JPH0522735U - 階段の構造 - Google Patents

階段の構造

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JPH0522735U
JPH0522735U JP8024891U JP8024891U JPH0522735U JP H0522735 U JPH0522735 U JP H0522735U JP 8024891 U JP8024891 U JP 8024891U JP 8024891 U JP8024891 U JP 8024891U JP H0522735 U JPH0522735 U JP H0522735U
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充朗 藤家
直隆 谷
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 階段施工をトータルシステム化を図るため
に、段板と幅木との隙間を熟練を要さずに作業効率よく
塞ぎ得るようにして、省力化や高レベルでの品質の均一
化を達成する。 【構成】 段板1における踏板部11の幅方向端部と閉
塞板2に形成したボルト挿通孔13,26のうちの一方
26を長孔にする。踏板部11に重ねた閉塞板2を、踏
板部11の幅方向端部から隙間Sを塞ぐように突出さ
せ、その状態でボルト挿通孔13,26に通したボルト
41とナット42とで踏板部11と閉塞板2とを固定す
る。隙間Sは閉塞板2で塞がれているので、踏板部11
と閉塞板2の上に打設したモルタル層7が隙間Sから流
出することはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、階段の構造、特に鉄骨構造の階段にモルタル下地を形成するよう な階段の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄骨構造の階段、たとえば同構造の外部階段は、鉄板で作られた段板の施工性 を向上させるために、左右の幅木の間隔寸法よりも段板の幅寸法を短くしてあり 、段板を施工したときには段板と幅木との間に隙間が形成される。そして、この 隙間は一様な広さではなく、各階段ごとに異なっていることが多い。
【0003】 このような階段において、段板の上にモルタル下地を形成してタイル仕上げを 行う場合には、段板と幅木との隙間を何らかの方法で防いで上記隙間からのモル タルの流出を防ぐ必要がある。
【0004】 従来、上記隙間を塞ぐための対策として、現場合わせで鉄板を階段状に折り曲 げてモルタル受板としての閉塞板を製作し、そのような階段状の閉塞板を段板の 幅方向端部に溶接などの手段で接合することによりその閉塞板で上記隙間を塞ぎ 、隙間からのモルタルの流出を防ぐということが行われていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、現場合わせで鉄板を階段状に折り曲げて閉塞板を製作したり、その閉 塞板を段板に溶接したりする作業に熟練を要するばかりか、その作業事態が煩わ しいために作業効率が低下し、また、そのことが省力化や高レベルでの品質の均 一化を図ることの障害になっていた。
【0006】 この考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、段板と幅木との隙間の広さの 変動に容易に対処でき、しかもそのような隙間を熟練を要さずに作業効率よく塞 ぐことができ、しかも省力化や高レベルでの品質の均一化を容易に達成すること のできる階段の構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案による階段の構造は、幅木などの側板に踏板部の幅方向端部が 間隔を隔てて配設される段板と、上記踏板部と側板との隙間を塞ぐための閉塞板 とを備え、踏板部の幅方向端部および上記閉塞板のそれぞれにボルト挿通孔が形 成され、かつそれらの挿通孔の一方が上記幅方向に長い長孔に形成され、上記踏 板部と閉塞板とがそれらのボルト挿通孔を合わせて重ねられていると共に、踏板 部の幅方向端部から閉塞板が上記隙間を塞ぐように突出された状態でそれらの挿 通孔に挿通されたボルトとそのボルトにねじ込まれたナットとによって踏板部と 閉塞板とが固定されているものである。
【0008】 請求項2の考案による階段の構造は、請求項1の構成に加え、閉塞板に、段板 の上段側け込み板部に重ねられる立上り板部と、段板の下段側け込み板部に重ね られる立下り板部とが全幅に亘って具備され、立上り板部と立下り板部との合計 高さが上記け込み板部の高さよりも長くなっており、上段側に配設された閉塞板 の立下り板部と下段側に配設された立上り板部とが互いに重ね合わされているも のである。
【0009】
【作用】
請求項1の考案によれば、踏板部から突出した閉塞板によって段板と側板との 隙間が塞がれる。また、段板の踏板部に形成されたボルト挿通孔または閉塞板に 形成されたボルト挿通孔の一方が長孔に形成されているので、踏板部からの閉塞 板の突出幅を変えても踏板部および閉塞板の各ボルト挿通孔にボルトを挿通させ てナットで固定することができる。したがって、踏板部からの閉塞板の突出幅を 変えることによって段板の踏板部と側板との隙間の変動に対応できる。
【0010】 請求項2の考案によれば、段板のけ込み板部と側板との隙間が、隣接する上下 段に配設された閉塞板の立上り板部と立下り板部とによって塞がれる。
【0011】
【実施例】
図1はタイル仕上げされる鉄骨階段の施工に用いられる段板1や閉塞板2など を示す分解斜視図、図2は施工された階段の縦断側面図、図3は図2のA−A線 断面図、図4は施工された階段の要部を示す平面図である。
【0012】 段板1は鉄板を折り曲げることにより踏板部11とけ込み板部12とを形成し たものであり、この段板1の踏板部11やけ込み板部12は側板としての幅木6 との間に隙間Sを有する状態で桁材5上に支持される。
【0013】 閉塞板2は矩形で、上記踏板部11の幅方向Wの端部から突出する状態で踏板 部11の端部に重ねられるものであり、この閉塞板2の奥行き方向Dの長さは踏 板部11の長さと略等しくなっている。踏板部11の幅方向Wにおける閉塞板2 の外端部の立上り片21が形成され、この立上り片21の上端に外向きの突片2 2が形成されている。また、閉塞板2における奥行き方向の一端部に、上記段板 1の上段側のけ込み板部12に重ねられる立上り板部23が全幅に亘って形成さ 、同方向の他端部に他端部に段板1の下段側のけ込み板部12に重ねられる立下 り板部24が全幅に亘って形成されている。そして、立上り板部23は上記け込 み板部12の高さよりは低いがそれに近い高さ寸法を有する一方、立下り板部2 4は立上り板部23よりも短い高さ寸法を有し、しかも立上り板部23と立下り 板部24との合計高さは上記け込み板部12の高さりよやゝ高くなっている。
【0014】 段板1の踏板部11の端部に円形のボルト挿通孔13が形成されているのに対 し、閉塞板2には長孔でなるボルト挿通孔26が形成されている。そして、これ らのボルト挿通孔13,26は、上記踏板部11の端部に閉塞板2を重ね、かつ 上段側おび下段側の各け込み板部12,12にそれぞれ立上り板部23と立下り 板部24とを重ねたときに互いに位置が合うようになっている。
【0015】 図1において、3はモルタルの骨材となるメッシュ部材、4はボルト41、ナ ット42、押え具43、スペーサ44、ワッシャ45などでなる止具である。
【0016】 階段を施工するに当たっては、踏板部11の端部に閉塞板2を重ねて両者のボ ルト挿通孔13,26を合わせ、閉塞板2の上にメッシュ部材3を置き、さらに 押え具43の孔部46に挿通したボルト41をスペーサ44を介して上記ボルト 挿通孔26,13に通し、さらにそのボルト41にワッシャ45を介してナット 42をねじ込む。この状態において、ボルト41とナット42とが緩んだ状態で は、長孔26によって規制される範囲内で閉塞板2を踏板部11の幅方向Wにス ライドさせることが可能である。このことを利用して、閉塞板2を踏板部11や け込み板部12,12の端部から隙間Sを塞ぐように突出させ、かつ隣接する上 下段に配設された閉塞板2,2の立上り板部23と立下り板部24を互いに重ね 合わせておく。
【0017】 この状態でボルト41とナット42を締め付けて踏板部11に閉塞板2を固定 すると、上記隙間Sが閉塞板2や立上り板部23や立下り板部24によって塞が れ、この閉塞板2にモルタル受板としての機能が付与される。また、メッシュ部 材3は押え具43によってスペーサ44を介して踏板部11に押し付けられる。 したがって、踏板部11や閉塞板2などの上にモルタル層7を打設すると、上記 隙間Sにおいては、モルタル層7がその隙間Sを塞いでいる閉塞板2や立上り板 部23や立下り板部24によって受け止められる。メッシュ部材3で補強された モルタル層7の表面にはタイルTが配設される。なお、図3に示したように、タ イルTと側板との隙間にはコーキング8が施されて水密シール性が付与される。 9は閉塞板2の立上り片21と側板部6との間に介装されたポリスチレンフォー ムなどの充填材である。
【0018】 図3のように、この実施例では、閉塞板2の立上り片21と突片22とを具備 させ、突片22を側板6に接触させているけれども、突片22を省略して立上り 片21を側板6に接触させても、あるいは立上り片21と突片22の両方を省略 して閉塞板2の端面を側板6に接触させてもよい。また、上記隙間Sを閉塞板2 で完全に塞ぐ必要性は必ずしもなく、閉塞板2で隙間Sの大部分を塞ぎ、残った 小さな隙間はポリスチレンフォームなどの充填材で埋めるという手段を採用して もよい。
【0019】 また、この実施例においては、閉塞板2のボルト挿通孔12を長孔に形成して あるけれども、踏板部11のボルト挿通孔13を長孔にし閉塞板2のボルト挿通 孔12を円形孔にしてもよく、さらに踏板部11のボルト挿通孔13と閉塞板2 のボルト挿通孔12の両方を長孔にしてもよい。
【0020】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、段板の踏板部と側板との隙間が現場ごとに異なって いても、同じ形状の閉塞板を用いてその隙間を塞ぐことができるため、上記隙間 の変動に対処できることは勿論、閉塞板を現場合わせで製作する必要がなくなる 。また、閉塞板を段板に溶接するなどの面倒な作業が不要になる。したがって、 この考案によれば、熟練を要さずに作業効率よく上記隙間を塞ぐことができ、し かも省力化や高レベルでの品質の均一化を容易に達成することのできるようにな り、階段の施工をシステム化することが容易になる。
【0021】 また、請求項2の考案によれば、段板の踏板部と側板との隙間のみならず、段 板のけ込み板部と側板との隙間を、その隙間の広さが変わっても塞ぐことができ るので、上述した省力化、高レベルでの品質の均一化を通じて階段施工のトータ ルシステム化をいっそう容易に達成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイル仕上げされる鉄骨階段の施工に用いられ
る段板や閉塞板などを示す分解斜視図である。
【図2】施工された階段の縦断側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】施工された階段の要部を示す平面図である。
【符号の説明】
1 段板 2 閉塞板 6 側板 11 踏板部 12 け込み板部 13 踏板部側のボルト挿通孔 23 立上り板部 24 立下り板部 26 閉塞板側のボルト挿通孔(長孔) 41 ボルト 42 ナット W 踏板部の幅方向 S 踏板部と側板との隙間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅木などの側板に踏板部の幅方向端部が
    間隔を隔てて配設される段板と、上記踏板部と側板との
    隙間を塞ぐための閉塞板とを備え、踏板部の幅方向端部
    および上記閉塞板のそれぞれにボルト挿通孔が形成さ
    れ、かつそれらの挿通孔の一方が上記幅方向に長い長孔
    に形成され、上記踏板部と閉塞板とがそれらのボルト挿
    通孔を合わせて重ねられていると共に、踏板部の幅方向
    端部から閉塞板が上記隙間を塞ぐように突出された状態
    でそれらの挿通孔に挿通されたボルトとそのボルトにね
    じ込まれたナットとによって踏板部と閉塞板とが固定さ
    れていることを特徴とする階段の構造。
  2. 【請求項2】 閉塞板に、段板の上段側け込み板部に重
    ねられる立上り板部と、段板の下段側け込み板部に重ね
    られる立下り板部とが全幅に亘って具備され、立上り板
    部と立下り板部との合計高さが上記け込み板部の高さよ
    りも長くなっており、上段側に配設された閉塞板の立下
    り板部と下段側に配設された立上り板部とが互いに重ね
    合わされている請求項1の階段の構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4893410U (ja) * 1972-02-08 1973-11-08

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