JPH0523105A - 雰囲気制御装置 - Google Patents

雰囲気制御装置

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JPH0523105A
JPH0523105A JP18646691A JP18646691A JPH0523105A JP H0523105 A JPH0523105 A JP H0523105A JP 18646691 A JP18646691 A JP 18646691A JP 18646691 A JP18646691 A JP 18646691A JP H0523105 A JPH0523105 A JP H0523105A
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JP
Japan
Prior art keywords
storage
control device
catalyst
controller
atmosphere control
Prior art date
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Pending
Application number
JP18646691A
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English (en)
Inventor
Manabu Maeda
学 前田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯蔵庫中でO2 、CO2 、H2 O、C24
を制御し、併せて脱臭殺菌可能な熱負荷の作用しない小
型の雰囲気制御装置を提供する。 【構成】 貯蔵庫中の生鮮物の鮮度を制御する雰囲気制
御装置は、エチレンボンベと、紫外線灯24、オゾン分
解触媒26および光励起触媒22を有する制御器2とを
備える。制御器2内では、C24 、O3 、H2 Oの反
応によりHCOOHを生成し、このHCOOHを光励起
触媒22の励起反応を用いて分解する。制御器2内で制
御されたガスを貯蔵庫1に導入することにより、貯蔵庫
のO2 、CO2 、H2 O、C24を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯蔵庫中の生鮮物の鮮
度を維持するための雰囲気制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開昭63−109720号
公報に示されるように、炭酸ガス発生装置からの不純ガ
スを含んだ排気ガスをガス調整装置に通し、この排気ガ
スからC24、SOx、NOx等の不純ガスを除去し
て貯蔵庫に入れ、純粋なN2 、CO2 、O2 のガス内で
生鮮物を貯蔵する装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の生鮮物貯蔵装置によると、燃焼炉で炭素を含
有する燃料を燃焼するため、高温の燃焼ガスを貯蔵庫中
に導入することは燃焼ガスのもつ熱が貯蔵庫に対する熱
負荷となる。また、燃焼炉に加えてエチレンガス源(C
24 )が必要となるため装置が大型化する。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、貯蔵庫中でO 2 、CO2 、H2
O、C24 を制御し、併せて脱臭殺菌可能な熱負荷の
作用しない小型の雰囲気制御装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明による雰囲気制御装置は、貯蔵庫中の生鮮物の
鮮度を制御する雰囲気制御装置であって、エチレンガス
源と、オゾン生成手段、オゾン分解触媒および光励起触
媒を有する制御器とを備え、前記制御器内でC 24
3 、H2 Oの反応によりHCOOHを生成し、このH
COOHを前記光励起触媒の励起反応を用いて分解する
ことにより、前記貯蔵庫中のO2 、CO 2 、H2 O、C
24を制御することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の雰囲気制御装置によれば、光励起触媒
の励起反応を用いているから、貯蔵庫に熱負荷を作用さ
せることなくCO2 を発生し、かつCO2 発生源とエチ
レン発生源を一体化する構造としたため、熱負荷のない
小型の雰囲気制御装置が得られる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2に示すように、貯蔵庫1と制御器2とが通路
5、7により接続され、貯蔵庫1とエチレンボンベ3と
が通路6により接続される。通路6と制御器2とは通路
9により接続される。制御器2は、通路8により外気を
内部に取り入れるようになっている。貯蔵庫1には温度
調整器12が設けられる。通路5に設けられる送風機1
0の作動により制御器2内のガスが通路5を通して貯蔵
庫1に送られる。また通路6、7、8、9には、それぞ
れ弁13、14、15、16が設けられる。
【0008】制御器2は、図1にその構造が詳細に示さ
れるように、制御器2の円筒状のダクト20の内部に円
筒状の光励起触媒22が設けられ、光励起触媒22の内
部に紫外線灯24が備えられる。光励起触媒22はTi
2 等の金属酸化物および金属酸化物と貴金属の化合物
等からなる。光励起触媒22の通路5側のダクト20内
にオゾン分解触媒26が設けられる。
【0009】貯蔵庫1から通路7を通してダクト20内
に送られる空気中の酸素O2 は、紫外線灯24により紫
外線が照射されるとオゾンO3に変化する。O3 は通路
9からダクト20内に供給されたエチレンC24 と次
の反応式化1のように反応する。
【0010】
【化1】 C24 + O3 → C243243 + H2 O → 2HCHO + H22 HCHO + O3 → HCOOH + O2 すなわち、C24 とO3 が反応し、オゾニドC24
3 が生成され、このC243 は水と反応してホル
ムアルデヒドHCHOと過酸化水素を生成する。HCH
OはO3 と反応して蟻酸HCOOHとO2 を生成する。
【0011】HCOOHは、光励起触媒22に吸着さ
れ、紫外線灯24により紫外線を照射されると、光励起
触媒22の表面に生じたスーパオキサイドイオンおよび
OHラジカルと反応し、CO2 およびH2 Oが発生す
る。反応式で示すと次式化2のとおりである。
【0012】
【化2】 紫外線 TiO2 → TiO2 + e- + e+ OH- + e+ → OH・ HCOOH + 2OH・ → CO2 + 2H2 O 前述の如く制御器2内で発生したCO2 を配管5を通し
て貯蔵庫1に導入することにより、熱負荷なしに貯蔵庫
1中のO2 除去およびCO2 、H2 Oの発生が行なわれ
る。残存O3 は、オゾン分解触媒26で分解される。
【0013】貯蔵庫1中で生鮮物より発生したC24
および臭気成分は、配管7を通して制御器2内に送ら
れ、O3 およびスーパオキサイドイオン、OHラジカル
によって分解される。貯蔵庫1中を浮遊する細菌は、配
管7を通して制御器2に送られ、O3 および紫外線によ
り供給される。紫外線灯24を消灯すると、通路9を通
してダクト20内に送り込まれたC24 は通路5を通
して貯蔵庫1に貯蔵される。
【0014】次に、食品を長期保存する場合の動作につ
いて説明する。図2において、弁13、15を閉じ、弁
14、16を開く。送風機10の吸引力により貯蔵庫1
内の空気は、通路7を通って制御器2のダクト20内に
送られ、このダクト20内でエチレンボンベ3から通路
9を通って送られてきた適量のC24 ガスと混合され
る。するとダクト20内においてC24 が除去され、
酸素が減少し二酸化炭素および水が増加し、脱臭および
殺菌されたガスが送風機10を通って通路5より貯蔵庫
1内に供給される。したがって、貯蔵庫1中の酸素が減
少するので、貯蔵庫1中の青果等の生鮮物の呼吸量が抑
制される。そのため、二酸化炭素は増加するので菌類の
繁殖が抑制され、同時に、水蒸気の増加により青果等の
蒸散が減少し、目減りしない。またC24 の除去によ
り青果等の追熟が抑制される。さらに、殺菌および脱臭
により食品の変質が抑制される。これにより食品の長期
保存が可能となる。
【0015】次に、未熟な青果等を食べ頃にするときの
動作を説明する。弁14、16を閉じ、弁13、15を
開く。するとエチレンボンベ3より必要量のC24
通路6を通して貯蔵庫1中に供給される。貯蔵庫1中の
24濃度が上昇することにより青果等の追熟が加速
される。なお、上記雰囲気制御システムは、温度調整器
12により貯蔵庫1中の温度が適温に保たれる。
【0016】次に、図3に示すフローチャートに基づい
て各種の動作について説明する。まず、ステップ30で
雰囲気制御装置が通常モードか否かを判別し、通常モー
ドであると判断された場合、ステップ31に進み弁15
を開き、弁13、14、16を閉じ、ステップ32に進
み送風機10をオンにし制御器2をオフにし、次いでス
テップ33に進み貯蔵庫1内を大気成分に保つ。これに
より貯蔵庫1内が脱臭される。
【0017】ステップ30で通常モードでないと判断さ
れた場合、ステップ34に進み生鮮度保存モードか否か
を判別する。生鮮度保存モードの場合、ステップ35に
進み弁14、16を開き、弁13、15を閉じ、ステッ
プ36に進み送風機10をオンにし制御器2をオンにす
る。すると、ステップ37に示すように、2O2 が減少
し、CO2 が増加し、H2 Oが増加し、C24 が除去
される。これにより、O2 の減少に伴い、貯蔵庫1中の
青果、野菜等の呼吸量が抑制され、長期保存状態を保
つ。また、CO2 増加に伴い菌類の繁殖が抑制され、殺
菌作用が働く。また、H2 Oの増加に伴い青果、野菜等
の蒸散が減少し、生鮮度が保持される。C 24 の除去
に伴い、青果、野菜等の追熟は抑制される。さらには制
御器2での脱臭殺菌作用が働き、貯蔵庫1内での殺菌作
用が働く。したがって、食品の変質が抑制されるため、
食品を長期にわたり保存できる。
【0018】ステップ34で生鮮度保存モードでないと
判断された場合、ステップ38に進み追熟モードとな
り、ステップ39に進み弁13を開き、弁14、15、
16を閉じ、ステップ40に進み送風機10をオンにし
雰囲気制御器をオンにする。するとステップ41に示す
ように、貯蔵庫1内のC24 が増加する。これにより
貯蔵庫1中のC24 濃度が上昇するため、青果、野菜
等の追熟が加速される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の雰囲気制
御装置によれば、熱負荷の作用しない小型の雰囲気制御
装置によって、貯蔵庫中でO2 、CO2 、H2 O、C2
4 を制御し、併せて脱臭殺菌を効果的に行なえる雰囲
気制御装置を提供するすることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による制御器を示す概略構成図
である。
【図2】本発明の実施例による雰囲気制御装置の回路を
示す回路図である。
【図3】本発明の雰囲気制御装置の制御を示すフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
1 貯蔵庫 2 制御器 3 エチレンボンベ(エチレンガス源) 20 ダクト 22 光励起触媒 24 紫外線灯(オゾン生成手段) 26 オゾン分解触媒

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】貯蔵庫中の生鮮物の鮮度を制御する雰囲気
    制御装置であって、エチレンガス源と、オゾン生成手
    段、オゾン分解触媒および光励起触媒を有する制御器と
    を備え前記制御器内でC24 、O3 、H2 Oの反応に
    よりHCOOHを生成し、このHCOOHを前記光励起
    触媒の励起反応を用いて分解することにより、前記貯蔵
    庫中のO2 、CO2 、H2 O、C24を制御すること
    を特徴とする雰囲気制御装置。
JP18646691A 1991-07-25 1991-07-25 雰囲気制御装置 Pending JPH0523105A (ja)

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JP18646691A JPH0523105A (ja) 1991-07-25 1991-07-25 雰囲気制御装置

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JP (1) JPH0523105A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001095735A1 (fr) * 2000-06-16 2001-12-20 Ascopna Sarl Procede de conservation de produits vegetaux sous atmosphere modifiee
JP2010523461A (ja) * 2007-04-11 2010-07-15 ムービング サン リミテッド オープンエアファクターを生産および供給する装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001095735A1 (fr) * 2000-06-16 2001-12-20 Ascopna Sarl Procede de conservation de produits vegetaux sous atmosphere modifiee
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