JPH0522707Y2 - - Google Patents

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JPH0522707Y2
JPH0522707Y2 JP15523488U JP15523488U JPH0522707Y2 JP H0522707 Y2 JPH0522707 Y2 JP H0522707Y2 JP 15523488 U JP15523488 U JP 15523488U JP 15523488 U JP15523488 U JP 15523488U JP H0522707 Y2 JPH0522707 Y2 JP H0522707Y2
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belt
mounting
buckle
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、主として車両におけるワイヤハーネ
ス等をクランプする、すなわちワイヤハーネス等
を結束した状態でボデイ側パネル等の被取付部材
に固定するためのベルトクランプに関するもので
ある。なお、ベルトクランプは、ワイヤハーネス
の他、線条材、パイプ材及びこれらに類するもの
に適用することが可能である。
[従来の技術] 従来、この種のベルトクランプとしては、例え
ば第11,12図に示されるものがある。
このベルトクランプは、ワイヤハーネス30に
巻付けられるベルト部31と、ベルト部31の基
端部に連設されかつベルト部31の先端部を挿通
可能なベルト挿通孔32を有するバツクル部33
と、バツクル部33に連設されて取付ねじ34を
挿通可能な取付孔35を有する取付部36と、前
記ベルト挿通孔32内に挿入されたベルト部31
に弾性を介して係合する係合舌片37とを備えて
いる。
そして、上記ベルトクランプによりワイヤハー
ネス30を結束してボデー側パネル38に固定す
る場合、つまりワイヤハーネス30をクランプす
る場合には、前記ベルト部31をワイヤハーネス
30に巻付け、そのベルト部31の先端部がバツ
クル部33のベルト挿通孔32に挿入されて係合
舌片37がその弾性を介してベルト部31の当該
部位に係合することにより抜け止めされ、さらに
取付ねじ34が取付部36の取付孔35を通して
ボデー側パネル38の取付ボス39に締着され
る。
[考案が解決しようとする課題] 上記した従来のベルトクランプでは、ワイヤハ
ーネス30のクランプ状態において、例えばワイ
ヤハーネス30に振動が発生し、その振動により
ベルト部31に強い力が加わると、バツクル部3
3内の係合舌片37が変形して、ベルト部31に
対する係合が外れてしまうことにより、ワイヤハ
ーネス30に対する結束が緩んだり、ベルト部3
1がバツクル部33から抜けてしまい、前記結束
が解除されてしまうことがあつた。
本考案の目的は、上記した従来技術における問
題点を解決し、ワイヤハーネス等に対する強固な
結束を果たすることができ、その結束の信頼性を
向上しうるベルトクランプを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記した課題を解決するものクランプとして
は、以下の2種類の第1及び第2のベルトクラン
プがある。第1のベルトクランプは、 ワイヤハーネス等に巻付けられるベルト部と、 ベルト部の基端部に連設されかつベルト部の先
端部を挿通可能なベルト挿通孔を有するバツクル
部と、 バツクル部に連設されて取付ねじを挿通可能な
取付孔を有する取付部と、 前記ベルト挿通孔内に挿入されたベルト部に弾
性を介して係合する係合舌片と、 前記係合舌片の反係合側に位置しかつ前記取付
孔へ挿通した取付ねじにより撓められることによ
り前記係合舌片を前記ベルト部に押圧する押圧片
と を備えたものである。
また、第2のベルトクランプは、 ワイヤハーネス等に巻付けられるベルト部と、 ベルト部の基端部に連設されかつベルト部の先
端部を挿通可能なベルト挿通孔を有するバツクル
部と、 バツクル部に連設されて取付ねじを挿通可能な
取付孔を有する取付部と、 前記ベルト挿通孔内に挿入されたベルト部に弾
性を介して係合する係合舌片と、 前記取付部が取付ねじを介して取付けられる被
取付部材側に設けたカム部材と、 前記係合舌片の反係合側に位置しかつ前記カム
部材により撓められることにより前記係合舌片を
前記ベルト部に押圧する押圧片と を備えたものである。
[作用] 上記した第1のベルトクランプによれば、ワイ
ヤハーネス等に巻付けたベルト部の先端部がバツ
クル部のベルト挿通孔に挿入されるとともに、ベ
ルト部の当該部位に係合舌片がその弾性を介して
係合され、さらに取付ねじが取付部の取付孔に挿
通されることにより、その取付ねじによつて押圧
片が撓められ、その押圧片によつて係合舌片がベ
ルト部に押圧された状態に保持される。
また、第2のベルトクランプによれば、ワイヤ
ハーネス等に巻付けたベルト部の先端部がバツク
ル部のベルト挿通孔に挿入されるとともに、ベル
ト部の当該部位に係合舌片がその弾性を介して係
合され、さらに取付ねじが取付部の取付孔を通し
て被取付部材側に締着されるに伴い、被取付部材
側のカム部材によつて押圧片が撓められ、その押
圧片によつて係合舌片がベルト部に押圧された状
態に保持される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を説明する。
〔第1実施例〕 まず、第1のベルトクランプの一実施例を第1
〜5図にしたがつて説明する。
ベルトクランプを斜視図で示した第3図、同断
面図で示した第4図、同底面図で示した第5図に
おいて、ベルトクランプは、適宜の合成樹脂材料
より一体成形されるもので、大別すると、ベルト
部1と、ベルト部1の基端部に連設されたバツク
ル部2及びそのバツクル部2に連設された取付部
3とからなる。バツクル部2と取付部3とは1ブ
ロツク状をなしていて、そのバツクル部2の下側
隅角部からベルト部1が延出されている。
前記ベルト部1の一側面(第4図において下
面)には、凹溝状の係合段部5が所定の間隔をも
つて整列状に形成されている。
またバツクル部2には、前記ベルト部1を挿通
可能なベルト挿通孔6が形成されている。なおベ
ルト挿通孔6には、前記ベルト部先端部が上から
下方へ向けて挿通される。
また前記取付部3には、六角ボルトからなる取
付ねじ7のねじ軸部8を挿通可能な取付孔10が
開けられている(第1,2図参照)。
前記ベルト挿通孔6と取付孔10とは、上部に
形成された中間壁部11によつて区画されてお
り、その壁部11の下方部分は互いに連通してい
る。
中間壁部11には係合舌片13がベルト挿通孔
6内に向けて傾斜状に突設されている。係合舌片
13は、その基端部において弾性変形可能であ
り、その弾性に抗してベルト挿通孔6を開口しう
る。係合舌片13の先端部には、前記ベルト部1
の係合段部5に係合可能な係合部14が適数個
(本例では上下2個)形成されている。
さらに中間壁部11の取付孔10側には、前記
係合舌片13の反係合側に位置する押圧片16が
垂下状に突設されている。押圧片16の先端部に
は、取付孔10側に突出する傾斜状の斜面18を
有する三角状の突起部17が形成されている。押
圧片16は、その基端部において弾性変形可能で
あり、その弾性に抗して取付孔10を開口しう
る。しかして、この取付孔10の開口時におい
て、押圧片16の下端部が係合舌片13に当接
し、同舌片13をベルト挿通孔6内へ付勢しう
る。
なお、上記したベルトクランプは、本例では車
両のワイヤハーネス20を結束するものであり、
車両のボデー側パネル21に取付けられる(第1
図参照)。ボデー側パネル21には、前記取付ね
じ7を螺合可能なねじ孔23を有する取付ボス2
2が設けられている。
上記したベルトクランプにおいて、ワイヤハー
ネス20をクランプする場合には、まず、ベルト
部1をワイヤハーネス20に巻付け、そのベルト
部1の先端部がバツクル部2のベルト挿通孔6に
挿入される。このベルト部1の挿入は、係合舌片
13がその弾性に抗して撓められることにより許
容される。
ワイヤハーネス20を結束するまで、前記ベル
ト部1が挿入されると、係合舌片13の弾性を介
して、その係合部14がベルト部1の当該部位に
係合されることにより、同ベルト部1が抜け止め
される(第2図参照)。
この状態で、取付部3の取付孔10に取付ねじ
7が挿通され、そのねじ7がボデー側パネル21
の取付ボス22のねじ孔23に螺着されることに
より、ベルトクランプの取付けがなされる(第1
図参照)。
前記取付ねじ7が取付部3の取付孔10に挿通
されるに際し、押圧片16の突起部17の斜面1
8が取付ねじ7のねじ軸部8の先端によつて押し
やられることにより同押圧片16が撓められ、そ
の押圧片16によつて係合舌片13がベルト部1
に押圧され、かつ前記取付ねじ7の前記ボデー側
パネル21への取付けにより、押圧片16は係合
舌片13の押圧状態に保持される。
このため、仮にワイヤハーネス20の振動等に
よりベルト部1に対し強い力が加わつても、係合
舌片の13の変形を防止し、その変形によるベル
ト部1に対する係合舌片13の係合解除という不
具合を防止することができる。
よつて、本例のベルトクランプによれば、ワイ
ヤハーネス20に対し強固な結束を果たすことが
できる。
なお、取付ねじ7を緩めて取付孔10から抜き
外すと、押圧片16に対する押付力が解除される
ため、ワイヤハーネス20に対するベルト部1の
引締め直しが可能である。
〔第2実施例〕 次に、第2のベルトクランプの一実施例を第6
〜10図にしたがつて説明する。なお、本例のベ
ルトクランプは、第1実施例のベルトクランプの
一部を変更したものであるから、同一部位には同
一符号を付すことによつてその説明を省略し、異
なる構成についてのみ詳述する。
ベルトクランプを斜視図で示した第8図、同断
面図で示した第9図、同底面図で示した第10図
において、本例の取付部3の取付孔10は、上記
実施例と異なり、独立した円筒状の孔として形成
されている。
また、中間壁部11から突出されている押圧片
16は、その突起部17が平板状に形成され、そ
の先端部(下端部)がバツクル部2及び取付部3
の底面よりも下方へ突出されている。この押圧片
の先端部の取付部3側隅角部に斜面25が形成さ
れている。なお、この押圧片16も、上記実施例
と同様に、その基端部においてその弾性に抗して
撓むことにより、係合舌片13をベルト挿通孔6
内へ付勢しうる。
また、第6、7図に示されるように、ボデー側
パネル21の取付ボス22の隅角部には、前記押
圧片の先端部の斜面25と衝合するカム斜面26
が形成されている。この取付ボス22は、一種の
カム部材として作用する。
上記したベルトクランプにおいて、ワイヤハー
ネス20をクランプする場合には、上記第1実施
例の場合と同様に、ベルト部1をワイヤハーネス
20に巻付け、そのベルト部1の先端部がバツク
ル部2のベルト挿通孔6に挿入され、係合舌片1
3が弾性を介してベルト部1の当該部位に係合さ
れることにより、同ベルト部1が抜け止めされる
(第7図参照)。
この状態で、取付部3の取付孔10に取付ねじ
7が挿通され、そのねじ7がボデー側パネル21
の取付ボス22のねじ孔23に螺合されることに
より、ベルトクランプの取付けがなされる(第6
図参照)。
しかして、前記取付ねじ7がボデー側パネル2
1の取付ボス22のねじ孔23に螺合されるに際
し、押圧片16の斜面25が取付ボス22のカム
斜面26によつて押しやられることにより同押圧
片16が撓められ、その押圧片16によつて係合
舌片13がベルト部1に押圧され、かつ前記取付
ねじ7の前記ボデー側パネル21への取付けによ
り、押圧片16は係合舌片13の押圧状態に保持
される。
このため、仮にワイヤハーネス20の振動等に
よりベルト部1に対し強い力が加わつても、係合
舌片の13の変形を防止し、その変形によるベル
ト部1に対する係合舌片13の係合解除という不
具合を防止することができる。
よつて、本例のベルトクランプも、上記第1実
施例のベルトクランプと同様、ワイヤハーネス2
0に対し強固な結束を果たすことができる。
なお、本例においても、取付ねじ7を緩めてベ
ルトクランプをボデー側パネル21から取外すこ
とにより、ベルト部1を引締め直すことが可能で
ある。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る変更が可能である。
[考案の効果] 本考案の第1のベルトクランプによれば、取付
部の取付孔に挿入された取付ねじによつて押圧片
が撓められ、その押圧片によつて係合舌片がベル
ト部に押圧された状態に保持されるから、ワイヤ
ハーネスに対し強固な結束を果すことができ、そ
の結束の信頼性が向上される。
また、本考案の第2のベルトクランプによれ
ば、被取付部材側のカム部材によつて押圧片が撓
められ、その押圧片によつて係合舌片がベルト部
に押圧された状態に保持されるから、これまた第
1のベルトクランプと同様、ワイヤハーネスに対
し強固な結束を果すことができ、その結束の信頼
性が向上される。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の第1実施例を示すもの
で、第1図はベルトクランプの使用状態の断面
図、第2図はその固定前の状態の断面図、第3図
はベルトクランプの斜視図、第4図は同断面図、
第5図は同底面図である。第6〜10図は本考案
の第2実施例を示すもので、第6図はベルトクラ
ンプの使用状態の断面図、第7図はその固定前の
状態の断面図、第8図はベルトクランプの斜視
図、第9図は同断面図、第10図は同底面図であ
る。第11,12図は従来例を示すもので、第1
1図はベルトクランプの平面図、第12図はその
使用状態の断面図である。 1……ベルト部、2……バツクル部、3……取
付部、6……ベルト挿通孔、7……取付ねじ、1
0……取付孔、13……係合舌片、16……押圧
片、20……ワイヤハーネス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ワイヤハーネス等に巻付けられるベルト部
    と、 ベルト部の基端部に連設されかつベルト部の
    先端部を挿通可能なベルト挿通孔を有するバツ
    クル部と、 バツクル部に連設されて取付ねじを挿通可能
    な取付孔を有する取付部と、 前記ベルト挿通孔内に挿入されたベルト部に
    弾性を介して係合する係合舌片と、 前記係合舌片の反係合側に位置しかつ前記取
    付孔へ挿通した取付ねじにより撓められること
    により前記係合舌片を前記ベルト部に押圧する
    押圧片と を備えたベルトクランプ。 (2) ワイヤハーネス等に巻付けられるベルト部
    と、 ベルト部の基端部に連設されかつベルト部の
    先端部を挿通可能なベルト挿通孔を有するバツ
    クル部と、 バツクル部に連設されて取付ねじを挿通可能
    な取付孔を有する取付部と、 前記ベルト挿通孔内に挿入されたベルト部に
    弾性を介して係合する係合舌片と、 前記取付部が取付ねじを介して取付けられる
    被取付部材側に設けたカム部材と、 前記係合舌片の反係合側に位置しかつ前記カ
    ム部材により撓められることにより前記係合舌
    片を前記ベルト部に押圧する押圧片と を備えたベルトクランプ。
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JPH0276285U JPH0276285U (ja) 1990-06-12
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