JPH0523058U - 計量装置 - Google Patents

計量装置

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JPH0523058U
JPH0523058U JP7778491U JP7778491U JPH0523058U JP H0523058 U JPH0523058 U JP H0523058U JP 7778491 U JP7778491 U JP 7778491U JP 7778491 U JP7778491 U JP 7778491U JP H0523058 U JPH0523058 U JP H0523058U
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carry
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計量用チェーンの上に複数個の被計量物品が
載らないようにして、計量精度を向上させること。 【構成】 計量用案内部11と、それぞれが計量用案内部
と非接触の状態で設けられている計量用案内部の入口側
の搬入用案内部10及び計量用案内部の出口側の搬出用案
内部9と、物品を搬入用案内部に沿って搬入用案内部の
出口側に向かって搬送する搬入手段17と、上向きの荷運
び面を有し搬入手段により搬送される物品を搬入用案内
部の出口側で受け入れてこの受け入れた物品14を搬出用
案内部側に向かって搬送する計量用チェーン20と、計量
用チェーンにより搬送される物品を搬出用案内部の入口
側で受け入れてこの受け入れた物品を搬出用案内部の出
口側に搬送する搬出手段19と、計量用チェーンの荷運び
面に保持された状態で計量用案内部を通過する物品の重
量を計量する計量手段13と、計量用チェーンを駆動する
駆動手段21とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主に重量選別機の計量装置に関し、被計量物品を例えばチェーン に載せて移送しながら計量する計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記従来の計量装置には、図5に示すものがある。同図に示す1は計量用チェ ーンガイドレール1(以下、計量用ガイド1という。)であり、計量用のロード セル2により支持されている。ロードセル2は、計量用ガイド1を通過する物品 3の重量を計量し、計量信号を制御部(図示せず)に出力する。計量用ガイド1 の入口側(図の左端部側)と出口側(図の右端部側)にはこの計量用ガイド1と 非接触の状態で搬入用チェーンガイドレール(以下、搬入用ガイド4という。) 及び搬出用チェーンガイドレール5(以下、搬出用ガイド5という。)が基台( 図示せず)に固定されている。そして、この搬入用ガイド4、計量用ガイド1、 搬出用ガイド5には、これら各ガイドにより案内されて走行する搬送用チェーン 6が掛けられており、この搬送用チェーン6は上向きの荷運び面を有し、図の矢 印の方向にモータ7により走行駆動されている。なお、このモータ7は、基台に 取り付けられている。
【0003】 この計量装置は、搬入用ガイド4を走行する搬送用チェーン6の荷運び面に被 計量物品3が供給されると、図5に示すように、物品3を保持した状態で搬送用 チェーン6が搬入用ガイド4を通って計量用ガイド1上を走行する。そして、物 品3が計量用ガイド1上を移動する際、ロードセル2が物品3の重量を計量して 計量信号を出力する。この計量済みの物品3を保持する搬送用チェーン6は、計 量用ガイド1を通過後、搬出用ガイド5を走行して、この計量済み物品3を後段 に搬送する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 従来の計量装置は、図5に示すように、搬入用ガイド4、搬出用ガイド5及び スプロケット8a〜8cによりチェーン6の張力を受け持たせ、この張力のかか ったチェーン6の下側であって、搬入用ガイド4及び搬出用ガイド5の間に計量 用ガイド1を設け、そしてモータ7を基台に設けることにより、ロードセル2に はモータ7、スプロケット8等の重量がかからないようにしてあるので、その分 ロードセル2を小型にすることができる。これにより、ロードセル2の許容計量 範囲の上限値を被計量物品3の最大重量に近づけることができるので、高い計量 精度を得ることができる。
【0005】 しかし、例えば図5に示すようにチェーン6を介して3つの各ガイド1、4、 5上に3個(又は複数個)の物品3が載っている状態とか、図には示していない が、同じくチェーン6を介して搬入用ガイド4上又は搬出用ガイド5上と計量用 ガイド1上とに複数個の物品3が載っている状態で計量用ガイド1上の物品3を 計量する場合では、計量誤差を生じるという問題がある。これは、チェーン6に 載っている物品3の個数とか、計量用ガイド1に載っている物品3と他のガイド 4又は5に載っている物品3との距離に基づいて、計量用ガイド1上を走行する チェーン6の張力が変わり、この張力の変化により物品3の重量がロードセル2 に正確に伝達されない為である。
【0006】 そして、被計量物品3が例えば供給コンベア(図示せず)により搬入用ガイド 4に供給されている場合、物品3が供給コンベアから搬入用ガイド4を走行する 搬送用チェーン6に載り移るとき、搬送用チェーン6に衝撃がかかり、この衝撃 により搬送用チェーン6の張力が変化し、この張力が変化したときに計量が行わ れると、上記と同様に計量誤差を生じるという問題がある。 本考案は、上記問題点を解決する計量装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、計量用案内部と、それぞれがこの計量用案内部と非接触の状態で 設けられている上記計量用案内部の入口側の搬入用案内部及び上記計量用案内部 の出口側の搬出用案内部と、物品を上記搬入用案内部に沿って上記搬入用案内部 の出口側に向かって搬送する搬入手段と、上向きの荷運び面を有し上記搬入用案 内部、上記計量用案内部及び上記搬出用案内部に順次案内されて走行し上記搬入 手段により搬送される物品を上記搬入用案内部の出口側で受け入れてこの受け入 れた物品を上記計量用案内部を通り上記搬出用案内部側に向かって搬送する計量 用牽引力伝達手段と、この計量用牽引力伝達手段により搬送される物品を上記搬 出用案内部の入口側で受け入れてこの受け入れた物品を上記搬出用案内部の出口 側に搬送する搬出手段と、上記計量用牽引力伝達手段の荷運び面に保持された状 態で上記計量用案内部を通過する物品の重量を計量する計量手段と、上記固定側 に設けられ上記計量用牽引力伝達手段を駆動する駆動手段と、を具備することを 特徴とするものである。
【0008】
【作用】
この考案の計量装置によると、搬入用案内部に被計量物品が供給されると、搬 入手段が物品を受け入れて、この受け入れた物品を搬入用案内部に沿ってこの出 口側に向かって搬送する。計量用牽引力伝達手段は、搬入手段により搬送されて いる物品を搬入用案内部の出口側で荷運び面に受け入れて、この受け入れた物品 を保持した状態で計量用案内部を通って搬出用案内部の入口側に向かって搬送す る。そして、物品が計量用案内部上を通過する際、計量手段が物品の重量を計量 する。しかる後、計量用牽引力伝達手段が計量済み物品を保持した状態で搬出用 案内部の入口側に走行してきた時に、搬出手段がこの計量済み物品を計量用牽引 力伝達手段の荷運び面から受け入れて、この受け入れた物品を搬出用案内部に沿 ってこの出口側に搬送する。
【0009】 そして、搬入手段及び搬出手段と計量用牽引力伝達手段とが機械的に切り離さ れた構成であるから、搬入手段及び搬出手段が搬送している物品の個数が変化し ても、物品を搬送している計量用牽引力伝達手段の張力を常に一定にすることが できる。
【0010】
【実施例】
本考案の計量装置の第1実施例を図1乃至図3を参照して説明する。この計量 装置は、図には示していないが後段に設けた従来公知の分配装置とにより重量選 別機を構成しており、計量した物品を搬出用案内部9から排出して、後段の分配 装置に搬送する。そして、分配装置は、予め定めた複数の重量ランクのうち物品 の計量値と対応する重量ランクを選択し、その重量ランクの位置に物品を排出し 、これによって、物品の重量選別を行う。以下、従来公知の分配装置の詳細な説 明を省略し、計量装置について説明する。
【0011】 計量装置は、図1に示すように、基台12の上面に計量手段13が設けられて おり、この計量手段13により計量用案内部11が支持されている。計量手段1 3は計量用案内部11上を通過する物品14の重量を計量し、その計量値と対応 する計量信号を生成し、その計量信号を分配装置に送信する。そして、計量用案 内部11の入口側(図の左側)には、計量用案内部11と非接触の状態で搬入用 案内部10が配置されており、この搬入用案内部10は支持部15を介して基台 12に取り付けられている。また、計量用案内部11の出口側(図の右側)には 、計量用案内部11と非接触の状態で搬出用案内部9が配置されており、この搬 出用案内部9は支持部16を介して基台12に取り付けられている。そして、搬 入手段17の構成要素である搬送用チェーン18が搬入用案内部10を走行し、 計量用案内部11を回避して搬出用案内部9を走行するように各案内部9、10 に掛けられている。なお、この搬送用チェーン18は、搬出用案内部9を走行し て搬出手段19の構成要素の1つとしても成している。更に、計量用牽引力伝達 手段20が搬入用案内部10、計量用案内部11及び搬出用案内部9を走行する ように各案内部9、10、11に掛けられている。これら搬送用チェーン18及 び計量用牽引力伝達手段20は、搬入用案内部10から搬出用案内部9に向かう 方向に走行するように駆動手段21により駆動されている。
【0012】 計量用案内部11は、図1に示すように正面形状が略逆三角形の2枚の板状体 22を備えており、この2枚の板状体22は図2に示すように所定の間隔を隔て て平行して結合されている。そして、各板状体22の上面には、計量用牽引力伝 達手段20(以下、計量用チェーン20という。)を案内する計量用ガイドレー ル23が設けられている。計量用ガイドレール23は、断面が矩形の溝であり、 溝方向が水平方向に対して平行すると共に各計量用ガイドレール23は互いに平 行して形成されている。
【0013】 計量手段13は、ロードセル(図示せず)を備えており、ロードセルの荷重受 部24が計量用案内部11の下端部と結合し、計量用案内部11を支持している 。
【0014】 搬入用案内部10は、図1に示すように正面形状が横長のトラック状の2台の 本体25を備えており、この2台の本体25は図2に示すように所定の間隔を隔 てて平行して配置されている。この2台の本体25は、夫々支持部15を介して 基台12に取り付けられている。この各本体15の夫々の上面には、計量用チェ ーン20を案内する計量用ガイドレール26と搬送用チェーン18を案内する搬 入用ガイドレール27とが設けられている。各ガイドレール26、27は、図2 に示すように、搬入用案内部10の上方から見て互いに平行して形成されている 。各ガイドレール26、27は、計量用案内部11に設けられているものと同等 の断面が矩形の溝である。
【0015】 なお、図2に示すように、搬入用案内部10の2本の計量用ガイドレール26 は、平行する2台の本体25の互いに接近する内側上面に設けられており、図1 に示すように各本体25の左端の半円の屈曲部の内側に沿って形成されている反 転部28と、この反転部28の上端から本体25の上面に沿って徐々に図の右上 方向に向かうように形成された傾斜部29とからなっている。そして、この2本 の計量用ガイドレール26の各傾斜部29の各右端部は、計量用案内部11の計 量用ガイドレール23の左端部と対向している。そして、2本の搬入用ガイドレ ール27は、この2本の計量用ガイドレール26を挟んでその外側に設けられて おり、図1に示すように本体25の左端の半円の屈曲部の外周に沿って設けられ ている入口側反転部30と、この入口側反転部30の上端から本体25の上面に 沿って水平に形成されている水平部31と、この水平部31の右端部から本体2 5の右端の屈曲部の外周に沿って形成されている約1/4円の長さの出口側反転 部32とからなっている。搬入用ガイドレール27の水平部31は、図1に示す ように左端部が計量用ガイドレール23の傾斜部29の左側部の少し上側に位置 し、その右端部がこの傾斜部29の右端部と略同一の高さ位置となるように形成 されている。そして、各本体25の右端の出口側には、搬入用ガイドレール27 の出口側反転部32の図の右下方位置に搬送用チェーン18のテンションプーリ 33が設けられている。
【0016】 搬出用案内部9は、図1に示すように、搬入用案内部10と左右対称の同等の ものであり、搬入用案内部10よりも搬送方向の長さが少し短く形成されている 。即ち、夫々が支持部16を介して基台12に取り付けられている2台の本体3 4と、各本体34の上面に沿って設けられている計量用ガイドレール35及び搬 出用ガイドレール36と、各本体34の左端に設けられている搬送用チェーン1 8のテンションプーリ37とからなっている。そして、搬送方向に従って図の右 下方向に徐々に下降する計量用ガイドレール35の傾斜部38の左端部が計量用 案内部11の計量用ガイドレール23の右端部と対向し、この左端部が搬出用ガ イドレール36の左端部と略同一の高さ位置に形成されている。
【0017】 この環状の搬送用チェーン18は、外周に荷運び面が設けられており、荷運び 面が内側になる方向及び外側になる方向に屈曲が自在である。この2本の搬送用 チェーン18は、図1乃至図3に示すように、夫々が搬入用案内部10の搬入用 ガイドレール27を通り、テンションプーリ33、37に沿ってその下側を潜っ て計量用案内部11を回避して、更に搬出用案内部9の搬出用ガイドレール36 通り、基台12に各軸を介して回動自在に設けたスプロケット(39、40、4 1)、(64、62、61)と係合している。ただし、スプロケット64は図に は現れていない。この2本の搬送用チェーン18は、同一の速度で図1の時計方 向(矢印の方向)に走行する。そして、搬送用チェーン18は、各ガイドレール の深さの寸法よりも厚く形成されており、荷運び面に物品14を載せた状態で走 行することができる。そして、この搬送用チェーン18及び搬入用案内部10が 請求項1に記載の搬入手段17を構成し、搬送用チェーン18及び搬出用案内部 9が請求項1に記載の搬出手段19を構成する。
【0018】 計量用チェーン20は、搬送用チェーン18と同等の環状に形成されたチェー ンである。即ち、計量用チェーン20も外周に荷運び面が設けられており、荷運 び面が内側になる方向及び外側になる方向に屈曲が自在である。この2本の計量 用チェーン20は、図1乃至図3に示すように、夫々が搬入用案内部10の計量 用ガイドレール26、計量用案内部11の計量用ガイドレール23、及び搬出用 案内部9の計量用ガイドレール35を通り、各軸に設けたスプロケット(62、 50、49)、(63、52、51)と係合しており、搬送用チェーン18と同 方向に、且つ同一の速度で走行する。そして、搬送用チェーン18と同様に荷運 び面に物品14を載せた状態で走行することができる。ただし、軸43に取り付 けられており、計量用チェーン20と係合するスプロケット62、63は図には 現れていない。
【0019】 駆動手段21は、モータ(以下、モータ21という。)であり、基台12に取 り付けられている。このモータ21の回転軸にはプーリ42が取り付けられてお り、このプーリ42と軸43の端部に取り付けられているプーリ44とに動力伝 達用ベルト45が掛けられている。このモータ21の回転軸が回転すると、軸4 3に取り付けられている4つのスプロケット39、62、63、64が回転し、 このスプロケットの回転により合計4本の計量用チェーン20及び搬送用チェー ン18が図の矢印の方向に走行する。
【0020】 図に示す46は、光電スイッチである。光電スイッチ46は、その前方を通過 する物品14を検知したときに、信号を発生して計量手段13に送信し、計量手 段13の計量のタイミングをとっている。
【0021】 上記計量装置の作用を説明する。この計量装置により計量することができる物 品14は、図3に示すように2本の搬送用チェーン18に跨がった状態で保持す ることができ、この保持された状態で搬送することができる形状のものである。 このような形状の被計量物品14を搬入用案内部10の搬入用ガイドレール27 の入口側を走行する2本の搬送用チェーン18の荷運び面に供給すると、図1に 示すようにこの位置では搬送用チェーン18の荷運び面が計量用チェーン20の 荷運び面よりも上側にあるので、搬送用チェーン18が物品14を保持した状態 で搬入用案内部10の出口側(図の右側方向)に向かって走行する。ただし、搬 送用チェーン18は、その荷運び面が搬入用ガイドレール27の出口側で計量用 チェーン20の荷運び面と略同一の高さになり、しかる後に、搬入用ガイドレー ル27の出口側反転部32に沿って右下方向に反転している。一方、計量用チェ ーン20は、搬入用案内部10の出口を通り、そのまま水平方向に移動して計量 用案内部11の計量用ガイドレール23を走行する。従って、搬送用チェーン1 8が搬入用案内部10の出口に物品14を搬送すると、この出口で物品14が計 量用チェーン20に載り移り、計量用チェーン20は物品14を保持した状態で 計量用案内部11の計量用ガイドレール23に沿って走行し、計量用案内部11 を通過して、搬出用案内部9の入口側に至る。なお、物品14が計量用案内部1 1を通過する際、光電スイッチ46が物品14を検知すると、計量手段13が物 品14の重量を計量して計量信号を出力する。ただし、計量用チェーン20は、 その荷運び面が搬出用案内部9の入口側から出口側に向かうに従って徐々に下降 しながら出口側反転部47に向かっている。一方、搬送用チェーン18は、テン ションプーリ37により図1の右上方向に反転し、そして搬出用案内部9の搬出 用ガイドレール36の入口側反転部48に沿って反転して水平方向に向かってお り、この搬出用案内部9の入口側で搬送用チェーン18の荷運び面と計量用チェ ーン20の荷運び面とが略同一の高さとなる。従って、計量用チェーン20が搬 出用案内部9の入口に物品14を搬送すると、この入口で物品14が搬送用チェ ーン18に載り移り、搬送用チェーン18は物品14を保持した状態で搬出用案 内部9の搬出用ガイドレール36に沿って出口側に向かって走行する。そして、 この計量済み物品14を後段の分配装置に搬送する。
【0022】 このように、計量用チェーン20と搬送用チェーン18とを別個に設けてある ので、図1に示すように、搬送用チェーン18上に複数個の物品14が載ってい ても、計量用チェーンにかかる張力には影響が無く、従って、計量用チェーンに 載っている物品の重量を正確に計量することができる。
【0023】 第2実施例を図4を参照して説明する。第2実施例が第1実施例と相違すると ころは、第1実施例は2本の計量用チェーン20を3つのスプロケット(62、 50、49)、(63、52、51)に掛け渡し、モータ21の動力を各スプロ ケット62、63を介して計量用チェーン20に伝達して計量用チェーン20を 走行させているが、このスプロケット62、63を介してモータ21の動力を計 量用チェーン20に伝達する代わりに、搬出用案内部9に連動装置53を設け、 この連動装置53及び搬送用チェーン18を介してモータ21の動力を計量用チ ェーン20に伝達して計量用チェーン20を走行させているところである。
【0024】 これを達成する為に、第1実施例は搬入用案内部10に設けた2本の計量用ガ イドレール26の入口側と搬出用案内部9に設けた2本の計量用ガイドレール3 5の出口側とに反転部28、47を設けているが、これらの反転部28、47を 設ける代わりに、図4に示すように、その各位置にスプロケット54、55を回 動自在に設け、このスプロケット54、55に計量用チェーン20を掛ける。そ して、第1実施例は各計量用チェーン20の下側の走行路を3つのスプロケット (62、50、49)、(63、52、51)に通しているが、3つのスプロケ ットに通す代わりに、同図に示すように弛んだ状態で走行させる。また、第1実 施例は搬出用案内部9に設けた2本の搬出用ガイドレール36の出口側に出口側 反転部56を設けているが、この出口側反転部56を設ける代わりに、スプロケ ット57を回動自在に設け、このスプロケット57に搬送用チェーン18を掛け る。そして、スプロケット59の回転をスプロケット55に伝達することができ るように、スプロケット59と55をスプロケット57、58、連動用チェーン 60を介して連結する。ただし、その他の部分は、第1実施例と同等であるので 、詳細な説明を省略する。
【0025】 上記の構成により、モータ21を駆動すると、モータ21の動力が、スプロケ ット39、64、搬送用チェーン18に伝達して、搬送用チェーン18が第1実 施例と同様に図の矢印の方向に走行すると共に、搬送チェーンの走行がスプロケ ット59、57、連動用チェーン60及びスプロケット58、55を介して計量 用チェーン20に伝達して、計量用チェーン20が図の矢印の方向に走行する。
【0026】 この計量装置により、物品14の重量を計量するときは、第1実施例と同様に 、2つ以上の物品14が計量用チェーン20に載らないように所定の間隔を隔て て被計量物品14を搬入用案内部10の入口側に順次供給すればよい。これらの 物品14は、第1実施例と同様にして順次計量手段13により計量されるので、 詳細な説明を省略する。そして、この計量済み物品14は、搬出用案内部9の出 口側から後段の分配装置に排出されて計量が終了する。
【0027】 ただし、上記各実施例において、物品14の搬送手段として搬送用チェーン1 8及び計量用チェーン20を使用したが、搬送用チェーン18及び計量用チェー ン20の代わりに、荷受け面が上向きの搬送用ベルト及び計量用ベルトを使用す ることができる。
【0028】 そして、上記実施例において、搬送用チェーン18及び計量用チェーン20を 1台のモータ21により駆動したが、搬送用チェーン18及び計量用チェーン2 0を夫々別個のモータにより駆動してもよい。
【0029】 また、上記実施例において、搬入用案内部10と搬出用案内部9に1本の搬送 用チェーン18を走行させたが、1本の搬送用チェーン18を走行させずに、搬 入用案内部10と搬出用案内部9に夫々別個の搬送用チェーンを走行させてもよ い。
【0030】
【考案の効果】
本考案によると、搬入手段及び搬出手段と計量用牽引力伝達手段とが機械的に 切り離された構成であるから、搬入手段又は搬出手段が搬送している物品の個数 が変化しても、物品を搬送している計量用牽引力伝達手段の張力が常に一定であ り、これにより、従来の計量装置と比較して計量精度を向上させることができる という効果がある。
【0031】 そして、計量用牽引力伝達手段が被計量物品を保持した状態で走行するのが、 計量用案内部以外に、搬入用案内部の出口区間と搬出用案内部の入口区間の短い 区間であるから、計量用牽引力伝達手段が被計量物品を保持した状態で走行する 区間が従来よりも短く、これにより、この計量装置に供給する被計量物品の供給 間隔を従来よりも狭くすることができ、よって、計量能力(時間当たりの計量回 数)を従来よりも高めることができるという効果もある。
【0032】 また、搬入手段に被計量物品が供給されたとき、搬入手段の搬送力に負荷(衝 撃)がかかるが、この負荷は計量用牽引力伝達手段に伝達されないので、計量用 牽引力伝達手段の張力が変化せず、従って、物品の重量を従来よりも正確に計量 することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例に係る計量装置の正面図
である。
【図2】同実施例の計量装置の平面図である。
【図3】同実施例の計量装置の側面図である。
【図4】同考案の第2実施例に係る計量装置の概略正面
図である。
【図5】従来の計量装置の概略正面図である。
【符号の説明】
9 搬出用案内部 10 搬入用案内部 11 計量用案内部 13 計量手段 17 搬入手段 18 搬送用チェーン 19 搬出手段 20 計量用チェーン(計量用牽引力伝達手段) 21 モータ(駆動手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量用案内部と、それぞれがこの計量用
    案内部と非接触の状態で設けられている上記計量用案内
    部の入口側の搬入用案内部及び上記計量用案内部の出口
    側の搬出用案内部と、物品を上記搬入用案内部に沿って
    上記搬入用案内部の出口側に向かって搬送する搬入手段
    と、上向きの荷運び面を有し上記搬入用案内部、上記計
    量用案内部及び上記搬出用案内部に順次案内されて走行
    し上記搬入手段により搬送される物品を上記搬入用案内
    部の出口側で受け入れてこの受け入れた物品を上記計量
    用案内部を通り上記搬出用案内部側に向かって搬送する
    計量用牽引力伝達手段と、この計量用牽引力伝達手段に
    より搬送される物品を上記搬出用案内部の入口側で受け
    入れてこの受け入れた物品を上記搬出用案内部の出口側
    に搬送する搬出手段と、上記計量用牽引力伝達手段の荷
    運び面に保持された状態で上記計量用案内部を通過する
    物品の重量を計量する計量手段と、上記計量用牽引力伝
    達手段を駆動する駆動手段と、を具備することを特徴と
    する計量装置。
JP1991077784U 1991-08-30 1991-08-30 計量装置 Expired - Lifetime JP2559881Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57198019U (ja) * 1981-06-11 1982-12-16
JPS60181621A (ja) * 1984-02-29 1985-09-17 Anritsu Corp 秤量装置

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