JP3370735B2 - 液体のイオン化装置 - Google Patents

液体のイオン化装置

Info

Publication number
JP3370735B2
JP3370735B2 JP14872693A JP14872693A JP3370735B2 JP 3370735 B2 JP3370735 B2 JP 3370735B2 JP 14872693 A JP14872693 A JP 14872693A JP 14872693 A JP14872693 A JP 14872693A JP 3370735 B2 JP3370735 B2 JP 3370735B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
conduit
rod
positive electrode
nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14872693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06335683A (ja
Inventor
重次郎 小宮
Original Assignee
株式会社荏原シンワ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社荏原シンワ filed Critical 株式会社荏原シンワ
Priority to JP14872693A priority Critical patent/JP3370735B2/ja
Publication of JPH06335683A publication Critical patent/JPH06335683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3370735B2 publication Critical patent/JP3370735B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水等の液体の電解質を利
用し、この液体を電気分解してイオン活性化する装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液体のイオン化装置とし
ては特公平3ー7435号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報における液体
のイオン化装置は負極となる第1の導電物質のアルミニ
ウム製円筒体の軸部に細長い炭素棒を円筒体のほゞ全長
にわたって配設し、円筒体の両端部にこの炭素棒を前記
軸部に保持するための電気絶縁性の保持板を取付け、こ
れら保持板の円周部には、多数の液体通過用の透孔を穿
設しているため、イオン化処理すべき液体が循環ポンプ
の振動に伴い乱流化した場合にこの透孔を通過する水流
により、この炭素棒の保持板による保持力が低下し、こ
の炭素棒が外れて液体の循環系内に流出して液体の循環
系における機器を破損する事故を起こしかねない。この
発明は、前記炭素棒の支持構造を改良して、前記炭素棒
の外れ事故を低減すると共に液体のイオン化処理を促進
するようにした装置を市場に提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
にこの発明は、水等の液体の電解質を利用し、この液体
を電気分解してイオン活性化する装置において、筒状の
液体管路は、負極となる第1の導電物質からなり、この
管路内には正極となる棒状の第2の導電物質がこの液体
管路の軸線方向にその軸線をほゞ平行として絶縁性スペ
ーサを介して配置してあり、前記スペーサは、この液体
管路の半径方向に放射状に延在する少なくとも3本の絶
縁性脚体からなり、これら脚体の内端は正極となる棒状
の第2の導電物質の各端部外周面に固着され、これら脚
体の外端は液体管路内面に当接されて、前記3本の脚体
のうち、少なくとも一本の脚体の長さは、調整自在とし
てあり、これら脚体を利用して、この管路内に正極とな
る棒状の第2の導電物質が着脱自在に配置されて液体管
路外に位置する太陽電池により、分解電圧以下の電圧が
前記両導電物質間には印加されていることを特徴とする
液体のイオン化装置とする。前記課題を達成するために
液体のイオン化装置は、前記脚体の長さ調整手段はナッ
トとボルトからなり、このナットが正極となる炭素棒に
軸受を介して固着され、このナットに前記ボルトが螺合
し、このボルトの先端が前記管路内面に当接自在として
構成されていることを特徴とする。前記課題を達成する
ために液体のイオン化装置は、前記脚体は、その幅方向
が前記液体管路の軸線方向としてある整流用フィンを有
していることを特徴とする。前記課題を達成するために
液体のイオン化装置は、前記脚体の長さ調整手段におけ
るナットには、その幅方向が前記液体管路の軸線方向と
してある整流用フィンが周り止め式のものとして付設し
てあることを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1、2、3、4に記載された発明の作用
としては負極となる第1の導電物質からなる筒状の液体
管路と、正極となる棒状の第2の導電物質間に、液体管
路外に位置する太陽電池により分解電圧以下の電圧が印
加され、両導電物質間には微弱な電流が流れ、水等の導
電性液体は電気分解され、水素イオンの一部は正極とな
る棒状の第2の導電物質表面上でHとなり、水酸化イ
オンを多く含んだ水等の導電性液体となる。即ち水等の
導電性液体はイオン活性化され、この水等の導電性液体
中のカルシウム、マグネシウム、シリカ等の塩の結晶化
及びそれに基づく沈澱、付着を有効に防止する。
【0006】
【実施例】この実施例は請求項1、2、3、4に記載さ
れた発明の代表的な実施例を示す。図1において、A
は、液体のイオン化装置であり、負極となる第1の導電
物質である耐腐食性のアルミニウムからなる筒状の液体
管路10を有している。この液体管路10内には、正極
となる第2の導電物質である炭素棒12がこの液体管路
10の軸線方向にその軸線をほゞ平行として絶縁性スペ
ーサ14を介して配置されている。前記液体管路10外
に位置する太陽電池20により、分解電圧以下の電圧
(1ボルト程度)が前記両導電物質である炭素棒12と
耐腐食性のアルミニウムからなる筒状の液体管路10間
には印加されている。前記スペーサ14は、この液体管
路10の半径方向に放射状に延在する3本の絶縁性脚体
15からなり、これら脚体15の内端は炭素棒12の各
端部外周面に固着され、これら脚体15の外端は液体管
路10内面に当接されている(図2参照)。前記3本の
脚体15のうち、図示のものでは一本の脚体15Aの長
さは、調整自在としてあり、これら脚体15を利用し
て、この管路10内に正極となる炭素棒12が着脱自在
に配置されている。前記脚体15Aの長さ調整手段はナ
ット16とボルト17からなり、このナット16が正極
となる炭素棒12に軸受18を介して固着され、このナ
ット16に前記ボルト17が螺合し、このボルト17の
先端が前記管路10内面に当接自在として構成されてい
る。前記脚体15は、その幅方向が前記液体管路10の
軸線方向としてある整流用フィン19を必要に応じて有
している。前記脚体15Aの長さ調整手段におけるナッ
ト16には、その幅方向が前記液体管路10の軸線方向
としてある整流用フィン19が周り止め式のものとして
付設してある場合もある。実施例の作用は、対応する請
求項に記載された発明の作用と同じため、ここでの説明
を省略する。
【0007】
【発明の効果】請求項1に記載された発明の効果として
は、負極となる第1の導電物質からなる筒状の液体管路
と、正極となる棒状の第2の導電物質間に、液体管路外
に位置する太陽電池により分解電圧以下の電圧を印加
し、これにより両導電物質間に微弱な電流を強制的に流
し、長時間のイオン化処理により前記負極、正極の表面
上にイオン化を阻害する水素ガスの発生やスケールなど
の薄膜が発生するのを低減し、長期間にわたり水等の導
電性液体の電気分解を保証し、水素イオンの一部を正極
となる棒状の第2の導電物質表面上でHとして、水酸
化イオンを多く含んだ水等の導電性液体とし、水等の導
電性液体を安定良くイオン活性化でき、この水等の導電
性液体中のカルシウム、マグネシウム、シリカ等の塩の
結晶化及びそれに基づく沈澱を有効に防止できる。更
に、筒状の液体管路を負極となる第1の導電物質として
利用するため、このイオン化装置の部品数を少なくし、
その構造を簡略にできる。
【0008】前記3本の脚体のうち、少なくとも一本の
脚体の長さは、調整自在としてあり、これら脚体を利用
して、この液体管路内には正極となる棒状の第2の導電
物質が着脱自在に配置されているため、前記液体配管内
にこのイオン化装置を配置する場合には先ず調整自在な
脚体の長さを縮めて、液体管路内に前記正極である棒状
の第2の導電物質を挿入し、セットした後、この調整自
在な脚体を伸ばし、その外端を液体管路内面に当接し
て、前記3本の脚体を突っ張った状態で前記正極である
棒状の第2の導電物質を前記液体管路内に固定し配置す
ることが容易に出来る。
【0009】請求項2に記載された発明においては、前
記脚体の長さ調整手段はナットとボルトからなり、この
ナットが棒状の第2の導電物質に固着され、このナット
に前記ボルトが螺合し、このボルトの先端が前記管路内
面に当接自在としてあるため、このボルトを前記ナット
に対して回転操作することで、前記脚体の長さを調整し
イオン化装置における前記正極である棒状の第2の導電
物質を前記液体管路に対して着脱自在に容易に装備する
ことが出来る。
【0010】請求項3に記載された発明においては、前
記脚体は、その幅方向が前記液体管路の軸線方向として
ある整流用フィン付きの脚体としてあるため、この液体
管路内を流れるイオン化処理すべき液体を整流化出来
る。
【0011】請求項4に記載された発明においては、こ
のナットにその整流用フィンが周り止め式のものとして
付設してあるため、液体管路内を流れるイオン化処理す
べき液体の流れを乱流化することなく、かつこの液体の
流れを受けても前記整流用フィンでこのナットを周り止
めし、前記脚体の長さの変更を阻止出来、セット位置に
前記正極である棒状の第2の導電物質を前記液体管路に
対して保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の縦断正面図である。
【図2】図1の側面である。
【符号の説明】
10、10A 液体管路 12 炭素棒 20 太陽電池

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水等の液体の電解質を利用し、この液体を
    電気分解してイオン活性化する装置において、 筒状の液体管路は、負極となる第1の導電物質からな
    り、この管路内には正極となる棒状の第2の導電物質が
    この液体管路の軸線方向にその軸線をほゞ平行として絶
    縁性スペーサを介して配置してあり、 前記スペーサは、この液体管路の半径方向に放射状に延
    在する少なくとも3本の絶縁性脚体からなり、これら脚
    体の内端は正極となる棒状の第2の導電物質の各端部外
    周面に固着され、これら脚体の外端は液体管路内面に当
    接されて、前記3本の脚体のうち、少なくとも一本の脚
    体の長さは、調整自在としてあり、これら脚体を利用し
    て、この管路内に正極となる棒状の第2の導電物質が着
    脱自在に配置されて、液体管路外に位置する太陽電池に
    より、分解電圧以下の電圧が前記両導電物質間には印加
    されていることを特徴とする液体のイオン化装置。
  2. 【請求項2】前記脚体の長さ調整手段はナットとボルト
    からなり、このナットが正極となる炭素棒に軸受を介し
    て固着され、このナットに前記ボルトが螺合し、このボ
    ルトの先端が前記管路内面に当接自在として構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の液体のイオン化装
    置。
  3. 【請求項3】前記脚体は、その幅方向が前記液体管路の
    軸線方向としてある整流用フィンを有していることを特
    徴とする請求項1又は2記載の液体のイオン化装置。
  4. 【請求項4】前記脚体の長さ調整手段におけるナットに
    は、その幅方向が前記液体管路の軸線方向としてある整
    流用フィンが周り止め式のものとして付設してあること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の液体のイオン化
    装置。。
JP14872693A 1993-05-27 1993-05-27 液体のイオン化装置 Expired - Fee Related JP3370735B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14872693A JP3370735B2 (ja) 1993-05-27 1993-05-27 液体のイオン化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14872693A JP3370735B2 (ja) 1993-05-27 1993-05-27 液体のイオン化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06335683A JPH06335683A (ja) 1994-12-06
JP3370735B2 true JP3370735B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=15459242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14872693A Expired - Fee Related JP3370735B2 (ja) 1993-05-27 1993-05-27 液体のイオン化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3370735B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5051701B2 (ja) * 2007-06-27 2012-10-17 株式会社竹中工務店 流水式電気分解装置用のスケール抑制型電解ユニット
CN102424456B (zh) * 2011-10-21 2013-07-10 深圳市水力清节能环保有限公司 高频水处理用电极装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06335683A (ja) 1994-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9593030B2 (en) Liquid treatment apparatus and liquid treatment method
KR960000304B1 (ko) 유체를 처리하기 위한 방법 및 장치
WO1987006925A1 (en) Method and device for ionizing liquid
US8511370B2 (en) Heat exchanger including selectively activated cathodic protection useful in sulfide contaminated environments
JP3370735B2 (ja) 液体のイオン化装置
JPH06481A (ja) 液体のイオン化装置
KR970020966A (ko) 정수기 살균 장치
JP4391863B2 (ja) パルスパワー生成衝撃波によるバラスト水処理法
JP2593952Y2 (ja) 液体イオン化装置
JP2522978Y2 (ja) 電極式スケール付着防止装置
JP4789542B2 (ja) 電気防食用電極体及び電極装置
JP2889927B2 (ja) 電極式スケール付着防止装置
JPH05309393A (ja) 電極式水処理装置
KR200146378Y1 (ko) 금속재 수관의 산화방지장치
CN209923093U (zh) 电化学水处理装置
JP5871386B2 (ja) 電極の給電機構
KR102009876B1 (ko) 양극봉 수명이 연장된 전기분해식 오폐수처리장치
JP2586809Y2 (ja) 金属イオン発生用電解槽
JP2010157406A (ja) 給電接続構造および電解処理装置
JPH0564784A (ja) 電極式水処理装置
JPH0225518Y2 (ja)
US3558465A (en) Electrolytic cell
SU1274769A1 (ru) Устройство дл электрической активации водных растворов
SU1745687A1 (ru) Аппарат дл электрохимической обработки жидкости
JP2007054813A (ja) 銅イオン供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees