JP2750443B2 - シールドセグメント - Google Patents
シールドセグメントInfo
- Publication number
- JP2750443B2 JP2750443B2 JP1074401A JP7440189A JP2750443B2 JP 2750443 B2 JP2750443 B2 JP 2750443B2 JP 1074401 A JP1074401 A JP 1074401A JP 7440189 A JP7440189 A JP 7440189A JP 2750443 B2 JP2750443 B2 JP 2750443B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- segment
- present
- shape
- ring
- segments
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、楕円形のトンネルを構築するシールドに使
用するセグメントに関するものである。
用するセグメントに関するものである。
〈従来の技術〉 シールドトンネルを道路トンネルに利用する場合に
は、内部を走行する車両の建築限界が横に長い形状であ
るために、円形断面よりも偏平断面を採用すると有効で
ある。
は、内部を走行する車両の建築限界が横に長い形状であ
るために、円形断面よりも偏平断面を採用すると有効で
ある。
こうした偏平断面では内部に支柱を設けて上方からの
荷重を受けると覆工厚が薄くて済み、経済的である。
荷重を受けると覆工厚が薄くて済み、経済的である。
さらに偏平断面では支柱を補強用に使用するだけでは
なく、走行部分と送気ダクトなどとの境界設備に利用で
きるという利点もある。
なく、走行部分と送気ダクトなどとの境界設備に利用で
きるという利点もある。
そうした目的のために、従来は第5、6図に示すよう
にY字型やT字型に腕を突出させた形状のセグメントが
開発され使用されているが、次のような欠点がある。
にY字型やT字型に腕を突出させた形状のセグメントが
開発され使用されているが、次のような欠点がある。
〈イ〉形状が複雑であるために製作に手数を要し、高価
なものとなる。
なものとなる。
〈ロ〉形状が変形であるために積み重ねが困難であり、
そのために保管に広いスペースが必要となる。
そのために保管に広いスペースが必要となる。
〈ハ〉積み重ねが困難であるという理由と同じ原因によ
って運搬もまた不経済である。
って運搬もまた不経済である。
〈本発明の目的〉 本発明は上記のような問題を解決するためになされた
もので、次のようなセグメントを提供することを目的と
する。
もので、次のようなセグメントを提供することを目的と
する。
〈イ〉形状が単純であって、製作が簡単で安価であるセ
グメント。
グメント。
〈ロ〉形状が単純で積み重ねが容易で保管や運搬が簡単
なセグメント 〈本発明の構成〉 次に本発明のセグメントの一実施例について説明す
る。
なセグメント 〈本発明の構成〉 次に本発明のセグメントの一実施例について説明す
る。
〈イ〉全体の形状(第1、2図) 本発明のセグメント1は基本的には通常の円弧状のセ
グメントである。
グメントである。
そして円弧面2の両側面3には隣接リングと接続する
ためのボルト穴4を多数開口しておく。
ためのボルト穴4を多数開口しておく。
さらに円弧面2の両端面5にもリングを形成するため
のボルト穴6を多数開口しておく。
のボルト穴6を多数開口しておく。
〈ロ〉突起 このセグメント1の円弧を横断する方向に、突起部7
を形成する。
を形成する。
突起部7はセグメント1の一端から他端まで形成して
ある。
ある。
この突起部7はセグメント1の円弧面2の形状より
も、曲面の内側に突出した形状を有する。
も、曲面の内側に突出した形状を有する。
したがってセグメント1のいずれの部分も内部に食い
込んで断面が減少することはなく、すべての断面におい
て基本的な厚さは確保されていることになる。
込んで断面が減少することはなく、すべての断面におい
て基本的な厚さは確保されていることになる。
〈ハ〉垂直壁 この突起部7の一面には必ず垂直壁8を形成する。
したがってこの垂直壁8もまた円弧面2を横断する方
向に、横断する状態で一端から他端まで形成されること
になる。
向に、横断する状態で一端から他端まで形成されること
になる。
ここで言う『垂直』とは、セグメント1をすべて組み
立てて楕円形を構成したのちに、垂直に位置するという
意味である。
立てて楕円形を構成したのちに、垂直に位置するという
意味である。
<ニ>水平床 突起部7は円弧面2から内側に盛り上げて形成するも
のであるが、その盛り上がり部分の上面を水平に形成
し、セグメントリングの床部分に位置する両側だけに配
置し、水平床9として構成する場合もある。
のであるが、その盛り上がり部分の上面を水平に形成
し、セグメントリングの床部分に位置する両側だけに配
置し、水平床9として構成する場合もある。
ここで言う『水平』とは、セグメント1をすべて組み
立てて楕円形を構成した後に、水平に位置するという意
味である。
立てて楕円形を構成した後に、水平に位置するという意
味である。
〈使用方法〉 次に上記で説明したセグメント1の組み立て方法につ
いて説明する。
いて説明する。
〈イ〉全体の組み立て 本発明のセグメント1を一部に組み込んで、全体に楕
円形のセグメントリングを構成する。
円形のセグメントリングを構成する。
この場合に、本発明のセグメント1は上下に対応する
場所に位置させる。
場所に位置させる。
そして柱、または壁用の平板状の壁状セグメント10
を、上下に配置した本発明のセグメント1間に嵌合す
る。
を、上下に配置した本発明のセグメント1間に嵌合す
る。
この嵌合の場合に、以下に説明する方法によって行
う。
う。
<ロ>垂直壁を利用する場合(第3図) 壁状セグメント10の下部の側面を、床部に配置した本
発明のセグメント1の垂直壁8に接触させ、両者をボル
トで固定する。
発明のセグメント1の垂直壁8に接触させ、両者をボル
トで固定する。
この場合には壁状セグメント10の上下面は、セグメン
トの内側曲面の形状に一致させて形成しておく。
トの内側曲面の形状に一致させて形成しておく。
壁状セグメント10の上部の側面も同様に天井部に配置
した本発明のセグメント1の垂直壁8に接触させて両者
をボルトで固定する。
した本発明のセグメント1の垂直壁8に接触させて両者
をボルトで固定する。
<ハ>床板の配置(第4図) 水平床9付きに本発明のセグメント1を、セグメント
リングの床部分の両側だけに配置する。
リングの床部分の両側だけに配置する。
そして両側の水平床9の上に床板11の両端を登載して
懸け渡す。
懸け渡す。
その結果セグメントリング内部に、水平な床面が構成
されることになる。
されることになる。
〈本発明の効果〉 本発明のセグメントは上記したような構造であるか
ら、次のような効果を達成することができる。
ら、次のような効果を達成することができる。
〈イ〉セグメントの内側に凸部を突設しただけの単純な
形状である。
形状である。
したがって、簡単な設備で安価に製造することができ
る。
る。
〈ロ〉形状が一部を突設しただけの単純なものである。
したがって、積み重ねが容易で保管や運搬が簡単であ
る。
る。
〈ハ〉セグメントの凸部の一部に垂直な壁面または水平
な床面を構成しておくことによって、トンネル内を仕切
る壁や柱、あるいは床や天井を簡単に取り付けることが
できる。
な床面を構成しておくことによって、トンネル内を仕切
る壁や柱、あるいは床や天井を簡単に取り付けることが
できる。
〈ニ〉トンネル内部に仕切りを設け、その仕切りを構造
材として利用することにより、偏平率の高い楕円形を構
成することができ、道路トンネルなどでは空間を有効に
利用できる。
材として利用することにより、偏平率の高い楕円形を構
成することができ、道路トンネルなどでは空間を有効に
利用できる。
第1,2図:本発明のセグメントの実施例を示す斜視図 第3,4図:その組み立て状態の説明図 第5図、第6図:従来の技術の説明図
Claims (2)
- 【請求項1】セグメント内面の一部に、円弧曲線を横断
する方向に、突起を形成した円弧状のセグメントにおい
て、セグメントを組み立ててリングを形成した場合に垂
直に位置する垂直壁を、円弧曲線を横断する方向に、形
成したことを特徴とする、シールドセグメント。 - 【請求項2】請求項1に記載のシールドセグメントにお
いて、セグメントリング内面の下部左右両側に、セグメ
ントを組み立てるリングを形成して床板を載置する場
合、水平に位置する水平床を、円弧曲線を横断する方向
に、形成したことを特徴とする、シールドセグメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1074401A JP2750443B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | シールドセグメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1074401A JP2750443B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | シールドセグメント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02252897A JPH02252897A (ja) | 1990-10-11 |
JP2750443B2 true JP2750443B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=13546134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1074401A Expired - Lifetime JP2750443B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | シールドセグメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2750443B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2520034B2 (ja) * | 1990-01-17 | 1996-07-31 | 大豊建設株式会社 | セグメント |
JP2785062B2 (ja) * | 1990-04-18 | 1998-08-13 | 建設省土木研究所長 | 内柱付きで横に長い略楕円形のシールドトンネル |
JPH06235300A (ja) * | 1992-08-25 | 1994-08-23 | Doboku Kenkyu Center | シールド機のエレクタ装置によるセグメント保持構造 |
JP2867822B2 (ja) * | 1992-09-16 | 1999-03-10 | 大豊建設 株式会社 | 地中覆工構造物 |
JP4661937B2 (ja) * | 2008-10-21 | 2011-03-30 | 株式会社大林組 | セグメントの補強方法及びセグメントの補強構造 |
JP6190009B1 (ja) * | 2016-07-12 | 2017-08-30 | 旭コンクリート工業株式会社 | トンネルの内部構造物 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS451892Y1 (ja) * | 1966-02-28 | 1970-01-27 |
-
1989
- 1989-03-27 JP JP1074401A patent/JP2750443B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02252897A (ja) | 1990-10-11 |
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