JP2559881Y2 - 計量装置 - Google Patents

計量装置

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JP2559881Y2
JP2559881Y2 JP1991077784U JP7778491U JP2559881Y2 JP 2559881 Y2 JP2559881 Y2 JP 2559881Y2 JP 1991077784 U JP1991077784 U JP 1991077784U JP 7778491 U JP7778491 U JP 7778491U JP 2559881 Y2 JP2559881 Y2 JP 2559881Y2
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孝橋  徹
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主に重量選別機の計
量装置に関し、被計量物品を例えばチェーンに載せて移
送しながら計量する計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記従来の計量装置には、図5に示すも
のがある。同図に示す1は計量用チェーンガイドレール
1(以下、計量用ガイド1という。)であり、計量用の
ロードセル2により支持されている。ロードセル2は、
計量用ガイド1を通過する物品3の重量を計量し、計量
信号を制御部(図示せず)に出力する。計量用ガイド1
の入口側(図の左端部側)と出口側(図の右端部側)に
はこの計量用ガイド1と非接触の状態で搬入用チェーン
ガイドレール(以下、搬入用ガイド4という。)及び搬
出用チェーンガイドレール5(以下、搬出用ガイド5と
いう。)が基台(図示せず)に固定されている。そし
て、この搬入用ガイド4、計量用ガイド1、搬出用ガイ
ド5には、これら各ガイドにより案内されて走行する搬
送用チェーン6が掛けられており、この搬送用チェーン
6は上向きの荷運び面を有し、図の矢印の方向にモータ
7により走行駆動されている。なお、このモータ7は、
基台に取り付けられている。
【0003】この計量装置は、搬入用ガイド4を走行す
る搬送用チェーン6の荷運び面に被計量物品3が供給さ
れると、図5に示すように、物品3を保持した状態で搬
送用チェーン6が搬入用ガイド4を通って計量用ガイド
1上を走行する。そして、物品3が計量用ガイド1上を
移動する際、ロードセル2が物品3の重量を計量して計
量信号を出力する。この計量済みの物品3を保持する搬
送用チェーン6は、計量用ガイド1を通過後、搬出用ガ
イド5を走行して、この計量済み物品3を後段に搬送す
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の計量装置は、図
5に示すように、搬入用ガイド4、搬出用ガイド5及び
スプロケット8a〜8cによりチェーン6の張力を受け
持たせ、この張力のかかったチェーン6の下側であっ
て、搬入用ガイド4及び搬出用ガイド5の間に計量用ガ
イド1を設け、そしてモータ7を基台に設けることによ
り、ロードセル2にはモータ7、スプロケット8等の重
量がかからないようにしてあるので、その分ロードセル
2を小型にすることができる。これにより、ロードセル
2の許容計量範囲の上限値を被計量物品3の最大重量に
近づけることができるので、高い計量精度を得ることが
できる。
【0005】しかし、例えば図5に示すようにチェーン
6を介して3つの各ガイド1、4、5上に3個(又は複
数個)の物品3が載っている状態とか、図には示してい
ないが、同じくチェーン6を介して搬入用ガイド4上又
は搬出用ガイド5上と計量用ガイド1上とに複数個の物
品3が載っている状態で計量用ガイド1上の物品3を計
量する場合では、計量誤差を生じるという問題がある。
これは、チェーン6に載っている物品3の個数とか、計
量用ガイド1に載っている物品3と他のガイド4又は5
に載っている物品3との距離に基づいて、計量用ガイド
1上を走行するチェーン6の張力が変わり、この張力の
変化により物品3の重量がロードセル2に正確に伝達さ
れない為である。
【0006】そして、被計量物品3が例えば供給コンベ
ア(図示せず)により搬入用ガイド4に供給されている
場合、物品3が供給コンベアから搬入用ガイド4を走行
する搬送用チェーン6に載り移るとき、搬送用チェーン
6に衝撃がかかり、この衝撃により搬送用チェーン6の
張力が変化し、この張力が変化したときに計量が行われ
ると、上記と同様に計量誤差を生じるという問題があ
る。本考案は、上記問題点を解決する計量装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案に係る計量装置
は、計量用案内部と、それぞれがこの計量用案内部と非
接触の状態で設けられている上記計量用案内部の入口側
の搬入用案内部及び上記計量用案内部の出口側の搬出用
案内部と、物品を上記搬入用案内部に沿って上記搬入用
案内部の出口側に向かって搬送する搬入手段と、上向き
の荷運び面を有し上記搬入用案内部、上記計量用案内部
及び上記搬出用案内部に順次案内されて走行し上記搬入
手段により搬送される物品を上記搬入用案内部の出口側
で受け入れてこの受け入れた物品を上記計量用案内部を
通り上記搬出用案内部の出口側に向かって搬送する計量
用牽引力伝達手段と、この計量用牽引力伝達手段により
搬送される物品を上記搬出用案内部の入口側で受け入れ
てこの受け入れた物品を上記搬出用案内部の出口側に搬
送する搬出手段と、物品が上記計量用牽引力伝達手段の
荷運び面に保持された状態で上記計量用案内部を通過す
る当該物品の重量を計量する計量手段と、上記計量用牽
引力伝達手段を駆動する駆動手段と、を具備する計量装
置において、 上記搬入用案内部上の上記搬入手段と上記
搬出用案内部上の上記搬出手段のそれぞれの荷運び面
は、略同一の水平面上に沿って走行し、 上記計量用牽引
力伝達手段の荷運び面は、上記搬入用案内部上ではその
入口側から出口側に向かって徐々に上昇しながら走行
し、上記搬入用案内部の出口側上、上記計量用案内部
上、及び搬出用案内部の入口側上では上記搬入用案内部
上の上記搬入手段の荷運び面と略同一の高さで走行し、
上記搬出用案内部上ではその入口側から出口側に向かっ
て徐々に下降しながら走行し、上記搬入手段、上記計量
用牽引力伝達手段、及び上記搬出手段は、略同一の速度
で走行することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】この考案の計量装置によると、搬入用案内部に
被計量物品が供給されると、搬入手段が物品を受け入れ
て、この受け入れた物品を搬入用案内部に沿ってこの出
口側に向かって搬送する。計量用牽引力伝達手段は、搬
入手段により搬送されている物品を搬入用案内部の出口
側で荷運び面に受け入れて、この受け入れた物品を保持
した状態で計量用案内部を通って搬出用案内部の入口側
に向かって搬送する。そして、物品が計量用案内部上を
通過する際、計量手段が物品の重量を計量する。しかる
後、計量用牽引力伝達手段が計量済み物品を保持した状
態で搬出用案内部の入口側に走行してきた時に、搬出手
段がこの計量済み物品を計量用牽引力伝達手段の荷運び
面から受け入れて、この受け入れた物品を搬出用案内部
に沿ってこの出口側に搬送する。
【0009】そして、搬入手段及び搬出手段と計量用牽
引力伝達手段とが機械的に切り離された構成であるか
ら、搬入手段及び搬出手段が搬送している物品の個数が
変化しても、物品を搬送している計量用牽引力伝達手段
の張力を常に一定にすることができる。
【0010】
【実施例】本考案の計量装置の第1実施例を図1乃至図
3を参照して説明する。この計量装置は、図には示して
いないが後段に設けた従来公知の分配装置とにより重量
選別機を構成しており、計量した物品を搬出用案内部9
から排出して、後段の分配装置に搬送する。そして、分
配装置は、予め定めた複数の重量ランクのうち物品の計
量値と対応する重量ランクを選択し、その重量ランクの
位置に物品を排出し、これによって、物品の重量選別を
行う。以下、従来公知の分配装置の詳細な説明を省略
し、計量装置について説明する。
【0011】計量装置は、図1に示すように、基台12
の上面に計量手段13が設けられており、この計量手段
13により計量用案内部11が支持されている。計量手
段13は計量用案内部11上を通過する物品14の重量
を計量し、その計量値と対応する計量信号を生成し、そ
の計量信号を分配装置に送信する。そして、計量用案内
部11の入口側(図の左側)には、計量用案内部11と
非接触の状態で搬入用案内部10が配置されており、こ
の搬入用案内部10は支持部15を介して基台12に取
り付けられている。また、計量用案内部11の出口側
(図の右側)には、計量用案内部11と非接触の状態で
搬出用案内部9が配置されており、この搬出用案内部9
は支持部16を介して基台12に取り付けられている。
そして、搬入手段17の構成要素である搬送用チェーン
18が搬入用案内部10を走行し、計量用案内部11を
回避して搬出用案内部9を走行するように各案内部9、
10に掛けられている。なお、この搬送用チェーン18
は、搬出用案内部9を走行して搬出手段19の構成要素
の1つとしても成している。更に、計量用牽引力伝達手
段20が搬入用案内部10、計量用案内部11及び搬出
用案内部9を走行するように各案内部9、10、11に
掛けられている。これら搬送用チェーン18及び計量用
牽引力伝達手段20は、搬入用案内部10から搬出用案
内部9に向かう方向に走行するように駆動手段21によ
り駆動されている。
【0012】計量用案内部11は、図1に示すように正
面形状が略逆三角形の2枚の板状体22を備えており、
この2枚の板状体22は図2に示すように所定の間隔を
隔てて平行して結合されている。そして、各板状体22
の上面には、計量用牽引力伝達手段20(以下、計量用
チェーン20という。)を案内する計量用ガイドレール
23が設けられている。計量用ガイドレール23は、断
面が矩形の溝であり、溝方向が水平方向に対して平行す
ると共に各計量用ガイドレール23は互いに平行して形
成されている。
【0013】計量手段13は、ロードセル(図示せず)
を備えており、ロードセルの荷重受部24が計量用案内
部11の下端部と結合し、計量用案内部11を支持して
いる。
【0014】搬入用案内部10は、図1に示すように正
面形状が横長のトラック状の2台の本体25を備えてお
り、この2台の本体25は図2に示すように所定の間隔
を隔てて平行して配置されている。この2台の本体25
は、夫々支持部15を介して基台12に取り付けられて
いる。この各本体15の夫々の上面には、計量用チェー
ン20を案内する計量用ガイドレール26と搬送用チェ
ーン18を案内する搬入用ガイドレール27とが設けら
れている。各ガイドレール26、27は、図2に示すよ
うに、搬入用案内部10の上方から見て互いに平行して
形成されている。各ガイドレール26、27は、計量用
案内部11に設けられているものと同等の断面が矩形の
溝である。
【0015】なお、図2に示すように、搬入用案内部1
0の2本の計量用ガイドレール26は、平行する2台の
本体25の互いに接近する内側上面に設けられており、
図1に示すように各本体25の左端の半円の屈曲部の内
側に沿って形成されている反転部28と、この反転部2
8の上端から本体25の上面に沿って徐々に図の右上方
向に向かうように形成された傾斜部29とからなってい
る。そして、この2本の計量用ガイドレール26の各傾
斜部29の各右端部は、計量用案内部11の計量用ガイ
ドレール23の左端部と対向している。そして、2本の
搬入用ガイドレール27は、この2本の計量用ガイドレ
ール26を挟んでその外側に設けられており、図1に示
すように本体25の左端の半円の屈曲部の外周に沿って
設けられている入口側反転部30と、この入口側反転部
30の上端から本体25の上面に沿って水平に形成され
ている水平部31と、この水平部31の右端部から本体
25の右端の屈曲部の外周に沿って形成されている約1
/4円の長さの出口側反転部32とからなっている。搬
入用ガイドレール27の水平部31は、図1に示すよう
に左端部が計量用ガイドレール23の傾斜部29の左側
部の少し上側に位置し、その右端部がこの傾斜部29の
右端部と略同一の高さ位置となるように形成されてい
る。そして、各本体25の右端の出口側には、搬入用ガ
イドレール27の出口側反転部32の図の右下方位置に
搬送用チェーン18のテンションプーリ33が設けられ
ている。
【0016】搬出用案内部9は、図1に示すように、搬
入用案内部10と左右対称の同等のものであり、搬入用
案内部10よりも搬送方向の長さが少し短く形成されて
いる。即ち、夫々が支持部16を介して基台12に取り
付けられている2台の本体34と、各本体34の上面に
沿って設けられている計量用ガイドレール35及び搬出
用ガイドレール36と、各本体34の左端に設けられて
いる搬送用チェーン18のテンションプーリ37とから
なっている。そして、搬送方向に従って図の右下方向に
徐々に下降する計量用ガイドレール35の傾斜部38の
左端部が計量用案内部11の計量用ガイドレール23の
右端部と対向し、この左端部が搬出用ガイドレール36
の左端部と略同一の高さ位置に形成されている。
【0017】この環状の搬送用チェーン18は、外周に
荷運び面が設けられており、荷運び面が内側になる方向
及び外側になる方向に屈曲が自在である。この2本の搬
送用チェーン18は、図1乃至図3に示すように、夫々
が搬入用案内部10の搬入用ガイドレール27を通り、
テンションプーリ33、37に沿ってその下側を潜って
計量用案内部11を回避して、更に搬出用案内部9の搬
出用ガイドレール36通り、基台12に各軸を介して回
動自在に設けたスプロケット(39、40、41)、
(64、62、61)と係合している。ただし、スプロ
ケット64は図には現れていない。この2本の搬送用チ
ェーン18は、同一の速度で図1の時計方向(矢印の方
向)に走行する。そして、搬送用チェーン18は、各ガ
イドレールの深さの寸法よりも厚く形成されており、荷
運び面に物品14を載せた状態で走行することができ
る。そして、この搬送用チェーン18及び搬入用案内部
10が請求項1に記載の搬入手段17を構成し、搬送用
チェーン18及び搬出用案内部9が請求項1に記載の搬
出手段19を構成する。
【0018】計量用チェーン20は、搬送用チェーン1
8と同等の環状に形成されたチェーンである。即ち、計
量用チェーン20も外周に荷運び面が設けられており、
荷運び面が内側になる方向及び外側になる方向に屈曲が
自在である。この2本の計量用チェーン20は、図1乃
至図3に示すように、夫々が搬入用案内部10の計量用
ガイドレール26、計量用案内部11の計量用ガイドレ
ール23、及び搬出用案内部9の計量用ガイドレール3
5を通り、各軸に設けたスプロケット(62、50、4
9)、(63、52、51)と係合しており、搬送用チ
ェーン18と同方向に、且つ同一の速度で走行する。そ
して、搬送用チェーン18と同様に荷運び面に物品14
を載せた状態で走行することができる。ただし、軸43
に取り付けられており、計量用チェーン20と係合する
スプロケット62、63は図には現れていない。
【0019】駆動手段21は、モータ(以下、モータ2
1という。)であり、基台12に取り付けられている。
このモータ21の回転軸にはプーリ42が取り付けられ
ており、このプーリ42と軸43の端部に取り付けられ
ているプーリ44とに動力伝達用ベルト45が掛けられ
ている。このモータ21の回転軸が回転すると、軸43
に取り付けられている4つのスプロケット39、62、
63、64が回転し、このスプロケットの回転により合
計4本の計量用チェーン20及び搬送用チェーン18が
図の矢印の方向に走行する。
【0020】図に示す46は、光電スイッチである。光
電スイッチ46は、その前方を通過する物品14を検知
したときに、信号を発生して計量手段13に送信し、計
量手段13の計量のタイミングをとっている。
【0021】上記計量装置の作用を説明する。この計量
装置により計量することができる物品14は、図3に示
すように2本の搬送用チェーン18に跨がった状態で保
持することができ、この保持された状態で搬送すること
ができる形状のものである。このような形状の被計量物
品14を搬入用案内部10の搬入用ガイドレール27の
入口側を走行する2本の搬送用チェーン18の荷運び面
に供給すると、図1に示すようにこの位置では搬送用チ
ェーン18の荷運び面が計量用チェーン20の荷運び面
よりも上側にあるので、搬送用チェーン18が物品14
を保持した状態で搬入用案内部10の出口側(図の右側
方向)に向かって走行する。ただし、搬送用チェーン1
8は、その荷運び面が搬入用ガイドレール27の出口側
で計量用チェーン20の荷運び面と略同一の高さにな
り、しかる後に、搬入用ガイドレール27の出口側反転
部32に沿って右下方向に反転している。一方、計量用
チェーン20は、搬入用案内部10の出口を通り、その
まま水平方向に移動して計量用案内部11の計量用ガイ
ドレール23を走行する。従って、搬送用チェーン18
が搬入用案内部10の出口に物品14を搬送すると、こ
の出口で物品14が計量用チェーン20に載り移り、計
量用チェーン20は物品14を保持した状態で計量用案
内部11の計量用ガイドレール23に沿って走行し、計
量用案内部11を通過して、搬出用案内部9の入口側に
至る。なお、物品14が計量用案内部11を通過する
際、光電スイッチ46が物品14を検知すると、計量手
段13が物品14の重量を計量して計量信号を出力す
る。ただし、計量用チェーン20は、その荷運び面が搬
出用案内部9の入口側から出口側に向かうに従って徐々
に下降しながら出口側反転部47に向かっている。一
方、搬送用チェーン18は、テンションプーリ37によ
り図1の右上方向に反転し、そして搬出用案内部9の搬
出用ガイドレール36の入口側反転部48に沿って反転
して水平方向に向かっており、この搬出用案内部9の入
口側で搬送用チェーン18の荷運び面と計量用チェーン
20の荷運び面とが略同一の高さとなる。従って、計量
用チェーン20が搬出用案内部9の入口に物品14を搬
送すると、この入口で物品14が搬送用チェーン18に
載り移り、搬送用チェーン18は物品14を保持した状
態で搬出用案内部9の搬出用ガイドレール36に沿って
出口側に向かって走行する。そして、この計量済み物品
14を後段の分配装置に搬送する。
【0022】このように、計量用チェーン20と搬送用
チェーン18とを別個に設けてあるので、図1に示すよ
うに、搬送用チェーン18上に複数個の物品14が載っ
ていても、計量用チェーンにかかる張力には影響が無
く、従って、計量用チェーンに載っている物品の重量を
正確に計量することができる。
【0023】第2実施例を図4を参照して説明する。第
2実施例が第1実施例と相違するところは、第1実施例
は2本の計量用チェーン20を3つのスプロケット(6
2、50、49)、(63、52、51)に掛け渡し、
モータ21の動力を各スプロケット62、63を介して
計量用チェーン20に伝達して計量用チェーン20を走
行させているが、このスプロケット62、63を介して
モータ21の動力を計量用チェーン20に伝達する代わ
りに、搬出用案内部9に連動装置53を設け、この連動
装置53及び搬送用チェーン18を介してモータ21の
動力を計量用チェーン20に伝達して計量用チェーン2
0を走行させているところである。
【0024】これを達成する為に、第1実施例は搬入用
案内部10に設けた2本の計量用ガイドレール26の入
口側と搬出用案内部9に設けた2本の計量用ガイドレー
ル35の出口側とに反転部28、47を設けているが、
これらの反転部28、47を設ける代わりに、図4に示
すように、その各位置にスプロケット54、55を回動
自在に設け、このスプロケット54、55に計量用チェ
ーン20を掛ける。そして、第1実施例は各計量用チェ
ーン20の下側の走行路を3つのスプロケット(62、
50、49)、(63、52、51)に通しているが、
3つのスプロケットに通す代わりに、同図に示すように
弛んだ状態で走行させる。また、第1実施例は搬出用案
内部9に設けた2本の搬出用ガイドレール36の出口側
に出口側反転部56を設けているが、この出口側反転部
56を設ける代わりに、スプロケット57を回動自在に
設け、このスプロケット57に搬送用チェーン18を掛
ける。そして、スプロケット59の回転をスプロケット
55に伝達することができるように、スプロケット59
と55をスプロケット57、58、連動用チェーン60
を介して連結する。ただし、その他の部分は、第1実施
例と同等であるので、詳細な説明を省略する。
【0025】上記の構成により、モータ21を駆動する
と、モータ21の動力が、スプロケット39、64、搬
送用チェーン18に伝達して、搬送用チェーン18が第
1実施例と同様に図の矢印の方向に走行すると共に、搬
送チェーンの走行がスプロケット59、57、連動用チ
ェーン60及びスプロケット58、55を介して計量用
チェーン20に伝達して、計量用チェーン20が図の矢
印の方向に走行する。
【0026】この計量装置により、物品14の重量を計
量するときは、第1実施例と同様に、2つ以上の物品1
4が計量用チェーン20に載らないように所定の間隔を
隔てて被計量物品14を搬入用案内部10の入口側に順
次供給すればよい。これらの物品14は、第1実施例と
同様にして順次計量手段13により計量されるので、詳
細な説明を省略する。そして、この計量済み物品14
は、搬出用案内部9の出口側から後段の分配装置に排出
されて計量が終了する。
【0027】ただし、上記各実施例において、物品14
の搬送手段として搬送用チェーン18及び計量用チェー
ン20を使用したが、搬送用チェーン18及び計量用チ
ェーン20の代わりに、荷受け面が上向きの搬送用ベル
ト及び計量用ベルトを使用することができる。
【0028】そして、上記実施例において、搬送用チェ
ーン18及び計量用チェーン20を1台のモータ21に
より駆動したが、搬送用チェーン18及び計量用チェー
ン20を夫々別個のモータにより駆動してもよい。
【0029】また、上記実施例において、搬入用案内部
10と搬出用案内部9に1本の搬送用チェーン18を走
行させたが、1本の搬送用チェーン18を走行させず
に、搬入用案内部10と搬出用案内部9に夫々別個の搬
送用チェーンを走行させてもよい。
【0030】
【考案の効果】本考案によると、搬入手段及び搬出手段
と計量用牽引力伝達手段とが機械的に切り離された構成
であるから、搬入手段又は搬出手段が搬送している物品
の個数が変化しても、物品を搬送している計量用牽引力
伝達手段の張力が常に一定であり、これにより、従来の
計量装置と比較して計量精度を向上させることができる
という効果がある。
【0031】そして、計量用牽引力伝達手段が被計量物
品を保持した状態で走行するのが、計量用案内部以外
に、搬入用案内部の出口区間と搬出用案内部の入口区間
の短い区間であるから、計量用牽引力伝達手段が被計量
物品を保持した状態で走行する区間が従来よりも短く、
これにより、この計量装置に供給する被計量物品の供給
間隔を従来よりも狭くすることができ、よって、計量能
力(時間当たりの計量回数)を従来よりも高めることが
できるという効果もある。
【0032】また、搬入手段に被計量物品が供給された
とき、搬入手段の搬送力に負荷(衝撃)がかかるが、こ
の負荷は計量用牽引力伝達手段に伝達されないので、計
量用牽引力伝達手段の張力が変化せず、従って、物品の
重量を従来よりも正確に計量することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例に係る計量装置の正面図
である。
【図2】同実施例の計量装置の平面図である。
【図3】同実施例の計量装置の側面図である。
【図4】同考案の第2実施例に係る計量装置の概略正面
図である。
【図5】従来の計量装置の概略正面図である。
【符号の説明】
9 搬出用案内部 10 搬入用案内部 11 計量用案内部 13 計量手段 17 搬入手段 18 搬送用チェーン 19 搬出手段 20 計量用チェーン(計量用牽引力伝達手段) 21 モータ(駆動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−119725(JP,A) 特開 昭63−96008(JP,A) 特開 昭62−255824(JP,A) 特開 昭62−98220(JP,A) 特開 昭60−181621(JP,A) 実開 平2−32023(JP,U) 実開 昭57−198019(JP,U) 実開 昭57−84433(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量用案内部と、それぞれがこの計量用
    案内部と非接触の状態で設けられている上記計量用案内
    部の入口側の搬入用案内部及び上記計量用案内部の出口
    側の搬出用案内部と、物品を上記搬入用案内部に沿って
    上記搬入用案内部の出口側に向かって搬送する搬入手段
    と、上向きの荷運び面を有し上記搬入用案内部、上記計
    量用案内部及び上記搬出用案内部に順次案内されて走行
    し上記搬入手段により搬送される物品を上記搬入用案内
    部の出口側で受け入れてこの受け入れた物品を上記計量
    用案内部を通り上記搬出用案内部の出口側に向かって搬
    送する計量用牽引力伝達手段と、この計量用牽引力伝達
    手段により搬送される物品を上記搬出用案内部の入口側
    で受け入れてこの受け入れた物品を上記搬出用案内部の
    出口側に搬送する搬出手段と、物品が上記計量用牽引力
    伝達手段の荷運び面に保持された状態で上記計量用案内
    部を通過する当該物品の重量を計量する計量手段と、上
    記計量用牽引力伝達手段を駆動する駆動手段と、を具備
    る計量装置において、 上記搬入用案内部上の上記搬入手段と上記搬出用案内部
    上の上記搬出手段のそれぞれの荷運び面は、略同一の水
    平面上に沿って走行し、 上記計量用牽引力伝達手段の荷運び面は、上記搬入用案
    内部上ではその入口側から出口側に向かって徐々に上昇
    しながら走行し、上記搬入用案内部の出口側上、上記計
    量用案内部上、及び搬出用案内部の入口側上では上記搬
    入用案内部上の上記搬入手段の荷運び面と略同一の高さ
    で走行し、上記搬出用案内部上ではその入口側から出口
    側に向かって徐々に下降しながら走行し、 上記搬入手段、上記計量用牽引力伝達手段、及び上記搬
    出手段は、略同一の速度で走行する ことを特徴とする計
    量装置。
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