JPH0522437U - 巻取り紙筒状芯管のチヤツク装置 - Google Patents
巻取り紙筒状芯管のチヤツク装置Info
- Publication number
- JPH0522437U JPH0522437U JP1023091U JP1023091U JPH0522437U JP H0522437 U JPH0522437 U JP H0522437U JP 1023091 U JP1023091 U JP 1023091U JP 1023091 U JP1023091 U JP 1023091U JP H0522437 U JPH0522437 U JP H0522437U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chuck
- core tube
- stepped locking
- chuck member
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- Winding Of Webs (AREA)
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】紙を使い終わった後の筒状芯管をチャック部材
から自動的に取外して、巻取り紙の自動入れ替えを自動
化させることを可能とした巻取り紙筒状芯管のチャック
支持装置を提供することを目的とするものである。 【構成】チャック部材3を装着したセンターキャップ6
のチャック部材3の先端傾斜面7に、該傾斜面7に沿っ
て摺動し、かつ周方向に所定の間隔を隔てて複数の段付
き係止爪9を設け、前記チャック部材3の先端傾斜面7
の外周に、前記段付き係止爪9が出没する溝10を備え
た円錐台状のテーパ部材11を摺動可能に被嵌し、前記
チャック部材3のフランジ4と、段付き係止爪9及びテ
ーパ部材11との間に、段付き係止爪9及びテーパ部材
11を、所定の弾性力によりセンターキャップ6側に附
勢する弾性部材12a,12bを介在させて構成したも
のである。
から自動的に取外して、巻取り紙の自動入れ替えを自動
化させることを可能とした巻取り紙筒状芯管のチャック
支持装置を提供することを目的とするものである。 【構成】チャック部材3を装着したセンターキャップ6
のチャック部材3の先端傾斜面7に、該傾斜面7に沿っ
て摺動し、かつ周方向に所定の間隔を隔てて複数の段付
き係止爪9を設け、前記チャック部材3の先端傾斜面7
の外周に、前記段付き係止爪9が出没する溝10を備え
た円錐台状のテーパ部材11を摺動可能に被嵌し、前記
チャック部材3のフランジ4と、段付き係止爪9及びテ
ーパ部材11との間に、段付き係止爪9及びテーパ部材
11を、所定の弾性力によりセンターキャップ6側に附
勢する弾性部材12a,12bを介在させて構成したも
のである。
Description
【0001】
この考案は、巻取り紙筒状芯管のチャック支持装置に係わり、更に詳しくは輪 転印刷機等において使用する巻取り紙を支持する筒状芯管のチャック支持装置に 関するものである。
【0002】
従来、輪転印刷機等において使用するロール状の巻取り紙は、筒状の芯管に巻 取られており、またその重量は1ton 以上もある。 このため、輪転印刷機等においてロール状の巻取り紙を巻出す際、回転かつ一 定のテンションを付与した状態で支持するには、従来から種々の工夫がなされて いる。
【0003】 例えば、特開昭59−26844号公報に開示されている巻取紙チャック装置 は、筒状芯管の両端口金部を支持する構成として、先端部に係合部を備えた支持 軸に、周方向に出没自在な複数の爪を設け、摺動軸を介して係合部材を進退させ て爪を径方向に出没させることにより筒状芯管の両端口金部を支持する構造にな っている。
【0004】
然しながら、上記のような従来の巻取紙チャック装置は、紙を巻出す際には問 題はないが、紙を使い終わった後、筒状芯管を爪を備えた軸から外して自動的に 落下させて取外すことが出来ず、従って巻取り紙の自動入れ替えを自動化させる のが非常に難しいと言う問題があった。
【0005】
この考案は、かかる従来の課題に着目して案出されたもので、紙を使い終わっ た後の筒状芯管をチャック部材から自動的に取外して、巻取り紙の自動入れ替え を自動化させることを可能とした巻取り紙筒状芯管のチャック支持装置を提供す ることを目的とするものである。
【0006】
この考案は上記目的を達成するため、チャック部材を装着したセンターキャッ プのチャック部材の先端傾斜面に、該傾斜面に沿って摺動し、かつ周方向に所定 の間隔を隔てて複数の段付き係止爪を設け、前記チャック部材の先端傾斜面の外 周に、前記段付き係止爪が出没する溝を備えた円錐台状のテーパ部材を摺動可能 に被嵌し、前記チャック部材のフランジと、段付き係止爪及びテーパ部材との間 に、段付き係止爪及びテーパ部材を、所定の弾性力によりセンターキャップ側に 附勢する弾性部材を介在させたことを要旨とするものである。
【0007】
この考案は上記のように構成され、紙を使い終わった後の筒状芯管は、スピン ドルの後退に伴って弾性部材の弾性力によりテーパ部材をセンターキャップ側に 移動させることで、段付き係止爪に支持されていた筒状芯管をテーパ部材のテー パ部によって脱着させることが可能となり、これにより紙を使い終わった後の筒 状芯管をチャック部材から自動的に取外して、巻取り紙の自動入れ替えを可能と することが出来るものである。
【0008】
以下、添付図面に基づき、この考案の実施例を説明する。 図1は、左右一対のチャック部材ユニットの断面図であって、この左右一対のチ ャック部材ユニットにより、所定幅の紙をロール状に巻付けた筒状芯管W(この 実施例では口金が設けてある)の両端口部Xを回転可能に支持するものである。
【0009】 図1において、1はスピンドル、2はスピンドル1の後端側に設けられたブレ ーキユニット、3はスピンドル1の先端側に、フランジ4を介して装着されたチ ャック部材を示している。 前記チャック部材3の先端の端面には、図1〜図3に示すように、ネジ5を介 してセンターキャップ6が装着され、また先端傾斜面7には、周方向に所定の間 隔を隔てて断面T字状で、かつセンターキャップ6側に向かって傾斜するガイド 溝8が形成され、このガイド溝8には、摺動可能な段付き係止爪9がプレート9 aを介して各々設けられている。
【0010】 また、前記チャック部材3の先端傾斜面7の外周には、前記段付き係止爪9が 出没する溝10(図3参照)を備えた円錐台状のテーパ部材11が摺動可能に被 嵌され、前記チャック部材3のフランジ4と、段付き係止爪9のテール部及びテ ーパ部材11の後端面との間には、段付き係止爪9及びテーパ部材11を、所定 の弾性力によりセンターキャップ6側に附勢するコイルスプリング等の径の異な る2本の弾性部材12a,12bが介設されている。
【0011】 前記、チャック部材3が接続されるスピンドル1は、複数の軸受13を介して ケーシング14に回転自在に支持され、またケーシング14はアーム15に支持 されている。このスピンドル1の後端側には、チャック部材3の回転に制動力を 与える前述したブレーキユニット2が取付けられた構成になっている。なお、ブ レーキユニット2は、従来公知のディスクブレーキ等を使用する。
【0012】 前記スピンドル1及びチャック部材3は、ケーシング14に設けられた従動ラ ック16と、ピニオン17とにより、スピンドル1の長手方向に前後移動出来る ように構成されていおり、またケーシング14は、ガイドキーによりアーム15 との間で回転しないように固定されている。 従って、紙をロール状に巻付けた筒状芯管Wの両端口部Xを挟持して支持する 場合には、従動ラック16と、ピニオン17とにより、相対向するスピンドル1 を互いに接近するように作動させて段付き係止爪9及びテーパ部材11により支 持し、また筒状芯管Wの支持を解除する場合には、従動ラック16と、ピニオン 17とにより相対向するスピンドル1を互いに離反するように作動させることで 簡単に取外すことが出来るものである。
【0013】 次に、この考案にかかる左右一対のチャック部材ユニットにより紙をロール状 に巻付けた筒状芯管Wの脱着作動について説明する。 まず、図3の中心線OーO上の断面図に示すように、筒状芯管Wの両端口金部 Xを挟持して支持する場合には、上述したように従動ラック16と、ピニオン1 7とにより、相対向するスピンドル1を互いに接近するように作動させてチャッ ク部材3の段付き係止爪9及びテーパ部材11を両端口金部Xの中心に一致させ て係合させる。そして、上記の駆動機構により更にチャック部材3を接近する方 向に移動させると、図3の中心線OーO下の断面図に示すように、最初に弾性部 材12aで押圧されているテーパ部材11が弾性部材12aの弾性力に抗して後 退し、次いで弾性部材12bで押圧されている段付き係止爪9が溝10から径方 向に露出してきて、その段部で筒状芯管Wの両端口金部Xを内面側から支持する ことになる。この支持した時には、筒状芯管Wの芯出しもテーパ部材11のテー パ効果により同時に行われることになる。
【0014】 この状態で、スピンドル1を介してチャック部材3を回転駆動し、紙を巻出す 操作を行うものであるが、筒状芯管Wがフリー回転して紙の巻出しを防止させる ため、ブレーキユニット2で、回転力に制動を与えながら回転する。 次に、筒状芯管Wから紙の巻出しが終了してロール交換等を行うために、筒状 芯管Wの両端口金部Xをチャック部材3から取外す場合には、従動ラック16と 、ピニオン17とにより相対向するスピンドル1を互いに離反するように作動さ せると、弾性部材12a,12bの弾性力により、常時センターキャップ6側に 附勢されている段付き係止爪9及びテーパ部材11が突出し、挟持していた筒状 芯管Wの両端口金部Xを自動的に解除し、筒状芯管Wは、テーパ部材11のテー パーによってチャック部材3の支持部から自重により自動的に落下することにな る。この結果、ロールの自動段取り替えも容易に行うことが出来、作業性も向上 するのである。
【0015】 また、図4はテーパ部材11の他の実施例を示し、この実施例は、テーパ部材 11を円筒状の筒状部材11aとして、その端面を筒状芯管Wの両端口金部Xに 当接させて支持するもので、支持する作用としては、上記の第1実施例と同様に 従動ラック16と、ピニオン17とにより、相対向するスピンドル1を互いに接 近するように作動させてチャック部材3の段付き係止爪9及び筒状部材11aを 両端口金部Xの中心に一致させて係合させる。そして、上記の駆動機構により更 にチャック部材3を接近する方向に移動させると、図4の中心線OーO下の断面 図に示すように、最初に弾性部材12aで押圧されている筒状部材11aが弾性 部材12aの弾性力に抗して後退し、次いで弾性部材12bで押圧されている段 付き係止爪9が溝10から径方向に露出してきて、その段部で筒状芯管Wの両端 口金部Xを内面側から支持するものである。
【0016】 なお、その他の構成は、上記第1実施例と同一であるので、同一符号を付して 説明は省略する。 また、上記の実施例では、筒状芯管Wは両端に口金部Xを備えている場合につ いて説明したが、この実施例に限定されず、口金部Xを備えていない筒状芯管W に実施出来るのは勿論である。
【0017】
この考案は、上記のようにチャック部材を装着したセンターキャップのチャッ ク部材の先端傾斜面に、該傾斜面に沿って摺動し、かつ周方向に所定の間隔を隔 てて複数の段付き係止爪を設け、前記チャック部材の先端傾斜面の外周に、前記 段付き係止爪が出没する溝を備えた円錐台状のテーパ部材を摺動可能に被嵌し、 前記チャック部材のフランジと、段付き係止爪及びテーパ部材との間に、段付き 係止爪及びテーパ部材を、所定の弾性力によりセンターキャップ側に附勢する弾 性部材を介在させたので、紙を使い終わった後の筒状芯管をチャック部材から自 動的に取外して、巻取り紙の自動入れ替えを自動化させることが出来、安全に、 しかも効率良くロールの交換を行うことが出来る効果がある。
【図1】左右一対のチャック部材ユニットの断面図であ
る。
る。
【図2】チャック部材の拡大断面図で、中心線OーOよ
り上側は、筒状芯管の両端口金部を挟持する前の状態、
中心線OーOより下側は、筒状芯管の両端口金部を挟持
した後の状態を示す断面図である。
り上側は、筒状芯管の両端口金部を挟持する前の状態、
中心線OーOより下側は、筒状芯管の両端口金部を挟持
した後の状態を示す断面図である。
【図3】チャック部材の側面図である。
【図4】筒状部材の実施例を示す断面図で、中心線Oー
Oより上側は、筒状芯管の両端口金部を挟持する前の状
態、中心線OーOより下側は、筒状芯管の両端口金部を
挟持した後の状態を示す断面図である。
Oより上側は、筒状芯管の両端口金部を挟持する前の状
態、中心線OーOより下側は、筒状芯管の両端口金部を
挟持した後の状態を示す断面図である。
1 スピンドル 2 ブレーキ
ユニット 3 チャック部材 4 フランジ 6 センターキャップ 7 先端傾斜
面 9 段付き係止爪 10 溝 11 テーパ部材 12a,12b 弾性部
材 W 筒状芯管 X 両端口部
ユニット 3 チャック部材 4 フランジ 6 センターキャップ 7 先端傾斜
面 9 段付き係止爪 10 溝 11 テーパ部材 12a,12b 弾性部
材 W 筒状芯管 X 両端口部
Claims (1)
- 【請求項1】 所定幅の紙をロール状に巻付けた筒状芯
管の両端口部を、回転かつ互いに接近離反可能な左右一
対の相対向するスピンドルの先端に装着されたチャック
部材により支持するように構成した巻取り紙筒状芯管の
チャック装置において、前記チャック部材を装着したセ
ンターキャップのチャック部材の先端傾斜面に、該傾斜
面に沿って摺動し、かつ周方向に所定の間隔を隔てて複
数の段付き係止爪を設け、前記チャック部材の先端傾斜
面の外周に、前記段付き係止爪が出没する溝を備えた円
錐台状のテーパ部材を摺動可能に被嵌し、前記チャック
部材のフランジと、段付き係止爪及びテーパ部材との間
に、段付き係止爪及びテーパ部材を、所定の弾性力によ
りセンターキャップ側に附勢する弾性部材を介在させた
ことを特徴とする巻取り紙筒状芯管のチャック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1023091U JP2524221Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 巻取り紙筒状芯管のチャック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1023091U JP2524221Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 巻取り紙筒状芯管のチャック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522437U true JPH0522437U (ja) | 1993-03-23 |
JP2524221Y2 JP2524221Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=11744488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1023091U Expired - Lifetime JP2524221Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 巻取り紙筒状芯管のチャック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524221Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0730245U (ja) * | 1993-11-15 | 1995-06-06 | 株式会社金田機械製作所 | 巻取紙の回転支持装置 |
IT202000027420A1 (it) * | 2020-11-16 | 2022-05-16 | Aetna Group Spa | Sistema per rimuovere una bobina di film |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP1023091U patent/JP2524221Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0730245U (ja) * | 1993-11-15 | 1995-06-06 | 株式会社金田機械製作所 | 巻取紙の回転支持装置 |
IT202000027420A1 (it) * | 2020-11-16 | 2022-05-16 | Aetna Group Spa | Sistema per rimuovere una bobina di film |
WO2022101838A1 (en) * | 2020-11-16 | 2022-05-19 | Aetna Group S.P.A. | Wrapping machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2524221Y2 (ja) | 1997-01-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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