JPH067420A - 消臭・殺菌装置 - Google Patents
消臭・殺菌装置Info
- Publication number
- JPH067420A JPH067420A JP4166346A JP16634692A JPH067420A JP H067420 A JPH067420 A JP H067420A JP 4166346 A JP4166346 A JP 4166346A JP 16634692 A JP16634692 A JP 16634692A JP H067420 A JPH067420 A JP H067420A
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- JP
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- vaporizer
- ozone
- outlet
- liquid
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 消臭及び殺菌を効果的に行なうことができる
消臭・殺菌装置を提供すること。 【構成】 少なくとも水を含む蒸気用液体Ｆを収容した
貯液タンク１と、貯液タンク１内に一端を挿入された給
液パイプ２と、給液パイプ２の途中に介装されたポンプ
３と、出・入口及び気化室を有する気化器本体と該気化
器本体を加熱するヒ−タを備え、入口に給液パイプの他
端を接続された気化器４と、気化器４の出口に設けられ
た噴出ノズル５と、オゾン送出用の出口を有するオゾン
発生機６と、オゾン発生機の出口に一端を接続された誘
導パイプ７と、紫外線を照射可能な光源８ｂ及び還元触
媒８ｃを備え、誘導パイプ７の途中に介装されたオゾン
分解器８と、誘導パイプ７の他端に設けられ、噴出ノズ
ル５の前方に該噴出ノズル５と直交する向きで配置され
た導出ノズル９とから、消臭・殺菌装置を構成してい
る。
消臭・殺菌装置を提供すること。 【構成】 少なくとも水を含む蒸気用液体Ｆを収容した
貯液タンク１と、貯液タンク１内に一端を挿入された給
液パイプ２と、給液パイプ２の途中に介装されたポンプ
３と、出・入口及び気化室を有する気化器本体と該気化
器本体を加熱するヒ−タを備え、入口に給液パイプの他
端を接続された気化器４と、気化器４の出口に設けられ
た噴出ノズル５と、オゾン送出用の出口を有するオゾン
発生機６と、オゾン発生機の出口に一端を接続された誘
導パイプ７と、紫外線を照射可能な光源８ｂ及び還元触
媒８ｃを備え、誘導パイプ７の途中に介装されたオゾン
分解器８と、誘導パイプ７の他端に設けられ、噴出ノズ
ル５の前方に該噴出ノズル５と直交する向きで配置され
た導出ノズル９とから、消臭・殺菌装置を構成してい
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、居室等の空間にオゾン
を噴出してその消臭及び殺菌を行なう消臭・殺菌装置に
関するものである。
を噴出してその消臭及び殺菌を行なう消臭・殺菌装置に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】居室等の消臭及び殺菌を行なう装置とし
て、オゾン発生機に送風ファンを組合わせたものがあ
る。この装置ではオゾン発生機で生成されたオゾン（Ｏ
3 ）を送風ファンによって空気中に放出することで、該
オゾンの酸化作用で消臭を、また細胞膜破壊作用によっ
て殺菌を夫々行なうことができる。
て、オゾン発生機に送風ファンを組合わせたものがあ
る。この装置ではオゾン発生機で生成されたオゾン（Ｏ
3 ）を送風ファンによって空気中に放出することで、該
オゾンの酸化作用で消臭を、また細胞膜破壊作用によっ
て殺菌を夫々行なうことができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法で所期の消臭及び殺菌効果を得るには高濃度及び多
量のオゾンを必要とし、安全面に劣ると共に長い処理時
間を要する難点がある。本発明は上記事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、消臭及び殺菌を
効果的に行なうことができる消臭・殺菌装置を提供する
ことにある。
方法で所期の消臭及び殺菌効果を得るには高濃度及び多
量のオゾンを必要とし、安全面に劣ると共に長い処理時
間を要する難点がある。本発明は上記事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、消臭及び殺菌を
効果的に行なうことができる消臭・殺菌装置を提供する
ことにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１では、少なくとも水を含む蒸気用液体を収
容した貯液タンクと、貯液タンク内に一端を挿入された
給液パイプと、給液パイプの途中に介装されたポンプ
と、出・入口及び気化室を有する気化器本体と該気化器
本体を加熱するヒ−タを備え、入口に給液パイプの他端
を接続された気化器と、気化器の出口に設けられた噴出
ノズルと、オゾン送出用の出口を有するオゾン発生機
と、オゾン発生機の出口に一端を接続された誘導パイプ
と、紫外線を照射可能な光源及び還元触媒を備え、誘導
パイプの途中に介装されたオゾン分解器と、誘導パイプ
の他端に設けられ、噴出ノズルの前方に該噴出ノズルと
直交する向きで配置された導出ノズルとから、消臭・殺
菌装置を構成している。
め、請求項１では、少なくとも水を含む蒸気用液体を収
容した貯液タンクと、貯液タンク内に一端を挿入された
給液パイプと、給液パイプの途中に介装されたポンプ
と、出・入口及び気化室を有する気化器本体と該気化器
本体を加熱するヒ−タを備え、入口に給液パイプの他端
を接続された気化器と、気化器の出口に設けられた噴出
ノズルと、オゾン送出用の出口を有するオゾン発生機
と、オゾン発生機の出口に一端を接続された誘導パイプ
と、紫外線を照射可能な光源及び還元触媒を備え、誘導
パイプの途中に介装されたオゾン分解器と、誘導パイプ
の他端に設けられ、噴出ノズルの前方に該噴出ノズルと
直交する向きで配置された導出ノズルとから、消臭・殺
菌装置を構成している。
【０００５】また、請求項２では、少なくとも水を含む
蒸気用液体を収容した貯液タンクと、貯液タンク内に一
端を挿入された給液パイプと、給液パイプの途中に介装
されたポンプと、出・入口及び気化室を有する気化器本
体と該気化器本体を加熱するヒ−タを備え、入口に給液
パイプの他端を接続された気化器と、気化器の出口に設
けられた噴出ノズルと、オゾン送出用の出口を有するオ
ゾン発生機と、オゾン発生機の出口に一端を接続された
誘導パイプと、誘導パイプの他端に設けられ、噴出ノズ
ルの前方に該噴出ノズルと直交する向きで配置された導
出ノズルと、噴出ノズル及び導出ノズルの先端に対峙し
て配置された紫外線を照射可能な光源とから、消臭・殺
菌装置を構成している。
蒸気用液体を収容した貯液タンクと、貯液タンク内に一
端を挿入された給液パイプと、給液パイプの途中に介装
されたポンプと、出・入口及び気化室を有する気化器本
体と該気化器本体を加熱するヒ−タを備え、入口に給液
パイプの他端を接続された気化器と、気化器の出口に設
けられた噴出ノズルと、オゾン送出用の出口を有するオ
ゾン発生機と、オゾン発生機の出口に一端を接続された
誘導パイプと、誘導パイプの他端に設けられ、噴出ノズ
ルの前方に該噴出ノズルと直交する向きで配置された導
出ノズルと、噴出ノズル及び導出ノズルの先端に対峙し
て配置された紫外線を照射可能な光源とから、消臭・殺
菌装置を構成している。
【０００６】さらに、請求項３では、少なくとも水を含
む蒸気用液体を収容した貯液タンクと、貯液タンク内に
一端を挿入された給液パイプと、給液パイプの途中に介
装されたポンプと、出・入口及び気化室を有する気化器
本体と該気化器本体を加熱するヒ−タを備え、入口に給
液パイプの他端を接続された気化器と、気化器の出口に
設けられた噴出ノズルと、オゾン送出用の出口を有する
オゾン発生機と、オゾン発生機の出口に一端を接続され
た誘導パイプと、紫外線を照射可能な光源及び還元触媒
を備え、誘導パイプの途中に介装されたオゾン分解器
と、誘導パイプの他端に設けられ、噴出ノズルの前方に
該噴出ノズルと直交する向きで配置された導出ノズル
と、噴出ノズル及び導出ノズルの先端に対峙して配置さ
れた紫外線を照射可能なオゾン分解用光源とから、消臭
・殺菌装置を構成している。
む蒸気用液体を収容した貯液タンクと、貯液タンク内に
一端を挿入された給液パイプと、給液パイプの途中に介
装されたポンプと、出・入口及び気化室を有する気化器
本体と該気化器本体を加熱するヒ−タを備え、入口に給
液パイプの他端を接続された気化器と、気化器の出口に
設けられた噴出ノズルと、オゾン送出用の出口を有する
オゾン発生機と、オゾン発生機の出口に一端を接続され
た誘導パイプと、紫外線を照射可能な光源及び還元触媒
を備え、誘導パイプの途中に介装されたオゾン分解器
と、誘導パイプの他端に設けられ、噴出ノズルの前方に
該噴出ノズルと直交する向きで配置された導出ノズル
と、噴出ノズル及び導出ノズルの先端に対峙して配置さ
れた紫外線を照射可能なオゾン分解用光源とから、消臭
・殺菌装置を構成している。
【０００７】
【作用】請求項１に係る消臭・殺菌噴出装置では、ヒ−
タ熱で気化器本体を所定の気化温度に加熱した後にポン
プ及びオゾン発生機を作動させ、オゾン分解器の光源と
オゾン分解用光源を発光させると、貯液タンク内の蒸気
用液体が給液パイプを通じて気化器本体の気化室に送り
込まれて気化され、その蒸気が噴出ノズルから吹き出さ
れる。そして、この吹き出し蒸気によって導出ノズルの
先端部分にベンチュリ作用に基づく負圧が発生し、該負
圧によってオゾン発生機で生成されたオゾンが誘導パイ
プ内を導出ノズルに向かって流れる。
タ熱で気化器本体を所定の気化温度に加熱した後にポン
プ及びオゾン発生機を作動させ、オゾン分解器の光源と
オゾン分解用光源を発光させると、貯液タンク内の蒸気
用液体が給液パイプを通じて気化器本体の気化室に送り
込まれて気化され、その蒸気が噴出ノズルから吹き出さ
れる。そして、この吹き出し蒸気によって導出ノズルの
先端部分にベンチュリ作用に基づく負圧が発生し、該負
圧によってオゾン発生機で生成されたオゾンが誘導パイ
プ内を導出ノズルに向かって流れる。
【０００８】このオゾンはオゾン分解器を通過する際に
紫外線及び還元触媒による光触媒反応によって酸素と酸
素ラジカルに分解され、これらが導出ノズルの先端から
導出されて吹き出し蒸気に混合される。つまり、噴出ノ
ズルから吹き出される蒸気（水の微粒子）には、オゾン
を分解して生成された酸素ラジカルが共存されることに
なる。
紫外線及び還元触媒による光触媒反応によって酸素と酸
素ラジカルに分解され、これらが導出ノズルの先端から
導出されて吹き出し蒸気に混合される。つまり、噴出ノ
ズルから吹き出される蒸気（水の微粒子）には、オゾン
を分解して生成された酸素ラジカルが共存されることに
なる。
【０００９】請求項２に係る消臭・殺菌装置では、誘導
パイプ内を流れるオゾンは導出ノズルの先端から導出さ
れて吹き出し蒸気に混合され、ここでオゾン分解用光源
から照射された紫外線によってオゾンが酸素と酸素ラジ
カルに分解されると共に、酸素ラジカルが水と反応して
ヒドロキシルラジカルが生成される。つまり、噴出ノズ
ルから吹き出される蒸気（水の微粒子）には、オゾンを
分解して生成された酸素ラジカルとヒドロキシルラジカ
ルが共存されることになる。
パイプ内を流れるオゾンは導出ノズルの先端から導出さ
れて吹き出し蒸気に混合され、ここでオゾン分解用光源
から照射された紫外線によってオゾンが酸素と酸素ラジ
カルに分解されると共に、酸素ラジカルが水と反応して
ヒドロキシルラジカルが生成される。つまり、噴出ノズ
ルから吹き出される蒸気（水の微粒子）には、オゾンを
分解して生成された酸素ラジカルとヒドロキシルラジカ
ルが共存されることになる。
【００１０】請求項３に係る消臭・殺菌装置では、誘導
パイプ内を流れるオゾンはオゾン分解器を通過する際に
紫外線による光触媒反応によって酸素と酸素ラジカルに
分解され、これらが導出ノズルの先端から導出されて吹
き出し蒸気に混合される。また、ここでオゾン分解用光
源から照射された紫外線によって残留オゾンが酸素と酸
素ラジカルに分解されると共に、酸素ラジカルが水と反
応してヒドロキシルラジカルが生成される。つまり、噴
出ノズルから吹き出される蒸気（水の微粒子）には、オ
ゾンを分解して生成された酸素ラジカルとヒドロキシル
ラジカルが共存されることになる。
パイプ内を流れるオゾンはオゾン分解器を通過する際に
紫外線による光触媒反応によって酸素と酸素ラジカルに
分解され、これらが導出ノズルの先端から導出されて吹
き出し蒸気に混合される。また、ここでオゾン分解用光
源から照射された紫外線によって残留オゾンが酸素と酸
素ラジカルに分解されると共に、酸素ラジカルが水と反
応してヒドロキシルラジカルが生成される。つまり、噴
出ノズルから吹き出される蒸気（水の微粒子）には、オ
ゾンを分解して生成された酸素ラジカルとヒドロキシル
ラジカルが共存されることになる。
【００１１】
【実施例】図１乃至図３は本発明の一実施例を示すもの
で、図１は消臭・殺菌装置の概略構成図、図２は気化器
の断面図、図３は動作制御のフロ−チャ−トである。
で、図１は消臭・殺菌装置の概略構成図、図２は気化器
の断面図、図３は動作制御のフロ−チャ−トである。
【００１２】図１及び図２において、１は貯液タンク
で、水，精製水等の蒸気用液体Ｆが収容されている。２
は給液パイプで、下端を貯液タンク１内に挿入され上端
を後述する気化器４の入口４ａに接続されている。３は
電磁式のポンプで、給液パイプ２の途中に介装されてい
る。
で、水，精製水等の蒸気用液体Ｆが収容されている。２
は給液パイプで、下端を貯液タンク１内に挿入され上端
を後述する気化器４の入口４ａに接続されている。３は
電磁式のポンプで、給液パイプ２の途中に介装されてい
る。
【００１３】４は気化器で、入口４ａ及び出口４ｂとこ
れらと連通する気化室４ｃを備えた金属製の気化器本体
４ｄと、気化室４ｃ内に配置された金属焼結物等から成
る多孔性の気化素子４ｅと、気化器本体４ｄの底面に付
設されたパネル状のヒ−タ４ｆと、気化器本体４ｄに取
り付けられたサ−ミスタ製の温度センサ４ｇとから構成
されている。
れらと連通する気化室４ｃを備えた金属製の気化器本体
４ｄと、気化室４ｃ内に配置された金属焼結物等から成
る多孔性の気化素子４ｅと、気化器本体４ｄの底面に付
設されたパネル状のヒ−タ４ｆと、気化器本体４ｄに取
り付けられたサ−ミスタ製の温度センサ４ｇとから構成
されている。
【００１４】５は金属製の小径パイプ材から成る噴出ノ
ズルで、一端を上記気化器４の出口４ｂに接続されてい
る。
ズルで、一端を上記気化器４の出口４ｂに接続されてい
る。
【００１５】６は無声放電式のオゾン発生機で、酸素富
化膜等を備えた酸素富化器６ａを内蔵している。このオ
ゾン発生機６では、酸素富化器６ａで得られた高酸素濃
度の空気から無声放電によって一定濃度のオゾン（Ｏ3
）を発生できるようになっている。７は誘導パイプ
で、下端をオゾン発生機６のオゾン送出口に接続されて
いる。
化膜等を備えた酸素富化器６ａを内蔵している。このオ
ゾン発生機６では、酸素富化器６ａで得られた高酸素濃
度の空気から無声放電によって一定濃度のオゾン（Ｏ3
）を発生できるようになっている。７は誘導パイプ
で、下端をオゾン発生機６のオゾン送出口に接続されて
いる。
【００１６】８は上記誘導パイプ７の途中に介装された
オゾン分解器で、出入口を上下端に有する筐体８ａと、
筐体８ａ内の中央に配置された紫外線ランプ（以下、Ｕ
Ｖランプと言う）８ｂと、ＵＶランプ８ｂの周囲に配置
された白金製の触媒８ｃとから構成されている。
オゾン分解器で、出入口を上下端に有する筐体８ａと、
筐体８ａ内の中央に配置された紫外線ランプ（以下、Ｕ
Ｖランプと言う）８ｂと、ＵＶランプ８ｂの周囲に配置
された白金製の触媒８ｃとから構成されている。
【００１７】９は噴出ノズル５と同様のパイプ材から成
る導出ノズルで、一端を上記誘導パイプ７の上端に接続
されている。この導出ノズル９と上記噴出ノズル５は保
持具１０を介して連結されており、導出ノズル９は噴出
ノズル５の前方に該噴出ノズル５の中心線と直交する向
きで配置されている。
る導出ノズルで、一端を上記誘導パイプ７の上端に接続
されている。この導出ノズル９と上記噴出ノズル５は保
持具１０を介して連結されており、導出ノズル９は噴出
ノズル５の前方に該噴出ノズル５の中心線と直交する向
きで配置されている。
【００１８】１１はオゾン分解用のＵＶランプで、上面
側に反射板１１ａを有しており、上記噴出ノズル５及び
導出ノズル９の先端部分には対峙して配置され、同部分
に紫外線を照射できるようになっている。
側に反射板１１ａを有しており、上記噴出ノズル５及び
導出ノズル９の先端部分には対峙して配置され、同部分
に紫外線を照射できるようになっている。
【００１９】１２はマイクロコンピュ−タ構成の制御回
路で、上記のポンプ３，ヒ−タ４ｆ，温度センサ４ｇ，
オゾン発生機６及び各ＵＶランプ８ｂ，１１と、運転ス
イッチ１３が接続されている。この制御回路１２は制御
プログラムをメモリに格納しており、温度センサ４ｅの
検知信号に基づいてヒ−タ４ｅをオン・オフ制御して気
化器４の温度を所定の気化温度に維持すると共に、ポン
プ３，オゾン発生機６及び各ＵＶランプ８ｂ，１１の作
動を制御する。
路で、上記のポンプ３，ヒ−タ４ｆ，温度センサ４ｇ，
オゾン発生機６及び各ＵＶランプ８ｂ，１１と、運転ス
イッチ１３が接続されている。この制御回路１２は制御
プログラムをメモリに格納しており、温度センサ４ｅの
検知信号に基づいてヒ−タ４ｅをオン・オフ制御して気
化器４の温度を所定の気化温度に維持すると共に、ポン
プ３，オゾン発生機６及び各ＵＶランプ８ｂ，１１の作
動を制御する。
【００２０】ここで、図３を参照して上述の消臭・殺菌
装置の動作を説明する。電源投入後に運転スイッチ１３
がオン操作されると、気化器４のヒ−タ４ｆへの通電が
開始されて気化器本体４ｄが加熱される（Ｓ１，Ｓ
２）。この加熱によって温度センサ４ｇで検知される気
化器温度Ｔが、蒸気用液体Ｆの瞬時気化に適した温度、
例えば１８０℃に上昇したところで、ポンプ３及びオゾ
ン発生機６の作動が開始され、また両ＵＶランプ８ｂ，
１１が点灯される（Ｓ３乃至Ｓ６）。
装置の動作を説明する。電源投入後に運転スイッチ１３
がオン操作されると、気化器４のヒ−タ４ｆへの通電が
開始されて気化器本体４ｄが加熱される（Ｓ１，Ｓ
２）。この加熱によって温度センサ４ｇで検知される気
化器温度Ｔが、蒸気用液体Ｆの瞬時気化に適した温度、
例えば１８０℃に上昇したところで、ポンプ３及びオゾ
ン発生機６の作動が開始され、また両ＵＶランプ８ｂ，
１１が点灯される（Ｓ３乃至Ｓ６）。
【００２１】これにより、貯液タンク１内の蒸気用液体
Ｆが給液パイプ２を通じて気化器本体４ｄの気化室４ｃ
に送り込まれて気化され、その蒸気が噴出ノズル５から
吹き出される。この吹き出し蒸気によって導出ノズル９
の先端部分にベンチュリ作用に基づく負圧が発生し、該
負圧によってオゾン発生機６で生成されたオゾン（Ｏ3
）が誘導パイプ７内を導出ノズル９に向かって流れ
る。
Ｆが給液パイプ２を通じて気化器本体４ｄの気化室４ｃ
に送り込まれて気化され、その蒸気が噴出ノズル５から
吹き出される。この吹き出し蒸気によって導出ノズル９
の先端部分にベンチュリ作用に基づく負圧が発生し、該
負圧によってオゾン発生機６で生成されたオゾン（Ｏ3
）が誘導パイプ７内を導出ノズル９に向かって流れ
る。
【００２２】このオゾン（Ｏ3 ）は、オゾン分解器８を
通過する際に紫外線による光触媒反応（Ｏ3 ＋ｈｒ→Ｏ
2 ＋Ｏ）によって酸素（Ｏ2 ）と酸素ラジカル（Ｏ）に
分解され、これらが導出ノズル９の先端から導出されて
吹き出し蒸気に混合される。また、ＵＶランプ１１から
上記噴出部分に照射された紫外線によって、残留オゾン
（Ｏ3 ）が上記同様に分解されると共に、酸素ラジカル
（Ｏ）が水（Ｈ2 Ｏ）と反応（Ｏ＋Ｈ2 Ｏ→２Ｈ2 Ｏ）
してヒドロキシルラジカル（ＨＯ）が生成される。
通過する際に紫外線による光触媒反応（Ｏ3 ＋ｈｒ→Ｏ
2 ＋Ｏ）によって酸素（Ｏ2 ）と酸素ラジカル（Ｏ）に
分解され、これらが導出ノズル９の先端から導出されて
吹き出し蒸気に混合される。また、ＵＶランプ１１から
上記噴出部分に照射された紫外線によって、残留オゾン
（Ｏ3 ）が上記同様に分解されると共に、酸素ラジカル
（Ｏ）が水（Ｈ2 Ｏ）と反応（Ｏ＋Ｈ2 Ｏ→２Ｈ2 Ｏ）
してヒドロキシルラジカル（ＨＯ）が生成される。
【００２３】つまり、噴出ノズル５から吹き出される蒸
気（水の微粒子）には、オゾン（Ｏ3 ）を分解して生成
された酸素ラジカル（Ｏ）とヒドロキシルラジカル（Ｈ
Ｏ）が共存されることになり、これらで非酸化性物質や
アンモニアやアミン類やオレフィン類等の酸化させて消
臭を、また細菌，酵母，ウィルス等の細胞膜を分解して
殺菌を行なうことができる。
気（水の微粒子）には、オゾン（Ｏ3 ）を分解して生成
された酸素ラジカル（Ｏ）とヒドロキシルラジカル（Ｈ
Ｏ）が共存されることになり、これらで非酸化性物質や
アンモニアやアミン類やオレフィン類等の酸化させて消
臭を、また細菌，酵母，ウィルス等の細胞膜を分解して
殺菌を行なうことができる。
【００２４】この噴出時の気化器温度Ｔは、運転スイッ
チ１３がオフ操作されるまで、温度センサ４ｇの検知信
号に基づきヒ−タ４ｆへの通電をオン・オフ制御するこ
とでほぼ１８０℃に維持される（Ｓ７乃至Ｓ１０）。噴
出途中で運転スイッチ１３がオフ操作されると、ヒ−タ
４ｆへの通電が停止され、ポンプ３及びオゾン発生機６
の作動が停止されると共に両ＵＶランプ８ｂ，１１が消
灯される（Ｓ１１乃至Ｓ１４）。
チ１３がオフ操作されるまで、温度センサ４ｇの検知信
号に基づきヒ−タ４ｆへの通電をオン・オフ制御するこ
とでほぼ１８０℃に維持される（Ｓ７乃至Ｓ１０）。噴
出途中で運転スイッチ１３がオフ操作されると、ヒ−タ
４ｆへの通電が停止され、ポンプ３及びオゾン発生機６
の作動が停止されると共に両ＵＶランプ８ｂ，１１が消
灯される（Ｓ１１乃至Ｓ１４）。
【００２５】このように上述の消臭・殺菌装置では、オ
ゾン（Ｏ3 ）に比べて消臭・殺菌能力が高い酸素ラジカ
ル（Ｏ）とヒドロキシルラジカル（ＨＯ）を使用できる
ので、所期の消臭及び殺菌を効果的に、且つ迅速に行な
うことができる。
ゾン（Ｏ3 ）に比べて消臭・殺菌能力が高い酸素ラジカ
ル（Ｏ）とヒドロキシルラジカル（ＨＯ）を使用できる
ので、所期の消臭及び殺菌を効果的に、且つ迅速に行な
うことができる。
【００２６】尚、上述の実施例では、ＵＶランプ及び触
媒を備えたオゾン分解器とオゾン分解用ＵＶランプを設
けたものを示したが、何れか一方を除外した構成でも同
様の消臭・殺菌効果を得ることができる。また、実施例
で例示したオゾン発生機は、無声放電式以外のものであ
ってもよく、またＵＶランプは紫外線を照射可能な他の
光源で代用してもよい。
媒を備えたオゾン分解器とオゾン分解用ＵＶランプを設
けたものを示したが、何れか一方を除外した構成でも同
様の消臭・殺菌効果を得ることができる。また、実施例
で例示したオゾン発生機は、無声放電式以外のものであ
ってもよく、またＵＶランプは紫外線を照射可能な他の
光源で代用してもよい。
【００２７】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項１乃至３に
係る消臭・殺菌装置によれば、オゾンに比べて消臭・殺
菌能力が高い酸素ラジカルやヒドロキシルラジカルを使
用できるので、所期の消臭及び殺菌を効果的に、且つ迅
速に行なうことができる。
係る消臭・殺菌装置によれば、オゾンに比べて消臭・殺
菌能力が高い酸素ラジカルやヒドロキシルラジカルを使
用できるので、所期の消臭及び殺菌を効果的に、且つ迅
速に行なうことができる。
【図１】本発明の一実施例を示す消臭・殺菌装置の概略
構成図
構成図
【図２】気化器の断面図
【図３】動作制御のフロ−チャ−ト
１…貯液タンク、Ｆ…蒸気用液体、２…給液パイプ、３
…ポンプ、４…気化器、４ａ…入口、４ｂ…出口、４ｃ
…気化室、４ｄ…気化器本体、４ｆ…ヒ−タ、５…噴出
ノズル、６…オゾン発生機、７…誘導パイプ、８…オゾ
ン分解器、８ｂ…ＵＶランプ、８ｃ…触媒、９…導出ノ
ズル、１１…ＵＶランプ。
…ポンプ、４…気化器、４ａ…入口、４ｂ…出口、４ｃ
…気化室、４ｄ…気化器本体、４ｆ…ヒ−タ、５…噴出
ノズル、６…オゾン発生機、７…誘導パイプ、８…オゾ
ン分解器、８ｂ…ＵＶランプ、８ｃ…触媒、９…導出ノ
ズル、１１…ＵＶランプ。
Claims (3)
- 【請求項１】 少なくとも水を含む蒸気用液体を収容し
た貯液タンクと、 貯液タンク内に一端を挿入された給液パイプと、 給液パイプの途中に介装されたポンプと、 出・入口及び気化室を有する気化器本体と該気化器本体
を加熱するヒ−タを備え、入口に給液パイプの他端を接
続された気化器と、 気化器の出口に設けられた噴出ノズルと、 オゾン送出用の出口を有するオゾン発生機と、 オゾン発生機の出口に一端を接続された誘導パイプと、 紫外線を照射可能な光源及び還元触媒を備え、誘導パイ
プの途中に介装されたオゾン分解器と、 誘導パイプの他端に設けられ、噴出ノズルの前方に該噴
出ノズルと直交する向きで配置された導出ノズルとを具
備した、 ことを特徴とする消臭・殺菌装置。 - 【請求項２】 少なくとも水を含む蒸気用液体を収容し
た貯液タンクと、 貯液タンク内に一端を挿入された給液パイプと、 給液パイプの途中に介装されたポンプと、 出・入口及び気化室を有する気化器本体と該気化器本体
を加熱するヒ−タを備え、入口に給液パイプの他端を接
続された気化器と、 気化器の出口に設けられた噴出ノズルと、 オゾン送出用の出口を有するオゾン発生機と、 オゾン発生機の出口に一端を接続された誘導パイプと、 誘導パイプの他端に設けられ、噴出ノズルの前方に該噴
出ノズルと直交する向きで配置された導出ノズルと、 噴出ノズル及び導出ノズルの先端に対峙して配置された
紫外線を照射可能な光源とを具備した、 ことを特徴とする消臭・殺菌装置。 - 【請求項３】 少なくとも水を含む蒸気用液体を収容し
た貯液タンクと、 貯液タンク内に一端を挿入された給液パイプと、 給液パイプの途中に介装されたポンプと、 出・入口及び気化室を有する気化器本体と該気化器本体
を加熱するヒ−タを備え、入口に給液パイプの他端を接
続された気化器と、 気化器の出口に設けられた噴出ノズルと、 オゾン送出用の出口を有するオゾン発生機と、 オゾン発生機の出口に一端を接続された誘導パイプと、 紫外線を照射可能な光源及び還元触媒を備え、誘導パイ
プの途中に介装されたオゾン分解器と、 誘導パイプの他端に設けられ、噴出ノズルの前方に該噴
出ノズルと直交する向きで配置された導出ノズルと、 噴出ノズル及び導出ノズルの先端に対峙して配置された
紫外線を照射可能な光源とを具備した、 ことを特徴とする消臭・殺菌装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4166346A JPH067420A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 消臭・殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4166346A JPH067420A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 消臭・殺菌装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH067420A true JPH067420A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=15829678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4166346A Pending JPH067420A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 消臭・殺菌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH067420A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997026925A1 (fr) * | 1996-01-22 | 1997-07-31 | Duskin Co., Ltd. | Procede de desodorisation, d'elimination des odeurs et de sterilisation, et dispositif associe |
| JP2011104359A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-06-02 | Abe Tsukasa | 空気清浄装置 |
| JP2012139686A (ja) * | 1994-12-28 | 2012-07-26 | Benrad Ab | 流体処理方法及び流体処理装置 |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP4166346A patent/JPH067420A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012139686A (ja) * | 1994-12-28 | 2012-07-26 | Benrad Ab | 流体処理方法及び流体処理装置 |
| WO1997026925A1 (fr) * | 1996-01-22 | 1997-07-31 | Duskin Co., Ltd. | Procede de desodorisation, d'elimination des odeurs et de sterilisation, et dispositif associe |
| US5904901A (en) * | 1996-01-22 | 1999-05-18 | Duskin Co., Ltd. | Deodorization/odor-removal/disinfection method and deodorization/odor-removal/disinfection apparatus |
| JP2011104359A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-06-02 | Abe Tsukasa | 空気清浄装置 |
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