JPH0522484U - 伸縮ブーム装置 - Google Patents

伸縮ブーム装置

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JPH0522484U
JPH0522484U JP3751991U JP3751991U JPH0522484U JP H0522484 U JPH0522484 U JP H0522484U JP 3751991 U JP3751991 U JP 3751991U JP 3751991 U JP3751991 U JP 3751991U JP H0522484 U JPH0522484 U JP H0522484U
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JP
Japan
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boom
side plates
upper plate
base
recess
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Pending
Application number
JP3751991U
Other languages
English (en)
Inventor
川 正 人 小
Original Assignee
株式会社アイチコーポレーシヨン
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Publication date
Application filed by 株式会社アイチコーポレーシヨン filed Critical 株式会社アイチコーポレーシヨン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、基部ブームに沿って配設する圧油を
供給するための配管あるいは電気等を供給する配線を外
部に露出しないようにした伸縮ブーム装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】そのために、上板、左右側板及び下板により断
面略矩形状に形成される基部ブームに少なくとも一つ以
上のブームを伸縮自在に嵌挿した伸縮ブーム装置であっ
て、前記基部ブームを構成する左右側板を上板の上方に
突出させて上板と左右側板の突出部により上板の上方に
凹部を形成し、該凹部に、ブーム先端等の圧油を供給す
るための配管あるいは電気等を供給するための配線を基
部ブームの長手方向に沿って配設し、前記凹部の上方を
カバーで覆う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、基部ブームに沿って配設する圧油を供給するための配管あるいは電 気等を供給する配線を外部に露出しないようにした伸縮ブーム装置に関するもの である。
【0002】
【従来技術】
従来、例えば図4に開示した高所作業車21に起伏、伸縮自在に装備される3 段伸縮ブーム22の基部ブーム22aの構造は、図5でその断面を示すように、 上下両端が内方に略90度折り曲げられた左右側板23bの上面と下面とに下板 23a及び上板23cをそれぞれ当接させ、各縁部を溶接などにより接合するこ とにより、断面を略矩形状に形成し、該基部ブーム22aの内部には中間ブーム 22b及び先端ブーム22cを順次伸縮自在に嵌挿すると共に、基部ブーム22 aの上板23c上面に沿って長手方向に、例えば先端ブーム22c先端に設けら れた作業台24に装備する油圧機器に圧油を供給するたの複数の配管25、ある いは電気機器に信号等を供給するための複数の配線26等を配設し、これらの配 管25あるいは配線26を基部ブーム22aの左右方向に設けた複数の固定ブラ ケット27により基部ブーム22aの上面に所定の間隔で固定し、その配管25 あるいは配線26を外部に露出させているのが実情である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従って、従来の高所作業車21の基部ブーム22aの上面に沿って配設された 配管25及び配線26等は、露出のままであるから周囲の物と接触して損傷し易 く、そのためオペレータは旋回操作等に際し、配管25及び配線26等を周囲の 物に接触させないよう慎重な操作が要求され、本来の作業以外に過多の神経を使 うため疲労も大きく、安全性にも欠ける。
【0004】 また、外観も悪く、常に風雨に晒されているから、配管25及び配線26等の 寿命も短く、メンテナンスも頻繁に実施しなければならず、しかも基部ブーム2 2aの上面に対する配設も所定の間隔で配置する固定ブラケット27で行うもの であるから、配設作業が非常に煩雑である等の問題を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ ろは、基部ブームに沿って配設する圧油を供給するための配管あるいは電気等を 供給する配線を外部に露出しないようにした伸縮ブーム装置を提供することにあ り、そのために、上板、左右側板及び下板により断面略矩形状に形成される基部 ブームに少なくとも一つ以上のブームを伸縮自在に嵌挿した伸縮ブーム装置であ って、前記基部ブームを構成する左右側板を上板の上方に突出させて上板と左右 側板の突出部により上板の上方に凹部を形成し、該凹部に、ブーム先端等の圧油 を供給するための配管あるいは電気等を供給するための配線を基部ブームの長手 方向に沿って配設し、前記凹部の上方をカバーで覆う。
【0006】
【作用】
上記のような構成を採用したので、基部ブームに沿って配設する配管、配線等 の配設を、基部ブームの上面に沿って設けた凹部内に収納し、該凹部の上方をカ バーで覆うから、基端ブームに配設した配管、配線等は基部ブーム外に露出する ことがない。
【0007】
【実施例】
以下、図1、図2及び図3に基づいて本考案に係る伸縮ブーム装置の一実施例 を詳細に説明する。 同図中、1は本考案に係る伸縮ブーム装置を架装した高所作業車であり、該高 所作業車1は、車台1a上にターンテーブル2を架装し、該ターンテーブル2に 多段ブーム3(本実施例では、基部ブーム3a、中間ブーム3b及び先端ブーム 3cの3段伸縮ブームで構成する。)の基端を起伏自在に枢着し、該多段ブーム 3はターンテーブル2と基端ブーム3a間に配設する起伏シリンダ4の伸縮によ り起伏動すると共に、内蔵する伸縮シリンダ(図では省略)の伸縮により伸縮動 し、先端ブーム3cに多段ブーム3の起伏作動に関係無く常に水平状態を保持す る揺動自在な作業台5を装備して構成されている。
【0008】 ところで、前記多段ブーム3の基部ブーム3aの構造は、図2の斜視図及び図 3の断面図でその要部を示すように、下板6aの左右両端上面に、上下両端を内 方に略90度折り曲げた左右両側板6bの下端の折り曲げ部外面を当接させ、各 縁部を溶接などにより接合し、該左右両側板6bの上端の折り曲げ部よりやや下 方の内側面に、下板6aと平行になるように上板6cの左右両端を当接させ、各 縁部を溶接などにより接合することにより、左右両側板6bの上端が上板6cの 上方に突出する断面略矩形状の基部ブーム3aを構成する。該基部ブーム3aの 内部には、中間ブーム3b及び先端ブーム3cが伸縮自在に順次嵌挿される。基 部ブーム3aの上板6cと左右両側板6bの上端の上板6cの上方への突出部と で形成される凹部7の内部には、例えば先端ブーム3c先端に設けた作業台5を 揺動させるアクチュエータ(図では省略)や、作業台5に装備される各種油圧機 器等に車台1a側に設けた油圧源(図では省略)より吐出される圧油を供給する ための複数の配管8と、作業台5に装備される各種電気機器等に車台1a側より 制御信号を供給するための複数の配線9等とが基部ブーム3aの長手方向に沿っ て配設される。基部ブーム3aの上部に形成した凹部7の上方開口部は、左右両 側板6bの上端の折り曲げ部外面に左右両端下面が当接し、左右両側板6bに着 脱自在に取り付けられるカバー10により覆われる。
【0009】 尚、上記の実施例では基部ブーム3aを下板6aの左右両端上面に、上下両端 を内方に略90度折り曲げた左右両側板6bの下端の折り曲げ部外面を当接させ て溶接し、該左右両側板6bの内側面であって、かつ左右両側板6bの上端の折 り曲げ部よりやや下方の内側面に、下板6aと平行になるように上板6cの左右 両端を当接させ、各縁部を溶接などにより接合するこにより、左右両側板6bの 上端を上板6cの上方に突出させ、上板6cの上面に凹部7が形成された断面略 矩形状の基部ブーム3aとなし、前記凹部7内に配管8、配線9等を配設するよ うに説明したが、基部ブーム3aの構成は、上記の実施例の構成に限定するもの ではなく、要するに基部ブーム3aの上面に沿って凹部7が形成され、該凹部7 内に配管8、配線9等が配設でき、かつ凹部7の上方開口部がカバー10で覆わ れる構成であれば、どのような構造のものであっても良い。
【0010】 以下、上記の構成に基づいて本考案に係る伸縮ブーム装置の作用を説明する。 即ち、本考案に係る伸縮ブーム装置は、基部ブーム3aを下板6aの左右両端 上面に、上下両端を内方に略90度折り曲げた左右両側板6bの下端の折り曲げ 部外面を当接させて溶接し、該左右両側板6bの内側面であって、かつ左右両側 板6bの上端の折り曲げ部よりやや下方の内側面に、下板6aと平行になるよう に上板6cの左右両端を当接させ、各縁部を溶接などにより接合するこにより、 左右両側板6bの上端を上板6cの上方に突出させて上板6cの上面に沿って凹 部7が設けられた断面略矩形状の基部ブーム3aとなし、該基部ブーム3aの内 部に中間ブーム3b及び先端ブーム3cを伸縮自在に順次嵌挿し、しかる後、前 記凹部7の内部に先端ブーム3c先端に設けた作業台5を揺動させるアクチュエ ータ(図では省略)や、作業台5に装備される各種油圧機器等に車台1a側に設 けた油圧源(図では省略)より吐出される圧油を供給するための複数の配管8と 、作業台5に装備される各種電気機器等に車台1a側より制御信号を供給するた めの複数の配線9等とを基部ブーム3aの長手方向に沿って配設し、最終的に前 記凹部7の上方開口部をカバー10で覆い組み立て作業を終了する。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、以上詳細に説明した如く、上板、左右側板及び下板により断面略矩 形状に形成される基部ブームに少なくとも一つ以上のブームを伸縮自在に嵌挿し た伸縮ブーム装置であって、前記基部ブームを構成する左右側板を上板の上方に 突出させて上板と左右側板の突出部により上板の上方に凹部を形成し、該凹部に 、ブーム先端等の圧油を供給するための配管あるいは電気等を供給するための配 線を基部ブームの長手方向に沿って配設し、前記凹部の上方をカバーで覆うよう に構成したので、基部ブームの上面に沿って配設する圧油を供給するための配管 あるいは電気等を供給するための配線等は、凹部内に完全に配設でき、従って、 配管、配線等の周囲の物との接触による損傷は皆無となり、オペレータの多段ブ ームの旋回操作等も容易かつ安全になり、疲労も少なくなる。
【0012】 また、構造が簡単であ組み立てが容易で、かつ配管、配線等の配設も非常に簡 単に行え、しかも外観的にも美しく、風雨に晒されることも無いから、配管、配 線等の寿命も長くなり、メンテナンスの回数も少なく経済的である等種々の優れ た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る伸縮ブーム装置の一例を示す全体
斜視図
【図2】同上伸縮ブーム装置の要部斜視図
【図3】同上伸縮ブーム装置の断面図
【図4】従来の伸縮ブーム装置の一例を示す全体斜視図
【図5】従来のブームの断面図
【符号の説明】
1 高所作業車 1a 車台 2 ターンテーブル 3 多段ブーム 3a 基部ブーム 3b 中間ブーム 3c 先端ブーム 4 起伏シリンダ 5 作業台 6a 下板 6b 両側板 6c 上板 7 凹部 8 配管 9 配線 10 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66F 9/08 F 8611−3F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上板、左右側板及び下板により断面略矩形
    状に形成される基部ブームに少なくとも一つ以上のブー
    ムを伸縮自在に嵌挿した伸縮ブーム装置であって、前記
    基部ブームを構成する左右側板を上板の上方に突出させ
    て上板と左右側板の突出部により上板の上方に凹部を形
    成し、該凹部に、ブーム先端等の圧油を供給するための
    配管あるいは電気等を供給するための配線を基部ブーム
    の長手方向に沿って配設し、前記凹部の上方をカバーで
    覆うことを特徴とする伸縮ブーム装置。
JP3751991U 1991-05-27 1991-05-27 伸縮ブーム装置 Pending JPH0522484U (ja)

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JP3751991U JPH0522484U (ja) 1991-05-27 1991-05-27 伸縮ブーム装置

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JP3751991U JPH0522484U (ja) 1991-05-27 1991-05-27 伸縮ブーム装置

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JPH0522484U true JPH0522484U (ja) 1993-03-23

Family

ID=12499793

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JP3751991U Pending JPH0522484U (ja) 1991-05-27 1991-05-27 伸縮ブーム装置

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JP (1) JPH0522484U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184818A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Aichi Corp ブーム構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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