JPH05230329A - フェノール樹脂成形材料 - Google Patents

フェノール樹脂成形材料

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JPH05230329A
JPH05230329A JP19334291A JP19334291A JPH05230329A JP H05230329 A JPH05230329 A JP H05230329A JP 19334291 A JP19334291 A JP 19334291A JP 19334291 A JP19334291 A JP 19334291A JP H05230329 A JPH05230329 A JP H05230329A
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JP
Japan
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molding material
flame resistance
resin molding
cured product
filler
Prior art date
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Application number
JP19334291A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Honda
利幸 本田
Yuhei Yoshikawa
裕平 吉川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線器具用、自動車部品用、電気機械部品
用、OA事務機部品用、電子部品用、音響機器部品用、
熱器具部品用等に用いられるフェノ−ル樹脂成形材料に
関するもので、耐炎性の良い成形品の得られるフェノ−
ル樹脂成形材料を提供することを目的とする。 【構成】 UL94規格による耐炎性が94V−Oの熱
硬化性樹脂組成物硬化物を含有したことを特徴とするフ
ェノ−ル樹脂成形材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配線器具用、自動車部品
用、電気機械部品用、OA事務機部品用、電子部品用、
音響機器部品用、熱器具部品用等に用いられるフェノ−
ル樹脂成形材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フェノ−ル樹脂成形材料はそのバ
ランスのとれた強度、耐熱性の故に配線器具、車両部
品、電気機器等に広く用いられている。しかしフェノ−
ル樹脂成形材料は耐炎性が悪く、そのUL94規格によ
る耐炎性は94HB水準であった。この対策としてハロ
ゲン化合物、リン化合物、三酸化アンチモン等の難燃剤
を多量に使用しているが、これら物質は有害物、危険物
であり、製造時、加工時、使用時に問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、フェノ−ル樹脂成形材料は本質的に耐炎性が悪
く、難燃剤を多量に添加すると環境上の問題が発生す
る。本発明は従来の技術における上述の問題点に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、環境上の問
題なく耐炎性の良い成形品が得られるフェノ−ル樹脂成
形材料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、UL94規格
による耐炎性が94V−0である熱硬化性樹脂組成物硬
化物を充填剤として含有したことを特徴とするフェノ−
ル樹脂成形材料のため、上記目的を達成することができ
たもので、以下本発明を詳細に説明する。
【0005】本発明に用いるUL94規格による耐炎性
が94V−0である熱硬化性樹脂組成物としては、ユリ
ア樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等のアミ
ノ樹脂組成物等のようにUL94規格による耐炎性が9
4V−0である熱硬化性樹脂組成物の硬化物であるなら
ばよく、特に限定するものではないが、硬化物は粉砕し
て用いる。。硬化物の添加量は成形材料全量の10〜7
0重量%(以下単に%と記す)であることが好ましい。
即ち10%未満では耐炎性が向上し難く、70%を越え
ると成形性が低下する傾向にあるからである。本発明に
おいては必要に応じて木粉、布チップ、綿粉、ガラス繊
維、タルク、クレー、シリカ、炭酸カルシュウム、水酸
化アルミニゥム等の無機質粉末充填剤等を用いることが
できる。更に必要に応じて添加される硬化剤、離型剤、
着色剤、カップリング剤等については特に限定するもの
ではなく、フェノ−ル樹脂成形材料に用い得るものをそ
のまま用いることができる。かくして上記材料を配合、
混合、混練、粉砕し、更に必要に応じて造粒してフェノ
−ル樹脂成形材料を得るものである。該成形材料の成形
については、圧縮成形、トランスファー成形、射出成形
等の任意方法で成形するものである。
【0006】以下本発明を実施例に基づいて説明する。
【0007】
【実施例1乃至3と比較例1及び2】第1表の配合表に
従って材料を配合、混合、混練、粉砕してフェノ−ル樹
脂成形材料を得た。フェノ−ル樹脂としては融点85℃
のノボラック型フエノール樹脂を用いた。硬化物として
はパルプ充填剤のメラミン樹脂成形材料を150℃で1
時間加熱後、粉砕した物を用いた。次に該フェノ−ル樹
脂成形材料を成形圧力250Kg/cm2 、温度160
℃で3分間圧縮成形して成形品を得た。
【0008】得られた成形品の性能は第2表のようであ
る。耐炎性はUL94規格によって0.8mmで試験し
た。
【0009】
【発明の効果】本発明は上述した如く構成されている。
特許請求の範囲に記載した構成を有するフェノ−ル樹脂
成形材料においては、耐炎性が良く、本発明の優れてい
ることを確認した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 UL94規格による耐炎性が94V−0
    である熱硬化性樹脂組成物硬化物を充填剤として含有し
    たことを特徴とするフェノ−ル樹脂成形材料。
JP19334291A 1991-08-02 1991-08-02 フェノール樹脂成形材料 Pending JPH05230329A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010013610A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Sumitomo Bakelite Co Ltd 摩擦材用フェノール樹脂組成物および摩擦材用熱硬化性フェノール樹脂組成物
JP2011068849A (ja) * 2009-08-27 2011-04-07 Sumitomo Bakelite Co Ltd 摩擦材用フェノール樹脂組成物および摩擦材用熱硬化性フェノール樹脂組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010013610A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Sumitomo Bakelite Co Ltd 摩擦材用フェノール樹脂組成物および摩擦材用熱硬化性フェノール樹脂組成物
JP2011068849A (ja) * 2009-08-27 2011-04-07 Sumitomo Bakelite Co Ltd 摩擦材用フェノール樹脂組成物および摩擦材用熱硬化性フェノール樹脂組成物

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