JPH05230327A - フェノール樹脂成形材料 - Google Patents
フェノール樹脂成形材料Info
- Publication number
- JPH05230327A JPH05230327A JP19334091A JP19334091A JPH05230327A JP H05230327 A JPH05230327 A JP H05230327A JP 19334091 A JP19334091 A JP 19334091A JP 19334091 A JP19334091 A JP 19334091A JP H05230327 A JPH05230327 A JP H05230327A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding material
- arc resistance
- resin molding
- cured product
- filler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 配線器具用、自動車部品用、電気機械部品
用、OA事務機部品用、電子部品用、音響機器部品用、
熱器具部品用等に用いられるフェノ−ル樹脂成形材料に
関するもので、比重を維持したうえで、耐アーク性の良
い成形品の得られるフェノ−ル樹脂成形材料を提供する
ことを目的とする。 【構成】 ASTM.D495規格による耐アーク性が
120秒以上の熱硬化性樹脂組成物硬化物を含有したこ
とを特徴とするフェノ−ル樹脂成形材料。
用、OA事務機部品用、電子部品用、音響機器部品用、
熱器具部品用等に用いられるフェノ−ル樹脂成形材料に
関するもので、比重を維持したうえで、耐アーク性の良
い成形品の得られるフェノ−ル樹脂成形材料を提供する
ことを目的とする。 【構成】 ASTM.D495規格による耐アーク性が
120秒以上の熱硬化性樹脂組成物硬化物を含有したこ
とを特徴とするフェノ−ル樹脂成形材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配線器具用、自動車部品
用、電気機械部品用、OA事務機部品用、電子部品用、
音響機器部品用、熱器具部品用等に用いられるフェノ−
ル樹脂成形材料に関するものである。
用、電気機械部品用、OA事務機部品用、電子部品用、
音響機器部品用、熱器具部品用等に用いられるフェノ−
ル樹脂成形材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フェノ−ル樹脂成形材料はそのバ
ランスのとれた強度、耐熱性の故に配線器具、車両部
品、電気機器等に広く用いられている。しかしフェノ−
ル樹脂成形材料には耐アーク性が悪いと言う欠点があ
り、この対策として無機質充填剤を多量に添加している
が、耐アーク性は良くなるが高比重になる欠点があっ
た。
ランスのとれた強度、耐熱性の故に配線器具、車両部
品、電気機器等に広く用いられている。しかしフェノ−
ル樹脂成形材料には耐アーク性が悪いと言う欠点があ
り、この対策として無機質充填剤を多量に添加している
が、耐アーク性は良くなるが高比重になる欠点があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、フェノ−ル樹脂成形材料は本質的に耐アーク性が
悪く、無機質充填剤を多量に添加すると耐アーク性は良
くなるが、高比重になってしまう欠点がある。本発明は
従来の技術における上述の問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、高比重にならずに耐アー
ク性の良い成形品が得られるフェノ−ル樹脂成形材料を
提供することにある。
うに、フェノ−ル樹脂成形材料は本質的に耐アーク性が
悪く、無機質充填剤を多量に添加すると耐アーク性は良
くなるが、高比重になってしまう欠点がある。本発明は
従来の技術における上述の問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、高比重にならずに耐アー
ク性の良い成形品が得られるフェノ−ル樹脂成形材料を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ASTM.D
495規格による耐アーク性が120秒以上の熱硬化性
樹脂組成物硬化物を充填剤として含有したことを特徴と
するフェノ−ル樹脂成形材料のため、上記目的を達成す
ることができたもので、以下本発明を詳細に説明する。
495規格による耐アーク性が120秒以上の熱硬化性
樹脂組成物硬化物を充填剤として含有したことを特徴と
するフェノ−ル樹脂成形材料のため、上記目的を達成す
ることができたもので、以下本発明を詳細に説明する。
【0005】本発明に用いるASTM.D495規格に
よる耐アーク性が120秒以上の熱硬化性樹脂組成物と
しては、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン
樹脂等のアミノ樹脂組成物や不飽和ポリエステル樹脂組
成物等のようにASTM.D495規格による耐アーク
性が120秒以上の熱硬化性樹脂組成物の硬化物である
ならばよく、特に限定するものではないが、硬化物は粉
砕して用いる。。硬化物の添加量は成形材料全量の10
〜70重量%(以下単に%と記す)であることが好まし
い。即ち10%未満では耐アーク性が向上し難く、70
%を越えると成形性が低下する傾向にあるからである。
本発明においては必要に応じて木粉、布チップ、綿粉、
ガラス繊維、タルク、クレー、シリカ、炭酸カルシュウ
ム、水酸化アルミニゥム等の無機質粉末充填剤等を用い
ることができる。更に必要に応じて添加される硬化剤、
離型剤、着色剤、カップリング剤等については特に限定
するものではなく、フェノ−ル樹脂成形材料に用い得る
ものをそのまま用いることができる。かくして上記材料
を配合、混合、混練、粉砕し、更に必要に応じて造粒し
てフェノ−ル樹脂成形材料を得るものである。該成形材
料の成形については、圧縮成形、トランスファー成形、
射出成形等の任意方法で成形するものである。
よる耐アーク性が120秒以上の熱硬化性樹脂組成物と
しては、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン
樹脂等のアミノ樹脂組成物や不飽和ポリエステル樹脂組
成物等のようにASTM.D495規格による耐アーク
性が120秒以上の熱硬化性樹脂組成物の硬化物である
ならばよく、特に限定するものではないが、硬化物は粉
砕して用いる。。硬化物の添加量は成形材料全量の10
〜70重量%(以下単に%と記す)であることが好まし
い。即ち10%未満では耐アーク性が向上し難く、70
%を越えると成形性が低下する傾向にあるからである。
本発明においては必要に応じて木粉、布チップ、綿粉、
ガラス繊維、タルク、クレー、シリカ、炭酸カルシュウ
ム、水酸化アルミニゥム等の無機質粉末充填剤等を用い
ることができる。更に必要に応じて添加される硬化剤、
離型剤、着色剤、カップリング剤等については特に限定
するものではなく、フェノ−ル樹脂成形材料に用い得る
ものをそのまま用いることができる。かくして上記材料
を配合、混合、混練、粉砕し、更に必要に応じて造粒し
てフェノ−ル樹脂成形材料を得るものである。該成形材
料の成形については、圧縮成形、トランスファー成形、
射出成形等の任意方法で成形するものである。
【0006】以下本発明を実施例に基づいて説明する。
【0007】
【実施例1乃至3と比較例1及び2】第1表の配合表に
従って材料を配合、混合、混練、粉砕してフェノ−ル樹
脂成形材料を得た。フェノ−ル樹脂としては融点85℃
のノボラック型フエノール樹脂を用いた。硬化物として
はパルプ充填剤のメラミン樹脂成形材料を150℃で1
時間加熱後、粉砕した物を用いた。次に該フェノ−ル樹
脂成形材料を成形圧力250Kg/cm2 、温度160
℃で3分間圧縮成形して成形品を得た。
従って材料を配合、混合、混練、粉砕してフェノ−ル樹
脂成形材料を得た。フェノ−ル樹脂としては融点85℃
のノボラック型フエノール樹脂を用いた。硬化物として
はパルプ充填剤のメラミン樹脂成形材料を150℃で1
時間加熱後、粉砕した物を用いた。次に該フェノ−ル樹
脂成形材料を成形圧力250Kg/cm2 、温度160
℃で3分間圧縮成形して成形品を得た。
【0008】得られた成形品の性能は第2表のようであ
る。耐アーク性はASTM.D495規格によって試験
した。
る。耐アーク性はASTM.D495規格によって試験
した。
【0009】
【発明の効果】本発明は上述した如く構成されている。
特許請求の範囲に記載した構成を有するフェノ−ル樹脂
成形材料においては、比重を維持したうえで耐アーク性
が良く、本発明の優れていることを確認した。
特許請求の範囲に記載した構成を有するフェノ−ル樹脂
成形材料においては、比重を維持したうえで耐アーク性
が良く、本発明の優れていることを確認した。
Claims (1)
- 【請求項1】 ASTM.D495規格による耐アーク
性が120秒以上の熱硬化性樹脂組成物硬化物を充填剤
として含有したことを特徴とするフェノ−ル樹脂成形材
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19334091A JPH05230327A (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | フェノール樹脂成形材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19334091A JPH05230327A (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | フェノール樹脂成形材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05230327A true JPH05230327A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=16306269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19334091A Pending JPH05230327A (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | フェノール樹脂成形材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05230327A (ja) |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP19334091A patent/JPH05230327A/ja active Pending
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