JPH05228417A - 粉体塗装用焼付炉 - Google Patents

粉体塗装用焼付炉

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Publication number
JPH05228417A
JPH05228417A JP7458991A JP7458991A JPH05228417A JP H05228417 A JPH05228417 A JP H05228417A JP 7458991 A JP7458991 A JP 7458991A JP 7458991 A JP7458991 A JP 7458991A JP H05228417 A JPH05228417 A JP H05228417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inlet
chamber
hot air
air
heating chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP7458991A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Ito
孜 伊藤
Masakatsu Yamaguchi
昌克 山口
Katsuya Ito
克也 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onoda Cement Co Ltd
Original Assignee
Onoda Cement Co Ltd
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Publication date
Application filed by Onoda Cement Co Ltd filed Critical Onoda Cement Co Ltd
Priority to JP7458991A priority Critical patent/JPH05228417A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱エネルギのロスを防止するとともに作業環境
の改善を図る。 【構成】入口側断気室2の内面2aに赤外線ヒータ10
を設けた山型熱風炉Mにおいて、前記入口側断気室2の
入口2A上方に吸引ファン31付入口フード32を設け
るとともに該入口フード32を環流ファン17付循環ダ
クト18に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [産業上の利用分野]この発明は、家電製品のケーシン
グおよび其の他一般の機械器具等の被塗物に粉体塗料を
塗装するための装置に関するものであり、更に述べる
と、その被塗物の表面に予め静電塗着された状態の粉体
塗料の粉体層をその被塗物と共に加熱して粉体塗料の塗
膜を被塗物の表面に形成するための粉体塗装用焼付炉に
関するものである。
【0002】 [従来の技術]上述の焼付炉として従来は、トンネル状
の水平加熱室の一端部に入口側断気室、他端部に出口側
断気室を夫々下向きに傾斜して連結し、該トンネル状の
水平加熱室に熱風発生装置を結合すると共に、該各断気
室及び水平加熱室の各天井に亙って可撓性コンベヤを走
行自在に設けた山型熱風炉が用いられている。この山型
熱風炉はその水平加熱室内の熱風が両端部から自然対流
現象で流れ出ないようにするため、上述のように水平加
熱室の両端部に、断気室を下向きに傾斜して連結して設
けている。また粉体塗料を静電塗着された被塗物は、水
平加熱室の前方寄りの部分を走行中に熱風で常温から粉
体塗料の焼き付けに必要な温度まで対流加熱され、その
後該水平加熱室の残りの部分で塗着された粉体塗料の特
性に応じて焼き付け温度を一定時間維持されるようにな
っている。そして、焼き付け温度を一定時間維持するめ
に被塗物の走行速度を低下することは製品の量産の妨げ
になるので、その山型熱風炉の全長はかなり長くする必
要がある。それを一定長さ以下にするには炉内の熱風循
環回数を増して対流伝熱速度を上げれば良い。
【0003】しかし、粉体塗装の場合には炉入口付近で
の粉体塗着層は融着してないので、必要以上に熱風速度
を上げれば粉体塗着層は飛散してしまう。従って、粉体
塗装用焼付炉の熱風循環回数には限度がある。
【0004】そこで、前記山型熱風炉の問題点を解決す
るため、特願平1−264744号の粉体塗装用焼付が
開発されている。この粉体塗装用焼付炉はトンネル状の
水平加熱室の入口側と出口側の両端部に夫々入口側断気
室及び出口側断気室を下向きに傾斜して結合し、該トン
ネル状の水平加熱室に熱風の発生装置の熱風供給ダクト
を連通し、該各断気室及び水平加熱室の各天井に亙って
可撓性コンベヤを走行自在に架設した山型熱風炉に於い
て、該入口側断気室の内面に輻射熱源を設け、粉体塗料
およびそれを前もって静電塗着されている被塗物を入口
側断気室で水平加熱室に移送する前に、予め輻射加熱に
よって常温から焼き付け温度まで上昇させ、その後水平
加熱室で前記焼き付け温度を強制対流加熱によって維持
することを特徴とするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この粉体塗装
用焼付炉では、輻射熱源により発生する輻射熱の一部が
空気の熱気となって入口側断気室の入口から炉外に流出
されるので、該入口近傍が高温となり、次の様な問題が
発生する。 (1)多量の熱エネルギが無駄となるので熱効率がよく
ない。 (2)該入口と接続する塗装用ブースが加熱されるの
で、該ブース内の回収塗料が加熱されてブース内面に固
着したり又は変質したりする。 (3)高温のため、入口近傍の作業環境が悪くなる。そ
こで、塗装用ブースでの作業をするためには該ブースを
前記入口から遠く離さなければならない。しかしこの様
にすると、塗装システムが全体として大型となるため、
大きな装置スペースが必要となるので、好ましくない。
【0006】この発明は上記事情に鑑み、熱エネルギの
ロスを防止するとともに、作業環境の改善を図ることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、トンネル状
水平加熱室の両端部に夫々入口側断気室及び出口側断気
室を下向きに傾斜して結合し、該入口側断気室の内面に
輻射熱源を設け、該トンネル状水平加熱室に熱風発生装
置を連結し、該入口側断気室、水平加熱室及び出口側断
気室の各天井に亙って可撓性コンベヤを走行自在に架設
した山型熱風炉に於いて、該入口側断気室の入口に前記
炉と連通する入口フ−ドを設けたことを特徴とする粉体
塗装用焼付炉、である。
【0008】
【作用】粉体塗料を静電塗着された状態の被塗物を可撓
性コンベヤに吊り下げて、入口側断気室の下端部から水
平加熱室の入口端部に向かって徐々に上昇させ、その間
において該断気室の内面に設けられている輻射熱源で、
被塗物及び粉体塗料を常温から焼き付け温度近くになる
まで輻射加熱する。この時入口側断気室の入口から流出
する輻射熱は、空気の熱気となって入口フードに集めら
れ、再び炉内に戻される。その後水平加熱室を通過して
その出口端部にいたる間、被塗物とその表面の粉体塗料
の温度を水平加熱室内の熱風の対流加熱で所要時間保持
し、この間に被塗物の表面に粉体塗料を完全に焼き付け
て塗膜を形成し、続いて出口側断気室を経てその下端部
から大気中に移動するものである。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を添付図面によって説明す
ると、トンネル状水平加熱室1の両端部に夫々入口側断
気室2及び出口側断気室3を下向きに傾斜して結合し、
該入口側断気室2の入口2A上方に吸引ファン31付入
口フード32を設ける。該トンネル状水平加熱室1にバ
ーナ4aを具備せる熱風発生装置4を熱風ダクト16、
循環フアン17付循環ダクト18を介して連通し、熱風
発生装置4で発生する熱風Aを熱風ダクト16で水平加
熱室1内に供給する。この室1内を通過した熱風Aを循
環フアン17付循環ダクト18で熱風発生装置4に循環
するようにしておく。
【0010】該入口側断気室2の天井、水平加熱室1の
天井及び出口側断気室3の天井に亙って可撓性コンベヤ
8を走行自在にガイドレール8aで架設し、その可撓性
コンベヤ8に適宜間隔を隔ててハンガー11aで吊り下
げられている被塗物11を、入口側断気室2の下部から
水平加熱室1及び出口側断気室3に向かって順次移送す
る。そして、その間に被塗物11を塗装用ブース30内
においてその表面に静電塗装されている粉体塗料12の
層と共に水平加熱室1内で加熱する。該入口側断気室2
の内面2aに水平加熱室1寄りに輻射熱源、例えば赤外
線ヒータ10を設け、粉体塗料を塗着されている被塗物
11を入口側断気室2で水平加熱室1に移送する前に、
その赤外線ヒータ10で効率的に加熱し、該入口側断気
室2を通過中に赤外線ヒータ10で予め常温から焼き付
け温度近くに至るまで輻射加熱するものである。
【0011】この時、入口側断気室2の入口2Aから輻
射熱の一部が空気の熱気aとなって山型熱風炉Mの外に
流出する。この熱気aは吸引フアン31により入口フー
ド32に集められた後、環流ファン17により熱気パイ
プ33を介して環境ダクト18に送り込まれ、炉M内の
熱風Aと混合されながら熱風発生装置4に循環する。こ
の実施例では、前記熱気パイプ33を環流フアン17に
接続したが、このパイプ33は、空気取入口4b側の循
環ダクト16、又は、バーナ4a側の熱風ダクト18に
直接接続しても良い。又、場合によっては、炉M内に直
接環流してもよい。
【0012】その後被塗装物11を水平加熱室1内に移
送し、そこで粉体塗料の硬化反応に要する焼き付け温度
を対流加熱によって所要時間維持し、前述の粉体塗料を
完全に硬化して塗膜を形成し、つづいて出口側断気室3
を経て大気中に移送するものである。
【0013】この発明は上述の実施例のように被塗物1
1の温度を常温から焼き付け温度まで上げるための加熱
を、加熱に長時間を必要とする対流伝熱による水平加熱
室1で行わないで、従来自然対流による伝熱の断気だけ
に使用されている入口側断気室2で、輻射伝熱による急
加速熱によりそれを行うので、その分だけ水平加熱室1
の水平方向の長さを、短くすることができ、該水平方向
の長さに入口側断気室2の水平方向の長さと出口側断気
室3の水平方向の長さを合わせた焼付炉の全長lは従来
の焼付炉の全長より遥かに短くすることができる。
【0014】以上この発明の実施例について説明した
が、この発明はその実施例に限定されるものでなく、こ
の発明の要旨の範囲内で構成の変更または付加を行って
実施することも可能である。例えば、輻射熱源として赤
外線ヒータの代わりに被塗物又は粉体塗料の種類によっ
て遠赤外線から可視領域の範囲で適切な波長の輻射熱源
を用いることができる。又、輻射熱源の上面に沿って耐
熱保護ネットを傾斜して設けてもよい。このようにする
と、万一被塗物がコンベヤより脱落して落下しても該被
塗物が赤外線ヒータ上の耐熱保護ネットに当たり瞬時に
赤外線ヒータ取付部から離れた入口断気室下方まで落下
するため該被塗物が燃えることがないので安全である。
図1に示す赤外線ヒータ10は入口側断気室2の内面2
aの全周に設けてあるが、その底側と両側に設けたり、
或は底側のみに設けて実施することも可能であるが、特
に底側に設ける場合は入口側断気室2の内部の空気全体
の温度を上げることができるので、水平加熱室1内の熱
風が周囲からの冷却に基ずく自然対流現象で、入口側断
気室2から大気中に流出するのを防止し、入口側断気室
2の断気効果を一層確実にすることができる。また、コ
ンベヤ8と赤外線ヒータ10とを運動させてもよい。こ
のようにするとコンベヤ停止時は連動して赤外線ヒータ
も停止するので温度を下げることができる。そのため万
一被塗物を積荷したままコンベヤが停止しても被塗物が
焦げることがない。なお、コンベヤ起動と共に赤外線ヒ
ータも復帰させるが、赤外線ヒータであるため温度上昇
の復元も早い。
【0015】
【発明の効果】この発明は、入口側断気室の入口に前記
炉と連通する入口フードを設けたので、該入口から流出
する輻射熱が入口フードに集められて炉内に環流され
る。そのため、従来例と異なり、入口近傍が高温となる
こともないので、作業環境が改善される。又前記入口に
塗装用ブースを近接しても該ブースが加熱されることは
ないので、回収塗料がブースに固着したり、又は変質し
たりすることはない。又、入口から流出する輻射熱は炉
内に環流されて再利用されるので、熱効率の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の粉体塗装用焼付炉の実施例を示しす
縦断面図である。
【符号の説明】
2 入口側断気室 2A 入口 3 出口側断気室 9 内面 10 赤外線ヒータ 17 環流ファン 31 入口フード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネル状水平加熱室の両端部に夫々入口
    側断気室及び出口側断気室を下向きに傾斜して結合し、
    該入口側断気室の内面に輻射熱源を設け、該トンネル状
    水平加熱室に熱風発生装置を連結し、該入口側断気室、
    水平加熱室及び出口側断気室の各天井に亙って可撓性コ
    ンベヤを走行自在に架設した山型熱風炉に於いて、該入
    口側断気室の入口に前記炉と連通する入口フ−ドを設け
    たことを特徴とする粉体塗装用焼付炉
JP7458991A 1991-03-14 1991-03-14 粉体塗装用焼付炉 Pending JPH05228417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7458991A JPH05228417A (ja) 1991-03-14 1991-03-14 粉体塗装用焼付炉

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JP7458991A JPH05228417A (ja) 1991-03-14 1991-03-14 粉体塗装用焼付炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05228417A true JPH05228417A (ja) 1993-09-07

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ID=13551502

Family Applications (1)

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JP7458991A Pending JPH05228417A (ja) 1991-03-14 1991-03-14 粉体塗装用焼付炉

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JP (1) JPH05228417A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109127248A (zh) * 2018-11-06 2019-01-04 广东江晟铝业有限公司 一种铝型材喷涂生产线

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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