JPH0611285Y2 - 建造物の外装用鋼板の構造 - Google Patents
建造物の外装用鋼板の構造Info
- Publication number
- JPH0611285Y2 JPH0611285Y2 JP5915990U JP5915990U JPH0611285Y2 JP H0611285 Y2 JPH0611285 Y2 JP H0611285Y2 JP 5915990 U JP5915990 U JP 5915990U JP 5915990 U JP5915990 U JP 5915990U JP H0611285 Y2 JPH0611285 Y2 JP H0611285Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel plate
- exterior
- building
- arch
- shaped
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建造物の外装用鋼板の構造に関する。
[従来の技術] 近時、複数の下方開口のアーチ状外装用部材を並列に連
結し、内部支柱を省いた建造物が提供されている。そし
て、前記部材は、一般に、直線の部材を連結して製作さ
れている。
結し、内部支柱を省いた建造物が提供されている。そし
て、前記部材は、一般に、直線の部材を連結して製作さ
れている。
[考案が解決しようとする課題] これに対し、断面が上方開口の略V字状の長尺鋼板を上
方に突のアーチ状に曲げ、所要強度を有し軽量な部材を
得ることが研究されている。
方に突のアーチ状に曲げ、所要強度を有し軽量な部材を
得ることが研究されている。
しかし、断面が深い略V字状の鋼板をアーチ状に曲げる
のは、従来の方法では不可能で、したがって、長尺な部
材を得るのは困難であった。
のは、従来の方法では不可能で、したがって、長尺な部
材を得るのは困難であった。
本考案は、断面が深い略V字状でアーチ状の建造物の外
装用鋼板の構造を提供することを目的としている。
装用鋼板の構造を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案による構造は、断面が上方開口の深い略V字状で
両端縁部に下方に曲がるフランジ部が形成され、両斜面
部に上方に突で下方に拡がる複数の突条が放射状に形成
され、前記両フランジ部側が上方に突のアーチ状に形成
されている。
両端縁部に下方に曲がるフランジ部が形成され、両斜面
部に上方に突で下方に拡がる複数の突条が放射状に形成
され、前記両フランジ部側が上方に突のアーチ状に形成
されている。
上記フランジ部には、連結用の複数のボルト孔を穿設す
るのが好ましい。
るのが好ましい。
また、アーチ方向の連結は、別個の連結金具によるのが
好ましい。
好ましい。
[作用] 上記のように構成された建造物の外装用鋼板の構造にお
いて、フランジ部側をアーチ状に曲げたときの両斜面部
における円周方向の半径方向外方と内方との長さの差
は、突条と突条により形成された凹溝のそれぞれの深さ
で吸収される。したがって、断面が深い略V字状で長尺
なアーチ状の外装用鋼板が得られる。
いて、フランジ部側をアーチ状に曲げたときの両斜面部
における円周方向の半径方向外方と内方との長さの差
は、突条と突条により形成された凹溝のそれぞれの深さ
で吸収される。したがって、断面が深い略V字状で長尺
なアーチ状の外装用鋼板が得られる。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図ないし第3図において、外装用鋼板1は、断面形
状が上方開口の深い略V字状に形成されている。その斜
面部2の端縁部には、下方に曲がる円弧状のフランジ部
3が形成され、そのフランジ部3には、中心線Lと平行
な複数の連結用のボルト孔4が穿設され、斜面部2の底
部には、上方に突の突部5が形成されている。
状が上方開口の深い略V字状に形成されている。その斜
面部2の端縁部には、下方に曲がる円弧状のフランジ部
3が形成され、そのフランジ部3には、中心線Lと平行
な複数の連結用のボルト孔4が穿設され、斜面部2の底
部には、上方に突の突部5が形成されている。
そして、斜面部2には、上方に突で下方に拡がる複数の
突条6が放射状に形成されている。したがって、これら
突条6、6・・・により斜面部2には、上方に拡がる複
数の凹溝7、7・・・が放射状に形成されている。
突条6が放射状に形成されている。したがって、これら
突条6、6・・・により斜面部2には、上方に拡がる複
数の凹溝7、7・・・が放射状に形成されている。
そして、外装用鋼板1は、両フランジ部3、3側で突で
半径R1のアーチ状に形成されている。この外装用鋼板
1は、帯鋼板のロール加工により、例えば巾Wが610
mm、高さHが250mm、半径R1が10m、円周長さL
1が約8mに形成される。
半径R1のアーチ状に形成されている。この外装用鋼板
1は、帯鋼板のロール加工により、例えば巾Wが610
mm、高さHが250mm、半径R1が10m、円周長さL
1が約8mに形成される。
したがって、フランジ部3の円周長さL1と、底部の円
周長さL2との差△Lは、 △L=L1{(1−(R2/R1)} であるが、この差△Lは、突条6及び凹溝7の半径方向
内方が大きくなるそれぞれの深さで吸収され、半径R1
のアーチ状の成形が可能となっている。
周長さL2との差△Lは、 △L=L1{(1−(R2/R1)} であるが、この差△Lは、突条6及び凹溝7の半径方向
内方が大きくなるそれぞれの深さで吸収され、半径R1
のアーチ状の成形が可能となっている。
この外装用鋼板1により例えばアーチ状で壁部と天井部
が一体の建屋を施工する際は、円周長さL1の外装用鋼
板1a〜1dを、箇所b、c、dにおいて図示しない連
結金具で連結した部材Aを所用個数製作する。そこで、
部材Aを順次並列に立て、相互の部材A、A・・・のフ
ランジ部3を重ね合せ、図示しない連結ボルトをボルト
孔4、4・・・に挿通して連結し、部材A、A・・・の
両端部a、eを工場打ち、又は現場打ちの鉄筋コンクリ
ート製の溝形枕木状の部材B、Bに埋め込み固定する。
最後に、長手方向の両面に図示しない壁体を取付け、そ
の他の所要施工を行って完工する。
が一体の建屋を施工する際は、円周長さL1の外装用鋼
板1a〜1dを、箇所b、c、dにおいて図示しない連
結金具で連結した部材Aを所用個数製作する。そこで、
部材Aを順次並列に立て、相互の部材A、A・・・のフ
ランジ部3を重ね合せ、図示しない連結ボルトをボルト
孔4、4・・・に挿通して連結し、部材A、A・・・の
両端部a、eを工場打ち、又は現場打ちの鉄筋コンクリ
ート製の溝形枕木状の部材B、Bに埋め込み固定する。
最後に、長手方向の両面に図示しない壁体を取付け、そ
の他の所要施工を行って完工する。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように構成されているので、断
面が深い略V字状でアーチ状の外装用鋼板を容易に製作
することができる。
面が深い略V字状でアーチ状の外装用鋼板を容易に製作
することができる。
この外装用鋼板を連結して得られたアーチ型の建屋は、
施工性が良く、強度的に安定するので、内部支柱を不要
にすることができる。
施工性が良く、強度的に安定するので、内部支柱を不要
にすることができる。
また、建屋の下部に台車を取付け、長手方向に移動する
ことができる。
ことができる。
また、得られた建屋は、強風、積雪、地震、火気などに
対し、強固である。
対し、強固である。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は側面
図、第3図は左半部及び右半部にそれぞれ第2図のA−
A線矢視及びB−B線矢視を示す断面図、第4図は本考
案を実施した外装用鋼板で建屋を施工する態様を説明す
る概略図である。 1……外装用鋼板、2……斜面部、3……フランジ部、
6……突条、7……凹溝
図、第3図は左半部及び右半部にそれぞれ第2図のA−
A線矢視及びB−B線矢視を示す断面図、第4図は本考
案を実施した外装用鋼板で建屋を施工する態様を説明す
る概略図である。 1……外装用鋼板、2……斜面部、3……フランジ部、
6……突条、7……凹溝
Claims (1)
- 【請求項1】断面が上方開口の深い略V字状で両端縁部
に下方に曲がるフランジ部が形成され、両斜面部に上方
に突で下方に拡がる複数の突条が放射状に形成され、前
記両フランジ部側が上方に突のアーチ状に形成されてい
ることを特徴とする建造物の外装用鋼板の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5915990U JPH0611285Y2 (ja) | 1990-06-06 | 1990-06-06 | 建造物の外装用鋼板の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5915990U JPH0611285Y2 (ja) | 1990-06-06 | 1990-06-06 | 建造物の外装用鋼板の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0418118U JPH0418118U (ja) | 1992-02-14 |
JPH0611285Y2 true JPH0611285Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31585412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5915990U Expired - Lifetime JPH0611285Y2 (ja) | 1990-06-06 | 1990-06-06 | 建造物の外装用鋼板の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611285Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-06 JP JP5915990U patent/JPH0611285Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0418118U (ja) | 1992-02-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |