JPH0522405U - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

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JPH0522405U
JPH0522405U JP7765991U JP7765991U JPH0522405U JP H0522405 U JPH0522405 U JP H0522405U JP 7765991 U JP7765991 U JP 7765991U JP 7765991 U JP7765991 U JP 7765991U JP H0522405 U JPH0522405 U JP H0522405U
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movable arm
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送する際に、基板の表面を傷付けないコン
パクトな基板搬送装置を提供することを目的とする。 【構成】 基板を保持して所定方向に移動するチャック
20と、このチャック20を移動可能に保持する可動ア
ーム11と、この可動アーム11をさらに移動可能に保
持するアーム基体12と、このアーム基体12を少なく
とも上下方向に駆動するための基台13とからなり、前
記チャック20は、その移動過程において、前記基板の
所要面が上方に向くように傾けて当該基板を保持すると
共に当該基板の離着の際には該基板が垂直の状態になる
ような揺動機構23、24を備え、さらにチャック20
は、可動アーム11に設けられたタイミングベルト17
により前記アーム基体12に機械的に連結されたことを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、基板の搬送装置、特に半導体基板や、液晶用またはフォトマスク用 ガラス基板などの薄板状基板(以下、単に「基板」という。)を所定位置に搬送 するための基板搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
図5は従来の基板搬送装置の概要を示す図である。
【0003】 基板搬送装置1は、キャリア保持部2とこれを水平方向に移動可能に保持する アーム3と、このアーム3を上下方向に移動可能に保持する基台4とからなる。 このキャリア保持部2は、把持爪5aを有する把持部5とこれを水平に支持する ヘッド6からなっており、図示しない駆動手段によって水平方向に移動させられ る。
【0004】 アーム3は、基台4に設けられた駆動手段により上下方向に移動されるように なっており、さらに基台4は、車輪4aを介してレール7の上に載置されており 、図示しない駆動装置により図面と垂直な方向に駆動されるよういなっている。
【0005】 また、8は基板収納棚であり、各収納棚8aには、内部に25枚程度の基板9 を垂直に整列させて収納しているキャリア(基板搬送用容器)10が収納されて いる。
【0006】 このキャリア10内部は、図6に示すようにガイド溝10aが一定のピッチで 複数平行に設けられており、基板9の外縁がこのガイド溝10aに挿入されて、 一定の間隔をおいて垂直に整列したまま収納されるようになっている。
【0007】 なお、10bは、保持部2の把持爪5aを矢印方向に移動させてキャリア10 を把持するための鍔である。
【0008】 このような従来の搬送装置1において、基板収納棚8に収納されたキャリア9 を取り出す場合には、まず、基台4をレール7に沿って所定位置に移動し、それ からアーム3を目的の収納棚8aの位置まで上昇させ、その後ヘッド6を収納棚 8a方向へ前進させてから、把持爪5aで2個のキャリア10を同時に把持する 。
【0009】 その後、アーム3を少し上昇させて、キャリア10の底を収納棚8aから浮か し、ヘッド6をもとの位置に後退させてから、所望の位置に搬送する。
【0010】 また、キャリア10を収納棚8aに収納する場合は、上述と逆の動作をするよ うになっている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の基板搬送装置1においては、次のような問題点があった 。
【0012】 (1)保持部2がキャリア10を保持して前進・後退移動をする際に、キャリ ア10内に収納されている基板9の処理面が傷付くおそれがある。
【0013】 詳しく述べれば上述のように、基板9は、その外縁が、キャリア10内部のガ イド溝10a(図6)に挿入され、相互に一定の隙間をもって整列収納されてい るが、当該ガイド溝10aは基板9を挿入しやすいようにある程度の余裕をもっ て形成されており、急激にキャリア10を移動させると、その反動で基板9の外 縁が該ガイド溝内側面にぶつかって、その部分を痛め、最悪の場合には、基板9 同士がぶつかり、大切な基板の処理面を傷付けるおそれがあった。
【0014】 また、キャリアを用いずに、複数のガイド溝を有する把持爪で直接基板を把持 して移動する場合にも同様な問題が生じていた。
【0015】 (2)今後、基板の径はさらに大型化する傾向にあり、収納スペースの拡大が 要求されているが、従来の基板搬送装置は図5に示すように大変場所をとるため 、収納スペースを大きくすることが困難であった。
【0016】 すなわち、従来の基板搬送装置1の奥行きは、保持部2の移動に要する距離d 1 とヘッド6の幅d2 および基台の幅d3 が直列に並ぶため、かなりのスペース を要するものであった。
【0017】 また、基板搬送装置1の後方にも基板収納棚を設けたい場合には、基台4の垂 直部1aを、別途設けた回転駆動手段により180度回転させるか、もしくはア ーム部3と同様なアーム部をもう一つ設けて、基台4の垂直部1aの後方に突出 させて付設しなければならなかった。どちらにしても余分なコストがかかるだけ でなく、従来の倍のスペースととるため、ますます省スペース化に反するものと なる。
【0018】 本願考案は、上述のような従来の基板搬送装置における問題点を解消し、移動 時に基板の処理面を傷付けないで、しかもコンパクトな基板搬送装置を提供する ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案にかかる基板搬送装置は、 基板を保持して所定方向に移動する保持部と、 この保持部を支持するアーム部と、このアーム部を少なくとも上下方向に駆動 するための基台とからなり、 前記保持部は、その移動過程において、前記基板の所要面が上方に向くように 傾けて当該基板を保持すると共に当該基板を所定位置に離着させる際に該基板が 垂直の状態になるような揺動機構を備えることを特徴とし、 さらに、前記アーム部の構造は、 前記保持部を移動可能に保持する可動アームと、 前記可動アームを移動可能に保持すると共にその側部で前記基台に上下方向に 駆動可能に保持されたアーム基体と、 前記アーム基体に対し前記可動アームを移動させるための駆動手段と、 可動アームに設けられ、一方の側が前記保持部に係合し、他方の側が前記アー ム基体に係合するベルト機構と、 を備え、 前記揺動機構は、前記保持部と可動アームの間に設けられたカム機構であるこ とを特徴とする。
【0020】 なお、本明細書において「基板を保持する」という表現は、従来例で示したよ うに、基板を、その収納したキャリアを介して間接的に保持する場合と、キャリ アを介せず保持部に設けられた、内面にガイド溝を有する把持手段で直接基板を 保持する場合との両者を含むものとする。
【0021】
【作用】
第1の考案によれば、保持部で保持して基板を移動させる際に、基板の所要の 面が上方に向くように傾けて保持し、所定位置に基板を載置もしくは受け取ると きにのみ水平になるように保持部の傾きを制御する揺動機構を設けているので、 保持部が急激に移動したり、または、搬送途中に振動が加わっても、当該基板は 傾いて寝かされた状態になっており、その状態のまま安定に保持される。
【0022】 また、基板を所定位置に載置し、もしくは所定位置から離脱させて保持すると いうような、基板の所定位置への離着の動作の際には、当該基板が垂直な状態に なるので、所定位置への設置および取り出しが円滑に行える。
【0023】 また、第2の考案によれば、前記アーム部は、保持部と可動アーム、可動アー ムとアーム基体の2段階の移動部分を備え、該保持部とアーム基体は、前記第1 のアームに設けられたベルト機構の相対する部分において機械的に連結されてい るので、可動アームをxだけ移動すると2xだけ、保持部が前方に移動するので 、スペースをあまりとらなくて済む。また、アーム基体がその側部で基台の垂直 部に保持されるので、従来の基板搬送装置におけるd3 (図5)がd1 と重なる ことになって短縮される共に可動アームの移動方向に制限がなくなり、これを後 方に移動することにより、把持部がこれに追従して後方に送られ、スペースをコ ンパクトにしながら後方への搬送も実現できる。
【0024】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案にかかる基板搬送装置の一実施例を詳細に説明す るが、本考案の技術的範囲がこれによって限定されるものではないことはもちろ んである。
【0025】 図1は本実施例の基板搬送装置の主要部であるアーム部を側面から見た図であ り、図2は図1のA−A線における断面をより詳細に示した図である。
【0026】 なお、図1においては、説明の都合上、図2におけるレール保持板11cなど は省略されると共に基台13は一点鎖線で示されている。
【0027】 図1において、11は、可動アームであり、フレーム状に形成されており、ア ーム基体12と共にアーム部を形成している。
【0028】 この可動アーム11に直接付設されたレール11a、およびレール保持板11 cを介して付設されたレール11bが、アーム基体12に設けられたガイド溝1 2a、12b(図2)のそれぞれに係合しており、これにより可動アーム11が アーム基体12に対して、水平方向に摺動可能に保持される。
【0029】 アーム基体12には、その直交する方向に取付部材12cが付設されており、 この取付部材12cは、基台13に上下方向に摺動可能に保持されると共に、基 台13内部に懸架された駆動ベルト13aにピン12dにより連結されている。 該駆動ベルト13aは図示しない駆動手段により上下方向に駆動され、これによ りアーム基体12が上下方向に駆動される。 アーム基体12には、駆動モータ14が取り付けられ、この駆動モータ14の 回転軸には、ピニオン14aが取り付けられている。
【0030】 一方、可動アーム11の内部底面には、ラック15が、該可動アーム11の長 手方向に付設されており、前記ピニオン14aがこのラック15に噛合し、駆動 モータ14の回転により、可動アーム11が、水平方向に自在に駆動されるよう になっている。
【0031】 可動アーム11内部上方には、取付金具16aを介してプーリ16が回転可能 に取り付けられ、このプーリ16には、タイミングベルト17が掛けられており 、後述のベルト機構を実現する。
【0032】 なお、このタイミングベルト17は、通常のベルトを使用することも可能であ るが、駆動精度を保つため、伸縮性の少ないものを使用することが望ましい。
【0033】 可動アーム11の上面には、ガイドレール18(図2)が該可動アーム11の 長手方向に沿って設けられており、このガイドレール18に係合金具19が摺動 可能に噛み合っている。該金具19上部には、基板保持部であるチャック20の 揺動軸21を回転可能に保持する支持部材22が固着されている。
【0034】 チャック20は、図3に示すような形状をしており、揺動軸21にはL字型金 具20a,20bがキャリア10の幅より少し広い間隔をおいて向かいあって付 設され、L字部20c,20dをキャリア10の鍔10bに引っ掛けて持ち上げ て保持するようになっている。それぞれのL字部20c,20dの端には、チャ ック20が後述のカム機構により揺動したときにキャリア10が、ずれたり、滑 り落ちたりしないようにするため滑止め20eが設けられている。
【0035】 上記揺動軸21のL字型金具20a,20bからなるチャック部と反対の方向 には、揺動アーム23が所定の角度で固定されており(図1)、この揺動アーム 23は、引っ張りバネ23aにより左回転方向に付勢されている。また揺動アー ム23の先端には、車輪23bが回転可能に支持されている。
【0036】 一方、可動アーム11上面には、前記ガイドレール18と平行にカム用レール 24が設けられており、前記揺動アーム23の車輪23bがその上面に当接して 回転する。
【0037】 該カム用レール24は、中央部に高部24a、左右両端部にスロープ24b、 24d、および底部24c、24eを備えており、一方、揺動アーム23は上述 のように引っ張りバネ23aにより左回転方向に付勢されているので、これによ り揺動アーム23が上記カム用レール24の形状に常に追随して揺動し、カム機 構が形成される。
【0038】 このカム機構は、車輪23bがカム用レール24の高部24aに当接している ときは、図1に示すようにチャック20が若干右方向に傾き、保持部が可動アー ム11の端に移動し車輪23bが底部24c、24eに当接すると、チャック2 0が水平になるように調整されている。
【0039】 また、前記支持部材22は、金具17aにより前述のタイミングベルト17の 上側に連結され、一方、タイミングベルト17の下側は、金具17bによりアー ム基体12に固定されて所定のベルト機構が形成されている。
【0040】 このような、ベルト機構による動作を図4の概略図によって次に説明する。
【0041】 ピニオン14aが、可動アーム11の中点Mの位置にある場合を初期位置とし た場合(図4a)を考えると、ピニオン14aをP方向に回転駆動することによ り、これに噛合したラック15が左方向(前方)に送られ、これにより可動アー ム11が左方向に移動する。一方、タイミングベルト17の下側は、アーム基体 12に固定されている(E点)ので、タイミングベルト17自身は移動しないが 、可動アーム11に取り付けられたプーリ16が移動するので、該E点とチャッ ク20の位置C点が、可動アームの移動量だけ相対的に変化し、結果的に図4b に示すように可動アーム11がxだけ左方向に移動すれば、チャック20は2x 左方向に移動することになる。また、この際、上述したカム機構(図1)により 、図4aで右方向に傾いていたチャック20が、左端に来ると図4bに示すよう に水平になるので、保持されている基板9が垂直の状態になり、この状態で所定 位置に載置され、もしくは所定位置から離脱保持される。
【0042】 これにより、基板の所定箇所への離着が自然に行え、基板にショックを与える ことがなくなる。
【0043】 チャック20を右方向(後方)に移動させる場合には、ピニオン14aをQ方 向に回転駆動させ、以後上述と同じ原理によりチャック20が後方に移動される (図4c)。
【0044】 本実施例においてはアーム部は基台13の側部に取り付けられ、しかもチャッ ク20は可動アーム11と重なって平行に取り付けられているので、従来の基板 搬送装置におけるd2 、d3 (図5)が、基板保持部の移動距離d1 に重なるこ とになり、該搬送装置の奥行きは実質上可動アーム11(=基板保持部の移動距 離d1 )の長さだけでよいことになって、従来に比べ大変コンパクトになると共 に、図4cに示すように後方へチャック20を移動させることもでき、基板9を 基台13後方に搬送することを可能ならしめる。
【0045】 なお、チャック20を一方の方向しか移動する必要がない場合には、カム用レ ール24の前記移動方向と反対側のスロープ、および底部は不要である。
【0046】 また、移動中のチャック20の向きを左方向に傾かせてもよく、この場合には カム用レール24の中央部を低くして両端部を高くするか、あるいは、揺動アー ム23の車輪23bが、右上方向からカム用レール24に当接するように形成す ればよい。
【0047】 また、アーム基体12を基台13に対して上下方向に駆動する手段は、図2に 示したようなベルト駆動機構に限らず、公知のネジ送り機構やその他のアクチュ エータ機構でもよく、また、基台13を水平方向に駆動する手段は、従来のよう りレール上の車輪を駆動するものや、その他の公知の直線方向駆動手段により随 時実施可能なものなので、本明細書では特に説明をしない。
【0048】 次に、本実施例の基板搬送装置によって基板を保持し搬送する際の動作につい て説明する。
【0049】 まず、基台13を移動させて、可動アーム11が目的の収納棚8a(図5)の 前に来るようにし、チャック20のL字部20c、20dの高さが、キャリア1 0の鍔10b(図6)の下面より滑止め20eの高さ以上に低くなるように、該 アーム基体12を上下駆動する。次に可動アーム11を駆動させて、チャック2 0を前方に移動し、L字部20c,20dをキャリア10の両側の鍔10b下方 に挿入する。
【0050】 このとき車輪23bは、ガイドレール24の底部24に当接しているので、チ ャック20は上述のように水平の状態であり、この状態で、アーム基体12を上 方に駆動すると、キャリア10の両端の鍔10bがL字部20c,20dに係合 し、キャリア10がチャック20と共に上昇して、底面が収納棚8aから離れた 状態になる。このとき、キャリア10は水平に保たれているので、キャリア10 に収納された基板9は垂直に保持され、上昇の際にガイド溝10a内でガタつい て傷付くことなく、円滑に保持できる。
【0051】 次に、可動アーム11を後退するとチャック20もタイミングベルト17の働 きにより、該可動アーム11上を後退してゆき、揺動アーム23の車輪23bが スロープ24bを経て、高部24aに当接し、チャック20が右方向に傾く、こ のためキャリア10内に収納された基板は、その外縁が各ガイド溝10aの右内 側面に当接し寝かした状態になるので、可動アーム11の移動速度が速くても、 基板が反対方向に倒れてその外縁が、ガイド溝10aの左内側面にぶつかって傷 付いたり、また、基板同士がぶつかりあって処理面を傷付けるようなことは起こ らない。なお、スロープ24bは、チャック20が水平状態から急激に右方向に 傾き、その反動で基板が傷付くのを割けるために設けられており、可動アーム1 1の移動速度が速ければ速いほど、上記スロープ24bをなだらかに形成するこ とが望ましい。
【0052】 チャック20に保持されたキャリア10を収納棚8aに載置する場合は、上述 の逆の動作となるので説明は省略される。
【0053】 なお、本実施例では、可動アーム11の駆動手段として、ピニオン14aとラ ック15の組み合わせを使用したが、この代わりにチェーンとプーリの組み合わ せによる直線駆動を利用しても、その他の公知の直線駆動を採用できるものであ る。
【0054】 本実施例では、チャック20の揺動機構として、ガイドレール24と揺動アー ム23によって形成された簡単なカム機構の例を示したが、該揺動機構の構成は 、これに限定されるものではなく、例えば、アーム部が、本願のように水平方向 でなく、任意の方向に移動できる搬送装置については、チャック20に角度セン サを設置すると共に揺動軸21に回転駆動手段を付設し、該角度センサにより回 転駆動手段をフィードバック制御して、チャック20が移動中には、キャリア1 0が水平方向に対して一定角度傾くように制御し、キャリア10を収納棚8aに 載置、もしくは引き出すときにキャリア10が水平の状態になるように制御して 構成することも可能である。
【0055】 また、本実施例では、チャック20として、キャリア10の鍔10aにL字部 20c,20dを係合させる簡易な方式を説明したが、もちろん従来技術のよう に把持爪を設けてこれを駆動して挟持するようにしてもよいし(実開平1−79 838号公報)、キャリア10に取っ手を設けてこれに鉤状のチャックを引っ掛 けるようにしてもよく(特開昭60−137718号公報)、本考案の趣旨に反 しない範囲でキャリアを把持することができる公知の全ての方式のチャックを採 用することができる。
【0056】 また、キャリア10を介さずに、直接基板をチャックで把持して搬送する方式 のもの(特開平2−76227号公報)にも、採用することができる。
【0057】 このようなチャックにもその内面にガイド溝が複数設けられており、基板の外 縁に傷を付けないようにして下方から該チャックで支持し、基板の自重により、 当該ガイド溝に保持されるようになっているのが通常であり、当該保持部分より 上方は、当該ガイド溝に余裕をもって挿入されているのみであって、上述のキャ リア10に収納する場合と同様、当該チャック移動時にガイド溝内でぐらついて 傷付くという問題が生じるからである。
【0058】 なお、本実施例においては、チャック20は、可動アームの移動方向に対して 直交する軸の回りに揺動するように形成しているが、これは、該基板を基板処理 装置になどに搬送する場合、基板が該処理装置に対して平行になるように載置す る必要があり、従って、基板はチャック20の移動方向に対して直交する方向に 保持したほうが設置しやすいからにほかならない。
【0059】 要するに、本考案の趣旨は、基板の面と直交する方向に該基板を移動させる場 合に、基板保持部を揺動させて該基板の所要面が上方に向くように傾け、かつ、 所定位置に基板を離着させるときにのみ水平になるような揺動機構を設けた点に あるのであって、基板保持部の揺動方向は、その移動方向によって規制されるも のである。
【0060】 また、アーム基体12の駆動は、上下方向の直線駆動のみならず、これを回転 駆動するものであってもよく、また両者を組み合わせたものでもよい。
【0061】
【考案の効果】
本考案にかかる基板搬送装置は、上述のように基板の外縁をガイド溝に挿入し て搬送する場合において、当該基板の面と直交する方向に該基板を移動させる場 合に、基板保持部を揺動させて該基板の所要面が上方に向くように傾け、所定位 置に基板を離着させるときにのみ水平になるような揺動機構を設けたので、保持 部が急激に移動したり、または、搬送途中に振動が加わっても、当該基板は傾い て寝かされた状態になっており、その状態のまま安定に保持され、相互にぶつか りあって傷が付くようなことがない。また、この場合に基板の処理面が上方にく るようにしておけば、当該処理面の外縁のガイド溝に当接する部分も少なくなり 、処理面を傷付けることなしに安全に保持搬送することが可能になる。
【0062】 また、基板が所定位置に載置され、もしくは所定位置から離脱されて保持部に 保持される際には、当該基板が垂直な状態になっているので、所定位置への設置 および取り出しが円滑に行える。
【0063】 また、さらに、本基板搬送装置のアーム部は、保持部と可動アーム、可動アー ムとアーム基体の2段階の移動部分を備え、該保持部とアーム基体は、前記第1 のアームに設けられたベルト機構の相対する部分において機械的に連結されてい るので、可動アームの移動量の2倍保持部が前方に移動し、アーム部に関するス ペースをあまりとらなくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる基板搬送装置のアー
ム部を側面から見た概要図である。
【図2】図1におけるA−A断面詳細図である。
【図3】図1の実施例におけるチャックの構造を示す斜
視図である。
【図4】図1の実施例におけるチャックの移動の動作を
説明する図である。
【図5】従来の基板搬送装置を示す図である。
【図6】基板を収納して搬送するためのキャリアの斜視
図である。
【符号の説明】
11 可動アーム 12 アーム基体 13 基台 14 駆動モータ 14a ピニオン 15 ラック 16 プーリ 17 タイミングベルト 20 チャック 21 揺動軸 22 支持部 23 揺動アーム 24 カム用レール

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持して所定方向に移動する保持
    部と、 この保持部を支持するアーム部と、このアーム部を少な
    くとも上下方向に駆動するための基台とからなり、 前記保持部は、その移動過程において、前記基板の所要
    面が上方に向くように傾けて当該基板を保持すると共に
    当該基板を所定位置に離着させる際に該基板が垂直の状
    態になるような揺動機構を備えることを特徴とする基板
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記アーム部は、 前記保持部を移動可能に保持する可動アームと、 前記可動アームを移動可能に保持すると共にその側部で
    前記基台に上下方向に駆動可能に保持されたアーム基体
    と、 前記アーム基体に対し前記可動アームを移動させるため
    の駆動手段と、 可動アームに設けられ、一方の側が前記保持部に係合
    し、他方の側が前記アーム基体に係合するベルト機構
    と、 を備え、 前記揺動機構は、前記保持部と可動アームの間に設けら
    れたカム機構であることを特徴とする、請求項1記載の
    基板搬送装置。
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