JPH05228473A - 液体のイオン化装置 - Google Patents

液体のイオン化装置

Info

Publication number
JPH05228473A
JPH05228473A JP16834492A JP16834492A JPH05228473A JP H05228473 A JPH05228473 A JP H05228473A JP 16834492 A JP16834492 A JP 16834492A JP 16834492 A JP16834492 A JP 16834492A JP H05228473 A JPH05228473 A JP H05228473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
members
water
conduit
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16834492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH078358B2 (ja
Inventor
Tadanobu Muto
忠信 武藤
Takeshi Kashiwada
健 柏田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Refrigeration Equipment and Systems Co Ltd
Original Assignee
Ebara Shinwa Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Shinwa Ltd filed Critical Ebara Shinwa Ltd
Publication of JPH05228473A publication Critical patent/JPH05228473A/ja
Publication of JPH078358B2 publication Critical patent/JPH078358B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁物質で形成された液体管路の異形内周面
に、電気化学ポテンシャルの異なる二種の電導性材料か
ら成る第1、第2の部材をその周方向で相互別離して配
設することにより、液体管路の横断面全域を使用可能と
し、水等の導電性液体の流路面積を大きくとれ、水等の
導電性液体中のカルシウム等の塩の結晶化を伴わずに水
等の導電性液体のイオン化効率を向上させる。 【構成】 液体管路10の異形内周面に配設された第1
と第2の部材12、11との間をその間に介在する水等
の導電性液体によって電気的に結合する。この結果、両
部材間11、12には最大電圧を発生させ、両部材1
1、12間の電流量を最小となり、水中のカルシウム等
の塩の結晶化及びそれに基づく沈殿を有効に防止し、液
体管路10の横断面全域を使用して水等の導電性液体を
イオン化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水等の導電性液体をイオ
ン化する装置に関するもので、より具体的には液体中に
電気エネルギーを流動させて液体をイオン化する装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液体のイオン化装置とし
ては負極部材であるアルミウム製筒体内に正極であるカ
ーボンロツドを配設し、これら両部材を電気抵抗体で接
続すると共にその間に介在する水などの電解液を両部材
間の電圧でもってイオン化する装置が特公平3−429
7号公報に実施例として記載され、一応の成果を収めて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例では前記ア
ルミニウム製筒体内にカーボンロツドが配設してあるた
め、このアルミニウム製筒体を流れる水などの導電性液
体の流路面積がこのカーボンロツドで狭められ、充分な
水などの導電性液体の流量を得ることが出来ないと共
に、導電性液体の流体圧を受けてカーボンロツドが前記
アルミニウム製筒体から脱落分離するおそれがある。こ
の発明は前記公知例同様に硬度の高い水の場合でも水中
に溶解したカルシウム、マグネシウム及びシリカ等の塩
の結晶化を防止し、幅広い硬度の水に有効に使用可能と
するとともに信頼性の高い液体イオン化装置を提供する
ことを目的とする。この発明の他の目的は、前記公知例
に記載されたイオン化装置の如き、アルミニウム製筒体
内にカーボンロツドを配置することなく、液体の流路面
積を大きくとり、循環温水のイオン化効率を向上させる
と共に、その構造を簡略化しコストを低減した液体イオ
ン化装置を市場に提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本件発明の液体のイオン化装置は異形内面形状を有
する液体管路は絶縁物質で形成され、この管路の異形内
周面には、電気化学ポテンシャルの異なる二種の電導性
材料から成る第1、第2の部材がその周方向で相互別離
して配設され、隣接するこれら第1、第2の部材間に
は、短絡防止用壁が形成されていることを特徴としてあ
る。前記課題を達成するため、本件発明の液体のイオン
化装置は異形内面形状を有する液体管路は絶縁物質で形
成され、この管路の異形内面は周方向で凹凸形状として
ありその凸部が正極となる前記第1の部材が配置してあ
り、この正極となる第1の部材から離間してこの異形内
面における凹部には、負極となる前記第2の部材が配設
されていることを特徴としてある。前記課題を達成する
ため、前記各発明の液体のイオン化装置における第1、
第2の部材は前記液体管路内部で抵抗素子により接続さ
れている。前記課題を達成するため、本件発明の液体イ
オン化装置における液体管路は両端開口の円筒状の中空
ケースからなり、このケースの内周面に半円筒の第1、
第2の部材が配置してあり、これら第1、第2の部材の
両端部同士は電気的抵抗器により前記ケースの内で接続
されていることを特徴とする。前記課題を達成するた
め、本件発明の液体イオン化装置における前記中空ケー
スの一方の開口端部には、第1、第2の部材をこの中空
ケース内に固定保持するための掛合顎が設けてあり、ま
た他方の開口端部にはこれら部材をこの中空ケース内に
固定保持するための中空の絶縁性固定キャップが着脱自
在に取り付けられていることを特徴とする。前記課題を
達成するため、本件発明の液体イオン化装置における前
記第1の部材はアルミニュウム板であり、前記第2の部
材は炭素乃至銅板若しくはステンレス板であることが好
ましい。
【0005】
【作用】請求項1に記載された発明の作用としては、前
記第1と第2の部材との間をその間に介在する水等の導
電性液体によって結合しているから、両部材間には最大
電圧が存在する一方、隣接する両部材間には殆ど電流が
流れず電流量は最小となり、例えば水の硬度が高くても
水中に流れる電流量は極めて少なく、水中のカルシウ
ム、マグネシウム、シリカ等の塩の結晶化及びそれに基
づく沈殿を有効に防止する。
【0006】請求項2に記載された発明では異形内面形
状を有する液体管路は絶縁物質で形成され、この管路の
異形内面は周方向で凹凸形状としてあり、その凸部が正
極となる前記第1の部材が配置してあり、この正極から
離間してこの異形内面における凹部には、負極となる前
記第2の部材がその表面を内方に露出して配設されてい
ることを特徴とするイオン化装置としてあるため、凸部
の正極と凹部の負極間で、水などの導電性液体を介して
最大電圧が発生し、請求項1に記載された発明同様に前
記塩の結晶化、及びこの管路内での沈澱は抑制される。
【0007】請求項3に記載された発明では前記第1、
第2の部材が液体管路内部で抵抗素子により接続されて
いることを特徴とするイオン化装置としてあるため、前
記抵抗素子により、両部材間への電流の流れは低減し、
両者間の電圧が上昇し、請求項1に記載された発明同様
に前記塩の結晶化及び沈澱は抑制されると共に、この抵
抗素子により、管路内を流れる液体の自濁は低減され
る。
【0008】請求項4に記載された発明では前記液体管
路は両端開口の円筒状の中空ケースからなり、このケー
スの内周面に半円筒の第1、第2の部材が配置してあ
り、これら第1、第2の部材の両端部同士は電気的抵抗
器により前記ケースの内で接続されているため、イオン
化処理すべき水などの導電性液体のみにより第1と第2
の部材は電気接続してなく、前記抵抗器により電気接続
されているため、この抵抗器で導電性液体を介して両部
材間への電流の流れは低減し、両部材間の電圧が上昇
し、導電性液体内のカルシウムなどの塩の結晶化及び沈
澱は抑制されると共に、この抵抗素子により、管路内を
流れる温水の白濁は低減される。
【0009】請求項5に記載された発明では前記中空ケ
ースの一方の開口端部には、第1、第2の部材をこの中
空ケース内に固定保持するための掛合顎が設けてあり、
また他方の開口端部にはこれら部材をこの中空ケース内
に固定保持するための中空の絶縁性固定キャップが着脱
自在に取り付けられているため、この中空ケース内を流
れる導電性液体の流速により前記第1、第2の部材がこ
の中空ケース内から剥がれ流出してまうおそれなく、こ
の中空ケース内に保持された状態を維持する。
【0010】請求項6に記載された発明では前記第1の
部材はアルミニュウム板であり、前記第2の部材は炭素
乃至銅板であるため、このアルミニュウム板の溶出に伴
うアルミニュウムイオンと導電性液体内のカルシウム、
マグネシウム、シリカ等との結合により、導電性液体内
のカルシウムなどの塩の結晶化及び沈澱は抑制されると
共に、かつ管路内を流れる導電性液体の白濁は低減され
る。
【0011】
【実施例】
実施例1 請求項1に記載された発明の代表的な実施例を次に説明
する。図1において、Aは、液体のイオン化装置であ
り、絶縁物質の一種である塩化ビニールからなる液体管
路10を有している。この管路10の内周面には、12
0度の位相角度をもって、負極となる第2の部材の一種
であるAl−Zn合金プレート11が間隔をおいて配列
され、隣接するAl−Zn合金プレート11間には正極
となる第1の部材の一種である炭素プレート12が各々
配置されている。これらAl−Zn合金プレート11と
炭素プレート12間には、両プレート11と12間の電
気的短絡を防止するための内向きの隆起部が前記液体管
路10の軸方向に各々一対として形成されている。これ
らAl−Zn合金プレート11と炭素プレート12及び
隆起部により、前記液体管路10の断面形状はかえでの
葉状の異形に形成されている。この実施例1では、Al
−Zn合金プレート11の露出表面積は、炭素プレート
12の露出表面積の約5倍程度としてある。この実施例
1の作用としては、液体管路10内を流れる水などの導
電性液体が、これらAl−Zn合金プレート11と炭素
プレート12間に介在し、前記液体管路10の直径方向
で対面する両プレート11と12間に最大電圧が発生
し、かつ前記隆起部で形成された短絡防止用壁13によ
り、隣接するAl−Zn合金プレート11と炭素プレー
ト12間には微小電流は短絡せず、この液体を効率良く
イオンかし、この液体のカルシウム、マグネシウム、シ
リカなどの塩は結晶化しない。
【0012】実施例2 請求項2に記載された発明の代表的な実施例を次に説明
する。液体のイオン化装置A1における液体管路10a
はその内面形状が三つ葉状に形成され、実施例1同様
に、塩化ビニール製としてある。この三つ葉状の管路1
0aの内周面において、その円弧面の凹部分には負極と
なる第2の部材の一種であるAl−Zn合金プレート1
1aが配置してあり、隣接する円弧面部分の境界部はこ
の液体管路10aの中心部寄りに位置し、この境界部の
突端部である凸部には正極となる第1の部材の一種であ
る炭素棒12aが配置され、炭素材領域を形成してい
る。隣接するAl−Zn合金プレート11aと炭素棒1
2aは、この液体管路10aの境界部近傍の壁面を避け
て配置され、相互離間している(図2参照)。前記実施
例1同様にこの実施例の作用においては、前記炭素棒1
2aとAl−Zn合金プレート11間に液体管路10a
内を流れる水などの導電性液体を横切って、電圧が発生
し、流れる電流の量は極めて小さくなる。
【0013】実施例3 請求項3に記載された発明の代表的な実施例であり、実
施例2と異なる構成はイオン化装置A10における隣接
する炭素棒12aとAl−Zn合金プレート11a間が
この液体管路10内部において抵抗素子14で電気接続
されていることである(図3参照)。この実施例の作用
としては、抵抗素子14を設けることにより、これらプ
レート11aと12a間を流れる電流は若干高めとなる
が、イオン化作用は維持されると共に、アルミニュウム
イオンが溶出し、イオン化後の水等の導電性液体の白濁
を抑制する。前記各実施例においては、負極となる第2
の部材の一種として、Al−Zn合金プレート11を、
また正極となる第1の部材の一種として炭素プレート1
2を例示したが、この発明はこの組み合わせに限定され
るものではなく、正極となる第1の部材としては、この
ほかにCu、Ag、Auなどが、また、負極となる第2
の部材としてはこのほかにAl、Zn、Tiなどが使用
され、これら両部材の異種金属が適宜組み合わされて使
用される。前記両プレート11と12間の電気的短絡を
防止するための内向きの隆起部13の他の配置例として
は、図4に例示するように60度づつ位相をずらして前
記管路10の内周面に6個配置し、この管路10の直径
方向で向い合うように前記両プレート11と12を配置
したり、図5に例示するように前記管路10の内周面に
その直径方向において打ち向きに対峙して一対配置し、
内周面の右半分の領域に両プレート11と12の内の一
方のプレートを、又残りの左半分の領域に他方ののプレ
ートをこの管路10内面に露出する状態で配置する場合
もある。なお、前記図5に示す液体のイオン化装置A2
における液体管路10は円形のパイプとしてあるが、必
要に応じ楕円状の扁平管としてもこの発明としては同一
のものである。
【0014】実施例4 請求項4乃至請求項6に記載された発明の代表的な実施
例を次に説明する。この実施例における液体イオン化装
置A3の液体管路は両端開口30、31の円筒状の中空
ケース10cからなり、このケース10cの内周面に半
円筒の第1、第2の部材40、41が隆起部13間に配
置してあり、これら第1、第2の部材40、41の両端
部同士は1ΜΩ乃至2ΜΩ程度の電気的抵抗器14aに
より前記中空ケース10cの内で接続されている(図6
参照)。即ち、この抵抗器14aの両端子の一方は、第
1の部材40に、また他方の端子は第2の部材41にロ
ー付け、カシメ加工などにより、電気接続されている。
前述のこの実施例の隆起部13は他の実施例と異なりそ
の高さは、第1、第2の部材の厚みより若干大きい寸法
程度としてある(図7参照)。前記中空ケース10cに
おける一方の開口端部(イオン化すべき水等の導電性液
体の流れに対して下流側)30には、第1、第2の部材
40、41をこの中空ケース10c内に固定保持するた
めの中空の絶縁性固定ギャップ50が着脱自在に取り付
けられている(図6及び図8参照)。この中空ケース1
0cの他方の開口端部(イオン化すべき水等の導電性液
体の流れに対して上流側)には第1、第2の部材40、
41をこの中空ケース10c内に固定保持するための掛
合顎51が設けてある(図6参照)。この顎51は中空
ケース10cの内周全周でも一部でもよい。前記の第1
の部材40はアルミニウム板からなり、第2の部材41
は銅板(又は炭素板若しくはステンレス板)からなる。
前述の第1、第2部材40、41を中空ケース10cに
組み付けるときには、キャップ50を中空ケース10c
から外し、この端部から電気的抵抗器10cで接続して
ある第1、第2部材40、41を各隆起部13間に入
れ、先端を他端部の顎51にそれぞれ掛合させた後、キ
ャップ50を中空ケース10cに嵌合し、キャップ50
先端部で、第1、第2部材40、41を押さえ、これら
を中空ケース10c内周面に固定する。その他、実施例
1と同一の符号のものは同一の構成、作用をなす。この
実施例4の作用は対応する請求項に記載された発明の作
用と同じため、ここでの説明を省略する。
【0015】
【発明の効果】請求項1に記載された発明の効果は、前
記異形内面形状を有する液体管路の異形内周面には、電
気化学ポテンシャルの異なる二種の電導性材料から成る
第1、第2の部材がその周方向で相互別離して配設さ
れ、第1と第2の部材間をその間に介在する水等の導電
性液体によって結合しているため、両部材間には最大電
圧が存在することとなり、隣接する両部材間では微小電
流が短絡せず電流量は最小となり、例えば水の硬度が高
くても水中に流れる電流量は極めて少なくなり、水中の
カルシウム、マグネシウム、シリカ等の塩の結晶化及び
それに基づく沈殿を有効に防止できる。更に異形内面形
状を有する液体管路は絶縁物質で形成され、この管路の
異形内周面には、電気化学ポテンシャルの異なる二種の
電導性材料から成る第1、第2の部材がその周方向で相
互別離して配設されているため、この液体管路の中央に
は水等の導電性液体の流れを阻害するものは全く存在せ
ず、この液体管路の横断面全域を使用出来、水等の導電
性液体の流路面積を大きくとれ、水等の導電性液体のイ
オン化効率を向上させ、かつその構造を簡略化しコスト
を低減出来る。
【0016】請求項2に記載された発明では異形内面形
状を有する液体管路は絶縁物質で形成され、この管路の
異形内面は周方向で凹凸形状としてありその凸部が正極
となる第1の部材が配置してあり、この正極となる第1
の部材から離間してこの異形内面における凹部には、負
極となる第2の部材が配設されているため、凸部の正極
と凹部の負極間で、水などの導電性液体を介して最大電
圧を発生させるとともに、この液体管路の中央には水等
の導電性液体の流れを阻害するものは全く存在せず、こ
の液体管路の横断面全域を使用出来、水等の導電性液体
の流路面積を大きくとれ、水等の導電性液体のイオン化
効率を向上させると共に、その構造を簡略化しコストを
低減出来る。
【0017】請求項3に記載された発明では前記第1、
第2の部材は前記液体管路内部で抵抗素子により接続さ
れている前記抵抗素子により、隣接する両部材間への電
流の短絡を低減でき、両者間の電圧を上昇できると共に
水等の導電性液体の自濁を防止できるとともに、前記請
求項1又は請求項2に記載された発明と同等の効果がで
きる。
【0018】請求項4に記載された発明では前記液体管
路は両端開口の円筒状の中空ケースからなり、このケー
スの内周面に半円筒の第1、第2の部材が配置してあ
り、これら第1、第2の部材の両端部同士は電気的抵抗
器により前記ケースの内で接続されているため、イオン
化すべき水等の導電性液体のみにより第1と第2の部材
は電気接続してなく、前記抵抗器により電気接続されて
いるため、この抵抗器によりイオン化すべき水等の導電
性液体を介して両部材間への電流の流れを低減でき、両
部材間の電圧を上昇させ、イオン化すべき水等の導電性
液体内のカルシウムなどの塩の結晶化及び沈澱を抑制で
きると共に、この抵抗器により、管路内を流れる水等の
導電性液体の白濁を低減できる。
【0019】請求項5に記載された発明では前記中空ケ
ースの一方の開口端部には、第1、第2の部材をこの中
空ケース内に固定保持するための掛合顎が設けてあり、
また他方の開口端部にはこれら部材をこの中空ケース内
に固定保持するための中空の絶縁性固定キャップが着脱
自在に取り付けられているため、この中空ケース内を流
れるイオン化すべき水等の導電性液体の流速により前記
第1、第2の部材がこの中空ケース内から剥がれ流出し
てまうおそれをなくし、この中空ケース内に保持された
状態を維持することができる。
【0020】請求項6に記載された発明では前記第1の
部材はアルミニュウム板であり、前記第2の部材は炭素
乃至銅板若しくはステンレス板であるため、このアルミ
ニュウム板の溶出に伴うアルミニュウムイオンと循環温
水内のカルシウム、マグネシウム、シリカ等との結合に
より、イオン化すべき水等の導電性液体内のカルシウム
などの塩の結晶化及び沈澱を抑制できると共に、かつ管
路内を流れるイオン化すべき水等の導電性液体の白濁を
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の縦断面図である。
【図2】実施例2の縦断面図である。
【図3】実施例3の縦断面図である。
【図4】そのほかの図1同様の縦断面図である。
【図5】更に別の図1同様の縦断面図である。
【図6】実施例4における液体イオン化装置の半截断面
図である。
【図7】図6の横断面図である。
【図8】図6の中空キャップを示す半截断面図である。
【符号の説明】
10 液体管路 11 Al−Zn合金プレート 12 炭素プレート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異形内面形状を有する液体管路は絶縁物質
    で形成され、この管路の異形内周面には、電気化学ポテ
    ンシャルの異なる二種の電導性材料から成る第1、第2
    の部材がその周方向で相互別離して配設され、隣接する
    これら第1、第2の部材間には、短絡防止用壁が形成さ
    れていることを特徴とする液体のイオン化装置。
  2. 【請求項2】異形内面形状を有する液体管路は絶縁物質
    で形成され、この管路の異形内面は周方向で凹凸形状と
    してありその凸部が正極となる前記第1の部材が配置し
    てあり、この正極となる第1の部材から離間してこの異
    形内面における凹部には、負極となる前記第2の部材が
    配設されていることを特徴とする請求項1に記載された
    イオン化装置。
  3. 【請求項3】前記第1、第2の部材は前記液体管路内部
    で抵抗素子により接続されている請求項1又は請求項2
    に記載されたイオン化装置。
  4. 【請求項4】液体管路は両端開口の円筒状の中空ケース
    からなり、このケースの内周面に半円筒の第1、第2の
    部材が配置してあり、これら第1、第2の部材の両端部
    同士は電気的抵抗器により前記ケースの内で接続されて
    いることを特徴とする液体イオン化装置。
  5. 【請求項5】前記中空ケースの一方の開口端部に、第
    1、第2の部材をこの中空ケース内に固定保持するため
    の掛合顎が設けてあり、また他方の開口端部にはこれら
    部材をこの中空ケース内に固定保持するための中空の絶
    縁性固定キャップが着脱自在に取り付けられていること
    を特徴とする請求項4に記載された液体イオン化装置。
  6. 【請求項6】前記第1の部材はアルミニュウムであり、
    前記第2の部材は炭素乃至銅板若しくはステンレス板で
    あることを特徴とする請求項4乃至請求項5に記載され
    た液体イオン化装置。
JP16834492A 1991-12-25 1992-06-04 液体のイオン化装置 Expired - Fee Related JPH078358B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-356452 1991-12-25
JP35645291 1991-12-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05228473A true JPH05228473A (ja) 1993-09-07
JPH078358B2 JPH078358B2 (ja) 1995-02-01

Family

ID=18449084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16834492A Expired - Fee Related JPH078358B2 (ja) 1991-12-25 1992-06-04 液体のイオン化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH078358B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH078358B2 (ja) 1995-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005507783A5 (ja)
KR920016351A (ko) 용량성 효과를 이용한 이온화 유체의 처리 방법 및 장치
JP2004166921A5 (ja)
JP4406940B2 (ja) 単電池の電気的接続装置
JPH05228473A (ja) 液体のイオン化装置
FR2510827A1 (fr) Dispositif collecteur pour petits moteurs electriques
CA1130905A (en) Water cooling apparatus for electric circuit elements
JPH05245057A (ja) 液体イオン化装置を備えた温水循環装置
JPH0126152B2 (ja)
JP3226335B2 (ja) 液体のイオン化装置
JP3370735B2 (ja) 液体のイオン化装置
JPH06226465A (ja) スポット溶接用電極
JPH10335727A (ja) 半導体素子の冷却構造
JP2718463B2 (ja) チタン蒸発源の保持通電装置
JP2001009574A (ja) 抵抗溶接用電極及びその製造方法
US6088509A (en) Conical shaped electrolyte electrode for electroheating
JPH07328641A (ja) 液体循環装置
KR200146378Y1 (ko) 금속재 수관의 산화방지장치
JPS60264093A (ja) 電気融解炉の電極への電流供給装置
GB2154839A (en) Direct resistance heating electrode
RU97105080A (ru) Контактный наконечник для сварочной горелки
TW200813259A (en) Electrodeposition drum
JPH041676Y2 (ja)
JPH062062U (ja) 温水循環浴槽装置
JPH01123691A (ja) 液体のイオン化装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees