JPH06335683A - 液体のイオン化装置 - Google Patents
液体のイオン化装置Info
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- JPH06335683A JPH06335683A JP14872693A JP14872693A JPH06335683A JP H06335683 A JPH06335683 A JP H06335683A JP 14872693 A JP14872693 A JP 14872693A JP 14872693 A JP14872693 A JP 14872693A JP H06335683 A JPH06335683 A JP H06335683A
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- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 負極となる第1の導電物質からなる筒状の液
体管路と、正極となる棒状の第2の導電物質間に、太陽
電池で分解電圧以下の電圧を印加することにより、導電
性液体を安定良くイオン活性化し、導電性液体中のカル
シウム、マグネシウム、シリカ等の塩の結晶化及びそれ
に基づく沈澱を有効に防止する。 【構成】 負極となる第1の導電物質からなる筒状の液
体管路10と、正極となる第2の導電物質からなる炭素
棒12間に、液体管路10外に位置する太陽電池20に
より分解電圧以下の電圧を印加し、両導電物質10、1
2間に微弱な電流を流して、導電性液体を電気分解し、
水素イオンの一部を正極となる炭素棒12表面上でH2
とし、水酸化イオンを多く含んだ水等の導電性液体とす
る。これにより、導電性液体中のカルシウム、マグネシ
ウム、シリカ等の塩の結晶化、その沈澱を防止できる。
体管路と、正極となる棒状の第2の導電物質間に、太陽
電池で分解電圧以下の電圧を印加することにより、導電
性液体を安定良くイオン活性化し、導電性液体中のカル
シウム、マグネシウム、シリカ等の塩の結晶化及びそれ
に基づく沈澱を有効に防止する。 【構成】 負極となる第1の導電物質からなる筒状の液
体管路10と、正極となる第2の導電物質からなる炭素
棒12間に、液体管路10外に位置する太陽電池20に
より分解電圧以下の電圧を印加し、両導電物質10、1
2間に微弱な電流を流して、導電性液体を電気分解し、
水素イオンの一部を正極となる炭素棒12表面上でH2
とし、水酸化イオンを多く含んだ水等の導電性液体とす
る。これにより、導電性液体中のカルシウム、マグネシ
ウム、シリカ等の塩の結晶化、その沈澱を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水等の液体の電解質を利
用し、この液体を電気分解してイオン活性化する装置水
等の液体をイオン化する装置に関するものである。
用し、この液体を電気分解してイオン活性化する装置水
等の液体をイオン化する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液体のイオン化装置とし
ては特公平3ー7435号公報がある。
ては特公平3ー7435号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報における液体
のイオン化装置は負極となる第1の導電物質のアルミニ
ウム製円筒体の軸部に細長い炭素棒を円筒体のほゞ全長
にわたって配設し、円筒体の両端部にこの炭素棒を前記
軸部に保持するための電気絶縁性の保持板を取付け、こ
れら保持板の円周部には、多数の液体通過用の透孔を穿
設しているため、イオン化処理すべき液体が循環ポンプ
の振動に伴い乱流化した場合にこの透孔を通過する水流
により、この炭素棒の保持板による保持力が低下し、こ
の炭素棒が外れて液体の循環系内に流出して液体の循環
系における機器を破損する事故を起こしかねない。この
発明は、前記炭素棒の支持構造を改良して、前記炭素棒
の外れ事故を低減すると共に液体のイオン化処理を促進
するようにした装置を市場に提供することを目的とす
る。
のイオン化装置は負極となる第1の導電物質のアルミニ
ウム製円筒体の軸部に細長い炭素棒を円筒体のほゞ全長
にわたって配設し、円筒体の両端部にこの炭素棒を前記
軸部に保持するための電気絶縁性の保持板を取付け、こ
れら保持板の円周部には、多数の液体通過用の透孔を穿
設しているため、イオン化処理すべき液体が循環ポンプ
の振動に伴い乱流化した場合にこの透孔を通過する水流
により、この炭素棒の保持板による保持力が低下し、こ
の炭素棒が外れて液体の循環系内に流出して液体の循環
系における機器を破損する事故を起こしかねない。この
発明は、前記炭素棒の支持構造を改良して、前記炭素棒
の外れ事故を低減すると共に液体のイオン化処理を促進
するようにした装置を市場に提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
にこの発明は、水等の液体の電解質を利用し、この液体
を電気分解してイオン活性化する装置において、筒状の
液体管路は、負極となる第1の導電物質からなり、この
管路内には正極となる棒状の第2の導電物質がこの液体
管路の軸線方向にその軸線をほゞ平行として絶縁性スペ
ーサを介して配置してあり、液体管路外に位置する太陽
電池により、分解電圧以下の電圧が前記両導電物質間に
は印加されていることを特徴とする液体のイオン化装置
としてある。前記課題を達成するためにこの発明は、水
等の液体の電解質を利用し、この液体を電気分解してイ
オン活性化する装置において、筒状の液体管路内に第1
の導電物質と第2の導電物質とが絶縁性スペーサを介し
て相互間隔をおいてこの管路の軸線方向にその軸線をほ
ゞ平行として配置され、 液体管路外に位置する太陽電
池により、分解電圧以下の電圧が前記両導電物質間には
印加されていることを特徴とする液体のイオン化装置と
してある。前記課題を達成するために液体のイオン化装
置における液体管路は鋼管又はPVC管としてあること
を特徴とする。前記課題を達成するために液体のイオン
化装置における前記負極となる第1の導電物質は耐腐食
性のアルミニウムとしあり、正極となる棒状の第2の導
電物質は炭素としてあることを特徴とする。
にこの発明は、水等の液体の電解質を利用し、この液体
を電気分解してイオン活性化する装置において、筒状の
液体管路は、負極となる第1の導電物質からなり、この
管路内には正極となる棒状の第2の導電物質がこの液体
管路の軸線方向にその軸線をほゞ平行として絶縁性スペ
ーサを介して配置してあり、液体管路外に位置する太陽
電池により、分解電圧以下の電圧が前記両導電物質間に
は印加されていることを特徴とする液体のイオン化装置
としてある。前記課題を達成するためにこの発明は、水
等の液体の電解質を利用し、この液体を電気分解してイ
オン活性化する装置において、筒状の液体管路内に第1
の導電物質と第2の導電物質とが絶縁性スペーサを介し
て相互間隔をおいてこの管路の軸線方向にその軸線をほ
ゞ平行として配置され、 液体管路外に位置する太陽電
池により、分解電圧以下の電圧が前記両導電物質間には
印加されていることを特徴とする液体のイオン化装置と
してある。前記課題を達成するために液体のイオン化装
置における液体管路は鋼管又はPVC管としてあること
を特徴とする。前記課題を達成するために液体のイオン
化装置における前記負極となる第1の導電物質は耐腐食
性のアルミニウムとしあり、正極となる棒状の第2の導
電物質は炭素としてあることを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1に記載された発明の作用としては負極
となる第1の導電物質からなる筒状の液体管路と、正極
となる棒状の第2の導電物質間に、液体管路外に位置す
る太陽電池により分解電圧以下の電圧が印加され、両導
電物質間には微弱な電流が流れ、水等の導電性液体は電
気分解され、水素イオンの一部は正極となる棒状の第2
の導電物質表面上でH2となり、水酸化イオンを多く含
んだ水等の導電性液体となる。即ち水等の導電性液体は
イオン活性化され、この水等の導電性液体中のカルシウ
ム、マグネシウム、シリカ等の塩の結晶化及びそれに基
づく沈澱を有効に防止する。請求項2に記載された発明
の作用としては、液体管路内に第1の導電物質と第2の
導電物質とが絶縁性スペーサを介して相互間隔をおいて
この管路の軸線方向にその軸線をほゞ平行として配置さ
れ、前記両導電物質間は液体管路外に位置する太陽電池
により分解電圧以下の電圧が印加され、両導電物質間に
は微弱な電流が流れ、水等の導電性液体は電気分解さ
れ、水素イオンの一部は正極となる棒状の第2の導電物
質表面上でH2となり、水酸化イオンを多く含んだ水等
の導電性液体となる。即ち水等の導電性液体はイオン活
性化され、この水等の導電性液体中のカルシウム、マグ
ネシウム、シリカ等の塩の結晶化及びそれに基づく沈澱
を有効に防止する。請求項3に記載された発明の作用と
しては、請求項2に記載された発明と同様に作用する。
請求項4に記載された発明の作用としては、請求項1乃
至請求項2に記載された発明の作用に加えて、前記負極
となる第1の導電物質は耐腐食性のアルミニウムとして
あり、正極となる棒状の第2の導電物質は炭素としてあ
るため、第1の導電物質である耐腐食性のアルミニウム
の溶出に伴うアルミニウムイオンの凝縮剤としての作用
により、浴槽の循環水などの導電性液体は白濁しにく
い。
となる第1の導電物質からなる筒状の液体管路と、正極
となる棒状の第2の導電物質間に、液体管路外に位置す
る太陽電池により分解電圧以下の電圧が印加され、両導
電物質間には微弱な電流が流れ、水等の導電性液体は電
気分解され、水素イオンの一部は正極となる棒状の第2
の導電物質表面上でH2となり、水酸化イオンを多く含
んだ水等の導電性液体となる。即ち水等の導電性液体は
イオン活性化され、この水等の導電性液体中のカルシウ
ム、マグネシウム、シリカ等の塩の結晶化及びそれに基
づく沈澱を有効に防止する。請求項2に記載された発明
の作用としては、液体管路内に第1の導電物質と第2の
導電物質とが絶縁性スペーサを介して相互間隔をおいて
この管路の軸線方向にその軸線をほゞ平行として配置さ
れ、前記両導電物質間は液体管路外に位置する太陽電池
により分解電圧以下の電圧が印加され、両導電物質間に
は微弱な電流が流れ、水等の導電性液体は電気分解さ
れ、水素イオンの一部は正極となる棒状の第2の導電物
質表面上でH2となり、水酸化イオンを多く含んだ水等
の導電性液体となる。即ち水等の導電性液体はイオン活
性化され、この水等の導電性液体中のカルシウム、マグ
ネシウム、シリカ等の塩の結晶化及びそれに基づく沈澱
を有効に防止する。請求項3に記載された発明の作用と
しては、請求項2に記載された発明と同様に作用する。
請求項4に記載された発明の作用としては、請求項1乃
至請求項2に記載された発明の作用に加えて、前記負極
となる第1の導電物質は耐腐食性のアルミニウムとして
あり、正極となる棒状の第2の導電物質は炭素としてあ
るため、第1の導電物質である耐腐食性のアルミニウム
の溶出に伴うアルミニウムイオンの凝縮剤としての作用
により、浴槽の循環水などの導電性液体は白濁しにく
い。
【0006】
実施例1 この実施例は請求項1、請求項4に記載された発明の代
表的な実施例を示す。図1において、Aは、液体のイオ
ン化装置であり、負極となる第1の導電物質である耐腐
食性のアルミニウムからなる筒状の液体管路10を有し
ている。この液体管路10内には、正極となる第2の導
電物質である炭素棒12がこの液体管路10の軸線方向
にその軸線をほゞ平行として絶縁性スペーサ14を介し
て配置されている。前記液体管路10外に位置する太陽
電池20により、分解電圧以下の電圧(1ボルト程度)
が前記両導電物質である炭素棒12と耐腐食性のアルミ
ニウムからなる筒状の液体管路10間には印加されてい
る。前記スペーサ14は、この液体管路10の半径方向
に放射状に延在する3本の絶縁性脚体15からなり、こ
れら脚体15の内端は炭素棒12の各端部外周面に固着
され、これら脚体15の外端は液体管路10内面に当接
されている(図2参照)。前記3本の脚体15のうち、
図示のものでは一本の脚体15Aの長さは、調整自在と
してあり、これら脚体15を利用して、この管路10内
に正極となる炭素棒12が着脱自在に配置されている。
前記脚体15Aの長さ調整手段はナット16とボルト1
7からなり、このナット16が正極となる炭素棒12に
軸受18を介して固着され、このナット16に前記ボル
ト17が螺合し、このボルト17の先端が前記管路10
内面に当接自在として構成されている。前記脚体15
は、その幅方向が前記液体管路10の軸線方向としてあ
る整流用フィン19を必要に応じて有している。前記脚
体15Aの長さ調整手段におけるナット16には、その
幅方向が前記液体管路10の軸線方向としてある整流用
フィン19が周り止め式のものとして付設してある場合
もある。
表的な実施例を示す。図1において、Aは、液体のイオ
ン化装置であり、負極となる第1の導電物質である耐腐
食性のアルミニウムからなる筒状の液体管路10を有し
ている。この液体管路10内には、正極となる第2の導
電物質である炭素棒12がこの液体管路10の軸線方向
にその軸線をほゞ平行として絶縁性スペーサ14を介し
て配置されている。前記液体管路10外に位置する太陽
電池20により、分解電圧以下の電圧(1ボルト程度)
が前記両導電物質である炭素棒12と耐腐食性のアルミ
ニウムからなる筒状の液体管路10間には印加されてい
る。前記スペーサ14は、この液体管路10の半径方向
に放射状に延在する3本の絶縁性脚体15からなり、こ
れら脚体15の内端は炭素棒12の各端部外周面に固着
され、これら脚体15の外端は液体管路10内面に当接
されている(図2参照)。前記3本の脚体15のうち、
図示のものでは一本の脚体15Aの長さは、調整自在と
してあり、これら脚体15を利用して、この管路10内
に正極となる炭素棒12が着脱自在に配置されている。
前記脚体15Aの長さ調整手段はナット16とボルト1
7からなり、このナット16が正極となる炭素棒12に
軸受18を介して固着され、このナット16に前記ボル
ト17が螺合し、このボルト17の先端が前記管路10
内面に当接自在として構成されている。前記脚体15
は、その幅方向が前記液体管路10の軸線方向としてあ
る整流用フィン19を必要に応じて有している。前記脚
体15Aの長さ調整手段におけるナット16には、その
幅方向が前記液体管路10の軸線方向としてある整流用
フィン19が周り止め式のものとして付設してある場合
もある。
【0007】実施例2 この実施例は請求項2乃至請求項4に記載された発明の
代表的な実施例を示す。 図3において、液体のイオン
化装置における液体管路10A内に負極となる耐腐食性
のアルミニウム21からなる第1の導電物質と、正極と
なる炭素棒12からなる第2の導電物質とが絶縁性スペ
ーサ14を介して相互間隔をおいてこの管路10Aの軸
線方向にその軸線をほゞ平行として配置され、前記液体
管路10A外に位置する太陽電池20により、分解電圧
以下の電圧(1ボルト程度)が、前記両導電物質即ち耐
腐食性のアルミニウム21と炭素棒12間には印加され
ている。この際、前記液体管路10Aは鋼管又はPVC
管としてある。その他、実施例1と同一の符号は同一の
構成を示す。各実施例の作用は、対応する請求項に記載
された発明の作用と同じため、ここでの説明を省略す
る。
代表的な実施例を示す。 図3において、液体のイオン
化装置における液体管路10A内に負極となる耐腐食性
のアルミニウム21からなる第1の導電物質と、正極と
なる炭素棒12からなる第2の導電物質とが絶縁性スペ
ーサ14を介して相互間隔をおいてこの管路10Aの軸
線方向にその軸線をほゞ平行として配置され、前記液体
管路10A外に位置する太陽電池20により、分解電圧
以下の電圧(1ボルト程度)が、前記両導電物質即ち耐
腐食性のアルミニウム21と炭素棒12間には印加され
ている。この際、前記液体管路10Aは鋼管又はPVC
管としてある。その他、実施例1と同一の符号は同一の
構成を示す。各実施例の作用は、対応する請求項に記載
された発明の作用と同じため、ここでの説明を省略す
る。
【0008】
【発明の効果】請求項1に記載された発明の効果として
は、負極となる第1の導電物質からなる筒状の液体管路
と、正極となる棒状の第2の導電物質間に、液体管路外
に位置する太陽電池により分解電圧以下の電圧を印加
し、これにより両導電物質間に微弱な電流を強制的に流
し、長時間のイオン化処理により前記負極、正極の表面
上にイオン化を阻害する水素ガスの発生やスケールなど
の薄膜が発生するのを低減し、長期間にわたり水等の導
電性液体の電気分解を保証し、水素イオンの一部を正極
となる棒状の第2の導電物質表面上でH2として、水酸
化イオンを多く含んだ水等の導電性液体とし、水等の導
電性液体を安定良くイオン活性化でき、この水等の導電
性液体中のカルシウム、マグネシウム、シリカ等の塩の
結晶化及びそれに基づく沈澱を有効に防止できる。更
に、筒状の液体管路を負極となる第1の導電物質として
利用するため、このイオン化装置の部品数を少なくし、
その構造を簡略にできる。請求項2に記載された発明の
効果としては、液体管路内に第1の導電物質と第2の導
電物質とが絶縁性スペーサを介して相互間隔をおいてこ
の管路の軸線方向にその軸線をほゞ平行として配置さ
れ、前記両導電物質間は液体管路外に位置する太陽電池
により分解電圧以下の電圧を印加することで、両導電物
質間に微弱な電流を強制的に流し、長時間のイオン化処
理により前記負極、正極の表面上にイオン化を阻害する
水素ガスの発生やスケールなどの薄膜が発生するのを低
減し、長期間にわたり水等の導電性液体の電気分解を保
証し、水素イオンの一部を正極となる棒状の第2の導電
物質表面上でH2として、水酸化イオンを多く含んだ水
等の導電性液体とし、水等の導電性液体を安定良くイオ
ン活性化でき、この水等の導電性液体中のカルシウム、
マグネシウム、シリカ等の塩の結晶化及びそれに基づく
沈澱を有効に防止できる。更に、液体管路内に第1の導
電物質と第2の導電物質とを絶縁性スペーサを介して相
互間隔をおいてこの管路の軸線方向にその軸線をほゞ平
行として配置することにより、これら第1、第2の導電
物質を液体管路により外部から保護でき、周囲の配管、
設備などとの接触で破損することを未然に防止できる。
は、負極となる第1の導電物質からなる筒状の液体管路
と、正極となる棒状の第2の導電物質間に、液体管路外
に位置する太陽電池により分解電圧以下の電圧を印加
し、これにより両導電物質間に微弱な電流を強制的に流
し、長時間のイオン化処理により前記負極、正極の表面
上にイオン化を阻害する水素ガスの発生やスケールなど
の薄膜が発生するのを低減し、長期間にわたり水等の導
電性液体の電気分解を保証し、水素イオンの一部を正極
となる棒状の第2の導電物質表面上でH2として、水酸
化イオンを多く含んだ水等の導電性液体とし、水等の導
電性液体を安定良くイオン活性化でき、この水等の導電
性液体中のカルシウム、マグネシウム、シリカ等の塩の
結晶化及びそれに基づく沈澱を有効に防止できる。更
に、筒状の液体管路を負極となる第1の導電物質として
利用するため、このイオン化装置の部品数を少なくし、
その構造を簡略にできる。請求項2に記載された発明の
効果としては、液体管路内に第1の導電物質と第2の導
電物質とが絶縁性スペーサを介して相互間隔をおいてこ
の管路の軸線方向にその軸線をほゞ平行として配置さ
れ、前記両導電物質間は液体管路外に位置する太陽電池
により分解電圧以下の電圧を印加することで、両導電物
質間に微弱な電流を強制的に流し、長時間のイオン化処
理により前記負極、正極の表面上にイオン化を阻害する
水素ガスの発生やスケールなどの薄膜が発生するのを低
減し、長期間にわたり水等の導電性液体の電気分解を保
証し、水素イオンの一部を正極となる棒状の第2の導電
物質表面上でH2として、水酸化イオンを多く含んだ水
等の導電性液体とし、水等の導電性液体を安定良くイオ
ン活性化でき、この水等の導電性液体中のカルシウム、
マグネシウム、シリカ等の塩の結晶化及びそれに基づく
沈澱を有効に防止できる。更に、液体管路内に第1の導
電物質と第2の導電物質とを絶縁性スペーサを介して相
互間隔をおいてこの管路の軸線方向にその軸線をほゞ平
行として配置することにより、これら第1、第2の導電
物質を液体管路により外部から保護でき、周囲の配管、
設備などとの接触で破損することを未然に防止できる。
【0009】請求項3に記載された発明は、液体管路は
鋼管又はPVC管としてあるため、請求項2に記載され
た発明と同様の効果を奏するとともに、液体管路を汎用
されている安価な材料で構成でき、このイオン化装置の
コストを安くできる。請求項4に記載された発明の効果
としては、前記負極となる第1の導電物質は耐腐食性の
アルミニウムとしてあり、正極となる棒状の第2の導電
物質は炭素としてあるため、請求項1乃至請求項2記載
の発明の効果に加えて、第1の導電物質である耐腐食性
のアルミニウムの溶出に伴うアルミニウムイオンの凝縮
剤としての作用により、浴槽の循環水などの導電性液体
を白濁することなく、清浄に保つことができる。
鋼管又はPVC管としてあるため、請求項2に記載され
た発明と同様の効果を奏するとともに、液体管路を汎用
されている安価な材料で構成でき、このイオン化装置の
コストを安くできる。請求項4に記載された発明の効果
としては、前記負極となる第1の導電物質は耐腐食性の
アルミニウムとしてあり、正極となる棒状の第2の導電
物質は炭素としてあるため、請求項1乃至請求項2記載
の発明の効果に加えて、第1の導電物質である耐腐食性
のアルミニウムの溶出に伴うアルミニウムイオンの凝縮
剤としての作用により、浴槽の循環水などの導電性液体
を白濁することなく、清浄に保つことができる。
【図1】実施例1の縦断正面図である。
【図2】図1の側面である。
【図3】実施例2の側面図である。
10、10A 液体管路 12 炭素棒 20 太陽電池
Claims (4)
- 【請求項1】水等の液体の電解質を利用し、この液体を
電気分解してイオン活性化する装置において、 筒状の液体管路は、負極となる第1の導電物質からな
り、この管路内には正極となる棒状の第2の導電物質が
この液体管路の軸線方向にその軸線をほゞ平行として絶
縁性スペーサを介して配置してあり、 液体管路外に位置する太陽電池により、分解電圧以下の
電圧が前記両導電物質間には印加されていることを特徴
とする液体のイオン化装置。 - 【請求項2】水等の液体の電解質を利用し、この液体を
電気分解してイオン活性化する装置において、 筒状の液体管路内に第1の導電物質と第2の導電物質と
が絶縁性スペーサを介して相互間隔をおいてこの管路の
軸線方向にその軸線をほゞ平行として配置され、 液体
管路外に位置する太陽電池により、分解電圧以下の電圧
が前記両導電物質間には印加されていることを特徴とす
る液体のイオン化装置。 - 【請求項3】請求項2に記載された液体管路は鋼管又は
PVC管としてあることを特徴とする液体のイオン化装
置。 - 【請求項4】前記負極となる第1の導電物質は耐腐食性
のアルミニウムとしてあり、正極となる棒状の第2の導
電物質は炭素としてあることを特徴とする請求項1乃至
請求項2に記載された液体のイオン化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14872693A JP3370735B2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 液体のイオン化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14872693A JP3370735B2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 液体のイオン化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06335683A true JPH06335683A (ja) | 1994-12-06 |
JP3370735B2 JP3370735B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=15459242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14872693A Expired - Fee Related JP3370735B2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 液体のイオン化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3370735B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009006220A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Takenaka Komuten Co Ltd | 流水式電気分解装置用のスケール抑制型電解ユニット及びスケール抑制型電極対 |
CN102424456A (zh) * | 2011-10-21 | 2012-04-25 | 陈枫 | 高频水处理用电极装置 |
-
1993
- 1993-05-27 JP JP14872693A patent/JP3370735B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009006220A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Takenaka Komuten Co Ltd | 流水式電気分解装置用のスケール抑制型電解ユニット及びスケール抑制型電極対 |
CN102424456A (zh) * | 2011-10-21 | 2012-04-25 | 陈枫 | 高频水处理用电极装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3370735B2 (ja) | 2003-01-27 |
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