とを
具備してなる画像形成装置において、前記像担持体およ
び前記転写材支持体をそれぞれ駆動する駆動手段と、基
準信号を発生する基準信号発生手段と、この基準信号発
生手段から出力される基準信号に基づいて前記駆動手段
の駆動速度を制御する速度制御手段とを具備し、前記速
度制御手段は、駆動手段の動作に応じて発生する周波数
信号と基準信号発生手段から出力される基準信号との位
相差を比較する比較手段と、この比較手段の位相比較結
果が所定の位相範囲にあることを検出する第1の手段
と、この第1手段の検出結果が所定の位相差範囲を越え
た場合に位相差範囲を越えた数量を保持し、かつ、前記
比較手段の位相比較結果に関係なく前記駆動手段の駆動
速度を所定の値に維持する第2の手段とを備えたことを
特徴とする。
【0016】第2の発明に係る画像形成装置は、走査手
段でビーム光を走査することにより像担持体上に潜像を
形成する潜像形成手段と、この潜像形成手段で形成され
た像担持体上の潜像を現像する現像手段と、この現像手
段で現像された像担持体上の現像剤像を転写材支持体で
支持搬送される転写材上に転写する転写手段とを具備し
てなる画像形成装置において、前記走査手段を駆動する
第1駆動手段と、前記像担持体および前記転写材支持体
をそれぞれ駆動する第2駆動手段と、基準信号を発生す
る基準信号発生手段と、この基準信号発生手段から出力
される基準信号に基づいて前記第1駆動手段の駆動速度
を制御する第1速度制御手段と、前記基準信号発生手段
から出力される基準信号に基づいて前記第2駆動手段の
駆動速度を制御する第2速度制御手段とを具備し、前記
第1および第2速度制御手段は、駆動手段の動作に応じ
て発生する周波数信号と基準信号発生手段から出力され
る基準信号との位相差を比較する比較手段と、この比較
手段の位相比較結果が所定の位相範囲にあることを検出
する第1の手段と、この第1手段の検出結果が所定の位
相差範囲を越えた場合に位相差範囲を越えた数量を保持
し、かつ、前記比較手段の位相比較結果に関係なく前記
駆動手段の駆動速度を所定の値に維持する第2の手段と
を備えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】第1の発明によれば、像担持体および転写材支
持体をそれぞれ駆動する駆動手段の速度制御に、位相比
較基準信号に対して周波数信号(FG信号)の位相差が
所定の範囲を越えても速やかに上記位相差が所定の範囲
に定まるような速度制御手段を適用することによって、
出力画像の副走査方向の色ずれを最少限におさえ、色ず
れの累積を無くすことができる。
【0018】第2の発明によれば、ビーム光を走査する
走査手段を駆動する駆動手段の速度制御と、像担持体お
よび転写材支持体をそれぞれ駆動する駆動手段の速度制
御に、位相比較基準信号に対して周波数信号(FG信
号)の位相差が所定の範囲を越えても速やかに上記位相
差が所定の範囲に定まるような速度制御手段を適用する
ことによって、出力画像の副走査方向および主走査方向
の色ずれを最少限におさえ、色ずれの累積を無くすこと
ができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0020】図2は、本発明に係る画像形成装置の一例
として、たとえばカラーレーザプリンタの内部構成を概
略的に示すものである。図において、1は像担持体とし
ての感光体ドラムで、図面に対して反時計方向に回転す
る。感光体ドラム1の周囲には、帯電手段である帯電器
2、現像手段である第1現像器3、第2現像器4、第3
現像器5、第4現像器6、転写材支持体としての転写ド
ラム7、クリーニング前除電器8、クリーナ9が順次配
置されている。そして、帯電器2と第1現像器3との間
には、図示しない半導体レーザ発振器からのレーザビー
ム光を走査する走査手段としてのポリゴンミラー10、
ポリゴンミラー10を駆動する駆動手段としてのポリゴ
ンモータ11、レンズ12、ミラー13,14からなる
露光部が設けられている。
【0021】感光体ドラム1は図示矢印方向に回転し、
帯電器2により表面が一様に帯電される。そして、帯電
器2と第1現像器3との間から、露光部から出射された
レーザビーム光15が感光体ドラム1の表面に露光する
ことにより、画像データに応じた静電潜像が形成される
ようになっている。
【0022】第1ないし第4現像器3〜6は、各色に対
応した感光体ドラム1上の静電潜像をカラーのトナー像
に顕像化するもので、たとえば、第1現像器3はマゼン
タ、第2現像器4はシアン、第3現像器5はイエロー、
第4現像器6はブラックの現像を行なうようになってい
る。
【0023】一方、転写材としての転写用紙は、給紙カ
セット16から給紙ローラ17で送り出され、レジスト
ローラ18で一旦整位され、転写ドラム7上の吸着位置
に対応した位置に設けられた吸着ローラ19、吸着帯電
器20に向けてレジストローラ18で送られる。その
後、転写用紙は、吸着帯電器20により転写ドラム7上
に静電的に吸着される。転写用紙は、転写ドラム7上に
吸着した状態で、転写ドラム7の時計方向の回転に伴っ
て支持搬送される。
【0024】現像された感光体ドラム1上のトナー像
は、感光体ドラム1と転写ドラム7とが対向する位置
で、転写ドラム7上に吸着された転写用紙に転写帯電器
21により転写される。複数色の印字の場合、転写ドラ
ム7の1回転を1周期とする工程が、現像器を切換えて
行ない、転写用紙に複数色のトナー像を多重転写する。
なお、感光体ドラム1上の末転写トナーは、クリーニン
グ前除電器8で除電された後、クリーナ9によって清掃
される。
【0025】トナー像が転写された転写用紙は、転写ド
ラム7の回転に伴って更に搬送され、分離前内除電器2
2、分離前外除電器23、分離除電器24により除電さ
れた後、分離爪25により転写ドラム7上から分離さ
れ、搬送ベルト26により定着器27に搬送される。定
着器27により加熱された転写用紙上のトナー像は溶融
し、定着器27から排出された直後に転写用紙に定着
し、この定着を終了した転写用紙はトレイ28に排出さ
れる。
【0026】図1は、本実施例に係るカラーレーザプリ
ンタの概略構成を示すものである。図において、感光体
ドラム1と転写ドラム7は、図示しないギア機構で連結
されている。また、感光体ドラム1は、プーリ31、ベ
ルト32、およびプーリ33を介してドラムモータ34
に連結されている。このように、感光体ドラム1と転写
ドラム7は、1つのドラムモータ34と機械的な連結に
よる駆動系で相互の同期がとられている。そして、ドラ
ムモータ34の回転速度は、ドラムモータ34と一体的
に取付けられたドラムエンコーダ35により検出され、
FG信号としてドラムモータ制御回路36に入力され
る。
【0027】一方、レーザビーム光の走査として、半導
体レーザ発振器37から出力されたレーザビーム光は、
ポリゴンミラー10によりレンズ12を経由して感光体
ドラム1上に矢印方向に走査される。ポリゴンミラー1
0は、ポリゴンモータ11により矢印方向に回転され、
ポリゴンモータ11から出力されるFG信号38はポリ
ゴンモータ制御回路39に入力される。
【0028】ポリゴンミラー10により走査されたレー
ザビーム光は、ビーム光検出器40により走査ビーム光
位置が検出され、水平同期検出回路41により2値化さ
れて水平同期信号となる。この水平同期信号は、感光体
ドラム1上の所定位置から情報記録を行なう際の基準と
なり、制御回路42に入力されるとともに、計数回路4
3に入力される。計数回路43は、水平同期信号を所定
数計数するごとに垂直同期信号を発生し、制御回路42
に入力する。レーザ駆動回路44は、制御回路42に接
続された画像データ発生回路45からの画像信号に応じ
て半導体レーザ発振器37を電流駆動する。
【0029】ここで、感光体ドラム1と転写ドラム7に
対するレーザビーム光走査の同期としては、ドラムモー
タ34を駆動するドラムモータ駆動回路46と、ポリゴ
ンモータ11を駆動するポリゴンモータ駆動回路47
に、それぞれ入力されるドラムモータ制御回路36とポ
リゴンモータ制御回路39の制御用クロックを基準信号
発生回路48から共通して取ることにより行なってい
る。
【0030】カラー多重転写の場合、感光体ドラム上の
トナー像と転写用紙の先端位置合わせと、各トナー像間
の先端位置合せが必要となる。そのため、転写用紙50
の先端位置Bに対応した転写ドラム7に反射材51を設
け、この反射材51を反射形検出器52により検出する
ことにより、転写用紙50の先端位置を検出するように
なっている。この場合、感光体ドラム1の露光位置Aか
ら回転方向の転写位置Pまでの距離L1と、転写用紙5
0の先端位置Bから回転方向の転写位置Pまでの距離L
2とを等しくしてある。また、転写ドラム7の外周は、
主走査および副走査の解像度をそれぞれ400ドット/
インチとすると、63.5μm/ドットであるから、6
3.5μm×n倍(n=整数)に設定してある。
【0031】このような構成において、図1の動作を簡
単に説明する。転写ドラム7が回転して反射形検出器5
2が転写用紙50の先端位置Bを検出すると、制御回路
42は、水平同期検出回路41からの水平同期信号に基
づいて、第1色用の垂直同期信号を画像データ発生回路
45へ出力する、画像データ発生回路45は、次の水平
同期信号から1ラインごとに画像信号をレーザ駆動回路
44に出力することにより、感光体ドラム1上に第1色
目の潜像形成が開始される。
【0032】次に、第1色目の潜像形成が終了し、計数
回路43が水平同期信号を所定数(n)計数すると、制
御回路42を経由して画像データ発生回路45に対して
第2色用の垂直同期信号を出力する。同様に、画像デー
タ発生回路45は、次の水平同期信号から1ラインごと
に画像信号をレーザ駆動回路44に出力し、感光体ドラ
ム1上に第2色目の潜像形成が開始される。
【0033】以後、計数回路43は、水平同期信号を所
定数(n)計数するごとに、第3色用の垂直同期信号、
第4色用の垂直同期信号を同様に順次出力し、第3色目
の潜像形成、第4色目の潜像形成が順次行なわれる。
【0034】図3は、ドラムモータ制御回路36の構成
を示すもので、エンコーダ35からのFG信号をその周
波数に応じた電圧信号に変換する周波数/電圧変換器
(F/V変換器)61、上記FG信号と基準信号発生回
路48からの位相比較基準信号との位相差を比較する位
相比較器62、位相比較器62の出力を通過させるロー
パスフィルタ(L.P.F)63、およびF/V変換器
61の出力とローパスフィルタ63の出力とを加え合わ
せる加算器64から構成されている。なお、ポリゴンモ
ータ制御回路39は、図6および図7に示した従来と同
様なモータ制御回路が適用されており、よって、その説
明は省略する。
【0035】図4は、位相比較器62の構成を詳細に示
すものであ。図において、フリップフロップ回路71,
72、オア回路73、およびバッファ回路74は、図7
に示した従来例と同じ構成で、バッファ回路74から位
相比較信号が出力される。
【0036】マルチプレクサ75,76の各入力Aに
は、それぞれフリップフロップ回路71,72の出力
(Q)が接続され、マルチプレクサ75の入力Bには、
ノット回路77を介してフリップフロップ回路78の出
力(Q)が接続され、マルチプレクサ76の入力Bに
は、フリップフロップ回路78の出力(Q)が接続され
る。マルチプレクサ75の出力(Q)は、オア回路73
の入力に接続され、マルチプレクサ76の出力(Q)
は、オア回路73およびバッファ回路74の各入力にそ
れぞれ接続される。
【0037】マルチプレクサ75,76の各出力(Q)
は、後述するモード入力Mに入力される位相レディ信号
の状態により決定され、モード入力MがHレベルのとき
入力Aが選択され、−πから+πまでの位相差で動作す
る所定の位相比較出力が得られる。一方、モード入力M
がLレベルのとき、位相判別信号(フリップフロップ回
路78の出力)が選択される。
【0038】位相判別信号は、後述するように位相比較
基準信号とFG信号との位相差が−πから+πの所定の
範囲を越えたときに、位相比較基準信号に対してFG信
号が−π以上位相の進んだ場合はHレベルになり、位相
比較基準信号に対してFG信号が+π以上遅れた場合は
Lレベルになり、位相比較基準信号を定まった値に維持
させている。
【0039】すなわち、位相比較基準信号とFG信号と
の位相差が所定の範囲(−πから+π)のときには、位
相レディ信号がHレベルにセットされ、かつ、位相比較
器62の出力は、図7の回路構成で説明した従来の位相
比較器と同等な信号が供給される。
【0040】また、位相比較基準信号とFG信号との位
相差が所定の範囲(−πから+π)を越えた場合(−π
以下、または+π以上)には、位相レディ信号がLレベ
ルにリセットされ、かつ、位相比較器62の出力は位相
判別信号で決まる値に維持される。
【0041】フリップフロップ回路79は、位相比較基
準信号をノット回路80を介してセット入力Sへ入力
し、FG信号をリセット入力Rへ入力し、出力(Q)を
アンド回路81の入力、アップダウンカウンタ82の入
力U/D、マルチプレクサ83のモード入力M、および
ノット回路84の入力へそれぞれ入力している。ノット
回路84の出力はフリップフロップ回路85の入力Dに
入力され、フリップフロップ回路85のクロック入力C
Kにはノット回路86を介して位相比較基準信号が入力
される。
【0042】アンド回路87は、位相比較基準信号の反
転信号とFG信号との論理積をとり、その論理積信号を
フリップフロップ回路88のセット入力Sに入力する。
アンド回路81は、位相比較基準信号とフリップフロッ
プ回路79の出力(Q)との論理積をとり、その論理積
信号をフリップフロップ回路88のリセット入力Rに入
力する。これにより、フリップフロップ回路88の出力
(Q)から、ノット回路89を介して、位相比較基準信
号に対してFG信号が位相の遅れたときHレベル、位相
比較基準信号に対してFG信号が位相の進んだときLレ
ベルになる信号を得るようになっている。
【0043】ノット回路89の出力信号は、フリップフ
ロップ回路78の入力Dに入力され、フリップフロップ
回路78のクロック入力CKには、アンド回路90の出
力が入力される。アンド回路90の入力には、位相レデ
ィ信号およびFG信号がそれぞれ入力される。これによ
り、フリップフロップ回路78は、FG信号がHレベル
になり、かつ、位相レディ信号がHレベルのとき、入力
Dの状態が出力(Q)に位相判別信号として保持され
る。
【0044】位相レディ信号を供給するため、アンド回
路91の4つの反転入力には、4ビットで構成されたア
ップダウンカウンタ82の全ての出力Q1〜Q4が接続
され、アップダウンカウンタ82の状態が「0」の場合
(4つの出力Q1〜Q4が全てLレベルの状態のとき)
のみアンド回路91の出力、つまり、位相レディ信号が
Hレベルになり、その他の状態ではLレベルになるよう
になっている。
【0045】アップダウンカウンタ82は、入力U/D
がHレベルのときアップカウント(0→+1→+2→+
3・・・)をし、入力U/DがLレベルのときダウンカ
ウント(0→−1→−5→−14→−13・・・)をし
て、以下に説明するように、入力U/Dおよびクロック
入力CKを供給することにより、位相比較基準信号とF
G信号との位相差が−πから+πの所定の範囲にあると
きのみ、アップダウンカウンタ82の状態を「0」にす
るような動作をして、位相レディ信号を形成する。
【0046】アップダウンカウンタ82の入力U/D
は、フリップフロップ回路79の出力(Q)に接続され
ている。フリップフロップ回路79の出力(Q)は、前
述した接続内容により、位相比較基準信号に対してFG
信号が位相の進んでいるときHレベル、遅れているとき
Lレベルになる。
【0047】一方、アップダウンカウンタ82のクロッ
ク入力CKには、マルチプレクサ83の出力(Q)が接
続されている。マルチプレクサ83は、そのモード入力
Mがフリップフロップ回路79の出力(Q)に接続され
ていることにより、アップダウンカウンタ82のアップ
ダウンカウント動作と連動して、アップカウント時には
入力Aを、ダウンカウント時には入力Bを選択する。マ
ルチプレクサ83の入力Aにはアンド回路92の出力が
入力され、入力Bにはアンド回路93の出力が入力され
ている。
【0048】アンド回路92の入力には、フリップフロ
ップ回路94の出力(Q)およびFG信号がそれぞれ入
力される。これにより、位相比較基準信号に対するFG
信号の位相差が+π以上に遅れた場合に、アンド回路9
2の出力からアップカウントするクロックが出力され
る。
【0049】反対に、アンド回路93の入力には、フリ
ップフロップ回路85の出力(Q)および位相比較基準
信号の反転信号がそれぞれ入力される。これにより、位
相比較基準信号に対するFG信号の位相差が−π以上進
んだ場合に、アンド回路93の出力からダウンカウント
するクロックが出力される。
【0050】さて、説明を簡略化するため、第1色目と
第2色目のみを取りあげて説明する。いま、第1色目の
画像形成が理想的に行なわれたとし、第2色目の潜像形
成中に何らかの負荷変動によって感光体ドラム1の回転
速度が遅くなったとする。そして、その変動によって、
ドラムモータ34に連結されたエンコーダ35からのF
G信号と位相比較基準信号との位相差が−π以上となっ
た場合でも、速度変動が起こった直後は、潜像に乱れが
生じるものの数ライン後にはその遅れ分を取り戻し、所
定のラインに復帰する。
【0051】図5(B)によって説明すると、第5周期
目に速度変動が起こり、FG信号が1周期遅れる。しか
し、第7周期目までにその遅れを取り戻し、第7周期目
では位相比較基準信号に同期する。また、図5(C)で
は、図中A点で速度変動が起こり始め、B点まで速度が
遅くなる。しかし、それ以後、加速を始め、遅れ分を取
り戻した後にC点で目標速度に復帰する。したがって、
転写後の画像では変動が生じた部分と、遅れを取り戻し
た部分にのみ色ずれが生じ、それ以降、画像後端まで第
1色目と第2色目のラインは一致する。
【0052】このように、上記実施例によれば、感光体
ドラムおよび転写ドラムを1つのモータによって同期駆
動する。そして、感光体ドラムおよび転写ドラムを駆動
するモータの速度制御に、位相比較基準信号に対してF
G信号の位相差が所定の範囲を越えても速やかに上記位
相差が所定の範囲に定まるようなモータの回転送り機構
を実現するモータ制御回路を適用することによって、出
力画像の副走査方向の色ずれを最少限に止め、色ずれの
累積を無くすことが可能となる。
【0053】なお、前記実施例では、ポリゴンモータ制
御回路39として、従来と同様なモータ制御回路を用い
た場合について説明したが、ドラムモータ制御回路36
と同様に、図3および図4に示すモータ制御回路を用い
てもよい。このようにした場合、たとえば、第1色目の
画像形成が理想的に行なわれたとし、ポリゴンミラー1
0が第2色目のあるラインを走査中に、ポリゴンモータ
11の回転速度が何らかの原因で変動したとする。そし
て、その変動によって、ポリゴンモータ11に連結され
たエンコーダからのFG信号38と位相比較基準信号と
の位相差が±π以上となった場合でも、走査ラインの後
端は所定の位置に一致する。したがって、主走査方向の
色ずれは生じない。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、た
とえば、カラーレーザプリンタなどの転写形のカラー画
像形成装置に適用した場合、出力画像の副走査方向およ
び主走査方向の色ずれを最少限におさえ、色ずれの累積
を無くすことができる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るカラーレーザプリンタ
の概略構成図。
【図2】カラーレーザプリンタの内部構成を概略的に示
す側面図。
【図3】モータ制御回路の構成を概略的に示すブロック
図。
【図4】図3における位相比較器の構成を詳細に示すブ
ロック図。
【図5】位相比較制御の動作を説明するための図。
【図6】従来のモータ制御回路の構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図7】図6における位相比較器の構成を示すブロック
図。
【図8】従来の位相比較制御の動作を説明するための
図。
【符号の説明】
1……感光体ドラム(像担持体)、2……帯電器(帯電
手段)、3〜6……現像器(現像手段)、7……転写ド
ラム(転写材支持体)、10……ポリゴンミラー(走査
手段)、11……ポリゴンモータ、34……ドラムモー
タ、35……ドラムエンコーダ、36……ドラムモータ
制御回路、37……半導体レーザ発振器、39……ポリ
ゴンモータ制御回路、46……ドラムモータ駆動回路、
47……ポリゴンモータ駆動回路、48……基準信号発
生回路、50……転写用紙(転写材)、61……周波数
/電圧変換器、62……位相比較器、63……ローパス
フィルタ、64……加算器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビーム光を走査することにより像担持体
    上に潜像を形成する潜像形成手段と、この潜像形成手段
    で形成された像担持体上の潜像を現像する現像手段と、
    この現像手段で現像された像担持体上の現像剤像を転写
    材支持体で支持搬送される転写材上に転写する転写手段
    とを具備してなる画像形成装置において、前記像担持体
    および前記転写材支持体をそれぞれ駆動する駆動手段
    と、基準信号を発生する基準信号発生手段と、この基準
    信号発生手段から出力される基準信号に基づいて前記駆
    動手段の駆動速度を制御する速度制御手段とを具備し、
    前記速度制御手段は、駆動手段の動作に応じて発生する
    周波数信号と基準信号発生手段から出力される基準信号
    との位相差を比較する比較手段と、この比較手段の位相
    比較結果が所定の位相範囲にあることを検出する第1の
    手段と、この第1手段の検出結果が所定の位相差範囲を
    越えた場合に位相差範囲を越えた数量を保持し、かつ、
    前記比較手段の位相比較結果に関係なく前記駆動手段の
    駆動速度を所定の値に維持する第2の手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 走査手段でビーム光を走査することによ
    り像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、この潜
    像形成手段で形成された像担持体上の潜像を現像する現
    像手段と、この現像手段で現像された像担持体上の現像
    剤像を転写材支持体で支持搬送される転写材上に転写す
    る転写手段とを具備してなる画像形成装置において、前
    記走査手段を駆動する第1駆動手段と、前記像担持体お
    よび前記転写材支持体をそれぞれ駆動する第2駆動手段
    と、基準信号を発生する基準信号発生手段と、この基準
    信号発生手段から出力される基準信号に基づいて前記第
    1駆動手段の駆動速度を制御する第1速度制御手段と、
    前記基準信号発生手段から出力される基準信号に基づい
    て前記第2駆動手段の駆動速度を制御する第2速度制御
    手段とを具備し、前記第1および第2速度制御手段は、
    駆動手段の動作に応じて発生する周波数信号と基準信号
    発生手段から出力される基準信号との位相差を比較する
    比較手段と、この比較手段の位相比較結果が所定の位相
    範囲にあることを検出する第1の手段と、この第1手段
    の検出結果が所定の位相差範囲を越えた場合に位相差範
    囲を越えた数量を保持し、かつ、前記比較手段の位相比
    較結果に関係なく前記駆動手段の駆動速度を所定の値に
    維持する第2の手段とを備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
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