JPH05228818A - 研磨保持装置 - Google Patents

研磨保持装置

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Publication number
JPH05228818A
JPH05228818A JP4072433A JP7243392A JPH05228818A JP H05228818 A JPH05228818 A JP H05228818A JP 4072433 A JP4072433 A JP 4072433A JP 7243392 A JP7243392 A JP 7243392A JP H05228818 A JPH05228818 A JP H05228818A
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JP
Japan
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work
polishing
spherical surface
holder
holding
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4072433A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Watanabe
正樹 渡辺
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークホルダを介してワークまたは研磨具を
回転制御が可能な研磨保持装置を得る。 【構成】 凹球面11を内周面に形成した支持具12
と、この凹球面11と対応した凸球面13を外周面に備
えワークホルダ14を介してワーク15を保持する保持
具16とで研磨保持装置10を構成する。保持具16
は、外周面を凸球面13に形成した中空部18を有する
環状部材からなり、この中空部材18内には、ワーク1
5を保持するワークホルダ14が固着される。ワーク1
5の研磨加工の際に発生する加工抵抗力の総和ベクトル
(F)が球面の中心(O点)を通るようにワーク15の
位置を設定してワークホルダ14を固着する。ワークホ
ルダ14の上端には一対の長穴14aが設けてあり、こ
れら長穴14aには駆動回転する回転軸21の下端に固
着したピン22が係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研磨保持装置に係り、
特に光学レンズ等の光学素子の研磨に用いるワークまた
は研磨具を保持する研磨保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光学レンズ等の光学素子を研磨
加工する光学素子研磨機の研磨保持装置は、例えば特開
昭64−11760号公報等に記載のものが知られてお
り、例えば図5および図6に示す如く構成されている。
即ち図に示す研磨保持装置10は、研磨作業時に加工圧
および/または揺動を与える図示を省略したアームに装
着された環状の凹球面11を内周面に形成した支持具1
2と、この凹球面11と対応した凸球面13を外周面に
形成し、ワークホルダ14を介してワーク15を保持す
る保持具16とから構成され、この保持具16は、上記
凸球面13と凹球面11を介して上記支持具12に摺動
可能に嵌装されている。支持具12は、環状の部材12
a、12bをネジ等の固着手段17により接合して構成
するとともに、凹球面の中心(O点)に関して対称に分
割し、環状の凸球面を形成した保持具16を摺動可能に
嵌装できるように構成している。
【0003】保持具16は、外周面を凸球面13に形成
した中空部18を有する環状部材からなり、この中空部
材18内には、螺着等の手段によりワーク15を保持す
るワークホルダ14が固着されるとともに、ワーク15
の研磨加工の際に発生する加工抵抗力の総和ベクトルが
球面の中心Oを通るようにワーク15の位置を設定して
ワークホルダ14を固着できるように構成してある。
【0004】なお、図中、19は研磨具、20は研磨具
19の回転軸である。
【0005】このように、従来の研磨保持装置によれ
ば、互いに作用、反作用の関係にある駆動力と摺動力の
ベクトルが同一平面内に存在するようにして、ワークホ
ルダを介してワークに作用するモーメント力を生じさせ
ず、ワークの被加工面の研磨圧を均等に保って高精度の
加工面を安定的に得ることができるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては次のような問題点があった。つまり図
5および図6に示す従来の技術においては、ワークホル
ダによって支持されるワーク(レンズ)は、加工に際し
て当接しているツール(研磨具)の回転に伴って従属回
転する構成になっており、ワークの回転を自在に制御す
ることができない。また、ワークの支持においてホルダ
とワーク間で接着つれている場合はワークとホルダ間の
滑りは起こらないが、ただ当接しているだけであるとワ
ークとホルダ間で滑りが生じてしまい、ホルダの回転が
ワークに十分に伝達されない欠点を有している。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであり、加工に際してワークホルダを介し
てワークまたは研磨具を回転制御が可能な研磨保持装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、環状、球帯状または球環状の凹球面を内
周面に有する支持具と、ワークまたは研磨具を保持する
ワークホルダを中空部に固着し、かつ、上記凹球面と対
応した曲率半径を有する環状、球帯状または球環状の凸
球面を外周面に有する保持具とを上記凹球面と凸球面を
介して摺動可能に装着した研磨保持装置において、ワー
クホルダに保持されたワークまたは研磨具を駆動装置に
より回転制御することとした。ここで、上記支持具の凹
球面と上記保持具の凸球面との摺動は、上記凹球面と凸
球面間に潤滑剤または低摩擦材料またはエアフィルム等
の摩擦低滅用の材料または機構を介して行うとよい。ま
た、このような保持装置において、支持具にて摺動可能
に保持された保持具に保持具の摺動を損なうことのない
ように回転力を伝達する手段を設ける。
【0009】
【作用】上記構成の研磨保持装置においては、ワーク
(または研磨具)を軸方向の任意の位置に取付が可能と
なり、加工に際して被加工面に研磨圧を不均等にするモ
ーメント力の発生を抑えるとともに、ワーク(または研
磨具)も回転駆動してワークと研磨具の相対滑り速度を
上げて加工することができる。なお、ワークと研磨具と
は入れ換えてもよい。
【0010】
【実施例1】図1および図2は、本実施例の研磨保持装
置10の断面図および斜視図であり、図において、1は
研磨機の上軸(図示省略)に固設されたアームである。
研磨保持装置10は、研磨作業時に加工圧および/また
は揺動を与える図示省略したアームに装着され環状の凹
球面11を内周面に形成した支持具12と、この凹球面
11と対応した凸球面13を外周面に形成し、ワークホ
ルダ14を介してワーク15を保持する保持具16とに
より構成されている。この保持具16は、上記凸球面1
3と凹球面11を介して上記支持具12に摺動可能に嵌
装されている。
【0011】支持具12は、環状の部材12a、12b
からなり、この部材12a、12bをネジ等の固着手段
17により接合して一体化して構成するとともに、凹球
面11の中心(O点)に関して対称に分割し、環状の凸
球面を形成した保持具16を摺動可能に嵌装できるよう
に構成してある。
【0012】保持具16は、外周面を凸球面13に形成
した中空部18を有する環状部材からなり、この中空部
材18内には、螺着等の手段によりワーク15を保持す
るワークホルダ14が固着されるとともに、ワーク15
の研磨加工の際に発生する加工抵抗力の総和ベクトル
(F)が球面の中心(O点)を通るようにワーク15の
位置を設定してワークホルダ14を固着できるように構
成してある。そして、ワークホルダ14の上端には軸対
称に一対の長穴14aが設けてあり、これら長穴14a
に対して図示省略の駆動源により回転する回転軸21の
下端に固着されたピン22が十分な隙間を持って係合し
ている。回転軸21は支持具12に固定した軸23に支
持されている。
【0013】一方、研磨具19は図示を省略した駆動源
により回転する工具軸20に取り付けられており、加工
面がワーク15の被加工面と対向している。
【0014】上記構成からなる研磨保持装置10におい
ては、球面の中心(O点)をワーク15の被加工面15
aと一致するようにワークホルダ14を位置決めして保
持具16上に固着し、加工によって生じる加工抵抗力の
総和ベクトル(F)が中心(O点)を通るように設定す
る。そして、研磨具19並びにワーク15を回転すると
ともに、図示省略のアームを介して支持具12に加工圧
および/または揺動運動をワーク15に与える。この研
磨保持装置10でワーク15の回転方向を研磨具19と
は逆に回転させたところ、ほぼ相対滑り速度に比例する
加工能力が得られ、かつ、高精度の表面形状も同時に達
成できた。
【0015】
【実施例2】図3は、本実施例の研磨保持装置25の断
面図であり、上記実施例1と同様の構成および部品には
同一番号を付し説明を省略する。
【0016】図3において、取付具26は、ワークホル
ダ14の保持部27が形成されとともに、保持具16の
中空部18に螺着等の手段により固着されている。この
保持部27にはベアリング等の軸受け28が設けられて
おり、この軸受け28によりワークホルダ14が回転可
能に取付具26で支承し得るように構成されている。
【0017】ワークホルダ14の上端には、軸対称に一
対の長穴14aが設けてあり、これら長穴14aに対し
て図示を省略した駆動源により回転する回転軸21の下
端に固着されたピン22が十分な隙間を持って係合して
いる。回転軸21は支持具12に固定した軸23に支持
されている。
【0018】上記構成からなる研磨保持装置25におい
ては、上記実施例1と同様にワーク15を位置決めし
て、加圧、揺動して研磨加工を行う場合、ワーク15お
よびワークホルダ14のみが回転するので、保持具1
6、取付具26の回転慣性力が作用せず、ワーク15の
回転は円滑に行われる。さらに、研磨具19の加工面1
9aと工具軸20間に偏心や傾きがある場合、支持具1
2と保持具16の凹凸両球面11、13で凸球面13の
中心(O点)を中心に上記偏心、傾きに応じて摺動し、
ワーク15の被加工面15aと研磨具19の加工面19
aとの接触を一定にすることができるとともに、上記実
施例1と同様な作用、効果を奏することができる。
【0019】
【実施例3】図4は、本実施例の研磨保持装置45の断
面図であり、上記実施例2と基本的構成は同様であり、
ワークホルダ14に研磨具46を保持させ、回転軸40
にワーク47を保持させて構成したもので、同一部材に
は同一番号を付してその説明は省略し、異なる部分を中
心に説明する。
【0020】図4において、ホルダ14に中空軸14c
を設けてあり、中空軸14cは中空の可とう性継ぎ手4
9を介して中空の回転軸48に連結している。そして、
研磨具46はホルダ14と接する面46aに凹部46b
を有し、ホルダ14に設けられたピン14dと噛み合う
ように、中空の回転軸48、継ぎ手49、中空軸14c
を通して、エアにより着脱可能になっている。本実施例
のように、ワーク47を球面加工する場合には、保持具
16の凸球面13の中心(O点)の位置を、研磨具46
の曲率半径に対して接線Bと研磨具中心線Cとの交点
(O1 点)と一致あるいはできるだけ接近させて構成し
てある。
【0021】上記構成からなる研磨保持装置45におい
ては、中心(O点)と交点(O1 点)とを一致あるいは
接近させて構成したので、研磨作業時のワーク47と研
磨具46の相対滑りによって生じる研磨抵抗の悪影響を
最小限に抑えることができるとともにワークと研磨具双
方に回転駆動を与えるみとができるので、高精度、かつ
高能率の加工を実現することができる。また、研磨具を
エアにより容易に着脱できるので同一のワークを研磨具
(研磨工具、研削工具)を換えて順次仕上げていくこと
も可能である。研磨具とワークの装着の関係を入れ換え
て加工することも可能であるし、研磨具とワークの球面
の凹凸の関係が変わっても差し支えない。
【0022】
【発明の効果】以上の様に、本発明の研磨保持装置によ
れば、加工に際して研磨角を十分に小さくすることがで
きる機能を損うことなくワークホルダを回転して加工す
ることができるとともに、エアによるワークの着脱も可
能となる。従って、レンズ等の球面や平面を自動的、高
能率、高精度で加工することができる。さらに、研磨具
(研磨工具、研削工具)をホルダに着脱できるため、一
つの部品を荒加工から研磨仕上げまで同じ装置で行える
利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る研磨保持装置の断面図
である。
【図2】本発明の実施例1に係る研磨保持装置の底面か
ら見た斜視図である。
【図3】本発明の実施例2に係る研磨保持装置の断面図
である。
【図4】本発明の実施例3に係る研磨保持装置の断面図
である。
【図5】従来の研磨保持装置の断面図である。
【図6】従来の研磨保持装置の平面図である。
【符号の説明】
10 研磨保持装置 11 凹球面 12 支持具 13 凸球面 14 ワークホルダ 15 ワーク 19 研磨具 25 研磨保持装置 45 研磨保持装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状、球帯状または球環状の凹球面を内
    周面に有する支持具と、ワークまたは研磨具を保持する
    ワークホルダを中空部に固着し、かつ、上記凹球面と対
    応した曲率半径を有する環状、球帯状または球環状の凸
    球面を外周面に有する保持具とを上記凹球面と凸球面を
    介して摺動可能に装着した研磨保持装置において、ワー
    クホルダに保持されたワークまたは研磨具を駆動装置に
    より回転制御することを特徴とする研磨保持装置。
JP4072433A 1992-02-21 1992-02-21 研磨保持装置 Withdrawn JPH05228818A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4072433A JPH05228818A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 研磨保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4072433A JPH05228818A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 研磨保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05228818A true JPH05228818A (ja) 1993-09-07

Family

ID=13489167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4072433A Withdrawn JPH05228818A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 研磨保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05228818A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112589623A (zh) * 2020-12-30 2021-04-02 石家庄感持科技有限公司 一种手工自动双模式自由切换的打磨装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112589623A (zh) * 2020-12-30 2021-04-02 石家庄感持科技有限公司 一种手工自动双模式自由切换的打磨装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518