JPH05228352A - 自動粒体コーティング装置 - Google Patents

自動粒体コーティング装置

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JPH05228352A
JPH05228352A JP3181092A JP3181092A JPH05228352A JP H05228352 A JPH05228352 A JP H05228352A JP 3181092 A JP3181092 A JP 3181092A JP 3181092 A JP3181092 A JP 3181092A JP H05228352 A JPH05228352 A JP H05228352A
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JP
Japan
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coating
limit value
value
exhaust
control system
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JP3181092A
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Inventor
Morio Kadokawa
守男 角川
Kotaro Takagaki
宏太郎 高垣
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Freund Corp
Original Assignee
Freund Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転中に適切な対応処置を自動的にとること
ができ、ばらつきの少ない製品を得ることができる低コ
ストの自動粒体コーティング装置を提供する。 【構成】 自動粒体コーティング装置の運転条件の目標
値の他に、上限値および下限値のうち必要なものを入力
し、またシーケンサ17、分散型調節器22、およびタ
ッチパネル式ディスプレイ装置18を含むシーケンス制
御システムにより自動的に各工程および単位操作を実行
し、運転条件の測定値が上限値または下限値を超えた時
は運転を中止するか、あるいは適切な対応処置をとるよ
う構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動粒体コーティング技
術、特に、医薬品や食品等に自動的にコーティングを施
すために用いて効果のある技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】錠剤、顆粒等に糖衣、フィルムコーティ
ング等を施すコーティング装置は古くからあるが、次第
に改良され、水平な回転軸を有し、粒体集積層を気体が
流通する構造の装置、たとえば特公昭50−38713
号(商品名:ハイコーター)、特開平2−56232号
(商品名:アクアコーター)、特公昭51−18397
号(商品名:アクセラコーター)、特公昭62−191
34号(商品名:ドリアコーター)、特表昭58−50
0748号(商品名:グラットコーター)の各公報に開
示されたコーティング装置が主流になっている。
【0003】これらのコーティング装置は自動化された
ものではなく、良好なコーティングをするためには熟練
が必要で、人手に頼っていた。
【0004】そこで、コーティングの単一工程の制御を
自動化するため、たとえば特開昭58−70857号公
報には、コーティング液の液量のマイクロコンピュータ
による記憶と各種条件の制御による自動コーティング技
術、特開平2−56233号公報には、温度センサの設
置により液スプレー量、給排気量給気温度を制御する技
術が開示されている。さらに、特開昭62−23453
8号公報には、給気の諸条件から乾燥能力を計算して制
御する技術が開示されている。
【0005】また、コーティングの全工程の自動制御を
行う技術として、特開昭61−78430号公報には、
通気回転板型の装置を対象として、センサに対する目標
値を設定し、測定値が目標値に達した時に工程を終了す
るよう構成した技術が開示され、さらに、ハイコーター
型の装置を対象とした自動コーティング技術は「化学装
置」1989年5月号、P105〜P110に開示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、粒体コーテ
ィングのための所要人員の低減によるコスト低下、夜間
無人運転による生産性向上、製品のばらつき低減、サニ
タリー性向上(GMP対応)のためには、単一工程にと
どまらず、全工程を自動化する必要がある。
【0007】また、自動化の目的の一つであるばらつき
の低減を達成するには、前記公知の制御方法では不十分
であり、単に目標値を与えるだけでは運転条件が大きく
変動したり異常が発生したときに、製品のばらつきが大
となったり、あるいは不良品となる等の問題がある。
【0008】さらに、前記した全工程の自動制御を行う
コーティング技術では、セントラルコントローラないし
プロセスコントローラを用いており、過剰な機能を内蔵
し、そのコストが莫大となる等の問題もある。
【0009】本発明の1つの目的は、運転中に適切な対
応処置を自動的にとることができる自動粒体コーティン
グ技術を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、ばらつきの少ない、
良好な製品を製造するための信頼性の高い自動粒体コー
ティング技術を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、低コストで自動粒体
コーティングを行うことのできる技術を提供することに
ある。
【0012】本発明の他の1つの目的は、簡単な構造で
構成できる自動粒体コーティング技術を提供することに
ある。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0015】すなわち、本発明による1つの自動粒体コ
ーティング装置は、実質的に水平な回転軸を有し、粒体
集積層を気体が流通する構造の回転容器と、コーティン
グ液噴霧装置とを備えた粒体コーティング機を用いて自
動的に粒体をコーティングする装置であって、少なくと
も粒体の予熱工程、複数の粒体コーティング工程および
乾燥工程を含み、粒体コーティング工程は少なくともス
プレー、休止、および乾燥の各単位操作の反復を含むコ
ーティングを粒体に施すに際して、各工程および単位操
作における給気温度、給気風量、排気温度、排気風量、
回転容器の回転速度、コーティング液の噴霧速度、給気
・排気・バイパスの各ダンパの開閉、各工程および単位
操作の継続時間、各工程中の一連の単位操作の反復回数
および次工程に移行すべき時期を定める指標として用い
る運転条件の温度、水分、コーティング液使用量のそれ
ぞれの目標値、上限値および下限値のうち必要なものを
予め入力し、シーケンス制御を含む制御システムにより
自動的に各工程および単位操作を実行し、運転条件の測
定値が上限値または下限値を超えた時は運転を中止する
か、あるいは予め定められた対応処置をとるように構成
されたものである。
【0016】本発明の他の1つの自動粒体コーティング
装置は、実質的に水平な回転軸を有し、粒体集積層を気
体が流通する構造の回転容器と、コーティング液噴霧装
置とを備えた粒体コーティング機を用いて自動的に粒体
をコーティングする装置であって、少なくとも粒体の予
熱工程、一または二以上の粒体コーティング工程を含
み、粒体コーティング工程は連続的にスプレーおよび通
気を行うコーティングを粒体に施すに際して、各工程に
おける給気温度、給気風量、排気温度、排気風量、回転
容器の回転速度、コーティング液の噴霧速度、給気・排
気・バイパスの各ダンパの開閉、各工程の断続時間およ
び次工程に移行すべき時期を定める指標として用いる運
転条件の温度、水分、コーティング液使用量のそれぞれ
の目標値、上限値および下限値のうち必要なものを予め
入力し、シーケンス制御を含む制御システムにより自動
的に各工程および単位操作を実行し、運転条件の測定値
が上限値または下限値を超えた時は運転を中止するか、
あるいは予め定められた対応処置をとるように構成され
たものである。
【0017】本発明のさらに他の自動粒体コーティング
装置は、制御システムが、シーケンサ、アナログ信号処
理のための分散型調節器、およびタッチパネル式ディス
プレイ装置を構成要素として含み、前記シーケンサが制
御システムの指令を行うものである。
【0018】
【作用】前記した本発明の自動粒体コーティング装置に
よれば、各種の運転条件の目標値の他、上限値および/
または下限値のうちの必要なものを予め設定して入力
し、上限値および/または下限値を超えたら装置の運転
を停止するか、あるいは適切な対応処置を自動的にとる
他、正常時および異常時の運転を共にシーケンス制御を
含む制御システムを用いた制御によって行うので、単な
る目標値の設定にとどまらず、粒体コーティングの全工
程の適切な自動化を実現することができる。
【0019】また、本発明の自動粒体コーティング装置
は、シーケンス制御を含む制御システムにより制御を行
うことにより、特に、従来のようなセントラルコントロ
ーラなどの大規模な装置を使用せず、制御システムをシ
ーケンサ、分散型調節器、およびタッチパネル式ディス
プレイ装置で構成することにより、装置のコストを大幅
に低減でき、構造も簡単にすることができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の自動粒体コーティング装置の
構成図、図2は本発明における制御システムの説明図で
ある。
【0021】本実施例の自動粒体コーティング装置にお
いて、粒体コーティング機1は、モータMで回転される
実質的に水平な回転軸を有し、粒体集積層2を気体が流
通する構造の、いわゆるコーティングパンと呼ばれる回
転容器3と、この回転容器3の粒体集積層2にコーティ
ング液をスプレーする噴霧装置4とを備えている。
【0022】噴霧装置4にコーティング液を供給するた
めのシステムは、溶解槽5と、液ポンプ6とを有してい
る。
【0023】また、噴霧装置4には、スプレー用の空気
がスプレーエア供給路7を経て供給される。
【0024】回転容器3に熱風、冷風などの気体を供給
するシステムは、給気フィルタ8と、給気ファン9と、
熱交換器10と、給気フィルタ11と、給気ダンパ12
と、バイパスダンパ13とを備えている。
【0025】一方、回転容器3からの排気を行うための
システムは、排気ダンパ14と、集塵機15と、排気フ
ァン16とを備えている。
【0026】次に、本実施例の自動粒体コーティング装
置を制御する制御システムについて、図2を参照しなが
ら説明する。
【0027】この制御システムはシーケンス制御方式を
採用しており、該制御システムの指令を行うシーケンサ
17と、タッチパネル式のディスプレイ装置18と、キ
ーボード19と、プリンタ20と、アナログ信号処理を
行うアナログ調節計21よりなる分散型調節器22とを
有している。
【0028】また、図2の制御システムにおいて、23
は給気温度測定用の測温体、24はMV/I変換器、2
5は排気温度測定用の測温体、26はMV/I変換器、
27は給気流量計、28はΔP/I変換器、31は糖衣
液またはフィルム液用の流量計である。
【0029】さらに、図2の32は回転容器3内の圧力
を検出するパン内圧力センサ、33はP/I変換器、3
4はパン回転センサ、35は給気温度調節手段、36は
給気流量調節用のモータ、37はインバータ、38は切
換器、39はパン内圧力および排気流量調節用のモー
タ、40はインバータ、41はパン回転調節用のモー
タ、42はインバータ、43は液ポンプ6を駆動して糖
衣液またはフィルム液をスプレーするためのモータ、4
4はインバータである。
【0030】次に、本実施例の自動粒体コーティング装
置を用いてコーティング操作を行う作用について説明す
る。
【0031】まず、一例として錠剤の糖衣コーティング
を行う場合について説明すると、その全工程のフロー
(ゼネラルフロー)は図3〜図5に示されている通りの
順序で行われる。
【0032】すなわち、図3における開始から運転準備
1,2,3を経て、回転容器3への錠剤投入、下掛・上
掛の選択を行い、上掛の場合は図4のに移行するが、
下掛の場合は図1の自動運転起動を経て、錠剤予熱、下
掛、中掛に移行する。
【0033】なお、この場合に、中掛後に回転容器3か
ら錠剤の排出を行った後、回転容器3の洗浄、洗浄乾燥
を経て運転準備に移行し、さらに回転容器3に錠剤を投
入して自動運転起動を行い、錠剤予熱を行うこともあり
得る。
【0034】次に、図4の,に示すように、上掛、
乾燥、艶出、乾燥の各工程を順次行う。
【0035】なお、上掛と乾燥との間に、除湿を行うこ
ともあり得る。
【0036】その後、図5のに移行し、錠剤の冷却、
給気ファン9の停止、排気ファン16の停止、錠剤の保
管の有無の確認を行い、保管有の場合は錠剤の保管を行
った後、無の場合は直接的に装置全停止に移行する。次
いで、回転容器3の洗浄、洗浄乾燥を経て装置の全停止
を行い、全操作を終了する。
【0037】本発明の自動粒体コーティング装置におい
ては、図3〜図5に示すゼネラルフローの全工程を自動
的に実行することができるが、以下にその中の下掛工程
(図3参照)を例として単一工程の自動運転操作のフロ
ーを図6〜図9にしたがって説明する。なお、下掛工程
は1回のみならず、2回以上のサイクルで実行してもよ
い。
【0038】本実施例における下掛工程は、スプレー、
ポーズ1、ポーズ2、ドライの4つの単位操作からな
る。
【0039】スプレー操作(図6) まず、スプレー操作は、図6に示すように、前工程の錠
剤予熱操作の終了に続いて行われるが、最初に、たとえ
ば事前に設定した必要項目のデータを自動転送すること
により実行することができる。
【0040】すなわち、このデータ設定は、液ポンプ6
から噴霧装置4に圧送される糖衣液の流量の設定の他
に、その流量の上限および下限の設定も含んでいる。
【0041】また、スプレーエア供給路7から噴霧装置
4に圧送されるスプレーエア圧力の設定ならびにその上
限および下限の設定も行われる。
【0042】さらに、このデータ設定は、パン回転数お
よびその上限ならびに下限の設定、給気温度およびその
上限ならびに下限の設定、給気風量およびその上限なら
びに下限の設定、排気風量およびその上限ならびに下限
の設定、スプレーの回数および運転時間ならびに1回液
使用量の設定も含んでいる。
【0043】前記データ設定状態で、給気については給
気ファン9を継続運転し、給気ダンパ12を閉とし、給
気風量および給気温度を設定値に保つ。
【0044】また、排気については、排気ファン16を
継続運転し、排気ダンパ14を閉として、排気風量を設
定値に保つ。
【0045】さらに、糖衣液の供給については、液ポン
プ6を継続運転し、液流量を設定値に保つ。
【0046】バイパスダンパ13は開とする。
【0047】回転容器3はモータMで起動し、そのパン
回転数を設定値に保つ。
【0048】また、スプレーについては、スプレーエア
圧力を調節し、スプレーシリンダを開いて噴霧装置4か
らスプレー液を噴出する。
【0049】そして、スプレー時間または液使用量が設
定値に達した時点で、スプレーシリンダを閉じて、スプ
レー操作を終了し、次のポーズ1操作に移行する。
【0050】ポーズ1操作(図7) ポーズ1操作においては、データ設定は、事前に設定し
た必要項目のデータを自動転送し、運転を行う。
【0051】このデータ設定は図7では省略されている
が、給気風量と温度、排気風量、液流量、パン回転数に
ついての設定値とその上限ならびに下限値、さらには運
転時間を含んでいる。
【0052】このポーズ1操作では、給気、排気、糖衣
液の供給については前記スプレー工程と同様であるが、
回転容器3については継続運転とされ、そのパン回転数
を設定値に保つ。
【0053】そして、所定の設定運転時間が来たら運転
を自動停止し、次のポーズ2操作に移行する。
【0054】なお、糖衣液の保温と、懸濁液の場合の沈
澱防止が必要な時には、液ポンプ6を作動させて液を循
環させることができる。
【0055】ポーズ2操作(図8) このポーズ2操作は、データの設定項目および各機器の
運転はポーズ1操作と同様でよいので、重複説明および
図示は省略する。
【0056】給気ダンパ12は閉、排気ダンパ14は
開、バイパスダンパ13は閉とする。
【0057】そして、設定運転時間に達した時に操作を
終了し、次のドライ操作に移行する。
【0058】ドライ操作(図9) このドライ操作では、データ設定項目は給気風量が加わ
ったこと以外は前記ポーズ1および2と同様である。
【0059】また、各機器の運転は前記ポーズ1および
2と同様である。
【0060】そして、設定運転時間に達した後、給気ダ
ンパ12と排気ダンパ14を閉、バイパスダンパ13を
開としてドライ操作を終了し、再びスプレー操作に戻
る。
【0061】サイクル回数が設定値に達すると、装置を
停止して、下掛工程を終了する。
【0062】なお、下掛を2工程以上行う場合には、下
掛2工程に移行して必要な操作を実行する。
【0063】前記した各工程および単位操作の実行にお
いて、本実施例では、シーケンサ17を含むシーケンス
制御方式を用いて制御を行うようになっている。
【0064】そして、このようなシーケンス制御を含む
制御システムによる各工程および単位操作を実行し、運
転条件の測定値が上限値または下限値を超えた時には、
操作を中止するか、あるいは予め定められた対応処理を
とることができる。
【0065】たとえば、給気風量が設定の上限値または
下限値を外れた時には、給気流量計27の測定値を変換
器28を介してシーケンサ17に送り、シーケンサ17
により給気フィルタ8および/または給気ダンパ12を
シーケンス制御し、装置の運転を停止するか、あるいは
適切な対応処置として、給気風量の所定の増加または減
少を行うほか、異常時に行うべく予め設定された運転条
件に移行する。
【0066】また、その他の運転の異常が生じた時に
も、その異常の発生個所や状況に応じてシーケンサ17
を含む制御システムが自動的に判断して、装置の運転を
停止するか、あるいは適切な対応処置をとる。
【0067】このようにすることにより、運転条件の異
常が発生したために生じた不良品をそのまま最終工程ま
で加工するような無駄がなくなり、また場合によって
は、再加工して正常品とすることも可能であるなど、単
に目標値を定めるのみの従来法による制御に比べて大き
な利点を生ずる。
【0068】前記のような場合、本実施例では、制御シ
ステムがアナログ信号処理のためのアナログ調節計21
よりなる分散型調節器22で構成されているので、装置
のコストの低減、構造の簡単化を実現できる。
【0069】さらに、本実施例では、制御システムがタ
ッチパネル式ディスプレイ装置で構成されていることに
より操作が容易となり、装置のコストの低減と、構造の
簡単化を図ることができる。
【0070】なお、前記実施例の糖衣コーティングとは
違ってフィルムコーティングを行う場合にも本発明は適
用できる。
【0071】フィルムコーティングの場合、スプレー液
の濃度や粘度が糖衣の場合よりも低くなる他、たとえば
下掛工程における単位操作がスプレー操作のみの単一操
作であり、かつスプレー操作が連続で行われること等に
おいて差異が生じるが、制御プログラムが簡略化される
だけで、基本となるシステムは同一である。
【0072】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0073】たとえば、自動粒体コーティング装置の全
体的構成や制御システムの構成等は他のものであっても
よい。
【0074】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその利用分野である錠剤や顆粒などの医
薬品や糖衣菓子などの食品のコーティングに適用した場
合について説明したが、これらに限定されるものではな
く、たとえば化学品などの他の物品のコーティングにも
適用できる。
【0075】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0076】(1).本発明によれば、各種の運転条件の目
標値のみならず、その上限値および/または下限値のう
ちの必要なものを予め設定して入力し、その上限値およ
び/または下限値を超えたら装置の運転を停止するか、
あるいは適切な処置をとり、また正常時および異常時の
運転をシーケンス制御を含む制御システムによる制御で
行うので、単なる目標値の設定にとどまらず、粒体コー
ティングの工程の適切な自動化を図ることができる。
【0077】(2).前記(1) により、ばらつきの少ない良
好な製品を製造することができる。
【0078】(3).本発明ではシーケンス制御方式を用い
た制御システムで制御を行うことにより、装置のコスト
を低減させることができる。
【0079】(4).制御システムをシーケンサ、分散型調
節器、およびタッチパネル式ディスプレイ装置で構成す
ることにより、装置のコストの低減と構造の簡単化をさ
らに促進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動粒体コーティング装置の構成図で
ある。
【図2】本発明における制御システムの説明図である。
【図3】本発明の装置を用いた自動コーティングのゼネ
ラルフローの前部分を示すフロー図である。
【図4】図3に続く中間部分のフローを示すフロー図で
ある。
【図5】図4に続くフローの後部分を示すフロー図であ
る。
【図6】本発明における下掛工程のスプレー操作のフロ
ー図である。
【図7】同じく、ポーズ1操作のフロー図である。
【図8】同じく、ポーズ2操作のフロー図である。
【図9】同じく、ドライ操作のフロー図である。
【符号の説明】
1 粒体コーティング機 2 粒体集積層 3 回転容器 4 噴霧装置 5 溶解槽 6 液ポンプ 7 スプレーエア供給路 8 給気フィルタ 9 給気ファン 10 熱交換器 11 給気フィルタ 12 給気ダンパ 13 バイパスダンパ 14 排気ダンパ 15 集塵機 16 排気ファン 17 シーケンサ 18 タッチパネル式のディスプレイ装置 19 キーボード 20 プリンタ 21 アナログ調節計 22 分散型調節器 23 測温体 24 MV/I変換器 25 測温体 26 MV/I変換器 27 給気流量計 28 ΔP/I変換器 29 排気流量計 30 ΔP/I変換器 31 流量計 32 パン内圧力センサ 33 P/I変換器 34 パン回転センサ 35 給気温度調節手段 36 モータ 37 インバータ 38 切換器 39 モータ 40 インバータ 41 モータ 42 インバータ 43 モータ 44 インバータ M モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に水平な回転軸を有し、粒体集積
    層を気体が流通する構造の回転容器と、コーティング液
    噴霧装置とを備えた粒体コーティング機を用いて自動的
    に粒体をコーティングする装置であって、少なくとも粒
    体の予熱工程、複数の粒体コーティング工程および乾燥
    工程を含み、粒体コーティング工程は少なくともスプレ
    ー、休止、および乾燥の各単位操作の反復を含むコーテ
    ィングを粒体に施すに際して、各工程および単位操作に
    おける給気温度、給気風量、排気温度、排気風量、回転
    容器の回転速度、コーティング液の噴霧速度、給気・排
    気・バイパスの各ダンパの開閉、各工程および単位操作
    の継続時間、各工程中の一連の単位操作の反復回数およ
    び次工程に移行すべき時期を定める指標として用いる運
    転条件の温度、水分、コーティング液使用量のそれぞれ
    の目標値、上限値および下限値のうち必要なものを予め
    入力し、シーケンス制御を含む制御システムにより自動
    的に各工程および単位操作を実行し、運転条件の測定値
    が上限値または下限値を超えた時は運転を中止するか、
    あるいは予め定められた対応処置をとるように構成され
    た自動粒体コーティング装置。
  2. 【請求項2】 実質的に水平な回転軸を有し、粒体集積
    層を気体が流通する構造の回転容器と、コーティング液
    噴霧装置とを備えた粒体コーティング機を用いて自動的
    に粒体をコーティングする装置であって、少なくとも粒
    体の予熱工程、一または二以上の粒体コーティング工程
    を含み、粒体コーティング工程は連続的にスプレーおよ
    び通気を行うコーティングを粒体に施すに際して、各工
    程における給気温度、給気風量、排気温度、排気風量、
    回転容器の回転速度、コーティング液の噴霧速度、給気
    ・排気・バイパスの各ダンパの開閉、各工程の断続時間
    および次工程に移行すべき時期を定める指標として用い
    る運転条件の温度、水分、コーティング液使用量のそれ
    ぞれの目標値、上限値および下限値のうち必要なものを
    予め入力し、シーケンス制御を含む制御システムにより
    自動的に各工程および単位操作を実行し、運転条件の測
    定値が上限値または下限値を超えた時は運転を中止する
    か、あるいは予め定められた対応処置を用いるように構
    成された自動粒体コーティング装置。
  3. 【請求項3】 制御システムが、シーケンサ、アナログ
    信号処理のための分散型調節器、およびタッチパネル式
    ディスプレイ装置を構成要素として含み、前記シーケン
    サが制御システムの指令を行うことを特徴とする請求項
    1または2記載の自動粒体コーティング装置。
JP3181092A 1992-02-19 1992-02-19 自動粒体コーティング装置 Pending JPH05228352A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3181092A JPH05228352A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 自動粒体コーティング装置

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JP3181092A JPH05228352A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 自動粒体コーティング装置

Publications (1)

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JPH05228352A true JPH05228352A (ja) 1993-09-07

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